平沼がお山の大将に固執すれば、新党は、与謝野との対立が必至?
2010年 04月 10日
小沢一郎氏に関心のある人は、1本めの方が興味深いかも?
最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
<注・これは今日、新党の記者会見が行なわれる前に書いた
ものです。>
今日10日には、与謝野・平沼新党「たちあがれ日本」発足の
記者会見が行なわれる予定なのだけど・・・。
実のところ、mewは、この新党を、チョット残念な&寂しい
気持ちで見ている。(ノ_-。)
というのも・・・、以前からブログに書いているように、与謝野
馨氏というのは、mewにとって、自民党の中では、ごヒイキの
タイプの政治家だったし。<昔、たまたま某所で目撃した時も、
選挙運動中でもない、ふつ~の場所ながら、実に低姿勢で丁重な
態度だったので、それにも好感を抱くところがあった。(・・)>
また、平沼赳夫氏は、このブログの常連(?)であるように、
mewが、日本会議系の超保守派のリーダー格として、特に注目
をしていた政治家だったからだ。(**)
<mewは、日本を彼らの国家観に沿った国にしたくはないので、
大天敵視しているものの、ひとりの政治家として、かつての平沼氏
の品格や信念の強さは評価&敬服する部分があった。_(。。)_>
* * * * *
ちなみに、世間では、この新党参加者が高齢であることが取り
沙汰されていて。シルバー政党などと揶揄する声もあるのだけど。
mewは、彼らが高齢であることは、きちんと仕事をする体力、
能力がある限り、全く気にしていない。
近時の70~80歳台の中には、mewよりもよ~っぽど元気&
精力的な人たちが少なくないし。他の職もそうだけど、特に政界と
いうのは、これまで色々と見聞して来たことや、様々な経験、実績
を活かせる場&そういう人たちが必要な場だと思うからだ。(**)
<個人的には、特に政治家は、若けりゃいいってもんじゃないと
思うし。最近の50以下の人たちの言動を見ていると、果たして、
この人たちに大事な国政を委ねていいのか、不安に思うことの
方が多いかも?^^;>
まあ、国政に携わる政治集団であることを思うと、老壮青男女が
そろっていた方がいいには違いないけれど。
それこそ、彼らには開き直って、「地域のシルバー人材センター
と同じように、自分たちの経験や力を活用するようなシルバー政党
にしたい」と宣言して欲しいぐらいに思うところさえある。
また、与謝野氏は喉頭がんを、平沼氏は脳梗塞を患いながら、
大変な治療(手術)やリハビリを経て、政界に復帰したわけで。
その意欲&努力にも敬意を表したいし。彼らが、ここで、自分の
政治的な目標を達成せんとして、立ち上がろうとしたこと自体は、
素晴らしいことだと思っている。(・・)
* * * * *
そして、もし与謝野氏が別の形で、保守リベラルの新党を作った
なら、mewはチョットは応援したかも知れないし。<mewは、
もともと消費税アップには反対の立場ではないしね~。(・・)>
もし平沼氏が、バリバリの超保守(真正保守)政党を作ったなら、
mewは「さすが、平沼」と評価すると共に、「よし、この大天敵
政党と戦うぞ~」というワクワク感&高揚感を覚えて、かなり
燃えるところがあったのではないかと思うのだけど・・・。(@@)
でも、誰が見ても、この2人が、一緒に新党を組むことには、
かなりのムリがあるのだ。(-"-)
それこそ両者と交流のある亀井静香氏が、「(平沼氏とは)
郵政民営化反対で同一歩調をとってきたし、お互いに積極財政派
でもあったから、与謝野さんとは逆の立場だ。きょとーんとして
いる」と言ったそうだけど。
この話をきいて「きょと~ん」どころか「あちゃ~」「あぜ~ん」
とした人は、かなりいたのではないだろうか?(~_~;)mew,too.
それゆえ、折角、平沼氏、与謝野氏という2人の優秀な政治家
が新党を作るという話が出ても、政界でも、マスコミや国民から
もほとんど期待されず。<国民の多くは、期待以前に、関心すら
抱いていないかも?^_^;>
2人ともまるで、もう政界では役目が済んでしまった人であるか
のように扱われて、後輩たちもついて行かず。(-"-)
そのことを思うと、何だか残念&寂しい気持ちになってしまう
mewなのである。_(._.)_
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そして、mewは、おそらく今の状況のままでは、近いうちに
党内で対立&勢力争いが始まる可能性が大きいように思うし。
それが高じれば、やがて分裂してしまう可能性もあるのではないか
と思っている。(**)
何故なら、今週『平沼新党、結成の危機?+平沼が「代表」&
改憲を主張・・・』という記事にも書いたのだけど。
それぞれ政治理念が違うからこそ、お互いに尊重し合って、
ある程度譲り合って行かなければ、党内の協調が保てないと
思われるのに。
だからこそ、あのワンマン石原慎太郎氏が懸命に間にはいって、
何とか2人&他の議員たちをまとめようとしているのに。
平沼赳夫氏が、何とかして、自分がこの党のTOPの座に
ついて、主導権をとろうと懸命になっているからだ。(ーー゛)
* * * * *
mewは、正直なところ、平沼赳夫氏が、ここまで「お山の
大将」になりたい人だとは思っていなかった。(**)
上述の記事にも少し書いたのだが。この新党に鳩山邦夫氏
が参加できなくなった理由の一つは、平沼赳夫氏が、鳩山氏が
目立つことを嫌ったからだという。
産経新聞6日には、この件とに関して『新党は邦夫氏外し…
早くもきしみ?平沼・与謝野氏』という新たな記事が出ていた。
『平沼氏が鳩山氏入党に抵抗したのは、鳩山氏が兄の鳩山由紀夫
首相と同じく実母から多額の資金を提供されたため、新党結成
当初から問題を抱えることを警戒しているためだ。鳩山氏が事前
の相談もなく自民党を飛び出し新党結成を宣言したことにも、
平沼氏側からは「『鳩山新党』を作ろうとしている」との不満が
噴出した。
与謝野氏側は、国会論戦で鳩山首相を追及したときに協力を
得た邦夫氏を「仲間」として扱おうとしてきたが、断念せざるを
えない状況になった。』
* * * * *
そして、結局、新党から外されてしまった鳩山邦夫氏は、こんな
発言をしている。
『~邦夫氏反省「龍馬をやりたい、言いすぎだった」~
無所属の鳩山邦夫・元総務相は8日、新党「たちあがれ日本」
への参加を断念した経緯に関し、記者団に「『舛添要一・前厚生
労働相、与謝野馨・元財務相をくっつけるぞ』と言いすぎた。
坂本龍馬発言で反発が出た」と反省の弁を語った。
鳩山氏は、新党参加者と打ち合わせを続けていたとしたうえで、
「メンバーとだんだんずれ、私は一緒に『たちあがる日本』では
なかった」と述べた。今後については「(新党参加も)十二分に
ありうるし、選択肢を幅広く持って、お国に役に立つ道を模索する」
と語った。
鳩山氏は先月の自民党離党届提出前後に、「(舛添氏ら)みな
が一緒にやれるよう、私は坂本龍馬をやりたい」などと語って
いた。<読売新聞8日>』
mewは、鳩山氏が、離党時に平沼氏のことについてはほとんど
語らず<その存在を軽視して?>、「日本一頭のいい政治家与謝野
馨、国民の人気が高い舛添要一を結び付けることができたら最高
だ」と述べてしまったことも、平沼氏の不快感を買ったのではないか
と思うところがあるのだけど。^_^;
何か色々な報道を見ているうちに、本当にそうなのかも知れない
と思うようになって来ている。(~_~;)
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当初は、平沼氏と与謝野氏が共同代表になると言われていたの
だが。この件も2転、3転した。^^;
『「新しい政党の代表は私がなることになっている」
平沼氏は5日午前、都内の個人事務所前に詰めかけた報道陣
にこう強調した。そこには、新党立ち上げのもう一方の主役、
与謝野氏への対抗心があった。
与謝野氏は3日に自民党離党届を提出後、新党結成の時期や
目指す理念、参院選への対応方針などを記者団の前やテレビ番組
で披露、報道も「与謝野新党」との文言が先行した。
しかし、個人事務所を党本部事務所として提供し、資金面でも
勝る平沼氏にとっては不快な話だった。
このため、平沼、与謝野両氏の「共同代表」という当初の構想
から、与謝野氏が譲歩する形で決着した。<産経新聞6日>』
* * * * *
しかし、与謝野氏も、ホンネを言えば、平沼氏が単独で代表に
なるのは、面白くないだろう。(-"-)
2人は、麻布高校3年の時に同じクラスになったことから、
知り合ったのだが。でも、本当は与謝野氏が1つ年上の先輩で、
父の仕事の都合で外国に行っていたことから、学年が1つ落ちて、
同級生になっただけなのだ。(・・)
衆院の初当選も、与謝野氏の方が4年早い。<ただし与謝野氏
は落選経験もあって、通算10期。平沼氏は連続10期当選。>
それに、もしかしたら、与謝野氏は、自分の方が平沼氏よりも
経済や法学、政治学に関して見識があって、有能だと思っている
ところもあるかも知れないし。
平沼氏ばかりが目立つ新党では、政界でも国民からも広い層に
支持されなくおそれがある。^^;
* * * * *
そこで、8日の会合で、もう一度協議が行なわれて、やはり
名目上の党首は、平沼氏の名を登録するものの、共同代表の
形をとることが決まったのだが・・・。
実のところ、mewは、それを伝えるTVのニュースを見て、
マジで、満点大笑いしてしまったのだった。(~o~)
というのも、mewは上述リンクの記事に、半分おちゃらけ
で、平沼氏は『「代表は自分だ!」「これは、平沼新党なんだ」
<与謝野くんは単に元・同級生のアシスト役だ?>ということを、
改めてマスコミにも、超保守派の議員や支持者にもアピールした
かったのかも知れない。^^;』って書いたのだけど。
何と平沼氏は、実際、記者の質問に、こう答えたのである。
<JNNのニュース(消えていなければ、コチラに)>
『Q.(与謝野氏と)共同代表という形か?
「党首はおれだから、協力してもらうということかな」』
何か、mewの想像そのまんまって感じでしょ?(**)
政策に関しては、また記者会見の内容を見てから書きたい
と思うけど。かなり打ち合わせが難航していたという話もあるし。
・・・というわけで、やはり、新党「たちあがれ日本」は、
前途多難かも知れないな~と思うmewなのだった。(@@)
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