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検察のウラ金問題を、再びスクープ!+小沢に再聴取要請&政倫審に出席の話も。

最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。

 先週、『検察は何故、小沢を狙ったのか?&自民に借りがある
検察~元・高検部長が語る
』という記事を書いたのだけど。

 5月16日に、TV朝日系で放映される予定の「ザ・スクープ 
スペシャル」(午後2時~3時25分)で、ついに、その元・高検
部長(大阪高検公安部長)の三井環氏が登場するという。(**)

「ザ・スクープ」のHPはコチラ・尚、「晴耕雨読」さんも、この
番組のことを取り上げているです。>

 第一部のタイトルは、『取材直前の逮捕劇「検察史上類を見ない
犯罪」の真相』。
 三井氏は、まさに「ザ・スクープ」に、検察の裏金の告発しよう
とした日に逮捕されたわけで。同番組は改めて、裏金や検察の捜査
の問題の検証に取り組む姿勢を示している。(@@) 
<「ザ・スクープ」の番組予告の文を*1に>

* * * * *

 mewが、検察の裏金疑惑に強い関心を抱くようになったのも、
8年前に、この鳥越俊太郎氏が司会を務めていた「ザ・スクープ」
という番組を見たのがきっかけだった。

 それは、検察庁が組織的に調査活動費をプールして、その大部分
を幹部が贅沢な飲食費や私的なものに利用しているというもの
だった。(・・)
<コチラのページに、三井環氏が書いた『告発! 検察の裏ガネ
作り』という本の概要が載っているのだが、大体のストーリーを
把握しやすいのではないかと思う。>

「ザ・スクープ」は、当時、毎週放映をしていて。他の報道番組
があまり取り上げないようなことも、アグレッシブに伝えようと
していた、いわゆる社会派の番組で、よく見ていたのだが・・・。

 ところが、この検察の裏金問題を扱い始めて、02年4月に
三井環氏から直接、内部告発の話ををきこうとしたところ、同氏
が逮捕されることに。
 しかも、同年8月、急に番組が打ち切られることになってしまい、
何だかイヤ~なものを感じた記憶がある。(ーー)
<その後は、不定期にスペシャル番組として放送。>

 そして、当時は、小泉政権の時代で。外務省の裏金が発覚
したり、他の省庁や警察の裏金の疑いなどももたれ始めていた
頃なのだけど。
 検察に関しては、原田明夫検事総長や森山真弓法務大臣が
「調査をしたが、裏金疑惑を示す事実はなかった」と全面否定
の会見を行ない、国会での追及もうまく逃れて、何事もなかった
かのようにされてしまったのだった。(ーー)

<一説には、検察側が「検察の信頼を破壊してはならない」と
小泉元首相に直談判して、この件はないことにする約束をとり
つけたとか。ただ、この否定会見の時に、森山法相の目が、
ミョ~に泳いでいるように感じた人は、mewだけでなく、
少なからずいるようだ。(@@))>
 
 しかも、三井氏の逮捕や「ザ・スクープ」の打ち切り、その他
圧力などがあったためか、この件の報道はタブー視されるように
なって、その後、マスコミはほとんど取り上げなくなってしまった
のである。(-"-)

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 それから7年近くが立って・・・。昨年から、東京地検特捜部が、
民主党の代表だった小沢一郎氏をターゲットにして、今年も含め、
2回にわたって、強引に秘書を逮捕&起訴などを行なったり、
リーク情報などによるイメージ・ダウンをはかろうとしているの
だけど・・・。

 この裏金疑惑の話を知っている人の中には、検察に対して
「おまえらに、正義感ぶって、カネの問題を追及する資格は
あるのか」とツッコミを入れたくなる人も多いことだろう。(@@)

 それゆえ、「ザ・スクープ」が、ここで改めて、検察の問題を
取り上げることを決めたことには、拍手を送りたいような気持ち
だし。小沢氏の件があって、尚更に、どこまで裏金疑惑や恣意的
な捜査の問題に踏み込んでくれるのか、と~っても楽しみに
なっているmewである。"^_^"

<上記にリンクした記事で、三井環氏が「検察は自民党に借りが
ある」と語っていたのは、小泉政権が、裏金疑惑を不問に付して
くれたことを指している。(**)>

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~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

 ところで、昨日は、東京地検特捜部が、検察審査会の議決を
受けて、小沢氏や石川秘書らに、改めて事情聴取の要請をしたと
いうニュースが一斉に流れて、かなり注目されていたようだ。

『民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治
資金規正法違反事件で、東京第5検察審査会(検審)が「起訴相当」
と議決した小沢氏について、東京地検特捜部が任意で事情聴取する
方針を固めことが12日、分かった。

 小沢氏が聴取に応じれば、1月23日、31日に続き、3回目と
なる。検審が「元秘書らとの共犯関係の成立が強く推認される」と
指摘したのを受け、特捜部は、小沢氏の虚偽記載への積極的な関与
の有無を再度確認する必要があると判断した。<産経新聞12日
より>』

* * * * *

 でも、実のところ、これは、そんなに騒ぐほどのニュースでは
ないのである。(**)

 東京地検は、検察審査会に「起訴相当」という議決書を送られた
以上、それを受けて再捜査をして、3ヶ月以内に起訴をするのか、
再度、不起訴処分にするのか決めなければいけないわけで。
<3ヶ月以内に結論を出さない場合も、検察審査会が、もう一度、
審査することができる。>

 その再捜査のために、もう一度、事情聴取を行なうことは、ある
意味では、当然のことだからだ。(・・)

 実際、過去にも『特捜部は、平成16年の日本歯科医師連盟を
めぐる事件に絡み、検審が「起訴相当」と議決した山崎拓元自民党
副総裁や「不起訴不当」とした橋本龍太郎元首相を、議決後に
再聴取したが、新事実は判明せず、再び不起訴とした』という例も
あるという。

 東京地検にしてみれば、起訴相当の議決を受けた以上、何もせず
に放置しておくわけにも行かないし。おそらく、よほどの新証拠が
見つからない限り、もう一度、不起訴処分を下すしかないのだけど。
議決書に「小沢氏の供述が信用できない」などと書かれた以上、
ある意味では、形作りのためにも、再聴取をしておく必要がある
のだ。(~_~;)

 ただ、何分にも、今回の小沢捜査や小沢バッシングは、かなり
異常な状況にあるだけに、ここでまた、事情聴取を受けるという
ことになれば、小沢氏や民主党が、また大きなダメージを被る
可能性は否定できないだろう。(-"-)

<任意の聴取なので、断ってもいいのだけど。断ると、また何を
言われるかわからないしね~。(>_<)>

* * * * *

 また、昨日は、小沢氏が、衆院の政治倫理審査会に出席して、
説明をする可能性があるというニュースも出ていた。(・o・)

『東京地検特捜部による小沢一郎幹事長への再聴取要請は、参院選
を控えた民主党には打撃だ。小沢氏は再聴取に応じる構えをみせて
いるといい、「政治とカネ」の問題の幕引きを急ぐため衆院政治
倫理審査会に出席することも検討している。(中略)

 高嶋良充筆頭副幹事長は記者団に「小沢氏は逃げも隠れもしない」
との見方を示した。別の小沢氏周辺は「幹事長は説明すると言って
いるのだから蹴(け)る理由はない。新証拠が出るわけもないの
だから」と話した。

 小沢氏の政倫審出席は社民党がかねて促してきたもので、12日、
複数の民主党幹部が検討中と明かした。議員本人の申し出などに
よって開かれる政倫審は原則非公開。証人喚問と違って偽証罪に
問われることはない。<日経12日より>』

 でも、このことに関しても、自民党など野党からは、早くも、
非公開の政倫審ではなく、証人喚問を受けるべきだという批判が
出ていて、スンナリと話が決まりそうにない感じが・・・。^^;

 ただでさえ、普天間問題やら、通常国会後半の諸法案やら、
公約づくりも含めた参院選の準備やら、やらなければいけないこと
がたくさんあって、大変な時だというのに。

 一体、いつになったら、民主党政権&小沢氏は、まともに政治に
取り組める日が来るのか・・・。まだまだ、アタマが痛い日々が
続きそうなmewなのであった。(@@)

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『第一部~取材直前の逮捕劇「検察史上類を見ない犯罪」の真相~

今年春、一人の男が静岡刑務所を出所した。元大阪高検公安部長、三井環65歳。
今から8年前の4月22日、三井は現職幹部として実名顔出しで、
鳥越俊太郎に「検察の裏金問題」を内部告発しようとしていた。
さらに、GW明け、朝日新聞が大々的に報じ、民主党が衆議院法務委員会で追及、
三井も自ら参考人招致に応じて裏金作りを証言するという青写真であった。

しかし、鳥越のインタビュー3時間前のまさかの逮捕劇。
容疑は、マンションを購入した際、ウソの転入届けを提出したなどの「微罪」であった。
ところが、検察側の巧みな情報リークで「稀代の悪徳検事」のレッテルを貼られていく。
三井は裏金問題を封印するための「口封じ逮捕」だとして、法廷でも闘い続けるが、
ついに一昨年、懲役1年8月の実刑が確定し収監されてしまう。
あの取材ドタキャンから8年。鳥越は「忘れ物を取りに行く」ために、
あの日と同じ4月22日、同じホテルで三井と待ち合わせた… 
三井が体験した壮絶な8年と、「前代未聞の逮捕劇」の裏側に隠された真相に迫る。
<テレビ朝日「ザ・スクープ」HPより>』
by mew-run7 | 2010-05-13 04:54 | 政治・社会一般

by mew-run7