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村木、無罪の公算大・・・地裁が、検察の供述証拠をほとんど採用せず


  これは今日2本め&お休み1回のやや短めの記事です。

最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。

 今日、mewが一番注目した&チョット嬉しかったニュースは、これ
だった。 
東京新聞は、何と1面TOPで、『大阪地裁、供述調書証拠採用せず 
厚労省元局長無罪の公算大』というタイトルをつけ、この件を
報じている。(・o・)

 いわゆる郵政不正事件で、元厚労局長の村木厚子氏が、部下に
不正な書類を作らせたとして、大阪地検特捜部に逮捕&起訴され、
今、公判中なのだけど。

 その部下が、公判の場で、大阪検察にムリに供述させられて
調書をとられたと主張。大阪地裁は、その主張をきいて、部下の
供述調書の証拠として採用することを却下。
 結局、検事が証拠申請した調検面書43通のうち、34通を
証拠として採用しなかったというのだ。(・o・)

* * * * *

『郵便制度悪用に絡む厚生労働省の文書偽造事件で、虚偽有印
公文書作成・同行使罪に問われた元同省局長村木厚子被告(54)
=休職中=の公判で大阪地裁は26日、村木被告の指示を認めた
元係長上村勉被告(40)の供述調書15通について「検察側が
誘導した可能性がある」と、すべて証拠採用しないことを決めた。

 検察側主張の最大の根拠だった重要な調書が証拠採用され
なかったことで、9月にも予定される判決は無罪が言い渡される
公算が大きくなった。

 検察側が証拠請求していたのは、上村被告のほか自称障害者団体
「凜の会」設立者倉沢邦夫被告(74)ら8人の供述調書計43通。
横田信之裁判長はこのうち9通だけを採用したが、元局長の直接的
関与を示す調書はすべて証拠採用しなかった。村木被告の弁護人は
閉廷後「これで無罪判決は動かない」と述べた。

 横田裁判長は決定理由で、上村被告が調書の訂正を求めたのに
取り調べの検察官が応じなかった点を重要視。検察官が「記憶
なんてあいまいだから、取り調べた関係者の多数決で決めよう」と
調書への署名を求めたとされる点にも触れ「取り調べに問題が
あったと言わざるを得ない」と指摘した。<東京新聞27日>』

* * * * *

『横田信之裁判長は「検事の誘導を受けた可能性が高く、(調書
に)元係長の意思に反する内容が書かれた疑いがある」などと決定
理由を述べ、取り調べに問題があったことを指摘した。
 検察側が「有罪立証の柱」と位置付けてきた調書が証拠採用
されなかったことで、村木被告に無罪が言い渡される公算が
大きくなった。

 横田裁判長はこの日の公判で、村木被告の関与を認めた元係長
の上村(かみむら)勉被告(40)ら、8人の検察調書計43通の
うち、上村被告や自称障害者団体「凛(りん)の会」元会長・倉沢
邦夫被告(74)、元会員(68)らの調書計34通を却下。
凛の会元会員・河野克史(ただし)被告(69)ら5人の調書の
うち9通は採用した。

 上村被告は今年2月の公判で、捜査段階の供述を翻し、「証明書
発行は独断だった」と証言。「検事が調書の訂正に応じてくれない」
などと上村被告が記したノートが証拠採用されていた。

 この日の公判で、横田裁判長は、ノートの記載が公判証言と一致
することなどを挙げ、「調書は検事が想定したストーリーを基に
作成した可能性が否定できない」とし、公判証言の方が信用性が
高いと判断した。

 また、村木被告と共謀したとする倉沢被告の供述についても、
「検事から厚労省関係者らの供述を聞かされた後に変遷しており、
誘導を受けた可能性が高い」などと指摘した。
<読売新聞26日>』

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 この郵政不正事件に関しては、『枝野が検察捜査を批判&大阪
地検の筋書きが公判で崩壊・・・
』という記事などに書いたの
だけど。
『検察側の立てたストーリーは、このようなものだ。
コチラに、わかりやすい図がある。>

「凛の会」の幹部は、障害者団体の実態がないのに、郵便割引を
不正利用するために、厚労省が発行する障害者団体の証明書を入手
することを計画。
 04年に、民主党の石井一議員から厚労省の障害保健福祉部の
部長(当時)に、電話で「障害者団体の認可の件でよろしく頼む」
と口利きをしてもらって。元部長は、当時、課長だった村木氏に
「議員絡みだからうまく対応してほしい」と伝え、村木氏が、
当時係長だった部下に指示して、不正な証明書を作らせた。』

 昨年&今年、小沢一郎氏の秘書が逮捕、起訴された事件もそう
なのだけど。この事件も、容疑事実があってから、5年近く
立って、(時効が目の前になってから)急に、特捜部が捜査に
はいった事件で。
 マスコミには、リーク情報で、民主党の石井一議員の名が大きく
取り上げられたことから、総選挙への影響も狙って行なった捜査
なのではないかという疑念も持たれている。(ーー゛)

 しかし、村木厚子氏は、逮捕当初から一貫して、容疑を否認。
石井一議員も、関与を否認&自らアリバイを証明。
 そして、検察の捜査では、容疑を認める供述をしたとされる
元上司や部下なども、公判の場では次々と容疑を否定しており、
特に元部下は、検察にムリに供述させられた過程を詳しく証言。
真実と異なる証言をしたことを泣きながら、謝罪したりもした。
 そのようなこともあって、大阪地裁の裁判官も検察に対して
不信感を抱いたのだろう。

『横田信之裁判長は「あらかじめストーリーを描き、検事が誘導
した可能性が高い」と指摘、ストーリーに供述調書を強引に当て
はめたなどとして、大阪地検特捜部の捜査手法を厳しく批判した』
という。<毎日新聞27日・全文*1>

* * * * *

 実は、昨年、西松事件で逮捕された小沢一郎氏の元公設秘書の
大久保隆規氏も、同氏は逮捕当初から一貫して、容疑を否認。
しかも、公判では、西松建設の社員が、検察側の立てたストーリー
を否定する証言をするなどして、無罪になる公算が高いと言われて
いたのだけど。

 東京地検特捜部は、今年、新たな事件で大久保隆規氏を逮捕&
起訴。実質的には追起訴を行なうような感じで、西松事件の公判
の訴因を変更してしまって。 <関連記事はコチラ>
 それゆえ、大久保氏は、西松事件の容疑だけで判決を受けること
ができなくなってしまったのである。(ーー゛)

<もしかしたら、この春にも、無罪判決が出て、名誉が挽回できる
かも知れなかったのにな~。(-_-;)>

* * * * *

 先日、小沢氏には不起訴処分が下った土地取引の虚偽記載の
容疑も、実は、東京地検特捜部は、小沢氏が水谷建設から1億円の
不正な資金を受け取り、それを4億円の土地購入の一部に使った
というストーリーを描いて、強制捜査を行なったのだけど。

 結局、検察は、水谷建設からおカネを受け取ったことに関して
は、客観的にそれを証明する証拠が入手できず。小沢氏も秘書たち
も一貫して、否認している。
 とはいえ、ここまで大騒ぎした以上、全員が不起訴というわけ
にも行かないし。小沢氏を失脚させたいという意図もあってか、
東京地検特捜部は、報告書に書いた土地取引の日にちがズレて
いたというだけのことで、秘書3人を起訴したのである。(・・)

* * * * *

 警察や検察は、犯罪の捜査をする時には、ある程度、ストーリー
を立てて、それに沿って、供述や物的な証拠を集めるものだし。
それ自体が批判されるべきではないのだけど。

 警察や検察が、誰かを陥れるために、勝手に犯罪のストーリーを
作ったり、自分たちの立てたストーリーが間違っていると気付いて
も、尚、強引にその誤ったストーリーに合うように強引に供述証拠
を得ようとすることには、大きな問題があるのは明らかであって。

<しかも、そのような捜査のために、ひとりの人間の人生だけで
なく、下手すれば、国政を左右して、日本の国や国民のあり方を
大きく変えてしまうこともあり得るわけだし。>

 そのように、冤罪や問題を生じさせやすい警察や検察の捜査
姿勢を改めるいい機会にするためにも、村木厚子氏には、是非、
無罪を勝ち取って欲しいな~と願っているmewなのだった。(@@)

                    THANKS

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『クローズアップ2010:郵便不正・元局長公判 検事の誘導、批判
 ◇あらかじめストーリー「記憶あやふやなら多数決だ」
 厚生労働省の元局長、村木厚子被告(54)が偽証明書作成に関与したとされる郵便不正・偽証明書事件で、大阪地裁は26日、重要証人の供述調書について信用性を否定して証拠採用せず、村木被告に無罪判決が言い渡される可能性が強まった。横田信之裁判長は「あらかじめストーリーを描き、検事が誘導した可能性が高い」と指摘、ストーリーに供述調書を強引に当てはめたなどとして、大阪地検特捜部の捜査手法を厳しく批判した。【日野行介、苅田伸宏】

 横田裁判長が検察側請求の供述調書をすべて却下した証人は、厚生労働省元係長の上村勉被告(40)▽障害者団体「凜(りん)の会」(解散)代表、倉沢邦夫被告(74)▽凜の会メンバーの元新聞記者(68)--の3人。強引な取り調べを受けた経緯を記録した上村被告の「被疑者ノート」や、元記者の弁護士が出した申し入れ文書などの物証を根拠に証拠採用しなかった。

 上村被告は偽証明書を作成した実行行為者で、検察・弁護側とも「最重要証人」と位置づけていた。村木被告の関与を認めた捜査段階の調書が採用されない場合、事件そのものの構図が崩れることになり、採否が最も注目されていた。

 上村被告は今年2~3月、3回にわたり村木被告の公判に証人出廷。04年6月に当時上司だった村木被告から指示を受けて偽証明書を作成し、村木被告に手渡したとする検察側主張について「凜の会側から発行を催促され雑事を早く済ませたい一心で偽証明書を作成した」と否定した。

 村木被告の関与を認める調書に署名した理由については「別の公文書偽造について再逮捕をちらつかされ、勾留(拘置)が続くのが嫌で認めてしまった。村木被告から指示されたとする調書は検事のでっち上げ。村木被告に申し訳ない」と涙ながらに訴えた。

 拘置中の供述経過について、上村被告は被疑者ノートに記載していた。横田裁判長は「公判証言に合致する」と指摘し、供述調書よりも被疑者ノートに高い信用性を認めた。

 さらに横田裁判長は、逮捕直後に村木被告の関与を否定した上村被告に対し、検事が「他の人たちが(村木被告の関与を)認めている。記憶があやふやなら多数決だ」と迫ったと認定。上村被告の供述調書15通すべての証拠請求を却下した。

 凜の会の設立に関係した元記者は2月に証人出廷した。

 04年2月下旬に倉沢被告と一緒に議員会館を訪れ、石井一・民主党参院議員(75)に証明書発行の口添えを頼んだとする検察側主張について「行っていない。検事の調べにもそう言ったが聞き入れてくれなかった」と証言。元記者の弁護士は検事の調べの直後、強引な取り調べを改めるよう特捜部に申し入れた。

 上村被告と元記者の取り調べはいずれも同じ検事が担当。公判にも出廷し「適正な取り調べをした」と主張していた。しかし横田裁判長は「元記者の公判証言と弁護士の申し入れは符合する。検事の証言は信用性が低く、取り調べにも疑いがある」とまで述べた。

 「証拠能力までは否定しない」として調書を証拠採用した証人についても、横田裁判長は「(村木被告の)関与を否定している間は供述調書を作成していない。意向に沿う供述だけを調書にしており問題がある」と指摘。捜査のあり方を厳しく批判した。

 ◇村木元局長、一貫し無罪主張 書類授受、事実認定が焦点
 村木被告は逮捕段階から「偽証明書発行の手伝いなどするはずがない」と一貫して無実を主張。公判では村木被告を含め厚労省関係者や取り調べをした検察官ら計18人が証人出廷したが、村木被告の共謀を裏付ける証言は出ず、検察側は窮地に追い込まれていた。

 事件で起訴された4人の公判は分離されているが、いずれも横田裁判長ら同じ裁判官が担当し、倉沢被告や凜の会発起人の河野克史(ただし)被告(69)には既に1審判決が言い渡されている(いずれも控訴)。倉沢被告の判決(4月)で横田裁判長は、今回と同様に供述調書の信用性について「客観的証拠と合致せず、疑いがある」とほぼ否定し、無罪とした。

 ただし、倉沢被告は公判で「(偽)証明書は村木被告から手渡された」と、村木被告の「関与」があったと述べ、1審判決もこれを認定。検察側は村木被告の有罪への一縷(いちる)の望みをこの証言に託す。その一方、上村被告は村木被告の公判で、自らが「(倉沢被告ではなく)河野被告に証明書を渡した」と食い違う証言をしている。偽証明書は村木被告から倉沢被告に渡されたのか、それとも上村被告から河野被告に渡ったのか。村木被告の判決での事実認定が注目される。
<毎日新聞27日>』
by mew-run7 | 2010-05-27 16:14 | 政治・社会一般

by mew-run7