小沢側、強制起訴手続の執行停止を要求+今度は、政倫審出席で、小沢vs.菅・仙谷か
2010年 10月 15日
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*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
小沢一郎氏&その周辺が、動き始めた。(**)
まず、前記事に書いたように、小沢氏の弁護団が、2度目の起訴
相当を行なった検察審査会の議決の無効を訴える行政訴訟を提起
することを決めた。<今日15日に、訴状提出の予定。>
小沢氏の弁護人は、検察審査会の議決の無効を訴え、強制起訴を
行う弁護士の指定を差し止めるよう、国に求める意向だという。
『小沢一郎民主党元代表に対する東京第5検察審査会の起訴議決
をめぐり、小沢氏が東京地裁に起こす行政訴訟で、検察官役として
強制起訴を行う弁護士の指定を差し止めるよう、国に求めることが
14日、分かった。小沢氏の弁護士が明らかにした。指定弁護士は
22日までに決まる見通しのため、指定手続きの執行停止も合わせ
て申し立てる。
小沢氏側は15日正午ごろ、訴状などを提出する予定。
小沢氏は、資金管理団体「陸山会」が2004年に土地を購入
したのに同年分の収支報告書に記載せず、05年分に記載したと
して、政治資金規正法違反容疑で告発された。同審査会は4月の
議決で、告発内容をそのまま「犯罪事実」と認定し、小沢氏を起訴
相当とした。
しかし、今月4日公表の2回目の議決では、これに加え、陸山会
が小沢氏から借り入れた4億円を収支報告書に記載しなかったこと
も、犯罪事実として認定。小沢氏を起訴すべきだと議決していた。
弁護士によると、訴訟などで小沢氏側は、1回目に含まれてい
ないことまで認定している2回目の議決について、「重大な瑕疵
(かし)があり、検察審査会法に違反している」と主張。議決の
無効を訴え、東京地裁が進めている指定弁護士を決める手続きを
中止するよう求める。<時事通信14日>』
つまり強制起訴のもとになる検察審査会の議決自体が無効なの
だから、強制起訴の手続きも止めるべきだと。
そして、その手続きの最初のステップとして、東京地裁が、
第2弁護士会に指定弁護士の推薦を依頼していたのだが。その執行
を停止するように求めるということだ。(・・)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
小沢氏は、7日の会見でも、強制起訴を決めた検察審査会への
不信感をあらわにしているところがあった。
『「正式な捜査機関である検察で不正がないことが明白になったと
いう捜査の中身について、十分な理解が得られなかったのかなあと
思って残念に思います」
こう感想を述べた後、第1段階の議決で触れられなかった土地
購入費の原資の4億円に今回の議決が言及したことについて「突然
(起訴議決の)理由として挙げられている」と、強い違和感を
示した。そのうえで「11人の委員(審査員)ということと平均
年齢30歳ということしか分からず、まったく秘密のベールの中に
閉ざされている。どういう議論がなされ、どういうことで結論が
出されたのかは、私にも一般国民にもまったく分からない」と、
審査経過が不透明だと批判した。
記者から「検察審査会のあり方も考えなければならないとの考え
か」と問われると「そういうことを言っているわけではなく、
(審査会が秘密のベールに閉ざされているという)単なる事実関係
を申し上げている。あんたたちだってそうでしょ? 分かる?
知ってる? 知らないでしょ?」と「小沢節」をさく裂させ、
10分ほどで会見を打ち切った。<毎日新聞8日>』
* * * * *
小沢氏は、基本的に、今回の事件の対応を弁護団に任せている
ようなのだが。
ただ、本人としても、折角、小沢つぶしをもくろんだ検察から、
2回不起訴処分を得られたのに、検察審査会から強制起訴される
ことになるのは、納得行かない部分が大きかったのではないか
と察せられるし。
おそらく、本人のその気持ちも、今回の検審議決の無効を訴える
行政訴訟提起につながったのではないかと思われる。(~_~;)
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ちなみに、産経新聞には、このような記事も載っていた。
『民主党の小沢一郎元代表は、東京第5検察審査会の自身への起訴
の差し止めを求めて行政訴訟を起こすことで、検審と全面対決する
姿勢をより鮮明にした。
「党内で力を合わせ、国民のためにしっかりやりなさい。僕も
頑張るから」
小沢氏は14日、国会近くの個人事務所で、あいさつに訪れた
一新会副会長、仲野博子衆院議員にこう語った。「僕も頑張る」の
言葉に、強制起訴問題に集中する心境を込めたようだ。
岡田克也幹事長ら民主党執行部は、小沢氏に衆院政治倫理審査会
での弁明を求める方針を決めている。だが小沢氏の盟友、輿石
(こしいし)東(あずま)参院議員会長は14日の記者会見で、
政倫審や証人喚問への小沢氏出席を「必要ない」と切り捨てた。
輿石氏は「検察というプロが1年以上捜査して不起訴にしたのに
(国会で)誰が質問しても新事実が出てくるはずがなくムダになる」。
強気の小沢氏と歩調を合わせた。
小沢氏の対決姿勢を受けて、小沢グループも結束を固めようと
している。中堅・若手の一新会は19日にも政策勉強会を開き、
当の小沢氏を講師に招く。衆院1回生の一新会倶楽部や参院の小沢
系議員にも呼びかけ、グループの一体感を高めようと躍起だ。
小沢氏は起訴議決が出た4日夜、受託収賄などの罪で実刑が確定
し衆院議員を失職した鈴木宗男新党大地代表に「鈴木さんの気持ち
はよく分かる。オレも鈴木さんの流れと一緒なんだよな」と電話で
こぼした。<産経新聞14日より>』
* * * * *
上述の記事にもあるように、小沢氏側は、強制起訴に関しては、
検察審査会や指定弁護士と裁判で戦って行くことに、意欲を示して
いるのだけど。
政治活動の上でも、党内の反小沢勢力と対抗するような動きを
見せ始めている。
その大きなものとしては、1・党の意向にかかわらず、国会での
説明をできるだけ回避すること、2・小沢支持者&グループの純化
を進めて、グループの結束力強化することだ。(・・)
小沢グループの純化&強化に関しては、機会があったら、また
書きたいと思うのだが。関連記事を*1にアップしておく。
この動きには、菅&仙谷氏の勢力に対抗する力をつけると共に、
いざという時のために離党の準備を行なう意図もある<&それに
よって、菅陣営をけん制することも可能>のではないかと
思われる。(~_~;)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
そして、政倫審に関してなのだが。
国会では、自民党を中心に、改めて小沢氏の証人喚問を求めて
行くことを決定。予算委員会でも、その質問に時間が割かれること
が多く<あと尖閣諸島の問題にも>、なかなか補正予算の議論が
行なえない状況だ。(~_~;)
また、世論調査でも、小沢氏の国会での説明を求める声が8~9
割あることから、民主党としても、全く無視できない状況にある。
それゆえ、民主党は、小沢氏への処分決定を見送り、国会での
説明に関しても、小沢氏が「国会が決めれば、説明する」と語って
いたのを受けて、小沢氏の意思を優先すると言いつつも、偽証罪の
ない政倫審への出席をメインに検討を行なっていたのだが。(・・)
ところが、どうも小沢氏本人は、政倫審も出たくないようで。この
何日か、両者の間で、せめぎ会いが続いているのだ。
12日の役員会で、小沢氏に近い議員が、国会での説明に難色を
示す発言を。
止むを得ず、菅首相が、衆院予算委員会で、「小沢氏本人が国会
の決定にいつでも従うと言っている。本人の意向に沿わなくても
やらざるを得ない時には党として判断したい」と語り、小沢氏の
意向を問わず国会で説明を求めることに含みを持たせ』ると発言。
<産経新聞13日より> また、近日中に、岡田幹事長が小沢氏
と会って、政倫審への出席を打診するという報道も出るように
なっていた。(**)
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しかし、おそらく小沢氏本人も、やはり政倫審への出席も行ない
たくないだろう。<今年春も、政倫審に出てはどうかという話が
あって、鳩山前首相もそれを望んでいたのに、結局、出席しない
まま幹事長を辞任しちゃったしね。^^;>
昨日14日には、小沢氏の側近である輿石参院会長が、改めて
このような発言を行ない、執行部の動きをけん制した。(**)
『民主党の輿石参院議員会長は、強制起訴が決まった小沢元代表に
ついて、野党が求める証人喚問や政治倫理審査会への出席などは、
「必要ない」との考えを強調しました。
「僕は必要ないと言っている。何も必要ないと言っているけど。
ご本人がどこかで説明したいと言うことであれば、それはそれで
良いでしょう。それは小沢元幹事長にかかわる問題だから、ご本人
がどう判断するか。それを最優先して尊重すべき」(輿石東 参院
議員会長)
輿石氏はこのように述べ、その理由については「検察というプロ
が1年以上調べて不起訴になっている」「小沢氏が答えても、もう
新たな事実は出てこない」と指摘しました。<毎日放送14日
より>』
mew的に見れば、この輿石氏の言葉は、もうほとんど小沢氏
の考えだと言ってもいいような感じがある。
特に、この「検察のプロが1年以上調べても不起訴になって
いる」というフレーズは、小沢氏自身も何回か使っていうもの
だし。おそらく、小沢氏側は、これから裁判が始まることも理由に
して、政倫審の出席を拒むのではないだろうか?(@@)
* * * * *
これに対して、仙谷官房長官は、昨日、記者会見でこんな話を
したという。
『仙谷由人官房長官は14日の記者会見で、民主党の小沢一郎
元代表が検察審査会の起訴議決取り消しを求める行政訴訟を起こす
ことについて「刑事司法過程の処分は、行政訴訟法の処分に該当
しないというのが一般論だ。刑事裁判の中で争うしかない」と
述べ、行政訴訟で争うことを疑問視した。
さらに「道義的な政治家としての責任は(司法手続きとは)別の
所にある」とも述べ、小沢氏が国会などの場で説明責任を果たす
べきだとの考えを強調した。<毎日新聞14日より・つづき*1>』
小沢支持派にとって、いまや天敵化している(?)仙谷氏の
この言葉は、またまた憎たらしく感じられるようなものかも
知れないのだけど。^^;
前半部分の行政訴訟に該当するかどうかということに関しては、
前記事でも書いたように、最高裁判例もあるところで。仙谷氏は
弁護士ゆえ、法曹としての考えを述べたものだと思われる。
ただ、後半部分の、法律的な責任と、政治家としての道義的な
責任、説明責任は別というのは、官房長官としての発言だし。
これにつづく言葉も含めて、mewには、ある種の宣戦布告の
ようにも感じられた。(~_~;)
そして、おそらく、ここから、小沢氏の国会での説明に関して、
小沢氏とその陣営と菅・仙谷陣営との間で、オモテ&ウラで激しい
戦いが繰り広げられる可能性があるのではないかと思うmewなの
だった。(@@)
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さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」、晴天とら日和さんが
作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。
*1
『民主党の小沢一郎元代表(68)を支持するグループが、統一と純化の流れを加速させている。所属議員は党内最大の150人といわれ、自民党経世会ばりの「鉄の結束」を誇ったが、先の代表選でほころびも露呈。さらに、強制起訴が決まったことで小沢氏の求心力が急落したこともあり、生き残りをかけた決死の火の玉作戦ともいえそうだ。
小沢グループは、衆院2-4回生からなる「一新会」、衆院1回生による「一新会倶楽部」、旧自由党系のベテラン議員のグループ、参院の小沢支持議員のグループの総称だ。
このうち、一新会倶楽部の中心メンバー約15人は13日、国会内で会合を開き、所属議員を明確にし、小沢氏支持をさらに鮮明にした集団として再結集することを決めた。政治資金規正法に基づく政治団体の届け出をすることも検討するという。19日に全体会合を開き、具体的な運営方針などを協議する予定だ。
一新会倶楽部はもともと、落選議員向けの会として発足。「小沢側近四天王」のうち、岡島一正(52)、樋高剛(44)両衆院議員らが所属し、昨年の衆院選後には両氏を中心に1回生を囲い込む受け皿の機能を果たした。
メンバーにはテレビカメラの前で小沢批判をしようとした横粂勝仁氏(29)を、「あかん。こっちこい」と止めた萩原仁氏(43)や、小沢ガールズの田中美絵子氏(34)、小沢氏の元秘書・川島智太郎氏(46)らがいる。
これまでは定期会合もなく所属もあいまいだった。そのため、「代表選では手綱が効かず、一部議員が『小沢に入れないと次の選挙は公認しない』と脅すなど暴走して逆に票を減らしたほか、所属議員の数が分からないから票読みも正確にできなかった」(若手)との反省が強く、メンバーの1人は「まず小沢氏を支持する議員で結束し、そこから支持を広げていきたい」と純化目的を明らかにした。
一方、「一新会」はこれに先立ち、来週から勉強会をスタートさせることを決め、初回の講師として小沢氏を招くことを検討している。調整がつけば、「一新会倶楽部」や参院議員にも出席を呼びかける方針。これはグループの統一にもつながる動きの一環だ。
一新会の奥村展三会長代行(66)は「あちこちに小沢氏の代弁者がいて忖度政治のように言われたが、グループの交通整理をして、本当に小沢氏の意図が伝わる形にしたい。月に1回ぐらい、小沢一郎の政策を学び、党内外に発信する場を作りたい。あれほどの政治経験、能力を使わないのはもったいない」と話す。
周辺によれば、先の内閣改造・党役員人事の際、小沢氏は側近議員らに「あまり忙しすぎるポストには就くな」と指示し、グループの結束を優先させる意向を示したという。それだけに、純化、統一は「小沢派結成」への布石と見る向きもある。
これに対して、反小沢の中堅議員は「必死に影響力を保とうとしている。執行部を牽制する狙いもあるだろう。小沢グループはもう溶解し、草刈り場になるだけなのに」と冷ややかだが…。
<ZAKZAK14日・・・たぶん、産経新聞か夕刊フジの記事>
* * * * *
*2
仙谷官房長官の会見記事のつづき
『検察審査会の議決による強制起訴について、民主党内には「検察の起訴に比べ推定無罪が強く働く」との意見があるが、仙谷氏は「起訴は起訴だ。『素人の入った判断は間違いが多い』との仮説に立つか『かえって妥当性がある』という仮説に立つか。政治論としては成り立つが、司法過程論から言うと意味がある話とは言えない」と述べた。<毎日新聞14日より>』
『仙谷由人官房長官は14日の記者会見で、民主党の小沢一郎元代表側が検察審査会の「起訴議決」の無効確認などを求める行政訴訟を起こす方針を固めたことについて「刑事司法手続き上の処分は、刑事訴訟法で有効か無効かを争うのが常識だ。刑事公判、裁判の中で争うしかないのではないか」と疑問を呈した。
また、検察審査会の強制起訴は検察による起訴と比べ推定無罪が強く働くとの見方が党内にあることについて「起訴は起訴だ。政治論としては成り立っても、司法過程論から言うと、それほど意味がある話とは言えない」と指摘した。小沢氏の国会招致については「ご本人の意思によって、政治的な立場に基づいて説明するかどうかに帰着するのではないか」として、小沢氏自らが判断すべきだという認識を示した。
<朝日新聞14日>』