小沢派16人が会派離脱、菅批判&予算法案の造反も示唆で、党内抗争スタートか?
2011年 02月 17日
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17日、いよいよ民主党内で小沢派の議員が動いた。(@@)
小沢派の16人の衆院議員が、民主党を離党しないまま、岡田
幹事長に民主党・無所属クラブの会派を離脱する届出を提出。
そして、衆院事務局に「民主党政権交代に責任を持つ会」と
いう新会派の結成を届け出たという。(・o・)
その後、この16人は、17日午前に会見を開き、新会派結成
宣言を発表。菅政権を痛烈に批判した。(~_~;)
<新会派宣言(全文)と、16名の氏名はMore部分に>
この16人は、衆院選の各地区の比例単独で当選した議員。
2人が2回当選しているが、他の15人は、09年総選挙で初当選
した1回生で、いわゆる小沢チルドレンで。小沢氏の元秘書なども
加わっている。
また今回の行動に関しては、小沢派の若手グループ「一新会」
に相談して了承を得ている上、小沢一郎氏にも事前に報告を
しているという。(-_-)
会見では、小沢氏のことより党の政策の問題だと強調していた
ようだが。会派離脱の届出と共に、小沢氏の処分に関する抗議文を
岡田幹事長に提出していることから、小沢派の議員が、小沢氏の
了解の下で、菅政権に反旗を翻す行動を起こしたと見られること
になるだろう。(・・)
今までは、党内の対立による、いわばにらみ合い、突っつき合い
が行なわれているような状態だったのだが。
今回、小沢派の議員が実体的な行動に出たこと、また予算関連
法案に賛成しない可能性も示唆していることなどから、ついに
民主党内で、「小沢派vs.非小沢派」の本格的な権力抗争が
始まったと言えるかも知れない。(-"-)
* * * * *
『民主党の小沢元代表に近い議員16人が、小沢氏への処分などに
反発、民主党の国会内の会派を離脱し、新たな会派を作る届け出を
衆議院に提出した。民主党の執行部は、これを受理しない構え。
会派離脱届を提出したのは、民主党の比例代表単独立候補で当選
した小沢氏に近い衆議院議員16人で、17日午前、記者会見を開いた。
渡辺 浩一郎議員は「菅政権は民主党の理念、そして『国民の生活
が第一』という、国民の皆様への約束を捨て去ったのであります」
と述べた。
新会派の代表に就任するという渡辺議員は、会派名を「民主党
政権交代に責任を持つ会」、通称「民主党国民の声」とする届を
衆議院に提出したことを明らかにしたうえで、予算や予算関連法案
の採決で反対する可能性を示唆した。<FNN17日>』
* * * * *
何だか昨日、輿石参院会長が、参院総会で、こんな発言をして
いたので、近日中に大きな動きがあるのかな~と懸念するところ
があったのだけど。
『民主党の輿石東参院議員会長は16日午前の参院議員総会で、
党常任幹事会が小沢一郎元代表を党員資格停止処分とする方針を
決めたことについて、「このことによって、党内が揺らいだり、
大変な方向へ行くことも考えられる」と述べた。親小沢氏系の
議員が、菅直人首相ら現在の党執行部への反発を強め、党内の混乱
が深まる可能性に言及したものだ。<産経新聞16日>』
今日になって「なるほど~。こういうことを暗示していたの
か~」と、わかったりして。(・・)
また今後、小沢派の議員の中では、さらにこの動きが広がる
可能性があるという。
『小沢氏側近は「今回は第一弾だ。この動きは広がる」と明言
しており、今後、会派離脱の動きが拡大する可能性がある。
<産経新聞17日>』
『今回、会派離脱届を出した議員の1人は、「玉砕覚悟でみんな
動いている」と語っており、このまま行動がエスカレートすれば、
離党や除名に発展するのは必至で、予算案や関連法案の成立は
一層厳しい情勢となっている。<FNN17日>』
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まあ、小沢派の議員としては、今週、小沢氏が党員資格停止の
処分を受けることが決まったこともあって、これ以上、じっと
してはいられないという思いが強くなっていることは、理解
できるし。
mewも、さすがに今年にはいって、小沢派と非小沢派の議員
が、党内で融和することは諦めてはいたのだけど。
ただ、ひとりの国民として考えた時に、国民の利益を考えたら、
党内での対立はヨコに置いて、政府与党の一員として、せめて
予算&関連法案を成立させることには、協力し合ってて欲しいと
願っていただけに、この大事な時期に、このような動きが出た
ことは、本当に残念に思うし。
また、そのことで、却って小沢派の議員に対する批判が出る
ことを懸念するところもある。(-"-)
<今から予算編成のやり直しを行なうのは困難なのだし。それこそ
小沢派が主張する「国民生活が第一」の精神に反するような気も
するんだけどな~。^^;>
* * * * *
ただ、実のところ、民主党に所属をしたまま、会派だけ離脱する
という方法は常識的には考えられないものだし。これまで、その
ような前例がないとのこと。^^;
党執行部は会派の離脱を認めない意向を示しており、離党しない
まま新会派に移ることが、衆議院に認められない可能性もある
という。(・・)
『16人は小沢元代表の処分への抗議文も提出した。岡田幹事長は
同日、「党に所属している限り、規約上、離脱はできない」と述べ、
離脱を認めない意向を示した。
新会派の代表に就く予定の渡辺氏は記者会見し、11年度予算案
と予算関連法案への賛否について「マニフェストに照らし合わせて、
内容を精査して判断したい」と述べ、反対する可能性を示唆した。
離脱届を出したのは当選2回の議員2人のほかは全員が当選1回。
17日朝に小沢元代表側に離脱の意向であることを報告したという。
小沢元代表を支持する一新会の幹部は事前に相談を受け、容認
したことを認めた。参加者の一人は「離党はしない」と語ったが、
11年度予算案の関連法案審議で菅政権が行き詰まる「3月危機」
に向け、小沢元代表側が政権を揺さぶる狙いがあるとみられる。
ただ、会派離脱は会派の代表者から議長に離脱届を提出する
手続きが必要となる。民主党の会派代表は岡田幹事長。安住淳
国対委員長は17日朝の会合で「役員会で議論する必要がある」
と語った。斎藤勁国対委員長代理も記者団に「そう簡単にできる
話ではない。思いとどまらせるよう努力する」と述べた。
衆院事務局によると、会派離脱が認められないまま新会派を
作る「結成届」を提出するのは通常認められていない。「結成届
が提出されれば取り扱いを議院運営委員会で協議することになる」
(議事課)としている。<毎日新聞17日>』
* * * * *
このニュースを見た時に、一体、誰が、離党せずに会派離脱を
するという妙な方法(or妙案?)を考えついたのかと思って
しまったりもしたのだけど。^^;
彼らが離党しないのは、比例当選の議員であることに加え、
自分たち小沢派こそが、本来の民主党のあるべき姿を守っている
議員だとアピールしたいという思いがあるのだろうし。
もし菅おろしが成功すれば、小沢派が民主党の実権を取り返す
ことも考えて、離党は最後の手段としてとっておこうと考える
部分もあるのかも知れない。(・・)
<何だか、党執行部に対して「除名や離党勧告の処分をするなら、
してみろ」と挑発しているように見えるところもあったり
して?(~_~;)>
* * * * *
でも、もし会派離脱が認められなかったとしても、また別の
形で、菅政権を混乱させる動きが次々と出る可能性が高いし。
それに、菅政権は、前記事の鳩山発言の問題でのダメージも
あった上に、このような小沢派の議員の反乱が続けば、国会運営&
党運営で窮地に陥り、どんどんと崩壊への道を歩むおそれも
大きいのだけど・・・。
もし菅ー岡田陣営が、予算関連法案が通る見込みがないと完全に
悟った時には、こちらも玉砕覚悟で小沢派との勝負に出たり、解散
を打って出たりする可能性もあるかも知れず。ここからは、いつ何
があるかわからないような政局が続くのではないかと思うmew
なのだった。(@@)
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『◇会派離脱届を提出した比例選出議員
渡辺浩一郎(東京 <2>)
豊田潤多郎(近畿 <2>)
高松 和夫(東北 <1>)
菊池長右エ門( 同 )
石井 章(北関東<1>)
川口 浩( 同 )
水野 智彦(南関東<1>)
石田 三示( 同 )
相原 史乃( 同 )
川島智太郎(東京 <1>)
笠原多見子(東海 <1>)
三輪 信昭( 同 )
小林 正枝( 同 )
大山 昌宏( 同 )
熊谷 貞俊(近畿 <1>)
渡辺 義彦( 同 )
(敬称略、地区はブロック名、<>内の数字は当選回数)<毎日新聞17日>』
『民主会派離脱届 新会派結成宣言・全文 菅政権に痛烈なダメ出し
産経新聞 2月17日(木)12時28分配信
民主党の新会派結成を目指す「民主党政権交代に責任を持つ会」(会長・渡辺浩一郎衆院議員)が発表した「約束を果たす民主党への回帰宣言」の全文は次の通り。
「今の菅政権は、国民との約束を果たす本来の民主党政権ではない」 今、民主党議員の多くが強くそう感じている。「国民の生活が第一」の政治理念は、おととしの衆議院総選挙での、民主党と国民との最大の約束だった。しかし今の菅政権ではどんな事態が進行しているだろうか。
総選挙では、予算のムダを徹底的に削り、新たな政策の財源に充てるとしたマニフェストを掲げ、政権交代を実現した。しかし、「予算の総組み替えなどを行う」と主張していたのに、ほぼ手つかずの一方で、先週、菅総理大臣は、「衆議院の任期中上げない」としていた消費税については、「来年度末までに法的な対応をしなければいけない」と発言し、増税への意欲をあらわにした。
菅政権は国民との約束、マニフェストを捨てたのである。
また、政治家主導で日本を立て直すはずが、目玉とされた国家戦略局の設置法案は実現せず、公務員制度改革も反古(ほご)にされている。官僚に頼り放しだが、尖閣問題や北方領土問題など、もっとも政治主導であるべき案件で失敗すると官僚のせいにする。
菅政権は政治主導の御(み)旗も捨てたのである。
菅政権は、民主党の理念、そして「国民の生活が第一」という国民の皆様への約束をも捨て去ったのである。
菅政権が本来の民主党の政策を捨て、本来の民主党の政治主導を捨て、本来の民主党の国民への約束を捨て去って省みないならば、それは国民が願いをかけた本来の民主党そのものを捨て去ることになる。
そして、このことは、本来の民主党への支持の上に比例代表で当選した我(われ)々(われ)の存在意義すらも打ち消すことになる。
我々は民主党と国民との約束の上に存在する比例代表の議員だからこそ、本来の民主党の姿とはかけ離れた今の菅政権にはもう黙ってはいられない。みすみす旧来からのしがらみにはまり込み、無原則に政策の修正を繰り返す菅政権に正当性はない。我々は今こそ「国民の生活が第一」の政策を発信し、国民の信頼を取り戻していかなければならない。
しかし、我々は、民主党に対する信頼が地に落ちた今となっても民主党を捨てるつもりはない。歯を食いしばっても、国民との約束であるマニフェストの実現に取り組む我々こそが、本来の、そして真の民主党であるからだ。
従って、我々は、国民との約束を果たす議員集団であることを、改めて国民の皆様に行動で示すために、衆議院での民主党・無所属クラブとは分かれ、新たに院内会派を設立する。そして同志一同が結束して、「国民の生活が第一」の政策を実行すべく今後、行動を展開していくこととする。
2月17日 民主党・衆議院比例代表単独議員有志一同』