人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

小沢の第12、13回公判~被告人質問の概要と雑感

頑張ろう、東日本&ニッポン!一歩一歩、前進を。o(^-^)o 

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。


10、11日、小沢一郎氏の第12、13回の公判が開かれ、小沢氏本人への被告人質問が行なわれ、10月6日から始まったこの公判の実質審理は終了した。

 次は2月17日に、元秘書3人の供述調書の証拠採否に関する公判が行なわれることに決まったのだが。その後、特に何もなければ、3月9日に検察役の論告求刑、19日に小沢氏側の最終弁論が行なわれて結審し、4月に判決が出る予定になっている。<判決は、4月下旬ぐらいになるのではないかと見られている。>

 mewは、とりあえず、この2日間の被告人質問でのやりとりを産経新聞とNHKの詳報で読んだのだが・・・。

 もし刑事訴訟の原則論から見れば、また小沢氏サイドから見れば、小沢氏が「優勢」だったようにも感じたのだけど。
 でも、できるだけ、第三者的な立場&世間一般的な感覚で見た場合には(+刑事訴訟の現実を考えると)、率直なところ「5分5分かな」という感想を抱いた。(・・)

* * * * *
 
 先に、今回の公判に関する毎日新聞11日の記事をアップしておきたい。
 この記事が、mewの目には最も客観的に2日間のやりとりを報じているように思えたし。また全体的な見方も、mewと重なる部分が大きいからだ。

『2日間の被告人質問では元代表のあいまいな発言が目立つ一方、指定弁護士側も共謀を裏付ける決め手を欠いた感は否めず、裁判官が元代表の法廷供述や状況証拠を総合的にどうみるかが、元秘書3人の供述調書の証拠採否(2月17日)や4月下旬の判決を左右しそうだ。

 被告人質問で際立ったのが元代表が「秘書に任せていた」「記憶にない」を繰り返す姿で、その結果、元秘書らの法廷証言とも一部に食い違いが生じた。

 陪席裁判官は、土地購入手続きへの関与を全て否定する元代表の発言と元秘書らの証言の違いに着目。「『定期預金を担保に銀行融資を受ける』と元代表に報告した」という元秘書の衆院議員、石川知裕被告(38)の証言の真偽をただすと、元代表は「多分なかったと思う」と述べた。

 石川議員と後任の元秘書、池田光智被告(34)が関連団体の収入について対前年比などを一覧にして毎年末に報告していたと証言したことについても「『政治団体はうまくいっているか』という会話を交わした程度。細かい報告を受けた記憶はない」と否定した。

 また、元代表の政治資金制度に対する安易な認識も浮かび上がった。「会計責任者への指示はしていない」と繰り返し、裁判官から「規正法は代表者が正確な報告書作成を指示するよう定めている」と追及され、元代表は「その意味では責任がある」と渋々認めた。

 さらに大善裁判長は「石川議員たちが政治状況を考慮して収支報告書への土地購入計上を翌年に遅らせたことをどう思うか」と尋ねた。元代表は「彼らは彼らなりに少しでもマイナスにならないよう、良かれと思ってやったことだと思うので、しかるたぐいのことではない」と話した。

 一方、検察官役の指定弁護士は午前の質問で、土地購入に充てたとされる元代表提供の4億円の由来を改めて追及。10日に元代表が「印税や議員報酬が含まれる」と説明したことについて、指定弁護士は4億円提供の04年当時、印税と議員報酬を管理する個人口座から億単位の引き出しがなかったと矛盾を指摘した。だが、元代表は「分からない」と述べるにとどめた。

 指定弁護士は2日間で陸山会を巡る多額の資金移動の質問にも時間をさき、元代表は09年の衆院選候補者に対し党支部を介した迂回(うかい)献金で資金提供したことを認めた。起訴内容とは直接関係ないとはいえ、「会計実務は担当者に任せていた」「収支報告書は見たことがない」という元代表の「防御」とのズレが間接的にのぞいた格好だ。

 しかし、公判の核心である▽政治資金収支報告書の虚偽記載の認識▽内容についての報告や了承の有無--については、「報告・了承」を全否定した2人の元秘書証言と一致する結果となった。

 また、元代表と直接の共謀関係にない元会計責任者の元公設第1秘書、大久保隆規被告(50)は「形式的な会計責任者だ」と述べ、報告書作成への関与を否定。元代表もそのことを認め、「報告書作成は事務担当者を信頼して任せていた」などと大久保元秘書と歩調を合わせる格好となった。(毎日新聞11日)』

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

長いので、チョットお休みタイム。( ^^) _旦~~so-cha o douzo!
よろしければ、2つのバナーの応援クリックをお願いします。m(__)m

人気ブログランキングへ にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆
 

 mewが、客観的に見れば「5分5分かな」という感想を抱いたのも、上の記事にあるように、両者とも質問や証言において決め手となるようなものがなく、裁判官も判断しにくいように思えたし。どちらのサイドから見ても、「何だかな~」という感じの2日間だったように思えたからだ。_(。。)_

<昨日、本番は2日めだと書いたのだけど。2日めも検察役は、1日めよりは細かい質問が多くなっていたとはいえ、内容的には同じような質問を繰り返しているような感じがあって。これぞという証拠や情報を突きつけるような場面はなかったように思う。>
 
 もちろん、刑事訴訟の原則論から行けば、検察側は裁判官に対して、犯罪事実について合理的な疑いを越える程度の証明を行なう必要があり、それができない時には「被告事件について犯罪の証明がないとき」として、無罪判決を言い渡さなければならない(刑訴法336条)ことになっているわけで。
 その観点から考えれば、mewは、少なくとも今回の被告人質問では、検察役は小沢氏から、合理的な疑いを超えるような証言を導き出せなかったのではないかと思うところがあった。(+_+)

 具体的な話は、また改めて別記するとして・・・。

 上の記事にもあるように、秘書との証言の小さな食い違いや、一般的に見て疑問の残る部分、理解しにくい部分が多少あったかも知れないが。
 起訴された犯罪行為の肝心な部分に関しては、検察役は、犯罪の証明になるような「これぞ」という証言を小沢氏から得ることはできなかったと言えるだろう。(・・) 

<あとは石川氏の供述調書の証拠の採否や、秘書との証言の食い違いに対する判断、裁判官の心象がどうなるのか。あと小沢氏の保有していた現金に関する物的証拠がどれだけあるのかなどが、mew的には気になっているところだ。>

 そして原則論から言えば、小沢氏にとっては、それで十分だと言えるのではないかと思うのだけど。<原則論から見れば、検察側の攻撃がヒットせず、否定するか交わすことができれば、防御は成功したことになるので、今回の被告人質問は、小沢氏優勢だと見ていいのでないかと思うのだけど。>
 ただ、残念ながら、刑事訴訟の実態を考えると、「疑わしきは罰せず」ではなく、チョット疑いが残っていれば<また、裁判官の心象が悪かったりすると>「疑わしきは罰する」という風潮が見られるだけに、十分な防御ができたとは言い難い部分もあるように感じたのだった。(-"-)

* * * * *
 
 小沢氏は、自分の立場や感覚、そして記憶に基づいて、正直に答えればいいだけのことなので。mew個人は、「小沢氏レベルのベテラン政治家の行為や感覚は、一般国民とかけ離れている部分があったとしても不思議はない」と思うし。また、小沢氏個人の感覚も尊重すべきものがあるとは思うところがあるのだけど。 

 客観的に見れば、小沢氏の立場や考え、感覚、それに基づく言動の説明については、裁判官や一般国民に「なるほど」と理解or納得しにくいようなものも少なくなかったので、その点を裁判官がどう評価するかも気になったし。
<特に、いざという時に備えて、常に数億円の現金を用意しておくとか。(金丸氏は常に10億円用意していたという話があるけど。^_^;小沢氏は「私どもの感覚では離れたものではない」と主張)、また数億円の現金を何の契約書も交わさず、そのまま秘書に預けたり、その使用法にもクチを出さないということとかは、(小沢氏は秘書を信用していると主張)などは、理解&評価が分かれるところかも。>

 また、小沢氏の方も「記憶にない」「わからない」と答えることがあまりにも多かったので、裁判官に真相究明に消極的だor逃げているような印象を与えたおそれがあるかな~という懸念を抱く部分もあった。^^;

 「記憶にない」と発言に関して言えば、実際、小沢氏としても、7~8年前のことゆえ、記憶にないor記憶が薄れていることも多いと思われるし。<政局的にもアレコレあった頃だし。もともと政治団体の資金の収支に関心がなかったとすれば、尚更に記憶にないかも?^^;>
、下手に曖昧な記憶に基づいて、不明確なことや断片的なことを語って言質をとられるより、「記憶にない」と言った方がベターだと考えたのかも知れないと察するし。それは正当な防御の方法だとも思うのだけど。<弁護士とも、そのような方針をとることに決めていたのかも。>

 ただ、政治家の「記憶にない」という発言は、ロッキード事件の証人喚問の頃から「偽証罪」逃れの手口と見られているところがある。それゆえ、裁判に対する姿勢という面で、あまりこれを連発すると、裁判官や一般国民の心象を悪くするのではないかと危惧してしまうところもあった。(-_-;)

 加えて言えば、mewは、訴訟自体への対応が最優先だとは思っているものの、小沢氏の今後の政治活動のことを考えると、この被告人質問を通じて、一般国民にもある程度、理解&納得できるような説明をして欲しいと願う気持ちが大きかったので、その点でもチョット残念に思える部分があった。^^;

* * * * *

 チョット時間がなくなってしまったので、とりあえず、この記事は、中途半端ながら、ここで終わりにしたいのだが。

 小沢氏にとっては、自分が被告人になっている公判であるとはいえ、1日に7~8時間、13回もの公判に出席すること自体、身体的な負担の面でも、精神的なストレスという面でも大変なことだったと思うし。<政局がバタバタしていた時だったので、尚更に。>
 また、弘中弁護士が「事前に法廷での受け答えを練習した」(毎日新聞10日)と語っていたそうなのだが。小沢氏は、あまりこういう形の公の場で話すのは得意ではないし、この2日間の被告人質問やその準備に、かなりの時間や労力を費やしたと思われるだけに、小沢氏に対して、「ともかく、おつかれさまでした」と言いたい気持ちになっているmewなのだった。(@@)

                      THANKS

【下の2つのランキング・・・できれば、2つともクリックして頂けると、
有難いです。・・・組織票はなく、記事を読んで下さる方々だけが頼りなので、
よろしくお願いします。m(__)m】


 ↓ このクリックが、mewの大きな励みに。(・・)
人気ブログランキングへ


ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
 ↑ もう一押しが、mewのさらなる励み&エネルギー源に。"^_^"


 当ブログと共に、コツコツと頑張り続けている
生活重視のリベラル&平和志向系ブログも応援して下さい。(^^♪
わんばらんすさん、喜八さん、とむ丸さん、秘書玲奈さん、お玉おばさん
へのアクセス&ご支援のクリックをよろしくお願いいたします。m(__)m 

 
また、この他にリベラルor平和系のいいブログがた~くさんあるです。

ぶいっちゃんの「らんきーブログ」、iiyumeさんの「とりあえず書いて
みようか
」も必見!(**)
kimeraさんも「kimekime25」で吼えているです。

さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」、晴天とら日和さんが
作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。



 




資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われた小沢一郎民主党元代表(69)の公判は11日、2日間にわたる被告人質問が終了し、主要な審理を終えた。

 この日午後には3人の裁判官が、問題の土地取引の経緯について質問したが、小沢被告はこれまで同様、「秘書に任せていた」という言葉を繰り返した。

 「政治資金収支報告書の内容を把握しないのは、国会議員になった最初からか」。この日の最後に行われた裁判官の質問では、まず左陪席の井下田英樹裁判官(42)がこうただした。

 検察官役の指定弁護士の質問にいら立ちも見せていたのとは対照的に、ゆっくりと丁寧な口調で答えた小沢被告。「最初から関与していない。大多数の国会議員はそうだと思う」と述べ、「秘書任せ」が政治家一般のやり方だと主張した。

 小沢被告は、元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)(1審有罪、控訴)に土地代金として4億円を渡したが、それ以降、取引の経緯について一切報告を受けていないと説明した。井下田裁判官は「4億円もの大金を秘書に任せて、(その後は)関心を持たなかったのか」と質問したが、小沢被告は「本当に信頼して任せている」と説明。右陪席の平塚浩司裁判官(47)が「建物が建つまで報告はなかったのか」と尋ねても、「秘書が引っ越したので、その現象は知っていた」と答えただけだった。<読売新聞1月11日>』

『小沢被告公判 供述調書の採否が焦点、被告の関与どうなる?
産経新聞 1月11日(水)13時4分配信

 小沢一郎被告の被告人質問が終わると、今後の焦点は、2月17日の石川知裕衆院議員(38)ら元秘書の供述調書の採否決定に絞られる。小沢被告の関与を示す直接的な証拠が乏しい中、調書の採否は判決を左右する可能性がある。

 捜査段階で報告・了承を認めたのは石川議員と、池田光智元私設秘書(34)。だが、小沢被告の公判ではいずれも「取り調べで検事の誘導があった」などと述べ、小沢被告の関与を否定した。

 裁判官が調書の任意性を見極める上で、重大なポイントとなるのが取り調べ検事の証言。公判では、石川議員を取り調べた田代政弘検事(44)が実際にはなかったやりとりを捜査報告書に記載していたことが発覚し、捜査報告書の存在が、指定弁護士側に不利に働くとの見方もある。

 一方、元秘書3人の公判で「威迫」「利益誘導」にあたると指摘された石川議員の「隠し録音」は、評価が割れている。小沢被告の公判では録音内容が再生され、談笑する様子も含まれていたことから、指定弁護士側は「ざっくばらんな供述」と任意性を強調。一方、弁護側は「明らかな誘導」としている。』

by mew-run7 | 2012-01-12 10:11 | 小沢&秘書の裁判

by mew-run7