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平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

谷垣が小沢の離党に言及~切羽詰まった自民党&小沢の攻勢&輿石の立場

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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。



 先週は忙しくて、なかなかニュースをゆっくりチェックできず。
<週末もJRAは、異例なことに土日を通じて、フェブラリーSに参加しただけ。(゚Д゚) 優勝は、テスタマッタwith岩田騎手。(*^^)v祝> 
 また、小沢一郎氏の公判がヤマ場を迎えていることもあって、この何回かは小沢公判に関する記事が続いていたのだが・・・。

今回は、政局の話を・・・。

野田内閣が先週17日、消費税増税を含む「社会保障・税一体改革大綱」を閣議決定し、3月に法案を国会提出する構えを見せていることもあって、ここから政界はアチコチでバタバタと様々な動きが出そうな感じがある。(@@)

 自民党は、現段階では与野党協議には応じず、野田民主党を解散総選挙に追い込む構えを見せているのだが、党内はアレコレと揺れている。

 自民党はただでさえ支持率がなかなか上がらないことに焦りを覚えているのだが、それに加えて橋下維新の会が国政進出する準備を始めたため、もし維新の会と連携できないまま衆院選に突入すれば、過半数はおろか、第一党をとれない可能性が大きくなって来たからだ。(@@)

<自民党と維新の会は、同じ保守派ゆえ、支持層がかぶっており、選挙区でも比例区でも、以前、自民党の支持者だった人や保守系無党派層の票が、維新の会に流れてしまうおそれがあるのよね。(~_~;)>

 そんな焦りからか、党内からは「谷垣総裁のままでは、選挙が戦えない」と、「谷垣おろし」の動きが再燃。(*1)
 また、石原新党が橋下維新の会と連携した場合には、石原新党に移ることを本気で検討し始めている議員も少なからずいるという。^^;

 このような状況の中、もし谷垣自民党が、何とか議員たちを自党に引き止めて、橋下維新の会の躍進を阻止し、政権の座を取り戻すには、結局、民主党と連立を組むしか手がないということになる。

<関連記事・『伸晃の冷血トンデモ発言+石原新党の超保守的な綱領+自民が新党潰しの動き

* * * * *
 
 そこで、19日には、ついに谷垣総裁までがこんなことを言い出した。

『自民党の谷垣禎一総裁は19日、福岡市で開かれた福岡県連大会であいさつし、野田佳彦首相に対し、消費税増税の与野党協議を求めるなら、民主党の小沢一郎元代表を離党させるのが先決だと注文した。

 谷垣氏は小沢氏が増税に強く反対していると指摘した上で「足元を固めないと駄目だ。小沢氏と首相が一対一で話し、『賛成するなら一緒にやりましょう。反対なら出て行って下さい』と整理しなければ、政治の力は生まれてこない」と指摘した。(産経新聞2月20日)』  

 一部メディアでは、自民党と小沢Gが結託して、3月末に自民党が内閣不信任案を提出&民主党の小沢Gなどがそれに賛成する形で可決して、野田首相を解散総選挙に追い込む計画を練っているという報道も出ていたのだが。
 谷垣総裁は、20日、小沢Gとの連携を否定した上で、この日も小沢Gの離党に言及する発言を行なったという。

『自民党の谷垣禎一総裁は20日、都内で講演し、消費税増税に反対する民主党の小沢一郎元代表らとの連携の可能性について「小沢氏が言っていることと、われわれが言っていることは同じ方向を向いているわけではない」と否定した。今国会中に野田佳彦内閣不信任決議案や野田首相問責決議案を提出することには「われわれにとって武器だ。もちろん使うときは使う」と述べた。

 消費税増税関連法案への対応については「首相は、小沢氏と話し合い『賛成しないなら党を出ていってくれ』と言うくらいのことをやらないと、真剣度が問われる。それなしに自民党に『協議を』というのは筋が通らない」と改めて主張した。

 衆院解散を条件に法案に協力する「話し合い解散」については「最初からはとてもいかない。談合そのものだ」と、否定的な考えを重ねて示した。(産経新聞20日)』

(話し合い解散は、「最初からは」ダメだけど、途中からそういう流れになるならOKということなのかしらん?^^;>

* * * * *

 ただ、同じ講演に関して、読売新聞は別の見方をしており、党内の意見が分かれており、谷垣首相自身も揺れているのが伺えるような感じもした。

『自民党の谷垣総裁は20日、都内で講演し、消費増税に反対する民主党の小沢一郎元代表らとの連携の可能性について、「消費税に関して、小沢元代表と私たちが言っていることは同じ方向を向いていないが、全部選択肢を排除してはなかなか進まない」と述べた。

 自民党内には通常国会で衆院に内閣不信任決議案を提出し、小沢グループの造反で可決を目指す案もあり、こうした場合には連携する可能性に言及したものと見られる。(読売新聞2月21日)』

<自民党の森元首相らの長老派は、以前から小沢Gとの連携を模索しており、昨年6月にも、小沢Gと共に菅内閣の不信任案可決を行なうことを画策したものの失敗に終わったのだけど。森元首相は読売新聞の渡辺恒雄氏と懇意の仲なので、こういう記事になったのかもね。^^;>

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 以前から書いているように、自民党執行部は昨年来、民主党の野田&前原Gと「小沢抜きの連立」に関する協議を何度も行なって来た。

 森元首相や古賀元幹事長など長老派の中には、以前から、小沢Gとの連携を模索する動きがあったのだが。
 もともと大島副総裁や石原幹事長、石破茂前政調会長などの党の中枢は、小沢一郎氏と組むことには否定的であった上、昨年6月には、菅内閣の不信任案を可決して、小沢Gと連携する計画が頓挫してからは、民主党と連立する場合は「小沢抜き」を前提条件にするというのが、既定路線のようになっている感じがある。

 それゆえ、自民党の石原幹事長などは、もう今年の初め頃から、公の場で、小沢Gの排除&話し合い解散に言及するなどして、野田&前原Gに「小沢抜き連立」の呼びかけを行なっていたところがあったのだが。
<関連記事・『小沢が「野田おろし」宣言か?+自民幹部が、小沢排除の連携や話し合い解散に言及』> 

 さすがに、谷垣総裁までが公の場でこのような発言をするようになったのを見ると、自民党も谷垣総裁自身も、かなり切羽詰った状況にあるのかも知れない。^^;

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 
 
 他方、先週、『小沢vs.野田陣営の、実権掌握or離党を賭けた民主党丸争奪戦が始まった』という記事にも書いたように、民主党の小沢氏は完全に戦闘モードにはいった様子。

 16日夜には、輿石幹事長、鳩山元首相と会談を行ない、野田首相の一体改革案に反対する意向を伝え、その後も、次々と公の場で、野田首相に対する批判を展開している。

『民主党の小沢一郎元代表、鳩山由紀夫元首相は18日夜、鹿児島市内で開かれた同党衆院議員のパーティーにそろって出席した。小沢氏は「皆さんと約束したことをどこまでも全力で頑張るという政治家が少なくなっている」とあいさつ。民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)で掲げた行財政改革などへの取り組みが不十分にもかかわらず、野田佳彦首相が消費増税を目指していることを暗に批判した。

 鳩山氏も「国民に訴えたことをしっかりと守るという小沢元代表の話はその通りだ」と同調。消費増税についても「経済が万全ではない中で結論を出していいのか不安を禁じえない。まだまだ、その前にやることがあるというのが国民の総意だ」と反対の考えを強調した。(時事通信2月18日)』

* * * * *  
 
 しかも、ここに来て、民主党内には、小沢&鳩山Gだけでなく、グループの枠を超える形で、野田陣営に反旗を翻すのような動きが出ているという。

『昨年12月には、中間派でつくる「礎会(いしずえのかい)」(会長・石津政雄衆院議員)が中心となって、消費税増税法案の国会提出前に衆院比例定数80削減の法案を提出、成立させるよう求める署名を集め、89人分の署名を執行部に提出した。(産経新聞2月19日)

 また、先週は、民主党の1回生議員32名が新しい勉強会を立ち上げ、初会合を行なったのだが。こちらも中間派を含めて様々なグループの議員が集まっており、初会合ではマニフェストの遵守に関する講演をきいたという。 

『民主党の現状に危機感を抱く同党衆参当選1回の有志が15日、新しい勉強会「日本のあるべき選択を考える会」を発足、国会内で初会合を開いた。32人が参加、次期衆院選に向けて結束を強化していく方針だ。

 出席者は中間派に加え、野田佳彦首相や樽床伸二幹事長代行、前原誠司政調会長、菅直人前首相の各グループのほか小沢一郎元代表のグループに所属する議員も含まれている。

 初会合で講演した元民主党衆院議員の松沢成文前神奈川県知事は、同党について「ぜんぜんマニフェスト(政権公約)が実行できていない。国民に嘘をついた」と激しく批判。その上で「次の衆院選は国民の怒りが表れる選挙になるのではないか」と指摘した。(産経新聞2月15日)』(関連の報道記事*2に)

* * * * *

 民主党には130人の1年生衆院議員がいるのだが。前回は、政権交代ムードの追い風を受けて当選できたものの、次の総選挙では、大部分が落選する可能性の方が大きいと言われており、まさに崖っぷちの状態に置かれているだけに、前原Gや野田Gに属していようとも、そんなことには構っていられないところがある様子。

 『地元に行くと有権者からマニフェスト不履行に関し「お叱り」を受けるとして街頭演説に立つのをためらう1回生も出てきている』とのことで、産経新聞は、『130人という“党内最大勢力”は徐々に政権批判を強めており、集団離党に踏み切る可能性も秘めている』『首相にとって「内なる敵」は小沢氏といわれてきたが、このままでは1回生も伏兵として浮上することもありそうだ』とまで書いていた。(*2)

<このほかに、次期代表を目指している馬淵澄夫氏や小沢鋭仁氏のグループも、いくつかの勉強会を作っており、現段階での消費税増税には反対をする意向を示している。(・・)>

 mewは、これらの記事を読みながら、『小沢一郎インタビュー(日刊ゲンダイ1月5日)』の中で語っていたことを思い出していた。

『国会議員はみんな正月に地元に帰った。消費税増税や年金問題について、散々怒られて帰ってくると思う。野田政権は政権発足後、毎月、10%ずつ支持率が落ちている。そういう政権が消費税増税を打ち出した結果、どうなるか。僕は、本当の世論は大新聞の世論調査結果よりもはるかに厳しいと思っています。それを国会議員たちは実感して国会に帰ってくる』

 小沢氏は、このようにして、党内で消費税増税に反対or慎重な姿勢を見せる勢力が拡大して行くのを待っていたのではないだろうか?

 もしこのような動きがさらに広がってくれば、野田陣営も小沢Gさえ排除すればいいというわけには行かなくなるだけに、計画の再検討を迫られる可能性が出て来るかも知れない。(@@)
 
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 mewが一つ気になっているのは、輿石幹事長が、ここからどのように動くつもりなのかということだ。(-"-)

 野田首相は、党内融和人事の目玉として、小沢氏の側近である輿石東氏を党執行部№1の幹事長に任命したのだが。
 輿石幹事長は、何分にも日教組(左派系)出身で、本来なら真っ先に消費税増税に反対しそうなタイプなのであるが<っていうか、昨年の代表選では消費税増税に反対する小沢陣営(海江田万里氏擁立)にいたのに>、現段階では、幹事長として野田首相の政策に理解を示し、自分が反対派を説得するとまで言い出しているような状況なのだ。^^;

 しかも、輿石氏は参院のドン(会長)として、いわば参院グループの議員を率いている立場でもあるので、輿石氏が小沢氏らの動きに同調するのか、それとも対立するかで、今後の展開にかなり影響する部分があるのではないかと思われる。^^;

* * * * *

 先週16日夜に、その輿石幹事長と小沢氏、鳩山氏の3人が会合を行なったのだが。一体、その中でどんな話が出たのか、かなり興味深く思うところがある。

 ちなみに、産経新聞17日は、この会合に関してこんな記事を出していた。

『16日夜、輿石氏は小沢、鳩山両氏を都内の日本料理店に招き、約2時間にわたって意見交換した。

 6日の記者会見で「機会があれば話し合ったり、意見交換したりする場合も出てくるかもしれない」と語っていた輿石氏が、いよいよ腰を上げたといえる。

 ただ、会談後の3氏は、赤ら顔をみせながらも表情は硬かった。

 会談では、小沢、鳩山両氏が消費税増税について「このままいったら大変になる」と訴え、あくまでも現状では反対する考えを示した。16日午後の記者会見で「説得するとかしないとかという話じゃない」と強調した輿石氏は聞き役に徹したとみられる。

 政権交代後は頻繁に行っていた3者会談だが、今年は初めて。輿石氏と小沢、鳩山両氏との距離は微妙になり、3氏は酒で紛らわすしかなかったようだ。

 「小沢さんは消費税増税をやる前に無駄削減や議員定数削減などやることがあるという考えだ。それは間違っていない」

輿石氏は最近、周辺にこう漏らすことがある。小沢氏も消費税増税に根っこから反対しているのではない、というのだ。そこには、小沢氏の説得は執行部内で自分にしかできないという思いもある。

 実際、政権中枢部と小沢氏らとの溝は広がるばかりだ。岡田克也副総理は「昨年末の党内議論で(大綱決定に向けた)手続きは済んでいる。その辺をよくご存じでないのかもしれない」などと挑発すれば、小沢氏も「歌を忘れたカナリアはどっちだ」と反発する。

 小沢氏はすでに、輿石氏には内々に「法案に反対する」と明言。16日に国会内で開いた、自らが会長を務める「新しい政策研究会」には93人が集まり、増税反対勢力の「頭目」として存在感をみせた。

 輿石氏はこれまで、「幹事長を受けたからには首相を徹底的に支える」と公言してきた。今回も、その一環といえる。しかし、組織の維持を最優先させる輿石氏の動きが政権運営にプラスになったことは少ない。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉参加をめぐる対立が深まった昨年11月、輿石氏は慎重論が多い情勢を首相に直訴し、首相の参加表明の記者会見を1日遅らせた。ところが、それがかえって世論の支持を下げ、「決断できない首相」のイメージを植え付けさせた。

もともと輿石氏は、首相よりも小沢氏との関係が良好だった。今回の消費税議論でも、いつの間にか小沢氏にすり寄る可能性もある。そのとき、首相に輿石氏を切るだけの体力が残されているかどうか。(産経新聞2月17日)』
  
* * * * *

 もちろん党の幹事長である以上、輿石氏にとっては、代表である野田首相を支えて、党内をまとめて行くのが一番の大事な仕事になるし。
 また、輿石氏もなかなかのベテラン・タヌキ的なところがあって、その時々で臨機応変に対応するタイプゆえ、何を考えているのか、どう動くのか読みづらいところがある人なのだけど。

 ここから「小沢vs.野田陣営」の戦いが激化して行くであろう中、mewは、。最後の最後に輿石氏がどちらにつくかで、流れが大きく変わる可能性もあると思うだけに、もしかしたら輿石氏が、この戦いのいわばキーパーソンのような存在になる可能性があるのではないかと思うところがある。(・・)

 それゆえ、今後の輿石幹事長の動きや、小沢氏G以外の議員の動きにも注目しながら、今後の民主党内の政局を見て行きたいと思っているmewなのだった。(@@)

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作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。





*1

自民党重鎮に加え、執行部に同情的だった中堅にも「谷垣降ろし」の動きが広がり始めた。だらだらと続く政党支持率の低下、政権奪還への明確な道筋が見いだせない閉(へい)塞(そく)状態…。谷垣禎一総裁に対するいらだちは爆発寸前。谷垣氏は土壇場に追い込まれつつある。

 16日、口火を切ったのは最重鎮、森喜朗元首相だった。党本部での国土強(きょう)靱(じん)化総合調査会(二階俊博会長)に姿を見せ、地方活性化のための優遇税制問題で谷垣氏を詰問したのだ。

 「あなたが総裁になったときから、何度も言った。本当に真剣に取り組むのか」。最後通告にも聞こえる口ぶりに空気が凍り付いた。森氏は昨年3月の東日本大震災後、民主党との大連立構想に否定的な谷垣執行部と意見を異にしていたが、公然の場で面と向かって難詰したことはない。

 坊主憎けりゃ袈(け)裟(さ)まで憎い-ということわざがあるが、次期衆院選向けに作成された党の新ポスターもそこかしこでやり玉に。

 16日の派閥総会では、伊吹派会長の伊吹文明元幹事長が谷垣氏の表情を「戦う意志があるのかと言うほど穏やかだ」と一喝。町村派でも、「地味で暗い」(衛藤征士郎衆院副議長)、「総裁は入っていなくてもいい」(安倍晋三元首相)と酷評が続いた。

 新ポスターの選定に加わった中堅の松野博一副幹事長でさえ「選挙が近いので自分のポスターを張っている」という悪評を聞きつけてか、森氏は同日の党政治制度改革実行本部総会に再び登場し、こう発言した。

 「このポスター、わざと総裁の顔を暗くしたのか? こんなポスター、俺の選挙区で引き受けないぞ」

 それでも、谷垣氏は同日の記者会見で批判に反論せず、「そのときそのときの風向きがある。風向きの苦しいときは常に総裁の責任だ」とだけ述べた。(産経新聞2月16日)』

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*2

『1回生議員130人 首相新たな「敵」 消費増税批判で集団離党?
産経新聞 2月20日(月)7時55分配信

 平成21年の衆院選に初当選した民主党議員の独自行動が目立ち始めた。衆院解散・総選挙の足音が聞こえ始める中、野田佳彦内閣の支持率は下落、党への風当たりも強いため危機感を募らせているためだ。首相は消費税増税に政治生命をかけているが、1回生議員にとっては次の選挙で生き残ることが最優先。130人という“党内最大勢力”は徐々に政権批判を強めており、集団離党に踏み切る可能性も秘めている。(山本雄史)

 「全然マニフェスト(政権公約)が実行できていない。このままでは次の総選挙で第三極、新党が圧倒的に国民の支持を得てしまう」。15日夜に開かれた1回生有志による勉強会「日本のあるべき選択を考える会」の初会合で、講師に招かれた元民主党衆院議員の松沢成文前神奈川県知事はこう指摘した。

 参加したのは小選挙区支部長ら約30人。政権批判を繰り返す小沢一郎元代表のグループが主導したのでなく中間派が多数を占めた。政権を支える樽床伸二幹事長代行、前原誠司政調会長、さらに首相のグループに属する議員も参加した。

 「先輩」の苦言に反論は出ず、むしろ「わが意を得たり」とばかりにうなずく人も少なくなかった。

 昨年12月には、中間派でつくる「礎会(いしずえのかい)」(会長・石津政雄衆院議員)が中心となって、消費税増税法案の国会提出前に衆院比例定数80削減の法案を提出、成立させるよう求める署名を集め、89人分の署名を執行部に提出した。

 1回生の多くは、昨年12月に実施され、1月中旬に通知された1回生104人の小選挙区を対象にした党の選挙区情勢調査に衝撃を受けている。対立候補より優勢だったのは2割にとどまり、大阪維新の会などの「第三極」に20ポイント以上差をつけられ「完敗」している議員もいた。

 地元に行くと有権者からマニフェスト不履行に関し「お叱り」を受けるとして街頭演説に立つのをためらう1回生も出てきている。

 昨年末には1回生6人を含む民主党議員9人が離党、今年に入り新党きづなを結成した。維新の会が募集した「維新政治塾」に高橋昭一氏が応募したことが発覚した。「石原新党」に期待を寄せる議員もいる。

 最近では「新党にくら替えすれば当選できる」「民主党のまま選挙には出ない」と周囲に公言する1回生も珍しくなくなった。

 首相にとって「内なる敵」は小沢氏といわれてきたが、このままでは1回生も伏兵として浮上することもありそうだ。(産経新聞2月20日)』
by mew-run7 | 2012-02-21 10:46

by mew-run7