小沢の無罪判決で、気勢上がる輿石、小沢G。困惑モードの野田陣営&自民党
2012年 04月 27日
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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
昨日4月26日、東京地裁で小沢一郎氏に対する陸山会事件の公判の判決が出され、大善裁判長は、小沢氏に無罪を言い渡した。(^^)v
小沢氏は、判決が終わった後、文書にて下記のコメントを発表した。
「本日の判決は、『虚偽記載について共謀したことは断じてない』というかねてからの私の主張に沿うものである。裁判所の良識と公正さを示して頂いたことに敬意を表すると共に、今日までご支援頂いた同志と全国の皆さんに感謝を申し上げたい」
<どこかのニュースによれば、小沢氏は検察役が控訴するか否か決まってから、会見を行なう予定だとのこと。ちなみに控訴期限は5月10日のようだ。>
* * * * *
まあ、まだ無罪が確定したわけではないし。これから秘書3人の控訴審も行われるので、喜び過ぎてはいけないと思うのだけど。(と、自分に言い聞かせている。)
でも、ここで無罪が出るのと出ないのとでは、様々な面で大違いですからね~。(@@)
率直なところ、mewは、本当にほ~っとさせられるところがあったし。
そして、まずは、小沢氏の支持者であるか否かにかかわらず、これまで長い間、小沢氏&秘書に対する不当な捜査、起訴に疑問を覚えて、ネットで懸命に問題点を訴え来た&この無罪判決を願って来た方々と「よかったね~」とねぎらい合いたい気持ちが生じたです。(・・)
また、小沢氏に対してはもちろん、さすが無罪引受人の弘中弁護士や小沢弁護団にも、「よかったですね~」「おつかれさま」と言いたい気持ちでいっぱいになった。(+_+)
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実は、まだ判決骨子+αをざざっと読んだだけで、判決の詳しい中身を把握できていないので、判決そのものに関するmewの感想は週末に書くことにしたいのだが。<判決要旨も読めるといいな~。>
昨日、無罪判決が出された時の状況は、このようなものだったという。
『裁判長「それでは被告人に対する政治資金規正法の罪について、当裁判所の判断を示します」
「主文、被告人は無罪」
《法廷がざわつく。小沢被告は軽く一礼した》
裁判長「もう一度、いいます」
「主文、被告人は無罪。分かりましたね」
被告「はい」
《今度は、さらに大きな声で返事をし、深々と頭を下げた》
《一方、最強弁護団を率いる弘中惇一郎弁護士は思わず、「よし」と一声漏らした》
《指定弁護士の1人は、苦い表情を見せ、じっと目を閉じて天を仰いだ》
(産経新聞4月26日・公判詳報より)』
<ちなみにTVのニュースによれば、傍聴席にいた小沢氏の辻恵議員が、「よし、当然だ」と声を上げ、ガッツポーズをしたとか?^^;「辻氏は弁護士なんだから、法廷で大きな声を出しちゃダメでしょ~」とツッコミつつも、そうしたくなる気持ちはと~っても理解できたりして。(・・)>
そして、小沢氏は、公判が終わった後・・・・
『「そうか、そうか。ありがとう」。判決言い渡し後の104号法廷別室。判決内容を詳しく説明する弁護団の弘中惇一郎弁護士の言葉に、元代表は緊張が解けた様子で笑顔を浮かべた。
公判を毎回傍聴し、同席した民主党の辻恵衆院議員が「おめでとうございます」と声をかけると、「ありがとう」と右手を差し出し強い握手を交わした』という。(毎日新聞4月27日)』
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さすがにこの判決への注目度は大きく、TV各局は(毎度ながら、教育TVとテレビ東京は除いて)特番を組んで、中継を行なっていたのだが。
10時5分頃には、無罪判決が出たとの一報が出て、mewも思わずTVの前で、「よっしゃ~」という感じに。<(^^)chiisaku guts-pose
TVには、石川知裕氏や、松木兼公氏らの小沢Gの議員、自らも国策捜査&刑事裁判で苦しんだ経験のある鈴木宗男氏などが登場して、無罪判決が出たことへの安堵、喜びを語っていた。<松木氏や小沢Gの議員の中には、涙を浮かべる人も。>
特に石川氏は、自らが一審で有罪になっているだけに、小沢氏の判決の結果を案ずる気持ちが強かったと察するのだけど。無罪判決だとわかり、本当にほっとした様子で、うっすらと目をにじませながらも、淡々と取材に応えていた姿が印象的だった。
『陸山会の元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)(1審有罪、控訴)は、衆院議員会館の自室のテレビ速報で無罪を知ると、集まった報道陣に「裁判所が良識ある判断を下したと思う」と感想を述べた。
さらに小沢元代表については、「今までは刑事被告人ということで国民に色メガネで見られたが、これからは小沢さんが主張していることに、多くの議員が賛同しやすくなる」と今後の政治活動に期待した。
一方、捜査報告書に虚偽の記載をしていた検察に対しては、「(今回の判決を)自分たちのあり方を見つめ直す良いきっかけにしてほしい」と語気を強めた。(読売新聞4月26日)』
<鈴木宗男氏は、早くも小沢氏と橋下維新の会との連携について示唆する発言を行なっていたです。^^;>
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小沢氏の側近である民主党の輿石幹事長は、記者団に対して胸を張るような感じで「当然でしょう。その一言に尽きる」とコメント。また、党員資格停止処分の解除についても、その場で「党内手続きを取る」と明言。
その後の会見でも、「最初から無罪だと思っていたので、党員資格停止処分の必要はないと言い続けてきた。解除となれば(党内の)会議に出てもらえるし、意見も堂々と主張してもらえる」と語り、早ければ、大型連休明けの7日にも役員会で協議を行なう方向で日程を調整するつもりのようだ。
輿石氏は、喜びを見せると言うよりも、これで小沢氏の足かせが外れて、ここから本格的な戦いに臨む気構えでいるような強い表情をしていた。(・・)
また、小沢氏とタッグを組む鳩山由紀夫氏は『「小沢氏は混迷した政権の中で不可欠な人材だ。早く小沢氏にがんばってもらえる状況をつくってもらいたい」と述べ、党執行部が小沢氏の党員資格停止を早期に解除すべきだとの認識を示した。(産経新聞4月26日)』
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小沢氏本人は、公判終了後、そのまま帰宅したようなのだが・・・。
小沢Gの議員を中心に約100名が、国会内で集会を開き、新たな戦いに気勢を上げていたとのこと。
『山岡賢次前国家公安委員長は記者団に「日本が明日にでもつぶれるような緊急性があるのか」と消費増税への反対論をぶち、法案採決の阻止へ結束をアピールした』という。(毎日新聞4月26日)』
さらには、夜には都内のホテルに約70人が集まって、祝杯を挙げたという。(・・)
* * * * *
他方、野田首相は、官邸を出入りする際に、記者団からの問いかけに対して、無罪判決に関しては「司法判断として受け止めます」、党員資格停止処分の解除については「(党の)常任幹事会で議論することです」と、歩きながら言葉短く答えただけだった。
野田首相は、夜には、都内の中国料理店で民主党の石井一参院予算委員長ら予算委メンバーと会食を行なったのだが。その際に、『元代表に近い川上義博筆頭理事が「首相が昨年の代表選で言ったような『ノーサイド』でお願いします」と暗に譲歩を求めたのに対し、首相は「そうですね」と受け流すしかなかった』とのこと。(毎日新聞4月26日)
まあ、今、野田首相のアタマの中の大半は、29日に出発する訪米のことで占められているのではないかと思うのだが。<今週にはいって、米軍再編やBSE牛、TPPなどに関して、日米間の交渉に溝が生じつつあるので、切羽詰まっているような状態かも。^^;>
おそらく今後、検察役が控訴するのかどうか様子を見ながら、連休明けの党内運営(小沢G対策?)や消費税増税法案への対応について、周辺と作戦を立てるつもりなのではないかと察する。(・・)
ただ、一昨年から小沢封じを主導して来た&次期首相を目指す前原誠司氏(with仙谷由人氏)は、ここで小沢氏が復権するのを何とか阻止したいところ。
前原氏は、20日にもBS番組で、小沢氏の党員資格停止処分解除に異論を唱えていたのだが。<関連記事・『前原が「小沢の処分解除に異論」に反論』>
昨日の会見でも「日本は三審制だ。(検察官役を務めた)指定弁護士が控訴するか、推移を見守ることが大事だ」と慎重な姿勢を示す発言を行なっていた。
さらに、『無罪判決を受けた小沢一郎元代表が消費増税関連法案に反対していることについて「社会保障と税の一体改革は、議論を踏まえ党として閣議決定に至る了承を行った。誰もが従ってもらうのが前提になる」と述べ、採決での反対派の造反をけん制した。
政府の原発再稼働の手続きを小沢氏が批判していることには「日本経済や国民生活への影響を把握し、政府がしっかり対応してもらいたい。それを後押しするのが党の役目だ」と不快感を示した』とのこと。(時事通信4月26日)
<同じ政党の議員に無罪が出たのに、喜べとまでは言わないものの、あんなに渋い顔をして不快感を示すなんて、何だかね~。^^;>
野田首相が、党内融和を優先するか、前原氏らと共に小沢切りに走るかは、野党、とりわけ自民党がどのように出るかで、大きく変わりそうな感じもある。(@@)
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小沢氏の無罪判決に対する野党側の反応も見てみよう。
『自民党・石原幹事長「政治的・道義的責任というものはかなり重い。忘れちゃならないのは、3人の秘書の方が逮捕されている。しっかりと国会に出てきて、国民のみなさん方が素朴におかしいと思ってるものに対して説明責任を果たしていくことを望んでいきたい」
公明党・山口代表「小沢さん自身の道義的、政治的責任はなお残る。この点について国会で、きちんと国会に対して、国民に対して説明責任を尽くすべきである」
みんなの党・渡辺代表「民主党の中のドタバタ劇がさらに深刻になるのではないか。国民からするとウンザリ。民主党が政党の体をなしていない。それなら早く分裂した方がいい」
新党改革・舛添代表「確かに無罪判決を勝ち取ったが、それで政治的に国民レベルで復権するのかどうか。やはり政治とカネをめぐる様々な疑惑を国民が持っている状況では、そのハードルを越えるのは難しいと思っている」
自民党・小泉進次郎議員「無罪というのは霧が晴れたような感覚を持っている人も一部いるが、政界の霧は深くなったような印象を持たざるを得ない。今回の無罪は、何か政治の信頼というものをますます失わせるような結果になる可能性もはらんでいるんじゃないか」(日テレ4月26日)』
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ただ、ここでも自民党と公明党には温度差があるという。
『公明党は、民主、自民両党による「話し合い解散」に反対しており、今国会中に消費増税法案を否決して衆院解散に追い込む戦略だ。公明党幹部は「(選挙基盤が弱い若手議員をグループ内に多く抱える)元代表は絶対に選挙はしたくない。法案の採決をさせない可能性があり、解散が先延ばしになる」と焦りを見せた。(毎日新聞4月26日)』
公明党は、もし民主党と自民党が消費税増税法案で協力&打ち合わせ解散を行なった上、その後、民自で連立を行なうことになれば、公明党も連立に加わったとしても、存在感が薄れてしまうことを危惧しているのである。^^;
しかし、自民党の谷垣総裁や幹部の中には、今でも「小沢切り連立」を実行に移すことを考えている人がいるし。ましてや小沢氏が復権したら、消費税法案も解散も、民自連立による政権復帰の目もなくなってしまう可能性が大きいだけに、警戒感を強めている。
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それこそ谷垣総裁は、25日に行なわれた会合で、自ら『「野田佳彦首相は谷垣でないと社会保障と税の一体改革は動かない、谷垣とはケミストリー(相性)が合うと思っているのではないか。それは私も同じだ」と述べ、消費増税の必要性に関する認識は共有していると指摘』するような発言を行なっていたとのこと。(時事通信4月25日)
<思わず、「じゃあ、2人で消費税増税讃歌でも歌っていれば」とツッコミたくなったのだけど。ふと思い出したことに、ケミストリーって、今月、2人での活動を休止して、ソロ活動に専念するって発表したばかりだっけ?(~_~;)>
『「一言で言えば(首相の)本気度が試される局面だ」。自民党の谷垣禎一総裁は26日の記者会見でこう語り、かねて求めていた「小沢切り」に首相が踏み切ってでも、消費増税を実現させる覚悟があるかを問うた。(時事通信4月26日)』
『「元代表のグループは消費増税に真っ向から反対しており、民主党内での影響は無視するわけにいかない。消費増税に『政治生命を懸ける』と言ってきた首相の本気度が試される局面だ」。自民党の谷垣禎一総裁は26日の記者会見で、首相の「本気度」を注視していることを繰り返し強調。元代表排除に踏み切る覚悟を求めた。(毎日新聞4月26日)』
また石原幹事長も、露骨に「小沢切り」について言及したという。(-_-)
『石原氏は党本部で記者団に「反対する人たちと決別しなければ、政府と野党で協力して法案を通すということにはならない。そこを整理するのは政府、与党の責任だ」と強調した。(産経新聞4月26日)』
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自民党は、とりあえず『元代表の「政治とカネ」を問題にして、野田佳彦首相に元代表を排除する「小沢切り」を迫り、民主党の内紛を誘う構えだ。ただ、自民党幹部からは、「元代表が息を吹き返し、首相の求心力は低下する。消費増税法案をてこにした『話し合い解散』の見通しは暗くなった」として、消費増税法案への協力は難しくなったとの声も出ている』とのこと。(時事通信4月26日)』
もしこのまま野田政権を追い込んでの早期解散が実現できないことになれば、「谷垣おろし」が起きかねないだけに、野田首相同様に、こちらも大きな岐路に立たされている。(@@)
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それにしても、小沢氏は、昨夜は自宅で、どうしていたのだろうか?(・・)
グループの議員とは一緒に祝杯を挙げられなかったものの、自宅でひとりでor秘書や書生or息子と、静かにグラスを傾けていたのだろうか?(・・)
<ちなみにmewは、これを書きながら発泡酒500ml缶で祝杯を挙げたです。(^^)v>
検察役が控訴を断念し、無罪が確定するまでは、心穏やかでないところはあると思うのだが。せめて、この1~2日は、おいしいお酒と安らかな眠りを・・・と願っているmewなのだった。(@@)
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