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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

尖閣上陸と安倍、維新の会など政権を目指す超保守派のつながり+中韓&保守の狙い

 今日20日、帯広のばんえい競馬で「JRAジョッキーDAY」のイベントが。詳しくは、前記事↓をご覧下さいませ。m(__)m

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*印がついた報道記事は、記事の最後のMore部分にあるです。


  前記事『前原が竹島に「実力行使」発言+谷垣&自民党の攻勢に野田は?+ばんえい』でも触れた話だが。<何だかイヤ~な予感がしていたのよね。(-"-)>

 昨日、洋上慰霊祭のために尖閣諸島近くの海まで航行した国会議員、地方議員ら150人のうち10人が、船から海中にはいり、泳いで魚釣島に上陸。複数の大きな日本国旗を灯台などにとりつけた。
 10人の中に国会議員は含まれていないが。都議や区議などの地方議員が数名含まれている。^_^;

 ちなみに上陸した荒川区議(東京)は(mewも名前だけだが、知ってる人だった)、日本会議所属で、大阪維新の会と連携して活動している日本創新党の幹部を務める人だ。また、他の地方議員のうち少なくとも2人は、日本会議に所属している。(-_-)

<ちなみに、大阪維新の会の松井幹事長+αも日本会議(後述)の所属。また、日本創新党(HPコチラ)は、松下政経塾出身&元衆院議員の山田宏、中田宏氏が結党した政党で、かなり超保守的な理念を掲げているところ。山田氏は杉並区長(東京)、横浜市長を務めた後、国政に返り咲こうとしたが落選。2人とも、今は橋下市長のブレーンとして、大阪市の最高顧問を務めている。
 次の衆参院選では、日本創新党は、維新の会と協力する形で、山田&中田氏や維新塾に入塾している地方議員らが出馬すると言われている。>

* * * * *

『19日午前8時頃、尖閣諸島・魚釣島(沖縄県石垣市)に東京都議や兵庫県議ら10人が上陸した。

 沖縄県警によると、10人は同島沖で船から海に飛び込み、約20メートル泳いで同島に渡ったという。島の灯台に日本国旗を掲げるなど約1時間半の滞在後、船に戻った。

 同島を管理する政府の上陸許可がないため軽犯罪法違反の疑いがあるが、県警では過去にも立件した例はないとして、今回も処分などは行わない方針。

 同島沖ではこの日、太平洋戦争末期の疎開船遭難事件の「洋上慰霊祭」が行われていた。超党派の国会議員でつくる「日本の領土を守るため行動する議員連盟」が中心となり、民主、自民の国会議員ら約140人が21隻に分乗して参加した。

 同議連は今月上旬、政府に上陸許可を申請したが、認められなかった。地方議員らの上陸は予定外の行動で、同議連会長の山谷えり子自民党参院議員は「正当化できないが、気持ちは分かる」と語った。(読売新聞8月19日)』

『10人は鈴木章浩都議、和田有一朗兵庫県議、茨城県取手市の小嶋吉浩市議、東京都荒川区の小坂英二区議、杉並区の田中裕太郎区議の地方議員のほか、政治団体幹部ら。戦時中に起こった疎開船遭難事件の慰霊祭のため超党派議員連盟などのメンバーとして船で訪れた。午前7時40分ごろから、船から泳いで相次ぎ上陸、持ち込んだ日の丸を岩場に固定するなどし、約2時間で船に戻った。(中略)
 沖縄県石垣市の港に戻った小坂区議は「日本の領土と示すことが重要だと思った。尖閣の現状は緊急避難的に守るものだと思う。上陸は許可しない方がおかしい」と主張。小嶋市議は「日本人の志を示した。中国に渡してはならないという心意気を発信できた」と語った。(スポニチ8月10日)』

* * * * *

 おそらく上陸した議員らの多くは、最初から<気象条件などが調えば>泳いで上陸する気で、日の丸などを準備をしていたのではないかと察する。(~_~;)
 また、もしかしたら周辺の国会議員らも、彼らが強行上陸する可能性があることも織り込み済みだったような気もする。(-_-)
<ニュース映像を見ると、最初から泳ぐ準備をしていたのか、フィン(足ひれ)を装着していた人もいたしね~。^^;>

 彼らは、先週、香港の活動家が上陸したこともあり、改めて尖閣諸島が日本の領土だとアピールしたいという目的もあったのだろうけど。超保守団体やネットなどの一部からヒーロー扱いされることも、このような言動を助長する要因になっているように思われる。<中国や韓国でも、同じことが言えるかも。(~_~;)>

* * * * *

 前記事でも書いたように、日本国内で、(超)保守派系の政治家や識者が、どんどんと勇ましい発言を行なうようになっており、これが政府与党の議員や、国内外の人たちを煽っている部分もある。

 東京都で尖閣諸島を購入する計画を進めている石原都知事は、17日の記者会見で、政府の対応を批判。

「日本の弱腰の外交というか、シナにへつらう情けない姿がまた出てきたと思う。」
「怖い、怖い、怖い、シナさん怖い。問題を大きくしたくない、という外務省の腰抜けが全部伝染してだね。もうちょっときちっとした態度取らなかったらね、本当にバカにされバカにされ、韓国の大統領の言うように『日本はもはや大国じゃない』、まさにそうなっちゃったんじゃないのかな。悔しくないか。(産経新聞8月17日)』

 また、民主党最右翼と呼ばれる長島首相補佐官も、政府の一員であるにもかかわらず昨日、TVでこんな発言まで行なっていた。(>_<)

『長島昭久首相補佐官は19日のフジテレビ番組で、香港の活動家らによる尖閣諸島上陸事件を踏まえ、領海警備に自衛隊を活用できるよう法改正が必要だとの認識を示した。「自衛隊を含めた警察力の使い方のバリエーションを考えていかなければならない。貫徹できる体制を、法改正を含めて考えるべきだ」と述べた。

 主権侵害を目的に不法入国した場合の罰則強化の必要性も指摘した。李明博大統領による竹島訪問と天皇陛下訪韓をめぐる発言に関し「未来志向の日韓関係を築いていこうと配慮してきたが、もう必要はなくなった」と強調した。(スポニチ8月20日)>

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 そこまで行かずとも、政府与党の中にも、彼らに心情的な理解を示す発言をする人たちがいるのも、ある意味では困りものかも知れない。

「日本の領土だから日本人が行っていいのは原則だ。他方、政府関係者以外には認めないという運用があり、昨日、(慰霊祭を行った議員連盟などに)上陸を見合わせてくれと伝えていた」。山口壮副外相は19日、東京都内で記者団にこう明かし、政府の悩ましい立場をにじませた。(朝日新聞8月19日)

『民主党の前原誠司政調会長は19日のテレビ朝日番組で、日本人が尖閣諸島の魚釣島に上陸したことに関し「香港の活動家が上陸した後なので、気持ちとしては分からなくはない」と述べた。 同時に「政府が上陸許可を出していなかったということだから、その点についてはしっかり事実関係を確認すべきだ」と指摘した。(スポニチ8月20日)』

 これでは、国内外から、政府与党が上陸を実質的に理解&容認していると見られても止むを得ないようし。また、日本人の中にも上陸を目指す人が出るおそれがあるし。仲間であるはずの野田内閣を圧迫することにもなりかねない。(-"-)

* * * * *

 ただ、先日も書いたように、日本側、中国側がお互いの行為をエスカレートさせて行くと、日中関係がどんどん悪化するし。収拾をつけるのも難しくなる。

『自民党の溝手顕正参院幹事長は、共同通信の取材に対し、「現時点では情報が少なく評価しづらいが、衝動的な反応に見える」と強調。
「日本人が中国側と同じような行動をしては、事態が良い方向に向かわないのではないか。冷静な対応が求められると思う」と語った。(スポニチ8月19日)』

『過熱する領土問題に地元の石垣市民からは不安の声も。主婦(37)は「どんどんエスカレートしていくのが怖い。政府も市民も冷静に対応しなければ」と話した。(同上)』

* * * * *

 中国では、19日に20以上の都市で反日デモが行なわれたのだが。この日本人10人の魚釣島上陸のニュースが報じられ、尚更にエスカレートしたとのこと。
 
『日本人上陸はこの日のうちに中国内でも報じられた。広東省の深?、広州や浙江省の杭州、温州、四川省成都など20都市以上と香港で中国領有権を訴える反日デモが行われた。新華社は「上陸に抗議するデモ」と伝えた。

 中国での大規模反日デモは、10年9月の尖閣諸島沖漁船衝突事件を契機に発生して以来。共同電によると、最高指導部が交代する共産党大会を秋に控え、社会の安定を最重視する当局は警備態勢を強化した上でデモを一定の範囲内で実施させ、対日不満の「ガス抜き」を図ったが、一部では制御不能状態となった。

 約5000人が参加した深?では一部が暴徒化。「日本に宣戦」「日本製品のボイコットを」など激しい言葉が飛び交った。日の丸を燃やしたほか日本車10数台を次々に壊し、日本料理店に乱入し破壊した。

 杭州では約3000人が参加。景勝地・西湖のほとりにも進入し、売店が急きょ営業を中止。観光客が心配そうにデモを見つめた。「小日本」と日本人の蔑称を書いた手作りのプラカードを幼児に持たせて参加する家族連れも。熊本県発祥の日系飲食店「味千ラーメン」の店舗にはデモ隊が一斉にペットボトル飲料を投げつけ、店舗前面のガラスを割ると「オー」と叫んだ。(スポニチ8月20日)』

* * * * *

 前記事で、韓国の経済&雇用の状況が悪化していることから、李大統領は、国民の目をナショナリズムの方に向けさせようとする意図もあって、竹島上陸を強行したのではないかという話を書いたのだが。

 実は、中国もバブル経済が終わりを迎えて、若者の雇用にも問題が生じるなど、また閉塞感が漂っているとのこと。中国では、民主化や人権の問題なども含め、政府に対する不満も増大しているようなのだが、政府側としてはその怒りが日本に向かってガス抜きになることで、助かっている部分もあるわけで。
 昨日のデモも、とりあえず警備は行なったものの、デモ参加者を強引に拘束したり、解散させたりすることはせず、状況を見守るような態勢をとっていたという。(-"-)

* * * * *

 日本の場合は、中国、韓国ほどには、偏狭的な保守or愛国思想を持った国民がいないのは、幸いなことで。<こういうのを見ると、尚更に、妙な愛国教育を強化しようとしている超保守勢力の動きを阻止しなければならないと思うのよね。(・・)>

 一般国民やメディアの多くは、今回の様々な件も冷静にとらえているような感じがあるし。おそらく多くの人たちは、中国や韓国との外交&経済関係が悪化しないことを望んでいるのではないかと思うのだが。

 ただ、前記事にも書いたように、野田首相ももともと保守タカ系だし、政府与党の中枢にいる前原Gなどの議員もその度合いが強いだけに、中韓側の言動や国内の保守系議員の批判を受けて、その対応がエスカレートしてしまうのではないかと憂慮しているところがある。(-"-)

 また、日本も経済&雇用不況が続いて、国民、特に若者の間に閉塞感が充満している上に、近時は政治不信も高じていることから、そのはけ口として、偏狭なナショナリズムに扇動されたり、政策の中身を問わず、ともかく勇ましい言動をする人に惹かれるようになったりするおそれがあるのではないかと、強く懸念してしまう部分もある。^^;

 米国の共和党ブッシュ政権、また今、盛んに活動をしている共和党の超保守系ティーパーティーがいい例なのだが。
 海外の国々でも、経済不況で政府に不満を持つ国民が増えると、国外に敵を設定することで(しかも、時には戦争を行なうことで)、国民の目をそらす&国民の団結心を高めるようにはかるのは、保守タカ派系の常套手段だし。また、そういう時こそ国民の間にナショナリズムを根付かせるチャンスだと考えて、政治活動を強化するケ-スも少なくないのである。(-"-)

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 mewは、最近、もし次の衆院選で自民党が第一党になり、大阪維新の会や「た」党などの保守政党を集めて連立政権を作ることになったら、日本は本当にアブナくなると何度も書いているのだが。

 それは、今回の洋上慰霊祭&魚釣島上陸に関わった団体や政治家を見ても、よくわかることだ。(-"-)

 今回も、日本最大の超保守団体である日本会議(HPコチラ)の国会&地方議員が中心になって活動を行なっているわけで。もし上述のような政権ができた場合、彼らが国政の中枢で政治活動を行なう可能性が大きいのである。(-"-)

 ちなみに、日本会議の国会議員懇談会の最高顧問は平沼赳夫氏(元自民党、現たちあがれ日本代表)、幹部(会長か副会長)が安倍晋三元首相なのだが。
 この2人は、自民党内に作られた超保守グループ「創生日本」(HPコチラ)の最高顧問&会長も務めている。(・・)

<HPをご覧になればわかると思うが。彼らは日本の戦後体制(現憲法、教育、社会などの国家体制)を否定し、戦前のような体制に戻すことを考えている。>

 そして、昨日の洋上慰霊祭に参加した超党派の国会議員の会「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の最高顧問も平沼赳夫氏。会長は日本会議&「創生日本」で積極的に活動を行なっている山谷えり子氏だ。(~_~;)

<先述のように、上陸した地方議員も日本会議の地方議員の会の所属ね。また、民主党で勇ましい発言をしている前原誠司氏や長島昭久氏も、日本会議所属。>

 その彼らが、次に自民党が政権をとった時には、自分たちの思想に基づく国政を行なおうと張り切っているのである。(>_<)

* * * * *

 特に彼らが、今、新政権で連携して活動することを期待しているのが、大阪維新の会だ。(・・)

 先週、『維新の会は、安倍と連携し超保守路線を進む+維新に群がる&切られる人々』という記事にも書いたのだが・・・。

 維新の会の松井幹事長も日本会議の所属議員で、かなりの超保守思想の持ち主ゆえ、安倍元首相やその周辺の議員やブレーンは松井氏らと何度も会って、維新の会が国政進出後に、連携して政治活動を行なう準備をしているのである。(-"-)

 もし維新の会が、橋下氏の知名度や人気を武器に、次の衆院選で多数の当選者を出す可能性があるわけで。ある程度の議席数を確保できるという意味で、魅力があるし。しかも、当選者の中には、超保守派の議員が多数混在している可能性があるわけで。彼らの勢力拡大につながるという意味で、かなりおいしい存在なのである。(~_~;)

* * * * *

 上のリンク記事には、維新の会が民主党の松野頼久氏(この人も日本会議ね)らと連携して、衆院選前に国政レベルで政党化する準備を進めているという話も書いたのだが。先日、現代ビジネスにこんな記事が出ていた。(全文は*1に)

『安倍・橋下間のミッシングリンク

 ところで、この面子を見ると、ある「事実」に気が付く。松野、西村、平井の3氏に共通項があるのだ。キーワードは「岸信介」である。

 松野氏の父・頼三氏は第2次岸信介内閣で総務長官として初入閣、同改造内閣でも労働大臣を歴任している。さらに1955年の保守合同による自由民主党発足時の岸幹事長の下で政調副会長を務めた。平井氏の祖父・太郎氏は石橋湛山内閣の郵政大臣を務めた後、岸内閣当時の参院副議長(岸氏の実弟・佐藤栄作内閣時には参院自民党議員会長)に就任した。そして旧通産省出身の西村氏の岳父は、岸氏の地元山口県議会議長を歴任した城代家老の吹田晃元自治大臣(海部俊樹内閣)である。

 ここで筆者が強い関心を示したいのは、安倍晋三元首相のことだ。改めて指摘するまでもなく、故安倍晋太郎元幹事長の岳父が岸元首相であり、岸氏は晋三氏の祖父である。その晋三氏が最近、橋下氏周辺と接触しているとの報道がここに来て目立つようになった。(中略)

 安倍氏がこれまでに橋下・維新のナンバー2である松井一郎大阪府知事と頻繁に接触していることは永田町で周知の事実である。だが、実は安倍氏自身、橋下市長と5月の大型連休前の4月に大阪市内で2回、そして6月に1回会っているのだ。両者を仲介したのは、橋下氏のアウターブレーンの1人である山田宏元杉並区長(現日本創新党党首)だ。山田氏周辺からは早くも、仮に「第2次安倍政権」が誕生すれば、その中枢の一角を占めるのは「橋下新党」であるとの声が聞こえてきている。(現代ビジネス8月18日)』

<新党結成メンバーでは、松浪、西村氏が、安倍「創生日本」のメンバー。そして、ここでも創新党の山田氏が出て来るのよね。(~_~;)>


* * * * *

 スペースと時間が尽きてしまったので、今回はここで終わりにしたいのだが。
 
 今回の尖閣諸島のに関わる言動一つをとってみても、もし維新の会+αも含め、このような勢力が、日本の政権をとることになれば、日本はとんでもアブナイ国になってしまうおそれが大きいわけで。
 何とか衆院選の前に、このような事実を多くの国民に知っておいて欲しいと、切に願っているmewなのだった。(@@)
   
                   THANKS
 

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『現代ビジネス 歳川隆雄「ニュースの深層」2012年08月18日(土)

「橋下新党」結成で「第2次安倍政権」誕生はあるか!? 政界再編を目指す橋下・安倍の間に蠢く「離党予備軍」の共通項とは


 お盆休みを挟んでのこの2週間、大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長。以下「維新」)の国政進出への攻勢が際立っている。

 一部関係者は事前に承知していたとしたり顔で言うが、負け惜しみである。それは、『読売新聞』報道のことだ。同紙が8月14日付朝刊の一面トップで「維新と合流へ新党準備---超党派10議員以上が研究会」と報じ、民主党内の鳩山由紀夫元首相ら「離党予備軍」と目される衆参院議員や自民党内で密かに維新への合流を検討していた者の多くがショックを受けたのは間違いない。

 事実、読売報道の当日、当該の研究会「道州制型統治機構研究会」立ち上げの中心人物であり、8月11日に大阪市内で橋下市長と会談した超党派衆参院議員5人のうちの1人、民主党の松野頼久元官房副長官(衆院当選4回)の携帯電話は、民主党の同僚議員だけでなく自民党、みんなの党の国会議員からの問い合わせで途切れることがなかったほどだ。

 橋下・維新との合流を視野に入れた超党派衆参院議員5人は、松野氏を筆頭に、石関貴史衆院議員(民主党・当選2回)、西村康稔衆院議員(自民党・3回)、平井卓也衆院議員(自民党・4回)、小熊慎司参院議員(みんなの党・1回)、上野宏史参院議員(みんなの党・1回)である。読売報道によれば、橋下市長との会談で次期衆院選前に松野氏らが新党を結成し、維新と合流する案も話題となったという。

安倍・橋下間のミッシングリンク
 ところで、この面子を見ると、ある「事実」に気が付く。松野、西村、平井の3氏に共通項があるのだ。キーワードは「岸信介」である。

 松野氏の父・頼三氏は第2次岸信介内閣で総務長官として初入閣、同改造内閣でも労働大臣を歴任している。さらに1955年の保守合同による自由民主党発足時の岸幹事長の下で政調副会長を務めた。平井氏の祖父・太郎氏は石橋湛山内閣の郵政大臣を務めた後、岸内閣当時の参院副議長(岸氏の実弟・佐藤栄作内閣時には参院自民党議員会長)に就任した。そして旧通産省出身の西村氏の岳父は、岸氏の地元山口県議会議長を歴任した城代家老の吹田晃元自治大臣(海部俊樹内閣)である。

 ここで筆者が強い関心を示したいのは、安倍晋三元首相のことだ。改めて指摘するまでもなく、故安倍晋太郎元幹事長の岳父が岸元首相であり、岸氏は晋三氏の祖父である。その晋三氏が最近、橋下氏周辺と接触しているとの報道がここに来て目立つようになった。

『朝日新聞』(8月15日付朝刊)は、一面トップに「橋下新党旗上げへ---月内に準備本格化」と見出しを掲げ、先の道州制型統治機構研究会発足の前日読売報道をフォローした上で、保守を基軸とする政界再編を目指す橋下氏が安倍氏の新党参加を要請していると書いたのだ。

 安倍氏がこれまでに橋下・維新のナンバー2である松井一郎大阪府知事と頻繁に接触していることは永田町で周知の事実である。だが、実は安倍氏自身、橋下市長と5月の大型連休前の4月に大阪市内で2回、そして6月に1回会っているのだ。両者を仲介したのは、橋下氏のアウターブレーンの1人である山田宏元杉並区長(現日本創新党党首)だ。山田氏周辺からは早くも、仮に「第2次安倍政権」が誕生すれば、その中枢の一角を占めるのは「橋下新党」であるとの声が聞こえてきている。

 谷垣禎一自民党総裁が野田佳彦政権を早期の衆院解散・総選挙に追い込めない場合、9月下旬の総裁選再選が危ういとされる現在、安倍氏は党内で絶妙なポジションに位置している。従前は社会保障政策についてリベラル過ぎると批判していた石破茂前政調会長との関係修復を果たし、5月以降月1回のペースで会っている。要は、安倍氏がウイングを広げているということだ。同氏周辺からは次期総裁選出馬は確実だ、仮に負けたとしても禊となり「次」に繋がる、との見方が伝わってくる。

 では、冒頭に記した松野氏の民主党離党・新党(政治グループ)結成はあるのか。答えはイエスである。ボスの鳩山元首相とは決別して独自の行動を起こすことは間違いない。松野氏ら数名が、先に民主党を離党した木内孝胤衆院議員ら4人の改革無所属の会共々いきなり橋下・維新へ合流することもあり得る。問題は松野氏らと安倍氏の間にどれだけ意思疎通があるのか、ということだ。「岸信介」で括れるのか、どうかである。

 世上の関心事は、衆院解散の時期であるのはもちろんだが、それと同時に、安倍元首相と橋下大阪市長の間のミッシングリンクが繋がるのかの一点にある。』
by mew-run7 | 2012-08-20 10:20 | 政治・社会一般

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