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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

魔よけの輿石&新役員の顔ぶれ+国際司法裁判所+厳格姿勢の原子力規制委

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 民主党の野田代表は、24日に新執行部の3役+1の陣容を発表した。

 23日、党TOPの幹事長を輿石東氏(76)が続投することが先に決まっていたのだが。
 24日には、幹事長代行に安住淳氏(50・現財務大臣)、国対委員長には山井和則氏(50・現副委員長)、そして政調会長には細野豪志氏(41・現環境大臣)が起用されることになった。

<尚、現執行部のうち前原政調会長、城島国対委員長、樽床幹事長代行は、入閣する予定だとか。仙谷くんは、どうなるのかな?>

 野田首相は、昨夜、記者団の取材に応え、輿石氏の留任については、「一蓮托生だと思っている。常に同じ考え、方向のもとで役割分担をしながら、輿石幹事長とはペアでやって来たので、誰かに代えるということは全く考えていなかった」と。
 また、幹事長代行に起用する安住財務大臣は「衆議院議員で国会対策と選挙対策に習熟した人がいいという観点から適材だと思った」。政策調査会長に起用する細野原発事故担当大臣は、「これからマニフェストを丁寧に作り、発信していくという意味で、期待を込めてお願いした」。国会対策委員長に起用する山井国会対策副委員長は、「この2年間、国会の実務をやってきて、野党や党内にさまざまな気配りや心配りができる人で、中堅・若手だが抜てきした」と説明。
 そして、「社会保障と税の一体改革を巡る3党合意を着実に進めていくことが、われわれの責任であり、そういう態勢を作ったつもりだ」と語った。(NNN、NHK24日より)

 輿石氏以外のメンバーは当選4~5回の中堅で、40~50代のやや若い人材を登用することになったのだが。
 首相としては、輿石氏が老獪っぽい分<自民の林氏いわく「魔よけ」っぽい分?>、他のメンバーは若い人を起用することで、フレッシュなイメージを与えると共に、党内の多数を占める中堅・若手議員の理解と協力が得られるような体制を築こうとしたのではないかと思われる。(・・)

* * * * *

 今回の執行部で、最も重要なポジションとなるのは、幹事長代行だと言えるだろう。<実質的にW幹事長と言ってもいいかも。>
 参院議員である輿石幹事長をサポートするだけでなく、来るべき衆院選を仕切る責任を負うことになるし。自民党側の執行部とも、アレコレやり合う機会が多くなりそうだからだ。

 野田首相は、ここに弟分として可愛がっている&選対の経験もある安住淳氏を起用した。(@@)
 安住氏は、野田氏の早大雄弁会の後輩。同OBでもある野田氏の腹心・手塚首相補佐官ともつながりや、自民党の森喜朗氏、青木幹夫氏などの大OBとのパイプもある。
 前回は自民党と協力して何とか消費税増税を何とか実現するために、自分に替わる財務大臣に安住氏を抜擢して、重要な仕事を委ねていたのであるが。今回は、党の命運をかけた衆院選を控えていることもあり、個人的に信頼できる安住氏に、重責を託すことにしたのではないかと察する。(++)

* * * * *

 また、ここから衆院選のマニフェスト作りで重要な役割を果たすことになる政調会長には、細野豪志氏を起用した。

 細野氏は、若手・中堅議員から代表選に出馬することを強く要請され、野田首相に勝ち得る対抗馬として一躍、世間からも注目を浴びることになったものの、原発担当大臣の仕事に力を注ぎたいとして出馬を辞退することに。
 本人は、新体制でも原発担当大臣を続投することを望んでいたため、23日に執行部入りの打診を受けてかなり悩んだとのこと。

『細野氏は「悩んだのは福島のことがあるから。健康に不安を持つ人がいて、除染や中間貯蔵施設の課題が残っており、復興は緒に就いたばかり。大臣の立場を離れるのはできないとの思いがあった」と述べた。
 その上で「(野田)総理から『政調会長として、福島の問題に全面的に党としてバックアップする姿勢をつくるのがよいのではないか』と言われた。福島の復興を前進させることができるならばと考えた」と説明した。(産経新聞9月24日)』

 細野氏は、夕方から福島に行き、佐藤県知事と会談。政調会長に就任した経緯を説明すると共に、今後も被災地の復興に力を尽くす意欲を伝えたという。(・・)

* * * * *  

 細野氏の心情には沿わない部分もあったかも知れないが。客観的に見れば、41歳で党3役に抜擢されるのは大出世だし。ある意味では、代表選に出馬しなかったことへの論功行賞的な要素もあるように思われる。

 また、野田陣営としては、世間に注目されている細野氏を三役に配すことで党のイメージ挽回につなげたいという思惑もあるだろうし。昨年から前原&仙谷氏の政調チームがかなり強引に政策を決めていたことに、党内の各グループや中堅・若手議員から自分たちの声が反映されないという不満が出ていたことから、それを緩和する目的もあったのではないかと察する。^_^;

 ただ、細野氏は、まだ41歳とあまりに若いことから、各政策についてバラバラの考えを持つ党内の議員たちの意見をまとめて行けるのか不安な部分があるし。<サポート役の政調会長代行が誰になるのかも、着目したいところ。>
 また、細野氏はどちらかと言えば、保守&新自由主義的な考えの持ち主ゆえ、mew個人としては、その点も気になるところだ。(-"-)

* * * * *

 尚、国会対策委員長に関しては、野田首相は、当初、代表選で戦った赤松広隆氏に打診をしたものの固辞されたため、国対の副委員長を務めていた山井氏の昇格が決まったという。
 山井氏は松下政経塾の後輩。前原Gの議員なのだが、社会保障政策に熱心で菅Gの議員とも近いし。柔軟性があって、対話もうまそうなので、国対には向いているタイプかも知れない。
 ただ、もし自民党の新総裁が安倍氏か石原氏になった場合は「解散を確約しない限り、秋の臨時国会の審議に応じない」という構えを見せているので、国会運営にはかなり苦労をしそうな感じがある。(~_~;)
 
* * * * * ☆

 ちなみに、自民党の4人の総裁選候補は、昨夜、輿石幹事長の続投決定を受けて、このような批判を行なっていたという。

『自民党総裁選の4候補が24日夜、インターネット番組に出演し、民主党の輿石東幹事長の続投を相次いで批判した。
 安倍晋三元首相は「輿石氏は日本の教育をゆがめた張本人だ。(教育)現場に影響する」と日教組を支持基盤とする同氏を酷評。石破茂前政調会長は「人がいないんだね。国家・国民より党が分裂しないことが優先されるなら、こんなに不幸なことはない」と述べた。
 石原伸晃幹事長は「輿石氏は物を頼むときだけ電話してくるが、それ以外はしてこない。(自民党の)次の幹事長は大変だ」と指摘し、林芳正政調会長代理は「(民主党の離党対策の)『魔よけ』かと思った」とやゆした。(時事通信9月24日)』

* * * * *

 mew的には、林くんの「魔よけ」という表現に、座布団5枚ぐらいあげたいほど、ウケてしまったのだけど。

<昨日、輿石氏はしたたかでタヌキ的要素があると書いたのだけど。(ちょっと妖怪っぽい感じもあるし?^^;)実際、自民党魔界の妖怪どもの解散しろ攻撃を、のらりくらりバリアで交わしながら、「解散、退散!」みたいに防ぐ「魔よけ」みたいな存在になりそうなんだもの。(@@)>

 安倍くんが、相変わらず「日教組」の話を持ち出していることには、チョット辟易とさせられるところが。(-"-)

 超保守派の議員は、自分たちの思想に合わず、敵視をしている「日教組」を「悪の根源」呼ばわりして、平気で公の場で名指しして批判する傾向にあるのだけど。
 単なる野党のしょ~もない議員であれば、「勝手に言ってれば~」と放置しておくものの、既に日本の首相を経験している上、また首相を目指そうとしている人が、こんなことを何回も繰り返し発言するのはいかがなものかと思うし。
 このように自分と考えの合わない団体や国民を目の敵(かたき)にするような独特で偏った思想につかっている人は、やはり絶対に日本の首相にしてはいけないと、改めて思ったmewなのだった。(・・)

<注・mewは「日教組」とは何の関わりもないし。特別に擁護する気もないのだけど。中山成彬氏(元国交大臣)が、TVや会見の場で「日本の教育のガンは日教組。日教組を ぶっ壊すために火の玉になる」と発言していた例もあったように、超保守派の議員は程度の差はあれ、アチコチで日教組批判を繰り返していて、チョット異常なのではないかと思うし。そういう人たちに、日本の国政を任せるのは、本当にアブナイと思ってしまうのよね。(~_~;)>

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~ 

 そして、野田首相は、24日夜、国連総会に出席するためにニューヨークに向けて出発したのだが。
 27日には、総会で、領土や領海をめぐる対立の解決に国際機関を活用することの重要性を訴えるスピーチを行なう予定でいる。
 
『首相は出発前、26日の国連演説について「法の支配にのっとって紛争を予防し、平和的解決を図る重要性を伝えたい」と記者団に強調。尖閣諸島や竹島については「個別の案件を扱うことはない」と語った。

 「法の支配」は今回の国連総会のテーマ。首相は、中国や韓国の代表が演説で、尖閣や竹島をめぐる日本との対立についてどう主張するかを注視している。ただ、自らは言及を避け、冷静に対処する姿勢をアピールする考えだ』という。<朝日新聞9月24日)』

* * * * *

 実は、国連では「法の支配」のテーマに沿って、国際司法裁判所の提訴に関する新ルール作りが進められているのだ。

『国連は23日までに、国連総会関連行事として24日開かれる「法の支配会合」の宣言文書案を公表。国際司法裁判所に提訴された場合に裁判に応じる義務を各国が受け入れることを検討するよう求めている。

 竹島(韓国名・独島)問題で日本が国際司法裁に提訴しても韓国は応じる姿勢を見せておらず、宣言がこうした状況についての議論を促す可能性もある。

 宣言草案は国家間の紛争を解決する国際司法裁の貢献を認め、その決定に各国が従う義務を再確認した上で「国際司法裁の管轄権受諾について考慮していない国は、考慮するよう求める」とした。(共同通信9月24日)』

* * * * *

 今、日本は、竹島や尖閣諸島の領有権の問題を抱えているのだが。
 もしこのような領土に関する紛争に関して、国際司法裁判所がもっと機能するようになれば、日本と周辺諸国の間の問題だけでなく、世界各国で<武力による戦闘を含め>無用な争いを回避できるようになる可能性がある。

 それゆえ、mewとしては、是非、国際司法裁判所をもっと有効に活用できるようなシステムを作って欲しいと思うし。
 また、そのためにも、mewとしては、日本も積極的に活動して、世界各国が信頼して紛争解決を委ねられるような公平な国際司法裁判所のシステム、ルールを作れるように努めて欲しいと願っている。(・・)

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長いので、チョットお休みタイム。( ^^) _旦~~so-cha o douzo!
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 最後に、原子力規制委員会の話を・・・。

 今月19日に、これまでの保安院&原子力安全委員会に代わって、内閣から独立して原子力の安全を担う機関として、原子力規制委員会が発足した。(・・)

 この委員会の人事を決めるに当たっては、本来であれば、国会で同意を得る必要があったのだが。与野党対立が続いていたために、国会運営がスムーズに行かず。 しかも田中俊一委員長をはじめ5人の委員が原子力ムラと関わりがあると指摘され、民主党内や野党からも反対の声が上がっていたこともあり、野田内閣&与党は、結局、国会で同意人事の採決を行なわず、首相が委員を任命する形をとった。(-"-)

 原子力規制委員会は、福島原発事故をきっかけに、それまでの原子力行政のあり方を反省して、政府や原子力ムラ(省庁の官僚&そこに絡んでいる政治家や電力会社、企業、自治体、学者などなど)の影響を受けずに、公正中立な立場で原子力の安全性を判断することを目的に作った機関である。
 それだけに、最初から人事の決め方に問題が生じたり、民主的な形で国会の同意を得ずに決めてしまったりしたことは、とても残念なことだし。mew的には、かなり納得行かない部分もあるのだけど・・・。

 ただ、チョット見方を変えてみると、人事の中身や決め方に関してかなり批判が出ていることが、逆に効を奏すかも知れないと思うところがある。
 委員たちは、原子力ムラとの関わりを指摘され、厳しい目でウォッチされることになる分、今後は、下手に疑惑をもたれないように、懸命に原子力ムラとは一線を画そうとするかも知れないし。野党議員や国民などから「甘い」と批判を受けないように、「厳格な基準作り&判断を行なわなければ」という姿勢を示そうとする可能性が大きいように思うからだ。(・・)

* * * * *

 19日に委員会が発足してから、田中俊一委員長がTVや新聞などのインタビューに応じているのを目にする機会があったのだけど。
 実際、田中氏は、原発再稼動の基準&判断に関して、原子力ムラが苦情が殺到するのではないかと思えるほど、慎重にコトを運ぼうとする構えを見せている。

『原子力規制委員会の田中俊一委員長は24日、毎日新聞のインタビューに応じ、政府が原発再稼働の前提としてきた電力会社による安全評価(ストレステスト)について「審査しない」と述べ、判断の根拠としない方針を明らかにした。既に30基の1次評価が提出されているが、手続きは白紙に戻ることになる。

 政府は関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働について、ストレステストを基にした「暫定基準」で安全性を判断した。しかし、田中氏は、来年7月中旬までに新たな安全基準を法制化し、それに基づいて再稼働の可否を判断する意向を強調。ストレステストについては「(地震と津波に限定した)想定がこれでいいのかは議論がある」と疑問を呈した上で「参考資料であって、こだわることはない」と述べた。
 さらに「防災体制がきちんとしていないと、国民の納得はいただけない」と話し、避難計画などの整備を重視する考えを示した。

 また、再稼働の科学技術的な判断は「規制委がやる」としながらも「原発運転の是非は社会的、政治的判断を伴う。(規制委が再稼働を認めた原発を)動かすかどうかは政府、政治の問題だ」と述べ、政府にも責任があるとの認識を示した。

 一方、大飯原発など複数の原発敷地内の断層に活断層の可能性が指摘されている問題については、同日の海外メディア向け記者会見で「新たな調査で活断層の影響があると判断されれば、稼働を認めず、廃炉を求める」と踏み込んだ。【(毎日新聞9月24日)』

『原子力規制委員会の田中俊一委員長は24日、東京都内で海外メディア向けの記者説明会を行った。出席者からは原発の安全性評価について、現在の科学では地震の予測が困難と指摘があったが、田中委員長は「原発があるので予測はしないといけない。その場合は安全側で見る」と述べ、厳しく評価する姿勢を示した。

 田中委員長は「東京電力福島第1原発事故で、原発をゼロにすべきという国民が多いことは理解している」とした上で、「複数の事故調査委員会の提言なども踏まえ、日本の規制を世界で最も厳しいものにしたい」と決意を語った。(時事通信9月24日)』 

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 経産省や電力会社&諸企業、原発立地自治体、原発推進派の政治家などは、昨年3月の福島原発事故が起きても尚、早期に原発の再稼動を行なって行こうとしていたのだが。<経産省は、もう6月には安全宣言を出して、玄海原発の再稼動を行なおうとしていたんだもんね~。(-"-)>
 しかし、これに問題性を覚えた当時の菅首相が、新たに安全基準を設けてストレステストを行なう提唱し、玄海原発をはじめ各地の原発の再稼動の計画をストップしたため、今年5月には、国内で稼動する原発がゼロになるという事態が起きた。

 これに危機感を覚えた原子力ムラは、野田内閣(特に仙谷チーム?)に強く働きかけて、大飯原発の再稼動を実現。他の原発もストレステストを終えて、ここから次々と再稼動を行なうつもりのようだったのだが。
 田中委員長は、昨年来、各原発が行なって来たストレステストの評価は白紙に戻すと発言。規制委員会が来年夏頃までに新たな基準を作って、それに基づく審査&評価を行なうまでは、原発の再稼動は認めないと宣言したのである。(**)

 しかも、新たな基準では防災機能が完備しているかを重視する意向であるとのこと。大規模な地震や津波に対応し得るだけの防災設備を作るには、最低でも2~3年以上かかることから、厳格な基準作り&判断がなされた場合、多くの原発は2~3年後まで再稼動できない可能性がある。(@@)

 さらに田中委員長は、大飯原発を含め、活断層の調査を徹底的に行ない、地盤に問題のある原発は再稼動を認めず、廃炉にする考えを示していることから、その調査中も再稼動できないし。まだ40年の寿命に達していなくても、早期に廃炉になる原発が増える可能性も出て来た。(・・)

* * * * *

 まあ、正直なところ、田中委員長が、今、インタビューなどで語っている方針をどこまで本当に実行できるのか、まだ「???」の部分があるし。
 自民党などの原発政策の維持or推進を目指している政権ができた場合に、どこまでその意向や圧力を無視できるのか、その点も「???」ではあるのだが。^^;

 田中委員長&原子力規制委が、上述のような方針を貫いて、原子力ムラを規制できるように国民もしっかりと後押しする必要があるし。同時に、彼らが周囲の圧力に負けて、簡単に方針を変えないように、厳しい目でウォッチして行く必要があるのではないかと思うmewなのだった。(@@)

                     THANKS

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by mew-run7 | 2012-09-25 05:47 | 政治・社会一般

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