「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


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相反する安倍の主張~人命尊重と武力強化+英王子のゲーム感覚でタリバン殺害

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 昨日、安倍首相がTV番組に出演した際に、人質の生命よりも武力攻撃によるテロ組織の制圧を優先したアルジェリア政府を暗に批判していたという。

『安倍晋三首相は22日夜のテレビ朝日の番組で、アルジェリア人質事件をめぐる同国政府の対応について「キャメロン英首相とも人命第一で取り組んでもらおうということで一致し、セラル首相を説得しようとしたが、同首相は『(犯行グループは)重武装していてそういう状況ではない』とのことだった。結果として7人の尊い命が奪われたのは誠に残念だ」と暗に批判した。(時事通信1月22日)』
<関連記事・『安倍首相、声を荒らげ「攻撃どういうことか」』を*1に>

 ただ、日本と同様に人質をとられていた米英仏も、アルジェリア政府に人命優先の対応を要請していたものの、今回の攻撃に関しては一定の理解を示す見解を表明している。
 昨日も、米国は、このようなコメントを出していた。

『カーニー米大統領報道官は22日の記者会見で、アルジェリア人質事件への同国政府の対応について「アルジェリア政府によると、武装勢力は人質全員を殺害し、ガスプラントを爆破する意図を持っていた。(そうなれば)状況はさらに悲劇的になっていた」と述べ、表立った批判を避けた。
 報道官はこの中で「非難されるのはテロリストだという事実を見失ってはいけない」と指摘。さらに「今回の事件はテロ組織アルカイダと北アフリカで活動する過激組織による脅威が依然存在していることを示した。脅威と戦うために域内の友好国と緊密に連携する」と強調した。(時事通信1月22日)』

* * * * *

 mew自身も、今回の結果は本当に残念でならないし。亡くなられた日本人、その他の国々の人質の方々のご冥福をお祈りすると共に、遺族の方々には、心からお悔やみ申し上げたいと思うのだが・・・。

 ただ、先週、『安倍の矛盾~テロとの戦いと人命最優先は両立困難+北朝鮮、中国へのアブナイ姿勢』という記事にも書いたのだけど。

 武力の行使を前提にして、「テロとの戦い」とか「国や領土を守る」ということを考えた時には、このような手段は当然に想定し得るものだし。
 戦争や武力衝突を前提にした政治や社会においては、人命優先という考え方はほとんど通用しないものだと考えた方がいいのではないかと思われる。(・・)

* * * * *

 ハイジャック事件一つとってもそうだ。日本は、犯人グループの要求を呑んででも人質を守ろうとする。
 それこそ1977年に日本赤軍がダッカ日航機ハイジャック事件を起こした時には、当時の福田赳夫首相が「一人の生命は地球より重い」と述べて、身代金600万ドルの支払いや超法規的措置として獄中メンバーなどの引き渡しを決断したのであるが。この対応は、テロ組織の犯行を2重の意味で助長させるものだと、国際社会の一部から批判を浴びることになった。
 テロ組織の意をかなえた上に、テロ組織が次の犯行を犯すための資金や仲間を与えたからである。(-"-)

 外国の中には、このようなハイジャック事件が起きた時に、もちろん人質の生命には配慮し解放を呼びかけるものの、それを最優先するという手段はとらないところが少なくない。
 最初からテロ組織の要求や条件には一切応じないと決めており、いざという場合には人質の中に死傷者が出ることも覚悟して、実力部隊を突入させることがあるのが実情だ。
 それが自国だけでなく他国の主権や領土を守り、より多くの人命を守ることになるという考え方をするのである。(・・)

<mewは、学生時代、欧米の留学生も含めて、この件について居酒屋談義をしたことがあったのだけど。(mewは、もちろん人命尊重派だったのだが。)
 彼らの考え方には、それなりに理があると思ったし。歴史の違いや感覚や価値観の違いなども大きいようにも思った。>

* * * * * 

 その点では、人命最優先を訴えていた安倍首相は、自国の国民を守りたいという強い思いもあったのだろうし。ある意味では、極めて日本人的な感覚、発想の持ち主だと言えるかも知れないのだけど・・・。
 
 ただ、日本は戦後、憲法9条の下に、専守防衛に徹し、最低限の武力行使しか保有しない&行なわないことを前提に、今日まで平和主義を貫き、自衛隊員が他国の者をひとりも殺傷することなく、また自衛隊員が殺傷されることもなくやって来たし。<まさに非暴力主義&人命最優先。>
 それが、ある意味では、多くの日本の国民の価値観、感覚とも合致して来たのではないかとも思うのだが。

 でも、安倍首相は、「武力行使には武力行使(の備え)を」ということを前提に、軍事力の強化、集団的自衛権の行使を容認、自衛隊の海外派遣&武器使用基準の緩和などなどの法改正を実際に実行に移そうとしているのだし。
 しかも、憲法を改正して国防軍を創設することも目指しているわけで・・・。

 そのような道を選べば、日本はいずれ、人命最優先なんていう悠長なことは言っていられない国になるのではないかと思うし。
 果たして、日本の国民はそのような道を進むことをどう考えるのか。この事件を機会に、じっくりと考えてみる必要があるのではないかと思う。(**)

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 実際の「テロとの戦い」の現場は、人命尊重もへったくれもないのが実情だ。

 昨日、アフガン戦争に参加しているイギリスのヘンリー王子がインタビューの記事を読んでいて、ギョッとさせられたことがあった。

 英王室、チャルーズ皇太子の次男であるヘンリー王子は、昨年秋から英空軍のパイロット部隊の一員として、アフガンの前線部隊に参加し、任務をこなしているのだが・・・。

<ヘンリー王子は「軍にいる時は自分の立場を忘れることができる」と語っていたとのこと。
 ただでさえ英王室はパパラッチをはじめメディアや国民からの好奇の目にさらされている上、彼の場合は、小さい頃から両親の不和、離婚、母の死などを経験してストレスが多かったこともあってか、ややハメを外してお騒がせの言動をするケースもあるのだが。
 軍にいる時は、王子という立場を忘れ、一兵士として扱われ、自分らしくいられるのかも知れない。>

 王子は、このインタビューで「タリバン兵を殺害した」を率直に認めていた。(・o・)

『インタビューは、王子がアフガニスタンを離れたあと、「王子がタリバンを殺害した」などの見出しで一斉に報道され、女王の孫でチャールズ皇太子の次男であるヘンリー王子の率直な発言がイギリス国内で大きな反響を呼んでいます。
ヘンリー王子は去年夏には、休暇先のホテルで全裸で女性と戯れている様子を撮影した写真が新聞に掲載されるなど、その言動がしばしば論議を呼んでいます。』 

 でも、mew的には、むしろ王子のこの言葉にギョッとさせられたところがあったのだ。(゚Д゚)

「楽しいよ。僕はプレイステーション(PlayStation)やXboxで遊ぶのが大好きな人間だから。僕のこの親指がすごく役に立っていると思いたいね」

* * * * *

『【AFP=時事】攻撃ヘリコプターの乗員としてアフガニスタンに派遣されていた英国のヘンリー王子(Prince Harry、28)が任務を終え、21日にインタビューが公開された。ヘンリー王子は派遣中に同国の旧支配勢力タリバン(Taliban)の戦闘員を殺したと語った。

 ヘンリー王子は同国南部ヘルマンド(Helmand)州での20週間にわたった任務で、アパッチ(Apache)攻撃ヘリに搭乗して多数の任務をこなした。

 インタビューで王子は、イスラム過激派は「打ち負かされた」と述べたほか、テントや輸送コンテナの中で寝起きした体験など、広大なバスティオン基地(Camp Bastion)での日々について語った。

 英国内通信社プレス・アソシエーション(Press Association)の記者が投げ掛けた、ヘリから人を殺したことがあるかとの質問に対しては「ああ、他のたくさんの人も(同じことをした)」と答えた。「命を守るために命を奪う。そういう考えを軸に僕たちは活動していると思う」。「必要な時には撃つ…けど、本質的に英軍は抑止力以外の何物でもない」

 アフガニスタンでの従軍中、ヘンリー王子は3度にわたり記者らのインタビューに応じていたが、王子が戦場から離れるまで公開しないという取り決めが交わされていた。

 王子はタリバンとの接近戦を行った部隊の支援や、英米のヘリ部隊と共に負傷兵の輸送任務を行った。アパッチ攻撃ヘリの副操縦士だった王子は武器システムを担当し、ヘルファイア(Hellfire)空対地ミサイルやロケット弾、30ミリ機関砲を発射した。

「楽しいよ。僕はプレイステーション(PlayStation)やXboxで遊ぶのが大好きな人間だから。僕のこの親指がすごく役に立っていると思いたいね」

 ヘンリー王子はヘリの操縦訓練を受ける前の2007~08年にもアフガニスタンに派遣され、10週間にわたってタリバンに対する空爆の調整任務に就いたが、この時は報道規制が破られたため予定を切り上げて帰国していた。
【翻訳編集】 AFPBB News(時事通信1月22日)』

* * * * *

 よく米軍に関わる映画やドキュメンタリーを見ていると、戦闘機やヘリを用いた訓練でも実戦でも、まさにゲームのような感じで、標的をロックして次々と爆撃or銃撃して行くシーンが映ることがある。
 それこそイラク戦争の現場で、兵士たちが、もはやそれが同じ人間だとは思っていないかのように「虫ケラ3匹、撃退」などと楽しみながら、民間人を攻撃している映像を見たこともあった。(-"-)
<尚、アフガンでもタリバン兵と共に、アフガンの一般国民も多数殺傷されている。(ーー)>

 実際のところ、戦場では、いちいち相手をひとりの人間として見て、人命のことを考えていたりはしていられないのが実情だと思うし。それこそ、ゲーム感覚にでもなっていないと、やっていられないところがあるのかも知れないとは思うのだけど。
 一国の王子でさえ、半分ジョークのつもりかも知れないのだが。戦場での攻撃を「楽しいよ。プレイステーションで遊ぶのが大好きだから」と気軽に&堂々と語ってしまう感覚に、ある種のアブナさ、コワさを感じずにはいられなかったのである。(~_~;)

 そして、王子同様に、小さい頃から、リアル感覚の戦争ゲームに慣れ親しんで来た日本の若者たちが、近い将来、同じようなことをクチにする日が来るのではないかと思うと、ぞっとしてしまうところがあったし。
 同時に、何とかそうならないようにできないものかと、改めて思うところがあったmewなのだった。(@@)
 
                     THANKS

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『安倍首相、声を荒らげ「攻撃どういうことか」
2013年1月23日(水)06:23

 「危機管理の重視」を掲げて発足した安倍政権。

 今回の事件は政権の危機管理能力を問う最初の機会となったが、事態は日本政府の手が及ばないところで激しく動いた。

     ◇

 電話口で英国のキャメロン首相の声は、切迫感に満ちていた。

 「アルジェリア軍はすぐに攻撃を開始するかもしれない。安倍首相からも説得してほしい」「米英で『暗視ゴーグルや無人偵察機など機材の支援は惜しまない』と言っているんだが、アルジェリアは受け入れない」

 東南アジア歴訪中の安倍は、バンコク市内のホテルで日英電話首脳会談に臨んだ。現地時間の17日午後4時(日本時間17日午後6時)。アルジェリアで武装勢力による人質事件が発生して丸1日経過していた。

 電話会談でのキャメロンの口調に、予想以上に事態が悪化していると知った安倍は、「私からも人命優先をアルジェリアに求める」と約束した。

 キャメロンの危惧は的中した。会談から数時間後、アルジェリア軍は、関係国への通告なしで武装勢力への攻撃に踏みきった。

 安倍は17日深夜(同18日未明)になって、タイから、アルジェリアのセラル首相に電話した。

 「人命優先を要請していたはずだ。攻撃するとは一体どういうことか。米英の支援を受けたらどうか」

 声を荒らげる安倍に、セラルは聞く耳を持たず、「我々が一番うまく対応できるんだ」と答えた。(敬称略)』
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by mew-run7 | 2013-01-23 11:44 | (再び)安倍政権について | Trackback(1)
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