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定数削減は民主の地雷?~0増5減も不十分と違憲判決、自民案も違憲の疑い

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  昨日7日、衆院の予算委員会が行なわれ、民主党からは海江田代表、細野幹事長、原口一博氏、岡田克也氏が質問に立った。(@@)

 岡田氏と安倍首相のやりとりは、前記事にもアップしたのだが。
 海江田、細野、原口氏はそれぞれ安倍政権の経済・社会政策、原発政策、衆院制度改革などに関して、かなりいい内容の主張や質問を行なっていたように思うし。やっと野党第一党らしい部分も出て来たように思えた。(・・)

<同じ民主党でも、国防&TPP推進派の前原氏や玄葉氏が質問に立つと、エラそ~にアレコレ言っても(これらの政策では、安倍氏とほとんど考えが変わらないので)、全く役に立たない感じだし。ゲ~ンナリしてしまうことが多かったので、尚更に。(~_~;)>

『民主党・細野幹事長:「これ逃げないでください。0増5減は定数削減の名には値しません」
 安倍総理大臣:「まず、『逃げないでください』という言いぶりは、極めて失礼だと思いますよ。やらなかったのは、当時、多数を持っていた民主党じゃありませんか」
 民主党・細野幹事長:「3月の半ばまでには、総裁として責任を持って党の(定数削減)案をまとめて持ってきてくださいよ。いかがですか」

 安倍総理大臣:「またまた居丈高におっしゃってますが、与党案ができて皆さんがのみ込めばですね、それは成立するということであります」

 民主党・細野幹事長:「控えめな表現で申し上げますが、ややごう慢だと思いますよ。(石破幹事長が言った)3月中旬という約束を、総裁としてもしっかり守って頂けますね」

 安倍総理大臣:「これは私が約束したわけではありませんから」

 民主党・細野幹事長:「『幹事長がやったから総裁は知りません』なんて通用するわけないじゃないですか」
 定数削減を巡っては、自民、民主、公明の3党が協議を始めていますが、民主党が75議席の削減を、自民党が比例代表の30議席削減を主張するなど、隔たりは埋まっていません。(ANN3月7日)』
 
 ただ、折角のいい質問も報道ではほとんど取り上げられず。たまに取り上げられても、安倍首相が優勢であったかのように報じられてしまうことが多いのが、残念だ。(質問にまともに答えず、タカビ~な反撃を行なって逃げている点に着目して欲しいと思うのにな~。>

『海江田万里代表も質問に立ち、「分厚い中間層を復活させる認識があるか。デフレと密接な関係がある」などと指摘。しかし首相は「民主政権は3年間やって(デフレ脱却を)できなかった」と反撃し、有効打にはならなかった。』

『やり取りは平行線をたどり、業を煮やした岡田氏は「首相は一つのパターンがある。民主党のことを根拠なく批判して変えたと誇る」と攻撃。さらに「首相は『3年で失われた日米のきずなを取り戻した』と言うが、我々も信頼関係を育んでいた」と矛先を変えたが、首相は「そうでなかったから、選挙で『政権を任せられない』となった」と切り返した。』(毎日新聞3月7日)

* * * * * 

 昨日7日には札幌高裁で、昨年の衆院選の「一票の格差」に関して、東京高裁に続いて「違憲」判決が出たのだけど。
 昨日も書いたように、安倍首相&周辺は、おそらく衆院選の無効判決が出たりでもしない限りは、本気でこの件に取り組もうとはしないようにも思えた。(-"-)

 上の記事にも出ているように、細野幹事長や岡田氏が、衆院定数是正について色々と問うたものの、安倍首相は「0増5減」を実現し違憲状態を解消すべきだとは言うものの、それ以上の話ははぐらかすような答弁を行なうばかり。<石破幹事長の発言や自民党案は「よく知らない」とか言っちゃうし。(~_~;)>

 安倍氏は個人的には、選挙制度には関心がないのではないかと思うし。また、この件を突き詰めると、自民党内や自公間でアレコレと対立や混乱が生じる可能性が大きいので、安倍首相にとっては、できるだけ国会では触れずにおきたい面倒な問題になっているのではないかと思うし。

 細野氏も指摘していたのだが、自民党の幹部の中には、(昨年もずっとそうだったのだが)、今でもホンネでは、「0増5減」さえ行なえばいいと考えている人が少なからずいるのも事実だろう。^^;

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 ただ、もし自民党が衆院定数削減に消極的な姿勢を見せた場合、野党やメディアから「安倍は約束を守らないのか」「ウソつきだ」と批判されるおそれがある。

『2月の3党幹事長会談では、細野氏が今国会での法改正の確約を求めたのに対し石破氏は明言を避け、細野氏は「(野田佳彦前首相に)解散をさせるための方便だったのではないか」と批判していた』し。(毎日新聞3月3日)』

 また、こちらも2月の話なのだが。『細野豪志幹事長は13日、交流サイトの「フェイスブック」に「解散の条件として与野党合意が成立した議員定数削減が危うくなっています。もはや自民党にやる気がないことは明らか」と書き、18日の記者会見でも「選挙制度改革は譲ることの出来ない重要なテーマだ」と強調した。
 自民党は身を切る改革に消極的というイメージを植え付けようとしているのは明らかだ。(産経新聞2月18日)』
 
* * * * *

 そこで、自民党内の役員が動き始めているのだが。党内でも、連立を組む公明党との間でも、なかなか意見がまとまらないというのが実情なのだ。

 これは2月18日の産経新聞の記事なのだが・・・。

『自民党の細田博之幹事長代行は18日の記者会見で、「(昨年11月の)約束を守るということで鋭意進めている。やる気がないという(民主党側の)指摘はあたらない」と反論。平成24年度補正予算案成立を機に実務者協議を本格的に進める考えを強調した。

 石破茂幹事長も同日の記者会見で、衆院選挙制度改革をめぐる公明、民主党との幹事長会談に応じる考えを表明した。

 一時は鴨下一郎国対委員長ら党幹部から改革先送りの声もあがったにもかかわらず、細田、石破両氏らが一転して選挙制度改革に前向きな姿勢を示したのは、民主党が「自民党はやる気がない」というPRを大々的に開始したからだ。』

『これを憂慮した安倍晋三首相は14日、石破氏に「3党合意に沿って(選挙制度改革を)進めてほしい」と促している。
 ただ、自民党内には3党合意について「今国会中に定数削減で与野党全党の一致を見ることは不可能。民主党が埋め込んだ『地雷』だ」(党幹部)と見方もあり、細野氏の“挑発”に簡単に乗れば「民主党の土俵にのるだけだ」(閣僚経験者)との懸念の声もある。

 与党の公明党が、比例定数削減の阻止と、定数3~5の中選挙区制度導入を目論み、自民党に譲る気配がないのも、協議を複雑にさせている。
 公党間の約束を反故にすれば野党や世論の批判が高まるが、今国会での抜本改革は物理的に無理-。参院選勝利を目指す自民党にとって、選挙制度改革は深刻な頭痛の種となっている。』

* * * * *

 しかも、3月には「一票の格差」訴訟の判決が次々と出て、衆院定数是正への関心も高まることから、自民党としてもそれ相当に前向きな姿勢を示す必要がある。

 そこで石破幹事長が3日にTVで「3月中旬までに与党案を作成すると発言したのだが。この発言が党内に混乱を招いているという。

『自民党の石破幹事長は3日のNHK番組で、国会議員の定数削減を含む衆院選挙制度の抜本改革について、「与党としてこうだ、というのをまとめる。3月半ばくらいまでに、やらないといけない」と述べた。
 自民、公明両党で3月中旬までに与党案を作成し、野党に提示する考えを示したものだ。(読売新聞3月3日)』
 
『衆院選挙制度改革をめぐり、自民、公明、民主の3党は5日、政権交代後、初の実務者協議を開く。ただ自民党の石破茂幹事長が3日に「今月半ば」に与党案をまとめる意向を表明したことで与党内の足並みは早くも乱れ始めている。

「いくらなんでも今月半ばは早過ぎだよ。あと10日しかないのに…」

 自民党の選挙制度改革問題統括本部長の細田博之幹事長代行は4日、側近らにこうこぼした。石破氏が、細田氏ら党内の取りまとめ役と事前に打ち合わせしないまま、取りまとめ時期に言及したことに不快感を示したのだ。(産経新聞3月5日)』

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 それでも自民党は、何とか細田私案をベースに与党案をまとめようとしていたのだが。
 この細田案に関しては、民主党からだけでなく、何と自民党の大長老&現衆院議長の伊吹文明氏からも、憲法違反の疑いがあるとの指摘がなされている。

 細田私案では、比例ブロックを30議席削減して、定数削減を実現。ただ、その分、第二党以下の優先配分枠を設けることで、中小政党(というか公明党)に配慮を示し、理解を得ようとしているのだが。

『自民案には〈1〉比例選の地域ブロックを11から8に再編して死票を少なくする〈2〉比例選150議席のうち30議席かそれ以上を第2党以下に優先配分する――など、中小政党に配慮する仕組みも盛り込まれている。
 岡田氏は5日の協議で、優先配分は有権者の意思を正確に反映しないとの立場から「憲法違反の疑いがある」と指摘。「国民にわかりやすい制度にすべきだ」と述べ、賛同は難しいとの認識を示した。(読売新聞3月6日)」

『伊吹衆院議長は6日夜のBSフジの番組で、衆院選挙制度改革に関する自民党の細田博之幹事長代行の案について「(比例選の)150のうち30を少数政党に配分するのは、憲法上の問題があり難しい部分もある」と批判した。

 少数政党への優先配分方式には、投票が議席に反映されないとの指摘があり、「法の下の平等」に抵触するおそれがあるとの考えを示したものだ。(読売新聞3月7日)』

* * * **

 自民党としては、参院選までは公明党と仲良くして選挙で協力をしてもらわなければならない立場ゆえ、苦肉の策だったのだろうけど。

 そもそも自民党は、昨年の与野党協議で、中小政党が連用制(小選挙区で議席の少ない政党を比例で優遇する方法)は、国民の意思が反映できない上、憲法違反に当たる可能性があるとずっと反対し続けていたのである。<mewも、このような制度には反対の立場。やっぱ中選挙区制がベストだと思うな~。(・・)>

 そして、今回、細田氏が提唱した第二党以下に議席を優先配分する方法にも、連用制と同じ問題があるわけで。mewから見れば(誰が見ても)自己矛盾に陥っているのではないかと思われる。(-"-)

* * * * *

 しかも、自民党にとっては、新たに困るような事態が生じた。
 7日の札幌高裁の違憲判決の中で、「0増5減」による定数是正の仕方は不十分だと指摘されたからだ。
 
『橋本昌純裁判長は「最高裁が投票価値の平等を要請したのに、合理的期間内に是正しなかった」と指摘。その上で「0増5減」や「1人別枠方式」廃止などの国会の緊急是正策について「格差が2倍未満になるよう最小限の改定にとどめるもの。最高裁判決が求めた改正とは質的に異なる」と批判し、改革が不十分だと指摘した。
(産経新聞3月7日)』

 前述したように、自民党の幹部の中には、もし与野党で話がまとまらず、今国会中に改革法案が成立させられなかったとしても、いざとなれば「0増5減」さえ実現させておけばOKだと考えていた人が少なからずいるのだが。 
 裁判所の判決で「0増5減では不十分だ」と指摘されてしまった以上、その考えを通すことは難しくなるのではないかと思うのだ。(・・)

* * * * *

 上の記事に『自民党内には3党合意について「今国会中に定数削減で与野党全党の一致を見ることは不可能。民主党が埋め込んだ『地雷』だ」』という一文があったのだが。<野田くんは、ここまで考えて、党首討論で「地雷」を埋め込んだのかしら?>

 これで、来週以降の高裁判決で「選挙無効」が認められることにでもなれば、安倍自民党はかなり追い込まれる可能性があるかも、と思ったりもしているmewなのだった。(@@)
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by mew-run7 | 2013-03-08 06:37 | (再び)安倍政権について

by mew-run7