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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

アベノミクスは死んでいる~「安倍に騙された」と嘆かないために

  これは3月22日、2本めの記事です。

頑張ろう、東日本&ニッポン!今年は、さらなる前進を。o(^-^)o 

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 日本では、相変わらず株高&円安が続いており、メディアはアベノミクス効果だともてはやしている。^^;

 株高に関しては、本当は米国市況の影響も大きいし。日本国内には、株高の根拠となる数字はほとんどないのが実情だ。
 というか、実際のところ、アベノミクスによる経済・金融政策は、まだ何一つ実行に移されておらず、全ては「期待感」によるものなのだ。(@@)

 そして、とりあえず、その期待感による株高&円安を煽りたい、今後も安倍政権をキープしておきたいなどの思惑もあってか、とりあえず何でも「アベノミクス効果」と言っておけと。他方、アベノミクスの期待感を潰しそうなニュースは、できるだけオモテに出さないようにしているように見える。(~_~;)

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 昨年10月には1ドル80円以下だった円相場は、いまや95円前後に。たった、半年で20%も円安が進むことになった。

 世間では「円安が進めば、日本企業の輸出額が上がり、日本経済に大きなプラスになる」と言われているのだが。
 安倍政権が始まって、どんなに貿易収支が改善されているのかと思いきや、何と今年にはいって、1月にはあのオイルショック時を上回る過去最大の赤字額に。(・o・)
 2月は赤字幅は減ったものの、各年の2月と比較するとこちらも過去最大の赤字になっており、赤字基調が続いているとのこと。<ちなみに前年同月(2012年2月)は、259億円の黒字だっだのよね。^^;>
 しかも、その最大の原因は、急激な「円安」にあるという。(>_<)

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 ☆1月の貿易収支に関する記事

『財務省が20日発表した1月の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆6294億円の赤字だった。単月の赤字額としては、欧州債務危機や円高の影響で輸出が落ち込んだ2012年1月の1兆4815億円を上回り、比較可能な1979年以降で最大。原発の稼働停止で火力発電用の液化天然ガス(LNG)や原油などの輸入が増えたことに加え、大幅な円安で全体の輸入額が膨らんだ。

 貿易収支の赤字は7カ月連続。輸出総額が前年同月比6.4%増の4兆7992億円だった一方、輸入総額は7.3%増の6兆4286億円と、輸出の伸びを上回った。輸入は外貨建て取引の割合が大きく、円相場が1年前に比べ対ドルで約12%も円安になったことが赤字拡大につながった。(時事通信2月20日)』

 ☆2月の貿易収支に関する記事

『財務省が21日に発表した2月貿易統計速報によると、貿易収支件(原数値)は7775億円の赤字となった。輸出が中国の春節休暇の影響で2カ月ぶりに減少に転じたことに加え、円安による燃料価格の高止まりで輸入の高水準が響いた。赤字は8カ月連続。これは第一次オイルショックの1979年7月から1980年8月まで14カ月連続で貿易赤字となって以来のことで、貿易赤字基調が続いている。
 赤字幅は単月で過去最大となった1月の半分以下に縮小したが、2月としては過去最大の赤字を記録した。(ロイター3月21日)』

* * * * *
 
 日本は輸出大国であると同時に、輸入大国でもあるわけで。それこそ輸出企業が工場で使うものも含め、燃料はもちろん、大部分の原料を輸入に頼っているのが実情だ。それゆえ、円安が進めば進むほど輸入額もアップすることになり、その分、赤字額が増えてしまったのである。(>_<)

<安倍政権になって、中国との関係悪化が進み、中国への輸出額が減少していることを懸念する声も出ているようだ。(-"-)>

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 それでも輸出企業は、「円安」による収益も期待できるかも知れないのだが。
 そうではない企業、運送業、農水産業、飲食業などなど、そして我々一般ピ~プルは、どんどんと「円安」によるダメージを被りつつある。

 昨年末からガソリンを含め燃料が高騰しているし。<農水産業もかなり燃料を使うし。この冬は寒さが厳しかったので、一般家庭で使う灯油代も増加することに。>各電力会社も、続々と電気料金の値上げを決めたため、その負担も増える。
 
 また農水省は、先月、4月から小麦価格の平均9.7%引き上げると発表した。 特に、うどんや菓子に使う2銘柄の価格は、干ばつなどによる生産量減少もあって14.2%上昇することから、企業や飲食店に与える影響はかなり大きいと見られている。
 もし市販の小麦粉や、それを原料とする製品の価格が上がれば、当然にして私たちの負担も増えることになる。

『農林水産省は27日、国が買い入れた輸入小麦を製粉会社などに売り渡す価格を、4月から主要5銘柄平均で9.7%引き上げ、1トン=5万4990円にすると発表した。小麦の国際価格が上がったことに加え、外国為替市場の円安進行が輸入価格を押し上げた。

 値上げは昨年10月の価格改定から2回連続で、値上げ幅は2011年4月(18%)以来の大きさ。今後、家庭用小麦粉や、パン、菓子、麺類などの小麦を使う食品が値上げされる可能性があり、家計に響きそうだ。

 主要5銘柄のうち、主にうどんや菓子に使う2銘柄の価格は、生産量減少から14.2%上昇。パンや中華麺などの原料となる3銘柄は7.5%値上がりした。大豆やトウモロコシ相場の高騰が小麦価格にも及んだ。(産経新聞2月27日)

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 今月にはいって、「はごろもフーズ」が5月からシーチキンの缶詰を値上げすることを発表したのだが。今後「円安」が進めば、輸入原料に頼っている食品は、次々と値上げせざるを得ない状況になるのではないかという見方が強い。

『ツナ缶大手「はごろもフーズ」(静岡市)は13日、主力ブランド「シーチキン」の缶詰16種類を5月1日から2・2~6・1%値上げすると発表した。
 原料のマグロやカツオの価格が世界的に高騰している上、円安によって輸入コストがかさんでいるため。値上げは2007年10月以来となる。(読売新聞3月14日)』

 もしかしたら、このような値上げも「デフレ脱却につながる」という屁理屈を言う人がいるかも知れないのだが。
 コスト増のため苦し紛れに価格を上げるというのは、望ましいデフレ解消の仕方ではないのは明らかだろう。(~_~;)

 おまけに一部の大企業を除いては、一般ピ~プルは収入が増えるわけでもないし。
公務員などは、昨年から今年にかけて給与が削減されているわけで。ますます財布のヒモが固くなって、お金が回らなくなるのではないか<&デフレ脱却しにくくなるのではないか>という懸念が出始めているほどだ。(-"-)

<株高で儲かっている人は、多少はいいかも知れないけど。一般ピ~プルの中には、株式投資をしている人はそう多くはないだろうしね~。
 mewも、短期の株式投資はお休み中だし。(安倍がらみで儲けるのは心地よくないので、今回はあえて新規購入しなかったとこもあったりして。)投資仲間も、このほとんど実態的根拠のない株高がいつまで続くのか、ヒヤヒヤしながら売り時(orウリ転換時)を探っているようだ。^^;>

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 ところで、先ほど、たまたまネットを見ていたら、同じような視点から記された『アベノミクスは失敗している』<by中嶋 よしふみ氏(シェアーズカフェ店長・ファイナンシャルプランナー)>という記事が出ていて、なかなか興味深い内容&わかりやすい文だったので、ここにご紹介したい。

 長い文章なので(全文はコチラに)、ここには一般ピ~プルの生活に関わりのありそうな部分をピックアップして載せておきたいと思う。
 
『円安が急激に進めば食料からエネルギーまで輸入に頼っている日本には大打撃だ。つまり円安によって日本全体の購買力は確実に落ちている。簡単に言えば日本は円安で貧乏になっているので、先ほどのコメンテーターの発言は購買力の観点から言えば間違いだ。

原発事故によって火力発電所で使う天然ガスの輸入が飛躍的に増え、かつてと違って円安なら何でもいいという状況ではない。年明けに自民党の石破茂幹事長が「一方的な円安は好ましくない」と語ったように、経済的な構造は従来と大きく変わっている。

したがって、急激な円安は従来よりもマイナスの効果が大きく、日本全体が貧乏になっているので、タイトルに書いたとおりアベノミクスは少なくとも今のところは失敗している。

●インフレ本当には良い事なのか?

例えば円安によって小麦や砂糖などの材料価格が上がっているケーキ屋は利益が圧迫され、値上げを検討しているお店は多いと聞く。円安によって輸入品が値上がりし、それによって物価が上がり、株高によるメリットは庶民にはあまり影響がない。果たしてこれが本当に良い状況なのか、冷静に考えるべきだ。

消費意欲が上がって需要が増え、それによって仕事が増え、徐々に給料も上がって、物価も上がる・・・このように「需要が増える事」がスタート地点のインフレならば問題は無いだろう。需要の増加をもう一段階さかのぼるならば、魅力的な商品・サービスを提供する企業が増えなければ需要は増えない。つまり企業のイノベーション次第という事だ。

一方、円安で輸入物価が上がる事がスタート地点のインフレは、因果関係をどういじっても景気が良くなるという話にはならない。なぜなら国外に富が流出するだけだからだ。株やリート(REIT・上場不動産投信)を沢山持っている金持ち層は購買力を維持出来ているだろうが、円安は消費者にマイナスだ。

●アベノミクスに騙された!と怒る人が1年もしないで出てくるかもしれない。

現在の急激な円安がさらに進行すれば株価もそれにつられて上がるだろう。結果としてお金持ちや金融業界の人は大喜びだろうが、庶民の暮らしは電気料金の急騰で圧迫される。それを避けるために安倍総理は原発再稼動を急ぐかもしれない。電気料金の急騰を受け入れるか、早期の原発再稼動を受け入れるか、この流れでいけば早晩安倍政権は国民にとって「嫌な選択」を迫る事になる。 (中略)

小泉政権時代は好景気を実感できないと繰り返し報じられたが、今度は株価が上昇しても生活は苦しくなるばかり、と似たような話が報じられるようになるだろう。近い将来、電気料金が1.5倍とか2倍まで上がってしまい、その結果支持率が急落して安倍さんに騙された、と批判する人が増えたら「みんな分かってて支持したんだから自業自得じゃないか」とその時は逆に擁護したいと思う。』

* * * * *

 何だか最近、自分では「何も経済的にプラスはないし、景気上昇の実感もない」と。でも、どうやら株高や円安が進んでいるようだし、ニュースでも「アベノミクス効果」の話が盛んなので、「よくわからないけど、安倍政権になってから経済的にいい方向に行っているのかも」と思っている人が増えているような感じがあるのだけど・・・。

 小泉政権の時も、景気回復への期待感は大きかったものの、結局、儲かった企業や国民はごく一部だけで。ふと気付いたら一般国民はす~っかり置き去りにされて、どんどん格差が進んでいたということになってしまったわけで。

 どうか近い将来、「安倍さんに騙された」と嘆き、「自業自得じゃないか」との反撃を受けないためにも、一般国民は「何となく」のムードに安易に乗ることなく、もう少ししっかりと現状をとらえて、このまま安倍政権(&アベノミクス)に生活を委ねても大丈夫なのかどうか考えてみる必要があるのではないかと思うmewなのだった。(@@)
                     THANKS

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by mew-run7 | 2013-03-22 14:20

by mew-run7