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政府が辺野古埋め立て申請を決行&カネの力でアメムチ作戦を強化


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 今回は、沖縄の普天間基地の辺野古移設の話を・・・。

政府が22日、ついに沖縄県に普天間基地の移設工事に着手するため、辺野古の海の沿岸部の埋め立て許可を申請した。(-"-)

 政府は、年内にも県知事の許可を得たい意向であるとのこと。
 しかし、沖縄県の仲井真知事は、「辺野古移設は実現不可能だ」「普天間の固定化をしないためにも、県外に移設をすべきだ」と主張。そして、「実現可能性を抜きに、決めたから実行できるという風に思うのは普通考えられない」と不快感を示し、申請を許可しないことを示唆したという。(・・)

『政府は22日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先となる沖縄県名護市辺野古沿岸部の埋め立て許可を仲井真弘多(ひろかず)知事に申請した。

 普天間飛行場移設問題は1996年の日米両政府の合意から18年目で大きな転機を迎えた。沖縄では県内への移設に根強い反発があり、今後は仲井真知事の判断が焦点となる。

 申請は公有水面埋立法に基づくもので、防衛省沖縄防衛局の職員が22日午後、県北部土木事務所(名護市)に必要な書類を提出した。埋め立ての工事期間は5年、面積は約160ヘクタールとしている。防衛省は同日、移設先の漁業権を持つ名護漁協と埋め立ての同意書を交わし、併せて県に提出した。

 県は今後、地元の名護市長の意見を聴取するとともに、政府が埋め立てに伴う十分な環境保全策を講じているかどうかなどを審査する。県は、知事の判断には6か月半から8か月半程度かかるとしている。(読売新聞3月22日)』

* * * * *

 実は、mewは、今週末にこの普天間基地移設の問題について書こうと思って、報道記事を集めていたところだった。
 安倍首相は、先月、オバマ米大統領と会談した際に、普天間基地の移設実現に向けて具体的に動くことを約束。地元漁協と交渉を行なうなどの準備を進めており、今月29日を目標に申請する予定だと報じられていたからだ。

 また、今週19日に行なわれた政府と沖縄県の沖縄政策協議会(首相、全閣僚、仲井真知事らが出席)では、「沖縄県の理解を得られるようにしたい」という姿勢を示していたため、急に事態を進展させることがないと思っていた人が多いのではないかと察する。
 ところが、防衛省は突然、昨日22日に申請書類を県庁に運び込んだため、関係者の中には驚いた人が多かった様子。(・o・) mew,too.

 名護市の稲嶺進市長も「県民の目を欺くような形というか、不意打ち、抜き打ち的に、そういうことがなされると、本当にもう憤りしかないですね」と語っていたのだが。
 地元では政府の強行的な姿勢への批判がさらに強まったように思える。(-"-)

* * * * *

 mewは、防衛省が昨日、電撃申請を行なった最大の理由は、29日orその少し前に提出すると、県庁周辺で待ち構えている反対派の妨害を回避したからだったと思うのだが。

<昨日午後4時前に名護市の北部土木事務所に、沖縄防衛局の職員6人が突然訪れ、5つの段ボール箱に入った申請書を置き、受領印も得ないまま数分で立ち去ったとのこと。そう言えば、11年12月に環境アセスメントの書類を出した時は、反対派の抵抗を避けるために、防衛局の職員がまだ真っ暗な朝4時に県庁を訪れて、守衛室に書類を運び込んだっけ。(~_~;)
(関連記事『武器輸出原則の転換で、日本が死の商人に+防衛省が未明に県庁搬入を決行』)>

 昨日、名護漁協の同意書が得られたことから、それが報道に出て騒動になる前に、早く申請をしておきたいという考えたのだろう。
 
『なぜ22日の申請となったのでしょうか?
「名護の漁協との合意が今日午後にできたということで、その合意をもって速やかに提出させていただいた」(小野寺五典防衛相)
 地元の名護漁協に対し政府が20億円台の補償金を支払うことで22日、合意に達したのです。(TBS3月22日)』

 防衛省は、安倍首相が米国から帰国した直後の先月26日に、辺野古沿岸部の漁業権を持つ名護漁業協同組合に、埋め立てへの同意を要請した。漁協の同意は申請時には必ずしも必要がないのだが。政府は、「地元の理解を得た上で、県に埋め立て申請を出しました」という形づくりがしたかったのである。(-"-)

 この要請を受けて、名護漁協は、今月11日に名護市内で臨時総会を開催し、埋め立てへの同意を賛成多数で決定。漁業権の補償交渉が調えば、同意書を提出するとして補償協議に臨んでいたのだが。22日に合意が調ったことから、防衛省はその同意書を手に、同日に県庁に行き埋め立て申請を行なったという。^_^;

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 何故の名護漁協が、辺野古の海を汚すような基地移設を容認し、沿岸部の漁業権を放棄するのか、不思議に思う人もいるかも知れないのだが。そこには、色々な理由があるようだ。

 辺野古周辺には、既に米軍のキャンプ・シュワブがあるため、名護漁協の組合長が言うには、「埋め立て予定地は演習区域で一般的に自由な漁業活動ができない」とのこと。
 また、辺野古沿岸部には養殖場がある上、ジュゴンなどの生物保護の要請もあって、今回の漁業権の対象になっている地域では、尚更に漁業をしにくい状況にあったため、結局、沿岸部から離れて漁をする人が多かったという。

 しかも、辺野古周辺には、他に産業が乏しいため、地元では、基地移設による経済・雇用効果を期待する人も多い上、<国防族の議員や官僚がバックについた>基地賛成派からも、強いかなり働きかけがあったと言われている。

 それゆえ、名護漁協の組合員の大部分は、早い段階から沿岸部の漁業権を放棄し、埋め立てに同意することと引き換えに、漁業補償を求める意向を有していたのだが。以前行なった防衛省との協議では、なかなか補償額が折り合わず、棚上げ状態になっていたのだという。
<防衛省もそれがわかっていたので、2月末に名護漁協に同意の要請を行ない、今度は、相手がそれなりに納得行くような補償金を提示したのだろう。(-"-)>

 ただし、辺野古の南側海域で漁業権を共にする宜野座村、金武、石川の3漁協は基地建設による土砂や潮の流れへの影響などで、海の環境が汚染されたり、養殖や魚介に問題が生じて漁場が崩壊するとして、移設に反対している。(・・)

* * * * * 

 これまでも何度か書いたように、辺野古のある名護市では、移設計画が決まってから13年間、市民が移設反対派と賛成派に二分されるような状況が続いているというのが実情だ。(-"-)

 大多数の市民は、本当なら基地新設をしない方がいいと考えているのであるが。 ただ、これは他の基地のある地域でも抱える問題として、名護市(特に辺野古周辺)は、経済・財政状況が厳しい状況にあり、基地による経済・雇用の効果を期待している(せざるを得ない)人も少なくないのである。
<そこで、政府もその実情にツケ込む形で、アメムチ作戦を展開することになるのよね。>

 自民党政権は、米国や地元などと交渉を続け、最終的に06年に現行の辺野古V字滑走路案を決定したのだが。
 その06年に名護市長に当選した島袋吉彦氏は、賛成派の代表格で。地元の商工業者、建設業者などの支援が多く、基地移設を受け入れた上で、振興策を推進することに意欲を示しており、自民党政権も同氏が地元をうまくまとめることを期待していたようだ。
 実際、地元では、この頃、もう辺野古移設の計画が変わることはないので、それを容認するしかないという諦めムードも出ていたようで、もし島袋氏が再選すれば、そのまま一気に押し切れそうな感じになっていたという。(~_~;)

 ところが、09年に民主党政権に代わり、当時の鳩山首相が「県外移設」発言を行なったことから、地元のムードが変わることに。
 10年1月に行なわれた名護市長選で、反対派の稲嶺進氏(民・共・社・国推薦)が島袋氏(自公が支援)を僅差で下して当選するに至り、名護市はそれ以降、一貫して移設反対を主張するようになっている。(**)

* * * * *

 ちなみに、この鳩山発言は、県全体のムードも大きく変え、沖縄県では、いまや全41の市町村が「県外移設」を要求しているような状況だ。(@@)

 仲井真知事も、06年に自公や地元経済界の支援を受けて知事選に初当選した頃には、条件付で移設容認をする立場だったのだが。09年以降は、「県民の声は無視できない」として、10年の知事選では「県外移設」を主張して再選。
 冒頭にも書いたように、今は「辺野古移設は実現不能だ」として、国に対して「県外移設」を強く訴えるようになっている。

 そして、何と自民党の沖縄県連も、近時は辺野古移設に慎重な姿勢を見せており、何と昨年の衆院選では、本部と別の路線をとって「県外移設」を公約に掲げて戦い、4つの小選挙区のうち3人(新人2人)が当選を果たすことに。
 先週から今週にかけて、小野寺防衛大臣や菅官房長官に会った際も、移設計画の見直しを要求していたほどだ。(~_~;)

 沖縄県連は、この夏の参院選も「県外移設」を公約に戦うことを明言しているため、これから本格的に移設を実現しようとしている安倍自民党としてはアタマの痛いところ。石破幹事長ら党幹部は、何とか県連に方針変更をさせようと苦慮している様子。

『自民党の石破茂幹事長は、先の衆院選で「県外移設」を公約した同党沖縄県連に「将来の県外移設を探るという方向性にしてはどうか」と水面下で打診。夏の参院選に向けて公約の軌道修正に水を向けたが、県連幹部は16日、石破氏に「沖縄は反対を貫いている」と突っぱねた』という。(毎日新聞3月19日)』

<仲井真知事や沖縄県連、沖縄県民は、安倍内閣が4月28日を「自主権回復の日」として政府主催の式典の挙行を決定したことでも、反発を強めているしね。(関連記事・『米隷従の安倍が「主権回復」の政府式典を決定~沖縄では「屈辱の日」なのに』)>

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 ただ、安倍首相&自民党は、辺野古の移設計画を変更する気は全くない。(-"-)

 自民党政府は96年に米国と普天間基地の移設に合意し、辺野古が最終的な移設候補地に決まってから十数年間、まだ移設工事にも着手できない状況が続いているわけで。<米軍再編の始まる2011年までには、既に基地が完成している予定だったとか。>
 もしこのまま移設計画を実現できないようであれば、米国との信頼関係を大きく損なうことになるだけに、日米同盟強化を最重要視している安倍政権としては、何が何でも従前の計画を具体的に実行に移すことを決意しているからだ。(-"-)

<安倍首相は、その決意を先月オバマ大統領に伝えたようなのだが。『アメリカの外交筋は、「安倍首相が成果を出せなければ、鳩山元首相の『トラスト・ミー』と同じだ」と語っていたとか。(FNN2月22日)』(~_~;)>

 昨日も、早速、米国防省から『「現行計画実現への重要な一歩だ」と歓迎する声明』が出ていたという。(>_<);(時事通信3月22日)

* * * * *

 また安倍首相は、今月11日にも、国会で「米海兵隊を構成する各部隊は一体性の維持が求められている。普天間飛行場の航空部隊をほかの部隊から切り離し県外移設することは、現実の政策としては困難といわざるを得ない」と答弁していたのだが。

 日米政府は、地勢的な面でも、沖縄が太平洋アジア地域の安保軍事政策における重要拠点だと考えており、特に海兵隊などすぐに移動することが求められる部隊は、沖縄から動かすことはできないと考えているし。
 しかも安倍首相は、とりわけ尖閣諸島を含め南西諸島、東シナ海などにおいて、中国に対する防衛&軍事強化に力を入れていることから、沖縄の基地を重視しているため<政府は、沖縄に自衛隊の基地を増やすことも計画している>、「県外移設」は「あり得ない」選択なのである。(-"-)
 
* * * * *

 安倍内閣は、とりあえず「危険の多い普天間基地の固定化を避けるためにも、移設が必要だ」「沖縄全体の基地負担軽減&振興策に力を入れる」ということをメインに訴えって、少しでも県民理解を得るように努めながら、辺野古移設の計画を推進して行くつもりのようなのだが。
 政府は嘉手納以南の基地返還を進めると同時に、交付金をセットにしたアメムチ作戦を展開。また、いざという時には、ウラ技を使うのではないかとも見られている。
  
『安倍晋三首相は22日夜、官邸で記者団に「普天間飛行場の固定化は断じてあってはならないというのが基本方針だ」と述べた。小野寺五典防衛相も「辺野古への移設が普天間の危険性の除去、沖縄の負担軽減につながる第一歩であり、引き続き(県の)了解を得る努力をしていく」と語った。(産経新聞3月22日)』

『政府・自民党は、県内移設と沖縄振興を「セット」で進める姿勢を鮮明にし、沖縄の県民世論を県内移設受け入れに近づけようと動き始めた。

「沖縄振興と基地負担の軽減は別、というのは、ある意味で建前だったのではないか。沖縄の皆さんには、これは一体のものだ」

 菅義偉官房長官は19日の記者会見でこう述べ、沖縄政策協議会の下にあった「基地負担軽減」と「沖縄振興」の二つの部会を一つの小委員会にまとめたと発表した。
 民主党政権は、この二つを分けて議論することで沖縄への「アメとムチ」と受け取られないよう配慮してきたが、安倍政権はこれを転換。普天間移設を振興と引き換えに進める方針を明確にした。(毎日新聞3月19日)』

 また、この辺りは改めて書きたいが。(以前も何回か書いたけど。)

『自民党の一部には、仲井真知事が埋め立てを許可しなかった場合、埋め立て許可を国が代行するための特別措置法を制定すべきだとの意見もある。(毎日新聞3月23日)』
<これは小泉政権の時に検討されていた作戦で。要は、知事の埋め立て許可権限を国が奪う法律を作り、国がOKを出す形で埋め立て工事を進めちゃおうというものだ。(-"-)>

 さらに、今月5日も防衛大臣と会談していた島袋名護前市長らの賛成派がアレコレ動いている様子。
 名護市は来年1月に市長選が行なわれるのだが。年内に埋め立て申請の許可を得るために、来年の市長選を待たず、反対派の稲嶺現市長をリコール(解職請求)するのではないかとの話まで出ている。^_^;

 時間とスペースがなくなって来たので、今回の記事はここで終わりにしたいのだが。
 いつも書いているように、辺野古移設を含め沖縄の基地の問題を解決するには、全国の国民の理解と支持が不可欠であるだけに、より多くの国民がこの件に関心を持って欲しいと。そして、より多くの国民が力を合わせて、安倍自民党の強行策を阻止すべく後押しして欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
 
                       THANKS

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by mew-run7 | 2013-03-23 10:19

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