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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

安倍自民、辺野古移設で苦労。自民内で対立。地元は反対増加で、漁協も同意撤回か。


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 今回は沖縄の辺野古移設に関する話を・・・。

 mewは、前記事も含めてこのブログでずっと、安倍自民党政権が、いかに沖縄を対中国&日米軍一体の軍事活動を目的とした国防の重要拠点としてしか見ていないか、そして県民の安全や生活のことを考えていないかという話を書いているのだけど・・・。

 安倍政権にとって、今、大きなネックになっているのが普天間基地の「辺野古移設」の問題だ。(・・)

 安倍首相は、民主党政権は鳩山元首相の「県外移設」発言を契機に日米同盟の信頼関係を破壊したと批判して、「私の政権で、日米の信頼関係を取り戻す」とアピール。
 2月末にオバマ大統領と会談した際に「辺野古への移設計画を具体的に進展させる」「来春頃までに、移設のメドを立てる」とお約束をして、帰国後の3月末には早速、かなり強引な形で、沖縄県に辺野古の埋め立て工事の許可を得るための申請書を提出したのだけど。
 ところが、ここに来て、果たしてそのお約束がきちんと守れるのか、チョット雲行きが怪しくなっているのだ。(~_~;)

* * * * *

 防衛省が3月に提出した埋め立て申請の書類には不備が多く、5月末に補正の書類を出すことになったため、年内に審査結果が出る可能性はほとんどなくなったし。
 沖縄では「辺野古移設」に反対し、「県外移設」を求める声がますます強くなっているからだ。(・・)

 3月の辺野古区長選では、13年務めていた移設推進派の現職区長が、反対派の候補に敗れる波乱が。<それも獲得票数が同数だったため、くじ引きで。(・o・)>
 自民党の沖縄県連も、県民感情を重視して、次の参院選も「県外移設」を公約にして戦うと主張しているため、党本部との対立状態が続いている。

 そこで党政調は、県連との公約のくい違い&「二枚舌」批判を避けるために、自民党全体の公約に「辺野古移設」を明記しないことを検討し始めたのであるが。このやり方には、安倍内閣や党幹部から異論が出ている上、先週になって、3月に辺野古の埋め立てに同意した名護漁協が、党の公約に「辺野古移設」を明記しないなら、同意を撤回すると言い出したという。(@@)

 mewは、以前からこの普天間基地の辺野古移設を中止できるかどうかというのは、沖縄&県民だけの問題ではなく、日本国民全体の問題であると考えているし。同時に、これは沖縄が米国や日本政府から自立して地域主権を得るための、また日本が対米従属の状況から自立して真の主権を手にするための大きなステップになると考えている。
 それゆえ、ここは是非、全国の国民にも後押しをしてもらって、まずは何とか辺野古移設の計画を白紙撤回させたいと願っているのだけど。(・・)

 ただ、もし辺野古移設が順調に進まなかった場合には、安倍自民党政権への打撃はもかなり大きなものになることは間違いないだろう。<安倍くんは、最近、米国からの信用を失っている感じがあるので尚更に?^^;>
 
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 防衛省は、安倍首相が2月末に米国から帰国した後、急いで辺野古の埋め立て申請の準備を行ない、3月22日に沖縄県の関連機関に申請書の電撃提出を行なったのだが。

<4月初めに沖縄の米軍基地に関する日米合意を発表する予定だったので、それまでに申請を済ませて、米国に「ちゃんと具体的に計画を進めているよ」というところを見せたかった&できれば来年1月に行なわれる名護市長選(後述)の前に埋め立ての許可を得たいという思惑などがあったようだ。(・・)>
 
 ところが、あまりにあわてて申請の準備したためか、提出した書類にアレコレの不備(不明瞭な記載や記述不足など)があったようで、13項目33件の補正を要求されることに。
 防衛省は、5月末に改めて補正の文書を提出することしたのだが。申請を許可するか否かの審査には、8ヶ月から1年かかるようなので、これで年内の許可の可能性はほとんどなくなったと見ていい。

『防衛省沖縄防衛局は31日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を同県名護市辺野古に移設するために提出した埋め立て申請書類に関し、補正の文書を県に提出した。文書には、埋め立て工事に使う土砂の採取場所や運搬経路などを記載した。  土砂の採取場所の土壌汚染の有無については「環境基準値を下回っている」と回答した。
 県は3月、防衛省から埋め立て申請書類を受理したが、約30項目で記述不足があるとして、内容を補うよう防衛省に求めていた。県は提出を受けた補正を認め次第、申請書類の公告・縦覧を始め、その後実質的な審査に入る。(毎日新聞5月31日)』

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 実は、3月に提出された申請書の中で最も問題があるとされたのは、埋め立て工事に使う土砂に関する記述がかなり不明瞭であったことだ。

『県は3月22日付で申請書を受理したものの、記述の不備や図面の修正などを求めて4月12日付で13項目33件の補正を防衛局に指示。防衛局は24日、2件を除いて対応方針を説明しました。
 
 説明がなかったのは、(1)埋め立て用土砂の有害物質の有無などについての調査結果(2)埋め立てで使用できなくなるおそれがある辺野古漁港の防波堤などへの対応―でした。県は6月11日までの補正提出を求めています。

 沖縄防衛局によれば、辺野古沿岸部の埋め立てに必要な土砂は約2100万立方メートルです。このうち、現場で調達できるのは400万立方メートルにすぎません。このため、昨年末の環境影響評価書(補正版)で、約1700万立方メートルの砂・岩ズリを「沖縄、九州、瀬戸内」から購入するという方針を初めて明記しました。
 しかし、専門家からは、(1)そもそも1700万立方メートルの根拠が不明(2)生態系に悪影響をおよぼす外来生物の混入をすべて調査することは不可能で、海洋汚染につながる(3)土砂の保管場所が示されていない―などの問題点が指摘されていました。
 小野寺五典防衛相は4月23日の記者会見で、埋め立て土砂の性状や含有物などの問題点について「早く結果が出るよう努力している」と述べていました。現時点で結果が出ていないことから、対応に困っているようすがうかがえます。(赤旗5月3日)』

* * * * *

 海を埋め立てて、滑走路の建設を行なうには巨大な量の土砂が必要になるのだが。
 当然にして、環境が汚染されないように有害物質や外来生物などが混ざっていないような安全な土砂を使用することが求められる。(・・)
 でも、どうやら防衛省は、5月初めの時点では、その土砂の調達先や調査のメドがきちんと立っていないようなのである。(~_~;)
<ちなみに、埋め立て用の土砂にも利権が絡んでいて。前回の自民党政権の頃から、アレコレの利権争いがあったのよね~。^^;>

(補正書類の)『「提出を受け、仲井真弘多知事は同日、「内容を見てからだ。いよいよ本格的なチェックができる。ルールに従い(埋め立て承認申請に対し)判断したい」と述べた。同課と県土木建築部漁港漁場課は「補正が適正に行われていることが確認された場合は告示・縦覧に向けた手続きを、補正が不十分な場合は再補正を求める」との考えを示した。(共同通信5月31日)』

 もし今回の補正書類も曖昧な記述が多かった場合には、再度の補正が求められて、さらに審査の開始が遅れる可能性があるようだ。^_^;

* * * * *
 
 また防衛省(沖縄防衛局)は、3月に辺野古の海の漁業権を持つ名護漁協と急遽、交渉をまとめて、推定20億円という補償金と引き換えに、埋め立ての同意書を得ることに成功。<もちろんその交渉のウラには、自民党の辺野古推進派や国防族が動いている。>県に埋め立て申請を行なう際に、その同意書も一緒に提出していたのであるが。

<関連記事『政府が辺野古埋め立て申請を決行&カネの力でアメムチ作戦を強化』>

 ところが先週末になって、その名護漁協が「同意撤回」を検討しているというニュースが出た。

『米軍普天間飛行場移設問題で、名護市辺野古沖埋め立てへの同意書を3月に防衛省に提出した名護漁業協同組合が、5日に幹部会議を開き、同意書の撤回について話し合うことが分かった。撤回方針が承認された場合は、10日前後に開く総会で正式に同意書の撤回を諮る可能性もあるという。自民党が参院選公約で、県外移設を求める党県連の主張などを踏まえ、辺野古移設推進の方針を明記しないことへの不満があり、名護漁協は自民が「辺野古移設」を明記するよう要求。同意書撤回も辞さない構えを見せているという。

 名護漁協は5月28~30日に来県した河井克行衆院外務委員長にこうした意向を伝え、河井氏が31日、菅義偉官房長官に報告した。
 河井氏は記者団に「北部の関係者から明記してほしいと強い話があった。明記されなければ、これまで積み重ねた政府との信頼関係が崩れるという関係者の懸念を伝えた」と述べ、同漁協が同意撤回も示唆していることを明らかにした。菅氏は「懸念は受け止めたい。埋め立てを申請した行為自体が前に進んでいるということだ」と述べた。(琉球新報6月1日)』

<実のところ、mewは、もしかしたらこの名護漁協が「公約撤回」を示唆したこと&河合氏の発言は、沖縄県連に公約を変更させるための方策なのではないかと邪推している部分もあるのだけど・・・。
 ただ、後述するように、自民党が「辺野古移設」を明記しないとなれば、名護漁協としても納得行かない面があるのも理解し得る面もある。^^;>
 
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 この件は当ブログで近時、何回も取り上げているので、今回は少し触れるだけにしたいのだが。
< 

 自民党の沖縄県連は、県民感情を優先し、昨年末の衆院選で「県外移設」を公約にして4議席を獲得。次の参院選でも「県外移設」を公約にする方針を決めている。(・・)

 ちなみに、自民党本部も、衆院選公約では各地の事情に配慮してか(要は、票&議席欲しさに)、「辺野古移設」は明記していなかったのだが。
 ただ、安倍自民党は、いまや政権与党として責任のある立場にある上、現に安倍内閣が辺野古移設に合意して、埋め立て申請を行なうなど移設計画を実行に移している以上、参院選公約に「辺野古移設」を明記する方針を決定。沖縄県連にも、公約変更を求めたのだが、県連がこれに応じないため四苦八苦しているのである。
 
 これに困った党政調は、本部と県連の公約にくい違いが生じて、「二枚舌」との批判を受けるのを避けるために、自民党の公約から「辺野古移設」の言葉を外すことを検討し始めたのだが。
 それでは安倍内閣や自民党が「言ってることとやっていることが違う」「本気で辺野古移設を進める気はないのか」と思われ、国内外から信頼を失うことになるし。辺野古推進派が多い保守層からも批判が出ることになるわけで。党本部の中でも意見が対立して、いまだに結論が出ていないような状況なのだ。(~_~;)

* * * * *

 他方、名護漁協としては、3月に埋め立てに同意したものの、彼らを取り巻く状況はあまり好ましいものではない。

 というのも、辺野古の海の埋め立てに関して、他の漁協は「漁場が荒れる」としてみんな反対しているし。周辺住民を含め、沖縄県民から「名護漁協はお金で辺野古の海を売った」などという批判まで出ており、あまり好ましい状況にはないからだ。<名護市の稲嶺市長まで「(漁協組合員は)補償金という目先の利益に引き寄せられたのだと思うが、海は漁業者だけのものではない」と批判していたりして。^(~_~;)>

 それゆえ名護漁協が、自分たちは自民党や防衛省に協力して埋め立て同意をしたのに、当の自民党が「辺野古移設」を公約に掲げないようでは立つ瀬がないと考えたとしても不思議はないように思われる。^^;

* * * * *

 mewは、辺野古周辺&名護市の住民の間でも「移設反対」ムードが拡大していることも、名護漁協の心の揺れに影響しているのではないかと思うところもある。(・・)

 辺野古移設推進派の政治家や識者&沖縄県民などは、これまで「地元の住民の大部分は辺野古移設に賛成なのに、地元に関係のないサヨク団体が県民を扇動して、反対運動を行なっているのだ」と主張することが多かったし。
 実際、名護市の前市長も、辺野古の前区長も移設推進派だったのだけど。
 ところが、ここ鳩山元首相の「県外移設」発言を機に、地元のムードも変わって来ているのである。(@@)

<だから尚更に、安倍自民党や辺野古推進派は、鳩山元首相を忌々しく思っているとこがあるのよね。(~_~;)>

 10年の名護市長選では、反対派の稲嶺進氏が、自公が推した推進派の現職市長(島袋吉彦氏)を僅差ながらも破って当選しているし。
 さらに今年3月には46年ぶりに辺野古区長選が行なわれ、何と反対派の候補が、推進派の現職区長(13年も在任)と同数の票を獲得し、くじ引きで当選を決めるという大波乱が起きたのという。(・o・)

『米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先となっている沖縄県名護市の辺野古(へのこ)区(区は自治会に相当)で17日、区長選挙が行われ、移設反対派からも支援を受けた新人と移設を容認してきた現職の一騎打ちの結果、得票同数となり、くじ引きで新人の当選が決まった。
 当選したのは、元社会福祉法人事務局長の嘉陽宗克(かようむねかつ)氏(60)。嘉陽氏と現職の大城康昌(おおしろやすまさ)氏(58)の得票が407票で並び、区で定めた選挙規則に基づき、くじ引きが行われた。有権者は926人で、814人が投票、投票率87・9%だった。

 嘉陽氏は17日夜、報道陣に対し、移設計画について、「沖縄県知事も名護市長も『県外移設』を主張しており、その対応を見守りたい」と語った。ただ、「区民から意見が出てくれば、協議することになる」とも述べ、これまで容認だった区の方針の見直しに含みを持たせた。(読売新聞3月18日)』

* * * * *

 辺野古周辺では、移設賛成派と反対派が拮抗しているような感じなのだが。<まさに地区を二分するような戦いだったのね。>でも、確実に反対派が増えて来ているのは事実だし。
 これで来年1月の名護市長選で、反対派の稲嶺市長が再選することになれば、さらに反対運動が活発になる可能性が大きい。(・・)

 自民党の沖縄県連も、そのような空気を察知して「県外移設」の公約に固執しているのではないかと察するのだが。
 冒頭にも書いたように、もしこの公約の問題がうまくまとめられなければ&辺野古移設の計画がうまく進められなければ、安倍内閣にとっても、自民党執行部にとってもマイナス要素になりかねないだけに、大きな焦りを覚えている国防族の閣僚や議員も多いのではないかと思ったりもする。(~_~;)

 逆に反対派にとっては、ここが大きな正念場になるだけに、何とか様々な圧力や甘言をハネのけて、沖縄と日本の自立への扉を開いて欲しいと願っている&応援しているmewなのだった。(@@)
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by mew-run7 | 2013-06-02 09:00 | (再び)安倍政権について

by mew-run7