「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


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靖国参拝で露呈した安倍の限界+中韓云々の前に、国民が考えるべきこと

  これは1月2日、2本めの記事です。

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】

 昨年末に安倍首相が靖国参拝を決行した余波がいまだに広がりを続ける中、このことが今年の日本の外交に大きな影響をもたらすのではないかと懸念する人は少なくない。(@@)

<しかも、元日には新藤総務大臣が、宣言どおり、靖国参拝を行なったとのこと。^^; (*1)
 新藤氏は、祖父で、太平洋戦争末期に硫黄島の戦いを指揮した栗林忠道陸軍大将が靖国神社に祀られていることから、ことあるごとに靖国参拝を行なっているのだけど。
 新藤氏も超保守派である上、安倍内閣の首相の参拝の影響もあって、こちらも批判の対象にされるおそれが大きい。(~_~;)>

 2日には、公明党の山口代表が街頭演説を行なったのだが。年頭から安倍首相の靖国参拝&外交を憂慮する発言をしていたという。^^;

『公明党の山口那津男代表は2日午前、東京都内で街頭演説し、昨年末に安倍晋三首相が靖国神社を参拝したことについて、「韓国や中国の反発はもちろんだが、米国、ロシア、欧州連合(EU)からも心配する声や厳しい声が聞かれている」と述べ、重ねて懸念を示した。その上で、「それらの声にも謙虚に真摯(しんし)に耳を傾けて、世界の平和や安定に貢献する日本の姿を示していかなければいけない」と述べ、首相が参拝の真意を丁寧に説明し、各国の理解を求めていく必要があると指摘した。
 靖国参拝に反発を強めている中韓両国との関係に関しては、「改善は進んでいないが、今年こそはその関係改善に向けて大きな一歩をしるしていかなければならない」と強調。首脳会談の早期実現に向けた取り組みを政府に促した。(時事通信14年1月2日)』

* * * * *

 昨日、アゴラ(コチラ)に、松本徹三氏が「見られてしまった安倍首相の限界」という記事をアップしていた。 

 8~9割方、mewと考えが重なっている&mewよりはるかにわかりやすく説得力をもって、今回の靖国参拝の問題点を指摘している記事だと思うので、ここにその全文をアップしておきたいと思う。

『 見られてしまった安倍首相の限界

 松本 徹三 アゴラ14年1月1日
.

私は安倍首相がまだ自民党の若手のホープと見られていた頃に一度お目にかかった事があるが、話の随所に誠意が感じられ、大変真面目な努力家という印象を受けた。その考えは、それから十年以上を経た今も変わらず、日本の為に世界を飛び回っている姿には、大変敬服もしている。

しかし、今回の靖国参拝で、私は大きく失望した。一国の首相なのだから、現在の危険な世界情勢を読み取り、自分の気持を抑えて、しばらくは「参拝」は封印するだろうと読んでいたのだが、この期待はいとも簡単に外れてしまった。アメリカからの再三の牽制を無視してしまったからには、将来の日本への打撃は計り知れないものと覚悟せねばならないのに、首相の周辺にはその危機感は全く感じられない。

どんな国であっても、「国益」を守る事こそが政府の最大の役割である。そして、「国益」の最たるものは「安全保障(戦争を防止しながら、国民を他国への隷従から守る事)」と「経済的利益の最大化(国民の生活水準の引き上げ)」の二つである。「首相の靖国参拝」は、このどちらにも全く役に立たないどころか、相当のマイナスになる。

そして、その代償として首相が得たものは、「自分の気持ちがすっきりした」「お友達への約束を果たした」「多くの国民が歓声を上げて支持してくれた」の三点だけだ。つまり、そのどれもが「内向き」の問題に過ぎず、「国益」とは全く関係がない。

成る程、昨今、中・韓の挑発行動が目に余るので、国民の中にはこれに反発する機運が急速に盛り上がりつつある。だから、この「空気」の中では、「靖国参拝について中・韓からとやかく言われる筋合いはない」として、「毅然として参拝を実行」すれば、多くの単純な国民は歓声を上げるだろう。現実に、この様な結果は、既にネット上で目に見える形で出ているので、安倍総理はきっと大変気を良くしているに違いない。

しかし、ここにこそ大きな問題がある。政治家は常に選挙の事を気にしていなければならないので、大衆に迎合したいという誘惑には抗し難いだろうが、この誘惑を断ち切り、丁寧に国民と対話して、国民にもっと深く考える様に促し、結果として「長期的な国益の最大化」を実現してこそ、真の政治家と言えるのだ。残念ながら、安倍首相は、今回の子供っぽい行動によって、この可能性を自ら潰してしまった。

<下につづく>

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12月28日に出揃った、北村隆司さん、站谷幸一さん、池田信夫さんの記事にもある様に、日本以外の如何なる国でも、今回の事は全く理解されないだろうし、ろくな評価もされないだろう。それどころか、これで安倍首相には、「日中戦争を正当化し、日本を戦前の姿に戻したい復古志向の右翼政治家」というレッテルが貼られてしまった。そして、何らかの事由で彼が下野を余儀なくされるまでは、その評価はもはや変わる事はないだろう。これにより、今後の日本の外交は多くの選択肢を失い、最悪時は孤立が免れなくなるだろう。

この様に言うと、「何故外国の事ばかり気にするのか? 日本の事なのだから日本人が決めれば良い」という人たちが必ず出てくるが、実はこの様な人たちの存在こそが、日本にとって最も危険なのだ。

今や、全ての経済問題はグローバルで見なければ何の意味も待たず、その一方で、日本はアメリカの力なくしては尖閣列島すら守れないのだから、こんな議論は話にもならない。かつて、日本の大衆は日中戦争に英米が口を挟む事に違和感を持ったが、今の状況を見ていると、大衆はこの頃からあまり進歩していないように思える。そうだとすると、また過去と同じ過ちを繰り返す危惧が、相当にあると思わざるを得ない。 

中国と朝鮮半島の状況が安定していたら、私はそこまでは心配しない。しかし、今はそうではない。中国は、格差問題と汚職腐敗で一般民衆の不満が爆発寸前にある。このエネルギーを発散させるには、「日本と事を構える」のが最も効果的であるという事を、中国の指導者はよく知っている。一方、韓国の朴政権も、伝統的に強い左翼陣営の攻撃に曝されて不安定この上もないので、日本を敵と見立てる事によって、求心力を取り戻したいと秘かに願っているだろう。頼んでもいないのに、安倍首相はここに、両国にとっては願ってもないような、絶好の火種を投げ込んでしまったのだ。

尖閣諸島の上空、即ち日中の防空識別圏が交錯するところで、両国の空軍機同士が偶発的に交戦状態に入る事は、もはや妨げられないかもしれない。中国側にとっては、国民の危機感を煽ると同時に、日本と米国の出方を見る上で、このような事態が生じる事は、極めて魅力的と思われからだ。従って、仮に戦闘機一機を失うようなシナリオであっても、中国側は意に介さず、巧妙な罠を仕掛けてくるかもしれない。

沖縄の米軍はすぐに介入してくるだろうか? 私はあまり楽観的にはなれない。場合によれば、日中両方の出方を見極める為に、或いは「日本に教訓を与える」為に、わざと介入を遅らせる事もないとは言えないからだ。

ケリー国務長官とヘーゲル国防長官が連れ添って、千鳥ヶ淵の戦没者墓苑に異例の参拝をした事は、「日本のアーリントン墓地は靖国ではなく千鳥ヶ淵にせよ」という強いメッセージなのに、安倍首相は、何とそのメッセージを完全に無視したのだ。これでも米国は本気では怒らないと、本当に安倍首相は考えたのだろうか? 中国政府は、勿論、秘かにほくそ笑んでいるに違いない。

その一方で、金正恩による張成沢の粛正によって、朝鮮半島は現在一気に不安定化している。12月28日のアゴラに、山田高明さんが「中韓同盟の可能性」についての記事を書いておられるが、このシナリオも必ずしも荒唐無稽とは言い切れない。

金正恩に手を焼き始めた中国にとっては、「韓国による北朝鮮併合」を認めるだけでなく、むしろ応援し、その見返りに、既に擦り寄ってきている韓国を同盟国として抱き込む事は、かなり現実的で魅力的な選択肢だ。こうなると、米軍は朝鮮半島に駐留する意味を失い、撤退するしかない。中国にとっては、北朝鮮を支援し続ける経済的な負担がなくなるだけでなく、軍事的にもはるかに有利な状況になる(結果として、中・韓両国にとって、日本が共通の仮想敵となる)。

この様に不安定で且つ憂慮すべき状況下にある極東の中で、日本だけが、したたかな戦略を何一つ持たず、「もう僕だって子供じゃないんだ。一人でやって行けるよ」と言って悦に入っている姿は、心底寒気のするものだ。米国の国務長官と国防長官を二人揃ってコケにして、なおその事の及ぼす影響に気がついていない外交音痴ぶりは、度を超している。

事の始まりは、石原元東京都知事の「尖閣列島の都有地化」の動きだった。尖閣列島についての日中の対立は以前からあったが、1972年の日中国交正常化の協議の中で、田中角栄と周恩来は「この問題は当分間棚上げにする」という事で合意した。そのまま50年でも100年でも棚上げ状態を続けておけば良かったものを、元々この合意自体に反対していた石原氏が、都知事の立場を利用して再び仕掛けた。これに対し、当時の野田首相は、「右翼的な石原氏の自由にさせるより、国がコントロールした方が良いだろう」という単純な判断から、事を急いだ。「中国に対して弱腰だ」と批判されるのを避けたかった事もあったのだろう。

<下につづく>

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しかし、問題だったのは、野田首相が想像を絶する程の外交音痴だった事だ。事もあろうに、彼は、中国の政権交代直前の最悪のタイミングで、しかも温家宝首相の強い要請に一顧だに与えず、突如国有化を強行したのだ。当然の事ながら中国政府は強く反発、その後双方の上げる拳の位置は徐々に高くなり、遂には今日の状況を招いた。

その間に、日本では「中国敵視」と「軍備増強」の世論が高まり、単細胞の安倍首相の背中を押した。最初からそういう状態を作り出したかった石原老人は、さぞかしほくそ笑んでいる事だろうが、国民にとっては、今将に大きな災厄が迫りつつあるのだ。

安倍首相と野田元首相。共通点は「外交音痴」という事だが、突き詰めれば、これは日本国民全体に共通な弱点とも言える。要するに、長い間海に守られて外国から侵攻されずに済んだおかげで、日本人全体の思考回路が閉鎖的になってしまっており、相手の立場や心の内を読み取る事が極端に下手というか、そもそも始めからそうしようとしない傾向を生んでしまったかのようだ。

中・韓問題を論じると、いつも出てくるのは、「日本が幾ら妥協して、何度謝罪しても、いや、そうすればするほど、相手は益々嵩にかかって、要求をエスカレートしてくる。何時迄も薄ら笑いをして平身低頭するのは止めて、毅然とした態度をとるべき」という意見だ。私には、こういう見方こそが、相手の事を何一つ読めていない(読もうともしていない)事の、一つの証左のように思えてならない。

いつも申し上げている事だが、最大の問題は唯一つ、「歴史認識」の問題だ。日韓問題については、過去にアゴラで何度も論じたので、今回は日中問題に絞って語りたいが、要するに「日中戦争は日本による侵略であり、大変な災厄を中国にもたらした事は極めて遺憾である」と、一言明確に言い切りさえすれば、問題の核心は解決する。

しかし、そうなると、「その極めて遺憾な事を指導した責任者が祀られている靖国神社」に首相が鳴り物入りで参拝する事が、整合性を持たなくなるのも、これまた当然の事だ。「首相による靖国神社の参拝」にはそういう象徴的な意味がある事は、中国人、韓国人のみならず、欧米人を含めた世界中の誰の目にも明らかなのに、日本人だけが、「これは日本人の魂の問題だ」などという、日本人以外の心には全く響かない話をして、仲間内だけで盛り上がっている。

「幾ら妥協しても、何度謝罪しても」と言う人がいるが、何度も妥協したり、謝罪したりする必要は全くない。勿論「薄ら笑い」も「平身低頭」も必要ない。上記だけを明確にすれば済む事だ。後の事は全て、事実と合理性に則って、粛々と対処すれば良い。

それをやらずに、何時迄も問題を曖昧にしている日本人を、殆どの欧米人は全く理解出来ずにいる。そこに「先の敗戦をチャラにして(東京裁判を実質的に無効にして)、もう一度過去の日本を正当化しよう」という魂胆(姿勢)が垣間みられると、もう日本に対する不信感しか残らなくなる。そうなると、世界中を敵に回した過去の日本の再来だ。安倍首相やその支持者たちは、本当にそれで良いのだろうか?

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 松本氏は『「何故外国の事ばかり気にするのか? 日本の事なのだから日本人が決めれば良い」という人たちが必ず出てくるが、実はこの様な人たちの存在こそが、日本にとって最も危険なのだ』と記しているのだが・・・。

 mewは、この点は、チョット考えが異なる部分がある。

 mewは、外国がどう思うのかと考える以前に、まずは、日本の国民が先の大戦や靖国神社のあり方に関して、きちんと考えて、自分なりの見解を持つべきだと思っているからだ。(・・)

 この辺りはおいおい書いて行きたいのだけど・・・。
 
 たとえば、首相の靖国神社の参拝に関しても、mewは、基本的には、これは国内の問題であると考えている。
 最初から中国や韓国がどう思うのかというはいり方をするのではなく、まずは、日本の国民として、それぞれが先の大戦をどうとらえるべきか、また靖国神社が先の大戦で果たした役割がどのようなものだったのかを振り返り、「日本の国、国民のあり方」をよ~く考えた上で、首相が靖国参拝をすることが妥当かどうかを判断して欲しいと思うのである。(・・)

 日本国民が、自分たちの考えをきちんと持たずして、「中国や韓国が批判するから、やめておいた方がいい」「欧米も批判しているし、外交や経済の面で悪影響が出るかも」という見方を優先し、靖国参拝を語っているようでは、いつまで立っても、この問題は終止符を打つことはないだろう。^^;

 また、国民の意思が明らかでないからこそ、安倍氏らのように「国民も靖国参拝を望んでいる。国民との約束を守るためにも参拝をすべきだ」とカン違いするような首相が登場することにもつながるし。
 そして、結果的には、国民の意図せぬ形で、中韓などのアジア諸国と敵対したり、欧米諸国から批判を受けたり・・・最悪の場合は、世界中を敵に回すようなケースが生じることにもなりかねないからだ。(~_~;)

 それゆえ、どうか今回の安倍首相の靖国参拝が、国民が改めて先の大戦や靖国神社のことを、ひいては日本の国&国民のあり方を考えるいいきっかけになってくれればと、切に願っているmewなのだった。(@@)
                          THANKS

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新藤総務相「どこの国も同じ行為」…靖国参拝- 読売新聞(2014年1月2日18時19分)

 新藤総務相は1日、東京・九段北の靖国神社を参拝した。
新藤氏の靖国参拝は、2012年12月の閣僚就任後6回目。昨年の終戦記念日や春秋の例大祭にも参拝した。新藤氏は参拝後、記者団に「戦争で命を落としたたくさんの方々に対し、尊崇の念を込めてお参りした。二度と戦争が繰り返されないよう平和の思いを新たにした」と述べた上で、「玉串料は個人で納めた。私的な参拝だ」と説明した。中国、韓国の反発については、「どこの国でも、国のために命をささげた方々に対して同じような行為がなされている。問題になるとは思っていない」と話した。


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中国、「強烈な抗議」表明=新藤総務相の靖国参拝

時事通信社 2014年1月1日 21時06分 (2014年1月2日 00時04分 更新)








 【北京時事】中国外務省の華春瑩・副報道局長は1日、新藤義孝総務相の靖国神社参拝に対し談話を発表。「安倍晋三首相の参拝に続き、日本の閣僚が歴史問題で取った新たな挑発行動だ」として、「強烈な抗議」を表明した。

 中国は昨年12月の安倍首相の参拝に非難を強めており、安倍政権に対し、さらに態度を硬化させそうだ。

 華副局長は新藤氏の参拝について「世界反ファシスト戦争の結果と戦後の国際秩序に挑戦する日本の危険な動向を再び明らかにした」と指摘。「中国国民と他のアジア国家の国民は、日本が歴史を後戻りさせることを決して許さない」と述べ、日本が歴史を反省して、態度を改めるよう求めた。新たな対抗措置の有無などには触れていない。 
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by mew-run7 | 2014-01-02 18:52 | (再び)安倍政権について | Trackback
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