「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


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野田聖子が安倍に反旗~「人を殺すリスク」を主張+江田と公明の協議、ハト派結集に期待

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】


 これは『麻生も「危ねえ」と思う安倍の解釈改憲に、野田聖子が切なる思い。but自民は暴走モードに』(以下、前回の記事)の続報になるのだが・・・。

 自民党の野田聖子総務会長が、ついに安倍首相が行なおうとしている集団的自衛権の解釈改憲に対して、公の場で異論を唱え始めた。(**)

 野田氏は雑誌にインタビューで、「集団的自衛権が行使できる、武力行使ができるとなれば自衛隊は軍になる。軍隊は殺すことも殺されることもある。いまの日本に、どれだけそこに若者を行かせられるのでしょう」
「国際情勢という大きな状況と、人を殺す、人が殺されるかもしれないというリアリズムを語るべきです」と主張。

 また、野田氏は党の最高意思決定機関である総務会の会長を務めているのだが。(自民党政権の内閣は、総務会で全会一致で了承を得ないと、法案その他の閣議決定ができないルールになっている。)
 野田氏は、「一部の(自民党)議員が違和感を覚えるのは、首相が憲法改正以外の手法で先に進めようとしている点だ。安全保障政策には安定性が必要だ」と強調」し、「(解釈改憲の)閣議決定は党内手続きなしにはできない。全会一致が原則の総務会を通ることはできないだろう」と、安倍首相を強くけん制したという。 (・o・)

* * * * *

『自民党の野田聖子総務会長が八日発売の月刊誌「世界」(岩波書店)のインタビューで、集団的自衛権の憲法解釈を変更する閣議決定に関し、拙速に議論を進めれば党の了承は得られないとの認識を示していることが分かった。「閣議決定は党内手続きなしにはできない。全会一致が原則の総務会を通ることはできないだろう」と述べた。

 野田氏は、安倍晋三首相(党総裁)直属機関での集団的自衛権をめぐる党内論議について「(憲法解釈変更を)進めたい側のプレゼンテーションだ」と批判。「これから反対する側の意見を聞くことになる」と述べた。憲法改正でなく、解釈変更を目指す手法に関し「違う政党の政権になった時にまた解釈を変えることが可能になる。政策の安定性がなくなるのではないか」と指摘。「人を殺す、殺されるかもしれないというリアリズムを語るべきだ」と注文を付けた。(東京新聞14年5月8日)』

『「安全保障も少子化とリンクしてくる。本当に安全保障を考えるなら、50年もつものを考えなければならない」と述べ、日本の現実に即した議論が出来ていないと批判した。
 野田氏はインタビューで「日本は急速に少子化が進んでいる。自衛隊は基本的に若い男性で構成されているが、安全保障政策でリスクを取ろうとしても、担い手がいなくなろうとしている」と強調。「ところが、国防の専門家はそのことを別次元で考えている」と問題点を指摘した。

 また、野田氏は「限定容認論」について「具体的に何であるのかよくわからない」としたうえで、「軍事的な役割を果たすことと引き換えに何がもたらされるのか、首相はもっと提示すべきだ」と注文を付けた。さらに「限定容認論だけでなく、人を殺す、人が殺されるかもしれないというリアリズムを語るべきだ」と訴えている。(朝日新聞14年5月8日)』

* * * * *

 野田氏はさらに、8日の記者団の取材に応じて、改めて集団的自衛権の行使や解釈改憲の問題を指摘。自民党の右傾化にも懸念を示した。

『自民党の野田聖子総務会長は8日、安倍晋三首相が意欲を示している集団的自衛権の行使容認について「プライオリティー(優先順位)が一番高いわけではない。新しい自民党になって、日本を立て直す一丁目一番地は経済の再生だ」と述べ、首相を牽制(けんせい)した。国会内で記者団の質問に答えた。
 その上で「党内は必ずしも(行使容認に)一直線に行こうという人だけではないことを首相に報告したい。耳の痛い話にも耳を傾けてもらえば後年、首相の名を高らしめる。(当選)同期の桜としてそういう支援をしていきたい」と語った。(産経新聞14年5月8日)』

『野田氏は「首相を支える」としつつも、「集団的自衛権を行使することになると、当然人命の犠牲も出てくる。われわれの血も流さなければならないリスク、厳しい現実が(国民に)きちっと伝わっていない。国民が求めているのは群を抜いて経済対策だ」と述べた。
 党の現状についても「野党時代にメディアに注目されなくなり、他の党と違いを出すためにそちら(右)に行ってしまった」と右傾化を懸念した。(西日本新聞14年5月9日)』

『「集団的自衛権を行使するとなると、当然、人命の犠牲も出てくる。私も母親の一人として息子をもっているし、『人がどうなる』じゃなくて、自分の家族がその中に入っていくという自覚を持っていかないといけない」(自民党 野田聖子総務会長)(TBS14年5月8日)』

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 この野田氏の発言に、党内からはこんな見方も出ているらしいのだけど・・・。

『首相は8月末か9月に内閣改造と党役員人事を断行する構え。野田氏は総務会長交代説もささやかれており、「先手を打って首相と距離を取り、存在感を示そうとしたのではないか」(党中堅)との見方も出ている。(中略)
 野田氏は当選7回で安倍首相と同期。既に引退した党内リベラル派代表格の古賀誠元幹事長や野中広務元官房長官らと近い。閣議決定による解釈改憲には公明党も強く反対しており、野田氏には公明党とも連携して存在感を増し、首相の「次」を見据える狙いもありそうだ。首相周辺は同日、「焦っているんだろうが、理解が浅い」と不快感を示した。(西日本新聞14年5月9日)』

 mewは、野田氏は、今の安倍自民党のあり方や、アブナイ流れに耐え難いものを感じているのではないかと思っている。(**)

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 野田聖子氏は、安倍首相と93年衆院初当選組の同期。(7期当選。同期には、岸田外相や高市政調会長、田中真紀子氏など。)祖父・卯一氏は大蔵次官、衆参議員なのだが。県議から出発したプチ世襲議員だ。
 高校時代に米国に留学し、83年に上智大を卒業した後、帝国ホテルに就職。87年に岐阜県議に。90年衆院選に落選するも、93年に初当選。積極的な言動&アタマの回転のよさで注目され、98年には30代で郵政大臣に初入閣するなど、早くから初の女性首相候補として期待されていた。(・・)

 かつては、三木武夫、海部元首相の流れを汲み、党内では保守本流、ハト派&リベラル志向が強いと言われた「新政策研究会(旧河本派)」に所属。近時では、同じ政治理念の古賀誠氏との関わりが深いと言われている。(++)

 野田氏は、05年に小泉元首相の郵政民営化法案に強く反対。衆院決議でも造反したため、党の公認を受けられず、佐藤ゆかり氏を選挙区に刺客として送られながら、自力で当選を果たしたことでも知られている。(離党を余儀なくされるも、06年に復党。)
 また近時では、どうしても子供が欲しいという思いが断ち切れず、10年に米国で精子提供を受けて、体外受精により妊娠し、11年に50歳で男児を出産したことでも注目を浴びた。

 ここぞという時は、自分の保身は度外視して、「言うべきことor言いたいことは言う、やりたいことはやる」タイプの人だ。(@@) 
  
* * * * *

 前回の記事で、野田氏のコラムを紹介したのだが。この中でも、野田氏は、切々と「集団的自衛権行使を容認することのリスクや、慎重な議論の必要性を訴えていたのである。

『たしかに自民党は政権公約として、集団的自衛権の行使容認をうたっています。しかし、これは自民党が野党だった時の話。自民党が支持層を固めるために、より右に、保守的になって差別化を図っていたときのことです。』

『集団的自衛権の行使について、必要性については非常に多く説かれています。一方で、変えることのリスクについては説明されているでしょうか。それをもっと考えてほしいと思うのです。

日本は第二次世界大戦後に憲法が制定されてから今までずっと、行使を認めないで来ました。なぜ今まで変えなかったのか。それを考えることが重要なのではないでしょうか。国際社会の一員として、それが必要だったからではないでしょうか。自衛隊は人を殺していないし、殺されていません。それが変わるわけです。すべての自衛権の行使を認めることによるリスクも合わせて説明してほしいのです。

原発だって、ずっと便利で安全だと言われていました。しかし震災で、そうではないことがわかりました。物事には両面あるのだということを原発の事故は教えてくれたのではないでしょうか。

そのためには、集団的自衛権の行使についてはもっともっと党内で議論をしたいと思います。』

* * * * *
 
 安倍首相が、集団的自衛権の解釈改憲実現に前のめりになる中、自民党の総務会は3月中旬に、05年の小泉郵政民営改革法案以来、9年ぶりに総務懇談会を開催。
 集団的自衛権の行使や解釈改憲の是非について、党内の議論を深めようとしていた。(・・)
<関連記事・『自民党内で解釈改憲への慎重論強まる&安倍おろしも可能+クリミア編入で、安倍が苦境に 』>

 総務懇談会では、慎重意見が続出。特にこのブログでもよく登場する村上誠一郎氏らは、その後も正面から安倍首相の解釈改憲の手法に反対を唱えて、何とか首相の暴走を食い止めようとしているのであるが。

 安倍官邸は、早く党内の意見集約をはかるべく、総裁直属機関の「安全保障法制整備推進本部」を立ち上げて、高村副総裁や石破幹事長に党の議員たちの理解を得る(説得して押し切るor丸め込む?)ことに力を注いでおり、総務会をカヤの外に置こうとしているような感じがある。(~_~;)

 野田聖子氏は、このような安倍官邸のやり方を不快に思い、(党総裁)直属機関での集団的自衛権をめぐる党内論議について「(憲法解釈変更を)進めたい側のプレゼンテーションだ」と批判し、総務会長として「これから反対する側の意見を聞くことになる」「全会一致が原則の総務会を通ることはできないだろう」と首相&周辺をけん制したのである。(@@)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 今週、『「安倍官邸&高村」vs.「公明党&石破」陣営の攻防が激化+公明の粘りで解釈改憲阻止を』という記事を書いたのだが・・・。

 自民党内では、高村副総裁が安倍首相に全面協力する形で、党内の意見集約や公明党の説得を行なっているのだが。<また、安倍官邸も内閣&党役員改造人事のエサを目の前にぶる下げて、何とか党内の慎重派の議員を丸め込もうとしているのだが。^^;>
 石破幹事長は、「集団的自衛権の行使」にも「解釈改憲」にも反対している公明党に配慮して、解釈改憲の先送りなどを模索している。(・・)

 もしここで野田総務会長&党の総務会が、党内の慎重派と結集して、公明党と同様に早期の解釈改憲に抵抗を示した場合、安倍首相にとっては大きなブレーキとなる可能性が大きいわけで。
 mewとしては、何とか石破、野田氏が、公明党&党内慎重派が力を合わせて、安倍首相の解釈改憲の実行を阻止してくれないものかと、大きな期待を寄せている。(**)

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 また、これは『ルビコン川をわたる前に~江田憲司の解釈改憲論+自民党ハト派が絶滅危惧種に?』の関連記事になるのだが・・・。
 
 mewは、野党の中では、結いの党&江田憲司代表にも、何とか安倍首相の解釈改憲を阻止する役割を担って欲しいと期待する面があるのだ。(・・)

 江田氏は、基本的には保守派であるのだが。野田聖子氏と同じく「穏健な保守」&ハト派で、安倍首相のような戦前志向の超保守思想や、タカ派的な安保軍事政策には否定的な立場だし。憲法論や政策論でも、理論を重んじ、筋を通すタイプの政治家だからだ。(++)

<江田氏らがみんなの党を離党した大きな理由の一つには、渡辺代表が、急に安倍自民党に擦り寄って、安倍首相の憲法改正や集団的自衛権の行使容認に協力すると言い出したことに反発したこともあるんだよね。^^;>

* * * * *

 江田氏は、上の記事で紹介したコラムや昨日の会見で、安倍首相が行なおうとしている解釈改憲に強い疑問を示し、結論ありきで「集団的自衛権の行使容認」を行なうのではなく、まずは「個別的自衛権」で対応できないか検討すべきだと主張している。(・・)

『この問題は、ゆめゆめ「普通の国論」「一人前の国論」といった観念論や、「米国が言うから」といった「米国追従論」(外務省や元外務官僚に多い)で論じてはならない。また、自民党政権も含め、何十年も営々と築き上げられてきた政府の憲法(公権)解釈を変更するのなら、それは、戦後の安全保障政策の大転換を意味するし、解釈改憲で認めれば、では次の違う内閣になればまた否定できるのかという、安全保障の根幹に関わる問題が内閣ごとに左右されるという問題もあるので、色々な角度、総合的な視点から、慎重に深く、「始めに結論ありき」ではなく議論されなければならない。これが、私が「ルビコン川を渡るのは慎重に」と言っている趣旨だ。』


『■江田憲司・結いの党代表 集団的自衛権の行使を安倍政権が閣議決定で容認しようとしているが、歴代政権が数十年かけて積み上げてきた憲法9条の解釈を変えるかどうかという議論は、一内閣が閣議決定すれば済む話ではない。国会で審議を尽くしたうえで結論を出すべきだ。

 国民の生命や財産を守るために、どこに安全保障上の穴が開いているのか、具体的な支障が生じているのかといった具体的なケースをまず抽出し、現行の憲法解釈の範囲内や個別的自衛権の解釈の延長線上で読み込めないのかを検討するという手順が大事だ。いま(安倍晋三首相の私的諮問機関)「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」で検討されている具体的事例は、個別的自衛権の解釈の延長線上でとらえられる問題ばかりだ。なぜ(与党が)そういう知恵を出さないのか。(朝日新聞14年5月8日)』

* * * * *

 この江田氏の考え方は、公明党の山口代表や北側副代表らとかなり近いものがあるのだが・・・。

 何と江田氏が、昨日、公明党との協議(共闘?)に意欲を示したという。 (・o・)

『結いの党の江田憲司代表は8日の記者会見で、集団的自衛権の行使を容認するための憲法解釈変更に慎重な立場の公明党について、「言っていることはわれわれと似ている。一度意見交換してみたい」と述べ、同党との協議に意欲を示した。
 江田氏は、米艦防護など安倍政権が検討している行使容認の具体的ケースに関し、「個別的自衛権のこれまでの解釈の延長線上で捉えられる問題ばかりだ」と指摘。個別的自衛権や警察権で対応可能とする公明党の主張について、「一考に値する」と語った。(時事通信14年5月8日)』

 う~ん。やっぱ、江田くんは賢いかも~。"^_^"
 mewは、是非、結いの党などの野党のハト派が、公明党と協議を行ない、解釈改憲阻止に向けて協力&後押しして欲しいと願っている。(・・)

<安倍首相だって、野党のみんなの党の渡辺代表や維新の石原、橋下代表などに会って、集団的自衛権の行使などへの協力を求めたのだから。公明党が、他の野党の代表などと会って、協議するのもありだよね。(**)>

* * * * *

 結いの党は、今、維新の会と合流することを前提に政策協議を行なっている最中。
 どうやら、保守度の強い維新側から、憲法改正や集団的自衛権の行使容認で譲歩するようにと、強く要望を受けているようなので、mewは、結いの党が野党再編を急ぐあまりに、維新側に押し込まれてしまうのではないかと懸念している部分があったのだけど。(~_~;)

 上の発言を見る限り、江田氏は持論を曲げてはいない様子。(・・)

 mewは、今、日本のアブナイ流れを止めるためには、社民党&共産党などの左派系の反対だけでなく、いわゆる中道系(穏健な保守含む)の政党や議員が手を組んで、安倍首相&(超)保守タカ派勢力に対峙して行くことが絶対に重要だと。またそうしないと、国民の多数の意思が、国会に反映できないと考えている。(**)
<で、それが将来的に、「保守vs.平和・リベラル志向」の二大政党制+αの再編につながれば、尚よし。"^_^"> 

 そして、来週から集団的自衛権の行使&解釈改憲に関する論議が本格化する中、是非、良識ある&平和志向の理念を持っている政治家は、自民党内はもちろん、公明党や野党も含め、日本の国と国民のために、私利私欲や様々な思惑はヨコに置いて、協力できる部分は協力をして、全力で安倍首相らの暴挙を止めにかかって欲しいと。
 心からお願いしたい&応援したい気持ちでいるmewなのだった。(@@)

                         THANKS

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by mew-run7 | 2014-05-09 07:17 | 平和、戦争、自衛隊 | Trackback(2)
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