「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


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日中会談実現のため、譲歩を迫られる安倍~靖国不参拝などの条件を呑むのか?

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】

安倍首相は、12年末に現政権が始まって以来、1年半以上にわたって、中国との首脳会談を一度も行なわず。
 しかも、安倍政権になってから、尖閣諸島を巡る攻防がますます激化。また世界各地で勢力(縄張り)争いを展開したり、お互いに国内外で相手を批判しまくったりするなど、日中関係は悪化の徐をたどるばかりだったのであるが・・・。(~_~;)

 安倍首相も、いよいよ年貢の納め時が来たのか。米国や中国との関係を重視する党内の長老の(+今回は扱わないけど、財界からも)強い意向や要望(指示?)もあって、彼らが包囲する中、首脳会談へのレールが引かれることに。^^;
 今年11月に中国で開催されるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)に出席する際に、日中首脳会談を実現させる計画が着々と進行している。(・・)

<米国がAPECでの会談実現を最終期限として通告。オバマ来日の際の首脳会談+αで、安倍首相&政府がお約束したという話も。^^;>

 5月には自民党の高村副総裁が訪中して、首脳会談を実行に移す布石作りを行なうことに。
 また、7月末には、福田元首相が訪中して習主席などの要人と会い、安倍首相が首脳会談を希望しているとのメッセージを伝えたとのこと。 (・o・)

 安倍首相も、さすがにこれ以上、首脳会談を先送りするわけには行かないと覚悟しているようなのだけど・・・。
 ただ、安倍首相が首脳会談実現に際して、一切、条件をつけないことを求めているのに対して、中国側は尖閣諸島の領有権問題の棚上げ、靖国参拝中止、歴史認識問題の是正などを会談実現の条件として要求していることから、両者の水面下での攻防、駆け引きが激化しているようなのである。(@@)

* * * * *

 首相は、昨年来、「中国との対話の扉はオープンだ」と繰り返し語っているものの、「前提条件をつけずに、胸襟を開いて対話をすべきだ」と主張。
 2日にブラジルで行なった会見でも、APECでの首脳会談実現に期待を示しながら、「課題があるからこそ対話をすべきだ。静かな努力を続けていくことも大切だ」として、暗に中国側に「静かにしていること=条件をつけないこと」を求めた。(・・)

 また4日には、菅官房長官も改めて、中国側が会談に条件を付さないようにと強調したという。^^;

『菅義偉官房長官は4日午前の記者会見で、日中関係について「対話に条件を付けるのではなく、問題があるからこそ対話を行う必要があるというのが日本側の一貫した考え方だ」と述べ、前提条件なく首脳会談の実現を目指す考えを示した。
 菅長官は「11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の際に日中首脳会談ができればよいと考えている。日本の対話のドアは常にオープンであり、中国側にも同様の姿勢を期待する」と呼び掛けた。(時事通信14年8月4日)』

<本当は、もう具体的に譲歩する条件が決まりつつあるものの、体面上、オモテ向きは最後まで「条件はつけない」と主張し続けるのかな~と思ったりもするです。(~_~;)>

* * * * *

 他方、中国側は安倍首相が譲歩しない限り、会談を行なうつもりはない様子。後述するように、高村副総裁が、中国要人に「もし首脳会談が実現すれば、首相は靖国参拝はしない」と伝えていたことを表明。福田元首相も、中国側に安倍首相の譲歩を促す意向を示したという情報も出ており、無条件で会談を行なうことは困難な情勢になっている。(~_~;)

 とはいえ、これまでさんざん「中国に多大な配慮をする必要はない」と、「また土下座外交は辞めるべきだ」と主張して来た安倍首相にとっては、中国側の出した条件を呑んで、こちらが折れてまでして会談を行なうのは、屈辱的なことだし。
 安倍首相を支える超保守仲間や安倍カラー支持者からも批判を浴びるおそれがあるだけに、慎重にならざるを得ないところ。  
 
 しかし、米国も政財界も、もはや安倍首相がAPECでの会談を拒むことは容認しないと思われるだけに、首相は大きな譲歩を迫られ、苦しい立場に追い詰められている。_(。。)_

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 

 戦前志向の超保守思想を持つ安倍晋三氏は、もともと中国(+韓国、北朝鮮)を好んでおらず、天敵視している上、中国の覇権主義に基づく軍事的な台頭、とりわけ尖閣諸島の領有権主張を危険視している。
 しかも、安倍氏は先の大戦の侵略性や南京大虐殺を否定するなどの歴史認識を主張している上、首相や閣僚の靖国参拝を強く肯定。また中国に軍事的、経済的に打ち勝って、日本をアジアのTOP国、世界のリーダーにすることを目標に掲げていることから、逆に中国側から最も危険視すべき首相として扱われているのが実情だ。(~_~;)

 それでも安倍氏は、06~7年の前政権では、小泉元首相の靖国参拝継続により悪化した日中関係を回復させるため、首相就任直後に、中国を訪問して首脳会談を行なったのであるが。<ちなみに小泉元首相も04年までは、中国の主席や首相と会談を行なっていたんだよね。(・・)>

 12年末に始まった今政権では、超保守的な安倍カラーの国政を強行して行くことに強い決意を持って臨んでいた上、尖閣諸島を巡る軍事的な攻防が激化していたこともあって、自ら積極的に首脳会談を行なおうとはせず。
 しかも、アジア諸国やロシアなど多数の国を訪れ、(名指しせずとも)中国を批判しまくっては、中国包囲網作りを進めて来た上、中国が最もイヤがる歴史教育の修正策を推進&閣僚の靖国参拝を是認。13年末には、ついに自らも靖国参拝を決行するに至った。^^;

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 しかし、米オバマ政権は、中国との経済的な関係を重視しており、中国と敵対する気は全くないし。東アジア&対北朝鮮戦略では、米国が同盟国である日本と韓国に加え、中国との4カ国で連携して対応をして行くことを考えているため、日本が中国と対立することを望ます。安倍政権発足当初から、早く中国との関係改善を行なうように繰り返し強く求めて来た。^^;

 また、安倍首相の靖国参拝に、「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させる(恨みや怒りを激化させるような)行動を取ったことに、米国政府は失望している」という非難声明を発表。
「米国は、日本と近隣諸国が過去からの微妙な問題に対応する建設的な方策を見いだし、関係を改善させ、地域の平和と安定という共通の目標を発展させるための協力を推進することを希望する。首相の過去への反省と日本の平和への決意を再確認する表現に注目する」として、日本が中国や韓国との関係改善に積極的に動くように要求し始めたのである。(@@)

(関連記事『安倍の靖国参拝に、米が怒りの声明。中韓からの批判に止まらず国際問題に?』)

 安倍首相は、韓国の朴大統領とも1回も首脳会談を行なっていたのだが。今年3月、米国の圧力に押され&北朝鮮対策で米韓と協力する必要もあり、米国の強引な仲介によって、日米韓3国の首脳会談を行なうことになったのだけど。
 ただ、この時、韓国&米国の要求した条件を呑んで、慰安婦問題に関する河野談話の見直しを行なわないと約束し、国会答弁でそのことを明言したため、今度は超保守派の議員や支持者の失望を招くことになった。(~_~;)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 米国は、その後も日本政府に中国との関係改善を早く行なうように要求。
 他方、安倍内閣は、米国に、中国の軍事拡大の脅威や尖閣諸島などの侵奪意図をアピールし、米国に中国の抑止政策や尖閣諸島防衛の協力を求め続けていた。(・・)

 その結果、3月末にオバマ大統領が来日した際の共同記者会見で、大統領が尖閣諸島は、日米安保条約の対象になると明言することを了承。
 その代わり、安倍首相との会談や事前協議の中で、年内に(特に11月のAPECまでに)日中首脳会談を行なうことを求め、日本側もそれに応じたとのこと。オバマ大統領が共同会見の中で、かなり長い時間を割いて、東アジアの平和構築や中国との対話、関係改善の重要性を唱えたのもそのためだ。(**)

<安倍首相は、APEC出席のため、どうしても訪中しなければならないし。中国はホスト国であることから、出席国の首脳を歓待する必要がある。(あからさまに会談を拒否しにくい。)それに、オバマ大統領も参加する予定なので、ここで日中首脳会談が実現すれば、米国&オバマ大統領の顔が立つしね。(++)>

* * * * *

 で、これらを受けて、5月には高村副総裁が訪中して、政府要人と会談。この時に、安倍首相が首脳会談を行なうことを要望していると伝えたという。
 しかも、7月にはいって、高村氏は中国要人に「首相は靖国神社に行かないと思う」と伝えていたことを明らかにしたのである。 (・o・)
<高村氏は他のメディアの取材にも、この発言をしたことを認めている。>

『自民党の高村正彦副総裁は、5月の訪中時に中国要人と会談した際、「安倍晋三首相はもう靖国神社には行かないと思う」との見通しを伝えたことを明らかにした。毎日新聞が設定した五百旗頭真(いおきべまこと)・熊本県立大理事長との対談で語った。11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の際に日中首脳会談に応じるよう、中国側に促した形だ。

 高村氏は会談で、「日中関係が進展すれば、首相が行くことは絶対にないと思う」と語った。そのうえで「首相が約束することではない」と個人的な見解と断りつつ、「(会談で)そういうことを言い切ってきた」と強調した。中国は首脳会談に応じる条件として、首相が靖国を参拝しないよう求めている。
 高村氏は5月に訪中した際、中国ナンバー3の張徳江全国人民代表大会常務委員長ら複数の要人と会談。張氏との会談では、APECでの首脳会談を呼びかける首相のメッセージを伝えた。張氏は「習近平国家主席に伝える」と語り、高村氏としては「望みなきにしもあらずという感覚を受けた」という。

 五百旗頭氏との対談で高村氏は、首相が第1次内閣時に靖国参拝を見送ったのは「自分が我慢すれば日中関係が進展する」との判断だったとし、昨年末に参拝したのは「自分が我慢してもこんな(冷え込んだままの)状況ならば、参拝しようという気持ちがあった」と首相の思いを代弁した。
 習主席については「安倍首相も習主席も『戦略的互恵関係』を取り戻したいと考えていることは疑いない」と指摘。関係改善の糸口を探るためには「首脳会談も当然やらなければいけない」と述べた。(毎日新聞14年7月13日)』

* * * * *
  
 これに対して、安倍首相は本人は、先月14日掲載された毎日新聞のインタビューの中で、この高村発言に関して「それは高村さんの考えであり、よく承知していない」と、自らの関与を否定。

 今後の靖国参拝について、「国のリーダーとして当然で、世界のリーダー共通の姿勢だ。戦後約70年、我が国は平和国家としての道を歩んだ。その歩みは変わらない。なぜ私が英霊に手を合わせているのか、さらに説明していきたい。今後も国のために戦って尊い命を犠牲にした方々に尊崇の念を表する気持ちは持ち続けていきたい。私が靖国参拝をするかしないか申しあげることは控えたい」とこれまでの通りの発言を行なった。

 ただし、「11月のAPECで日中首脳会談を行いたいと考えている。私の対話のドアは常にオープンだ。中国側にも同様の姿勢を期待したい。中国側が対話のドアを開けるかは今の時点で判断できる材料は持ち合わせていない。しかし、訪中する日本の政治家や政府関係者、経済人との会談の場を設けるようになった。一時はそうした場を中国は作らなかった」と、(中国の姿勢をやや批判しながらも?)、APECの首脳会談に前向きな考えを示していた。(・・)

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 そして、今度は福田元首相が、7月末に中国を訪問して、習主席をはじめ中国TOPクラスの要人と会談。安倍首相からの首脳会談に関するメッセージを伝えたというニュースが、各社から順次、流れたのである。(@@)

『福田康夫元首相が先月27~29日に中国・北京を訪問し、習近平(シーチンピン)国家主席と極秘に会談したことが分かった。11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)などを控え、対立が続く日中両国の関係改善の可能性などについて意見を交わしたとみられる。
 複数の日中関係筋が明らかにした。2012年9月に日本が尖閣諸島を国有化して以来、習主席が日本の要人と会談するのは異例。今回の会談は日本外務省を通さず、福田氏と中国側が独自のルートで調整し、実現した。(朝日新聞14年8月3日)』

『福田康夫元首相が7月下旬に訪中した際、中国の習近平国家主席と極秘に会談していたことが分かった。安倍晋三首相と習氏による日中首脳会談の実現に向けた環境整備の狙いがある。福田氏は訪中前、習氏と会談する意向を安倍首相に説明していた。複数の日中関係筋が3日明らかにした。
 日中関係が緊張状態にある中で習氏が日本要人と会うのは異例。複雑な対日感情を抱える中国国内に配慮し極秘扱いにしたとみられる。(時事通信14年8月3日)』

『福田氏は、中国が主催する国際会議「博鰲(ボアオ)アジアフォーラム」の理事長を務め、中国指導部とパイプがある。今回の訪中に関しても「フォーラム関係」と説明しており、外務省は「全く関与していない」(幹部)としている。(毎日新聞14年8月4日)』

* * * * *

 福田氏は、安倍首相と同じ清和会(旧福田[父]派)に所属しており、安倍氏とはお互いによく知っている仲。安倍氏が07年の参院選に大敗し、9月に突然辞任した後、首相の座を引き継ぐことになったのだが。
 以前から(父親の時代から)アジア外交や中国との関係を重視する「親中派」として知られており、福田政権時の08年5月には胡錦濤国家主席を国賓待遇で日本に招聘。
 一時、冷え込んでいた中国との関係が改善され、胡主席が日本が国連の安保理常任理事国入りを目指すことに支持を示すような一幕もあったほどだ。 (・o・)

 福田氏は首相退任後も、中国関連のフォーラムなどに参加して政府要人と交流があり、昨年も自らが理事長を務める国際会議「博鰲アジアフォーラム」の場で、習主席と面会していることから、今回の訪中でも習主席との会談が実現。<NHKによれば、習主席に来年の会合への出席を要請し、出席するとの意向を受けたらしい。>

 外務省ルートでは、日中双方ともお互いに相手国の言動に抗議をし合っている状態で、打開策が講じにくいことから、訪中前に官邸サイドと協議して、安倍首相の意向を伝える役割を果たしたのではないかと察する。(・・)

* * * * *

 中国系のRecorda Chinaも、福田ー習会談やAPECでの首脳会談実現について報じている。

『日中関係筋が明らかにしたところによると、日中両国政府が、11月に北京で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の際に首脳会談を実現する方向で検討している。中国の習近平国家主席が7月末に訪中した福田康夫元首相と北京で極秘に会談し、対日関係の改善に意欲を示した。今後、外交当局者間で条件を詰める。
 福田元首相は7月下旬に中国を訪問し習主席と会談、中国に対話に応じるよう呼びかける安倍首相のメッセージを伝えた。習主席も緊迫した関係が続いている日中関係に懸念を示した上で、現状打開に向けた努力が必要との考えを披瀝したという。(中略)

 中国にとって、今年最大の国際政治イベントは11月に北京で予定されているアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議。オバマ米大統領、プーチン露大統領、安倍晋三首相をはじめ世界の有力首脳が集まり、習近平国家主席がホストとなる。昨年3月の主席就任以来正式な会談を行っていない主要国トップは安倍首相だけ。
 いかなる国にとっても、最大の安全保障は外交・経済依存関係の維持強化であり、日中間でも、早期に首脳会談を開催して信頼関係を醸成し、突発的な軍事衝突を回避すべきだとの認識が高まっている。

 習主席が日中首脳会談に意欲を示した背景には、周永康前政治局常務委員を重大な規律違反容疑で失脚させるなど権力基盤が固まったこともある。米オバマ政権も日中首脳会談の早期実現を強く働きかけていた。
 APECは21の国と地域が参加する経済協力の枠組みで、経済規模で世界全体のGDPの約5割、世界全体の貿易量及び世界人口の約4割を占める。中国にとって、11月の北京APEC首脳会議の成功は至上命題。この場での日中首脳会談実現は会議を盛り上げるために欠かせないと考えているようだ。(Record China14年8月4日)』

* * * * *

 時間とスペースが尽きて来たので、チョット中途半端ながら、この記事はここで終わりにしたいのだが。

 ただ、今回の中南米歴訪の外遊もしかりで。安倍首相は、世界各地で中国との勢力争いを繰り広げていて(今回も中国に負けないようにバラマキ戦略を実行)、暗に中国の軍事拡大を批判する発言を公の場で連発していることから、中国側はますます反発を覚えているのではないかと察するし・・・。
 お互いのメンツがぶつかり合う中、もし安倍首相がウラで「靖国参拝自粛」を了承したとして、果たしてそれだけで中国側がOKするかもビミョ~なところ。(~_~;)

 安倍首相は、首脳会談実現までに、まだまだいくつも超えなければいけないハードルがありそうな感じがしているmewなのだった。(@@)
                          THANKS

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by mew-run7 | 2014-08-05 09:36 | (再び)安倍政権について | Trackback
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