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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

安倍と石破が会談はいかに。両者譲歩の見通しも、ギリギリの攻防+盲導犬&救助犬

頑張ろう、東日本&ニッポン!安心と希望を抱ける1年に。o(^-^)o 

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】


 mewが今週、一番ムカついたニュースは、先月、盲導犬がパートナーを導いて仕事をしている最中に、何者かによって腰部を営利な刃物で突き刺されて傷を負っていたというものだ。(`´)(*1)

 過去にも盲導犬に落書きしたり、たばこの火を押しつけたりするような事件があったとのこと。たばこの火のニュースが報じられた時には、数件の模倣犯が出たとか。
 被害者のひとりは「目が見えないことと、盲導犬がおとなしいことにつけ込まれた。今回の被害男性も私と同じ悔しさを味わったはずで、周囲の人が気づいたら声を上げてほしい」と語っていたという。 (・・)

 mewは、全ての動物に対する虐待を許すことができないのだけど。これは動物を虐待する行為であるだけでなく、障害者を阻害、虐待する行為であるとも言えるし。<もし盲導犬が傷によって急に躓いたり、転倒したりしたら、一緒に転倒して死傷するおそれだってあるので、めっちゃ危険だし。>
 このような行為をする人がいることを本当に嘆かわしく思うし。このニュースを見て、逆に面白半分に盲導犬にチョッカイを出したり、傷つけたりするような模倣犯が絶対に出て欲しくないと強く強く願っているです。(**)

* * * * *

 また広島市の土砂災害では、のべ80頭の災害救助犬が被災者の捜索のため活動しているとのこと。<その中には、かつて捨て犬で殺処分寸前だった子も。(*1) >

 以前から書いているように、mewは日本の自衛隊(+消防、警察など)に、世界で最強の災害支援隊になって欲しいと。特に日本でも多い地震、津波、台風等による洪水、土砂崩れなどの被災地への対応を極めて、国際社会に貢献する部隊になって欲しいと考えているのだけど。

<他国の戦争に介入して命を賭けるようなことはしなくていいから、災害救助の時には、日ごろの訓練を活かし、命の危険を伴う現場にも果敢に出ていただきたい&世界各国から災害で困った時には、是非、日本の自衛隊に助けて欲しいと頼られるような存在になって欲しい。きっと、国民にとっても大きな誇りになると思うです。(^ー^)>

 同時に日本政府には、災害救助犬の育成や災害対応用のロボットや機器の開発などのために、もっともっと予算を割いて欲しいと考えている。<今後起きるかも知れない南海トラフなどの大災害や国際的な災害支援に備えるべきことを考えれば尚更に。(・・)>

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
 
 ところで、これは『安保相は石破いじめ&公約破りの安倍を石破は許せず。先制パンチで、党内抗争スタートか』の続報になるのだが・・・。
 
 今日29日、安倍首相が石破幹事長と会談を行なって、内閣改造について話をするという。(@@)

 石破氏は幹事長続投を望んでいるのだが。安倍首相は、石破氏を幹事長から外すことは既に決めているとのこと。
 首相は当初、もう一度安保担当相就任を要請し、石破氏がそれを拒んだ場合は、無役にする気でいたようなのだが。党内抗争に発展することを怖れた周辺が、他の閣僚で石破氏を入閣させることを提案。
 安倍首相は、安保担当相を固辞している石破氏に、地方創生担当相+αへの就任を提示するのではないか、また石破氏も周囲の圧力が強いこともあり、入閣要請は拒めないのではないかという見方が強くなっている。(@@)

 安倍首相としては、石破氏に他の閣僚で入閣要請をするのは、1歩譲ることに(首相としてはプチ屈辱に)なるのだが。それでも閣内に取り込むことができればOKと割り切ることができるのか。 他方、石破氏は、安倍内閣に取り込まれて、身動きがとれなくなることを是とするのか。<安保法案でも、自分の意見を捨てて、安倍内閣で一致して賛同していかなくてはならないしね。>

 それぞれ、意地やプライドを優先するのか、それとも安倍自民党の団結イメージを損なわず、安定政権の維持のために譲歩し合うのか・・・。
 果たして、2人の会談がどうなるのか、非常に興味深いものがある。(@@)
 
<mewは個人的には、石破氏に拒否して欲しいのだけど。でも、党内で石破包囲網が敷かれたとの話もあるので、ここまで来ると、もうムリかな~。(~_~;)>

* * * * *

『自民党の石破茂幹事長は28日、安倍晋三首相が9月3日に行う内閣改造で、入閣する意向を固めた。安倍首相は29日に石破氏と会談して正式に入閣を要請する。石破氏は安全保障法制担当相は固辞する考えのため、首相は新設する地方創生担当相などを軸に、閣僚ポストを提示する見通しだ。

 石破氏は28日夜、周囲に「首相の打診を断って対立するようなことを、自民党を支持する人たちは望んでいない」と述べ、首相から入閣を求められた場合、応じる考えを明らかにした。入閣を拒んで党内で孤立することを危惧したとみられる。
 首相は、来年秋の総裁選をにらみ、再選を脅かす存在となり得る石破氏に安保法制相への就任を打診。閣内に取り込むことで「ポスト安倍」への動きを封じようとした。(朝日新聞14年8月28日)』

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 mewは、7月末の会談で、首相が石破氏に安保担当相を打診したという話をリークしたのは、石破サイドかもと邪推していたのだけど。
 アサヒ芸能の記事+αによれば、これをリークしたのは安倍首相サイドらしい。

『「石破さんの安保相起用を最初に報じたのは、7月9日の読売新聞です。この情報は官邸サイドから流されました。安倍さんの側近たちのリークで石破安保相の流れを作ったのです。この時点で、官邸内では石破さんの幹事長解任はほぼ決定的だったということです」

 側近たちの動きと呼応するように、安倍総理は7月29日までに石破氏に安保相への打診を行った。そもそも2人は、12年の自民党総裁選で一騎打ちを演じた関係だ。政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏がこの人事の意味を解説する。

「選挙を取りしきる幹事長職は石破さんというライバルを“牢獄”に閉じ込める意味がありました。選挙で負ければ責任を取ってもらう、勝っても手柄は安倍さんになりますから。安保相は安倍さんが石破さんに用意した“第2の牢獄”です。安保の法整備は審議も含めて1~2年かかると言われ、来年の通常国会では終わりません。つまり、来年9月の総裁選に反旗を翻して、出られないようにする封じ込めポストなのです」

 安倍総理が報道機関を利用して、石破氏を土俵際に追い込んでいることを知った菅義偉官房長官(65)は、「何で(安倍総理は)ここまでするかねぇ」と、そのえげつないやり方を嘆いたという。(アサヒ芸能プラス14年8月27日)』

 他方、石破氏は「入閣の話をのんだら、俺の政治生命は終わりだ」と語っていたという。

『「入閣したら石破さんに総理の目はありません。次の総裁選を勝てば、安倍さんは自分への影響力が強い人物を後継指名します。これは2人の最終戦争なのです」(鈴木氏)(同上)』

『「旧来、自民党総裁には常にライバルがいて、虎視眈々と足元を狙っていました。総理になっても安心できない緊張感が自民党の活力だったのです。全員が安倍さんのイエスマンになっている現状は異常な状態です。石破さんは堂々と入閣を断って、政権構想を作るくらいのことをやるべきです。そのほうが自民党にとって健全だと考えます」(鈴木氏)』

* * * * *

 mewは、軍事オタクの石破氏と安保政策の面ではかなり考え方が違うので、石破氏を支持しているわけではないのだけど。^^;

 ただ、石破氏は日本の戦後体制(現憲法やその理念)を肯定し、憲法や諸法、関連する諸事をきちんと勉強した上で、理論を重んじて持論や政策を構築していること、またそれを反対派も含め、いかにわかりやすく説明して納得させるかを考えていることなどにおいて、その政治姿勢はかねてより評価しているところがあって。
 mewから見ると、安倍首相よりは、ず~っとマシな政治家に見えるのである。(・・)

 しかも、安倍新政権が始まってから、高支持率が続いていたこともあって、内閣も自民党もすっかり安倍首相&仲間たちが制している今日、このまま彼らの好き勝手にやられては、日本はとんでもアブナイ国になってしまうおそれが大きいわけで。
 ここは、石破氏に頑張ってもらって、安倍主導体制に風穴をあけて欲しいと期待する気持ちが大きい。(**)

<自民党政権は、かつては派閥対立が激しかったものの、その分、党内民主主義も働いて、それでバランスがとれていた部分があったのだけど。いまや党内の民主政も失われつつあって、官邸独裁政になりつつあるしね~。^^;>

* * * * *

 しかし、石破氏が25日に安保担当相を固辞する考えを公にした途端、党内でもお抱えメディアでも石破バッシングが始まることに。(@@)

『安倍晋三首相(自民党総裁)が9月3日に行う内閣改造と党役員人事をめぐり、石破茂幹事長の自らの処遇に関する言動に、党内から批判が強まっている。正式要請がない段階で安全保障法制担当相への就任を拒否する意向を示し、幹事長続投の希望をあからさまに語るのは、「人事権者である首相に公然と盾突いたに等しい」(党幹部)ためだ。「石破氏の乱」は、自身を苦しい立場に追い込むことになりそうだ。(中略)

 菅義偉(よしひで)官房長官は同日の記者会見で「人事は首相の専権事項だ」と3回も繰り返し、不快感を表明。首相周辺は「自分がやりたい役職を指定するのは前代未聞だ」とあきれかえり、脇雅史参院幹事長は「安保政策だけでなく、さまざまな政策で、個人の見解は当然あるが、組織としての意向に従うのは常識だ」と批判した。石破氏の言動を容認していては、党内統治が崩れかねないためだ。

 また、高村正彦副総裁は役員会で「どんな役職であっても党として一致団結していくことが重要だ」と強調。細田博之幹事長代行は「人事では不満が出ることもあるが、民主党はそれで失敗した」と対立が先鋭化しないようクギを刺した。

 石破氏への理解が広がらないのは、来秋の党総裁選をにらんで首相と距離を置く思惑が透けてみえるからだ。石破氏は「総裁選の準備だ、なんぞというつまらんことは考えていない」と語るが、額面通り受け止める向きは少ない。ある党幹部は石破氏をこう評した。
 「石破氏は本当に戦が下手だ。本音をさらけ出したら、もう白旗を上げたに等しい」(産経新聞14年8月27日)』 
 
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 ちなみに、産経新聞の26~7日の記事のタイトルだけ挙げても、『別人のような石破幹事長、理解に苦しむ「言行不一致」』『“謀反"に首相周辺激怒 「石破氏系」排除加速か 内閣改造・党役員人事』『人事権を「侵害」、孤立する石破氏 「幹事長希望」党内から批判続出』とおどろおどろしいものばかりで。
 何だか「安倍さまに逆らうのは謀反行為だ。許されない」モードになってる感じさえあったりして・・・。(~_~;)
<読売新聞も『自民内に石破氏「不遜」…覚悟の本人さばさば?』という記事を出していたです。>

 産経新聞や超保守仲間の場合は、彼らと思想を同じくする安倍首相の政権を長期化させて、憲法改正という名の憲法改悪や、教育再生という名の教育改悪を実現したいという思いが強い部分もあるのだけど。

 ただ、そこまで行かずとも、保守系の議員やメディアが怖れているのは、「ともかく自民党の政権は維持したい」(=「2度と野党に落ちたくない」「民主党のようなサヨク政権を作りたくない」)ということであって。
 政権を維持するためには、何が何でも「党内抗争だけは避けなければならない」という思いが強いし。「政権を乱す石破は悪者」というイメージを世間に与えようとしているような思惑も感じられた。^^;

『政治家は勝負をしなければならない時もある。とはいえ、衆院初当選から政治歴28年にもなる石破氏だ。自身の発言が党内抗争の引き金を引くとの懸念や、「またぞろ党内抗争か」と党や政権の支持率に影響する可能性があることくらいは予想できているはずだ。
 石破氏は来春の統一地方選で勝利して初めて政権交代が完成すると繰り返している。もしそれが本当ならなぜこの時期に自ら党内抗争の口火を切るのか到底理解できない。(産経新聞14年8月27日)』 

* * * * * 

 27日夜には、「これは、お家の大事だ」と思ったのか、自民党の各派閥の幹部が集まって、党内抗争回避に向けて意見交換を行なったとのこと。

『自民党7派閥の実務を担当する事務総長らが27日夜、東京都内のホテルで会談し、9月3日の内閣改造・党役員人事に関し、人事後も結束して安倍政権を支える考えで一致した。「党内抗争をやっている暇はない」などの意見が出たという。
 安全保障法制担当相の打診を辞退する考えを示した石破茂幹事長については「首相と本人同士で結論を出すべきだ」(町村派の塩谷立氏)と、直接会談で対立を避けるよう促す声が出た。派閥の存在感低下を背景に、出席者からは「各派が入閣希望者リストを出しても、どうせ首相官邸は聞いてくれない」とぼやきも漏れた。(毎日新聞14年8月27日)』

<会合には、町村派の塩谷元文部科学大臣や、額賀派の竹下組織運動本部長、岸田派の望月行政改革推進本部長ら、自民党の7つの派閥の事務総長らが出席した。(NHK)>

* * * * * 

 そして、今度は、安倍首相の方が譲歩を迫られることになった。^^;

 安倍首相&周辺は、当初は石破氏が安保担当相就任を拒否した場合、無役にするつもりでいたのであるが。周辺から、石破氏を無役にして党内対立が生じるのを避けるため、それ相当の地位のある閣僚として入閣させるように、強く提言されたようなのである。^^;

 安倍首相は、今後の政権運営において各派閥の長や幹部から、さらなる協力を得たいところ。来年の総裁選での支持を確保することを考えれば、尚更だ。
 それゆえ、有力派閥から石破氏を入閣させるように言われれば、「NO」とは言い切れないところがある。^^;

 また、石破氏は26日に菅官房長官と会っているのだが。石破氏は安倍氏とは仲がよくないものの、菅氏とはいい関係を保っている。
 アサ芸の記事に「菅義偉官房長官(65)は、「何で(安倍総理は)ここまでするかねぇ」と、そのえげつないやり方を嘆いた」とあったのだが。
 菅官房長官は、石破氏の幹事長としての働きや党内での存在感を認めているし。やはり党内抗争を避けたいという思いから、安倍首相に譲歩するようにと進言した可能性も大きい。^^;

* * * * *

 そこで、安倍首相&周辺は 石破氏が地方支部の支持が高いことも考えて、統一地方選の目玉でもある地方創生担当相に就任要請する案を考えたようなのだが。
 石破氏が、既に防衛大臣や農水大臣、幹事長などの実績があることを考えると、内閣特命大臣のポストだけで入閣を要請するのは、政界常識的には失礼なことゆえ、総務大臣や経産大臣などと兼務させることも検討していると言われている。^^;
 でも、安倍首相としては、できるだけ重要なポストを石破氏に与えたくはないというのがホンネだろう。<石破氏は安倍首相の方針に全て従うことはないだろうし。2人は基本的に思想や政策が違う部分が大きいので、どの分野の大臣になっても主張が対立する可能性があるです。^^;>

 ただ、もし安倍首相がそれ相当のポストを用意したにもかかわらず、石破氏が入閣要請を断って無役になった場合には、今度は党内の支持を失いかねないだけに、要請を呑まざるを得ない状況に追い込まれるわけで・・・。
 果たして、今日の会談で、安倍首相が石破氏にどのようなポストを提示するのか(もしかしたら今日の時点では公表されないかも知れないけど)、石破氏がそれにすぐ応じるのかどうか、と~っても興味深く思っているmewなのだった。(@@)
                           THANKS

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盲導犬刺されけが 意図的な虐待か 我慢してほえず?
朝日新聞デジタル 8月28日(木)

男性と街中を歩くオスカー=内村コースケさん撮影、ニュースサイトのTHE PAGE提供
 さいたま市の全盲の男性(61)が飼う盲導犬が7月下旬、鋭利なもので刺されたとみられるけがをしていた。日々の暮らしの中で、むやみにほえないよう訓練されており、その場で鳴くのは我慢したようだという。埼玉県警は、何者かが意図的に虐待したとみて調べている。

 武南署などによると、男性は7月28日午前11時ごろ、オスのラブラドルレトリバー「オスカー」(8歳)を伴い、通勤のために自宅を出た。最寄りのJR浦和駅から電車に乗り、同県川口市の東川口駅で下車。職場に着くと、同僚がオスカーの出血に気づいた。公共の場で抜け毛を散らさないよう着せていたシャツをめくると、右腰の辺りに、フォークなど先のとがったもので刺されたような、深さ約1~2センチの傷が3、4カ所あった。シャツは破れておらず、犯人がシャツをめくって刺したか、シャツがその時だけめくれていたのかは不明という。

 治療した獣医師は「日常生活では起こり得ず、よほどの力が加わらないとできない傷だ」と話す。

 職場近くのコンビニ店の防犯カメラに、男性と血を流して歩くオスカーが映っていたといい、署は駅のエスカレーターや電車内などオスカーが止まっている場所で、背後から刺された可能性があるとみて、器物損壊容疑で捜査している。

 けがは順調に回復しているが、男性は取材に「オスカーは私の体の一部。私を刺すのと同じことで許せない。また狙われるかと思うと外出が怖い」、オスカーを訓練したアイメイト協会(東京都練馬区)の塩屋未来(みき)さん(35)も「こんなことは初めて。視覚障害者の方の命を危険にさらす卑劣な行為」と話している。


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<盲導犬>たばこの火押しつけ、顔に落書き…心無いいたずら
毎日新聞 8月27日(水)

 さいたま市の全盲の男性(61)が連れていた盲導犬が先月、何者かに刺され、けがをする事件があった。全国に11ある盲導犬育成団体の一つの「日本ライトハウス」(大阪市)によると、盲導犬に対する悪質ないたずらは初めてではないという。最近10年間でも顔を蹴られたり、歩行中にしっぽを引っ張られたりしたなどのいたずらが数件報告されている。

【埼玉のオスカー(ラブラドル、9歳)は刺された】

 同ハウスの盲導犬訓練所の赤川芳子所長代理は「十数年前には盲導犬にたばこの火を押しつける場面がある映画の公開後、香川県などで数件まねしたような被害が出た。今回も模倣する人が出るのでは」と懸念する。今回被害に遭ったオスカーを訓練した育成団体「アイメイト協会」(東京都)の関係者も「これまでもたばこの火を押しつけられたり他のペットにかみつかれたりという盲導犬被害は多々あった」と明かす。

 また、福岡県内の女性(43)は2010年4月、地下鉄で移動中に盲導犬の顔にペンで落書きされたことがある。目の辺りが丸く囲まれ、鼻の下には線が書かれていたという。女性は「目が見えないことと、盲導犬がおとなしいことにつけ込まれた。今回の被害男性も私と同じ悔しさを味わったはずで、周囲の人が気づいたら声を上げてほしい」と話した。

********:

*2

<広島土砂災害>殺処分寸前だった救助犬「夢之丞」1人発見
毎日新聞 8月25日(月)

<広島土砂災害>殺処分寸前だった救助犬「夢之丞」1人発見

 広島市北部で起きた土砂災害の捜索現場では、多くの災害救助犬が活躍している。かつて捨て犬だった雑種の「夢之丞(ゆめのすけ)」(雄、3歳)もその一匹。殺処分寸前だったところをNPOスタッフに引き取られ、訓練を重ねてきた。初めての災害現場となった今回は、20日に押し潰された家屋から1人の遺体を見つけた。奇跡的に命を助けられた犬が人命救助を担っている。


 多数の死者、行方不明者が出た安佐南区八木地区で20日、ぬかるんだ地面の臭いを嗅ぎながら、夢之丞が勢いよく駆けていった。倒木に押し潰された民家のそばで立ち止まると、訴えかけるような表情でハンドラー(操作者)をじっと見つめた。「ここに人がいるかもしれない」。捜索隊が確認すると、中から男性の遺体が見つかった。

 2010年11月、生後3~4カ月だった夢之丞は、広島県動物愛護センター(同県三原市)のガス室前にぽつんと置かれたケージの中でおびえていた。ガス室が満杯になり、殺処分が延期されたところだった。偶然センターを訪れていた、国外の紛争や災害の人道支援をしているNPO「ピースウィンズ・ジャパン」(PWJ)のスタッフ、大西純子さんが腕に抱いた。すると自分の番が来たと直感したのか、小さな体が約30分間小刻みに震え続けたという。

 NPOスタッフは他にも数匹の子犬を引き取っていたが、夢之丞だけは人間を避けるように部屋の隅でじっと過ごすことが続いた。だが、スタッフが食事や睡眠を共にするなど心のケアをしながら訓練を始めると、徐々に打ち解けていった。訓練でも好奇心や粘り強さを発揮するようになり、昨冬には、雪山で行方不明者を捜索する訓練もクリアした。

 大西さんによると、初出動を終えた夢之丞は使命感に満ちあふれた表情に変わったという。被災地では今も、行方不明者が救出を待ち続けている。大西さんは「一刻も早く見つけてあげたい。命の大切さを知る夢之丞がその力になれれば」と話している。

 今回の災害では、23日までの4日間で延べ約80匹の救助犬が活動しているという。
by mew-run7 | 2014-08-29 09:03 | (再び)安倍政権について

by mew-run7