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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

民主党が目指すべき方向性について~このままでは、民主党はアブナイ~(2)

(毎度の繰り返しになるが)、私は特定の支持政党も思想もない。ただ、自由&民主
主義を愛し、平和で平穏な生活を願う一市民である。
 また、完全二大政党制や小選挙区制には、反対の立場である。昔風に言えば、保守
中道、革新系で4~5つの政党が存在し(衆院は)中選挙区制をメインにして欲しい
と考えている。その方が多様な民意を反映しやすいと考えるからである。(また日本の
状況を見ると、二大政党制での政策論争はまだうまく機能しないような気がする。)
 
 ただ、4~5つの政党の中でも、政権を担える二つの大きな政党がある方が望ましい。
 国の状況によって、また一方の政策や活動に何か問題があれば、政権が変わる可能性
があるという緊張感が必要だと考えるからである。官僚や特定団体との癒着や馴れ合い
も防止しやすい。そして今、自民党以外にその可能性があるのは民主党だけである。
それゆえ、民主党に対する関心や期待も大きいのである。
 
 先日、自民党が結党50周年を迎えたが、恐るべきことに、自民党はその50年中
わずか10ヶ月を除いて、ずっと政権与党の座につき続けている。その10ヶ月も
別に選挙で負けたわけではない。93年、内乱(?)によって党を離れた者たちが、
自民党を政権から引きずり下ろすべく画策して、他党と連立して政権をとっただけの
ことである。<半分は元・自民党議員の政権だったと言っていい。しかし、それも
すぐにうまく行かなくなり、そこで自民党が天敵・社会党と連立を組むというスゴイ
裏技を使って来て、巻き返されてしまった。>

 ただ、ここで38年ぶりに、自民党が政権与党の座をおりるという事態が起きた
ことには、大きな意味があったと思う。日本は戦後、資本主義&自由民主主義を貫い
て行くことが大前提になっていた。(アメリカもそれを強く望んだ)そして、それを
標榜する大きな政党は自民党しかなかったこともあり、時に一党独裁のように思われ
るほど強い力を持って、単独政権を続けて来たのである。特に70年代ぐらいまで
は、国民の間には、自民党以外が政権をとったら、社会がどう変わってしまうかわか
らないという畏れもあったときく。
 だが、このように一党が長い間、政権与党の座にいれば、我が物顔になりおごりも
生じるし、政治の水の流れも濁り、金権政治や官僚や特定企業、団体の癒着、汚職など
が当たり前の存在するようになって来る。この頃よく、日本は「経済は一流だが、政治
は三流だ」「国民不在の政治」などと言われたものである。
 だが、高度経済成長を遂げ、ある程度経済、社会も安定し(政変当時はバブル終了
直後であったが)、若干の余裕をもった国民は、それを好ましくないと思うように
なっていた。また東西冷戦が終わったことも大きかったように思う。

 そして、この93年の政変によって、自民党以外が政権についた時、国民は意外に
すんなり受け入れ、期待感さえ示した。8ヶ月続いた細川政権は平均6割、最高7割
とかつてないほど高い内閣支持率を示したのである。この時、私自身もまたマスコミ
や世論の中にも、これから21世紀に向かって、日本も政権交代が起こり得る健全な
民主政治が展開されて行くかも知れないという期待を抱いた人は少なくなかったよう
に思う。
 ただし、この時、私が思ったのは、この政権は元・自民党議員が中心にいたから
こそ支持されたのだろうな~ということだった。日本国民は、あまり大きな変革を
望まないのである。自民党的な現実路線&安定性がベースになって、そこにプラス・
アルファの新たな思考、政策があるような形なら政権を託してもいいと思うのかも
知れないと感じたのである。
<ついでに言えば、この時の細川人気にも驚いた。橋本氏が首相になった時も少し
その傾向は見られたのだが、日本国民は政治にもミーハー的な(死語?)部分があり
首相の容姿や言動のカッコよさを重要視するところがあるのだと強く認識させられた。
(しかも、ボンボン好きかも知れない。まあ、アメリカも似たような傾向があるかも
知れないが・・・。)それは、小泉氏の人気でもよくわかることである。>

 そして民主党は、まさに上述のように元・自民党議員ベース・プラスアルファであり、
国民に受け入れられる要素をもった政権交代可能な政党だと思うのである。
 しかし、このプラス・アルファの部分を活かせなければ、ただのミニ自民党になって
しまう。ただのミニ自民党では、本家に勝つのは難しいし存在意義もない。
 自民党が社会党と組んだ時、あのいかにも社会党らしい村山氏を首相にして、
うまくプラスアルファを活用していたことは、実に賢いやり方であったように思う。
そして民主党も、そういう部分をもっと活用しなければ、独自性が出せないように思う
のである。





                  <つづく>
Commented by しろまあも at 2005-12-20 13:38 x
はじめまして、しろまあものしろと申します。
TBありがとうございました。

しろも同様に、日本はまだ二大政党制は向かないし、小選挙区制にも反対です。
今すごく話題になっている耐震偽造問題も、根っこには政治家がいるようで、これも長期にわたる自民党政権の腐の部分の一つだと思います。

小渕総理時代の選挙で、テレビによる党首討論などが増えた時期から、自民党は変わったと思います。民主党のお株を次々に奪って、小泉総理がその集大成。民主党の存在意義が薄れてしまいました。

民主党が前原さんを代表にしているうちは、政権交代はないでしょう。小泉さんと同じ路線で、外交的にちょっと危険という印象では、絶対に支持されることはないですから。
Commented at 2005-12-20 20:17 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by mew-run7 at 2005-12-21 01:01
しろまあもさん、コメント有難うございます。

ブログも拝見しましたが、全く同感です。

私、政党政治とか民主党に関して、同じように考える人は少なくない
ように思うのですけど。
民主党は何でそれがわからなかったのか・・・何で妙な方向に進んで
行こうとしてしまったのかな~と残念に思っています。

これからもよろしくお願いいたします。


Commented by mew-run7 at 2005-12-21 01:06
YUKI-archさん、コメント有難うございます。

毎日、お寄りいただいて、有難うございます。
あちらにも書きましたが、ふだんはまったりした生き方をしている私なのですが、
その平和でまったりした生活を守るためにも、稚拙&微力ながら色々
考えたことを書いてみたいと思っています。

これからもよろしくお願いいたします。
Commented by にわけん at 2006-01-07 18:34 x
どうも、はじめまして!
「刷りバカ日誌」@にわけんと申します。
「日本ブログ大賞2006」経由で参りましたー!ヽ(^▽^@)ノ
スゴク勉強になるブログですねー!
Commented by mew-run7 at 2006-01-08 03:09
にわけんさん、はじめまして。コメント有難うございます。

刷りバカ日誌・・・???と思ったら、印刷関係のお仕事なのですね~。
思わず「上手い!」と思ってしまいました。
にわたんでお勉強させていただきます。
by mew-run7 | 2005-12-20 09:08 | 民主党、民進党に関して | Comments(6)

by mew-run7