「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


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安倍が日中会談のために玉虫色の合意で譲歩。米国は評価も、会談日程決まらず



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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】

 
5日にアップした『安倍が気の重い宿題でも窮地に。日中首脳会談の実現のメドつかず。立ち話で終わりか?』(以下、前回の記事)の続報を・・・。

 安倍首相は、今日9日から中国を訪れ、10~11日に北京で開かれるAPECの首脳会合に出席する予定なのだが。
 何と安倍政権にとって大きな課題になっていた中国の習近平国家出席との首脳会談が実現する見込みが立ったという。 (@@)

 ただ、日本側はこれで「正式な首脳会談」を行なえると受け止めていたものの、中国側は、外務省のウェブサイトで『「首脳会談」との表現ではなく、「日中指導者の接触」との文言が使われており、安倍首相と習近平国家主席が会うことになっても、正式な首脳会談とは位置づけない姿勢を示している』という。(FNN14年11月8日)
 しかも、いまだに会談の形式だけでなく、具体的な日時も、決まっていないのが実情だ。(~_~;)

 昨日8日、岸田外務大臣が中国外相と会談を行なったので、外務省は、その際に首脳会談の日時も決めるつもりでいたのだが。中国側は具体的な協議に応じなかったようで、岸田氏は会談後に「まだ決まっていない」と語っていたとのこと。(-"-)

 安倍首相も、今朝、羽田空港を出発する際に「最終調整中だが、会談が実現すれば」と語り、会談の日時が今朝になっても、まだ決まっていないことを示唆していた。^^;

『安倍総理大臣は羽田空港で記者団に対し、中国の習近平国家主席との初めての日中首脳会談について、「最終調整中だが、会談が実現すれば、偶発的な衝突を避けるための海上連絡メカニズムを開始すること、そして国際社会の平和と安定に責任を持つ日中両国が、戦略的互恵関係の原点に立ち戻って両国関係を発展していくこと、そのメッセージを伝えたい」と述べました。(NHK14年11月9日)』

* * * * *

 もう一つ、今後、問題になりそうなのが、日中間で交わした合意文書の中身だ。^^;

 日中の政府は7日、首脳会談を実施する前提として、「日中関係の改善に向けた話し合いについて」という合意文書を作成し、同時に発表するという異例の対応をとったのだが。(全文は後ほど)(@@)
 両者の主張に配慮して、問題の核心となるような言葉は盛り込まず。できるだけ、曖昧で玉虫色っぽい内容の文言を用いたものの、客観的に見て、文書の内容や表現は、中国側が有利な解釈をしやすいものになっているし。日本側がかなり譲歩したな~という印象は、否めないようにも思えた。^^;

 この合意文書の件は、また別立てで書きたいと思うのだが。
 安倍首相は合意文書に関して、「首脳会談を行ううえでの条件整備を進めていくなかで合意することができた」と述べていたのだけど。mewは、そもそも会談実施の前提として、合意文書を作成&発表すること自体に、違和感や驚きを覚えるところがあったし。
 また、今後、この合意事項やその解釈を巡って、日本の中で、また日中間で、アレコレ問題が生じるおそれがあるのではないかと懸念している。(~_~;)

<実際、中国のメディアは、この合意を高く評価し、新聞は一面TOPで報じたとのこと。他方、安倍首相の支持層である超保守派から、合意に関する疑問や批判の声が出ていることからも、日本側の方がかなり譲歩したという見方が強いのではないかと思う。^^;>

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 

 前回の記事(5日)に書いたように、安倍首相は、米国と年内に日中首脳会談を行なうことを約束。公明党や自民党の親中派幹部、経済界の強い要望もあり、北京APECで首脳会談を実現できるように、福田元首相をはじめ様々な人脈やルートを通じて、呼びかけを行って来た。(・・)

 しかし、中国側が1・尖閣諸島の領有権問題の棚上げ、2・靖国不参拝の確約&歴史認識の是正を会談実施の条件として挙げて来たため、交渉が難航。
 日本側は、10月にはいってから、中国の主張を一部取り入れる形で、(まやかしの?)条件緩和案を提示。水面下で調整を続けていた。(~_~;)

 ところが、両者の主張が対立していたため、なかなか調整がつかず。このままでは、首脳会談の実現は不可能かという見方も出るようになっていたのだが。

<どうも6日辺りが大きなヤマ場だったようで。日本側では、同日、自民党の谷垣幹事長は『「立ち話なんかでない方がいいに決まっている」と述べ、正式な会談を行うのが望ましいとの考えを示した』とか。(産経6日)。菅官房長官は『「形式はどうあれ、首脳同士が胸襟を開き、本音で話すことが極めて大事だ」と述べ、正式会談にこだわらずに調整する考えを示した』とか。(同)『6日夜、首相周辺は「無理してまで会う必要はないチャンスは今回だけではない」と述べた』(NNN6日)などなど、中国をけん制するような発言&報道が出ていた。^^;>

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 APECの会合が数日後に迫る中、安倍首相が6~7日に、自らの外交ブレーンである谷内正太郎国家安全保障局長(NSC事務局長)を中国へ派遣。谷内氏は中国の楊潔O(よう・けつち)国務委員らと会って、合意文書の最終的な調整、確認を行なうことに。
 日中政府は7日に、合意文書の確認&APEC中の会談実施を確認。同日、夕方、2国の外務省が同時刻に合意文書を発表するに至ったという。(**)

『外務省は7日、「日中関係の改善に向けた話し合いについて」と題する文書を発表した。全文は次の通り。

 日中関係の改善に向け、これまで両国政府間で静かな話し合いを続けてきたが、今般、以下の諸点につき意見の一致をみた。

 1、双方は、日中間の四つの基本文書の諸原則と精神を順守し、日中の戦略的互恵関係を引き続き発展させていくことを確認した。

 2、双方は、歴史を直視し、未来に向かうという精神に従い、両国関係に影響する政治的困難を克服することで若干の認識の一致をみた。

 3、双方は、尖閣諸島など東シナ海の海域において近年、緊張状態が生じていることについて異なる見解を有していると認識し、対話と協議を通じて、情勢の悪化を防ぐとともに、危機管理メカニズムを構築し、不測の事態の発生を回避することで意見の一致をみた。

 4、双方は、さまざまな多国間・2国間のチャンネルを活用して、政治・外交・安保対話を徐々に再開し、政治的相互信頼関係の構築に努めることにつき意見の一致をみた。(産経新聞14年11月7日)』
 
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 これを受けて、日本側は一斉に「首脳会談実現の見通しが立った」と報道。安倍首相も7日夜に、会談への意欲を示していたのだが・・・。
 ただ、日本側は「正式な首脳会談」を行なう見込みが立ったととらえる関係者、メディアが多かったものの、中国政府は現段階では、その気はない様子。^^;
 安倍首相と近習平国家主席との会談をどのような形で行なうのか、2国間で会談直前までギリギリの交渉(攻防)が続けられそうだ。(@@)

『日中両政府は7日、安倍晋三首相と習近平国家主席との初の首脳会談を北京で開催することで合意した。日中首脳会談は2012年5月の野田佳彦首相と温家宝首相(いずれも当時)との会談以来、約2年半ぶりで、9日か10日に行われる。これに先立ち、両政府は沖縄県・尖閣諸島の問題について「異なる見解を有している」が、「対話と協議を通じて、不測の事態の発生を回避する」などとした4項目の合意文書を発表した。

 安倍首相は7日、公明党の山口那津男代表と首相官邸で会談し、「習主席と会い、しっかり握手を交わして対話をしたい」と明言した。
 
 首相は10、11両日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席するため、9日に北京入りし12日まで滞在する。岸田文雄外相は7日夜、APEC閣僚会議出席のために訪れた北京で記者団に、外相会談を行うことで合意したと公表した。政府筋によると、8日に外相会談を開いた上で、首脳会談は9日か10日に行われる。形式については中国側から具体的な提示はないが、日本側は「正式会談」と受け止めている。(毎日新聞14年11月7日)』

『中国の外務省は、首脳会談に関する日本の報道について、ウェブサイト上でコメントを発表した。
そこでは、「首脳会談」との表現ではなく、「日中指導者の接触」との文言が使われており、安倍首相と習近平国家主席が会うことになっても、正式な首脳会談とは位置づけない姿勢を示している。(FNN14年11月8日)』

* * * * *

 昨日8日には、APEC閣僚級会合で中国に滞在している岸田外務大臣が、中国の王毅外相と安倍政権としては初、日本政府としては2年2ヶ月ぶりに正式な外相会談を実現。会談は約50分間に及んだという。(・・)
<中国は、親中ハト派系の旧・古賀派(現・岸田派)の長である岸田外務大臣には好感を抱いているようで。岸田氏は、既に8.9月に王氏と非公式ながら挨拶や対話をしているのよね。(++)>、
 
 ただ、日本側は、この外相会談の場で、首脳会談の具体的な日時や形式を決めたいと考えていたのだが。王外相は「日本側の立場はわかっている」と応じたものの、会談の日時の協議に至らず。岸田外務大臣は、会談後、報道陣に「まだ決まっていない」と語ったという。(~_~;)

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 岸田氏は、この会談で今後、日中関係を改善するために、閣僚、官僚レベルで、定期的に会合の機会を設けることを提唱。
 また、『初回に岩手、宮城、福島、沖縄県のいずれかを訪れることを条件に、有効期間内なら何回でも訪日できる中国人向け数次ビザ(査証)の発給要件を緩和すると表明。小笠原諸島(東京都)近海などでの中国漁船によるサンゴ密漁問題について「極めて遺憾だ。中国国内での取り締まりを強化してほしい」と要請した』とのこと。(毎日新聞14年11月8日)

<サンゴ密漁のことは、閣僚からもしっかり言って欲しかったので、これは評価したい。(・・)>

 しかし、合意文書の事項や首相会談に関しては、協議が進まなかったようなのだ。^^;

『日中間の懸案になっている沖縄県・尖閣諸島の問題や首相の靖国神社参拝については、岸田氏は会談後、「それぞれの立場を説明する場面があった」と記者団に述べるにとどめた。(中略)
 
 会談では首脳会談の日時は決まらなかったが、王氏は記者会見で「日本側が何度も(首脳会談実現を)要望したことを中国は重視している」と述べた。(毎日新聞14年11月8日)』

『岸田氏は会談後、記者団に「両国関係の改善に向けた流れを確かなものとし、率直な意見交換ができた」と強調。首脳会談については「まだ決まっていない。引き続き開催を視野に具体的な調整を行っていく」と述べた。
 王氏は「関係改善にはプロセスが必要だ」と強調し、岸田氏が提案した各種対話の再開は「両国関係が正しい軌道に戻れば全てできる」とした。その上で「日中双方が7日の合意文書に従い対応することが大事だ」と述べたという。(産経新聞14年11月8日)』

『中国国営新華社通信によれば、王氏は「日本側は正しい歴史認識を持ち、過去の侵略行為と決別すべきだ」と述べたとしている。(同上)』  

* * * * *

 ただ、前回の記事にも書いたように、安倍首相がここまで会談実現に向けて努力をしたのは、中国との関係改善をしたいからというより、米国との約束に応える必要があったからなわけで。
 首相自身は、ここまでこぎつけたことで、半分ぐらいは肩の荷がおろせたような気分でいるかも知れない。<安倍首相は、今週、オバマ大統領と日米豪首脳会談で会う予定があるので、尚更に?(++)>

 実際、米政府からは、次々と安倍内閣の努力を評価するコメントが寄せられている。^^;

『中国を訪問している岸田文雄外務大臣は7日夜、アメリカのケリー国務長官と会談を行いました。会談の中では、日中首脳会談の実現についてアメリカ側から「非常に前向きだ」との評価があったということです。(NHK14年11月8日)』

『アメリカ国務省のサキ報道官は7日の記者会見で「世界第2位と第3位の経済大国の関係は、地域だけでなく世界の平和と繁栄に影響する」と述べ、日中関係の重要性を強調したうえで、「日中両国が関係改善に向けて合意したことを歓迎する」と述べました。(NHK14年11月7日)』

『米国家安全保障会議(NSC)のメデイロス・アジア上級部長は7日の記者会見で、日中両政府が関係改善へ向け4項目で合意したことに対し「とても温かく歓迎する」と述べた。(中略)
 また、メデイロス氏は「日中合意の環境醸成に、米国が重要な役割を担った」とし、米国の外交努力の成果でもあるとの認識を示した。(産経新聞14年11月7日)』
<やっぱ、米国にも後押ししてもらっていたのね。(・・)>

* * * * *

『中国側は、靖国神社に参拝しないという約束や尖閣諸島の領有権問題を認めさせることを会談の条件にしています。これに対し、安倍総理は「会ってあげるという外交には屈しない」と条件なしでの会談を譲るつもりはありません。
 政治での関係悪化が経済にまで影響を及ぼしている現状を打破するためにも、これまでの「立ち話」以上の「会談」を実現したい安倍総理ですが、9日に北京入りして以降もぎりぎりまで中国側との攻防が続きそうです。(FNN14年11月7日)』

<mewは、中国側は、日本政府から、首相の靖国不参拝の確約をとることに、こだわっているのではないかと。できれば、安倍首相に近主席との会談の中で、そのことに言及させたいと考えているのではないかと。そして、安倍首相や日本政府が、この件でどこまで譲歩するかによって、会談の形式や時間を決めたいと考えているのではないかと邪推している。(・・);
 ただ、安倍首相にとって、自らの靖国参拝に言及することは「痛恨の極み」になってしまうことから、その点で最後まで攻防が繰り広げられることになりそうな気がしているです。^^;>

 果たして、安倍首相と近主席は、どのような形でどれぐらいの時間、会談を行なうのか、また水面下でどのような駆け引きや攻防が繰り広げられるのか、興味深くウォッチしたいと思っているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2014-11-09 11:50 | (再び)安倍政権について | Trackback
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