安倍が土露の仲介役?&国際社会で無責任な言動をするな+露もこうもり安倍に愛想をつかす
2015年 12月 03日
【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】
前記事『トルコ、領空侵犯のロ軍機の撃墜で謝罪を拒否。怒るプーチン、報復示唆&経済制裁か』に関連する話を・・・。
先月24日、トルコがロシアの軍用機を撃墜したことで、2国の対立が激化しつつある中、フランスで開かれたCOP21(第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議)に、主要国の首脳が集結し、次々と会談を行なった。
気候変動も重要な課題ではあるのだが、トルコとロシアの対立やISへの対応などについて協議する場になったという。^^;
安倍首相もCOP21に参加するため、フランスへGO。国連の会議やトルコ・ロシア問題で(チョット大物ぶりたくて?)存在感を示そうとしたのだが。
お得意のお金のバラまきは歓迎されるだろうけど。正直なところ、mewは、そこまでの力もないのに、テロの問題にあまり無責任にクビを突っ込むのは混乱のもとなので、控えた方がいいと思ったです。(-_-;)
『外遊を終えた安倍総理は、地球温暖化対策やテロ対策に引き続き取り組む決意を強調しました。
安倍総理大臣:「気候変動、そしてテロについて国際社会が一致結束していくことを訴えました。我が国は、次期G7議長国としてリーダーシップを発揮していかなくてはなりません」
COP21で安倍総理は、発展途上国への支援を年間1兆3000億円に引き上げることを表明し、京都議定書に代わる「新たな枠組み」にすべての国が参加する必要性を訴えました。しかし、各国の協議はまだ行われていますが、合意は見通せない状況が続いています。
また、直前に起きたパリの同時多発テロの影響で、フランスのオランド大統領との会談も「テロとの闘い」の話に終始し、交渉が難航している日本とEU(ヨーロッパ連合)の経済連携協定については意見交換できませんでした。そのテロ対策では、ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領という安倍総理にとって親しい2人が、ロシア機の撃墜を巡って対立を深めました。パリではプーチン大統領との会談には至りませんでしたが、今後、仲介役を果たせるかどうかが焦点となります。(ANN15年12月2日)』
* * * * *
まず、安倍首相は、先月29日夜、フランスに着いてすぐ、わざわざパリ同時テロで最も多くの犠牲者が出た劇場「バタクラン」前に出向き、犠牲者に献花を行なった。(・・)
まあ、それ自体は、決して悪くない行為であるのだが。mewの目には、安倍首相が国内外に向けて「テロに毅然と対応する」「自らもISテロ撲滅に関与したい」とアピールするためのパフォーマンスにしか見えなかった。_(。。)_
『【パリ=田島大志】国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21=気候変動パリ会議)出席のためパリを訪問した安倍首相は29日夜(日本時間30日朝)、パリ同時テロで最も多くの犠牲者が出た劇場「バタクラン」前で犠牲者に献花した。
首相は献花台に花をたむけると、5秒間近く深々と一礼した。首相は献花後、記者団に「犠牲となられた方々に哀悼の誠をささげた。試練の時を迎えたフランスと、日本は常にともにある」と述べた。その上で「(献花された)花束一つ一つに悲しみと平和や自由への切なる思いが込められていると思った。二度とこうした悲劇とテロを繰り返させてはならない」と強調した。(読売新聞15年11月30日)』
* * * * *
安倍首相は、翌日にはフランスのオランド首相らと会談を行ない、『首相はパリの同時テロについて哀悼の意を直接伝え、「テロ行為は共通の価値に対する挑戦だ。断固非難する」と述べた。両首脳は、イスラム過激派組織「イスラム国」への対応などでの連携を確認』したとのこと。(読売新聞15年12月1日)』<ホスト国だから、会談してくれたのよね。^^;>
その後も、立ち話も含め、何人もの首脳と挨拶や会談を行なったようなのだが。mewが驚いた&呆れたのは、安倍首相が、トルコの大統領に、ロシアのプーチン大統領との仲介役を申し出をしたことだった。 (゚Д゚)
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
『地球温暖化について話し合う国連の会議「COP21」に出席している安倍総理大臣は、トルコのエルドアン大統領に対し、「テロとの戦いに一致団結しなければならない」と、ロシアとトルコの関係改善を呼びかけました。
安倍総理は、COP21の開会式の前後で30か国の首脳と立ち話を行いました。
その中で、安倍総理自ら、トルコのエルドアン大統領に歩み寄り、トルコ軍がロシア軍機を撃墜し、関係が悪化していることについて、「今、我々はテロとの戦いにおいて、一致団結しなくてはならないのではないか」と呼びかけました。エルドアン大統領はこれに対し、「その考えには完全に同意する」と述べました。また、安倍総理は、「私にできることがあれば、プーチン大統領に伝達をするので言ってほしい」と、ロシアとトルコの橋渡しの用意があることを伝えたということです。(TBS15年11月30日)』
『安倍晋三首相は30日午後(日本時間30日夜)、トルコのエルドアン大統領と第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)の会場で会い、トルコとロシアの関係悪化について「日本としてできることがあればプーチン・ロシア大統領に伝えるので何でも言っていただきたい」と伝えた。大統領は謝意を示した。
首相から声をかけて5、6分間、立ち話をした。
首相は「いま我々はテロとの戦いで一致団結しなくてはならない」と強調。大統領は「その考えに完全に同意する。ロシアとのエスカレーション(事態の悪化)は望んでいない」と話した。
首相はCOP21の会場でプーチン大統領との接触を探っており、トルコとの関係改善を促したい考えだ。(日本経済新聞15年11月30日)』
『政府関係者によると、安倍首相は、パリ滞在中に、ロシアのプーチン大統領とも接触したい考えで、両国の緊張緩和に尽力する意向を示しているという。(FNN15年11月30日)』
* * * * *
安倍首相は、12年末に第二次政権が発足してから、ロシアのプーチン大統領と2年間で5回も首脳会談を行ない、「シンゾー」「ウラジミール」と呼び合う仲に。お互いの誕生日には、電話をして、プレゼントを贈ったりすることもあった。^^;
そこで、安倍首相は、自分がプーチン大統領に近い存在であることをアピールすると共に、トルコとロシアの仲介役を務めることで、国際社会で存在感を示したかった(大物ぶりたかった?)のかも知れないのだけど・・・。
首相はフランスに滞在中、何度かプーチン大統領と接触しようと試みたようだが、結局、立ち話もできずに終わったという。_(。。)_
でもって、トルコとロシアの批判合戦はさらにエスカレートすることに。安倍首相は、何の役にも立てなかったのだ。(~_~;)
『COP21に出席しているロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は、ロシア軍機の撃墜を巡って非難合戦を繰り広げています。
プーチン大統領は、記者会見で「撃墜はトルコへの過激派組織『イスラム国』による石油密輸ルートを確保するためだった」と初めて撃墜は意図的だったという立場を示し、トルコを批判しました。これに対して、トルコのエルドアン大統領は「そんなことが事実と証明されれば私は大統領を辞任する。しかし、事実でなければプーチン大統領に辞める覚悟はあるのか」と激しく反論しました。30日にエルドアン大統領と会った安倍総理大臣も仲介役を申し出ましたが、対立が鎮静化する兆しは見えていません。(ANN15年12月2日)』
プーチン氏は安倍氏が同氏を思うほどには、安倍氏のことを敬愛も重視もしていないし。国際社会も、安倍氏の存在をさほど重視していないというのが実情なのだ。_(。。)_
<もちろんオバマ米大統領は、しっかりプーチン大統領と会談を行なっていたです。(・・)
『ロシアのプーチン大統領は30日、国連気候変動枠組み条約の第21回締約国会議(COP21)が開かれているパリで、オバマ米大統領と約30分会談した。ロシア側の説明によると、オバマ氏はトルコ軍によるロシア軍機の撃墜が残念な事件だったという考えを示した。
両首脳はシリア問題についても意見交換し、政治的な正常化に向けた努力が重要だという認識で一致。米国側によると、オバマ氏は正常化のためにはシリアのアサド大統領の退陣が不可欠だとの考えを改めて伝えたという。(朝日新聞15年12月1日)』>
>
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
安倍首相は、アジア、アフリカなどの国々や会合を回っている時には、日本の経済支援、バラまきに期待する各国首脳からヨイショされ、(エラそ~にしながら?)気分よく過ごすことができるのだが。
これがG7など欧米先進国レベルの首脳会合となると、そうは行かず。しかも、議題がテロなどの軍事が絡む問題になると、日本は尚更に発言権があまりないような感じになるため、忸怩たる思いをしているのではないかと察する。(~_~;)
ただ、各国のリーダーに求められるのは、自分の国が、今の国際社会の中で、どの分野でどこまでのことができるのかをきちんと認識して、責任のある言動を行なうことだと思うし。
安倍首相の個人的な自己満足or自己顕示欲のために、無責任な言動を行なうことは控えるべきではないかと思うのである。(-"-)
<ちなみに、米経済誌フォーブスが発表した「世界で最も影響力のある人物」では、プーチン氏が1位、メルケル氏(ドイツ首相)が2位、オバマ氏が3位。安倍氏は41位だ。
日本人のトップは、トヨタ自動車の豊田章男社長の28位。アジアからは中国の習近平国家主席が5位、インドのモディ首相が9位に入ったんだって。(@@)>
* * * * *
ここからは、『福島県議選で自民連敗&民主増で解党論はアウトか+安倍、今年もプーチン招聘できず』の後半部分のつづきにもなるのだけど。
安倍首相は、相変わらず米国とロシアの間で、コウモリぶりを発揮しているため、プーチン大統領から、どんどん見放されているようにも見える。(~_~;)
安倍氏は、もともと強いロシアを取り戻そうとしている&強いリーダーであるプーチン氏に対し、個人的に(オバマ氏よりずっと?)敬愛、親愛の情を抱いているし。外交面でもその存在感を重視して、北方領土返還や経済連携などの外交問題でさらに密な関係を築きたいと考えていて。プーチン氏を早く日本に国賓待遇で招待したいと考えているのだが。
でも、プーチン氏が安倍氏に対して、そこまで敬愛の情を抱いたり、その存在を重視したりしていないのは明らかだし。(おいしく利用できれば、それでよしってところ。)
昨年、ロシアのウクライナ干渉が問題になって、日本がG7の国々とロシアを批判し、経済制裁に参加してからは日ロ関係が悪化し、14,15年と2年連続でプーチン大統領の来日が延期に。(~_~;)
米国と新東西冷戦状態にはいっているロシアは、日本が米国べったりであることを批判しているのだが。対中戦略で米国の協力を得たい安倍首相は、今年春には米国を訪問し、日米同盟の強化をアピールしたため、ロシアはますますご機嫌を損ねることに。
今年にはいって、北方領土に関して日本側の見解を否定し、北方領土は合法的に同国のものになったと主張。北方領土で軍事演習を行なったり、首相までが上陸して新たな施設建設を計画したりするなど実効支配をアピールして、簡単に返還に応じない姿勢を見せている。(-"-)
それでも、安倍首相はロシアとの関係をつなぎとめたいと考え、9、11月に会談の機会を設けたものの、蜜月関係には戻れず。
安倍首相は、何とか来春にもプーチン大統領の来日を実現したいと考えているようなのだが。他方、ロシア側は、来日前に安倍首相が訪ロすることを提案したという。(~_~;)
米国は以前から、日本がロシアと接近するのを快く思わず。プーチン大統領の来日や安倍首相の訪ロをけん制する発言を繰り返しているため、ロシアとしては、安倍首相がどちらの意向を重視するのか試してみたいのかも知れない。^^;
でもって、このようなコウモリ首脳に、国際社会でリーダーの役割を務められるはずがないと思うmewなのだった。(@@)
THANKS
人気ブログランキングへ