プーチン、懇親抜きで実務に徹した来日。岸田外相でロで冷たい対応。秋田犬の贈呈も拒否
2016年 12月 13日
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【今年の漢字は、シドニー五輪の00年、ロンドン五輪の08年に続いて「金」が選ばれたとのこと。<それじゃあ、五輪で金メダルが増えるたびに「金」になっちゃうじゃん。単純過ぎ・・・てか、mew、写真で見た時、あの貫主が揮毫した漢字が「金」だってすぐにわからなかったっす。^^;>
ただ、票数を見てみると、1位の「金」(6655票、4.3%)は、ぶっちぎりというわけでもなくて。今回はかなり票が分かれていた様子。ちなみにベスト10は、2位「選」、3位「変」、4位「震」、5位「驚」、6位「米」、7位「輪」、8位「不」、9位「倫」、10位「乱」だったそうだ。
mewは、政治的にも社会・芸能界的にも「呆れる」or「嘆かわしい&驚嘆する」ことが多かったので「呆」か「嘆」かな?(-"-)いや、衆愚&愚かなXXの「愚」かな?】
さて、少し前の話もはいってしまうのだが。(先週~週末にアップするつもりだったのよね)日ロ首脳会談に関する記事を・・・。
8日、外務省がようやくロシアのプーチン大統領の日本訪問の日程を正式に発表した。(・・)
安倍首相は、地元・山口に招き、アレコレとおもてなしをして親交を深めるつもりだったのだが。ロシア側はそれを望まなかったようで。
プーチン大統領は午後に山口に来て、夕食もワーキングディナーに。翌日も歓迎式典や天皇との謁見も行なわず、経済団体の会合と会談、共同会見で、日本での日程を終えるようだ。(~_~;)
<何分にも「実務訪問賓客扱いだしね。(@@)『安倍、プーチンを国賓にできず+政治資金TOP10は全て自民&安倍閣僚はパー券で稼ぐ』>
『外務省は8日、ロシアのプーチン大統領が15日から2日間の日程で実務訪問賓客として来日し、山口県長門市と東京都内で安倍晋三首相と会談すると発表した。北方領土問題を含む平和条約締結交渉や経済協力が主要テーマとなる
。
プーチン大統領は15日午後、大統領特別機で来日。長門市に入り、首相との首脳会談とワーキングディナーに臨む。ロシア側の意向で大規模な歓迎行事は行われない。翌16日、東京に移動し、首相官邸で昼食を交えた首脳会談と、共同記者会見を行う。同日夜には帰国の途に就く。
ロシア大統領の来日は、2010年11月の横浜市でのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席したメドベージェフ氏以来6年ぶり。安倍、プーチン両氏は11月19日にペルーで会談したばかりで、次回の会談は第1次安倍政権から通算で16回目となる。(時事通信16年12月8日)』
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安倍首相は12日、官邸で北方四島の元島民と懇談し、ロシアのプーチン大統領との15、16両日の会談を前に「私の世代で(領土問題に)終止符を打つ決意で臨みたい」と力強く述べていたようなのだが。(北海道新聞12.12より)
5日の政府与党会議では、「一回の会談で解決できるような簡単な問題ではない」と弱気の発言をしていたとのこと。<プーチンとは16回も会談しているのに。今年だけでも5、9、11月に続いて4回めだよ。(@@)>
『安倍晋三首相は5日午前、首相官邸で開かれた政府与党連絡会議で、15日に山口県長門市で開かれる日露首脳会談について「首脳同士、胸襟を開いて率直に議論し、平和条約締結交渉を前進させたいと考えている」と意気込みを述べた。また、「一回の会談で解決できるような簡単な問題ではないが、高齢化されている元島民のみなさまのお気持ちをしっかり胸に刻んで、プーチン大統領との信頼関係のもとに着実に一歩一歩、前進させていきたい」と強調した。
一方、菅義偉官房長官は5日午前の記者会見で、3日にモスクワで行われた日露外相会談に関し「領土問題、平和条約締結問題をはじめ双方が満足するような意義ある成果を上げるために何が必要か、日本側の考えをしっかり伝え、首脳会談につなげるための有意義な会談だった」と指摘した。(産経新聞16年12月5日)』
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上の記事にもあるように、安倍内閣の行政には「何の問題もない」と常に強気の菅官房長官は、12月初めに首脳会談の事前協議のために急遽、ロシアを訪問した岸田外務大臣が有意義な会談を行なって来たと豪語していたのだが・・・。
実のところ、岸田外務大臣に対するロシアの対応は、ひどく冷たいものだったのだ。(>_<)
プーチン大統領は、表敬訪問&会談に2時間も遅れて来て、30分ぐらいしか話をしてくれなかったし。ラブロフ外相も、岸田大臣の意見にはほとんど耳を傾けず、ロシア側の主張をひたすら通したそうで、今回も日ロ平和条約の交渉には応じず。しかも、報道陣の前での握手をスル~したとのこと。(・o・)
安倍首相は、そんな岸田大臣に対するロシアの言動、対応について知り、尚更に弱気になったのではないかと察する。(~_~;)
<あと日本側がプーチン大統領に2頭めの秋田犬の贈呈を申し出たら、それも断られちゃったそうだし~。^^;>
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『ロシアのプーチン大統領が、日露首脳会談(15、16日)を見据えて揺さぶりをかけてきた。岸田文雄外相が訪露して、北方領土問題を含む平和条約締結に向けた安倍晋三首相の親書を手渡そうとしたが、何と2時間近くも待たされたのだ。プーチン氏は「遅刻魔」として知られるが、来日時にも非礼を繰り返すなら、「経済協力ゼロ」で応じた方がいいのではないか。(中略)
領土返還交渉の突破口を開く期待が持たれた会談だったが、プーチン氏の大遅刻で1時間50分遅れで始まった。加えて、会談直前になって、ロシア側から会談の同席者を4人から3人に減らすように要請があり、欧州局長が入れない事態になった。
プーチン氏の遅刻歴は尋常ではない。ただ、「意図的に遅れて、会談のペースを握る高等テクニック」という見方もある。(産経新聞16年12月4日)』
『3日午前(日本時間同日午後)、露外務省別館。ラブロフ氏は岸田氏と並んで会場入りしたが、報道陣の前を素通りして席に着いた。立ち止まって握手し、記念撮影に応じる通例をあえて無視したとみられる。
会談冒頭でもラブロフ氏は「露大統領の訪日準備の最終段階なので双方が責任感を感じて作業することを期待する」と事務的な口調で述べただけ。岸田氏は「週末にかかわらず対応していただき感謝している。十分時間をかけて議論し、山口での首脳会談につなげたい」と応じたが、ラブロフ氏に笑顔はなかった。
会談後の共同記者会見でも、2人はほとんど目を合わせず、最後に握手した際の笑顔もぎこちなかった。
2人のギクシャクは昨年9月のモスクワでの日露外相会談から続く。この会談でも岸田氏は平和条約交渉再開に意欲を示したが、ラブロフ氏は「協議の対象ではない」とはねつけた。(産経新聞16年12月4日)』
『15日に山口県長門市で首脳会談が行われるのに、翌16日に東京での経済フォーラムへのプーチン氏出席を決めたのもラブロフ氏だった。長門でのトップ会談を早々に切り上げることで領土交渉を棚上げし、経済協力に関する協議を優先させたいという思惑が透けてみえる。
また、ラブロフ氏ら露外務省は長門で宿泊せず、15日中に東京に戻る案を打診している。日本側は長門宿泊は譲れない一線だが、ロシア側は長門会談の短縮をなお執拗(しつよう)に狙ってくるに違いない。(同上)
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また、日本政府はプーチン大統領への秋田犬贈呈も断られたという。(~_~;)
『秋田犬保存会の会長を務める日本維新の会の遠藤敬国対委員長は21日、国会内で萩生田光一官房副長官と面会し、12月に来日するロシアのプーチン大統領に友好の証として、オスの秋田犬を贈呈したいと伝えた。
プーチン氏は愛犬家として知られる。平成24年には東日本大震災後の支援に対する東北地方からのお礼として、秋田県の佐竹敬久知事がプーチン氏にメスの秋田犬「ゆめ」を贈呈した。ゆめは、現在もプーチン氏の大統領公邸で飼育されているとみられ、日露友好に一役買っている。
萩生田氏は遠藤氏の申し出を受け、「ロシア政府に聞いて、ぜひ迎えたいということであれば調整したい。安倍晋三首相ともすぐ相談する」と返答した。(産経新聞16年11月21日)』
『ロシアのプーチン大統領が15日に来日し、日ロ首脳会談が行われるのに合わせ、日本政府がロシア側に打診していた秋田犬の贈呈が実現しない見通しとなった。萩生田光一官房副長官が9日、自身のホームページで明らかにした。「北方四島」をめぐる交渉を前に、秋田犬「2頭」目の交渉は失敗に終わった。
プーチン氏は犬好きで知られ、2012年に日本から雌の秋田犬を贈呈。プーチン氏が「ゆめ」と命名した。日本政府は今回の日ロ首脳会談に合わせ、「ゆめ」の婿として雄の秋田犬を贈ることを持ちかけていた。萩生田氏は9日、「昨日、ロシア政府から連絡があり、今回の『婿入り』はかないませんでした」とホームページで報告した。(朝日新聞16年12月10日)』
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実は、14年に安倍首相がソチ五輪の閉会式に出席した際に、現地の大統領公邸で贈呈した「ゆめ」と会っているのだが。<この時、欧米の首脳はプーチンの人権政策に問題があるとして、閉会式の招待に応じず。でも、プーチン大好きの安倍首相は、東京五輪招致を大義名分にして、敢えて参加したのよね。(・・)>
プーチン大統領は、「ゆめ」に関して、こんなことを言っていたのだ。^^;
『安倍晋三首相が8日、ロシア・ソチの大統領公邸でプーチン大統領と会談した際、平成24年に秋田県の佐竹敬久知事が大統領に贈った秋田犬「ゆめ」(雌、1歳9カ月)が一緒に玄関先で出迎えた。
タス通信などロシアメディアが伝えた。首相はゆめがいるのを知っていたのか、ロシア語で「ハローシャヤ・サバーカ(いい犬ですね)」と言ってゆめをなでると、大統領は「そうです。でも時々かむんですよ。気を付けて」と応じた。(産経新聞16年2月9日)』
このソチ五輪の直後に、ロシアはクリミアに侵攻し、同地を併合。この暴挙にG7を中心とした欧米諸国が怒り、ソチで開催予定だったG8サミットへの参加を拒否すると共に、ロシアへの経済制裁を強めて行ったのだ。^^;
安倍首相は、本当はこの訪ロからさらに交流を深めて、14年に国賓としてプーチン大統領を招待する&北方領土返還交渉を進めることに意欲を燃やしていたのだが。日本はG7の一員ゆえ、欧米の方針に従わざるを得ず。外務省などの政府レベルでも、日ロ関係がどんどん冷え込むことに。(-_-;)
プーチン氏は、そんな日本との関係の危うさを頭において、「時々かむんですよ。気を付けて」と言ったのかな~と、思ったりもしただけど。<どっちがどっちを噛むのか、(噛んで食い逃げまでされちゃうのか?)わからないけどね。プーチン氏は熊や虎もやっつけちゃうような人だしな~。(*_*;>
というわけで、安倍首相がこの4年間、めっちゃ楽しみにしていたプーチン大統領の来日は、かなりお寒いものになってしまうのではないかと案じているmewなのだった。(@@)
THANKS