人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

新生ライブドアをフジTVが買収or支援か?

<ゆっくり書く時間がないので、今日は注目すべきライブドア関係の時事ネタを。>

ライブドアは24日に、平松庚三氏が執行役員として社長に就任。熊谷文人取締役が、
代表権を持つという新体制を発表した。(25日に堀江氏はグループ全ての取締役を辞任)
 これを受けてか、25日にはライブドア株が7営業日ぶりに取引時間内に売買が成立。
 そして、何とフジTVがライブドアの買収を含む支援、再建策を検討しているという
ニュースが出た。近日中に平松新社長がフジTV側に出向き、会談をする予定らしい。

<もはや堀江氏が経営に参画しないライブドア社は、社会的存在ではないかも知れない
が・・・堀江氏は有罪になったわけでもなく、取締役として粘ることもできなくはなかったと
思うが。自分が引くことによって会社を存続させ株主や従業員を守りたいと思う会社への
愛情ゆえなのか、それとも自分の大きな資産である株式を紙屑にしたくないと思ったのか
・・・その両方かも知れない。>

 実はフジTVにとっては、今回のライブドアの事件は、かなりアタマの痛い話であった。
 際どい手を使って、自分たちの会社を買収しようとした堀江ライブドアの失脚に、「ざま
あみろ」とほくそ笑んだ者もいるに違いないが、「あんなところは潰れてしまえ」とは言え
ない事情がある。というのも、フジTVは買収阻止のためにライブドア社と和解して業務
提携契約を結んでおり、その際に資本提携にこだわる同社の要望を渋々飲んで、同社の
第三者増資割り当てを引き受けたからである。(12.75%、440億円)それゆえ、
もしライブドア社が潰れれば、440億円分の株券が紙屑になってしまうことになり、これ
はフジTVの経営上、大きな損失になってしまう。
 フジTVはライブドアに送っていた取締役も引き上げ、業務提携を解約し、損害賠償請求
をすることを検討していたが、正直なところ、訴訟を起こしても、いつどれぐらいの額を
回収できるかわからないのが実情である。

 私は半分冗談で「どうせならこの際、逆にフジTVがライブドアを乗っ取ればいいのに。
既にそれなりの株式数も持ってるし、今なら安く株を集められて得かも知れないし。株券
が紙屑になるより、よっぽどマシかも」と言っていたのだが。まさか、こんなに早くそう
いう話が実現する可能性が出るとは思わなかった。

<つづきは ↓Moreをクリック>



実際はどうなるかわからないが、もし買収した場合、関連分野やおいしそうな小会社を
傘下に置くこともできるし、建て直した上で売却したりすれば、ある程度資金が回収が
できる可能性が高まる。仮に買収までしなくとも、もう少し買い増せば、堀江氏を超えて
筆頭株主になり、フジTVペースで再建策を講じることが可能になる。
 平松新社長はインタビューで「身売りはしない」「フジTVには株式を売却しないよう
にお願いに行きたい」と答えていたが、日枝会長も会談に応じる予定であるとのことで、
今後の両者の動向に注目したいところである。

 ただし、これもまた新自由主義的な自由競争の現れであることは言うまでもない。ここ
にも「株式」を武器にした領土(会社)支配権の争いがあるからである。<穏便に行なわ
れたように見える大企業同士の合併でも、水面下で株式数(保有率)や時価総額による
支配権争いは存在する。>
 相手が弱って白旗を揚げつつある時に、しっかり領土に侵攻し占領する・・・まさに
弱肉強食の経済社会の一場面なのである。近い将来、さらなる規制緩和で、外資も日本の
企業を株式交換でM&Aできるようになるという。<民営化される郵政関連会社も、いず
れそのターゲットになるかも知れない。> 早い段階で政策や法律を見直さないと、
日本の多くの企業が外資の手に落ちてしまう危険性もあり、懸念されるところである。


 ライブドア社が存続する芽が出て来たのも、新社長になった平松氏(60)への期待が
大きいからではないかと思われる。25日には、あのナベツネ氏もエールを送っていた。
(もしかしたら、フジTV等の意向もあったかも知れない?!)
 このように混乱した時期には、ある程度の年齢があって、経験も豊富な人がTOPに
いた方が、会社の内外を落ち着かせることができるだろうな~と思ってはいたのだが。
この平松氏というのは、なかなか面白い経歴の持ち主であった。

「渡辺会長と平松氏の出会いは30年以上前。68年12月からのワシントン支局長時代
に助手として採用したという。ジャーナリスト志望の平松氏は早大を中退してアジアを放浪。
読売新聞社外報部での嘱託を経て、渡辺会長の下、勤務するかたわら、73年に米アメリカ
ン大を卒業した。「私は読売新聞に採用したかった」(渡辺会長)が、平松氏は盛田昭夫前
会長(故人)の誘いでソニーに入社。帰国後の75年に「ソニーで社内結婚をした時、私が
仲人を務め、家族的な付き合いをしてきた」という。(スポニチ)」

 平松氏はソニーに勤務後、アメリカンエクスプレスの日本支社副社長、AOLジャパン
社長などを歴任。03年に会計ソフト販売の「弥生」社長になり、04年12月に全株を
譲渡してライブドア傘下にはいった。<私はこの話を知った時、少し不思議だったのだ。
弥生は青色申告会もご推奨の有名会計ソフトで、それなりに売れていたからである。>
 尚、平松氏はライブドア・グループ全体の業務には関わっていなかったこと、また
代表取締役に就任するには株主総会を経る必要があり、その時間がないことから、とり
あえず執行役員として社長を務め、代表権は会社に残る唯一の常任取締役である熊谷文人
氏(28)が引き継ぐ形になったが、いずれ代表権を持つ可能性も高いのではないかと
思う。今後の平松氏の手腕にも注目して行きたい。

 
 最後に、7営業日ぶりに取引時間内の売買が成立したライブドア株であるが、155円
をつけたものの、ウリに押されて137円で引けた。出来高は4億2千万株だったようだ。
既に上場廃止も考慮して監理ポストに移され、取引時間の制限も行なわれているが、しば
らくはデイトレーダーのマネーゲームや、今後の買収等に対する思惑買いなどが行なわれ
そうな気がする。本日は140円台から始まり、引けが113円だったが、株式市場全体
はすっかり立ち直り、日経平均は強制捜査前の水準に戻っている。
 ちなみに、今日の取引時間は14時から15時までの1時間らしい。東証のシステムの
へぼさも問題であるのだが。東証側から言わせれば、おそらく、こんな小さな単位で多数
の売買がなされる銘柄が生じることは想定外だったということになるのだろう。
 ライブドアの株は、以前に書いた株式分割の影響もあり、百数十円の株を一株単位で
売買できるのだ。オモチャのような株である。暴落前も一株5~600円で買えた。先日
TVで、ライブドア株をおこづかいで何株か買っていて何千円かの含み損を抱えている
小学生の話を紹介していた。
またまた「何だかな~」とぼやいてしまった私であった。

          THANKS

 
Commented by at 2006-01-27 00:05 x
リップサービスちゃうの?
自分とこの株券をあまりにも安く売らなくて済む様に・・・
とりあえず寄り前気配は100円切ってたものが、寄りは前日比変わらずでしょ、売れたんじゃない?

妄想だけど、弥生はこうする為にわざと買収されたとしたら、すげぇ念入りな乗っ取りねって事になるけど。。。

それにしても、株価をおもちゃにしてたような企業が、自分の所の株価がおもちゃにされるとは思いもよらなかっただろうね。

まぁ、ここのおかげで、その他優良銘柄が激安で手に入ったんだから、俺は嬉しいけどね。
Commented by jstyle2006 at 2006-01-27 00:16
平松社長の“舵取り”に、私も注目してます。
「フジTVがLDを支援へ」との話が出てますが、そうなると、フジ主導で「放送とネットの融合」実現でしょうか?LDのポータルサイトがフジのサイトに統合されたりして……?
Commented by mew-run7 at 2006-01-27 02:25
若さん、コメント有難うございます。

うん。私も弥生の逆乗っ取りだったらスゴイな~と、一瞬思ったです。

フジTVは確か契約を解除しないと、自由に株が売れないんじゃなかったっけ?
まあ、いづれにせよ、今すぐ潰れるのは困るでしょうね。
できれば株価もアップして欲しいのでは。

私も安いときにもっと買っておけばよかったな~。<優良株


Commented by mew-run7 at 2006-01-27 02:29
jstyle2006さん、コメント有難うございます。

これから、ライブドアとの協議次第でしょうけど。
フジがLDのポータルサービスとかネット配信、ネット通販などをうまく利用することも、あるかも知れませんね。
何か堀江色を全て排して、フジ色に染めちゃうとか。
平松氏は結構、人脈もありそうなので、色々な形の展開が考えられるように思います。


Commented by nao at 2006-05-14 17:15 x
この事件は、ついに捜査担当の北島副部長辞任、追起訴後の捜査で焦点とされたマネーロンダリング(資金洗浄)、脱税、インサイダー取引については何も成果が得られずという結末に至りましたね。
司法ジャーナルによれば、
http://www.doblog.com/weblog/myblog/63732?YEAR=2006&MONTH=2&DAY=28
北島副部長辞任か>その後辞任が確認された。

成果がなかった追起訴後の捜査
http://www.doblog.com/weblog/myblog/63732/2524261

新たな証拠を把握できず、3月14日以後の捜査は不発
http://www.doblog.com/weblog/myblog/63732/2524266

特捜部もマネーロンダリング(資金洗浄)や脱税の有無を確認するため、資金の流れにかかわったとみられる海外の会社関係者からも事情聴取したそうですが、インサイダー取引の可能性や堀江被告個人の株取引も捜査したが、立件できる証拠を把握することは出来ず、空振りに終わったようです。
by mew-run7 | 2006-01-26 16:55 | 政治・社会一般 | Comments(5)

by mew-run7