今日は時間がないので、2段落構成で、いつもよりは短めの記事です。
新型コロナウィルスの新規感染者の数が、これまでにない速さで増えている。(@@)
大阪府は7日、過去最多の878人が判明。3月10日(木)は84人だったので、4週間で10倍にも増えたことになる。(・o・)
この他にも兵庫の328人、奈良の81人、和歌山の38人、新潟の34人もが過去最多。東京の555人、沖縄の155人も気になるところ。<後述するように、東京にも感染力の強い英国型の変異株の感染者が増えて来たので、めっちゃ心配。>
全国では3461人の新規感染者が確認されたのだが、3000人を超えるのは1月30日以来だという。(-_-;)
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大阪では、重症者の病床使用率が70%の府独自の警戒基準を超えたことから、「医療緊急事態宣言」発出。通天閣などの灯りを赤に換えて、府民の注意を喚起する。(・・)
吉村知事はツイッターで『本日の陽性者878人、過去最多です。医療非常事態宣言を発出。変異株は感染速度だけでなく、重症化率も高く、若い人も重症化しやすいです。第三波の陽性者40代以上の重症化率は5.5%でしたが、変異株は10.7%。全体でも3.2%が変異株4.7%(現在値)。大阪府全域での不要不急の外出自粛にご協力お願いします』と呼びかけた。
大阪市にまん延防止措置が適用されたのを受け、大阪市内における不要不急の外出・移動の自粛を求めていたのだが。7日の対策会議で、大阪府全域対象地域を拡大。大阪府外への外出・移動の自粛も求めていく考えを示した。
また、大阪市内の飲食店などに午後8時までの時短営業を要請すると共に、アクリル板の設置や、客への「マスク会食」の呼びかけを行なうように求める。(++)
『府の専門家会議の委員からは「重点措置の効果が不十分と判断された場合、朝令暮改との批判を恐れず、速やかに緊急事態宣言を発出するなどの対応を」「このペースで患者数が増加すれば、一般外来の縮小などを行う病院が増え、地域医療に大きく影響する」との意見が寄せられた。
7日の記者会見。記者から宣言の解除要請の時期が早かったのではないかと問われると、吉村知事は、こう反論した。「(宣言解除の)2月末時点では感染者数は1日50人程度。判断自体が間違っていたとは思っていない」
ただ、取り得る対策は限定的にならざるを得ないのが実情だ。府幹部は「打てる手は、ほぼ全て打っている」と焦燥感を募らせ、吉村知事も「ほぼ緊急事態宣言(時の対応)と同じ中身を要請している。ぜひ、ご協力をお願いしたい」と繰り返し、特段の新たな対策には言及しなかった。(朝日新聞21年4月7日)』
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府幹部は「打てる手は、ほぼ全て打っている」と、吉村知事は「ほぼ緊急事態宣言(時の対応)と同じ中身を要請している」と言ったそうだが。果たして、そうだろうか?(**)
少し前にも書いたのだけど。今年2月に発出された緊急事態宣言の中身&各自治体の対応は、昨年4~5月の宣言時よりもかなり緩いものになっている。今回のまん延防止措置にもしかりだ。
だって、東京で言えば、去年の宣言中は、学校にも通えなかったし。会社も通勤を控えさせていたし。時短だけでなく休業する飲食店も結構あったし。映画館もデパートも、近隣の娯楽施設(千葉のディズニー含む)もお休みだったし。フランスのパリなどでは、日用品を売るお店以外は全部、休業にしているし。
経済面を考えると、どこまで規制すべきなのか、色々な意見があるだろうけど。まだまだ打てる手はいくらでもあるし。どんどんと警戒感が緩んで来ている中で、ちょっとピリッと緊張感を持たせるような思い切った施策をとることが必要かも知れない。(++)
東京もまた、どんどん危険な状況になっている。(ノ_-。)
東京は水曜日で言えば、2月24日に今年最低の213人まで新規感染者数が減ったのだが。1週間後には316人、3週間後には409人と増加。6週間後の昨日7日には555人まで増えている。(-"-)
<もう非常事態宣言中からリバウンドが始まっていたのに、宣言の効果がないとして、3月21日に解除しちゃったのよね。^^;>
東京が大阪より感染者数の増加率がなだらかだったのは、感染拡大の大きな要因になっている変異株の種類が異なるからだと見られていた。
大阪や兵庫などでは、感染力が強い&重症化しやすいN501Y型(主に英国型)がまん延。新規感染者数の7~8割を占めるようになっているため、感染者数が爆発的に増加することになった。
でも、東京では1~2週間前まで、E484K型なる変異株が少しずつ広まっていたものの、N501Y型はあまり確認されておらず。N501Y型ほど、感染力や重症化率が高くないため、感染爆発にはつながらなかったのだ。(・・)
<E484K型は出所不明。国内で変異したとの見方もある。感染力などはさほど強くないが、従来型のウィルス用のワクチンの効果が出ないおそれがあるらしい。>
でも、ここに来て、東京でもN501Y型の新規感染者が急増。大阪と同じような感染爆発が起きるのではないかとの警戒感が強まっている。(-_-;)
しかも、東京はもともとPCRの検査数も、変異株のスクリーニング検査の比率も大阪より少ないので、もしかしたら、もうトンデモ感染拡大が始まっている可能性があるのだ。(ノ_-。)
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『東京の新たな感染者は249人で、前の週の同じ曜日の人数を5日連続で上回りました。一方、新たに10代から80代までの22人が変異ウイルスに感染していたことが確認され、1日としてはこれまでで最多となりました。22人全員が、海外滞在歴がない上、関西で相次いでいる感染力の強い「N501Y」でした。
東京都も、感染状況が悪化した場合には、政府に「まん延防止等重点措置」を要請する方針です。
東京の状況について、政府分科会の尾身会長は5日の参院決算委員会で「緊急事態宣言解除後、さらに人の流れが増えていて、これから1~2週間で(影響が)出てきます。私は、東京も大阪のような状況になる可能性があると思います。どんな効果的な対策を打てるか、真剣に検討すべき時期に入りつつある」と指摘しました。(NNN21年4月6日)』
<7日には『新たに10歳未満から80代までの30人が、変異ウイルスに感染していました。全員、海外滞在歴はなく、関西で広がっている変異株「N501Y」に感染していました』のニュースが。^^;>
『国立感染症研究所によりますと、今月5日までに変異ウイルスの感染者は全国で1040人確認され、このうちイギリス型が803人に上っています。
これまでの分析では、感染者1人が平均何人にうつすかを示す「実効再生産数」は、イギリス型は従来型のウイルスに比べておよそ1.3倍で、感染力の強さが示されています。
感染研は、東京の新規感染者における変異ウイルスの割合は、4月はじめの時点でおよそ1割程度と推定していますが、このままのペースで感染者が増えると、来月上旬には7割を超える可能性があるとしています。(TBS21年4月8日)』
東京の小池知事も、「まん延防止等重点措置」の適用を申請する準備をしていると語っていたのだが。果たして、この程度の対策で強力な変異株の感染拡大を食い止めることができるのかどうか・・・。
他人事のようにコロナ対応について語る菅首相を見ていると、どんどん疑心暗鬼&悲観的になってしまいそうなmewなのだった。_(。。)_
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