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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

イラク陸自撤退と言っても・・・航空自衛隊は活動拡大、いつでも派兵の法案準備 &WC


 20日に小泉首相がイラク派遣中の陸自の撤退を正式発表することになった。
 だが、他方、今も行なわれている航空自衛隊のクウェートーイラク間の空輸活動は、いま
だに危険なバクダッドまで活動領域を広げるなど、支援活動を拡大するのだという。
 また自民党では、あの石破元防衛庁長官の下に、いつでも自衛隊の海外派兵を可能にする
法案のもとが作られているというニュースも出ていた。

 大事なニュースなので、前記事の続きはまた後日に回すとして、今回はこの自衛隊派遣
の話を中心に書きたい。<おしまいにWCの話も。> 

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 小泉首相は20日に、イラク南部サマワに駐留する陸上自衛隊の撤退を正式発表する
ことになった。発表後、防衛庁はただちに陸自に撤退命令を出し、部隊は7月中の撤退
完了を目指す。サマワでの陸自の活動は04年1月の派遣開始から2年半で終了する
見通しとなった。

 だが「自衛隊派遣がようやく撤退か~。無事に終わってよかった、よかった」とは
安心してはいられない。
 というのも、撤退するのは陸自だけで、航空自衛隊は残って(またはさらに派遣され
て)、クウェート―イラク間で行っている空輸活動を継続・拡大するからだ。
 その背景にはこんなことがある。

<つづきは ↓More をクリック>



「小泉純一郎首相は18日、ワシントンで29日に行うブッシュ米大統領との首脳会談で、
イラク南部サマワに駐留する陸上自衛隊の撤退を今月下旬にも開始し、陸自撤退後には
航空自衛隊のC130輸送機の活動領域をバグダッドなどへ拡大することを伝える方針を
固めた。
 ブッシュ政権は、泥沼化するイラクの治安状況などの影響で米国内での支持率が低迷して
いる。このため首相は、空自の活動領域拡大などを大統領に表明することにより、引き続き
米国との連携を維持してイラク支援に積極的に取り組んでいく姿勢をアピール、ブッシュ
政権を側面支援したい意向だ。」<共同通信18日>

 ここに来て、イラクの平和維持活動に参加していた各国の軍隊が次々と撤退しており、
米軍は、手が足りなくなって困っている。これは伝聞であるが、陸上自衛隊にも何らかの
形で治安維持活動の手伝いをするために、残ってもらえないかという要請をしたらしい。
<さすがに、これは日本も断ったという。>
 その代わり、小泉首相は大事な友達のブッシュ大統領のために、航空自衛隊の輸送活動
を継続・拡大することをお約束することにしたのだ。

 実は、この航空自衛隊の輸送活動にも問題がある。一応、形式的には人道復興支援と
いうことになっているが<食糧とか、復興に必要な物資を運んでいるがごとく>、輸送
物資の内容は公表されていない。どうも米軍が戦闘行為で使用する弾薬や燃料も運んで
いるのではないかという話も出ている。
 まあ、日米政府と共に、今、行なっているのはあくまでも治安維持活動で戦闘行為では
ないのだから、弾薬などを運んでも問題はないと言い張るのだろうが。米軍兵士による
イラクの一般市民殺傷の報道が増える中、私は日本がそのような物資を運ぶ手伝いをする
ことには大きな問題性を感じている。


 さらに、14付けの朝日新聞には、こんなニュースが出ていた。
 自民党の党防衛政策検討小委員会(委員長・石破茂元防衛庁長官)が、個別の措置法
や国連など国際機関の決議がなくても、自衛隊の海外派兵をできるようにする一般法を
作るために法案のもとを作ったという話である。

『自衛隊の海外派遣の根拠法としては、現在、PKO協力法のほか、時限立法のテロ
特措法やイラク特措法がある。いずれも、派遣にあたっては国連決議や国際機関の要請
などが必要だ。 これに対し、素案では「紛争当事者の合意による要請」がある場合や、
「日本として国際社会の取り組みに寄与することが特に必要と認める事態」でも、海外
派遣を可能にしている。 また、これまで認められていない海外での治安維持活動や
要人警護などの警護活動もできるよう規定し、施設や物品保護などのために武器を使える
よう武器使用権限も拡大するとしている。
 海外派遣にあたっては「国会の事前承認」を義務づけるとしている。ただ、一般法に
よる海外派遣を認めた場合、海外での武力行使を禁じた憲法との整合性が問われるのは
確実で、自民党内の議論は曲折が予想される。』

 このような法案が成立すれば、日本として国際貢献が必要だと思えば・・・アメリカに
「これは国際貢献だから、手伝って欲しい」と頼まれれば、いつでもどこでも自衛隊を
派兵しちゃおうということにもなりかねない。

 日本政府としては、自衛隊を海外派兵するのに、一回一回特措法を作ることは面倒で
仕方ないのだ。もしAX2氏あたりが首相になったら、この素案の法案化を早く進め
たいと考えるのではないかと思ったりもする。
 しかし、私はもともと自衛隊の海外派兵には(特に戦闘地域には)反対の立場である
のだが、もし非戦闘地域に自衛隊を出すとしても、一回一回特措法を作り、その過程で
アレコレ議論して慎重な判断をすることに大きな意味があると考えている。
 この法案(自民党素案)に関しては、今後もしっかりウォッチして行きたいと思う。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 クロアチア戦が終わって、日本のサッカー・ファンの間にも、ちょっと脱力感が
漂って来ているような感じがするのは私だけだろうか?^^;

 両チームとも、最後の方は暑さでバテバテ・バタバタになり、大味なプレーが多く
なってしまったものの、私は全体的に観れば悪くない試合だと思ったし、日本代表も
悪くない戦い方をしたと思う。
 もし、これがオーストラリア戦に勝って、勝ち点3をとったあとの試合だったら、
何とか引き分けで終わらせて、いい試合だったと評価したかも知れない。

 中田ヒデは「勝てる試合を落とした」と悔しがっていたが、私は日本にとっても、
クロアチアにとっても勝てるチャンスがあった試合だったと思う。ただ、両方とも
決定的なシュートが放てなかったため、スコアレス・ドローで終わったという感じ
がある。
 ただ、日本はこの試合、勝ちに行かなければならなかった。それを思うと、たとえ
負けてもいいから、もっとマジにガムシャラに点数をとりに行かなければならなかっ
たのではないかと思う。ヒデをはじめ、積極的にミドル・シュートなどを打ったこと
は評価したいが<相手キーパーが大きいので、もっとグラウンダーっぽいのや低め
のシュートを打ってみてもらいたかったけど>、肝心のFWがシュートを打つ機会が
ほとんどなかった。途中交替したFWはほとんど仕事をせずに終わってしまっている。
 柳澤が決定的な場面を逃してしまったが<確かにああいうのを決められるかどうか
が大きいのけれど>、後半、クロアチアのDFの足が止まりつつあった中、結局あの
一本しか決定的な場面がなかったことをもっと問題視すべきなのではないかとも
思った。

 その他にこの2戦を通じて、日本代表に<選手たちから見て>プレーや精神面で支柱
になる人がいないこと、ジーコが文句を言っていたTV中継用の試合時間の問題なども
感じたが、それはまたの機会に書ければと思う。

 最後に・・・川口のPKセーブは、本当に素晴らしかった。
 ふつうならPKをとられた時点で一点献上をあきらめてしまうところなのだが。GK
が川口だとなると、話が違って来る。多くのサッカーファンは、おそらく04年のアジア
カップでの川口のPK戦での活躍を思い浮かべ、「もしかして、彼なら止めてくれるかも
知れない」と期待したのではないだろうか。
<少しベタなことを書いてしまうが、実は私はあの時「監督、選手、関係者そして
日本代表を応援する人たちの祈りが全てここに結集して、奇跡が起きますように」と
思わず手を合わせて願っていた。そして実際、そうなったと思ったりもしたのだった。>

 クロアチア戦のあと、海外の多くの新聞で、川口のスーパーセーブが取り上げられ、
彼のプレーが評価されていたという。ヨシカツ派(川口派)の私としても、そのことに
関しては、彼の長年の努力が報われて「よかった、よかった」という気持ちでいっぱい
であった。
 友人と「もう4年若ければ、WCが終わったあと、海外のチームからかなりオファー
が来たかもね~」と話していたのだが。もう32歳とはいえ、まだまだ若い彼のこと
だから<GKは結構な年齢まで第一線で活躍している人もいるし>、海外での活躍という
面でもリベンジを果たしてくれたらとひそかに願っている。

<注・川口は01~04年までポーツマスFC、FCノアシェランに在籍したが、
ほとんど試合に出場できず、日本に戻っている。>

p.s. もともと私はブラジルびいきであるのだが、その後のブラジルvs.オーストラリア戦では
ブラジルが4点以上差で勝つといいな~と思って、いうもより力を入れて応援してみたが。
オーストラリアがタフなプレーをして、そう簡単には勝たせてくれなかった。
逆に、改めてオーストラリアはいいチームだと実感させられてしまったところがあった。


                        THANKS

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Commented by ましま at 2006-06-20 09:53 x
TBありがとうございました。
1歩さがったと見せて2歩前進。橋本以来の日米同盟はいつもこれです。
Commented by kmura at 2006-06-20 21:19 x
まあ。全体的にも言いすぎだと思いますが。
極小の範囲に限っていいますと。
イラク戦争、日本はしていませんが、賛成した以上ここで放り出すのはどうかと・・・。左の方はもう内戦状態だ。とか言って責めていましたが、ここで、放り出せば、もっと激しい戦闘行為が始まるでしょう。
それを、座視するのは、道理のおとります。
Commented by どっちかといえば左きらい at 2006-06-21 09:45 x
反対賛成それぞれの立場あるだろうが、両人とも自衛隊の派遣に参加して命かけてから発言すれば重みがあるだろう。
Commented by mew-run7 at 2006-06-21 16:44
ましまさん、コメント有難うございます。

これ以上ズルズルと前進を続けるのがコワイです。
政府与党内に歯止めをかけようとする人が減って来て
いるのも残念です。
Commented by mew-run7 at 2006-06-21 16:44
kmuraさん、コメント有難うございます。

日本は米英も認めているのですから、せめてあの攻撃の
根拠には間違いがあったと認めるべきではないかと思い
ます。
また、派遣をする以上は、国民にももっときちんと情報
を流すべきだと思います。
Commented by mew-run7 at 2006-06-21 16:45
どっちかといえば左きらいさん、コメント有難うござい
ます。

私の場合、左はきらいというわけではありませんが、
自分は左にはなり得ないと思っています。

その前に政府首脳に、戦場留学をしてもらう方がいい
かも知れません。まともに殴り合いさえしたことなさそう
な政治家の方が戦争好きそうなのは困ったものです。
by mew-run7 | 2006-06-20 04:33 | 政治・社会一般 | Comments(6)

by mew-run7