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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

2006年を振り返って(3) ~安倍政権はUP→DOWN、世界&日本にチョットいい風が~

 9月下旬、安倍晋三氏が正式に自民党の総裁&首相に選ばれ、その活動を始めた。
 彼のアタマの中に広がる「美しい国造り」を目指し、またボクの官邸作りにも力を
入れようとしていた。
 何やかんや言いながら、彼の政権構想の基盤には「戦後レジームからの脱却」があり、
その二本柱は、「憲法改正&日本の軍事力増強」と「教育再生(教基法改正含む)」
であることは間違いない。
 そして、この秋~冬の安倍政権の最大の目標は、教育基本法の改正と防衛省昇格法案
(自衛隊海外任務拡大など含む)を成立させることだった。

 10月~12月は、当然にして(?)それらに関わる記事が大部分を占めた。

 10月、安倍首相は小泉氏が為せなかった中国、韓国の訪問を行なった。それ自体は
評価したいと思う。ただ、当時、歴史認識や靖国参拝に関して、あいまいな発言を繰り
返しており、イメージ・ダウンにつながりそうな感じもあったのだ。
 そこに北朝鮮の核実験の報が飛び込んだ。前記事にも書いたが、これがまた追い風に
なった。安倍氏&仲間たちが、また活き活きし始めた。
 経済制裁に関わる軍事的行動に関し、周辺事態法の適用、集団的自衛権の解釈変更、
ミサイル防衛の強化の話がバンバンで出されて来た。挙句の果て、中川昭一氏&麻生
外務大臣の核武装議論のトンデモ発言まで続いた。
 防衛省昇格法案も、民主党が賛成に回り、あっさり成立してしまった。

 憲法改正を現実的に考えている彼らは、現に守るべき憲法9条が存在すること、また
9条や武力を控えた平和維持を重視、尊重する人たちへの配慮など、まったく示さない
ような言動をするようになっていた。
 彼らは、そうすることによって、日本が軍事力を強化するのは当たり前のことなのだ
という雰囲気を作り出したいかのようにも見えた。<早くから国民を慣らして、自衛隊
の海外派遣や米国と共同の防衛活動、そして改憲に対する免疫を作っておきたいのかも
知れない。>

 
 また10月には教育基本法の改正の審議や、教育再生会議の会合も始まった。
 ちょうど、高校の不正履修問題、いじめ自殺問題が重なり、私の記事もこの3ヶ月は
教育関係のものがかなり多くなった。
 私にとっては、憲法の一部のような存在であった教基法が、国民の声もろくにきかず
に改正されてしまったのは、本当に残念でならないのだが。
<今、考えても、大きな溜息が出てしまう。(-_-;)>

 ただ、教基法も含め教育関係のことを書くようになって、一ついいことがあった。
 今まであまりお付き合いのなかったブログ、特に女性の方々のブログとの交流が広がっ
たことだ。たぶんそれまで、TBやコメントなどから察するに、私のブログは圧倒的に
男性の訪問者の方が多かったように思われるのだが。<私を男性だと思っていた人も
何人かいたようだし~。(>_<)>
 来夏の参院選のことを考えても、もっと女性の方々と交流したり、お互いに色々と伝え
合いたいという気持ちがあったので、そうできるのは嬉しく有難いことに思えた。
<89年の社会党が大勝した参院選もそうだったが(マドンナ旋風)、ここぞという時に
は女性のパワーがモノを言うのだ!(~~)>

 そして、来年にはいったら、教基法を具体化する法案や施策が次々と出されて来ると
思うので、これからもしっかりウォッチ&アピールして行かなければならないと思う。

 
 教基法改正や防衛省昇格法案は、憲法改正に準ずるぐらいに重要なものだったのに、
安倍政権は自分たちの目標、悲願を早く実現させることだけを考え、国民にきちんと
説明もせず、国民の声をきこうともせず、とっとと改正のスケジュールを進めて行った。
 そして、ここでもマスコミは、国民に重要な国政の情報や問題点を伝えるという役割
を怠った。さらに、民主党も野党としての大事な役割をきちんと果たそうとせずに終わっ
てしまった。
 メディアや民主党に関しては、これからもずっと書き続けると思うが、日本の民主
主義を立て直すためには、この二つがどこまで自分たちの役目を果たしてくれるか、
それが大きなポイントになると思う。


 本当は上の二つの法案の方が、国や国民にとっては、はるかに大事なことなのだが。
 マスコミや野党が(民主党も)飛びついたのは、タウン・ミーティングのやらせ問題
や、復党問題だった。ただ、ここから安倍氏に逆風が吹き出す。安倍首相&内閣が、毅然
とした対応やリーダーシップが示せなかったことで、支持率が下がり始めたのだ。
 年末になって、安部氏があえて任命した本間政府税調会長、佐田行革大臣の辞任問題
が発生し、安部氏はさらに窮地に追い込まれている。
 自民党内の反応も、徐々に冷たくなっているような感じが見える。
 
 今までは軽くヨイショをしながら様子を見ていたTV媒体も含め、マスコミも何だか
急に手のひらを返したように、安倍氏やその周辺の小さなことまでツッコむようになっ
て来た。
 石原都知事に関しても、これまではいくら問題発言をしても放っておいてもらえていた
のに、この秋からは都政私物化の問題に関して、かなりマスコミが取り上げるようになっ
ている。
 何だか本当にチョットずつだが、いい方向に向かっているような気配もしている。

 
 アメリカでは、この秋の中間選挙で、ブッシュ大統領の共和党が負けた。そしてネオ
コン・タカ派的政策の中心にいたラムズフェルド国防長官たボルトン国連大使が辞任する
ことになった。イラク政策も見直されるという。北朝鮮への強硬姿勢もゆるめ、まずは
協議をという対応を行なっている。

<アメリカにたびたび批判を受けながらも、国連の世界平和に向けた活動を進めようと
していたアナン事務総長も、今年いっぱいで退任する。お疲れ様でした。>

 イギリスでは、イラク攻撃も含め、ブッシュ大統領と共同歩調をとって来たブレア首相
がもうすぐ任期を迎え、退任する。フランスでも、一時低迷していた社会党(中道、左派)
が徐々に党勢を盛り返している。社会党の大統領候補としてロワイヤル氏が選ばれ、初の
女性大統領になるか注目されている。
 アメリカやフランスでは、経済格差や労働者の問題への対策も望まれている。

 世界では、少しずつ、平和で穏やかな風が吹き始めているのを感じる。
 そんな中で、日本だけが時代に逆行することをして、何になると言うのだろう。
 来年こそ日本にもいい風が吹いてくれることを願いつつ・・・。そして日本の民主主義
を立て直し、国民の手で、アブナイ流れを変えられるようにと祈りつつ・・・。今年最後
の記事を終えたい。
 
 改めて1年間、有難うございました。よいお年を~。(^^♪ 

 

                             THANKS


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by mew-run7 | 2006-12-31 22:39 | 政治・社会一般 | Comments(0)

by mew-run7