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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

日本国憲法は、世界の最先端を行く理想的なものなのかも。 ~憲法施行60周年に寄せて~

  (*゜▽゜)ノ☆+☆【祝・日本国憲法・施行60周年】☆+☆ヾ(゜▽゜*)

 今日、5月3日は、日本国憲法が施行されて60周年の記念日である。

 こうして、日本国憲法が60年間、守られ続けて来たのは、一重に戦後の日本の国民
たちが、日本の平和や民主主義、そして国民の人権を守ろうと努力を積み重ねて来た
結果にほかなるまい。
 私は、この憲法を大事に守って来た祖父母や父母の世代に心から感謝したい。そして
私たちの世代も、この憲法の精神をしっかりと守って、子供たちの世代に伝えて行けれ
ばと思っている。

 日本の憲法は60年間、1回も改正されていないのはおかしいという人がいるが、
逆に言えば、60年間も変えなくていいほど、優れた憲法であると言えるのではない
ではないだろうか?
<実は、明治憲法も不磨の大典として、60年近く改正されなかったのだけど。安倍
氏たちは、それもおかしいというのかな~?>

~ ~ ~ ~ ~

 改憲論者たちは「日本の憲法はもう古くなって、時代に合わなくなっている」という
が、私は憲法は全く古くなっていないと思うし、時代にも十分に適応していると思う。
 古いor時代に合っていないのではなく、一部の政治思想の持ち主の考えや都合に合っ
ていないというだけだろう。<しかも彼らの考えの方が、かなり古かったりする。>

 私は逆に日本の憲法というのは、かなり斬新で進歩的、先進的なものであるように
思う部分がある。もしかしたら、何十年か100年ぐらい時代の先取りするような形で
作られたものかもなのではないか、と思ったりする。

 もしかしたら日本国憲法は、まさに21世紀にふさわしい先進的&理想的な憲法かも
知れないのだ。

 何故なら、日本国憲法には、これからの世界に必要な「国際協調主義」「平和主義」
や「個の尊重」「平等」「話し合いを基本にする民主主義の精神」などがすべて規定
されているからである。
 そして日本国憲法は、これからの世界の新たな方向性を作ったり、もしかしたら
これから新たに憲法を作ったり、改正したりする国々のいい指標になるかも知れない
とも思うからだ。

 
 また、実は私たち日本国民も、まだこの先進的&理想的な憲法に、きちんとついて
行けていない部分があり、その理念や規定を十分に実践できていないように思う部分
もある。
 憲法が規定する諸人権の中には、まだ社会の中で十分に理解&保障されていないもの
もあるし、統治機構(国会、内閣)に国民の意思をうまく反映できておらず、憲法が
想定していたほどに、まだ民主主義が十分に成熟していないように思うからである。
 悲惨な戦争の体験をした者たちの思いによって、平和主義は何とか守られて来たが、
それも今は後退しつつある部分が見られる。
 
 だから、私たち国民が、本当の意味で、憲法を理解し、国内外でうまく活用できる
ようになるのは、これからなのかも知れないと思うところがある。

~ ~ ~ ~ ~

 世界では、20C前半には帝国主義の時代があり、そして20C後半には東西冷戦
の時代が続いた。そして21Cにはいって、国際協調が重要視される時代になりつつ
あるように思われる。
 というのも、20C末、東西冷戦と共に、国同士が真っ向からイデオロギーで対立
する時代が終焉を迎えた上に、交通、通信情報網が飛躍的に進歩し、世界のグローバル
化がどんどん進んでいるからである。

 特に経済的な面では、完全にグローバル化が進み、ひとつの国や特定の地域だけでは、
経済活動が成り立たなくなっている。もはや一国or一地域だけで、経済的に優位に立と
うという考えも通用しないだろう。
 先進国と発展途上国の間には、まだ格差は大きいが、これから先進諸国は発展途上
諸国の資源や将来の市場・産業の発展の可能性を重要視して、それらの開発や生活水準
(政治体制、教育、医療などを含む)の向上を支援しながら、お互いに利益を分け合う
ような方向を目指さなければならないと思われる。
 また深刻化している地球の環境問題、資源の問題などを考えると、一国や一部の地域
だけの取り組みでは解決できないことは明白である。

 いい例として、EU(欧州連合)がある。もともとは、経済的に米国やその関係国と
対抗するために作られたところもあるのだが、それにしてもあの個性が強く、プライド
も高いところが多いヨーロッパの国々が、過去の歴史においては敵や味方になったこと
があるのも乗り越えて、まずは経済的な面でできるだけ国境をなくし、共通の貨幣も
作り、一つの国のような統合体になろうとしているのである。
 しかも近年は、政治的に完全に対立していた東欧圏の国々も加わり始めており、同じ
政治的価値観を共有せんとして、EU憲法を作ろうとまでしている。

 私は、そう遠くない将来、アジアも、近隣の地域ごとに同じような統合体作りを目指
すことになる(目指さざるを得なくなる)のではないかと思っているのだが。
 それはさておき、ともかく21Cの世界では、様々な形でどんどんと国際協調が重要
視されるようになって行くのではないかと思うのである。

~ ~ ~ ~ ~

 国際協調をして行くためには、いさかいをなくして平和な状態が維持されなければ
ならない。<軍縮・・・特に核軍縮に向かうことも考えられる。>
 そして国際協調のためには、お互いの国や国民を理解して、政治思想や宗教、民族や
文化の違いを認識した上で、それらを尊重するように努めなければならない。
 あくまでも話し合いを基調として、あまりに自己の主張ばかりせずに、時に譲り合いながら、
民主的な手法で、コトを進めて行かなければなるまい。もし他の国に対して、相手を力で
支配したり、押さえつけたりしようという古いやり方は、他の国々から非難され、国際協調の輪
にはいれなくなってしまうかも知れない。


 そして、世界が目指すべき崇高な理想が、早くも60年前から、日本国憲法の前文に
記されているのである。

『日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚
するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を
保持しようと決意した。
 われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと
努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の
国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを
確認する。

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないの
であつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の
主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成すること
を誓ふ。』

 
 日本国憲法は、その大部分をGHQが草案し 戦勝国の集まりである極東委員会の
見解も取り入れて作られた押し着せ憲法だと言われるが。<日本人の作った草案も
参考にされたし、国会の審議での意見によって条文の加筆、修正もあったのだが。>

 もう60年前には、戦敗国だけでなく、戦勝国の方も、大きな戦争が自国や世界に
とって、いかに無益なことかを認識しており、国際的な観点からも、将来、日本だけ
でなく、世界が目指すべき理想として、平和や国際協調を掲げ、その思いを日本国
憲法に託したのかも知れない。

 残念ながら、その後、東西冷戦の時代にはいってしまったわけだが、思えば各所で
ある種の代理戦争や小競り合いはあったものの、大国同士の衝突は避けようとしていた
ところがある。
 その東西冷戦が終結し、様々な面でグローバル化が進んで来た今こそ、日本国憲法の
理念が、ようやく世界でも実践される時が来たのではないかと思うのだ。

 日本は、この憲法のお陰で、思ったよりも早く多くの国々からの信頼を回復し、
経済復興を遂げることがでたし、力ではなく、国民の努力と他国と良好な関係を築く
ことによって経済大国となり、国際社会でもそれなりのポジションに位置する国に
まで成長した。

 そして、今度は、日本国民は、この先進的&理想的な憲法を有し、それを誇りに思う
者たちとして、世界にそれをアピールすべき役割を担っているのではないかとも思う。
 日本の「もったいない」の精神が世界に評価されて広まりつつあるように、日本の
憲法の国際協調主義や平和主義を、世界に広めて行くべき時なのではないかと思う
のである。


       <つづく>        THANKS

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by mew-run7 | 2007-05-03 07:21 | 憲法&憲法改正

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