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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

民主党の国民投票法案(与党案)への反対を評価! ~ 安倍改憲との違いを示せ!~

今日16日は、衆院で安倍首相と民主党・小沢代表の党首討論が行われる。
<NHKで午後3時からナマ中継の予定。>

 小沢代表は、13日にTV出演した際に、安倍首相の国家観をただしたいと話していた。
 14日に改憲手続法案(国民投票法案)が成立したばかりだし、参院選も近づいて
おり、メディアも一般国民も、この党首討論にはかなり注目するのではないかと思う。

 小沢氏が、安倍首相&自民党の国家観、憲法観の問題点を浮き彫りにさせるような、
また、できるだけそれが国民にわかりやすく伝わるような討論の仕方をして欲しい
と期待している。

 * * * * *

  私は、これから私たち国民がまず持つべき視点は、単に「憲法改正に賛成か反対か?」
「改憲か、護憲か?」ではなく、「(安倍)自民党の改憲草案や方針に基づく憲法改正
(新憲法制定)に賛成か、反対か?」というものなのではないかと考えている。

 安倍自民党の考えに基づく改憲に賛成の人は、横に置いておくとして・・・。
 今、日本がアブナイ流れに進んでいると思っている人たちが、まず目指すべきことは、
自民党の改憲草案<特に9条>に基づいた憲法改正を阻止することだと思うからだ。

 そのためには、社民党や共産党のように、憲法に手を入れることは一切許さないと
いう絶対護憲の考え方&主張をすることも一つの方法であると思うが・・・。

 日本の国民の中には、憲法改正をすること自体は構わないが、自民草案のように
9条の改悪をするのはイヤだとか、<自衛軍は認めてもいいけど、集団的自衛権や海外
での武力行使には反対だとか>、国家主義的な前文や規定を設けるのは反対だなどと
いう人も少なくない。

 そして、私は、民主党が「絶対護憲ではないけれど、自民改憲には反対」と考える
国民の受け皿になるべき重要な役割を担っているのではないか思うのだ。
 自民改憲に反対という立場では、社民党や共産党<将来的には公明党なども?>
協力して戦える部分もあるはずだ。 

 ただ、そのためには、まず、民主党は安倍自民党と憲法(改正)に対する考え方が
どう違うのか・・・それを国民にわかりやすく示さなければならない。
 そこで私は、できるなら、今日の党首討論がその第一歩になるといいな~と願って
いたりするのである。(*^^)

  * * * * *

 ちなみに、今回の国民投票法案に関する民主党の対応には、保守派からも護憲派から
も、色々な批判が出ている。
 私もこのブログでは、さんざん民主党に対して批判や注文を書き続けており、今回も
細かい点を見れば、アレコレ書きたいことはあるのだが・・・。^^;

 BUT! 率直な話、私は今回、民主党が、国民投票法案の審議&議決で、与党案に
反対に回ったことを「と~ってもよかった」と思い、高く評価している。
 小沢代表&幹部がその英断を下したのは、正しい選択だったと思うし、また色々な
思いをぐっと抑えて協力した党内の改憲推進派の議員たちに、「よくぞこらえてくれた」
と、賞賛や感謝を表したいぐらいの気持ちなのである。
<だから、今回は、細かいことはツッコまないでおこうと思っている。>

 詳しくは後述するが・・・今でも、もし民主党が、当初の計画通り自公与党と組んで、
3党で一緒に改憲への道の第一歩になる国民投票法案を作って、3党で一緒に賛成して
法案を成立させていたらと思うとぞっとするところがある。

 短い期間ながらも、国会で白熱した議論がなされのも、TVを含むメディアも同法案
や安倍自民党改憲の問題点を取り上げたのも、それによって改憲や国民投票法案などに
以前より関心を持つ国民が増えたのも、民主党が反対に回ったことが大きな要因になっ
ているのではないだろうか?

 いや、ここで特に自民党と民主党が組んで、改憲への道を共に歩もうとしたなら、
決して大げさではなく、日本の将来を大きく狂わせることにつながったかも知れないと
さえ思っている。<ほとんど大政翼賛会みたいになってしまうもの~。(・・)>
 
 私は民主党とは縁もゆかりもない人間だが・・・。そのあたりは、安倍自民党のアブナイ
流れに警戒感や危機感を抱いている皆さんも、認識&評価して下さるといいな~と思ったり
もしている。

 ~ ~ ~ ~ ~

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~ ~ ~ ~ ~

 国民投票法案の、衆参院の委員会採決、本会議での議決が行なわれるたびに、私は
ちょっとドキドキしながら、その結果を見守っていた。
 もちろん自公の与党賛成多数で可決するのはわかっているのだが、「民主党から
何人もの造反議員が出たらどうしよう?」と懸念するところがあったからだ。

 だが、幸い、与党の法案に賛成したのは、参院の渡辺秀央議員(コチラwikipedia)
一人であり、民主党全体としては、しっかり与党案に反対することができた。
 それを確認して、私はホッとさせられると共に、これでよほどのことがない限り、
次の参院選で、民主党&野党共闘を応援しようと心に決めることができた。


 ネーム・カードの「プロフィールのようなもの」にも書いてあるように、私は
特定の支持政党を持っていない。

 もともと自由&民主主義をこよなく愛していること<平和主義もね(~~)>、党の
政策や方針に賛同できるものが多いこと、好きな議員が多いことから、民主党に期待
する部分が大きいのだが。アレやコレやで全面的に支持するところまでは至らず、
選挙の際は、その時々で公約などを参考に色々な政党や候補者に投票している。

 だが、このブログにも何度か書いたように、今は自民草案&安倍氏らの「戦後レジー
ムからの脱却」による復古主義による憲法改悪や安保政策、国民の生活や意思を軽視
する国政を阻止したいと考えているので、何とか安倍自民党を大敗させるためにも、
次の参院選は民主党<&野党共闘>を応援したいと考えていた。

 ところが、05年秋に、民主党の中で最も考えが合わない議員のひとりだと思って
いた前原氏が代表に就任。もし彼がずっと代表を続け、党も彼の方針に従うなら、
もう民主党は応援できないかも・・・と思っていたところ、06年春に永田メール
事件で代表辞任に。(・・)
 そのあと小沢氏が代表に就任し、やや様子見状態だったのだが。よくなったと思わ
れる面もあったものの、昨年の秋~冬の臨時国会での、党の対応にはイライラさせ
られることが多く、私のフラストレーションは、もうすぐ爆発しそうなまでに高まっ
ていたのであった。(ーー〆)

 * * * * *

 そのイライラの大きな要因の一つに、民主党の改憲推進派の一部の議員が、自民党
と組んで、自公民3党で国民投票法案を作り、国会に提出、3党で賛成して成立させる
計画を進めていたということがあった。<しかも、憲法施行60周年の憲法記念日まで
に成立させることを目標にして。(--)>

 自民党は、もし改憲をする場合には、国会発議で2/3以上の議員の賛成が必要な
ことや、国民に自民党だけでなく民主党なども改憲に前向きなことを見せて、下手に
警戒感を抱かせないようにしたいという考えもあって、何とか民主党と協力して、改憲
への第一歩となる国民投票法案を成立させたいと考えていた。そのために、かなり民主
党に譲歩するような形で、自公民3党による法案作りを目指していたのである。


 確かに、民主党は、憲法を改正すること自体には、反対の立場ではない。国民投票
法案を作ることにも反対ではない。<それは、私個人も同じである。>
 まあ、これは周知の通り、民主党の中では憲法改正に関する考え方や意欲には、かな
りの温度差があって、これが色々と厄介な問題を引き起こすのだが・・・。^^;
<でも、自民党にも温度差はあるし、それは安倍氏の改憲路線が進むにつれ、どんどん
表面化することになるだろう。>

 ただ、民主党の議員の大部分は、コチラにも書いたように、安倍氏らとは改憲に対する
考え方が異なるし。党としては、たとえば9条は、おそらく自衛軍の規定を認める人が
多いものの、「専守防衛が基本、集団的自衛権や海外での武力行使は許容せず。国際貢献
も国連への協力主体、憲法の枠組みの範囲で」とHPで公表しており<コチラ>、安倍
自民党の方向性とは大きく異なる面があるのだ。

   * * * * *
 
 しかも、安倍首相は、今年にはいって、念頭の挨拶を皮切りに、何度も参院選で改憲
を争点にすることや、そのために今国会で国民投票法案を成立させることを明言。さらに、
「戦後レジームからの脱却」の姿勢や、集団的自衛権の見直しや、自衛隊の海外での
武力行使を可能にする恒久法制定などのも示している。
 そんな中、もし民主党が自民党と共に、国民投票法案を提出、成立させたとしたなら、
安倍氏の考える改憲に助力することになってしまう。
 
 さらに、もし民主党が自公と共に法案提出をしたなら、国民投票法案や安倍首相&
自民党改憲の問題点は、ほとんどオモテに出なくなってしまう可能性があった。民主党
の議員の中には、それらの問題点を指摘する者も少なからずいたのだが、法案提出側に
なってしまったら、委員会でそれらを追及することもやりにくくなってしまう。
 たとえば、衆院の憲法調査特別委員会では、委員50名中、自公民が47名を占め、
あとは社民、共産、国新が1名ずつという構成になっている。社共の委員が、ごくわずか
しかない質問の時間で、懸命に問題点を主張したとしても、それが大きな議論や対立を
生じることはないだろう。となれば、メディアもあまり取り上げることはないし、国民
の関心を引くことも難しくなる。
 おそらく自公民3党で協力して、着々と審議や採決&議決を進め、目標の5月3日まで
に余裕をもって法案を成立させて、チャンチャン♪で終わってしまうのが、オチだろう。

 本会議での議決も「8割以上が賛成票」と一方的になり、<まさに大政翼賛会のように
なってしまい>、国民も何だか改憲の方向は決まりなのかな~という雰囲気になる可能性
もあるし。
 また、民主党は安倍自民党の改憲路線を批判することも、難しくなるだろう。仮に
批判しても、国民にはますますわかりにくい状況になるし、保守派からも護憲派からも
何で今さらと非難されるに違いない。

 もし民主党が、第二自民党のようにして、自民党にくっついてやって行く方針なら
話は別だが、参院選で安倍自民党と戦う気であるなら、そしていずれ政権与党の座に
つきたいと思うなら尚更、そんなイソギンチャクみたいな行動をとるべきではあるまい。

   * * * * *

 私は、小沢代表が自民党との法案の協議をやめて、与党案に反対するような方向性を
示したのは、単に参院選を意識して党利党略として考えたのではなく、やや異常と思わ
れるまでに復古主義的な改憲に執念を燃やす安部首相&改憲勢力への警戒感や危惧感を
国民に伝えたかったのではないかと察する部分がある。

 小沢氏自身、憲法改正に賛成の立場であるが、このような形で改憲への道を進むこと
は、民主党のためだけでなく、日本の国や国民のためにならないと考えたのではないか
と思うのだ。

<実際、小沢氏は、何度か「安倍内閣には、小泉内閣とは違った危険な要素を持っている」と
いう趣旨の発言をしており、2月には「それに対し、日本の国民が反論し、行動を起こさない
ことになおさら危険を感じている」と不満も漏らしたりもしていた。>


ただ、私が懸念したのは、民主党内の改憲推進派が、この小沢氏の考えにどのような
反応を示すかということだった。


       <つづく>             THANKS


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by mew-run7 | 2007-05-16 07:17 | 民主党、民進党に関して

by mew-run7