人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

赤城更迭は、自己防衛と逆ギレのため?・・・現実逃避をする安倍を、自民党は放置したままでいいのか

 昨夜は、超久々に大井トゥインクルにGO!して来た。<7月は仕事(と選挙・笑)
が忙しくて、1度も行けなかったからな~。(ノ_-。)> 
 馬券の方は、イマイチだったけど。<PC購入が遠のく?・・・競馬に行かない方が
早く買えるのでは、というホンネは言いっこなしね。^^;> でも、久しぶりのナマ
競馬で、気分がrefreshできたですぅ。(^^♪ 

 そして今朝の東京は、朝から激しい雨に。台風5号の影響もあるのかも知れない。
 つい2週間前に台風4号の被害にあった九州南部、四国に上陸のおそれがある
とのことで、気がかりだ。そちらの地方の方は、どうかお気をつけ下さい。

* * * * *


昨日1日、赤城農水大臣が、突然、更迭された。
 
 安倍首相は、今月にはいってから何度か赤城氏を辞任させるように提案されており、
投票日直前の25日にも、中川幹事長が「このままでは、惨敗につながる」と赤城氏
の更迭を求めたが、ずっと拒否し続けたと伝えられている。
 そして、31日にも自ら「赤城(農林水産)大臣を含めて人心を一新していく」と
述べたばかりだっただけに、いきなりの更迭劇には、少し驚かされた部分があった。

 赤城氏は当初は、記者に対して「参院選敗北の要因になったことの責任をとるために、
前夜、辞任することを考えた」と語っていたが。実際は、急に官邸に呼び出されて、
「あなたはまだ若い。事務所の問題を立て直し、一から出直してほしい」と辞任を促され、その
場で便箋を借りて、辞表を書いたのだという。<*1>

<この「あなたはまだ若い」の報道記事を見た時には、思わず苦笑してしまった。(@@。
 というのも、実際にはその部分はアップしなかったのだが、参院選後のブログの記事に
「安倍くん、キミはまだ若いんだから。もうチョット政治家として経験を積んだり、力をつけたり
して、オトナになってから、再チャレンジしたらどうかな?」というフレーズを書いていたからだ。
(文脈に合わなかったのと、再チャレンジされるのもイヤだから(?)削除したのだけど。^^;)>
 
* * * * *

 この更迭に関しては、国民だけでなく、自民党内からも「何を今さら」「もう
遅すぎ~」「意味ないじゃ~ん」などの疑問や批判の声が相次いでいる。逆に、こんな
ハンパな時期に更迭をするのは、却ってマイナスになるのでは、という見方も出ている。
 まあ、これを評価する人は、党内外でも、ほとんどいないだろう。


 では、安倍首相は何故、突然このような更迭を行なったのだろうか?

 一つには、参院選の大敗で、中川幹事長や青木参院会長などが次々と引責辞任をする
中、安倍首相や、敗北の大きな要因となった赤城大臣がなんらの責任も負わないことに
対して、党内から相次ぐ批判、不満のガス抜きをしようとしたことがあるだろう。
 もう一つには、この件はまた取り上げるが、安倍首相は事務所費の管理があまりにも
ルーズで法にも違反していた赤城氏&その事務所に(昨日も新たな問題が発覚)、厳しい
対応をすることによって、党内に対して、今度こそ「政治とおカネの問題」に本気で取り
組む姿勢を見せたかったという意図もあったようにも思う。

 けど、私は、安倍氏の赤城氏に対する個人的な怒りが募り、ついにキレて<逆ギレ
して>しまったというのが最大の理由なのではないかと思ったりもする。
<安倍氏は、赤城大臣が参院選敗北の責任を問われた時に、「ノーコメント」と答えたの
を見て、キレたという報道もあった。>

 もしかしたら、安倍氏は「金銭問題は大丈夫だって言うから、まだ若いけど、折角
大臣に任命してやったのに。大事な選挙の前や最中に、次々とおカネの問題は発覚するし、
記者への態度は悪いし。おまえのせいでこんなに負けて、ワタシの立場が最悪になって
しまったじゃないか!」とムカついているのではないかとさえ、思ってしまう。
<しかも、「月800円の光熱費で辞めさせられますか?」とか、滑稽な弁明までして
やって、かばって来てやったのに、って?^^;>

 たぶん他の閣僚も、細かく調べれば色々出て来るのだろうけど。いまやすっかり
メディアのえじきになって、次から次へと問題が発覚する赤城氏に「もうイヤだ」と。
彼は、内閣では数少ない年下であることも手伝って、今までの閣僚問題に関するストレス
をぶつけたようなところがあるような感じもする。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
 
 確かに、赤城氏の問題は、参院選を戦うに当たって大きなダメージになったと思う。
 だが、果たして、有権者は赤城氏のことが問題だから、自民党に投票するのを辞めた
のだろうか? 決して、そうではないだろう。
 安倍首相は、赤城氏が「きちんと説明せず、不信感を与えたのが問題だった」と言う
が、では、松岡氏や伊吹氏はきちんと説明したorさせたのだろうか?赤城氏が繰り返した
 「法にのっとって」のフレーズや、領収書非公開の方針は、彼らを踏襲したものなのではないだろうか?

 国民やメディアは、赤城氏の問題を通じて、安倍首相の閣僚の任命の仕方、また柳沢
松岡、久間氏なども含め、わたしの内閣の閣僚に問題が生じた時の対応の仕方を見て
いたのだ。そして安倍氏の首相としての指導力、判断力、危機管理能力などをはかって
いたのである。そして、安倍氏を首相として力不足だと評価したことが、内閣支持率の
低迷&自民党の敗北につながったのではないだろうか?


 でも、たぶん、安倍首相は、そのことがまだ十分に認識できていないのである。
 口では、敗北の責任は自分にある、閣僚の任命責任はあると言っても、心の中では、
自分のせいじゃない、と考えている部分が大きいように見えるのだ。

 おそらく、周囲も「年金のことは安倍首相のせいではない」とか「閣僚が失言や事務
所費問題や自殺などで足を引っ張った」とかカバーするようなことを言うので、「自分
が悪いわけでない」という感じになってしまうのかも知れないし。 
 もし気付いていても、ど~しても首相を退陣したくない、このまま続投したいと思え
ば、小泉前首相からのアドバイスのように、「鈍感」になって、無視するしかない部分
もあるだろうけど。<国民の声より、自分の悲願&使命の方が大事なのだしね。(-"-;)>


 何か、安倍氏は自分の悲願&使命を果たしたいばかりに、そのためにど~しても首相
を続けたいと思うあまりに、ちょっとアブナイ世界にはいりつつある感じになっている
というか。もうどんどん現実や周りが見えなくなって、自分を思って意見してくれる人
たちの声も聞き入れる余裕がなくなって、<ただでさえ経験や判断力が乏しいのに?>、
心は現実から目をそむけ、異次元の世界にはいりつつあり、もはや正常な思考や判断が
できなくなっているように思える部分さえあるのだ。

* * * * * 

 これは国内外の国の指導者の多くが語っていることであるが。国の指導者というのは、
実に孤独なもので、何かにつけて批判ばかりが耳につき、どんどん周囲が信用できなく
なるのだという。
<小泉氏もよく「首相は何をやっても批判される」と言いまくっていた。>
 自分にはこんなに国政に対する思いがあるのに、誰も自分を理解してくれないと。
自分を理解、支持してくれる側近を周囲に配して、安心を得ようとするが、側近にも、
足を引っ張られている気になったり、アレコレ批判される声に、一方的にいじめられて
いる気になったりさえして、どんどん被害者意識が募って行く。
<そして中には、いわゆる粛清を行ない始めて、独裁者に転じてしまう者も出る。本当に
殺傷、監禁してしまう人もいるし。また、小泉氏のように、郵政民営化の実現のために、
反対者は党から排除、選挙で刺客を送るなどというのも、自由民主主義の国では、粛清
にも近い暴挙であろう。>

 私は、安倍氏も、このような状況にはいってしまっているのを感じざるを得ない。

* * * * *

 安倍氏は、自分でも26日付のメルマガに書いていたが、選挙戦の最中から「どんな
結果になっても、自分は辞めない」と語っていたという。
 そして、これは今朝の報道記事に出ていたことだが・・・。

『自民党が惨敗した先月29日の参院選をめぐり、自民党の森喜朗元首相、中川秀直
幹事長、青木幹雄参院議員会長の3人がホテルに集まり、「自民党の40議席割れは
確実で、(首相を取り巻く)情勢は大変厳しくなる。もはやこれまでだ」との認識で
一致。その後、中川氏が首相公邸にいる首相に3人の意見を伝え、退陣表明の段取り
などを詰めることになったのだが、首相は中川氏に対し、「いかなる結果になろう
とも首相を続ける」と明言。この後、正式に続投を表明したという。
<時事通信 2日より>』

 森氏は安倍氏の後見人役、中川氏は同じ派閥の兄貴分なのあり、彼らは安倍氏が
あまり大きな傷を負わないようにと考え、退陣を勧めたのではないかと思われる。
<もともと森氏は、昨年、安倍氏が総裁選に立候補するのも、まだ早いのではと懸念
していたのだが。>
 だが、安倍氏にとって、自分を退陣させようとする者は、ある種の敵なのである。

 安倍氏が、参院選の開票の際に、早々に「続投宣言」を行なったのも、森氏らの
提案に対して明確に拒否を示し、その後の自分への退陣論に先手を打っておく意図が
あったからであろう。

 31日には、安倍氏は総理経験者のところを回り、色々言われたようであるが。
 同じ改憲&国家再興勢力のドンである中曽根氏は、「選挙結果は芳しくなかったが、
日本は国家的危機にあるので勇気を持って突破しなければならない。困難な時ほど政治
家の本領が発揮されるものだ。あなたのおじいさん(首相の祖父の岸信介元首相)も
そうだった」と激励したという。<産経新聞31日より>

 国民はもちろん、どんどん党内の議員とも感覚、認識のズレが大きくなって行く
安倍首相を、自民党はこのまま放置しておくつもりなのだろうか? 
 安倍首相のいないところでは、アレコレ言う議員が増えているが。本当はもっと早くに
言うべきことはあったし、本来なら、もっと直接、言うべきことがあるのではないだろうか?

 今は面倒なことが多い時期だけに、誰も安倍っちのクビに鈴をつけることもせず、
ただ遠巻きに様子を見守りながら、次期内閣の椅子とりや総裁選定、そして自分の身を
案じて、衆院解散に備えるだけなのだろうか?

 安倍首相も問題性は大きいと思うが、この状況を放置しておく自民党は、政権与党の
自覚に乏しく、もっと罪が重いような気もして来た。昨日も書いたが、やはり自民党自体が、
壊れて来てしまっているのかも知れない。(-_-;)

                        THANKS 
  

 とりあえず、ランキングはしばらくそのままでいるので、これからもmewなりにアレコレ
書き続けて頑張るように、と思って下さる方は、励ましのクリックをお願いするです。(^^♪


  ↓ まだ、何とか25位枠に残っています!皆さまのお陰です。 m(__)m

人気blogランキングへ
   

にほんブログ村 政治ブログ
   ↑ まだ1位に粘っています!ご支援、有難うございます。_(_^_)_ 粘り感謝のポーズ
 

 報道記事は、↓Moreの部分に







*1

『「便せんはありませんか」。官邸で安倍晋三首相と向き合っていた農相・赤城徳彦は、かたわらの首相秘書官・井上義行に尋ねた。渡された便せんに、赤城はその場で辞表を書いた。1日午前11時をすぎていた。

 その少し前、農水省大臣執務室にいた赤城に井上から電話が入る。「すぐに(赤城を)呼んで」という安倍の指示を受けたものだった。「官邸に来てください」
 官邸に駆けつけた赤城に、安倍は「あなたはまだ若い。事務所の問題を立て直し、一から出直してほしい」と言った。52歳の安倍から48歳の赤城への引導だった。

 赤城はこの日午前10時20分ごろ、赤坂宿舎を出て農水省に向かった。朝刊各紙は「赤城は留任させない」という安倍の意向を報じていた。
 赤城への風当たりは、参院選の惨敗で一層強まった。地元・茨城の県議会幹部は30日、赤城に電話で「辞表を出したらどうか、って声も県にはあるよ」と伝えた。
 31日の自民党総務会では、深谷隆司元通産相が「中川さん(秀直自民党幹事長)、青木さん(幹雄同党参院議員会長)の前に辞めるべき人がいるんじゃないか。赤城さんだ」と発言した。

 選挙の4日前には、ひそかに「赤城降ろし」工作があった。自民党執行部の一人は語る。
 「幹事長サイドが、いよいよ情勢がまずいので辞めさせろと迫った。だが、投票日までもうギリギリだから、と官邸が残留させたらしい」
 その安倍も、惨敗後も自身の責任に「ノーコメント」を通す赤城に、怒りを見せ始めた。

 1日午前、赤城の事務所費問題にからむ新たな疑惑を、共同通信が報じた。「また新しいのが出た。細かい話だが続きすぎる」(首相周辺)。安倍は腹を固めた。

 辞表を書いたあとの記者会見で、赤城はこう説明した。「ゆうべ一人で静かに考え、辞職でけじめをつけるべきだと思い至った」。辞令交付など1日に役所で予定していた公務を終えたら、安倍に会って辞意を伝えるつもりだった、とも。

 だが、官邸から呼び出しを受けた赤城のふところに、辞表は入っていなかった。「それまで(自分から)辞める気配はなかった。事実上の更迭、というのが正しい」。首相周辺は言った。

 ◇「民主党だって大変だわね」

 「赤城の山も今宵限りだ、とようやくなったなあ」(与党幹部)

 農相・赤城徳彦の辞任に、与党は冷ややかな視線を向けている。公明党副代表の東順治は「ニワトリは夜中に鳴いたって、役目は果たせない。朝に鳴いて初めて役に立つ」と、遅すぎた辞意の表明を皮肉った。

 自民党も同じだ。幹事長の中川秀直は「正直言って、もう少し早いタイミングで決断すべきだった、との意見は相当多くある」と語った。

 赤城を更迭した直後の1日昼。首相の安倍晋三は官邸で、都道府県議会議長との懇談会に出席した。会場からは「首相は立派だ。あれだけ国家像を掲げて首相になった人はいない」など、安倍を励ます発言も。
 だが、安倍はしばしばほおづえをついたり、下を向いたり。沈んだ様子の安倍を見て、ある出席者は「本当は首相に『政策を変えないとだめだ』と言いたかったけど、かわいそうだから言わなかった」と話した。

 「赤」がいなくなった同じ日、「青」も表舞台から姿を消した。
 1日正午、国会内参院自民党会議室。73歳、豊かな白髪がトレードマークの参院自民党議員会長・青木幹雄は、いつも通り紺のスーツ、白いワイシャツ、グレーのネクタイ姿で、同僚議員とNHKニュースを見ながら箱弁当をつついた。

 その後、参院執行部会で「かつてない大敗の一番の責任は、議員会長である私にある」と正式に辞意を表明した。
 青木は「これからは気楽になる。おでん屋でも誘ってください」と記者団の笑いを誘ったが、後任会長が決まるまでの間は、暫定的に会長職にとどまる。参院民主党の実力者、輿石東議員会長とは党派を超えた盟友。野党主導の国会運営でも、一定の発言力は保持するとみられている。

 青木は最後に言った。「民主党だって大変だわね。何でもかんでも反対では、国民世論が『反対ばかりしていいのか』となる。まあ、やってみなきゃわからんよ」(敬称略)
[毎日新聞8月2日]』


『 安倍晋三首相は1日夜、赤城徳彦前農相を更迭した理由について、首相官邸で記者団に「(参院)選挙の中では、赤城さん本人が『法にのっとって対応している』という話だった。説明の仕方が悪かった。その結果、国民の不信を招いたことの結果を重く受け止めた」と述べ、前農相の政治団体の不適切な事務所費処理が国民の不信を招いた点を指摘した。7月初旬に問題が発覚しながら更迭が遅れたことについては「今からすれば反省点はある。その段階では、法にのっとって処理しているという話だった。事務処理の対応に大変問題があったと認めざるを得ない」と述べた。

 更迭に関連し、9月に予定している内閣改造と自民党役員人事を前倒しする可能性を問われ「タイミングには影響しない。熟慮して断行していきたい」と述べた。

 安倍内閣で4人の閣僚が交代した首相の任命責任については「当然、私にすべて責任がある。任命責任は痛感している」と認め、「反省しながら次の内閣改造にいかしていきたい」と述べ、改造に当たり「政治とカネ」の基準づくりを党側に指示したことを明らかにした。【石川貴教】

 ◇任命責任は痛感

 赤城徳彦前農相の更迭について安倍晋三首相が1日夜、記者団に語った要旨は次の通り。

 ――なぜ今日になってなのか。

 選挙では赤城さん本人が法にのっとって、対応をしているという話だった。説明の仕方が悪かった。その結果、国民の皆様の不信を招いたことの結果を重く受け止めた。

 ――事実上の更迭に踏み切った理由は。

 (赤城氏の)事務所自体の事務処理能力に問題あり、と判断をせざるを得ない。本人には事務所を立て直し、出直してもらいたいと話した。

 ――事務所費問題が判明した時点で辞めさせなかった判断は間違いか。

 今からすれば反省点はある。

 ――安倍政権での閣僚交代は赤城前農相で4人目。首相の任命責任は。

 当然、私にすべて責任がある。任命責任は痛感している。政策面で国民の期待に応え、責任を果たしたい。(赤城前農相は)政治とカネの問題で辞任した。この問題への(国民の)厳しい指摘に応えるため、透明性を高める政治資金規正法の改正を党に指示している。

 ――内閣改造や党役員人事の時期に影響するか。

 影響しない。熟慮して断行していきたい。

 ――責任を果たすのなら、けじめが必要では。

 この難局に当たり、私が約束をしていることを実行するのが、最大の使命と決意している。

 ――内閣改造では事務所費で灰色の人は選ばない決意か。

 党で基準を作らなければいけないと、指示を出している。 <毎日新聞1日>』



*2

『続投を決めた安倍晋三首相は31日、森喜朗元首相ら歴代首相を訪問し、参院選での敗北をわび、今後の政権運営への助言と協力を求めた。首相は同日夜、首相官邸で記者団に「赤城氏を含め人事を一新する。首相補佐官を含め、人事については熟慮していきたい」と述べた。一方、自民党総務会では、首相続投への批判や異論が噴出。自民党内では首相続投容認の声が大勢だが、9月にも予定される内閣改造・党役員人事をにらみ、首相への牽制(けんせい)圧力はますます強まるとみられている。

 首相は、森、中曽根康弘、海部俊樹の元首相3人の都内の個人事務所を訪ね、それぞれ30分間ほど会談した。小泉純一郎前首相との会談は見送られた。


ラグビーに例えて助言

 首相の後見人でもある森氏は「とにかく挙党態勢のしっかりした内閣を作ることだ。『う~ん』とうならせる人事をやって、やる気をみせろ」と助言。首相が9月1日前後の内閣改造を検討していることについては「1カ月間ボディーブローをたたかれっぱなしになる。あまり延ばさない方がいい」と述べ、党役員人事だけでも前倒しするように勧めた。

 その上で、森氏は内閣をラグビーに例え、「フォワードに吹き飛ばされるような奴は置くな。勘の悪いやつをスタンドオフに置くな」とアドバイス。「これが最後のチャンスになるかもしれない」と念を押した。


勇気を持って

 中曽根氏は「選挙結果は芳しくなかったが、日本は国家的危機にあるので勇気を持って突破しなければならない。困難な時ほど政治家の本領が発揮されるものだ。あなたのおじいさん(首相の祖父の岸信介元首相)もそうだった」と激励。


虚心坦懐

 海部氏は「今は選挙直後でみなカッカしているが、国益の立場を踏まえれば乗り越えられる。虚心坦懐(たんかい)に野党と話し合い、説得してほしい」と助言した。

 一方、自民党総務会は1時間近く紛糾した。

 口火を切ったのは谷垣禎一前財務相。「なぜこれだけ批判を受けたのかしっかり総括すべきだ」と指摘。続いて加藤紘一元幹事長が「中川秀直幹事長、青木幹雄参院議員会長が辞任して、原因を作った側がそのままではおかしい」と首相続投を批判した。

 石破茂元防衛庁長官は「首相が『私か小沢一郎民主党代表の選択だ』と何回も訴えたのに、(続投を)有権者にどう説明するのか」、野田毅元自治相は「首相の道は1つしかない。決断したほうがいい」と首相退陣を求めた。深谷隆司元通産相は赤城徳彦農水相の事務所費問題の参院選への影響に言及し、「迷惑千万だ。(赤城氏は)即刻辞任してほしい」と不満を爆発させた。

 これを受け、丹羽雄哉総務会長は31日午後、首相官邸で総務会の意見を報告。首相は「厳粛に受け止めたい」と述べた。<産経新聞 31日>』
by mew-run7 | 2007-08-02 12:01 | 安倍政権に関して

by mew-run7