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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

ミャンマーの武力鎮圧&民主主義の大切さ+給油新法+大相撲界にとって正念場

最新記事の一覧は、カレンダーの<September2007>をクリック。

 今回は、書きたいことがたくさんあって、一体、何から書いていいか
迷ってしまうのだが・・・。(--;)mata nagai kamo


 最初に、ミャンマーの僧侶&市民デモの取材中に亡くなった日本人
ジャーナリストの長井健司さん(50)に、心からご冥福をお祈り
したい。
 また同時に軍の武力鎮圧によって犠牲になった僧侶、市民の方々に
(現時点で少なくとも10名いると言われている)哀悼の念を表すると
共に、このような市民に対する武力行使や、僧侶の拘束(数百人を超え
たと言われる)に強く抗議の意を表わしたい。
<もちろん、長い間、繰り返し、軟禁状態にあるアウンサンスーチー
女史の解放も強く要求したい。>
  
 ミャンマーの民主化運動の件については、できれば改めて書きたいと
思っているのだが・・・民主化云々の前に、ともかく、まずは非暴力
運動に対して、軍が武力を用いることは、最も批判されるべきことで
あるし。こういうケースこそ、日本も含め、国際社会が一丸となって、
抗議と批判を示すべきだと思う。(ーー;) 

 また、ここには、ミャンマー軍事政権を支援をしている中国の協力も
不可欠だ。中国は、すでに武力行使を避けるように忠告していたと
伝えられているが。来年は北京五輪も開かれることだし、天安門事件
への反省を国際社会に示すためにも、少なくとも、市民に対する暴力、
武力の行使に関しては、それなりの抗議を示して欲しいと願っている。

* * * * *

 私はミャンマーのデモや軍隊が鎮圧する光景を見て、これを決して
他人事とは思えない部分がある。
 そして、できれば、日本の国民にも、政府や軍部or軍隊が大きな力を
持った国の様子、恐ろしさを是非、見ておいて欲しいと思ったりもする。

<そのために、少なからずのジャーナリストが、命を賭けて、このような
映像を届けようとしていることを考えても。(・・)>


 まあ、「こんなことは、もう今の日本にはあり得ない」と思う人も
多いかも知れないし。実際、ここまでにはならないかも知れないけど。

 でも、日本の政治家やそのバックにいる、いわゆる改憲&国家再興
勢力は、日本の軍隊の強化を考えるだけでなく、国の国民に対する権限
や管理をどんどん強めて、戦前のように、国民が国の支配に従うような
形のピラミッド型の国家を作ろうと考えている人たちがいるからだ。
<安倍前首相も、このような考え方を持っていた。(-"-;)>

* * * * *

 実際、日本の政府は、教育における国の権限強化したし、「国民保護
法」という名で、有事の際に国民を管理&権利制限をする法律を制定
して、各地域で強制的に訓練を行なったりしているし。(*1)自衛隊が
国民を調査、監視しているという事実も発覚したばかりだ。(**)

 また、近時のニュースでも、政府によるマスコミやネットの管理、
社保カード&住基番号による国民の管理を進めようとしている話が
次々と出ているので、そのことに警戒して欲しいとも思う。
<社保カードに関しては、27日にも報道が。(*2) >

 さらに、自民党の新憲法草案では、公共の秩序維持の名の下に、
国民の基本的人権をもっと制限できるような規定も設けているし。
 一部の議員や識者は、今でも、国民に「国を守る義務」または
「国or国防に協力する義務」を憲法に記すべきだと主張している。

* * * * *

 私が、このブログで「日本がアブナイ!」と訴えているのは、単に
日本政府が、米軍再編や自国のために軍事力を強化しようとしている
からだけでなくて、彼らが国民を管理するために体制作りに力を入れ
ているのを、ジワジワと感じる部分があるからだ。
 下手すると、経済格差の拡大を放置しているのも、そのためなの
ではないかとの見解もあるほどだ。
 
 そのような政治の動きを阻止して、わたしたち国民の自由で平穏な
生活を守るには、やはり「民主主義」をきちんと機能させて、国民の
意思が反映できる状態を作ることが一番大事だと思う。
 だから、ミャンマーでも民主化運動を続ける人たちがいるのだし。
私たち日本人も、この民主主義のシステムを守るために、努力し続け
なければならないと、改めて思ったmewなのだった。(@_@。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 国会の方は、結局、10月1日に首相の所信表明。3~4日に各党
の代表質問が行なわれることになった。本格審議が始まるのは、当初
の予定より3週間ほど遅れることになりそうだ。
 
 そして、この秋の臨時国会の最大の争点になるであろう&当ブログ
もかなりこだわっている「給油新法」に関して、後述するように、様々
な報道記事が出ている。


 9月23日に朝日新聞が『アフガニスタン周辺の対テロ作戦だけで
なく対象外の対イラク作戦にも従事していた米軍艦船が、海上自衛隊の
補給艦からインド洋で直接、補給を受けていたことが、この艦船の当時
の艦長の証言でわかった。<*1>』と報じていた。(・・)
 TVや新聞等のマスコミも、この海自の給油がイラク戦に転用されて
いるのではないかという疑惑を、かなり取り上げ始めるように思う。

 しかし、27日に民主党が外務・防衛両省に対し、インド洋での海上
自衛隊による米艦船などへの給油活動の実態に関して、聴取を行なった
ものの・・・あらかじめ30ほどの事項を書いた質問書を渡し、資料
提供も要請していたのに、防衛省側は「現時点では回答できない。回答
も確定的と言えない」と、ほぼゼロ回答だったという。<*2>

 やはり、ここは国政調査権を使うしかないだろう。(@_@。

 この他にも色々な報道が出ていたが<石破防衛省が全給油先の調査
を公言とか、高村外相がライス長官に調査への協力を依頼とか>、
給油新法については、またすぐに書くつもりだ。

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~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 大相撲の時津風部屋で、6月に17歳の力士(入門3ヶ月)が死亡
した事件が、ここに来て、大きな展開を見せている。

 親方は6月の時点では、力士の親にも、TVのインタビューにも、
「通常の稽古中に倒れた」と明言。「自分の子供のような者を、
死なすようなこと(暴力やしごきなど)をするはずがない」と答えて
いた。

 しかし、8月に、親方自身が、死亡前夜に、力士の額をビール瓶で
殴ったことを告白。また、その後、先輩力士の暴行による制裁を指示
または容認した疑いが持たれている。
 死亡当日も、通常稽古の後の時間に、過度な「かわいがり」が行な
われ、倒れた力士を1時間放置。異常に気付いて、救急車を呼び、
病院に搬送した時には、すでに心肺停止の状態だった。
 しかも、親方は証拠隠滅の目的があったのか、本場所のため滞在して
いた名古屋で、そのまま火葬を行ないたいという話を持ちかけたようだ。

 愛知県警はすでに親方や力士などから事情聴取を済ませ、今は遺体の
組織検査などを行なっており、立件する意向を示しているという。

* * * * *

 私は、6月末か7月かに、いくつかのワイドショーやスポーツ紙が
取り上げていた頃から、この件に大きな関心を抱いていた。
<何よりお父さんが「何故、息子に帰って来い」と言わなかったのかを
悔いて、自分を責める姿に、胸が痛むものがあったのだけど。>

 以前、朝青龍の問題のからみで、相撲界も方針を変えて行かなけれ
ば、日本人に入門者、力士が減ってしまうのではないかと書いたこと
があるのだけど。その時にも、この事件のことも意識していた。

 この件についても書きたいことが、本当にたくさんあるのだけど・・・。

 今回のことがあって、相撲界の特殊性、体罰やかわいがりのあり方
について、様々な立場の人たちが色々な発言をしている。
 以前、力士であった人や相撲関係者は、ある程度の体罰や「かわい
がり」と呼ばれるしごきの稽古は、教育的な指導や力士の精神面を
強くするために必要だという話をする人が多い。

 正直なところ、私も6月の時点で、部屋を脱走したという話をきいて、
先輩力士に多少の体罰やしごきは受けたのだろうな~と、ある意味
では当然のことのように思ってしまった部分があった。
 
 元力士の中には、鉄拳は日常茶飯事、またタバコの火を押し付けられ
たり、木刀などで叩かれたりしたことがある。かわいがりを超えた異常な
しごきを受けて、さらに砂や塩を顔や口に擦り付けられたり、壁や柱に
叩きつけられたりしたことがある・・・などなどの話も出ていた。
 
 さすがにビール瓶や金属バットで殴るのはやり過ぎだと認める人が
多いものの、一般世間の社会通念とは大きく考え方が異なるのに、
気付かされる。

<時津風親方は、ふだんは温厚だけど。酒癖に問題があり、他にも
ビール瓶で殴られた人もいるという話もあった。>

* * * * *

 実のところ、体罰や理不尽なしごき、いじめに関しては、相撲界に
限った問題ではなく、かつては多くの体育会系のクラブで見られたし。
 オモテ沙汰になっていないものの、大きな後遺症が残るようなケース
も稀ではなかったようだが。近時は、各競技の協会からの指導、規制が
厳しくなったことから、以前ほど一般化しておらず、ひどいケースも
少なくなったように思われる。

 相撲界でも、以前よりは、ずっと緩和されたときいていたのだが。
やや閉鎖的な集団社会であるため、まだまだ、自分たちの世界の中での
道理や感覚で動いている部分も少なくないのかも知れない。

* * * * *

 相撲は日本の伝統ある国技だし、相撲界やそれぞれの部屋独特のしき
たりや風習、弟子の育て方があることを否定しようとは思わない。
 世の中の風潮に、何でも迎合する必要もないとも思う。

 ただ、まさにこの事件があった直後の、7月の名古屋場所の前に
行なわれた新弟子検査に、史上初めて、受検者がゼロであったように、
相撲界で力士とやって行こうと考える若者は、激減しているという
実情がある。

 私の周辺でも、中学や高校時代に相撲部で活躍していて、相撲部屋
からスカウトが来たけど(or監督などから勧められたけど)、入門を
断わったという人が何人かいる。
 ともかく、非常に厳しい世界であると。それは実力面でもそうなの
だけど、やはり共同生活、上下関係の厳しさを恐れて、ああいう世界
ではやりたくないと思う若者が少なくないようだ。

<親が反対するケースも多いという。あまり厳しい世界に入れたく
ない。いまどきの親らしいと思ったのは、「途中でダメになると
潰しがきかないから、相撲で大学まで進学して、資格もとっておいて、
幕下つけ出しで出られるような力があれば、その時に入門しろ」という
人もいたとか。^^;>

* * * * *
 
 ある相撲部屋の関係者が「もう外国人か不良しか新たにはいって
来ないかも知れない」と嘆いていたという話をきいた。
<不良は、高校進学できないor中退して、地元や家に居づらいので、
入門しやすいと思われているとか?^^;・・・強くなりたい志向、成功して
有名になりたい志向も一般より強いのでいいという声も。(・・)>

 このような事件があれば、尚更に相撲部屋に入門したがる若者は
減るかも知れない。
 この事件を、たまたま不運なものだった。滅多にあるものではない
と、テキト~にやり過ごしてしまうことだけは、避けて欲しい。
 下手すると、大相撲存続の危機につながるかも知れないとさえ
懸念してしまう。(-"-;)

 ともかく人ひとりが死んでいるのである。しかも親方や先輩力士が
暴行を加えたことも明らかになっている。
 もし刑法的に、死亡との因果関係が立証されなかったとしても、
親方たちの行為に、問題がないとは決して言えないだろう。

 相撲協会はもちろん、協会を管轄する文科省も、この事件をうや
むやにすることなく、警察の捜査とは別に、自分たちでも、きちんと
真相解明をする努力をすると共に、今後の協会や各部屋の弟子の
指導のあり方に関しても、よ~く協議をして、見直しをする必要が
あるのではないだろうか?(・・)

 大相撲がいい形で存続し、国民からも愛される国技であるように
と切に願っているのだけど。
 ここが大事な正念場であり、ある意味で、大きな転換期にすべきなの
ではないかとも思うmewなのだった。(@@。

                     THANKS

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<報道&関連記事は、↓Moreの部分に> 




*1

『武力攻撃や大規模テロ発生時に国や地方自治体などが協力して国民を守る「国民保護」の仕組みを知らない人が約7割に上っていることが、内閣府が20日に発表した特別世論調査で明らかになった。

 その一方で、弾道ミサイルによる攻撃やテロに「不安がある」人は約8割に上っている。
 有事への対応を定めた国民保護法の施行から3年たったことを受けて初めて実施された調査だが、一層の普及・啓発活動が求められそうだ。<読売新聞 20日>』


*2

『政府の「社会保障カード(仮称)の在り方に関する検討会」(座長・大山永昭東京工大大学院理工学研究科教授)の初会合が27日開かれ、今年12月に基本構想を取りまとめることを確認した。

 社保カード構想は、7月に政府が公表した年金記録漏れ対策に盛り込まれた。11年度をメドに全国民にICチップ付きカードを交付、カードをパソコンの読み取り装置に通すことで、年金記録に加え、診療情報や介護サービスの利用状況なども確認できるようにすることを想定している。

 ただ、年金、医療、介護の記録を同一番号で管理する必要があり、国民に生涯不変の社会保障番号を割り振ることが前提となる。転職を繰り返しても記録が途切れない利点はあるものの、個人情報の流出、費用対効果面などで懸念もある。

 検討会の議論は、閲覧できる情報の範囲、情報保全の手法、社会保障番号は基礎年金番号を流用するのか、住民基本台帳ネットワークの番号を使うのか、などが中心となる見通しだが、27日は委員から「国民にどういう利点があるのか分かりにくい」といった意見も相次いだ。
<毎日新聞 27日>』

*3

『テロ対策特別措置法の補給対象となるアフガニスタン周辺の対テロ作戦だけでなく対象外の対イラク作戦にも従事していた米軍艦船が、海上自衛隊の補給艦からインド洋で直接、補給を受けていたことが、この艦船の当時の艦長の証言でわかった。同じ艦船が複数の作戦にかかわることは米軍の運用上、かねて指摘されており、「対テロ」目的に限定して補給しているとする日本政府の説明と実態が食い違っていることを示している。


 ペルシャ湾に展開する米空母エンタープライズのロナルド・ホートン艦長(47)がこのほど艦上で、朝日新聞記者のインタビューに応じた。ホートン艦長によると、艦長は05年当時、佐世保基地に所属する米軍揚陸艦ジュノーの艦長としてペルシャ湾周辺に展開。「当時は、いまよりも頻繁に海自の補給艦から給油を受けた。日本の貢献は絶大だった」と述べた。

 艦長の説明や米海軍の資料によると、ジュノーは05年当時、イラクの自由作戦(OIF)の一環として、沖縄に駐留する海兵隊をイラク国内に投入するためペルシャ湾北部に派遣。この間、インド洋のアデン湾などで海自の補給艦から3回にわたって燃料、食料の補給を受けたという。

 ジュノーは同時に、米国主導で01年10月に始まった対テロ戦争「不朽の自由作戦(OEF)」として、テロ組織のメンバーや武器の移動を阻止する「海上阻止活動」にも組み込まれていた。作戦の時期が明確に区別されない限り、海自から補給された燃料がどの作戦に消費されたかを特定するのは困難とみられる。

 テロ特措法は、アフガン周辺で対テロ作戦にあたる米軍艦などへの後方支援に海自の活動を限定している。しかし、国際テロ組織アルカイダの活動がアフガン周辺からイラク国内にも拡大したのに伴い、米海軍は「対テロ」と「対イラク」作戦を同時に展開。エンタープライズ空母攻撃群などの米軍艦は現在、ペルシャ湾内側の作戦海域で「対テロ」と「対イラク」作戦を同時に実施している。特措法は、一連の作戦航海で複数の作戦を実施する米軍艦に補給することを想定していない。策定した01年当時の支援活動地域の概念が実態に合わなくなっている形だ。

 今年8月現在、米・英・豪などの艦船が、ペルシャ湾外側の作戦海域(CTF)「150」のほか、ペルシャ湾南部の「152」、同北部の「158」の3海域で活動している。海自は「150」で補給活動を実施しており、対イラク作戦に従事する米軍艦に燃料を補給することはないと主張してきた。 <朝日新聞 23日>』


*4

『石破茂防衛相は27日、テレビ朝日の番組で、テロ対策特別措置法に基づき海上自衛隊が米艦船などに提供した燃料油が「イラク戦争に流用された」と指摘されていることについて、「そういうことがないと証明する責任は政府にある。七百数十回の補給全部を大丈夫かチェックする」と述べ、補給活動すべてを調査する考えを明らかにした。

 結果の公表については「軍事上の問題もあり、対外的には限界もあるが、できるだけ事実を確認するのが大切」と語った。

 政府は補給先の各国と同法の目的に沿って燃料を使うことを求めた交換公文を交わしている。ただ、民間団体が情報公開請求した米国の公文書で、03年に海自補給艦から米補給艦に提供された燃料油がその後、イラク戦争に参加した空母に提供された可能性が高いことが裏付けられており、給油活動延長をめぐる国会審議でも「流用疑惑」が争点の一つとなるのは必至の情勢だ。 <毎日新聞 27日>』


『【ワシントン27日共同】高村正彦外相は27日午前(日本時間同日夜)、ワシントンの国務省でライス米国務長官と就任後初めて会談した。インド洋での海上自衛隊の給油活動継続に全力を挙げる姿勢を示した上で、燃料補給を受けている米艦船などの情報提供を要請、ライス氏は「協力したい」と答えた。また、高村氏は拉致問題解決前に北朝鮮のテロ支援国家指定を解除しないよう求めたのに対し、ライス氏は「日本の立場はよく分かっている」と述べた。』


*5

『日本相撲協会は1日、大相撲名古屋場所(8日初日・愛知県体育館)の新弟子検査に応募者が1人もなく、2日に予定していた検査を中止したと発表した。相撲協会広報部によると、各場所前に行われる新弟子検査の受検者ゼロは史上初めて。「情けない」「寂しい限りだ」。関係者やファンからは、相撲人気の凋落(ちょうらく)を嘆く声が漏れた。

 力士を志す新弟子の数は、「若貴」ブームが去った平成10年ごろから減少傾向にあった。卒業や就職シーズンが重なる3月の春場所でも伸び悩みが続き、ここ8年は100人の大台に乗っていない。これまでの最少記録は、12年秋場所と昨年名古屋場所の1人。

 先月26日には、5月の夏場所で初土俵を踏んだばかりの時太山(本名・斉藤俊さん)がけいこ中に倒れ、17歳の若さで死亡。全身にあざや擦り傷、肋骨(ろっこつ)付近の軟骨骨折があり、死因は「多発外傷によるショックの可能性」とされた。

 初の受験者ゼロを受け、北の湖理事長(元横綱北の湖)は「名古屋場所はもともと(新弟子数が)少ない。希望者があってのことだから仕方がないだろう」と話した。

 相撲離れが進む中、各部屋の師匠はスカウト活動に苦戦している。

 中村親方(元関脇富士桜)は「スカウトはしているが、難しい状況にある。他の部屋も3月場所を目標に声をかけているが、それにしても寂しい限りだ」と嘆く。

 3年前の1月に独立し、早くも20人近い弟子を率いている錣山親方(元関脇寺尾)も「根気よくやっていくしかない」と話す。錣山部屋には6月、体格に恵まれた入門希望者が見学に訪れたが、けいこの厳しさを目の当たりにして取りやめたという。親方は「本当は今回の新弟子検査を受ける予定だった」と残念そうに話した。

 「時の流れだろう」。こう言い切るのは相撲ファンで作家の藤本義一さん。藤本さんは「国技とはいうものの、外国人力士が増えて国技ではなくなっている。野球やサッカーの影響もあり、少なくともこの20年ぐらいで相撲人気を支える根底は崩れた。悲しいし情けない」と話す。

 その上で藤本さんは「相撲は興行なのに、魅力的なものを生み出す力がなくなっている。相撲協会の中で、魅力的なものにするための発案・発言をする人がいないことが原因だ。人気を取り戻すのには時間がかかるだろう」と分析した。

■新弟子検査 日本相撲協会が行う力士志望者の検査。中学卒業から23歳までの男子が受検でき、体格や健康状態を調べ、合格すれば力士として登録される。受検者の減少で平成13年、毎本場所前に行う「第1検査」のほかに、毎年3、5、9月の3回行う「第2検査」が新設された。第1検査の基準は身長173センチ、体重75キロ以上だが、第2検査は身長167センチ、体重67キロ以上に門戸を広げ、体力検査が加えられた。<7月2日 産経新聞>』
by mew-run7 | 2007-09-28 12:20 | 政治・社会一般

by mew-run7