給油量の誤報告&航海日誌破棄+守屋ゴルフ接待に関する防衛省説明のまとめ
2007年 10月 24日
この記事では、今後の参考資料として、下記のことに関する報道記事や
会見の内容をまとめたものをアップしておく。
* 給油新法関連で、22日に防衛省が給油量の誤り、航海日誌の破棄
に関して、野党に説明した内容
* 防衛省が守屋事務次官に、山田洋行の元・専務とのゴルフ接待等に
ついて聴取した内容
<尚、新たに判明したこと、修正or訂正した方がいいと思うようなことなどが
あった場合は、随時、加筆修正して行きます。>
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☆ 22日に防衛省が野党に報告、説明した内容
<前提となる話>
2003年2月25日、海上自衛隊の給油艦「ときわ」から米国補給艦ペコス
が燃料の補給を受け、すぐに空母キティホークおよび巡洋艦カウペンス
に給油した。
キティホークは、もともとイラク作戦参加の命令を受けて横須賀を
出航し、ペルシャ湾に向かっていた。そして、海自→ペコスから給油を
受けて、そのままペルシャ湾に向かい、26日は同湾にはいる。27日に
司令官の交代を行ない、28日には北アラビア湾にはいって、イラク
作戦参加の準備を開始。3月5日前には、イラク作戦の一環として
イラク南部の監視活動を開始。20日以降にイラク爆撃の任務にも従事
していた。
03年4~5月、一部市民団体や野党が、このことを政府&防衛省に問い
ただしたところ、防衛省および政府閣僚は「海自の『ときわ』が米補給
艦ペコスに給油した量は、20万ガロンである」「もしキティホークに
20万ガロン給油しても、1日の航行で消費するので、イラク作戦には
使用されていない」と転用疑惑を否定していた。
しかし、07年9月、市民団体が、米軍が発表した資料などから、ペコス
に給油していた量が80万ガロンだったことを指摘。防衛省も給油量の
発表に誤りがあったことを認めた。米軍も、ペコスへの給油量は80万
ガロンあり、そのうちキティホークには67万5千ガロンが給油された
と発表。
ただし、キティホークは03年2月25日~28日まで、アフガニスタンに
関わる「不朽の自由作戦(OEF)」に従事しており、その間に燃料は
すべて消費したので、イラク作戦には使用されていないと主張している。
* * * * *
* 防衛省の説明
2003年2月26日ごろ海上幕僚監部運用課担当者が米補給艦向けと米駆逐
艦向けの数字を取り違えて、集計票にPC入力。(以下、すべて03年)
5月8日、石川亨統合幕僚会議議長が記者会見で誤入力されたデータに
基づいて、給油量の数字を発表。
5月9日 物品を管理する海幕需品課の担当者が<一説には、朝、新聞で
統合幕僚長の会見の内容を見て>数字の誤りに気付き、防衛課長に報告。
しかし、防衛課長は「燃料担当は他の部局」と認識していたことや、転用疑惑
が「沈静化しつつあったことを考慮し」、特に上司や内局への報告を行わず、
訂正措置も取らなかった。
また、防衛庁内局では、海幕が誤りに気付く前日の同月8日、政府の
閣僚などのための応答要領を作成。
それをもとに、5月9日午後に、福田官房長官(当時)が記者会見で
「20万ガロンは1日の航行で使うもので、瞬間的に消費される量なので、
イラク作戦に使われたはずがない」と主張。
また、5月16日、石破防衛庁長官も国会で「20万ガロン」と答弁した。
海上自衛隊の「とわだ」の航海日誌の2003年5月~11月分が、
今年7月になって破棄された件については、『今年7月26日、海自補給艦
「とわだ」の航海科員が、管理責任者の艦長の許可を受けずに誤って裁断
機で裁断し、焼却処分した』と記されていたようだ。[日経22日より]
<報道によれば、防衛課長は9日朝に給油量の誤りに気付いたが、すぐ
に上司に報告しなかったために、その午後、福田官房長官が誤った数字
をもとに会見を行なうことになり<たぶん、20万ガロンは1日でなく
なる量だというのも、防衛省側からの応答要領に書かれていたのでは?>
それで、「自分まで疑われる」と怒っていたのかも?^^;
ただし、石破防衛大臣は、22日の会見で、9日に関して前後関係は
わからないと述べている。>
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☆ 防衛省の守屋前事務次官への聞き取り調査に関する概要
石破防衛大臣は、22日、23日の記者会見で、下記のような説明
を行なった。<防衛省HPの記者会見のページから、まとめた>
* 前次官は自衛隊員倫理法及びこれに基づく自衛隊員倫理規定が施行
された平成12年4月以降も山田洋行の元専務とゴルフを行っていた。
これは守屋氏が防衛事務次官に就任した平成15年8月以降を含めての
ことで、具体的には昨年の秋までプレーしていた記憶があるとのこと。
プレー料金については、プレーの都度元専務に1万円を渡すことに
なっていた。
* 守屋氏は20年以上前に山田洋行の元専務と知り合いになり、それ
以来家族ぐるみのつきあいをしていた。平成12年に施行された倫理
規定の下では、仮に割り勘であったとしても、利害関係者とゴルフを
してはならない事を認識していたが、長年にわたる個人的なつきあいが
あったことから、やめることができなかった。
* 元専務とゴルフを行った後に、麻雀をすることはあった。その後、焼肉
店などで食事をすることもあった。その際、守屋氏が他の方の分も含めて、
食事の費用を負担することもあれば、元専務が負担することもあった。
ゴルフに付随する機会以外に元専務と麻雀をしたことはなかった。食事
については、元専務が来日中の米国国防省や国務省関係の国家要人ととも
に、食事をする際、守屋氏も呼ばれて参加したこともあり、その際の食事
代は、元専務が負担をしていた。
* 今は服務規律違反の問題の聴取を行なっており、随意契約の問題等は
異なる次元の問題なので、そのことを踏まえながら対処していきたい。
すでに退職しているので、処分はできない。だが、退職金を規定通り
丸々受け取っていいか、一般の感情からいって、「そうですか。」と
いうことにはなかなかなりにくいと思う。ただ、これは本人がどのよう
な責任を自覚、対応を取るかということで、強制をすることではない。
<国家公務員の退職手当の基準によると、一般的には、守屋前次官
のように大卒後35年以上勤務し、事務次官を最後に退任した場合、
退職金は7000万円から8000万円になる。
また、守屋前次官は、元専務と約20年前に知り合い、家族ぐるみの
つきあいだった。山田洋行の記録では、ゴルフは多いときに月4回、年間
30回に及んだとされるが、前次官は毎日新聞の取材に「次官になって
からはゴルフはしておらず、便宜を図ったこともない」と話していた。
(以上、毎日新聞23日より)>
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