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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

薬害肝炎、福田総裁が議員立法での一律救済を電撃発表!+有馬記念


(*゜▽゜)ノ☆+☆【 Merry Christmas!♪ 】☆+☆ヾ(゜▽゜*)

皆さまが楽しいクリスマスイヴ&デ~が過ごせますように。
そして、世界中&皆さまに・・・God Bless You!を (~~)


<ちょっとブログのデザインもイヴっぽくしてみました。Xmasバージョンも
あるのだけど、文字の色が読みにくいのでPASS。尚、トナカイ馬の写真は、
川崎競馬倶楽部のブログからお借りしました~。> 

最新の記事一覧・・・11月分はコチラ、12月分はコチラ 


昨日23日は、大きなサプライズ続きの1日だった。

 福田首相が、お昼前に突然、議員立法で薬害肝炎被害者を一律救済
する意向を発表。(・o・)

 有馬記念は、マツルダゴッホwith蛯名騎手が優勝。1~3番人気が
消えて、三連単80万馬券に。(゚Д゚)kinou wa hokano race mo areare
<優勝した国枝調教師が、先週「今年は馬インフルエンザが流行した
からな。ゴッホ、ゴッホで最後はマツリダゴッホ。なんちゃって」と
言ってたらしい。・・・そうか~、今年はそれだったのか~。(・・;)
感想は文末に>

 漫才のM-1グランプリは、敗者復活から決勝に出たサンヂウィッチ
マンが優勝して、1000万円ゲット!(**) などなど
<でも、今年の決勝最終Rは、いまいちレベルが低かった気も?^^;>

 Mゴッホの関係者&馬券をとった人、サンドウィッチマン&関係者
には一足早いクリスマス・プレゼントだったかな?(*^^)v祝

 mewには、まだプレゼントが届いていないんだけど~。(-"-)

でも、薬害肝炎の問題が一歩前進しそうなことは、本当によかったと
思うし。たぶん、被害者の方々も、少~しだけ安らかな気持ちで、クリ
スマスが迎えられるのではないかと思う。(・・)

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 今日は「薬害肝炎和解決裂に思うこと(2)」をアップしようと
思っていたのだけど。^^; 状況が変わってしまったので、予定を変更
して、この議員立法の解決策について書くことにしたい。明日以降、
(2)の一部を取り入れる形で記事に織り込んで行きたい思う。

<ただ、一つだけ、ここで言っておきたいけど。福田首相や舛添厚労
大臣などは、司法の枠内で解決しなければならないから、20日のよう
な修正案しか出せなかったと弁解しているけど、それは詭弁だ!(`´)>

* * * * *

 23日午前、福田首相&自民党総裁が、突然、官邸で記者団に
「薬害(肝炎)患者の方々を全員一律救済すると、与党と相談して
議員立法することに決めた」と発表した。<ニュース速報で流れた!>

 福田氏は、行政府の長である首相としてではなく、国会議員&政権
与党の長である自民党総裁として、この決断&発表を行なったという。
 また福田氏は、野党の協力も得て、可及的速やかに法案を作り、今の
臨時国会で成立させたいと語った。

 先に言えば、これは原告団の必死の戦い&訴えの成果であることは
もちろん、それを受けてマスコミ、国民が「本当にこのままでいい
のか?」「一律救済すべきではないのか?」という疑問や批判を呈して、
政府与党にプレッシャーを与えた効果もすごく大きかったと思うし。
まさに国民の力で政治を動かすことになった、と~ってもいいケース
だと思う。(~~) 

 国民の代表の機関である国会&議員たちが、立法によって行政府
(内閣&官僚)を動かずというのは、まさに民主主義のあらわれだと
思うのだ!(・・) 
<マスコミが、本来の務めを果たして、ちゃんと問題点を伝えてくれた
のも大きいと思う。(そのために憲法上「報道、取材の自由」も与え
られているんだからね!(`´))他の重要な政治問題でも、このよう
な姿勢を示して欲しいものだ。>

 ・・・とはいえ、まだまだ法案が具体化&成立するまでは、安心で
きない状況だし、省庁の役人たち(厚労省・法務省・財務省など)の
抵抗も大きいと思うので、「マヤカシの法律を作ろうとしたら、ただ
じゃおかんぞ!」という皆さまのアツイ国民パワーをよろしくお願い
します。m(__)m

* * * * *

 さて、三連休の真ん中の日曜日に、まさにいきなりの電撃発表に、
ちょっとビックリさせられたところがあるのだけど。
<厚労省の役人も「何もきいていない」と驚いていたとか?(・・)>

 何か福田首相は、会見の時に妙に緊張して、おどおどしているような
感じがあったのだけど。<ちょっと目キョド状態の時も?>
 福田氏が「司法、行政の範囲で解決しようと、最後の最後まで苦労
した」「でも(その枠内で解決)できないとなり、新しい局面を考え
なければ打開できないと考えた」と説明していた。
 
 福田首相があのような表情をしていたのは、おそらく彼が行政府の
省庁の役人たちと話をつけることなく<彼らの休み中に?>これを
発表することを決めたこと、そのためにこれから行政府の内部では、
役人たちからの非難や抵抗が大きくなることを、憂いて<恐れて?>
のことかも知れない。^^;

* * * * *

 これをきいた薬害肝炎の原告・弁護団も、もろ手を挙げて喜ぶという
よりは、ややとまどっている様子。<mewもそうだけど、何だかキツネに
つままれたような感じがあったかも?>

 彼らは、問題の解決一歩前進したことは歓迎しているものの、まだ
法案の中身がどうなるかわからないし、何分にもここまで行政府&政治
家たちにはさんざん裏切られているだけに、「半信半疑」の状況で。
まだ、とても「やった~!」と笑顔で喜べる気持ちにはなれずに、
かなり慎重な姿勢を見せている。(-"-)

 原告&弁護団は「法案に行政の責任を明記すること」を強く要望して
いる。<そして、まだ一度も面会をしようとしない福田首相に会って、
自分たちの要望、意見を伝えることも望んでいた。>

 福田首相は昨日の会見で、「政府の法的責任を認めるのか」という
質問に「そのような責任は超越して」という曖昧な表現をして、「すべて
立法府にお任せしたい」と逃げていたのだけど。

 薬害肝炎原告団は、おそらく法案の中に、何らかの形で国の責任を
明記しなければ納得しないと思うし。今度は、その点で政府与党
(+野党?)議員たちと、省庁の役人たちの攻防が始まることになる
だろう。
<省庁とのケンカは、野党議員の方が得意なので、もし本気で与野党
が協力して議員立法する気なら、厚労省とのやり合いで勝ったことの
ある菅直人氏(元厚労大臣)をリーダーにでもして、与野党PT(プロ
ジェクト・チーム)でも作ればいいのに、と思ったりして。(**)>
 
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~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 それにしても、「福田首相は、何で急にこの日に?」と疑問に思っ
たり、驚いたりした人も多いのではないだろうか?(・・)

 「23日にこんな発表をするくらいなら、何故、20日までに政治
決断できなかったのか?」という疑問や批判も、かなり呈されている
ように思われる。

 23日になって、急にこのような発表をするに至った経緯&理由に
関して、私が思ったところを、ざざっと書くなら・・・

1・福田首相&舛添厚労大臣は、20日以前も厚労省&法務省に善処
するように言っていたのだけど、役人たちが応じようとしなかった。
<特に、国の責任を認め、一律救済をするのには、絶対に反対。福田
首相に行政府の長として、政治判断を行なうことにも大抵抗!>

2・大阪高裁は21日に、第二次和解案を出す意向を表明しており、
連休明けの25~6日頃に、和解案が提示されると言われていた。
 この和解案は、原告の要望をさらに認めたものになるかも知れない
という観測&期待があったのだが。国側は、20日の修正案を出した
時点で「これ以上、あまり譲歩する余地はない」という見解を表明
しており、年内に和解による解決の道筋をつけるのは困難な状況だった。

3・公明党が、20日以前から、政府&自民党に「一律救済」を強く
要請しており<太田代表もわざわざ首相官邸に要請に行ってたし>、
20日以降も幹部クラスから、政府の対応への苦言、批判を公言。
 公明党&支持者内には、これを実現できなければ、衆院選での自民党
との協力が難しいとの声が出ていたという。<大阪府知事選の橋下氏の
推薦、応援にも難色を示す声が多かったしね。>

4・自民党内にも、20日以前からちょこちょこと「一律救済」を求める
声が出ていたのだけど。
 21日には、<MYお気に入り(?)議員のひとりである>与謝野馨氏
(前官房長官)が、TV収録で「『議員立法をしてでも(患者を)救済
するくらいの気迫がないといけない。法的責任の有無で判断するのは
たやすいが、そこを乗り越えたところに政治の役割がある」と述べ、国が
提示した修正案をさらに見直す必要があるとの考えを示し』ており[読売
21日より]、議員立法を目指す動きが出ていた。

5・20日の和解決裂から、マスコミ、国民世論から政府与党への疑問、
批判が強くなっており、内閣支持率のさらなる低下を危惧する声が。
<先週、年金記録の公約問題で、支持率が30%台に低下。下手すると、
今週は、危険水域と言われる30%以下に落ちるおそれがあった。>
 これでは福田政権の存続が危ぶまれる上、解散風が強まって、自民党
が政権を失うおそれさえ出て来る。

<福田陣営も自民党も、自分たちの政権の座を守るためなら、行政府と
闘うのだ。(**)> 

 そんなこんなで、福田首相は<もう行政府の役人は簡単に言うことを
ききそうにないことから>、21日から自民党側と議員立法による解決
を検討できないかを相談。
 省庁の役人が、ヨコからごちゃごちゃ言って来ないうちに、公の場で
電撃発表をした・・・ということなのではないかな~と思ったりして
いる。
<この稿、つづく>

* * * * * 

 話はガラ~ッと変わるが・・・。

 有馬記念についても、た~くさん書きたいことがあるのだけど。
スペースの都合で、ここでは少しだけ。<改めて、今年の競馬を
振り返る記事を書きたいと思う。>

 昨日は、心配された雨が上がって晴天に。芝の表面は乾いたものの
根元はグジュッというやや重だったので、ちょっとは荒れるかなと
思ったのだけど。それでも、MサムソンかPロックのどちからか
は3着内にはいると考えた人が多かったと思うし。<mewもサムソン軸
の三連複をメイン(内枠中心)に勝ってタテ目に。(ノ_-。)> それで、
配当の方もかなり高額になったように感じた。

 ウォッカは、大外枠&あの馬場なので仕方ないとして。サムソンは
どうしたんでしょ~ね~。<石橋に戻した方がいいかも?(・・)>
期待のドリパス&高田も、何故か最後方から行って、最後に直線で追い
込んだものの6着。馬の方は復調しているのが見えたので、よかったと
思うけど。あの高田の乗り方を、馬主や調教師はどう評価するのかな?

 で、勝ったマツリダゴッホも頑張ったけど<マツリダ家(冠)のオーナ
ーさんは地元・岩手競馬に色々と馬を入れているので、ひそかに応援して
いた>。何やかんやで、ダイワスカーレット&メジャー兄妹はやっぱ強い
な~と実感させられたレースでもあったようにも思えた。
<Dメジャーは、おつかれさま。m(__)m DスカーレットとRカンプは
来年がめっちゃ楽しみ。ウォッカも東京の良馬場なら、買い?(・・)>

 競馬ファンの皆さまも、1年間、JRA参戦おつかれさまでした。
 悔しい最終日だった人も多いと思うので<他の後半レースもかなり
荒れてたし~>、とても2週間、次の開催が待てないと思う方は、
地方競馬への参戦をよろしくですぅ。m(__)m <コチラ参照> 

                    THANKS

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福田首相は23日午前、薬害C型肝炎集団訴訟で原告の求める一律救済に応じるため、血液製剤の投与時期にかかわらず補償金を支払うための救済法案を議員立法で今国会に提出し、成立を目指す方針を表明した。

 首相官邸で記者団に語った。20日に国が示した和解修正案では、投与時期によって国の責任の有無を判断し、補償内容を区別していたが、方針を転換した。原告・弁護団は「大きな一歩だと評価する」としており、2002年から続く同訴訟は全面解決に向けて大きく前進した。

 首相の指示を受け、与党は25日に、政調会長らが協議する。年内に法案骨子をまとめ、野党に提示し共同提出を呼び掛けることにしている。野党も基本的に応じる方針だ。

 首相は「一昨日(21日)、自民党に『議員立法で対応できないか』と相談を始め、全員一律救済する議員立法をすると決めた」と述べた。1月15日までの臨時国会に提出する考えを示したうえで、「法案作成に参加していただくことがあってもいい」と野党の協力を求めた。

 国の責任については、「(薬の)許認可権を持つ行政の責任は免れない」との立場を改めて示した。方針転換の理由は、「司法・行政の枠内で、(解決)できないとなり、新しい局面を考えなければ打開できないと考えた」と説明した。

 原告・弁護団は一律救済の新方針について、「いよいよ政治が大きく動き始めた。大きな一歩だと評価する」などとする声明を発表し、首相が早急に面談に応じることを求めた。原告代表の山口美智子さん(51)は福岡市で記者会見し、「政治の力で正義が実現されることを期待している。だが、何度も政治にほんろうされてきたので、不安の方が大きい」と述べた。

 法案は、血液製剤「フィブリノゲン」などで肝炎になったすべての被害者に対し、投与時期に関係なく、症状に応じた補償金を支払う内容だ。対象となる被害者は、「カルテなどの客観的資料」に基づき、専門家による第三者機関などで認定する案が出ている。

 補償金の額はこれまでの和解交渉を踏まえ、平均2000万円程度になる見通しだ。対象となる被害者は、原告側は1000人程度と主張している。この場合、補償総額は約200億円になるが、国側は「被害者がさらに増える可能性もある」と見ている。

 原告側には「全面解決のためには、国が投与時期にかかわらず、薬害を防げなかった責任を認めることが必要だ」という声がある。国側は、東京地裁判決が認めた投与時期(1985年8月~88年6月)以外は法的な責任は認めない方針だが、原告側に配慮するため、法律前文で「解決が遅れた責任」などに触れる案も出ている。

 舛添厚生労働相は23日、都内で記者団に対し、議員立法の最大の焦点となる、国の責任の認定について、「どういう形の責任にするのか、法的、政治的、道義的な問題があるので、与党にしっかり議論していただく」と述べ、与党の検討に委ねたいとの考えを示した。

 同訴訟では、大阪高裁が13日、投与時期によって救済内容を区別する和解骨子案を提示。国は20日、東京地裁判決の期間外の患者への「訴訟活動・支援に基づく和解金」を大幅増額することで全員を救済する修正案を示した。しかし、原告側が拒否し、大阪高裁は近く第2次和解骨子案を示すことになっている。

<2007年12月23日22時50分 読売新聞>

 ◆原告・弁護団、3日で転換に戸惑いも

 「解決に向けた扉が、やっと開いた」。薬害C型肝炎集団訴訟で、福田首相が被害者の全員一律救済を盛り込む法案を議員立法で提出する意向を表明した23日、原告らは喜びつつも、被害者を線引きした国の修正案が大阪高裁に提出されてから3日後の“方針転換”に戸惑いも見せた。早期制定の期待が高まるが、国の責任や恒久策が法案にどう盛り込まれるかは不透明で、「これからが最後の勝負」と原告らは気を引き締めた。一方、何も聞かされていなかった官僚からは「寝耳に水」と驚きの声が上がった。

 ■あと一歩■

 首相発言を受け、原告側は同日夕、全国で記者会見を行った。

 「ああ、本当に言ってくれた」。福岡市内で会見した全国原告団代表の山口美智子さん(51)は、首相の発言を知った時の気持ちをこう振り返った。原告の福田衣里子さん(27)も「福田首相が私たちの考えを正しいと理解してくれてうれしい」と笑顔を見せた。

 福田首相の表明から約3時間後の午後3時。大阪訴訟の「原告22番」の女性は支援の学生ら約30人とともに、大阪市のJR京橋駅前で通行人にビラを配って「あと一歩です」と訴えた。予定されていた街頭活動だったが、女性は「こんな形でクリスマスプレゼントをもらえるなんて」と声を弾ませた。

 ■恒久対策を■

 その後、大阪訴訟原告、弁護団は大阪司法記者クラブで会見。原告代表の桑田智子さん(47)はこの日の首相の発言を、自宅のテレビで、自分の目で確かめた。「やっと扉が開いた。再発防止、患者への恒久対策が法案に盛り込まれることを強く期待しる」

 桑田さんは、20日に国が一律救済とは異なる修正案を提示したことで、「年内解決の道は閉ざされた」と落ち込んでいた。だが、ビラ配りなどで世間に訴えた際の反応で、一律救済が正義にかなっているとの確信は変わらなかったという。

 ともに会見に臨んだ原告の武田せい子さん(56)は、病状が進み、医師からは3度目のインターフェロン治療を勧められている。「国の責任をきっちり認め、私たちが安心して暮らせる法律なら初めて心から喜べる」と語った。

 東京・霞が関の厚生労働省内で会見した全国弁護団代表の鈴木利広弁護士は「一歩前進だが内容は相変わらず不透明。国の責任に対してどう言及されるのかに最も大きな関心を寄せている。立法だけでなく、原告と被告の間で作られる基本合意書も含め、全体としてどのような解決がされるのかを明確にするメッセージを迅速に出してほしい」と話していた。

 ■法案作りと並行し和解協議を続行■

 大阪高裁の和解協議は、議員立法の法案作りと並行して進められる見通しだ。原告側弁護団は「法律では救済の柱を決め、和解案でより具体的な内容を盛り込む」とみており、法案成立と第2次和解骨子案の提示は「ほぼ同時」と推測する。

 今月21日、大阪高裁は、原告、被告双方に第2次骨子案を提示する考えを伝え、年内にも示す予定だったとされる。しかし、福田首相は来年1月15日までの臨時国会の会期中に法案を成立させたい意向を示した。このため原告側弁護団は「高裁は、法案審議の状況を踏まえて第2次骨子案を考えるはず。提示は年明けではないか」という。

 会期末まで1か月を切っている。原告側を含め、立法、行政、司法には、年末年始の休暇を返上した調整作業が迫られそうだ。

(2007年12月24日 読売新聞)
by mew-run7 | 2007-12-24 11:25 | 政治・社会一般

by mew-run7