倖田発言、力士死亡事件に見る世間の感覚とのズレ+政治の世界でのズレもなくそう!
2008年 02月 08日
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昨日から今朝にかけて、大きな話題として注目されていたのは、倖田
來未さんのTVインタビューと時津風部屋の元・親方と3人兄弟子の
逮捕のニュースだろう。
倖田さんのインタビューの全文はコチラにあるが・・・。
全体的な印象としては、謝罪が前面に出るようなものではなかった
ので、あまり評価しなかった人もいるかも知れないけど。ある意味では
彼女の心情を正直に表現したものであったように思えた。
彼女の発言に関しては、コチラの記事にも少し書いたように。決して
彼女だけが悪いわけではないと思っているし。ある意味では、今のメディ
アや社会全体の風潮の影響も大きいように思われ・・・。色々と考え直す
いい機会になればな~と思ったりもしている。
また、時津風部屋の事件に関しても、これは特別なことで終わらせて
しまってはいけないように思う気持ちが強い。(・・)
* * * * *
この二つの件の報道を見ながら、両者には共通した問題があるように
思えた。
それは、この二つは、特定の世界や社会と、世間or一般社会との間に
感覚、認識(常識を含む)などの面で乖離やズレが生じていることが
引き起こした問題だということだ。
おそらく倖田さんは、周囲から批判されるまで、自分の発言が問題
があること、他者を傷つけるおそれがあることには気付いていなかった
だろう。
彼女や周囲にいる人たちの感覚、認識では、これはさしたる発言では
ないし。日常会話はもちろん、公の場で口にするのも、耳にするのも
抵抗がないようなことなのだ。<昨日、10代の女性が、私に「何で
あの発言が、こんなに問題にされるのかわからない」ときいて来て、
説明を試みたけれど、本心からは理解、納得できないようだった。^^;>
しかも、あのラジオ番組は事前収録されたものだったそうなのだが、
放送局のスタッフも、その言葉に引っかかるものを覚えたり、取り
立てて問題を感じたりしなかったのだと思われる。(-"-)
以前の記事にも書いたように、近時は特にTVやラジオなどのメディ
アの世界では、ホンネややや過激な話をすることが歓迎される傾向に
あり、今までは慎重に配慮されたり、タブー視されたりしていたこと
が、どんどんOKになりつつある。
そのような中で、少しずつ世間や一般社会との感覚、認識のズレも
広がって来たのではないかな~と思える部分がある。
<番組や雑誌などを作る側、出る側の感覚や常識はどんどん麻痺して
いるような感じを受けるし。視聴者や読者の側も、それに応じて麻痺
しつつあるように感じることもあるけど。^^;>
でも、それを放置していれば、社会や教育に対する影響を考えても
決してよくないと思うし。これを機に、メディア関係者やスポンサー、
そして視聴者の側も、もう一度、社会との認識のズレを意識して、
見直す必要があるのではないかと思ったりもする。(・・)
* * * * *
時津風部屋の事件にしても、人がひとり亡くなっているにもかかわ
らず、もしかしたら元・親方や兄弟子は、自分たちがやったことに
さほどの問題性や罪悪感を感じていなかったかも知れない。
実際、もし被害者の親が不信に思って解剖を依頼したり、マスコミが
それを知って騒いだりしなければ、今でも彼らはそのまま、何事もなかっ
たかのように、部屋で親方&力士として、活動を続けていたのではない
だろうか?(ーー;)
もちろん、その背景には、名門と呼ばれる部屋を守らなければなら
ないという意識も働いたことがあるとは思うけれど。
でも、何より、彼らが行なったような制裁やしごき、ある種のいじめ
のような行為は、これまで相撲の世界の中では当然のこととしてとらえ
られて来たことが大きいのではないかと思う。
それらと稽古やしつけとの境は、かなり曖昧な部分もあったと思うし。
程度の差はあれ、彼らにとって、そのような行為は特別なものではない
のだ。自分たちも、同じようなことをやられて来た人も多いため、尚更に
疑問や抵抗感を覚えないところがあるのではないかとも思う。
<昨年、明大の応援団で下級生にリンチをしたことが問題になって、
(下半身を裸にして熱湯を浴びせたりして、それをビデオに録画。
被害者はPTSDになり、自殺)、大学側はついに伝統ある応援団を
解散させるに至ったのだが・・・。
その際も、OBや加害者の上級生の中に、最期まで「何でこんなに
問題にされるのか」と抵抗を示した人たちがいたという。これも、
同じようなケースかも知れない。>
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実のところ、私たち一般社会人の中には、相撲界や体育会、応援団
などの世界で、一般社会では異常、残酷と思われるor犯罪を成立する
ような行為が行なわれていることを知っている人も、少なくなかった
のではないかと思う。
でも、それはその特別な世界の中でのことで、本人たちもそれを
承知でその世界にいるのだし、とやかく言うべきことではないという
感じで、見て見ぬふりをして来た部分がある。
相撲界などの方にも、部外者はとやかく口を出すなという感じが
あったかも知れない。そして、心身に障害が出るようなケースが
あっても(もしかしたら死亡したケースがあっても)、それはあまり
公にされることもないまま、制裁やしごきが行なわれ続けていたの
であろう。(-"-) <それが、力士本人の心身の鍛錬に有益である
という思い込みも強いのかも知れないけど。>
こちらの場合は、一般社会の方の感覚や認識が、だんだんと変わっ
て来たことで、両者に乖離やズレが生じたようにも思える。<人権
意識が高まったとも言えるかも。>
学校での体罰が禁止され、やがて中高の野球部などでの暴力的制裁
などへのチェックも厳しくなったのを皮切りに、一般社会的に見て
問題があると思われる制裁やしごきは、スポーツ界全体でかなり改善
されつつあるように思える。(・・)
そして私は、相撲界もこれを機に、一般社会との間の感覚や認識の
ズレを解消すべき時期に来ているのではないかと思う。
伝統のいいところは積極的に残すべきだと思うけど。悪しき慣習は、
なくして行く努力をすべきだろう。そうしなければ、国技として、国民
と共にあり、国民に愛され続けて行く存在ではなくなってしまうかも
知れない。(**)
<でも、先日の理事長選でも、北の湖理事長が、無投票で再選したと
いうし。何かいまだに、あれは相撲協会ではなく、あくまで一つの部屋
の問題みたいにとらえているような感じを受けることがあって、「何だ
かな~」と思ってしまう。(ーー〆)>
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
そして、私は、政治の世界でも、政治家や官僚は、一般国民との
間の感覚や認識(思いや望みなども)の乖離、ズレに気付いて、
それらをなくすように努力して行くべき時期にあるのではないかとも
思う。
逆に言えば、国民の方も、そのようなズレを認識、指摘して、もっと
自分たちのおかしいと思うこと、そして政治への思いや望みをアピール
したり、ズレている人は投票で落としたりして行かないといけないの
ではないかと思ったりもする。(**)
よく政治系の報道などでは、「永田町の論理」「霞ヶ関の論理」と
いう言葉が使われるのだけど。永田町は国会(議員)、霞ヶ関は官庁&
官僚(役人)のことを意味していて、要は、政治家や官僚にはそれぞれ
の世界特有の考え方があるということを示している言葉だ。
私はこの言葉をきくたびに、政治家や役人の中に、自分たちは特別な
存在だという思いがあるのではないかと。
自分たちは、色々な意味で<よからぬ意味でも?>専門的な知識や
経験を有していて、国政のことを考えて<自分の利権も考えて?>活動
しているのだから、よく事情がわからない一般国民は、自分たちに任せて
ゴチャゴチャ言わずに従っておけばいいのだと・・・いうような奢り
(=思い上がり)が見られるようにも思ったりもする。(ーー;)
* * * * *
このようになってしまった背景には、これまで私たち国民が、政治
家や官僚を特別な存在のように扱って来たこともあると思うし。政治の
ような難しいことはよくわからないし、面倒なので、無関心&依存
体質、お任せ体質になってしまっていたところもあったからではないか
と思うのだけど。
<戦後しばらくは、自分の生活の維持や向上で必死な人も多かったし。
今ほど情報もなかったし。それに、きっと政治家や役人は、国や国民の
ためにやってくれると信じていた人も少なくなかったのかも知れない。
・・・まあ、今よりは、世のため、人のために頑張ろうと思っていた
政治家や役人もいたかも?(・・)>
でも、そのように政治に関心を持たず、お任せにして来た結果、
政治家や官僚の感覚や認識は、どんどん一般国民のそれらから離れて
行って、「永田町の論理」やら「霞ヶ関の論理」やらで動くように
なってしまったのである。(ーー;)
そして、彼らの中には、もはや国民の現状をきちんと把握したり、
国民の思いや望みを汲み取みとったりする力や意欲を失っている者が
増えているのではないかと思ったりもする。彼らの論理の中に、国民
は存在しないのだ。(・o・)
* * * * *
昨年、薬害肝炎の問題で、政府(厚労省)が原告との和解を拒んだ
時に、多くの人たちが、まさに一般国民的な感覚や認識に基づいて
「それはおかしいんじゃないか」と。「何故、国は責任をとろうとしな
いのか」「被害者が、あまりにもかわいそうだ」など、政府に対する
疑問や批判の声を上げ、その後押しもあって、議員立法によって解決
されることにつながった。(**)
私は、これは政治家や官僚の感覚や考え方が、いかに国民のそれら
との間でズレを生じているかを示す、すごくいい例だとも思うし。
また、そのズレを国民の側から埋めて、その思いを政治に反映させた
と~ってもいい例になったとも思う。(~~)
これからは、もっともっと政治家や官僚が、国民の感覚や認識、
思いや望みを意識して、永田町や霞ヶ関ではなく、日本全国の国民の
論理で政治を行なって行くようにしなければならないと思うし。
政治はもちろん、上述の社会的な問題も含めて、ワタシ的にor一般
ピ~プルとして考えた時に、「おかしい」「よくないのでは?」と思う
ことは、このブログなどを通じて、もっともっとアピールして行きたい
と思うmewなのだった。(@_@。
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