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平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

映画「靖国」の諸問題について思うこと(2)~制作者、出演者、議員の立場~+福田花見

 何かストレスが貯まっているので(?)、ブンブン書いて、編集もせず
書きっぱなしの長々とした文をどんどんアップしちゃうですぅ!(@_@。

最新の記事は、3月分はコチラ、4月分はコチラに。


 さっきTVのニュースを見ていたら、新宿御苑で行なわれた福田首相
主催の「桜を見る会」の様子が映っていた。(**)
 こちらの桜は、八重桜ゆえ、今がまさに満開なのだそうだ。<福田
首相は問題が八重にも重なって、満載って感じかな?(ーー;)> 

 1万人の招待客があったそうだが。にしおかすみこやギャル曾根の姿
に、「はあ?(゚Д゚)」と思ってしまったりして。
<別に2人とも嫌いじゃないけど。何だかな~って思いません?(・・)>
 どうせなら、小島よしおを呼んで、ねじれ国会でかわいそうなぐらい
苦労している関係者に、「そんなの関係ねぇ」と開き直る術を教えて
もらえばよかったのにね。(~~)b sonohouga ii casting~?

 ・・・って思いながら、ネットの報道記事を見たら、「まあ、いろ
いろありますよ。物価が上がるとか、しょうがないことはしょうがない
のだから、耐えて工夫して切り抜けていくことが大事だ」と話していた
とのこと。(共同通信12日より)
 もう十分、開き直っていたみたいですぅ。^^;

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

 さて、前記事『映画「靖国」の諸問題について思うこと(1) 
~刀匠夫妻の思い~』のつづきを・・・。

私は今、刀匠夫妻のことを思うと、かなり複雑な心境にある。

 刈谷氏は、インタビューの場面を見ても、刀&刀作りを心から愛し、
誇りに思い、そして、その思いゆえに映画出演に応じたのだろう。
最後の靖国刀の刀匠として、その技や心、そして刀の姿を映像に残す
ことに大きな意義を感じたに違いない。

 私は映画自体は見ていないが、TVや映画の予告編など<コチラ>
で映像を見る限り、その思いは決して裏切られていないと。本当に
荘厳に美しく、カッコよく映っていると思うのだけど・・・。それは
靖国を信奉する人たちも含めて、きっと多くの人が認めるものだと
思うのだけど・・・。

 でも、もし映画自体が色々な意味で、刈谷夫妻の気持ちに沿わない
もので、そこに出演していることが、彼らにとって苦痛だとしたなら
・・・。ご夫妻が高齢で、きっとこの喧騒から早く逃れたいと思われ
ていると察せられるだけに、尚更、心が痛むところがある。(-"-)

* * * * *

 ただ、夫妻の要望通り、刈谷氏の出演した場面を削除すべきなのか
・・・と問われれば、答えはNOなのではないかと思う。<キャスト
から名を削除することは、可能ではないかと思うけど。(・・)>

 もし刈谷氏の出演場面が少ししかなくて、それを削除しても、映画の
構成や流れに大きな支障が生じないのであれば、また話は別だったの
かも知れないが。
 この映画は、刈谷氏の刀作りなどの場面が、全編にわたって登場し、
各シーンをつないでゆくメインのモチーフになっているとのことで、
それを削除しては、もはや、この「靖国」という映画は完全に壊れて、
作品として成り立たなくなってしまう。
 監督や製作スタッフとして、それは絶対できないことだろう。

 彼らとて、決して安易な気持ちで映画を作っているわけではないし。
刈谷氏に出演を依頼し、刈谷氏をメインのモチーフに使ったのも、
彼らの意図、メッセージや芸術としての表現であることを考えると、
また彼らなりに時間をかけて、この作品を作り上げて来たことを思うと、
尚更に、それはすべきではないと思う。
 もう一つの作品として完成し、すでに海外のいくつもの映画祭に
出品し、最優秀ドキュメンタリー賞まで受けているのだ。(**)

 もし刈谷氏らが、ど~しても削除したいと、または自分の出演場面
がある限りは上映を許容しないというのであれば、訴訟を起こす手が
ないわけではないが。
 年齢を考えると、訴訟をする(関わる)のはあまりにも大変だし。
訴訟を起こしたからと言って、勝てる見込みがあるわけでもないし。
逆に批判を浴びるおそれもあるし。決して、得策とは思えない。(-"-)

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 では、何故、こんなことになってしまったのか・・・。
 
 李監督が刈谷氏をだまして出演させたという人もいるようだが。
私は、現段階では、そうは思わない。
 彼は、刈谷氏に「戦後、伝承されなくなってしまった靖国刀の最後
の刀匠として取り上げたい」と手紙を書いたというが、実際、その
言葉通りに描いているのではないかと思われる。そこにウソはない。

 問題は、李監督の製作意図と刈谷夫妻の出演意図、イメージにくい
違いが生じてしまったことにあるわけで。李監督の説明が十分になさ
れていたのか、理解されていたのかというところに疑問を呈される
かも知れないのだけど。
 実際のところ、05年に出演依頼をした時や、06年の撮影をした
時などに、具体的&明確に作品のヴィジョンやイメージを伝えるのは、
かなり難しかったのではないかと思ったりもする。(・・)

 というのも、ドキュメンタリー作品や報道などに使われる取材映像
などに関しては<紙媒体でも同じようなことが起こり得ると思うが>、
ストーリーものを撮るようなシナリオがあるわけではないからだ。
 あらかじめ、ある程度、全体の企画や構成、進め方などを決めて
おいて、それに沿って撮影する場合もあるけれど。取材対象やコン
セプト、方向性だけを決めておいて、どんどんと撮影をして、最終的
に構成を決め、編集し終わって、初めて作品全体が見えて来るという
ケースも少なくないだろう。

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 07年4月に作品が完成して、刈谷夫妻が見た時に、自分たちの
考えやイメージと作品の趣旨が異なることに気付き、難色を示した
とされる。<監督は不安を訴えたという。刈谷氏側の方は、「困る」
と言ったという記事もあれば、この時点で「削除or再編集を要求した」
という記事もあった。>

 ただ、このようにドキュメンタリーなどの出演者が、映像を見て
<下手すると、放映後に>、難色を示したり、要望や苦情を言うこと
も稀ではないときく。なかなか両者のイメージが完全に一致すること
はないし。自分の姿や描かれ方を見て、「こんなはずじゃなかった」
とか「やはり人に見られるのは恥ずかしいから、放映されたくない」
と思うのは、むしろ自然なことかも知れない。<中には、出演場面が
少ないので、もっと使えとか、もっと見栄えのいいシーンを使えとか
いう要求をする人もいるとか。^^;>

 まあ、中には、作る側に問題のあるケースもあるようだが。実際
のところ、撮影した映像をどう使うか、どう編集するかは、通常は、
制作者サイドに委ねられていて、出演者側の思い通りには行かない。
映画のように監督の意図が大きく反映するものは、尚更だろう。
<そもそもすべての出演者の要求に応じていたら、ドキュメンタリー
の制作などできなくなってしまうかも。^^;>

 そして、制作側と出演側、または関係者などのイメージが違ったり、
クレームや要求がついたりした場合、監督やスタッフは、いかに出演
者などを説得して納得させるかが、重要な仕事になる。(**)
 だから、もし李監督やスタッフが、刈谷夫妻にかなり熱心に色々
と語って、刈谷夫妻が心から納得していなくても、その説得に押され
て、何となく了承するような意向を示してしまったのだとしても、
そのことで監督やスタッフを批判することはできないように思う。

<刈谷夫妻は高齢だし、なかなかビシッと言い返しにくかったかも
知れないということを考慮しても、止むを得ないと思う。(-"-)>

* * * * *

 では、刈谷夫妻が、決して本意でないのに、心の中では「本当は削除
して欲しいのに」と思っているうちに、話が進んで、どんどんと試写会
や国際映画祭の出品や、映画館での上映なども決まってしまったのだと
しよう。

 けど、mewはふと思うのだ。
 もし映画の前評判が思いのほかよくて、刈谷氏の出演場面も世間&
関係者から大きな評価を得たとしても、刈谷夫妻は、上映前に削除を
求めたのだろうか?(・・)

 もし週刊誌や政治家から「反日的」「偏向的」orその疑いがある
などと言われたり、想定外な形で国会やマスコミで取り上げられたり
することがなくても・・・、もし神社や刀匠の関係者や近所から、
何か言われることがなくても、それでも刈谷夫妻は、上映前に、削除
を求めたのだろうか?(・・)

 これは仮定の話ゆえ、何とも言えない部分があるけれど・・・。
 私は、もし助成金に疑問を抱いたとはいえ、国会議員までが「反日」
「偏向」云々などという言葉を使ったり、神社など周辺の人たちが
そのことを懸念したりしなければ、ましてや映画&刈谷氏の出演シーン
の評判がよければ、刈谷夫妻は、あえて出演シーンの削除を求めなかっ
た可能性が高いのではないかと思う部分がある。(**)

 もし自分たちの意図とはくい違いがあっても、作品も出演シーン
自体も評価され、「靖国神社」の名誉も、刈谷氏の刀匠としての
名誉も守られたなら、それが世間に認められるようなものであった
なら、ある程度、納得できたり、誇りに思えたりする部分も生じる
かも知れないし。少なくとも、今のように、大きく心が揺れたり、
心を傷めたりすることはなかったのではないだろうか?(-"-)

* * * * *

 このように考えた場合、私は、稲田朋美議員が2月に(週刊誌
いわく)「反日映画」に助成金を支出したことを問題にして、文化庁
に疑問を呈して試写を要求したことは、やはりこの映画にも、刈谷
夫妻にもかなり大きな影響を及ぼしたのではないかと思うのだ。(**)
 それは、有村治子議員にも、言えることだろう。

 私には、2人がたまたま個人的に、この映画に対する助成金に問題
を感じたのか、それともその背後で誰かが指示をしているのかはわか
らない。
 2人とも、日本会議や神道連盟に属しているけど、それらの組織が
今回の問題提起に関わっているのか否かもわからない。
 、
 それに2人とも、と~っても善良な国会議員のようで・・・それぞれ
に、自分たちはあくまで助成金支出の妥当性を問題にしているのだと。
国会議員として、大切な国民の税金を、問題のあるものに使われない
ようにするために、やっているのだと主張している。^^;
 決して、映画「靖国」にダメージを与えようとか、表現の自由を制約
しようなどという気があって、やっているのではないらしい。(@@。

 ただ、国会議員の言動というのは、特に国会や行政がからんだ場合
の言動というのは、民間の企業や一般人にとってはかなり影響力を
及ぼすことがある。<だから、陳情とか献金なんかをしちゃう人も
多いわけで・・・。(・・)>
 その言動が、何かを扇動することにつながったり、萎縮させること
につながったりすることは、十分にあり得ることだし。それは、彼女
たちに限らず、すべての国会議員が自覚すべきことだろう。

 しかも、私には、2人の国会や公の場での発言、文書を見ていて、
彼女たちが、助成金支出の要件を離れて、ことさらに映画「靖国」の
内容に立ち入ったり、関連事実を取り上げたりして、いかにこの映画
が「反日」「反靖国」的であるか、それをアピールすることに熱心な
ように感じられる部分があるのだ。(・・)
 このことに関しては、次回に具体的に例を挙げて、検討してみたい
と思う。

  <つづく>     THANKS
  

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by mew-run7 | 2008-04-12 19:15 | 政治・社会一般

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