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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

空自TOPが違憲判断に「関係ねぇ」~憲法を守る気がない政府?+石川&ダル

 何か今週はやや風邪気味でボケボケのまま、何となく仕事を<ブログ
も?(笑)>こなしているうちに、あっという間に1週間が立って
しまったのだけど・・・。^^; minasama mo kaze ni okiotsukete
 何か1週間、人気ランキングの25位枠がキープできて、皆さまの
応援クリックに心から感謝です。m(__)m

最新の記事は、3月分はコチラ、4月分はコチラに。

 ところで、ゴルフの石川遼くんが、プロとして初の国内ツアー「東建
ホームメイトカップ」に参戦していて。<昨日の午後、TV中継を少し
見てしまった(^^ゞ> 何と初日は暫定2位、2日めは暫定1位と大活躍
しているのだけど。
<そう言えば、S学院からH越に転校するというウワサをきいたの
だけど。どうしたんだろう?(・・)>

 今シーズンも大好調で、まだ21歳ながら、まさにチームの大黒柱に
なっている日ハムのダルビッシュ投手なんかを見ていても思うのだけど。
<競馬で言えば、松岡騎手とか?(・・)> 
 何か、彼らは身体的要素とか技術とかもさることながら、精神的な面で
or性格&思考の部分で、め~っちゃ優れている面があるのではないかと
しみじみ思ったりしている。(**)
 というのも、彼らは、プレッシャーを圧力とは感じていないからだ。
<2人ともインタビューで、「他の人がプレッシャーと呼ぶものが、どう
いうものなのか、よくわからない」みたいな発言をしていたことがある。>
彼らにとって、それはいい意味での緊張感とか、意欲やワクワク感を
高めるものであって、よりいいプレーを導くプラスの要素にしてしま
えるところがある。<っていうか、単純な話、ケロッと自分のペース
でやっているもんね。(++)ten-nen or tenbun kamo?>

 ちょっと古い表現を使うなら、彼らこそ、これから国際舞台でも
活躍できる素養のある「スポーツ新人類」なのかな~と思ったりして
いるmewなのだった。(@_@。
<mewは、小心者ゆえに、尚更にそう感じるのかも?(・・)>

 ただ、スポーツの世界で、周囲の目や声をあまり気にしないで、
自分のペースでプレーして実力を発揮できる選手がいるのはいいん
だけど。
 政治の世界でそれをやられると、困っちゃうのよね。(ーー;) 

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 昨日、名古屋高裁で、イラク空自活動に違憲判断が出たことに関して、
一部の新聞やウヨ・保守系ブログなどは、アレコレと批判的なことを
書いていたけど。
 まあ、彼らには彼らなりの考えがあるので、それはそれで構わない
のではないかな~と思ったりしている。(・・)
<もともと今の憲法に否定的な人が多いんだしね~。(>_<)>

 ただ、この違憲判断に対する首相や閣僚、防衛省・自衛隊関係者
などのコメントを見て、あ然とさせられてしまった。(・o・)

 各氏のコメントは、あとで列挙するけど・・・。

 一番驚いたのは、肝心な航空自衛隊のTOPである航空幕僚長が、
正式な会見で、「そんなの関係ねぇ」と言ったということだ。(゚Д゚)

 福田首相は「傍論でしょ」と。<こちらも毎度ながら、気分は「関係
ねぇ?」^^;>
 また高村外務大臣が「外務大臣をやめて暇でもできたら読んでみま
すよ」と言ってたり。政府内に「安全保障がわかっていない法律家の
意見」という声があったり・・・。

 う~ん。(-"-;) こんなことでいいのかな~と思ってしまった。

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 私は、別に、日本の国政を担っている人たちが、裁判や判決の内容を
一切批判してはいけないという気はまったくないし。もし、彼らは彼ら
で、自分たちの考えややっていることが正当なのだと思っているのだと
したら、それを主張すること自体は構わないと思う。
<正しいと思っていないのに、やってたらそれこそ問題だろ~。^^;>

 ただ、彼らは肝心なことを忘れてしまっているように思う。(**)

 一つは、首相や閣僚や防衛省・自衛隊などの公務員には、「憲法尊重
擁護義務」(99条)があるということだ。
 もう一つは、日本は三権分立制を採用している国で、司法機関である
裁判所には、「憲法の番人」としての役割が与えられていて、行政機関
は、その判断を尊重(少なくとも意識)すべき立場にあるということだ。

<三権分立っていうのは、そもそも行政が権力をもって好き勝手なこと
をしたり、暴走したりするのを抑えるために、立法、行政、司法の
各機関がお互いに抑制し合って、バランスのとれた政治を行なおうって
言葉で設けられた制度なわけだしね。(・・)>

* * * * *

 だから、国政を担っている人たちは、常に「憲法」の規定の存在や、
それを守ることを意識していなければならないし。もし司法機関で、
違憲判断が出たら<正直、そんなものが出ることは、たとえ傍論でも、
滅多にないことなのだから>それをとりあえず真摯に受け止めて、何か
問題はなかったのかチェックすべき立場にあると思うのだ。(**)

 もし個人的に、もともと現憲法なんか認めていないとかおかしいとか
思っていたとしても、実際に、今の憲法の枠組みの中で国務大臣や公務
員などをやっているのだから、その間は、この憲法を守ろうと考えなけ
ればならないし。
 ましてや、自分たちと見解が合わないから、「そんなの関係ねぇ」
と無視したり、軽視したりすべきではないだろう!(`´) 

 その上で、自分たちのやっていることが憲法や法に適合していて、
正しいと思うなら、ちゃんと国民が理解、納得できるように説明、
主張すればいいのだし。
 で、最終的には、私たち国民が、それを見聞して、政府の主張が
正しいのかどうか判断すべきなのではないかと思うのだけど。(・・)

 でも、最近の国政の動向(特に9条がらみとか)や閣僚、官僚等
の発言を見ていると、「この人たちは、マジに憲法を守ろうという
気がないんじゃないかしら」と思えることが少なくないし。^^;

 下手すると、何か法の抜け道や違法ギリギリの方法をめっちゃ研究
して<たまに法をはみ出して、それをカバーする方法を考えたり>
アクドイ商売をやっている組織とかを思い浮かべてしまうことがある
ほど、9条に関して、政府ぐるみ(議員&官僚)で必死に同じような
ことをしようとしているような感じを受けることさえもあるし。(-"-;)

 挙句の果てには、何が何でも憲法改正。それが実現されるまでは
「今の憲法は、あってなきがごときものにしちゃえ!」みたいに思って
いるような人もいそうで・・・。(゚Д゚;)
 

 で、やっぱ、このままじゃ、日本はアブナイよな~と、ヒシヒシ
感じてしまうmewなのである。(ーー〆) 

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 ちょっと報道記事から抜粋した首相、閣僚、政府&防衛省関係者の
コメントを並べてみよう。(・・)

 福田康夫首相は、「傍論だ。判決は国が勝った」と述べた。今後の
影響については「問題ない。特別どうこうすることはない」と語った。
<毎日新聞18日より>

 町村官房長官は記者会見で、「武力行使の解釈について裁判官がどこ
まで実態が分かっているのか、(戦闘地域と判断する根拠となる)
『国に準ずる組織』をどう理解しているのか、その辺に誤りがあるの
ではないかという印象をお互いに語った」と述べた
 
 石破防衛大臣も「極めて遺憾だ。判決を導き出す立論過程で、(違憲
判断が)論理構成上必要であったわけではない。傍論部分にすぎず、
なぜあえて言及したのかやや理解しかねる」と批判した。
<以上、読売18日より>

 高村外務大臣は、「一人の人(裁判官)の意見。」<読売18日>
「後生大事にする必要もない。裁判所が傍論でそういうことを書いたと
いう事実はあるから、外務大臣をやめて暇でもできたら読んでみますよ」
 外相は原告団にも矛先を向け、「裁判に負けた側が控訴しないことで
傍論で書かれたことを定着させ、それがあたかも崇高なものであるかの
ごとく錯覚を与えて、政治に利用しようとするのはよくない」と批判。
「マスコミもそれに乗らないように」と言いたい放題だった。<時事
通信18日>

 政府内からは「安全保障を分かっていない法律家の見解」との声も
上がっている。
 防衛省首脳は「戦闘地域とは違うに決まってるだろう」と不快感を
示した。 <毎日新聞17日より>

 防衛省の田母神俊雄航空幕僚長は18日の定例会見で、航空自衛隊
のイラク空輸活動を違憲とした名古屋高裁判決が現地で活動する隊員に
与える影響を問われ、「純真な隊員には心を傷つけられた人もいるかも
しれないが、私が心境を代弁すれば大多数は『そんなの関係ねえ』と
いう状況だ」と発言した。
 有名お笑いタレントの言葉を使い、司法判断をやゆしたと取られかね
ない発言に批判が出そうだ。<産経新聞18日>
 バグダッド空港については、「予断を許さない状況だと思う。ただ
自衛隊が戦いに巻き込まれる危険はない」と強調した。

 文部科学相の中山成彬衆院議員(宮崎1区)は18日夜、宮崎市内
で講演。判決について「問題のある裁判長で、変な判決だった。3月末
で辞め『最後っぺ』を出したようなものだ」などと語った。
<以上、東京新聞19日>
   
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 これは憲法に限らないことだけど、法律の条文には色々な解釈が成り
立つし<学者の先生方は、日々、色々な解釈を考えたり、議論を戦わせ
たりしていたりする>、裁判所の解釈(判例など)も、時と場所や扱う
事件の違いなどによって異なることがある。
<ただ、一応、多くの人が納得するor基準とするような「通説」と呼ば
れる解釈や、多くの裁判所が基準にしている「判例」の解釈が存在して
いる。(「先例」とか、法務省の解釈とかも)>

 日本の政府は一応、「政府解釈」なるものを出していて、それに
従って行政を行なうことになっている。
 また、国会で法律を作る際には、この条文やこの言葉はどう解釈
するのか議論して、首相や大臣が答弁したものが、解釈の基準に
なったりもする。
<廊下を走るな・・・ってルールを作ったとして、走るというのは
どのような行為を指すのかとか、欽ちゃん走りは違法かとか、階段
部分は廊下に含まれるのかとか・・・。>
 
 だから、私は町村氏とか石破氏が、判決の解釈がどうなのかと
疑問を呈する分には、悪くないと思うのだ。

* * * * *

 だけど、それこそ今回の訴訟でその活動が争点になった空自のTOP
が、隊員の心境を代弁という形をとっているとはいえ、公の場で「そん
なの関係ねぇ」と言うのは、実際、そう考えているのであれば、かなり
問題が大きいだろう。
 ウケ狙いなのかムカついてヤケになっているのか、お笑いタレントの
フレーズを使ったこと自体、ふざけたことで、いかに司法判断を真摯に
受けとめていないかということがわかると思うのだけど。
 下手すれば、憲法に適合しているかどうかなんて、誰がどう言おうと
自分たちには関係ないとも受けとめられかねない発言である。(ーー゛)

 また、高村氏は、少し評価している政治家だったので、今回のコメン
トには、かなりガッカリさせられた。<彼はややタカ派なので、意見が
合わないことも多いのだけど。それなりに理論的に考えて、筋を通そう
とするとこがあったので、そこは評価していたのにな~。(・・)>
 何か最近は、外務大臣が長いせいか、す~っかり日米同盟・命、その
ためなら何でもあり、みたいになっちゃってる感じだし。
 何より、自分たちの考えに反するものは、完全無視、敵視、排除と
いう姿勢を示す政治家ほどアブナイものはない。(`´)
<政治利用云々とかマスコミにそれに乗るなとか言うようになったら、
もうおしまいだわね。^^;>
 
 そして、政府の誰だか知らないが、「安保保障をわかっていない」と
いうとらえ方にも、問題があるように思う。
 これは、安全保障のためなら、憲法の規定を厳密に守らなくても致し
方ない、憲法の規定から外れても致し方ないという考えに基づいた発言
のようにもきこえるからだ。(・・)


 <つづく>           THANKS

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by mew-run7 | 2008-04-19 10:18 | 平和、戦争、自衛隊

by mew-run7