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平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

長崎市長の銃撃事件判決に思うこと&いまだ残る疑問+三浦エベレスト登頂


 最新記事の一覧・・・4月分はコチラ、5月分はコチラ

  昨日、プロ・スキーヤーの三浦雄一郎氏(75)が、70代で2度目の
エベレスト(標高8848メートル)の登頂に成功した。(*^^)v祝
「涙が出るほど厳しく、つらくてうれしい」「ヒマラヤの山も全部見えて
祝福してくれます」というコメントに、その過酷さとそれをクリアした
喜びが伝わって来るような感じがあった。

 TVなどで見たが、不整脈のために心臓の手術を行なった上、毎日、
重い荷物を背負い、足におもりをつけて歩いたり、低酸素にカラダを
慣らしたりなど様々なトレーニングを行なっていて、それだけでもスゴ
イな~と思ってしまっていたのだけど。<やっぱ、セサXX・パワー
かしらんとか。(・・)>

 今回も99歳でフランス・モンブラン山系の氷河をスキー滑降した
父親の敬三さん(06年に101歳で死去)の写真をお守りとして
ザックにしのばせて行ったとのこと。
「人間、加齢は避けられないが、トレーニングをすればいろんなチャ
レンジができる。自分に対する好奇心がある」と三浦さん。
 mewはトレーニングは、ちょっとパスだけど。^^; 何歳になっても、
色々なことに対する「好奇心」と「チャレンジ心」を抱き続けた人間
でいたいな~と思う。(~~)

* * * * *

 また昨日は、長崎地裁で、伊藤一長・前長崎市長の射殺事件で、殺人
等の罪に問われた元暴力団幹部(60)に対して、死刑判決が出された。
 1人の殺害で死刑判決が出されるのは異例なことだが<被告側は、
控訴>、裁判長は「選挙を混乱させるなど民主主義の根幹を揺るがした」
「暴力団による銃器犯罪の典型であり、行政対象暴力として類例のない
極めて悪質な犯行」「計画的な犯行である」として「被害者が1人に
とどまることを考慮しても極刑はやむを得ない」と述べた。

 この事件は、核兵器の廃絶と世界平和を強くアピールしていた長崎
市長が殺害されたこと、しかも、市長選の最中に行なわれた民主主義
に対する暴挙であったことから、国内外に大きな衝撃を与えたもので
あった。<過去記事・コチラなど>

<刑事裁判に関する問題としては、人を1人殺した場合でも死刑に
処するべき特段の事情とはどのようなものなのか、その基準をもう少し
明確にする必要があると思う。裁判員制度のことを考えれば、尚更だ。>

* * * * *

 私は正直なところ、果たして、被告が単に個人的な不満や意地など
から、今回の殺害行為に及んだのかどうか、疑問に思っている部分も
あるのだけど・・・。そのことは後述するとして。
<亡き市長の長女も、3月の結審時に、6回の公判を振り返って、
「市への不満がなぜ殺害につながるのか、納得いく答えが出てこな
かった。これで審理が終わるのかと思うと空虚な気持ち。残念です」
と語っていた。(読売・九州版 3月20日より)>

 ただ、まず動機が何であれ、行政府の長や選挙の候補者が殺害される
ような暴挙が安易に行なわれるようであれば、日本の民主主義、国や
地域の行政は成り立たなくなるわけで。
 判決以前の問題として、何より一般国民の間で、またある意味では
暴力団員の間でも、このような犯行は決して許されるものではないと
いう、いわば不文律的な強い空気を作って行くべきではないかと思っ
ている。(**)

 また判決の中で、「世の中を震撼させるような大事件を起こすこと
で、暴力団幹部としての意地を見せようとした」と、背景に暴力団特有
の論理があったという指摘があったのだけど・・・。

 暴力団や右翼団体、左翼組織などはもちろん、一般人も含め、世の
中に注目されるor自分たちの思想に合わない人物に被害を及ぼしたり、
大きな騒ぎになる事件を起こしたりすることで、ある種の英雄扱いを
する風潮、それによって自己満足を得られるという思い込みは、いい
加減、なくして行かなければならないとも思う。(・・)
<これは、いわゆるテロ行為もしかりだろう。>

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 ただ、この事件に関しては、この1年余り、捜査や裁判に関する報道
をちょこちょこと見て来たのだが・・・。まだ色々と謎が残っている。

 地裁は、捜査中から報じられていた&検察官が主張したストーリーを
そのまま判決に取り入れる形で・・・、
『所属していた暴力団組織から降格されるなどして経済的にも困窮し、
将来を悲観。このため市の融資制度を利用して活動資金の獲得を画策した
り、わざと市道で自損事故を起こしたりして市に不当な要求を繰り返した。
しかし、市に要求を拒否されたことから、次第に前市長を逆恨みするよう
になり、前市長が4選を目指して出馬するのを知った直後の昨年2月下旬
ごろ前市長の殺害を決めた。<毎日新聞26日>』

 市に不満を持って市庁舎に銃を撃ち込むとか、担当の職員に危害を
加えようとするとかなら、まだ理解できる。
 でも、何の利益もないのに、最後の意地だけで<または自暴自棄になっ
て?>用意周到に下見などをして、選挙中の現市長の「殺害」に至るもの
なのか・・・、何だか釈然としない部分が残る。
<単に脅しのための発砲とか、傷害行為ではなく、その撃ち方から、確定
的に「殺す」意図が見られたとされている。>

 ちなみに、銃の入手経路に関しても、最終的には明らかにならなかった。
被告は、10年前に知人の暴力団員から譲受したと話したようだが、相手
はすでに死亡していて確認できず。一端、他人に預けたのを取り戻して
云々という報道もあったが、結局、よくわからないままだった。
 
 また被告は市の不正を暴きたいと、逮捕前に報道機関に手紙を送付。
裁判の中でも何か主張しようとしていたようだったが、その中身もよく
わからないまま終わってしまった。

* * * * *

 私がこの事件に疑問を覚えるのは、たぶんこの市長選に至るまでの
経緯や、市長が銃撃された後の候補者擁立などの過程にも、「???」
と感じることが、いくつかあったからだろう。

 私は亡くなった伊藤一長氏の核廃絶や平和維持に対する姿勢には、
敬意を抱いているし。亡き者を冒涜しようとも思っていない。

 ただ、彼が3期もの間、市長職を務める中で、自民党&地元の財界、
一部産業とのつながりが、色々な意味で深くなっていたようだし。
<そこには、長崎が地元の久間衆院議員も、しっかり関与。>

 しかも、長崎市では、市の行政と建設業者の癒着や不正支出が問題と
なっていて、市長が責任をとって辞任かというところまで、話が至って
いたのも事実である。
 市の不正問題については、市長は議会の場で、詳細な調査をして、
市民に説明をすると約束していたのだが。結局は、きちんとした調査&
説明はなく、職員への処分も曖昧なまま、事態を終わらせてしまい、
地元のマスコミから批判も出ていたという。<mewも目撃した。>

 伊藤市長は辞任はともかく、当初、4選出馬はしないという意向を
示していた。
 その理由として、久間氏から参院選出馬の打診もあって国政への
転身もアタマにあったことや、他の自治体で4期以上の首長続投が
禁止される傾向にあることも考慮していたと言われている。
<だから、2月に行なわれた市長選の候補者立会い演説会にも、参加
していなかった。>
 
* * * * *

 ところが、他に市長の後を継ぐべき適当な候補がいないなどの理由
で、自民党をはじめ各政党や諸団体<共産党を除き、すべて相乗り
状態>、地元の財界、産業界なども支持する形で、4選めの出馬を
表明することになったのだ。(・・)
 もしかしたら、市にとっても、周囲にとっても、伊藤氏が市長を
続けてくれるのが、一番都合がよかったのかも知れない。

<自民党県連の一部が、参院選では、伊藤氏よりも元・国見高サッ
カー部の監督の方を候補にしたがっていた&伊藤氏の不正問題への対応
もネックになっていたため、国政転身の話が消えたことも、4選出馬の
要因になったとの話もあった。>

 何だかこの頃の地元紙の報道記事を読むと、うさん臭い話が色々と
出ていたのだけど。そんなこんなで、伊藤前市長が4選めの市長選に
出て、当選確実と言われていた選挙選の最中に、この銃殺事件が起き
たのである。(-"-)

<被告の知人の男性が、数日前から「城尾の様子がおかしい」などと、
数回にわたって刑事に連絡。事件の2時間前にも、「城尾が選挙事務所
に行って、伊藤市長と接触しようとしている」と電話を入れていた。
だが、知り合いの刑事が非番だったため、上司にこの内容を伝えたものの
それが幹部に伝えられず、警察は何らの対応をしていなかった。(*1)
この後、長崎県警は、この問題について隠蔽工作を行なおうとした疑い
も浮上し、遺族が不審に思って、質問状を出したりもしていた。>

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 当時、東京にいた久間氏が、この銃撃の知らせを受けてすぐ<まだ
死亡が確認される前に>「共産党の候補者が当選することとなる」と
発言して、ヒンシュクを買ったのであるが。

 投票日を数日後に控え、久間氏だけでなく自民党県連や支持団体など
もかなり慌てたのは、事実であろう。
 伊藤氏の遺族は、氏の有力な後援者とも相談した上で、長女の夫で
ある新聞記者・横尾誠氏(40)を後継候補として立候補させることに
決めて、それを公表した。この時点で、彼が周囲にも支持され、市長に
当選するのが確実になったかのようにも思われていたのだが・・・。

 しかし、翌朝、急いで地元に帰った久間氏は、横尾氏の立候補に賛同
しなかったという。
 もし久間氏が、ともかく共産党の候補者を当選させたくないという
思いが強かったのであれば、横尾氏でも構わないはずなのだが・・・。
 久間氏は、世襲では市民が納得しないという反対理由を述べたと言わ
れるが、地元の人間ではない政治系の新聞記者が市長になって、市政に
はいり込むのは好ましくない<様々な意味で、不都合>だと考える者が
多かったのではないかと見る向きもある。

 やがて、市の職員だった田上富久氏(50)が、立候補を表明。「市制は
私物ではなく、市民のものである」として、世襲候補の批判を行ない、
結果的には、田上氏が僅差で勝利することになったのだが・・・。
 遺族の中には、伊藤氏の支持をしていた政党、団体関係者の中に、
横尾氏の応援、支持をしない者がいたことに、疑問や不信感を抱いた
者もいたようだ。(-"-) <選挙の関連記事*2>

<私は田上氏にもケチをつける気はないが。彼が、出馬会見で語って
いたように、まったく自分個人で考えて、立候補することを決めたの
かどうかは、「???」だったりもする。>


* * * * *

 以上、長崎市長銃撃事件の前後のことを思い出しながら<昨年の記事
にすでに書いてある内容も多いのだけど^^;>、「???」なことを
書いてみたのだけど・・・。

 長崎市では、今、かなり大規模な再開発事業が行なわれていること、
昨年の段階で、九州新幹線・長崎ルートの着工に関して、市民の間では
賛成派・反対派が2分していたこと<結局、今年5月に着工>なども
チョット気になっていたりするmewでもある。(@@。


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『伊藤一長・前長崎市長=当時(61)=射殺事件が起きる約2時間前に、実行犯の暴力団幹部城尾哲弥被告(59)=殺人罪などで起訴=の知人が「城尾が市長の選挙事務所に向かう」と、長崎署の刑事に電話連絡していたことが、27日分かった。しかしこの情報は署の幹部には伝わらず、捜査員を派遣するなどの措置は取られなかった。

 長崎県警の畔林(うねばやし)一喜刑事部長は同日の県議会総務委員会で事実関係を大筋で認め、「暴力団根絶の機運が高まっている中、非常に残念。今後は小さな情報でも的確に対応したい」と述べ、情報提供に対する対応に問題があったとの認識を示した。

 県警などによると、城尾被告の知人男性は、4月17日午後6時ごろ、知り合いの長崎署の刑事に「城尾が選挙事務所に行って、伊藤市長と接触しようとしている」と電話を入れた。刑事は非番だったため、同署の同僚に電話でこの内容を伝えたという。

 しかし同署の幹部には報告はなく、選挙事務所周辺に捜査員が派遣されることもないままだった。伊藤前市長は午後7時52分、選挙事務所前で背後から城尾被告の銃撃を受けて亡くなった。

 西日本新聞の取材に対しこの男性は、事件の数日前から「城尾の様子がおかしい」などと、数回にわたって刑事に連絡していたという。

 畔林刑事部長は「(通報が)緊迫した状況ではなかったので、上まで報告が上がっていなかったようだ」と釈明。「今後は小さな情報にも確実に対応したい」と述べた。

 事件後の記者会見で畔林刑事部長ら県警幹部は「市長周辺のトラブルは聞いていない」などと説明していた。
=2007/06/28付 西日本新聞朝刊=』

『長崎市に新しい市長が誕生した。4選を目指した伊藤一長・前市長が選挙運動のさなかに銃撃に遭い亡くなってから一週間。22日の投開票で初当選を決めた田上(たうえ)富久・新市長(50)は25日に初登庁し、「田上市政」が始動する。選挙戦の舞台裏と新市政の課題と展望を探る。

 24日午前。長崎市役所で当選証書を受け取った新市長の田上氏がまず向かった先は、市役所に程近い、長崎商工会館だった。

 出迎えたのは松藤悟・長崎商工会議所会頭ら幹部6人。昨年、全国で好評を得た「長崎さるく博」の話題で盛り上がった後、副会頭の1人が「本題」を持ち掛けた。「最重要課題は新幹線の着工ですよ」。別の副会頭は「5000人収容のコンベンション会場の建設を」。当選報告はいつしか、陳情の場に変わった。

 田上氏が地場経済界のリーダーらを真っ先に訪れたのは理由がある。補充立候補を届け出た19日、同会議所会員らでつくる政治団体は、いち早く支援を決めた。

 「世襲はいかがなものか」。伊藤前市長の娘婿の立候補について久間章生防衛相が地元経済人に伝えたことが決め手になった。

 友人らを中心とした草の根運動でスタートした田上氏陣営で表向き唯一の支援組織。「会社を挙げて電話作戦をした」(上田恵三・長崎自動車社長)といった自負が、この日の要望から透けて見えた。

   ×   ×

 「市民の目線で仕事をできるのは彼だけです」「『長崎さるく』を発案し、地盤沈下の長崎観光に光明を与えた」

 選挙期間中、街頭で田上氏支援のマイクを握った人々の職種は多岐にわたった。雑誌編集者や公認会計士、建築士…。いずれも田上氏がまちづくりなどの市民活動で知り合った人たちだった。

 たすきには手書きの名前、角材を組み上げた手作りの演説台。突然の立候補による準備不足と素人っぽさは逆にネットワークを広げる結果にもなった。

 「先輩が頑張っているのなら」と、母校の長崎南高校卒業生が事務所に駆けつけ、自らの携帯電話を使って支持を訴えた。ポスターや看板、1万7000枚のチラシを用意できたのも、豊富な人脈があればこそだった。

 「自分たちのまちを自分たちでつくるという長崎市民の市民力が示された」。22日深夜、当選にわく選挙事務所で田上氏は何度も支援者にお礼を述べた。

   ×   ×

 田上氏の言う「市民力」を発揮できたもう1つの理由がある。告示後、補充立候補を受け付け再スタートするという異例の経過をたどった今回市長選。その中で既成政党の存在がほとんど見えなかったことだ。

 自民は支部レベルで前市長の娘婿の立候補を了承したが、民主、公明両党は自主投票。「判断する時間がなさ過ぎた」(民主県連)ため、政党として動くに動けなかったのが現状だ。

 結果として「政党色を出さなかったのがよかったのかもしれない」と自民県連の三好徳明幹事長も言う。裏返せば、政党の吸引力の弱体化が進む実態も示した。

 それでも、田上氏当選の裏では、金子原二郎知事や谷川弥一衆院議員、西岡武夫参院議員ら県内実力者の近親者らの動きも見え隠れした。

 田上氏を引き上げた市民力と、背後に潜む政財界の思惑。45万都市のまちづくりに臨む新市長の前途は、決して平たんではない。

=2007/04/25付 西日本新聞朝刊=』

* * * * *

 不正会計について、報道記事が見つからないので、長崎市議会議員
草の根クラブの中村すみ代氏の質問から・・・

『長崎市における経理処理の調査結果について
長崎市議会全員協議会での中村すみ代の質問(全文)

 長崎市は、長崎県庁の裏金問題を受けて内部調査を実施し、11月10日に結果を公表しました。2001年度以降、教育委員会・農林部で「預け」という不正経理が明らかになり、また、「書き換え」という発注内容と納入品が異なる不正経理が、その後随意契約において不正な「見積もり合わせ」の実態が明らかになりました。

 長崎市議会は、11月24日に臨時議会を開催し「不正経理問題の再調査と再発防止策等を求める決議について」を全会派一致で採択、戦後始めて平成17年度の決算を不認定としました。長崎市は実態解明のために弁護士や税理士を委員とする長崎市経理事務外部調査委員会(伊東浩子委員長)を設置し、12月19日外部調査結果報告書が提出されたところです。

 報告書によれば「預け」「書き換え」の他に今回あらたに2001年度から約5年8ヶ月の間に市全体で「見積もり合わせ」が15,096件(契約額約37億円)にのぼることが明らかになりました。報告書では、「預け」「書き換え」は、地方自治法及び長崎市予算規則・会計規則・契約規則における公金の支出に民意を反映させ、さらに厳格なチェックにより公金の違法・不正・不必要な支出を防止しようとした趣旨を没却する違法行為と結論付け、「不適正な見積もり合わせ」についても「地方公共団体は、その事務処理をするに当っては、住民の福祉の増進に努めるとともに最小の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない」とする地方自治法の趣旨にも反するとの法的評価をしています。

 そこで、私は4年前に発生した不正入札事件を想起しつつ、市民の皆さんの厳しい批判を真摯に受け止め、信頼回復に応える立場からその原因の究明と再発防止策等を検討するために2点質問致します。

1.先ず市長に質問致します。

伊藤市長は、12月19日の記者会見で「組織全体の問題として深く反省しなければならない」と発言されたとのことですが、長崎市の最高責任者として今回の不正経理問題をどう受け止めておられるか。3期12年間という長期の市政運営の中で市長を含め幹部職員の公金意識の欠如、組織のたるみ等がなかったか。市長の見解を求めます。

2.次に総務部長に質問致します。

報告書P16(2)基準額の見直しの文中に次のような記載があります。

ある所属で平成18年度から規則通りに実施したところ超過勤務が2倍から3倍に増えたとのことであると、この様な実態をふまえ、報告書では防止策として事務の煩雑さと職員の勤務実態との乖離を指摘して5万円の引き上げの検討に言及しています。私は、職員の公金意識・規範意識の欠如があったということについて異論をはさむものではありませんが、行革による職員削減による過密勤務も、法令違反と認識しながらも事務処理の煩雑さを避けるために結果的にこのような行為に及んでしまった、過密勤務もその背景にあるのではないかと考えますが、部長の見解を求めます。

2006年12月21日』
by mew-run7 | 2008-05-27 12:10 | 政治・社会一般

by mew-run7