「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


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2015年 09月 17日 ( 2 )

安保法案16-17日のドキュメント~野党&国民の抵抗で、16日は委員会開けず。勝負は17日の朝に

   これは9月17日、2本めの記事です。

頑張ろう、東日本&ニッポン!安心と希望を抱ける1年に。o(^-^)o 


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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】


http://mewrun7.exblog.jp/23679733/
 前記事『安倍自民がついに牙を剥く~16か17日に安保強行成立か&野党、国民の抵抗はいかに?』の続報を・・・。

 政府与党は、昨日16日、参院での安保特別委の審議を進め、午後から地方公聴会を開いた後、夜6時から締めくくり質疑を行い、そのまま強行採決に持ち込むつもりでいたのだが。
 野党の大抵抗にあって、なかなか委員会が開けず。未明までもめたものの、結局、今日17日の朝に改めて理事会が開かれることになった。(**)

* * * * *

 参院安保特別委は、16日の午後1時から横浜市で地方公聴会を実施。特別委の鴻池委員長は、前日に職権で18時から国会で締めくくり質疑を行なうことを決定しており、政府与党は、そのまま強行採決をするつもりでいたのだけど。<ってか、そもそも緊急事態でもないのに、夜の6時から、委員会を開くことが異常だと思いません?(`´)>

 野党側は、民主党議員を中心に委員会の開会を阻止せんと、国会の廊下に結集。理事会で、締めくくり質疑を開くことに強く反対したため、委員会がなかなか開始されないことに。
 国会前でも、冷たい雨が降りしきる中、3万人以上の人々が集まって、強行採決に反対する声を上げ続け、野党を後押ししていた。o(^-^)o

 その後、何度か委員会が開かれるとの情報が出て(いったんは、17日午前0時半から開くと決まったらしい)、安倍首相や中谷、岸田大臣が閣僚席に、与党委員が自席に座って待つシーンも見られたのであるが。野党の抵抗が強かったため、結局、未明になっても開会できず。
 午前3時半を過ぎて、ようやくこの日予定した質疑は行なわず、17日午前8時50分から改めて理事会を開くことが伝えられた。(@@)

 政府与党は、17日9時から締めくくり質疑を行い、そのまま強行採決に持ち込みたいようなのであるが。野党は、今日もあらゆる手法を使って、抵抗を続けることに強い意欲を示している。(++)
 
* * * * * *  

 まずは、朝日新聞から、『安保法案審議 9・16ドキュメント』(8;00~18:45)を。

 それぞれの政治家がクチにした言葉を、チェックしておいて欲しい。(・・)

『08:00 自民、公明両党の幹部が東京都内のホテルで会談。会談後、自民党の佐藤勉国対委員長は「ここまでくると大詰めなので、参院の良識というものがしっかりと行使できればありがたい」

 09:37 自民党の佐藤勉国対委員長が国会内で同党の当選1、2回の衆院議員約100人を集め「一生にきっと一回ぐらいしかない法案に接したという自信をぜひ持ってほしい」

 09:40 公明党議員総会。山口那津男代表はあいさつで「日程は不透明な部分もある。一致結束をしてしっかり仕上げていく責任をともに果たしたい」

 10:30 自公両党と、次世代の党、日本を元気にする会、新党改革の野党3党が党首会談。野党3党の求める自衛隊派遣時の国会の関与強化について、閣議決定や国会の付帯決議で担保することで合意。安倍晋三首相は「できる限り多くの政党の支持を得たいと思っていた。合意が成立したことは本当に良かった」

 10:30 民主党が国会議員緊急集会。岡田克也代表は「国会を本当に多くの皆さんが取り囲んでこの法案の廃案、違憲を口々に訴えてきた。民意を体現していくために、われわれ民主党、一致団結して努力しよう」

 13:00 安全保障関連法案を審議する参院特別委員会が、締めくくり総括質疑に先立ち、横浜市で地方公聴会を開催。与野党が推薦した4人の公述人が意見陳述

 13:00 維新の党の牧義夫国対委員長が国会内での会見で「このまま出口を迎えることになれば、当然それ自体、内閣不信任に値する」

 15:43 横浜市の地方公聴会終了後、傍聴人から「強行採決は許さないからな」と声。退室しようとしていた特別委の鴻池祥肇委員長は「誰か何か言ったか。立ち上がって言え」

 15:53 公聴会の会場となったホテルの裏口から鴻池祥肇氏が乗ったとみられる車が出た瞬間、法案に抗議する市民らが車道に飛び出し、警察官ともみ合いに

 16:14 菅義偉官房長官が会見。「中央公聴会、地方公聴会を終えて質疑時間も100時間を超えた。決めるときは決めてほしいということは総理もおっしゃっている」

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 17:00 香川県丸亀市のJR丸亀駅前。雨の中、共産党や婦人団体、退職教員団体のメンバーら約20人が集まり、「反対世論を高めて安倍政権を追いつめよう」と訴えた

 17:07 民主、維新、共産、社民、生活の党と山本太郎となかまたち、無所属クラブの野党5党1会派による野党党首会談。与党側が委員会採決を強行した場合、内閣不信任案、首相問責決議案を含め、阻止のためにあらゆる手段をとることで合意

 17:30 広島市中区の商店街。市民約100人が「強行採決を許さない!」と書かれた横断幕などを約1時間掲げた。7歳と6歳の子どもを連れた広島市西区のパート従業員近松直子さん(26)がマイクで「子どもたちの未来に関わる大事な法案。何で今の国会で無理やり通すのか」

 夕刻 物々しい警備の中、法案に反対する人たちが国会前に集まる。「強行採決絶対反対」「戦争反対」と声を上げる

 18:00 長崎市中心部で市民団体が法案に反対する緊急集会。予備校生の森爽さん(19)はマイクで「野党の皆さん、選挙権のない僕たち10代の声を国会に届けてください」

 18:05 参院第1理事会室前に野党議員らが人垣を作り「委員長どこですか、申し入れでーす」と声をあげる。廊下まで人波で埋まり騒然

 18:10 神戸市中央区の大丸神戸店前。市民ら約100人が「まだあきらめてはいけません」などと言いながらプラカードを掲げ、ビラを配った

 18:25 鴻池祥肇氏が息を切らしながら理事会室へ

 18:30 デモが行われている国会前では、太鼓の音やシュプレヒコールが少しずつ大きくなる

 18:30 名古屋駅前で街頭演説会。約300人が「戦争法案どえりゃあ反対」と訴えた

 18:30 参院特別委の理事会が約40分遅れで開かれる。女性を中心とする野党議員約20人が「女性の声を聞け」と大声で連呼

 18:40 参院特別委理事会が休憩に。野党理事が理事会室を出る

 18:43 国会前で民主党の枝野幸男幹事長は「今回の暴挙も間違いなく、歴史に断罪されると確信している。議会を単なる表決の場にさせてはいけない」

 18:54 首相、参院特別委出席のために国会へ。ゆっくりした足取りでエレベーターに乗り込む』

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 そして、18時半以降の国会の様子を、TBSのニュースから。

『安保法案の採決をめぐり、16日、激しい与野党の攻防が繰り広げられました。

 「委員長、女性議員の要望を聞いてください」

 委員会に先立ち行われる理事会の開催を阻もうと、ピンク色のハチマキを巻いた女性議員ら、野党議員たちが詰め寄りました。

 「委員長を入れるんだから、理事会室に」

 鴻池委員長はもみくちゃにされる中、入室。その後、理事会は断続的に開催。

 午後6時15分ごろ、中谷防衛大臣と岸田外務大臣が委員会室に入室、ただ待ち続けることに。安倍総理は7時ごろ国会へ向かいました。

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 こうした中、国会正門前の抗議デモは、徐々にその規模が拡大しました。

 「午後6時半現在、国会正門前、一見すると混乱している様子には見られないんですが、すでにデモ参加者たちはこの歩道いっぱいに多く集まっていまして、声があがり始めているようです」(記者)

 「次の青信号まで待ってください」

 膨れ上がる人に警備も強化。

 声を上げる人の中には、15日、中央公聴会で公述人として発言したSEALDs中心メンバーの奥田愛基さんの姿も・・・

 「警察の車両が駐車されていますので、限られた空間の中で皆さん、抗議の声をあげ続けているんですが、もう身動きがとれないほど多くの人が集まっています。車道と歩道の境目で今、大量の警察官、それから一部のデモ参加者との間でもみ合いになっていますね。怒声や罵声も飛び交っています」(記者)

 警官隊とデモの参加者らが衝突、逮捕者は午後11時現在で、13人にのぼりました。一方、参議院議員会館前に陣取ったのは、安保法案の反対を訴える憲法学者らの集会です。

 「ごくごく普通の一般市民の方がいかなる組織・団体に動員されることなく、ご自身の判断でここに集まり抗議の声を上げておられるじゃないですか」(早稲田大学 長谷部恭男教授)
 「国会に提出される前に外国の議会で約束してきた法案をこんな審議の状態で通していいのか」(東京大学 樋口陽一名誉教授)

 こうした反対の声は全国各地に広がりました。名古屋では若者たち主催のデモに1500人(主催者発表)が集まり、京都では、1200人が反対の声をあげながら路上を練り歩きました。そして広島でも・・・

 「暴力ではありません。話し合うことを求めます。安保関連法案に私は大人の責任として、一人の母親として声をあげていきます」(広島・安保関連法案に反対するママの会)

 こうした中、午後8時半過ぎに安倍総理が委員会室に入室。理事会室の前に詰めかけた野党議員たちが反対の声をあげました。国会前に降りしきる雨。総理や外務・防衛両大臣らは待ち続けていました。』

* * * * * 

 でもって、結局、委員会は午前3時を過ぎても、開けず。今日の朝8時半以降に、持ち越されたのである。(++)

『安全保障関連法案の審議を行っている参議院の特別委員会は、民主党などの激しい抵抗で締めくくり総括質疑が開けない状態が続いています。

 安全保障関連法案を巡っては、与党側が16日の参議院特別委員会で、締めくくり総括質疑を予定していましたが、開催を阻止するため多数の野党議員が押し掛け、怒号が飛び交う混乱となりました。こうしたなか、鴻池委員長は野党側と断続的に協議を続けましたが、野党側は「審議を続けるべき」だとして物別れに終わり、17日未明まで、安倍総理大臣や中谷防衛大臣らが待機していたものの、委員会を開会できない状況が続きました。
 そのため、午前3時半すぎには与野党の協議を午前8時50分に再開することを確認し、いったん、与野党の議員は国会を後にしています。

 民主党・北澤元防衛大臣:「たぶん採決を狙ってきていると思いますけども、採決をいかにまた阻止するかということで、改めて態勢を立て直すということです」
 与党側は17日中に委員会を開いて、締めくくり総括質疑と採決に踏み切る方針ですが、民主党はあくまでも採決に抵抗する考えで、安全保障関連法案を巡る与野党の攻防は、17日も続くことになります。(ANN15年9月17日)』 

* * * * *

 ・・・というわけで、果たして、安倍官邸&自民党&公明党は、17日午前に締めくくり質疑や採決を強行するのか。
 あらゆる手段を使って抵抗すると宣言している野党は、バリケード作戦や問責決議案提出などで、どこまで政府与党の強行策を食い止めることができるのか?(**)
 そして、果たしてNHKや民放局はどこまで、この超重要な攻防を中継、報道してくれるのか?(・・)

 野党への応援パワーを送りつつ、しっかりとウォッチしたいと思っているmewなのだった。o(^-^)o 

     THANKS







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by mew-run7 | 2015-09-17 08:03 | (再び)安倍政権について | Trackback(3)

SEALDs奥田愛基が中央公聴会で行なった意見陳述(全文)

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】



9月15日の中央公聴会で、民主党の推薦で公述人として参加したSEALDsの奥田愛基くんが行なった意見陳述は、一般国民として共感できる部分がたくさんあった。(・・)

 奥田くんは、法律や政治などの小難しい理論はほとんどクチにせず。ひとりのふつ~の国民、学生として、政府や国会が、国の主権者であるはずの国民の声にもっと耳を傾けるようにと、民主主義の国として、ごくごく当たり前のことを強く求めていたのであるが。
 mewは、その謙虚で真摯なbut強い思いを込めた表現に惹かれるものがあった。(++)

 弁護士ドットコムに陳述した意見の全文が載っていたので、ちょっと長いけど、ここにアップしておきたい。

* * * * * 
 
「国民をバカにしないでください」 SEALDs奥田愛基さんが国会で要望(全文)

弁護士ドットコム 9月15日(火)

安保法案に反対する学生グループ「SEALDs」の中心メンバー・奥田愛基(あき)さん(明治学院大4年)が9月15日、法案を審議している参議院特別委員会の公聴会に出席し、意見を述べた。その様子は、ニコニコ生放送でネット中継された。

奥田さんは、安保法案について、「反対世論が拡大している」「ここまで政府が説明したのに理解を得られなかった。成立を諦め、廃案にするしかない」と話した。

集会やデモの現場ではTシャツにキャップというラフなスタイルがトレードマークとなっている奥田さんだが、この日はスーツ姿で、髪もなでつけて登場。「緊張で寝られなかった」としつつも、学者たちと席を並べて、国会議員たちに意見を述べていた。

奥田さんが公聴会でおこなったスピーチの全文は、以下の通り。

●「私たちは無党派。政治信条の垣根を超えてつながっている」

ご紹介にあずかりました大学生の奥田愛基と言います。SEALDsという学生団体で活動しております。

あのー、すいません、こんなことを言うのは大変申し訳ないんですが、さきほどから寝ている方がたくさんおられるので、もしよろしければ、お話を聞いていただければと思います。

僕も2日間ぐらい緊張して寝られなかったので、早く帰ったら寝たいと思っているので、よろしくお願いします。

はじめに、SEALDsとは、「Student Emergency Action for Liberal Democracy s」。日本語で言うと、「自由と民主主義のための学生緊急行動」です。

私たちは特定の支持政党を持っていません。無党派の集まりで、保守、革新、改憲、護憲の垣根を越えて繋がっています。

最初はたった数十人で、立憲主義の危機や民主主義の問題を真剣に考え、5月に活動を開始しました。

その後、デモや勉強会、街宣活動などの行動を通じて、私たちが考える、国のあるべき姿、未来について、日本社会に問いかけてきたつもりです。こうした活動を通して、今日、貴重な機会をいただきました。

今日、私が話したいことは3つあります。

ひとつは、いま、全国各地でどのようなことが起こっているか。人々がこの安保法制に対してどのように声を上げているか。

ふたつ目は、この安保法制に関して、現在の国会はまともな議論の運営をしているとは言いがたく、あまりに説明不足だということです。端的に言って、このままでは私たちは、この法案に対して、到底納得することができません。

みっつ目は、政治家の方々への私からのお願いです。

●「危機感を抱いた若い世代が動き始めた」

まず第一にお伝えしたいのは、私たち国民が感じている、安保法制に関する大きな危機感です。

この安保法制に対する疑問や反対の声は、現在でも日本中で止みません。つい先日も、国会前では10万人を超える人が集まりました。

しかし、この行動は何も、東京の、しかも国会前で行われているわけではありません。

私たちが独自にインターネットや新聞で調査した結果、日本全国で2000カ所以上、数千回を超える抗議が行われています。累計して130万人以上の人が路上に出て声を上げています。

この私たちが調査したものや、メディアに流れたもの以外にも、たくさんの集会があの町でもこの町でも行われています。まさに全国各地で声が上がり、人々が立ち上がっているのです。また、声を上げずとも、疑問に思っている人はその数十倍もいるでしょう。

強調しておきたいことがあります。それは私たちを含め、これまで政治的無関心といわれてきた若い世代が動き始めているということです。

これは誰かに言われたからとか、どこかの政治団体に所属しているからとか、いわゆる動員的な発想ではありません。

私たちはこの国の民主主義のあり方について、この国の未来について、主体的にひとりひとり個人として考え、立ち上がっていったものです。

SEALDsとして行動を始めてから、誹謗中傷に近いものを含む、さまざまな批判の言葉を投げかけられました。たとえば「騒ぎたいだけ」だとか、「若気の至り」だとか、そういった声があります。

他にも、「一般市民のくせして、お前は何を一生懸命になっているのか」というものもあります。つまり、お前は専門家でもなく、学生なのに、もしくは主婦なのに、お前はサラリーマンなのに、フリーターなのに、なぜ声を上げるのかということです。

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●「路上に出た人々が空気を変えた」

しかし、さきほどもご説明させていただきました通り、私たちはひとりひとり個人として、声を上げています。

不断の努力なくして、この国の憲法や民主主義、それらが機能しないことを自覚しているからです。

「政治のことは選挙で選ばれた政治家に任せておけば良い」。この国には、どこかそのような空気感があったように思います。

それに対し、私たちこそがこの国の当事者、つまり主権者であること、私たちが政治について考え、声を上げることは当たり前なのだということ。そう考えています。

その当たり前のことを当たり前にするために、これまでも声を上げてきました。

2015年9月現在、いまや、デモなんてものは珍しいものではありません。路上に出た人々が、この社会の空気を変えていったのです。デモや、至るところで行われた集会こそが、不断の努力です。

そうした行動の積み重ねが、基本的人権の尊重、平和主義、国民主権といった、この国の憲法の理念を体現するものだと、私は信じています。

私は、私たちひとりひとりが思考し、何が正しいのかを判断し、声を上げることは、間違っていないと確信しています。また、それこそが民主主義だと考えています。

●「反対のうねりは世代を超えている」

安保法制に賛成している議員の方々も含め、戦争を好んでしたい人など、誰もいないはずです。

私は先日、予科練で、特攻隊の通信兵だった方と会ってきました。70年前の夏、あの終戦の日、20歳だった方々は、今では90歳です。

ちょうど、いまの私や、SEALDsのメンバーの年齢で戦争を経験し、そして、その後の混乱を生きてきた方々です。そうした世代の方々も、この安保法制に対し、強い危惧を抱かれています。

私はその声をしっかりと受け止めたいと思います。そして、議員の方々もそうした危惧や不安をしっかり受け止めてほしいと思います。

いま、これだけ不安や反対の声が広がり、説明不足が叫ばれる中での採決は、そうした思いを軽んじるものではないでしょうか。

70年の不戦の誓いを裏切るものではないでしょうか。

いまの反対のうねりは、世代を超えたものです。70年間、この国の平和主義の歩みを、先の大戦で犠牲になった方々の思いを引き継ぎ、守りたい。その思いが私たちをつなげています。

私は今日、そのうちのたった一人として、ここで話をしています。つまり、国会前の巨大な群像の中の一人として、国会に来ています。

●賛成の声は減っている

第2に、この法案の審議に関してです。各世論調査の平均値を見たとき、始めから過半数近い人々は反対していました。そして月日をおうごと、反対世論は拡大しています。

「理解してもらうためにきちんと説明していく」と、現政府の方はおっしゃられていました。しかし、説明した結果、内閣支持率が落ち、反対世論は盛り上がり、この法案への賛成意見は減りました。

「選挙のときに集団的自衛権に関して既に説明した」とおっしゃる方々もいます。しかしながら、自民党が出している重要政策集では、アベノミクスに関しては26ページ中8ページ近く説明されていましたが、それに対して、安全保障関連法案に関してはたった数行しか書かれていません。

昨年の選挙でも、菅官房長官は「集団的自衛権は争点ではない」と言っています。

さらに言えば、選挙のときに、国民投票もせず、解釈で改憲するような、違憲で法的安定性もない、そして国会の答弁をきちんとできないような法案をつくるなど、私たちは聞かされていません。

私には、政府は法的安定性の説明をすることを、途中から放棄してしまったようにも思えます。

憲法とは国民の権利であり、それを無視することは、国民を無視するのと同義です。また、本当に与党の方々はこの法律が通ったらどのようなことが起こるのか、理解しているのでしょうか。想定しているのでしょうか。

先日言っていた答弁とは全く違う説明を、翌日に平然とし、野党からの質問に対しても、国会の審議は何度も何度も速記が止まるような状況です。

このような状況で、いったいどうやって国民は納得したら良いのでしょうか。

**********

●「今の世論を作り出したのは与党のみなさん」

SEALDsはたしかに注目を集めていますが、現在の安保法制に対して、その国民的な世論を私たちが作りだしたのではありません。もしそう考えておられるのでしたら、それは残念ながら過大評価だと思います。

私の考えでは、この状況を作っているのは、紛れもなく現在の与党のみなさんです。

つまり、安保法制に関する国会答弁を見て、首相のテレビでの理解しがたい、たとえ話をみて、不安に感じた人が国会前に足を運び、また全国各地で声を上げ始めたのです。

ある金沢の主婦の方がフェイスブックに書いた国会答弁の文字おこしは、またたくまに1万人もの人にシェアされました。ただの国会答弁です。普段なら見ないようなその書き起こしを、みんなが読みたがりました。なぜなら、不安だったからです。

今年の夏までに、武力行使の拡大や集団的自衛権の行使容認を、なぜしなければならなかったのか。

それは、人の生き死にに関わる法案で、これまで70年間日本が行ってこなかったことでもあります。いったいなぜ、11個の法案を2つにまとめて審議したか。その理由もわかりません。ひとつひとつ審議してはダメだったのでしょうか。全く納得がいきません。

結局、説明した結果、しかも国会の審議としては異例の9月末まで伸ばした結果、国民の理解を得られなかったのですから、もうこの議論の結論は出ています。今国会の可決は無理です。廃案にするしかありません。

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●「若者に希望を与えるような政治家でいてください」

私は毎週、国会前に立ち、この安保法制に対して、抗議活動を行ってきました。そして、たくさんの人々に出会ってきました。その中には自分のおじいちゃんやおばあちゃん世代の人や親世代の人、そして最近では自分の妹や弟のような人たちもいます。

たしかに「若者は政治的に無関心だ」と言われています。しかしながら、現在の政治状況に対して、どうやって彼らが希望を持つことができるというのでしょうか。関心が持てるというのでしょうか。

私は、彼らがこれから生きていく世界は、相対的貧困が5人に1人と言われる超格差社会です。親の世代のような経済成長も、これからは期待できないでしょう。いまこそ政治の力が必要なのです。どうかこれ以上、政治に対して絶望してしまうような仕方で、議会を運営するのはやめてください。

何も、賛成から全て反対に回れというのではありません。私たちも安全保障上の議論は非常に大切なことを理解しています。その点について異論はありません。しかし、指摘されたこともまともに答えることができない、その態度に強い不信感を抱いているのです。政治生命をかけた争いだとおっしゃいますが、政治生命と国民ひとりひとりの生命を比べてはなりません。

与野党の皆さん、どうか若者に希望を与えるような政治家でいてください。国民の声に耳を傾けてください。まさに、「義を見てせざるは勇なきなり」です。

政治のことをまともに考えることが、馬鹿らしいことだと、思わせないでください。現在の国会の状況を冷静に把握し、今国会での成立を断念することはできないのでしょうか。

世論の過半数を超える意見は、明確に、この法案に対し、今国会中の成立に反対しているのです。自由と民主主義のために、この国の未来のために、どうかもう一度、考え直してはいただけないでしょうか。


●「3連休をはさめば忘れるだなんて・・・」

私は単なる学生であり、政治家の先生方に比べ、このようなところで話すような立派な人間ではありません。もっと正直に言うと、この場でスピーチすることも、昨日から寝れないぐらい緊張してきました。

政治家の先生方は、毎回このようなプレッシャーに立ち向かっているのだと思うと、本当に頭が下がる思いです。一票一票から国民の思いを受け、それを代表し、この国会という場所で毎回答弁をし、最後は投票により法案を審議する。

本当に本当に大事なことであり、誰にでもできることではありません。それは、あなたたちにしかできないことなのです。

ではなぜ、私はここで話しているのか。どうして勇気を振り絞り、ここに来なくてはならないと思ったのか。それには理由があります。参考人として、ここに来てもいい人材かわかりませんが、参考にしてほしいことがあります。

ひとつ。仮にこの法案が強行採決されるようなことになれば、全国各地でこれまで以上に声が上がるでしょう。連日、国会前は人であふれかえるでしょう。次の選挙にも、もちろん影響を与えるでしょう。

当然、この法案に関する、野党の方々の態度も見ています。本当にできることはすべてやったのでしょうか。私たちは決して、いまの政治家の方の発言や態度を忘れません。3連休をはさめば忘れるだなんて、国民をバカにしないでください。

むしろそこからまた始まっていくのです。新しい時代はもう始まっています。もう止まらない。すでに私たちの日常の一部になっているのです。

私たちは、学び、働き、食べて、寝て、そしてまた、路上で声を上げます。できる範囲で、できることを、日常の中で。

私にとって政治のことを考えるのは、仕事ではありません。この国に生きる個人としての、不断の、そして当たり前の努力です。

私はこの困難な4カ月の中で、そのことを実感することができました。それが私にとっての希望です。

●「グループに属する前に、一人の個であってください」

最後に、私からのお願いです。SEALDsの一員としてではなく、個人としての、一人の人間としてのお願いです。

どうかどうか、政治家の先生たちも、個人でいてください。政治家である前に、派閥に属する前に、グループに属する前に、たった一人の個であってください。自分の信じる正しさに向かい、勇気を出して孤独に思考し、判断し、行動してください。みなさんには一人ひとり考える力があります。権利があります。

政治家になった動機は人それぞれ、さまざまあるでしょうが、どうか、政治家とはどうあるべきなのかを考え、この国の民の意見を聞いてください。勇気を振り絞り、ある種の賭けかもしれない、あなたにしかできない、その尊い行動を取ってください。日本国憲法はそれを保障し、何より日本国に生きる民、一人ひとり、そして私は、そのことを支持します。

困難な時代にこそ希望があることを信じて、私は自由で民主的な社会を望み、この安全保障関連法案に反対します。

2015年9月15日、奥田愛基。ありがとうございました。

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by mew-run7 | 2015-09-17 07:10 | Trackback