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カテゴリ:東アジア、北朝鮮問題( 34 )

慰安婦の日韓合意はまやかし。安倍は強制連行の軍関与認めず、国会では謝罪せず

  これは3月6日、2本めの記事です。

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】



 少し前の話になるのだが。昨年末の慰安婦に関する日韓合意に関して、なかなか記事をアップする機会がなかったので、忘れないうちにmewが気になったことを書いておきたいと思う。

 安倍首相は、昨年12月、年末ギリギリになって岸田外務大臣を韓国に派遣。そして、28日に慰安婦問題に関する合意を韓国政府と結んだ。(~_~;) (日韓外相の会見全文は*1に)

『慰安婦問題の日韓合意骨子
 一、元従軍慰安婦支援のため韓国政府が財団を設立し、日本政府が10億円程度の資金を一括拠出
 一、軍の関与の下、多数の女性の名誉と尊厳に深い傷を負わせた問題として日本政府は責任を痛感
 一、安倍晋三首相は心からのおわびと反省の気持ちを表明
 一、慰安婦少女像の撤去は、韓国政府が関連団体との協議を通じ解決に努力
 一、日韓両国は慰安婦問題の最終的かつ不可逆的な解決と確認(ソウル時事通信15年12月28日)』

* * * * * 

 そして、安倍首相は合意成立後、韓国の朴大統領に約15分、電話をして、慰安婦の日本軍関与に関して認める発言を行なった上で「心からのおわびと反省の気持ち」を表明したとのこと。(・o・)

『安倍晋三首相と韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は28日夕、約15分間にわたり電話で協議し、慰安婦問題をめぐる日韓外相会談の合意を評価した。
 日本側の説明によると、安倍氏は元慰安婦について「あまたの苦痛を経験され、心身にわたり癒やしがたい傷を負われたすべての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを表明する」と朴氏に直接伝えた。その上で「今回の合意により、慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを歓迎したい」とし、「日韓関係が未来志向の新時代に入ることを確信している」と関係改善に期待を示した。
 これに対し、朴氏は今年が日韓国交正常化50年であることに触れて、「今年中に合意できたことに大きな意義がある」と指摘。さらに「おわびと反省の気持ちを表明してくれたことは、慰安婦被害者の名誉と尊厳を回復し、心の傷を癒やすことにつながる」と語ったという。(朝日新聞15年12月28日)

 ただし、韓国政府との合意内容や安倍首相の発言は、文書としては公には発表されていない(残されていない?)し。日韓外相の記者会見では、記者からの質問が許されなかったとのこと。^^;
 おそらくこれは、安倍政権、朴政権がそれぞれ自分たちに都合のいい形で国民に説明できるようにするためだろう。(~_~;)

* * * * *

 安倍晋三氏&超保守仲間は、慰安婦の強制連行に軍は関与していなかったと主張。強制連行の軍関与を認めて謝罪した河野談話は撤回されるべきだとして、長い間、政治活動を続けて来た。
 また日韓の間では戦後処理は済んでいるので、元慰安婦に関する支援金は、国が支出すべきではないとも主張。そのため95年に村山内閣は、「女性のためのアジア平和国民基金」なる財団法人を設けて、日本国政府からの出資金と国内外からの募金を集めて運営することになったのだ。(~_~;)

 その安倍晋三氏が、慰安婦問題を解決するため首相として韓国と合意を行なったことや、人道支援として10億円を日本政府から拠出すると決めたことには、多くの人が驚いたのではないかと思うし。超保守派からは、裏切り行為だと批判を受けることにもなった。(・o・)

 ただ、先に言うなら、安倍首相は決して日本軍が慰安婦の強制連行に関与をしたことを認めたわけではないし。韓国政府に対して、正面から謝罪したわけでもないのである。_(。。)_

 実際、詳しくは後述するように、安倍首相は今年にはいってから国会で、日韓合意で認めた「軍の関与」というのは「衛生管理も含めた管理、設置」であて、「軍や官憲による強制連行を示すわけではない」と。さらに、国会のような公の場で、おわびの言葉を述べる必要はないとも主張している。(>_<)
 また、慰安婦に対する支援金10億円は、韓国の日本大使館の前に作られた慰安婦像が撤去されない限り支出しない方針も示している。^^;

* * * * *

 安倍首相が年末になって急に日韓合意をまとめようとしたのは、米国が日本と韓国に年内に慰安婦問題を解決するように要求していた&北朝鮮が水爆実験やミサイル発射準備を行なっていたことから、早く日米韓の同盟関係を強化する必要があったからにほかならないのだが・・・。(-_-)

<この日韓合意に米国がわざわざコメントを出したことからも、米国の要求だったことが伺える。
 また、安倍首相自身も先月『18日の参院予算委員会で、慰安婦問題に関する昨年末の日韓合意について、北朝鮮問題の対応などで日韓や日米韓の連携が可能になったとして「今回の合意は日本の安全保障においても大きな意義があった」と述べ』ていた。(産経1.18)>

 安倍首相&周辺は、韓国側も安保、経済面で追い込まれているだけに、この時期であれば、韓国側も条件面でかなり折れて来るのではないかと読んだ様子。

 特に安倍首相らは、今後、国民が2度と慰安婦問題で批判されたり、謝罪したりしないような環境を作りたいという思いが強いだけに、「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」「国際社会で互いに非難・批判することは控える」という内容を重視して、合意締結を急いだのではないかと思われる。(@@)

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 上でも少し触れたように、安倍首相自身、今回の合意が安保の日米韓の連携を強化するために行なわれたことを暗に認めているのであるが・・・。
 この日韓合意の報告をするために米国に派遣された河合首相補佐官も、時事通信のインタビューに、このように応えている。

『河井克行首相補佐官は16日までに時事通信のインタビューに応じ、慰安婦問題をめぐる日韓合意が、北朝鮮の核問題などに対応する日米韓の連携強化にプラスになっていると評価した。一問一答は次の通り。

 -5~10日に訪米した目的は。
 安倍晋三首相から、日韓間の「最終的かつ不可逆的」な合意の精神について米側に説明してほしいと指示を受け訪米した。

 -米側の反応はどうだったか。
 政府・与野党問わず、この合意で果たした安倍首相のビジョン、強い指導力、政治的な勇気を評価すると絶賛された。

 -日韓合意の背景で米国が果たした役割は何か。
 これまで訪米のたびに、日米韓の安全保障協力やインド太平洋地域における戦略的連携の強化のため、とにかく日韓が和解してほしいと言われてきた。日韓両国に米国からさまざまな働き掛けがあったのではないか。

 -米国内に慰安婦像を設置する動きがあるが。
 既に建ててある像や碑については言及できないが、米国内が日韓両国の争いの場になることは決して望んでいないと感じた。関係者は日韓両首脳の考え方をよく踏まえるべきだ。

 -北朝鮮による核実験もあった。
 米側からは日韓合意により、北朝鮮の核実験という事態に対して日米韓の一致した対応が容易になったと評価された。

 -米国内には、首相を歴史修正主義者とみる向きもある。
 首相は日韓合意の際に豹変(ひょうへん)したのではない。昨年4月の米議会演説や戦後70年談話をはじめ、先の大戦で戦争の犠牲になった方々に対する深い気持ちが一貫して流れていると説明した。(時事通信16年1月16日)』

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 

 この日韓合意は自民党内の親韓派や親中・アジア派、さらには野党(特に左派系)からは、なかなかの評価を得たのだが。<安倍首相が敵視している元社民党代表の村山元首相からも、お褒めの言葉が。^^;>

 他方、この合意に関する報道がなされた直後から自民党内外の超保守派から、次々と批判の声が出ることに。もちろんあの稲田政調会長や、安倍氏のアネキ分であるこころの中山恭子代表も不満をクチにしていたことは言うまでもない。_(。。)_

『自民党の稲田朋美政調会長は談話で「日韓の困難な課題について『最終的かつ不可逆的に』解決することは大きな意義がある」とした。同時に、慰安婦像について韓国政府に「撤去を含め、速やかに具体的、かつ真摯(しんし)な対応をとることを求める」と言及した。

 自民党内では「慰安婦問題に厳しい態度をとる安倍晋三首相でなければできない決断」(幹部)と評価する向きが多いが、失望も出ている。
 山東昭子元参院副議長は米国で韓国系団体が設置した慰安婦像への言及がないことに「骨が刺さったようで不満」と述べた。党国際情報検討委員会の原田義昭委員長は「関係悪化の原因をつくったのは韓国側だ。日本側がわざわざ韓国に赴き、妥協して合意する必要はなかった」と批判した。(中略)
 日本のこころを大切にする党の中山恭子代表は談話で「未来志向の日韓関係を目指して努力した」としつつ、「安倍外交の最大の汚点となると考えられ、大いなる失望を表明する」と指摘。「種々の問題点を包含する内容」と疑問を呈し、「共同発表に強く抗議する」とした。(産経新聞15年12月29日)』(批判に関する記事を*2に)

* * * * *

 安倍首相も、これ以上、自分のサポーターである超保守派から攻撃を受けるのはイヤだったのだろう。(~_~;)

 もし慰安婦問題に関して、本当に反省しているなら、朴大統領に対してだけでなく、どこででもおわびの言葉を述べてもいいと思うのであるが。
 安倍首相は、国会の場では、断固としておわびの言葉をクチにするのを拒んでいる。(-"-)

『「いまだこの発言(慰安婦問題に対するお詫び発言)を安倍首相本人から聞いたことがない。一度自分の言葉で言うべきだと思うが、どうなのか?」
 「外相会談と朴槿恵(パククネ)大統領との電話通話で自分の考え方を伝えた。何回も問われる度に(何か)答弁をすることであれば、最終的に終了したことにはならない」

 12日午前の衆院予算委員会。外務省官僚出身の緒方林太郎・民主党議員と安倍晋三首相との間で、韓日政府で行った昨年の12・28慰安婦合意をめぐる熾烈な論戦が行われた。

 岸田文雄外相は先月28日、両国間の合意内容を発表する記者会見で、「安倍内閣総理大臣は、日本の内閣総理大臣として、慰安婦としてあまたの苦痛を経験され、心身にわたり癒やしにくい傷を負われたすべての方々に対し、心からのおわびと反省の気持ちを表明する」という立場を代読した。緒方議員はこの謝罪発言を自分の口で言うことを求めたが、安倍首相はこれを最後まで拒否した。(下につづく)

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『「(だから)言いたくないということなのか」(緒方議員)

 「先に言ったように、朴大統領に言った。同じことを2年後も、3年後にも求められれば、どこでも言うことになると、(慰安婦問題は)最終的かつ不可逆的に終わったことにならない。大切なことは、責任を持って実行し、しっかりピリオドを打つことだ」(安倍首相)

 「一度でも、対外的に自分の言葉で言うべきではないか」

 「国の代表として、総理大臣として、自分の言葉で朴大統領に既に伝えた」

 「(首相が)一度ぐらい自分の言葉で発言しないと、最終的に不可逆的に解決する意志があるのかどうかということが不透明になる」

 「(韓日は)互いに国益があり、国民の感情もある。私は朴大統領に誠意を持って発言をした。緒方議員、外交には与党も野党もない。これを掘り返しながら問題があるかのように言うべきではない」

 安倍首相は少女像の問題に対する緒方議員の別の質問に対しては、「今回の合意により慰安婦問題は「最終的不可逆的に解決される」ことになっており、この合意を踏まえ、韓国政府において適切に対処されるものと認識している」と答えた。安倍首相は「適切な対処」に少女像の移転が含まれるのかどうかという質問に「適切に対処するということは、(少女像が)移転されることだと考えている」と答えた。

 安倍首相は、最終的には自分の口でおわびするのは避けたいが、少女像は移転されるという意思を明らかにしたのだ。安倍首相のこのような意思が改めて確認された、12・28合意に盛り込まれた安倍首相のお詫びが本心からなのか、韓日市民社会の問題提起が続くものと見られる。(ハンギョレ新聞16年1月12日)』

* * * * * 

 また安倍首相は、中山恭子氏の質問に応えて、慰安婦の強制連行に関して軍の関与を認めたわけではないと強調。日本を批判する海外のプレスに対して、政府として名誉を守るために事実を説明することにも意欲を示したのだが。これらは、超保守派へのメッセージにほかなるまい。(@@)
  
『安倍晋三首相は18日の参院予算委員会で、慰安婦問題をめぐる昨年末の日韓合意について一部海外メディアが慰安婦を「性奴隷」と報じ続けていることに関し、「海外プレスを含め、正しくない誹謗(ひぼう)中傷があることは事実だ。性奴隷、あるいは(慰安婦の数が)20万人といった事実はない。政府として、それは事実ではないと、しっかりと示していく」と述べた。
 日韓合意で日本側が認めた「軍の関与」については「衛生管理も含め、管理、設置に関与した」と述べた。日本のこころを大切にする党の中山恭子代表の質問に答えた。

 質疑の中で中山氏は「日本が軍の関与を認めたことで、海外メディアで日本は恐ろしい国だ、と。日本人はニコニコしているが、本性はけだものであり、残虐だと。世界の人々の見方が取り返しのつかないものになっている」と懸念を示した。

 岸田文雄外相は「海外メディア、欧米主要国でも日韓関係の改善は高く評価している」と述べた。その上で、「不適切な表現、事実に基づかない表現が散見される。不適切な記述はしっかりと申し入れを行い、わが国の立場、事実については国際社会にしっかりと明らかにしていく」と述べた。

 中山氏はさらに、「これから生きる子供たちに謝罪を続ける残酷な運命を追わせたのではないか。首相はどう流れを払拭するのか」と迫った。
 首相は「慰安所は当時の軍当局の要請により設営されたこと、慰安所の設置、管理、移送について、旧日本軍が直接あるいは間接的に関与したこと、慰安婦の募集については軍の要請を受けた業者が主にこれにあたったことは、従来述べてきた通りだ」と強調。「私は、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子供たちに謝罪し続ける宿命を背負わせてはいけないと考え、その決意を実行に移すために決断した」と述べた。

 中山氏は「少しホッとしている。政府はぜひ、力を入れて、国を挙げて日本の名誉を守っていただきたい」と注文を付けた。(産経新聞16年1月18日)』

『一部海外メディアが慰安婦を「性奴隷」と表現していることについては「正しくない誹謗中傷があることは事実だ。性奴隷、(慰安婦の数が)20万人といった事実はない。政府として事実ではないとしっかりと示していく」と強調した。
 さらに、日韓合意で日本側が認めた「軍の関与」が指すのは「衛生管理も含めた管理、設置」と説明。その上で「『政府が発見した資料には軍や官憲による強制連行を直接示すような記述は見られなかった』という立場に何ら変更はない」と述べ、平成19年に閣議決定した政府答弁書の内容に改めて言及した。
 請求権については、「昭和40年の日韓請求権協定で解決済みとの立場は変わらず(今回の合意で)戦争犯罪の類いのものを認めたわけではない」と強調した。(産経新聞16年1月18日)』

* * * * *

 これが安倍首相が昨年末に結んだ(お得意の玉虫色の?)日韓合意の実態であって。結局は、米国や選挙向け(支持率アップ向け)に結ばれたその場しのぎのまやかし合意に過ぎないものだと思うし。
 またすぐに慰安婦や撤去や海外での批判などで問題が再燃する可能性が大きいのではないかと感じているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2016-03-06 14:50 | 東アジア、北朝鮮問題 | Trackback(2)

安倍がまた米国の怒り買う~北朝鮮政策の急転で不信感&ケリーの逆襲?

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】

 これは『北朝鮮が拉致問題の再調査で合意~安倍、北朝鮮の思惑&制裁解除、外交への懸念材料』『拉致問題で功焦る安倍への懸念~集自権と対米関係、政権浮揚への利用も危惧』の関連記事になるのだが・・・。

 安倍首相が今月3日、北朝鮮の拉致問題の再調査と引き換えに同国への制裁を一部解除すると発表した時から(実際にはその前から)、mewは懸念していることがあった。
 それは(mewも拉致問題の解決を強く望んでいるものの)、安倍首相の近視眼的な&拙速なやり方が、また米国の不信感を買って、両国の関係が悪化するのではないかということだ。
 というのも、安倍首相はオバマ大統領らと、日米韓(中)で協力して北朝鮮対策を行なうことを約束していたのに、その一方で、日本単独で北朝鮮との交渉を行ない、独善的に制裁の解除を行なったことに米国が不快感を示していたからだ。(-"-)

 しかも、北朝鮮は、3月、6月に続き、7月にはいって9日、13日と2回もミサイル発射を行なっているというのに、安倍内閣は、拉致問題のことを配慮し、米韓のように強く抗議の意を示していないことから、米国の怒りがさらに大きくなった様子。
 これに慌てた安倍内閣は、来週にも岸田外務大臣を米国に送り、ケリー国務長官に日本の立場を説明しに行く予定だという。(@@)

<後述するように、安倍首相は昨春、米政府が北朝鮮と対話政策をとろうとした時に、ケリー国務長官に「彼らは約束はしても守らない。何度も裏切られたことは忘れてはいけない」と釘を刺し、制裁強化を提言していただけに、ケリー氏は尚更に立腹しているのではないかと察する。(~_~;)>

* * * * *

 先に言えば、正直なところ、mewは、安倍首相が米国にさらに嫌われて、首相の座から追われることになればいいな~と期待している部分がある。(・・)

 ひとりの国民(日本の主権者)としては、自国の首相の座が米国の意向で左右されること自体、好ましく思っていないのだけど。ただ安倍首相の場合は、当ブログでもずっと批判し続けているように、あまりにも外交オンチだし。国民の利益を考えず、自らの思想に基づいて、独善的な外交安保政策を展開しているため、米国が怒るのもムリはないと思うし。
 このままでは、それこそ日本国の存立や平和、国民の安全、幸福追求権が疎外されるのではないかと危惧しているからだ。(-"-)

 ただ、安倍首相らは延命策をはかるため、ここから米国のご機嫌をとるために、ますます日本の平和主義や国民の利益を害するような安保軍事策や経済社会政策に走るおそれもあることから、それを深く憂慮しているし。やはり、早く国民の手で安倍氏を首相の座からおろすことが、日本の平和、国民の安全、安心な生活を取り戻すために、一番いい方法なのではないかと改めてここに訴えておきたいmewなのである。(~_~;)

<集団的自衛権の行使はもちろん、昨日は、川内原発が安全審査に合格したのを受けて、安倍首相は、原発再稼動に強い意欲を示していたし。安倍内閣は昨日、迎撃ミサイルの部品を米国に輸出することを決定する(*1)など、武器輸出も推進するつもりだし。前回の記事にも書いたように、震災被災地や福島原発事故の対応もなおざりになっているし。しかも、アベノミクスも失敗に終わりそうなわけで。安倍政権を打倒しないと、日本はどんどんアブナくなってしまうんだもの。(-"-)>
 
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 さて、対米関係のことに話を戻すと・・・。

『岸田文雄外相は16日、来週の訪米を目指して米側と調整に入った。実現すれば、ワシントンでケリー国務長官と会談し、日本人拉致問題などをめぐる北朝鮮との交渉状況などについて説明する意向だ。複数の日本政府関係者が明らかにした。(時事通信14年7月16日)』

『米国のケリー国務長官が7日、岸田文雄外相と電話で協議した際、日本人拉致問題の進展を目指し、安倍晋三首相が北朝鮮を訪問する場合に言及し、「日米韓3カ国の連携が乱れかねない」との懸念を伝えていたことが分かった。
 北朝鮮に対する日本の制裁解除に関し、米韓両国から懸念の声が上がっており、拉致問題の解決を急ぐ日本の動きが前のめりにならないよう、けん制したとみられる。複数の政府関係者が15日、明らかにした。

 ケリー氏と岸田氏との電話協議は7日深夜から約40分間行われた。関係者によると、ケリー氏は岸田氏に対し「日米は同盟国だ。北朝鮮との交渉については透明性をもって、事前にきちんと相談してほしい」と要求。

 その上で「首相が訪朝することを検討する場合についても、事前通告ではなく、きちんと相談してほしい」と求めた。
 首相訪朝を巡り、岸田氏は6月3日の参院外交防衛委員会で「成果を上げるために最も効果的な方法が何であるか。その中で訪朝についても考えていく」と前向きな答弁をしている。岸田氏はケリー氏に対し、「マスコミが答弁内容を解釈して報じただけで、首相訪朝は一切検討していない」と釈明したという。(毎日新聞14年7月16日)』

* * * * *

 この岸田ーケリーの電話会談が行なわれたのは、先週7日のことで。この時点では、まだ北朝鮮はミサイル発射を行なっていなかったのだが。それでも、米政府は十分に日本政府の対応に不快感を示し、牽制球を何本も投げかけていたのである。^^;

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長いので、チョットお休みタイム。( ^^) _旦~~so-cha o douzo!
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 しかも、この電話会談の後、北朝鮮は9、13日と2回、複数発のミサイルを発射。また14日には100発以上の多連装ロケット砲を日本海に向けて発射しており、挑発行為を続けているわけで。(~_~;)<9日の発射の際には、金第一書記が現場で指揮or視察していたとの報道もあるしね~。>

 ところが、安倍内閣は、とりあえず抗議する意思は示したものの、拉致の再調査に関する日朝協議や制裁解除は続ける意向を示したため、米国は、この安倍内閣の対応に、さらに怒りや不信感を募らせたのではないかと思われる。(-_-;)

* * * * *

 これは、昨年4月『安倍が米中韓の対話路線にクギ刺し&北朝鮮の脅威利用で改憲、軍事強化か』に書いたのだけど・・・。

 安倍首相&超保守仲間は、もともと思想的に北朝鮮を敵視している上、以前から拉致問題にも熱心に取り組んでいることもあり、前政権の時から北朝鮮に対しては強く、厳しい対応を続けて来た。

 安倍首相は、06年秋に、北朝鮮の核実験を行なった際には、国会で「(制裁は)他国より格段に厳しいものになる。私の内閣で決めることなので、北朝鮮側もそれなりの措置になると考えているだろう」「核兵器を開発すれば北朝鮮という国事態の生存の条件が厳しい状況になっていく」などと発言して、国連決議とは別個に、日本単独で厳しい制裁措置をとることを決定。<実際、安倍氏の周辺では、北朝鮮という国をいかに滅ぼすか、潰すかを検討していたんだよね。^^;>
 日本政府(特に自民党政権は)はその後も、ミサイル発射など挑発行為が行なわれるたびに、北朝鮮を激しく批判し、ひたすら北風政策をとって来たのである。(~_~;)

* * * * *

 ちなみに安倍首相は、昨年春、ケリー国務長官が来日した際に、米国が北朝鮮と対話or融和政策をとる姿勢を見せていたことを懸念。正式な会談が終わった後、わざわざケリー氏を呼び止め、7分間、2人だけで何かを話したという。(~_~;)

『2人きりになる前、首相がケリー氏に投げかけた次の言葉に謎を解くヒントが隠されている。
 「北朝鮮は3代にわたり瀬戸際外交を繰り返してきた。北朝鮮は危機を醸成して、あるものを与えろ、というやり方だ。そのことを忘れないでください」
 会談でケリー氏は「韓国、中国は北朝鮮の非核化を目指すという。関係国との協力で目的を実現したい」と述べていた。
 対中融和派と目されるケリー氏の動きによっては、米国が北朝鮮との対話路線に急転回することもありうる-。こんな疑念を抱き、それを払拭するために、首相は7分間の会話で、ケリー氏にくぎを刺そうとしたのではないか。(産経新聞13年4月16日)』
 
* * * * *

 ところが、安倍首相はここに来て、急に態度が変わることに。^^;
 安倍首相のこれまでの言動や対応を考えれば、今回の北朝鮮が挑発行為を連発していることに対して、米国、韓国以上に、激しく抗議や批判を行なったり、日本の制裁の復活やさらなる強化を検討してもおかしくないぐらいだし。
 変な話、以前なら、政府も一部メディアも、ことさらに北朝鮮の脅威をアピールし、国民を煽って、それはもう大騒ぎさという感じになっていたかも知れないとも思うのだけど・・・。

<ちなみに、13日のミサイル発射や14日のロケット砲弾発射は、TVや新聞でもさほど大きく扱っていなかいとこが多かったため、mew周辺ではその事実さえ知らない人が多いのよね。>

 ところが、安倍内閣は日朝協議&拉致再調査に支障を来たすことを恐れて、<とりあえず抗議する意思を示したものの>、実質的にスル~する姿勢をとっているし。おまけに、安倍首相がこの夏にも訪朝するのではないかという報道がチラホラ出ているような有様だ。(~_~;)

 で、安倍内閣のこのような状況を見た米国の怒りや不信感がさらに増大。mewはおそらく先週末から今週にかけて、米国が外交ルート+αで、改めて強い懸念(叱責?)を伝えて来たのではないかと察する。(@@)
 
『北朝鮮は6月29日以降、弾道ミサイルの発射を続けている。米側は北朝鮮の核・ミサイル開発に対する警戒感を強める一方、日米韓3カ国の足並みの乱れを懸念。ケリー氏は岸田氏に直接懸念を伝えることで、米側の不快感を示したものとみられる。
 岸田氏は電話協議で、北朝鮮の弾道ミサイル発射について、「核・ミサイル問題に対する日本の断固とした立場は不変だ。日朝協議でも北朝鮮に自制と国連安全保障理事会決議などの順守を求めた」と理解を求めた。
 しかし、首相は電話協議後の13日、ミサイル発射に関し「拉致問題の解決に向けた取り組みに影響を及ぼすことはない。拉致問題は拉致問題として、解決に向けて取り組んでいきたい」と記者団に強調。米側の日本に対する不信感が一層強まる可能性もある。

* * * * * 

 これまでの経緯や米国が怒っている理由については、上の2つのリンク記事に書いたので、今回は軽く記すにとどめたいのであるが・・・。

 米オバマ政権は、米国が日韓(中)と協力&連携して、北朝鮮対策を含め東アジアの安定化をはかって行く方針を決めており、安倍首相&日本政府にもそのことを伝えている。
 ところが、安倍首相は、超保守的な思想や歴史認識を持っており、中韓朝を敵視している上、13年末には靖国神社参拝に踏み切ったことから、日中、日韓関係がどんどん悪化。いまだに2国間での首脳会談が行なえない状況にある。(~_~;)

 とはいえ、このままでは北朝鮮対策が十分に行なえないことから、業を煮やした米国は、今年3月にオバマ大統領が仲介する形で、オランダの米大使公邸で日米韓首脳会談の実現させることに。
 また、近時は、日本政府に早く中国との首脳会談を実現するように圧力をかけていると言われている。(11月のAPECがその期限だという話もあるんだよね。^^;)

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 しかし、日本と韓国の関係は3月以降、以前よりもマシにはなったものの、さほど改善せず。
 安倍内閣が河野談話の検証を行なったり、集団的自衛権の行使の解釈改憲を強行したりしたことから、韓国政府の態度が硬化。近時は、中国と連携して、安倍首相の歴史認識や軍国主義思想などへの批判を強めているのが実情だ。(~_~;)

 また、米韓も、安倍内閣も含め、日本政府が拉致問題の解決をはかろうとしていることは理解しているのであるが。(以前にも書いたように、米韓も拉致問題を抱えているんだよね。)

 ただ、日本が、急に北朝鮮への態度を転換して、同国と単独で連絡や交渉を行ない、制裁解除を決めたりすることには、大きな問題を感じているし。
 彼らは、北朝鮮が、急に日本に接近して来たのは、日米韓の関係を分断して、対北朝鮮戦略を弱体化させようという思惑を有してのことではないかという疑念を強く抱いているのである。(日本国内にもこのような見方をする人は少なくない。^^;)

 ケリー国務長官が、岸田外務大臣に「日米韓3カ国の連携が乱れかねない」とクレームをつけたのも、そのためだろう。^^;

<ケリー氏は、内心では安倍氏に対して「オレに『北朝鮮は約束を守らない』と対話路線を批判したくせに。いきなり対話路線に転換しやがって。おまえこそ、北朝鮮のエサにつられて、また裏切られるんじゃないか」と言いたい気持ちかも?^^;>

 しかも、一部メディアによれば、北朝鮮は8~9月頃に新たな核実験を行なう準備を進めているとの情報があるとのこと。
 もしこれが事実なら尚更に、早く日米韓3国連携による北朝鮮対策を固めておかなければならないわけで。米国は、そのことも懸念して、日本政府に厳しいクレームをつけたのかも知れない。(@@)

* * * * *

 日刊ゲンダイは、11日に、こんな記事を載せていたほどだ。

『安倍首相が北朝鮮への経済制裁を解除する方針を表明した6日後の9日、北朝鮮は日本海にミサイル2発を発射した。先月26日、29日、そして今月2日に続き4回目だ。

 菅官房長官は「国連安保理決議に違反する」と抗議しながらも、「(日朝協議に)影響しない」とのんきに語る。制裁解除は変えないらしいが、独裁国家に好き勝手やらせては、相手の思うツボだろう。
「コリア・レポート」編集長の辺真一氏が言う。

「中国の習近平主席が北朝鮮より先に韓国を訪問、韓国は8月に米国との合同軍事演習を予定しています。北朝鮮は、そうやって米中韓の結びつきが深まるのを恐れている。9月に韓国で開かれるアジア大会に美女軍団を派遣することを表明したのは、平和的な融和をアピールして、軍事演習を中止させるため。しかし、米韓は中止しそうにないから、3カ国の牽制でミサイルを発射した。“日本を刺激しない程度の射程なら、日本からのアメはなくならない”と判断し、読み通りとなった格好です」

 安倍首相は宿願の拉致問題を一気に解決して歴史に名を残したいのだろうが、それを逆手に取られているようでは、外交オンチも甚だしい。北朝鮮が安倍首相をナメるのは当然で、今後はさらに行動をエスカレートさせるとみられている。

「26日に発射した超精密誘導弾がムスダン中距離ミサイルや大陸間弾道ミサイルに転用されれば、米国本土も射程に入ります。米国にとっては脅威だから、米韓合同軍事演習は強行されるでしょう。北朝鮮がこれに対抗しようとすれば、8月に新たなミサイル発射や核実験を仕掛けるはず。そうなると、国連は米国の圧力で北朝鮮への経済制裁を強めるでしょう。日本はどうするのか。普通の国際感覚なら独自制裁の解除はご破算ですが、拉致問題解決に前のめりな安倍首相に“名ばかりのお土産”を用意する可能性もあるから、難しい判断を強いられるでしょう」(辺真一氏)

 安倍首相は北と心中するつもりなのか。(日刊ゲンダイ14年7月11日)』

* * * * *

 実は、この問題は、集団的自衛権の行使とも大きな関係がある。(・・)

 安倍首相が、集団的自衛権の行使容認を急いだ大きな理由の一つは、今年12月に予定されている日米ガイドライン(防衛協力の指針)の改定の準備を早く進めたいという考えがあったからだ。
 そこで、安倍内閣は、1日に解釈改憲を強行した後に、すぐに小野寺防衛大臣を米国に派遣。早くも今週から、事務方による協議をスタートさせている。^^;

 ところが、安倍内閣が尖閣諸島の防衛や対中国の戦略を重視しているのに対して、米オバマ側は、中国と本気で戦う気はなく、主に朝鮮半島有事を想定した戦略をアタマに置いて、具体的な軍事協力の指針を作ろうとしているため、早くも両者の方向性や考え方にズレが生じているとのこと。(~_~;) <この件はまた追々書いて行く予定。>
 もし安倍首相が、中国敵視政策にこだわったり、拉致問題の解決(&それを利用した延命策?)に懸命になるあまりに北朝鮮との対話や融和政策を優先した場合、日米ガイドラインの改定の協議にも影響が出る可能性がある。(・・)

 時間とスペースが尽きて来たので、この記事はここで終わりにしたいのであるが・・・。

 客観的に見ても、安倍首相はもともと外交センスがない上、近時は目先のことに追われて、その場しのぎのブレブレ&ちぐはぐな部分が目立って来ている感じもあって。味方であるはずの超保守、ネトウヨ派からも、批判が出ている様子。
 いずれにせよ、日本の外交がこれ以上ガタガタになるのを防ぎ、国や国民の利益、安全を守るためにも、1日も早く安倍政権は終わりにさせた方がいいのではないかと改めて大きな声で訴えたいmewなのだった。(@@)

p.s 安倍首相は、15日にCSISのハムレ氏やアーミテージ&ナイ氏らと会ったとか。いつまでも彼らに頼って、言いなりになっているようじゃ、ますますダメだと思うです。(>_<) (*2)

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by mew-run7 | 2014-07-17 07:28 | 東アジア、北朝鮮問題 | Trackback

北朝鮮が拉致問題の再調査で合意~安倍、北朝鮮の思惑&制裁解除、外交への懸念材料



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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】



昨日29日の夕方、安倍首相がわざわざ緊急のぶら下がり会見を行ない、北朝鮮が拉致問題の再調査を行なうと約束したと発表した。(@@)

『安倍晋三首相は同日夕、首相官邸で記者団に、「北朝鮮側は拉致被害者および拉致の疑いが排除されない行方不明者を含めすべての日本人の包括的、全面調査を行うことを約束した。特別調査委員会が設置され、日本人拉致被害者の調査がスタートする」と述べ、再調査の開始を発表した。

 そのうえで「すべての拉致被害者の家族がご自身の手でお子さんたちを抱きしめる日が来るまで私たちの使命は終わらない。全面解決へ向けて第一歩となることを期待している」と強調した。(毎日新聞14年5月29日)』

<しかも、何と北朝鮮も昨日の夕方、超異例なことに、この合意内容をTVで公表していたです。>

 26日からストックホルムで行われた日朝外務省局長級協議で、北朝鮮が日本人拉致被害者の「包括的かつ全面的」な再調査の実施するために「特別調査委員会」を設置することを約束し、合意文書まで交わしたとのこと。<ただし、署名はされていない>
「拉致問題は解決済み」としてきた従来の主張を修正。再調査の対象には、政府認定の拉致被害者17人のうち行方不明の12人と、警察庁が認めた拉致の疑いがある特定失踪者860人も含まれ、日本人の生存者が発見された場合は「帰国させる方向で去就の問題に関して協議し、必要な措置を講じる」ことに同意している。(++)

 日本政府は、その見返りとして、再調査の実施を確認した上で、北朝鮮に対して行なっている制裁措置の一部((1)人的往来の規制措置(2)送金などに関する規制措置(3)人道目的の北朝鮮籍船舶の入港禁止措置)を解除することをを約した。(・・)

 安倍首相は、29日に帰国した外務省の伊原純一アジア大洋州局長の報告を受けて、菅官房長官、岸田外相、古屋拉致問題担当相を交え、首相官邸で関係閣僚会議を開き、合意文書を了承。
 自ら官邸の記者団の前で、合意内容を発表することにしたという。^^;

* * * * *

<日本がとる行動措置> 

・日朝平壌宣言にのっとって、懸案事項を解決し、国交正常化を実現する意思を改めて表明

・調査開始時点で、人的往来の規制や人道目的の北朝鮮籍の船舶の日本への入国禁止措置を解除

・日本人の遺骨や墓参について協議

・在日朝鮮人の地位に関し協議

・適切な時期に北朝鮮に人道支援の検討

<北朝鮮がとる行動措置>

・全ての日本人に関する調査を包括的、全面的に実施

・全ての機関を対象とした調査をできる権限を付与された特別調査委員会の設置

・拉致被害者、行方不明者に対する調査状況を日本側に随時通報

・生存者が発見された場合、帰国させる方向で協議

・調査確認のため日本側関係者の北朝鮮滞在、関係者との面談の実現

(毎日新聞14年5月30日より)
   
* * * * *

 mewは、かねてより拉致問題の早期解決を望んでいたので<被害者自身も、その家族も高齢化していることを考えると尚更に>、このニュースをきいて、本当に嬉しく思ったし。

 拉致被害者に関する情報取得、解決のために、あらゆるチャンネル、手段を用いることを考えて欲しいと。安倍首相&仲間たちが、制裁主体の北風政策だけでなく、対話や歩み寄りなどの太陽政策も用いて欲しいと訴えていたので、今回、安倍内閣が現実的な解決を重視して、若干の方針変換を行なったことを評価したいとも思う。(・・)

<安倍首相は、これまで北朝鮮に対しては、ひたすら強硬策をとることを主張していたのだけど。昨年には、内閣官房参与の飯島勲氏を訪朝させたり、第三国において様々な形で日朝間の交渉を行なったりしていたようだし。3月には横田夫妻と孫娘が面会することをOKして、実現させていたしね。
 最近は、被害者の家族からの信頼や期待が薄れているところもあったので、それを挽回したいという思いもあったかも?^^;>

* * * * * ☆

 安倍氏は、父・晋太郎氏(元衆院議員・外務大臣)の秘書時代から、拉致被害者の相談に乗って、その解決に尽力していたし。もともとは心優しい人ゆえ、被害者家族が高齢化している&大変な思いをしているのを見て、よく言えば、たとえ多少の方針変換をしてでも、何とか早く解決しなければという思いを強くしていたところもあったのではないかと察するのだが・・・。

<とはいえ、mewとしては、安倍氏らの保守派が中心になって作っている拉致議連が、本当に被害者の早期救済を考えていたのなら、他の自民党の首相や民主党政権の時にも、もっと協力して欲しいという思いがあったのだけど。批判したり、ジャマしたりしちゃっていたのは残念。(-"-)>

 ただ、安倍首相&周辺は、政権発足当初から、今政権で拉致問題の解決を進めて(うまく行けば訪朝もして)、それを長期安定政権を築くための材料にしたいという思惑もあった様子。

 そもそも安倍氏の名と顔が世間的に知られるようになったのは、小泉内閣の官房副長官を務めていた時に、小泉訪朝に同行したのがきっかけで。「安倍=拉致問題」というイメージが強いし。
 小泉首相は、一時、支持率が低下したものの、訪朝や拉致被害者の帰国によって支持率を挽回し、長期政権化につなげたことも、その背景にあるのではないかと考える。(・・)

 安倍首相&仲間たちとしては、ともかく安倍政権を少しでも長く保って、「集団的自衛権の行使」はもちろん、自分たちの手で、長年の悲願&大目標である「自主憲法制定(憲法改正)」「教育再生」や、その他の「戦後レジームからの脱却」を目指した安倍カラー政策を一つでも多く実現したいわけで。
 それらを実現するためにも、拉致問題の解決は、彼らにとって重要なファクターになっているのではないかと思われる。(・・)

* * * * * ☆

 mewとしては、拉致問題は早く解決して欲しいけど、安倍政権は一日も早く終わって欲しいという気持ちが強いので、すご~く複雑な心境なのだけど・・・。(~_~;)

 ただ、多くのメディアも指摘しているように、安倍政権がここで拉致問題の解決&支持率アップを焦るあまりに、判断を誤ることだけは、避けなければならないと考えている。(・・)

 北朝鮮は、小泉訪朝の時にも国交回復や拉致問題に前向きな姿勢を見せていたものの、もはやその合意はなきものになっているし。08年にも再調査に合意したものの、それを反故にしているし。
 
 また、北朝鮮が急に態度を軟化させた背景には、財政難や食糧難に加えて、日本と米国、韓国の関係を分断したいという思惑もあるのではないかと考えるからだ。(~_~;)

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 北朝鮮の金正恩第1書記は、当初は韓国や米国に対して柔軟な姿勢を示していたのであるが。韓国の朴大統領は対北朝鮮強硬派。オバマ政権も、北朝鮮には厳しい見方をしており、米韓の軍事演習を強化していることから、北朝鮮は近時になって、またミサイル発射実験や核実験予告を行なうなど、強硬姿勢に転じるようになっている。(~_~;)

 しかも、日本の安倍政権は、米国や韓国と関係が悪化していたのだが。対北朝鮮政策を講じるの必要性もあって、この3月末についに日米韓の首脳会談を行なうことに。<北朝鮮は、わざわざこの会談を行なっている時間に合わせて、ミサイル発射実験を行なったんだよね。>
 
 また北朝鮮は、後見役である中国との関係も悪化している。
 昨年12月には、中国と関係が深かった№2の張成沢氏を処刑した上、今年にはいって、国内の親中派3000人が拘束されて、山間部に追放されたとか、中国高官も北朝鮮訪問を断ったという話が報じられていたのだが。
 中国側も、核放棄などの要請に応じず、同国への反発を強める北朝鮮に厳しい対応を行なっており、今年1~3月には、北朝鮮に原油を全く輸出しなかったなんて報道も出ていたほど。

 そこで北朝鮮としては、拉致問題を材料(エサ)に日本に接近して、制裁解除や支援を引き出すと共に(総連の確保も)、日米韓の協力体制を楔を打ち込みたいという思惑も抱いている可能性があるのだ。^^;

『北朝鮮には、安倍政権と交渉を進めることで、日米韓を分断し、中国をけん制する意図があるとみられる。特に、金正恩体制は、経済面での中国への一極依存から脱しようとしており、日本との国交正常化で得られる経済協力に期待している可能性は高い。
 また、日本側が人的往来や送金などを規制する制裁の解除を確約したことも大きな要因だ。制裁解除で、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が活動しやすくなり、外貨獲得の手段が広がることになる。(時事通信14年5月29日)』

『八方塞がりの北朝鮮が日本との対話にかじを切りつつある時機を捉え、具体的な成果を上げてさらなる政権浮揚につなげたい思惑もあるとみられる。ただ、政府内からは「相当な賭けだ」(関係者)と先行きを不安視する声も漏れる。(時事通信14年5月29日)』

* * * * * ☆

 安倍陣営は、もちろんそのことも警戒していて。4月末にオバマ大統領が来日した際も、拉致問題の対応に関して説明すると共に、横田夫妻らと面会する機会を設けて、米国の理解と協力を求めていたのだけど・・・。
 今回の日本の制裁の一部解除には、微妙な反応を示しているとのこと。(~_~;)

<しかも、米議会の下院外交委員会は29日、対北朝鮮制裁を強化する法案を可決したばかりなんだって。^^;>

『米国務省のサキ報道官は29日の記者会見で、日本と北朝鮮が拉致被害者の再調査などで合意したことについて「同盟国と連携し、透明性を持って拉致問題の解決に取り組む日本の努力を支持し続ける」と述べた。
 サキ氏は、日本から北朝鮮との合意に関して事前説明があったことを明らかにし、今後も連絡を取り合っていくと述べた。ただ、日本が対北朝鮮制裁を緩和することに対しては「(日本から)話を聞いていない」と述べ、言及を避けた。
 一方、下院外交委員会は29日、対北朝鮮制裁を強化する法案を可決した。法案は北朝鮮によるマネーロンダリング(資金洗浄)や人権侵害などに関与している内外の個人・団体を制裁対象とし、北朝鮮の一層の孤立化を狙っている。(時事通信14年5月30日)』

『北朝鮮が日本人拉致被害者の再調査に応じたことについて、米政府は日本側に経緯や背景の詳細な説明を求める方針だ。米国は日韓中ロとの多国間協力で北朝鮮に制裁を科し、核・ミサイル問題の包括的な解決をめざすのが基本的な立場。再調査をきっかけに日朝が突出して接近し、北朝鮮への圧力が弱まることへの懸念もある。(日経14年5月30日)』

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 韓国も、日米韓の足並みが乱れることを懸念しているようだし。

『韓国外務省は30日未明、韓国政府の立場を明らかにし、このなかで、政府の公式発表の直前に外交ルートで日本から連絡があったと明らかにしたうえで、「人道的な見地から拉致問題に対する日本政府の立場を理解する」と述べました。
その一方で「日米韓は北朝鮮の核問題について国際的な協力が必要だという共通認識を持っており、そうした点で今後の日朝の協議を見守る」と述べて、日米韓の足並みが乱れることへの警戒感をにじませました。
 さらに、30日、日本政府から追加の説明がある予定だと明らかにし、詳細な説明を求める姿勢を示しています。韓国では、パク・クネ政権が北朝鮮に厳しく対処する姿勢を続けるなかで、日朝の協議が進むことへの警戒も根強く、今後の行方を慎重に見守る考えです。(NHK14年5月30日)』

* * * * *

 日経の社説まで、制裁解除に関しては、強い疑念や警戒心を示しているほどだ。

『「行動対行動」の原則を主張する北朝鮮を動かすには、一定の制裁の緩和が必要なことは理解できる。だが、人的往来の規制解除などに加え、人道目的とはいっても北朝鮮船舶の入港禁止を解除するのはいかがなものか。
 制裁に苦しむ北朝鮮に物資や資金を流す秘密のルートとして利用され、国際社会による包囲網の抜け穴となる懸念があるからだ。入港禁止を解除するにせよ、二重三重の歯止めが不可欠だ。(日経・社説14年5月30日)』

<産経新聞も、『拉致再調査 全員の帰国だけが解決だ 結果見ぬ制裁解除を危惧する』というタイトルの社説(主張)を載せて、制裁解除の仕方に危惧を示していたです。>

* * * * *

 拉致被害者の家族は、このニュースに喜び、「今度こそ」と拉致問題の解決に大きな期待を寄せていたのだけど。
 家族が高齢化していることから「これが最後のチャンスになるかも知れない」と語る人も・・・。<それをきいて、心がギュ~ッとしてしまったです。>

 ともかく拉致被害者やその家族、そして問題解決を願って来た日本の国民にとって本当に大事な&大きなチャンスになるだけに、安倍首相&周辺には、功を焦って安易に話を進めて、また状況を悪化させることがないように、注意深く慎重に慎重にコトを進めて欲しいと思うし。

 また米国だけでなく韓国や中国などとの関係にも留意して、独善的にならず、いい形で他国の協力を得られるように配慮しながら、北朝鮮との交渉を進め、朗報をもたらして欲しいと、切に願っているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2014-05-30 09:48 | 東アジア、北朝鮮問題 | Trackback

あの飯島が電撃訪朝、3月から接触開始か?+北朝鮮クーデターと警官の表彰

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 14日夕方、飯島勲内閣官房参与が、北朝鮮にはいったという報道&映像がTVで流れ、チョットしたサプライズ・ニュースになっている。(@@)

 mew的には、「あ~、本当にやったんだ~」という感じ。
 というのも、週刊誌などの一部メディアで、2~3月頃から、飯島氏が北朝鮮側と接触しており、安倍首相の電撃訪朝を計画しているのではないかという記事が何回も出ていたからだ。(・・)

 飯島氏は、今週末まで北朝鮮に滞在する予定で、宋日昊(ソンイルホ)・朝日国交正常化交渉担当大使らなどの政府高官と面会する可能性が大きいという。
 
 飯島氏が訪朝を行なった目的は不明だが。北朝鮮外交筋は「飯島氏は北朝鮮外務省の招きで訪朝し、悪化した日朝関係の打開を目指して協議するのが目的だ」としている。
 日本では、拉致問題や日朝関係回復の協議再開や、安倍首相の訪朝のお膳立てをする目的で訪朝したのではないかと見られている。<外務省関係者が同行したという報道も。ただ、外務省は知らなかったという話もある。>
 
 ただ、今回の飯島氏の訪朝は、米国や韓国には知らされていなかったのこと。<米国TOPには伝えていたと思うけどね。^^;>
 もし韓国に本当に伝えていなかった場合は、今後の米中韓と連携しての北朝鮮対策に影響を及ぼすおそれがある。(~_~;)

* * * * *

 TVでは、飯島氏が平壌空港で飛行機のタラップを降りて、出迎えに来た北朝鮮・外務省アジア局の金哲虎(キム・チョルホ)副局長が握手&会話する映像が、繰り返し流れることに。<北朝鮮も日本、ひいては米中韓などでも報道されることを前提に、撮影させているってことよね。>
 また、北朝鮮でも、朝鮮中央通信が14日夜に、飯島氏の訪朝を写真つきで配信したという。(**)

 飯島氏は、長年、小泉純一郎氏の秘書を務めていた人。小泉氏が首相になってからは、総理秘書官として官邸内やマスコミを仕切り、各方面の根回しにも尽力するなどして、長期の政権を築くことに大貢献。<小泉氏は飯島氏がいたからこそ、首相になれた&長期政権を維持できたと言われているほど。>
 小泉元首相が02年、04年に北朝鮮を訪問した時にも同行しており、拉致問題解決にも寄与。今も北朝鮮に独自のパイプがあると言われている。

 飯島氏は、小泉氏が首相退任後、政治活動に関して意見が対立し、急に秘書を辞任することに。近時は、政治評論家などとして活動していたのだが。
 安倍首相は、新政権発足後、その飯島氏を内閣官房参与として官邸のスタッフに迎え入れていた。(・・)

<mewは安倍首相が長期政権を維持するために、マスコミ対策&官邸の仕切り、自民党議員の根回しなどの対策のアドバイスを得ようと思って(&肝心な時にウラで動いてもらうために?)官邸スタッフになってもらったのかと思っていたです。
関連記事・『あの飯島元秘書官が、安倍官邸で動き出した~長期政権を狙う安倍のアシスト役に』>

~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~ 

 ところで、民主党政権は、様々なルートを通じて北朝鮮側と接触し、昨年秋には政府官僚との下交渉を開始。昨年11月には局長会議を実現。12月には次官級協議を行なうというところまでこぎつけていたのだが。
 北朝鮮が、12月中旬に(米国本土まで到達し得る)長距離ミサイルの発射実験(同国は人工衛星だと主張)を行なうと発表したことから、次官級協議も中止に。さらに2月には核実験を敢行したことから、日本は制裁強化を発表。米国や韓国、(中国)と連携する形で、北朝鮮包囲網を築いたため、同国との対立が深まることになった。(~_~;)

<ちなみに、自民党(特に安倍氏ら超保守派)は、民主党が独自ルートで北朝鮮側と接触している(可能性が大きい)ことを大批判。昨年3月には、中井元拉致担当大臣が、国会期間中に台湾出張を申請した際に、自民党が「実際はモンゴルに渡って北朝鮮の政府高官と交渉する可能性がある」として合意を拒否。もめにもめた末、中井氏は議長裁定で台湾出張の許可はを得たのだが。本来、予定していたモンゴル行きを断念したと言われている。(・・)
(先日の川口参院環境委員長の出張に関して、民主党が強硬姿勢に出た背景には、この件も絡んでいるかも?^^;)>

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 しかし、そんな中、2~3月頃から、飯島氏が北朝鮮側と接触している可能性を指摘する報道がチラホラ出始めることに。<安倍首相が、参院選前の6月に電撃訪朝することをもくろんでいるなんて情報も出ていたりして。>
 mewも「なるほど~。飯島氏はそういうことでも、使えるのか~」なんて思っていたのだけど。^^;

 安倍首相は3月30~31日にモンゴルを訪問。その目的の一つには、北朝鮮と国交のあるモンゴルで、同国の情報収集をするためだと言われているし。安倍首相または同行者が北朝鮮と接触したという報道もあったのだが。<オバマ大統領からのメッセージを伝えたらしいなんて話も。>
 首相訪問の前後に、飯島氏がモンゴルを訪れ、根回し&セッテイングをしていたという記事も出ていたことがあるし。
 また飯島氏自身、TVに出演した際に、安倍首相が訪朝する可能性は十分にあると発言していたこともあった。(・・)

 今朝はあまり時間がないので、それらの記事を検索して見つけ出す余裕がないのだけど。
 先月も「女性自身」(4月25日号)にこんな記事を出している。

『安倍総理直轄の情報機関である内閣情報調査室の関係者は、「安倍総理が3月30日、1泊2日でモンゴルを訪問しましたが、この際、別便で飯島氏が密かにモンゴル入りしたとの情報が流れた」と語る。

 安倍首相のモンゴル訪問は、北朝鮮と国交のあるモンゴルを通じて、北朝鮮の情報を入手する狙いがあった。
飯島氏の入国情報だけではない。政府拉致対策本部の三谷秀史事務局長が、極秘で4月10日から13日までモンゴルを訪問しているのだ。

「三谷氏は小泉政権時、警備局外事情報部長から局長、事務次官を飛び越えて内閣情報官に就いた。当時、“三段跳びの抜擢人事”と話題になりました。テロ対策の専門家で、北朝鮮情勢に精通していることを安倍官房長官(当時)が評価した」(政治部記者)

飯島氏は「個人の見立て」と主張するが、安倍首相、飯島氏、三谷氏が協力して北朝鮮情報を入手、分析している構図が浮かび上がる。具体的な「クーデター」情報まで入手した「官邸のラスプーチン」。彼が暗躍したとき、再度の「電撃訪朝」が実現する可能性がある。』

 昨日の毎日新聞にも『政府関係者は「飯島氏は3月ごろから動いていた」と入念な準備の上での行動との見方を示しつつ、「安倍首相の親書を託されたとの情報はなく、まだ様子見の段階ではないか」と述べた』という一文が載っていた。

* * * * *

 今回の飯島氏の訪朝に関して、日本政府は完全にノーコメントを貫いている。(・・)
 報道によれば、安倍首相や菅官房長官など内閣TOPは予め知っており、一部の議員も官邸筋から話をきいていたとのこと。
 ただ、飯島氏が安倍首相の特使として訪朝したのか、それとも個人として訪朝したのかは定かではない。<北朝鮮側は、飯島氏を招待したと伝えているらしい。>

 また、外務省の関係者が飯島氏に同行しているという報道がある一方で、外務省などの官僚は全く訪朝を知らされていなかったという話も出ている。^^;
<外務省の関係者と言っても、元官僚(OB)である可能性もあるしね。>

 そして、韓国政府は、今回の訪朝に関して事前に知らされていなかったと。さらに、韓国の報道によれば、米国も知らなかったという。

『北朝鮮の非核化を目指し、韓国と米国が中国との連携を強める姿勢をみせているなか、飯島勲内閣官房参与が14日に訪朝したことが分かり、韓国政府が神経をとがらせている。
 北朝鮮問題で韓国政府と協力してきた日本政府は、韓国側に飯島氏の訪朝を伝えなかったもようだ。外務省は訪朝したのが内閣官房参与のため、事前に把握できなかったと釈明したという。韓国政府消息筋は「外務省も知らなかったし、われわれも知らなかった」と述べた。韓日間系が冷え込んでいることが背景にあると懸念する声もある。
 米国も飯島氏の訪朝を把握していなかったようだ。来韓中のデービース北朝鮮担当特別代表は林聖男(イム・ソンナム)外交部朝鮮半島平和交渉本部長と会談後、飯島氏の訪朝に関する記者団の質問に対し、「聞いていない。日本のカウンターパートと会談する時に議論する」と語った。

 韓国政府では北朝鮮の核問題解決に向けた国際的な連携が必要な時期に日本が単独行動をとることを警戒している。安倍政権が拉致問題解決のため、大規模な北朝鮮支援を行えば、北朝鮮の態度変化を引き出すための韓米両国の圧力が弱まる可能性もある。また、今回の訪朝は7月の参院選を控えて行われており、訪朝の結果が北朝鮮の核問題に与える影響に注目している。(聯合ニュース 5月14日)』

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 米国のデービース北朝鮮担当特別代表は、日本メディアに対しても「きいていない」と語っていたとのこと。

『アメリカのデービース北朝鮮担当特別代表は、飯島氏の訪朝について「日本側から事前に聞いていなかった」と話しました。
 「聞いていません」(デービース北朝鮮担当特別代表)
 その上で、16日から訪問する日本で説明を求める考えを示しています。(TBS5月14日)』

 ただ、mewは、安倍首相は、米国のオバマ大統領などのTOPには、事前に連絡し、了承を得ていたのではないかと思っている。(・・)

* * * * *

 ただ、安倍首相が、韓国政府に事前通告していなかった可能性は十分にある。

<情報漏れを防ぐ目的もあったかも知れないけど。安倍氏らは韓国とそんなに仲良くしようという気持ちはないし。韓国にアレコレ言われるのが面倒だった&出し抜いちゃおうとか、カヤの外に置いちゃおういう思いもあったのかも。^^;> 
 
 でも、韓国にしてみれば、日米韓で連携して北朝鮮対策を行なおうとしている中、官邸スタッフが、事前連絡もないままに訪朝したことを「出し抜かれた」「安倍のスタンド・プレーだ」と受け止めて、日本政府への不信感をさらに増大させるおそれがあるようにも思うし。
 ただでさえ、4月末から安倍内閣や自民党の高市政調会長の言動(靖国参拝、村山談話など)、維新の橋下代表の慰安婦に関する発言などなどで日韓関係が悪化しているところがあるだけに、今後の韓国との関係や北朝鮮対策などへの影響が気になるところ。(~_~;)

 とりあえず、今後の飯島氏の動向や成果に注目をしてみたいと思っているmewなのだった。(@@)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~

 最後に、おまけで(?)、飯島氏がチョット絡んでいる話を・・・。

 先日、北朝鮮の22歳の女性交通警察官が、「革命の首脳部を決死の覚悟で守った英雄」として、「共和国英雄」の称号を与えられることになり、泣きながらその表彰を受ける映像がニュースで流れていたのだが。見た方もいるのではないだろうか?<革命首脳部=金正恩第1書記>

 女性警官は「不意の状況で英雄的犠牲精神を発揮し、その安全を守った」とされているのだが。何をして賞賛されたのかはわからず。ただ、「共和国英雄」の称号は、最高の栄誉であり、若い女性に与えられるのは異例なことだという。
<一部には、金書紀を交通事故から守ったとの説も出ているのだが。それだけでもらえる称号ではないとの反論も。>

* * * * *

 実は、mewは、そのニュースを見た時にこの話を思い出したのだ。
<実際には、別のメディアで見たのだが。とりあえず女性自身の記事から。>

『4月12日、BSフジの『プライムニュース』に急遽出演した「官邸のラスプーチン」こと飯島勲内閣官房参与(67)が、「個人の勝手な見立て」と前置きしながら、驚きの話を披露した。

「安倍内閣の誕生が(昨年)12月の26日。ちょうどこの日に平壤で金正恩の暗殺未遂事件が起きた。しかも、ダウンタウンというんですか、商業ビジネス地域、東京でいったらですね。そういうところで軍と軍のたいへんな、その~、銃撃戦があった。はい」

 隣に座る石破茂自民党幹事長が苦笑いしながら聞いている。女性キャスターが驚きの表情で「クーデターということですか?」と聞き返した。

「未遂ですね。それがですね。そのダウンタウンのなかで起きたと。軍と軍との戦いが。これはね、たいへんな問題ですね。日本でいったらどこですか。日本橋とかあそこらへんあたりで衝突が起きたとみるべきですね」

 キャスターが「どこからの情報なんですか?」と問いつめても、「それはちょっと言えません。はい。すいません」と拒否。そこで、確認のため飯島氏に直接電話するも、「取材には応じないから」とつれない。官邸の参与室に取材を申し込んでも、「コメントすることはない」と拒否された。そこで、飯島氏に直撃取材を試みたが、やはり「知りません」の一点張り。(女性自身4月25日)』

 そして、もしその女性警官が、街中で銃撃戦が起きた際にor金書記の命を狙おうとする勢力が迫っていた際に、金書記の命を救おうとするような行動をとったとしたら、「「革命の首脳部を決死の覚悟で守った英雄」「不意の状況で英雄的犠牲精神を発揮し、その安全を守った」として、「共和国英雄」の称号を与えられても不思議はないかな~と思ったりもした邪推好きのmewなのであった。(@@)

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by mew-run7 | 2013-05-15 09:38 | 東アジア、北朝鮮問題 | Trackback

北朝鮮の核実験。中国より米国の支援望むも?&日本が危険視されないように



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女子アイスホッケーの日本代表が、10日、ソチ五輪の最終予選でデンマークを破り、98年の長野五輪以来、四大会ぶりに五輪出場権をゲットした。(*^^)v祝

 アイスホッケーは氷上の格闘技と呼ばれるほど、ハードなスポーツなのだけど。
 選手たちは、日ごろは笑顔を絶やさず、明るく前向きなチームであるとのこと。でも、いざとなったら、大きな外国の選手を相手に、熱いハートと冷静なアタマできっちりと戦って勝利するわけで。本当に、日本の女子は実にたくましい&たのもしいな~と思ったりもして。<フィギュアの四大陸もしかり。>

 スポーツや芸術の世界では、どんどん女性が活躍しているのだけど。日本の社会は、相変わらず男性中心だし。それこそ政治の世界なんて、女性の進出がむしろ衰退しているような感じだし。
 日本の国会も、もっと熱いハートと冷静なアタマ&しっかりとした行動力を持ったたのもしい女性がたくさん当選できるようにしないと、ダメだな~と思ってしまうです。(・・)

* * * * *

 昨日12日の昼前、北朝鮮が06年10月、09年5月に続き、3回めの核実験を敢行。
 朝鮮中央通信は、核実験について「爆発力が大きいながらも、小型化、軽量化し、高い水準で安全で完璧に実施した」と報じた。

 今回の核爆発は、M4.9前後で、前回の2倍程度のエネルギーがあったとのこと。
 現在、米韓や国際的な核監視機関などが分析中であるが、数トンから7トンのレベルで、広島に投下された原爆よりはかなり小さいという。
 ただ、北朝鮮は、昨年12月、米国西海岸まで届く能力を持ったミサイル発射実験に成功していることから、同国の発表通り、小型化、軽量化に成功しているとすれば、周辺諸国だけでなく、米国にとっても大きな脅威になる。(-"-)

 北朝鮮は、11日に中国と米国に事前通告を行なっていたとのこと。<ロシアには通告しなかかったようだ。>
 中央通信は、『核実験は、朝鮮の合法的な平和的衛星打ち上げの権利を乱暴に侵害した米国の暴悪非道な敵対行為に対処して、国の安全と自主権を守るための実際の対応措置の一環として行われた』と発表。
 また『北朝鮮外務省は同日、談話を発表し、今後も米国が敵対的な姿勢をとれば「より強度の高い2次、3次対応を取らざるを得ない」と追加的な核実験も示唆』したという。(日経2月12日)

* * * * *

 北朝鮮が、昨年のミサイル発射実験&今回の核実験を行なった最大の理由は、米国に同国への譲歩や支援を求めるためだと見られている。(・・)

 実際、先月24日も「米国の敵視政策がさらに危険な段階に達した」との声明を発表。「敵視政策に対し、核抑止力を強化せざるを得ない」として、米国にメッセージを送っており、水面下で何らかの交渉がなされているのではないかというか観測も出ていた。
 一時、米国から反応があって、核実験を中止するかという報道もあったのだが、交渉が調わなかったためか、敵視政策を続けるとみなして、実験を敢行したようだ。

* * * * *
 
『2011年12月の金正日(ジョンイル)総書記死去以降、北朝鮮メディアは国内外にこう宣伝し、「金正恩第1書記=核・ミサイル」というイメージの定着を図ってきた。金正恩氏は政治、軍事、経済で実績に乏しく、カリスマもない指導者だけに、国内基盤を固める必要性にも迫られていた。

 また対外的に北朝鮮には米朝2国間交渉を何としても始めたい事情がある。北朝鮮にとり米国は自らの体制を崩壊に追い込むことができる最大の脅威だ。米朝関係を進展させ朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に変えることは、金正日時代以来の宿願ともいえる。(産経新聞2月12日)』

 近時のことはわからないのだが。<今年1月に米国のグーグル会長が北朝鮮を訪問した際に、核実験に反対する意見を伝えたのだが、北朝鮮側から何らかの要求があったかは不明。>
 ただ、昨年1月、金正日総書記が他界した後、米国に食糧支援などを求めたものも拒否されたという報道がある。

『北朝鮮が金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去直後の昨年12月末、米国にコメやトウモロコシなど穀物を含む食糧援助を要請したが、米国がこれを拒否したと、ワシントンの外交消息筋が8日(現地時間)明らかにした。

この消息筋は、北朝鮮が金総書記の葬儀が行われた12月28日ごろ、韓相烈(ハン・サンリョル)国連北朝鮮代表部次席大使がハート米国務省6カ国協議特使に電話をかけ、こうした要請をしたと伝えた。しかし米国は乳幼児のためのビスケットやビタミンなど栄養援助に制限すると回答したという。(2012年1月9日)』 .

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 北朝鮮が、米国に支援を求める背景には、ロシアが同国の支援からどんどん撤退しつつあるのにに続き、中国からの支援にもどこまで頼れるかわからないという状況があるようだ。(・・)

 朝鮮半島は、第二次世界対戦後、日本の統治を離れ、以前のように一つの朝鮮国として再興するものと思われていたのだが。しかし、今度は、いわゆる東西対立の犠牲になる形で、戦後間もなくから38度線辺りをはさんで、南側は米国、北側はソ連に占領された上、48年には南側では大韓民国、北側では朝鮮民主主義人民共和国が立てられることに。
 それぞれが、自分たちが「朝鮮における唯一の正統な政府」であると主張し対立が激化。50年に米国、ソ連がバックにつく形で、朝鮮戦争が勃発し、53年に停戦したものの、2国分裂&対立が決定的なものになった。

 その後、北朝鮮はロシア、さらには中国から物心両面の支援を受け、カリスマ性の高い金日成国家主席の下、チェチェ思想に基づく社会主義体制70年代ぐらいまでは、韓国よりも経済&産業的に発展していたのであるが。
 80年代にはいって、ロシアの経済状況が悪化。90年代にはいり東西冷戦の終焉と共に、ロシアの厚い支援を受けることは困難になり、その後は中国に依存していたものの、94年に金日成国家主席が死去した後は、統治や産業発展もうまく行かず。度重なる自然災害もあって、食料危機に陥り、飢餓による病死者が出るような状態が続いている。(~_~;)

* * * * * 

 しかも、00年代にはいり、中国が現実的な観点から自由主義の導入を進めて経済発展を遂げ、国際社会のTOP国として活動するようになるにつれて、北朝鮮は置いてけぼりを食って、どんどん国際社会で孤立して行くような感じに。<それで、小泉訪朝を受け入れて拉致を認めた上、一部の被害者を返し、日本との国交回復をして支援を受けようと思ったのだけど、安倍氏らの自民党の超保守派に阻まれ、うまく行かず。民主党政権と接近して、今年の暮れには次官級会議までこぎつけるも、安倍政権に交代しちゃうし。^^;>
 
 また、中国は北朝鮮を厄介者扱いにしているような感じもあって。これまでは、色々と問題があっても擁護してくれていたのに、09年のミサイル実験や核実験でも北朝鮮を批判しており、北朝鮮から見れば、もう育ての親だったはずの中国は自分たちの完全な味方ではないという印象を抱いている部分もあったのか、改めて米国との関わりを求める意向が強くなったようだ。(~_~;)

 米国では北朝鮮を悪の枢軸扱いしていたブッシュ政権が終わり、09年からオバマ政権に代わったこと、10年に北朝鮮をテロ支援国家の指定から外していたことなども、その要因になっているかも知れない。

 今回も中国は、わざわざ政府高官を北朝鮮に派遣するなどして、核実験の中止を求めていた上、事前通告を受けて12日に外務省が、核実験実施に強く反対する」という声明まで発表していたようなのだが。もはや中国の影響力は低下しており、北朝鮮は中国の言うことをきく気にはなれなかった様子。^^;

<中国は、2月10日が元日に当たり、日本でいう正月三ヶ日にこういう問題を起こされたようなもので、そのことも怒っているとか。逆に言えば、北朝鮮がいかに中国に配慮していないかがわかる。>

 ちなみに昨日は、オバマ大統領が議会で一般教書演説を行なうことになっていたので、北朝鮮はその日を狙ったのではないかという見方が出ている。(・・)

* * * * *

 でも、オバマ大統領が、北朝鮮が核実験を敢行したことで、譲歩をするはずもないわけで。昨日、早速、同国を強く批判する声明を発表。
 米国への脅威だとして、却って敵視されることになった。

『オバマ大統領は声明を出し、「去年12月の弾道ミサイル発射に続いて、地域の安定を損ね、国連安全保障理事会の決議に反する非常に挑発的な行動だ」と述べて強く非難しました。
そのうえで、「北朝鮮の核兵器と弾道ミサイルの計画は、アメリカの安全保障と国際社会の平和と安定にとって脅威だ」と述べて、これまでになく踏み込んだ表現でアメリカへの直接的な脅威だと位置づけ、強い危機感を表明しました。(NHK2月12日)』

 米国は、韓国や日本だけでなく、中国、ロシアなどとも連携して、国連安保理で制裁決議を行なう意向を示している。
 また、国内外から、北朝鮮を改めてテロ支援国家に指定して、監視や警戒を強めるようにという要望が出ている。(-"-)

* * * * *

 また、中国は異例なことに、すぐに北朝鮮の大使を呼び、に抗議を行なったとのこと。

『北朝鮮が12日に核実験を行ったことを受け、中国・楊潔チ外相は12日、北朝鮮の池在竜駐中国大使を呼び出し、「国際社会の反対を顧みず、核実験を行った」「強烈な不満と断固たる反対を表明する」などと強く抗議した。また、事態をさらに激化させる言動をやめ、できるだけ早く対話の道に戻るよう求めた。
 大使を直接呼び出しての抗議は異例。(日テレ2月12日)』

 中国・楊外務大臣は、米国のケリー国務長官と電話で会談し、今後の対応について意見交換したという報道も。今回は、北朝鮮の制裁決議や再度の核実験阻止のために施策に前向きに協力する可能性がある。
<尚、昨日の夜には、国連の安保理が緊急招集され、核実験を過去の決議の「重大な違反」として、北朝鮮を強く非難する報道声明を出している。>

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 そして、日本はと言えば・・・。
 
 実は、安倍政権にとっては、北朝鮮が核実験を行なうのは06年10月に続き、2回めのこととなる。<ちなみに09年5月の核実験の時には麻生副総理が首相の時だった。>

 安倍首相は、前回の時には、国会答弁で「(制裁は)他国より格段に厳しいものになる。私の内閣で決めることなので、北朝鮮側もそれなりの措置になると考えているだろう」「核兵器を開発すれば北朝鮮という国事態の生存の条件が厳しい状況になっていく」と発言して、いわば国を潰すぐらいの意気込みで、日本独自としてもかなり厳しい経済制裁をとることに決めたのだが・・・。

 今回も、すぐに非難声明を出して、早速、日本独自としても制裁強化を行なう意向を示した。

『北朝鮮による3回目の核実験を受け、政府は12日、「厳重に抗議し、断固として非難する」との安倍晋三首相名の声明を発表した。北京の大使館ルートを通じて北朝鮮にも直接抗議した。声明には、独自制裁として再入国を禁じる朝鮮総連幹部の対象拡大も盛り込み、即日実施した。政府は国際社会と連携し、国連安全保障理事会での新たな制裁決議を目指す方針だ。

 核実験について、声明は「わが国の安全に対する重大な脅威」とし、「北東アジア、国際社会の平和と安全を著しく損なうものとして断じて容認できない」と強調。北朝鮮が「人工衛星」と称した昨年12月の長距離弾道ミサイル発射を受け、国連安保理決議で核実験への警告を発していたにもかかわらず強行したことについて、「国連安保理への重大な挑戦」と厳しく批判した。

 声明には、日本独自の制裁として「北朝鮮を渡航先とした再入国は原則認めない」と明記。政府は現在、再入国制限を朝鮮総連の議長ら4人に適用しており、菅義偉官房長官は記者会見で、新たに5人の朝鮮総連副議長も対象にすると説明した。

 菅長官は「ありとあらゆる制裁を考えている」とし、北朝鮮向け送金の上限額の引き下げなど金融制裁の強化も検討する考えを示した。(時事通信2月12日)』

* * * * *

 また岸田外務大臣は、『12日夜、北朝鮮の核実験を受けて米国のケリー国務長官、韓国の金星煥外交通商相、オーストラリアのカー外相とそれぞれ電話で対応を協議し、国連安全保障理事会での新たな決議採択に向けて連携していくことを確認した』とのこと。(時事通信2月12日)

 安倍首相も、ルース米大使と会談を行なった上、米国のオバマ大統領、韓国の李大統領との会談を行なう予定でいるのだが。日中関係が悪化している中、日本が中国とどこまで連携できるかが大きなポイントになりそうだ。

『外務省の杉山晋輔アジア大洋州局長は12日夜、中国の武大偉朝鮮半島問題特別代表と電話で協議。外務省は「国際世論に中国を巻き込んでいく」(幹部)考えだが、中国軍艦艇による自衛隊護衛艦へのレーダー照射が日中関係に影を落としているのは事実。公明党幹部は「対北朝鮮で連携に影響がなければいいが」と懸念する。(時事通信2月12日)』

* * * * *

 最後に、ロシアの反応を・・・。

 ロシアももちろん北朝鮮の核実験を強く批判していたのだが。mewにとって、非常に残念&哀しかったのは、安倍内閣には首相を含めて核武装論者が何人もいるためか、ロシア下院外交委員長が日本への警戒も示していたことだった。(-"-)
 
『ロシアのプシコフ下院外交委員長は12日、記者団に対し、北朝鮮が核兵器開発を進めれば、日本も核武装に踏み切る可能性があると指摘するとともに、北朝鮮の核問題は「(極東)地域外でも重大な脅威だ」と訴え、強い懸念を示した。インタファクス通信が伝えた。
 同委員長は、北朝鮮の核開発を受けて「日本も現在の非核武装の立場から離れるため、しかるべき対応を始めるかもしれない」と述べた。
 また、国際社会と国連安全保障理事会は「北朝鮮の政権に対し、核実験を核兵器製造に移行させないよう、直接圧力をかけなければならない」と主張した。(共同通信2月12日)』

 そして、もちろん北朝鮮の行為は批判されるべきものだし。日本が、独自でそれ相当の制裁を科したり、対北朝鮮の防衛強化を考えたりすることも必要な部分があるかも知れないが。安倍首相は、ただでさえ中朝を強く敵視している上、拉致問題のこともあって、北朝鮮に対しては、かなり強い姿勢をとるところがあるだけに、行き過ぎた言動をしないようにと案じるところがあるし。
 何よりもどうか日本が、北朝鮮のように世界から危険視されるような国にはならないで欲しいな~と、切に願ってしまうmewなのだった。

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by mew-run7 | 2013-02-13 09:48 | 東アジア、北朝鮮問題 | Trackback(2)

反日デモの背景に格差拡大&愛国教育も+関係改善の道は?+日朝に密約?

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 最初に、前記事『小泉訪朝から10年。拉致被害者の救済のために、柔軟な対応&国民の後押しを』に関連する話を・・・。

 前記事で、mewは小泉元首相が北朝鮮の訪問&拉致被害者の帰国を実現できたのは、様々なパイプを使って交渉したからだという話を書いたのだが。
 そして、ちょこっと「オモテには公表していない資金や食料供与もあったというウワサもあるが」と書き添えたのだけど・・・。

 何と昨日、産経新聞が『日朝が密約か 拉致認定なら戦後賠償1兆3600億円』という興味深い記事を掲載していた。<全文は*1に>

『2002(平成14)年の日朝首脳会談で小泉純一郎首相(当時)と金正日総書記が署名した日朝平壌宣言の背景に、北朝鮮側が拉致を認めれば日本側が戦後賠償として経済協力資金114億ドル(約1兆3600億円=当時)を提供するという「密約」があった可能性が浮上した。朝鮮労働党元幹部が17日までに証言した。 日本政府はこれまで「規模については協議していない」としてきた。しかし交渉録は一部が欠落しており、交渉には不透明さが指摘されてきた。北朝鮮では、この資金を前提に国家再生プロジェクトが立ち上がっていたという。(産経新聞9月18日)』

 そして、前記事で、安倍元首相が秘密協議であったことを批判する言葉をアップしたのだが。

『協議は01年秋から約30回の秘密折衝で進んだ。その後、安倍晋三政権の調べで8月、9月の2回分の記録の欠落が判明していた。

 首脳会談に官房副長官として同席した安倍氏は産経新聞の取材に対し、「田中(均・元外務省アジア大洋州)局長の担った段階の一部議事録がないのは問題だ。秘密外交になり、総力戦といえる状況ではなかった」と述べている。調査に関わった元政府高官は「拉致問題や経済協力問題がどう話し合われたかが分からない。記録を残すのが都合が悪かったのではないか」と話している。(同上)』
 
* * * * *

 ただ、野田政権は、本気で拉致問題の解決に取り組もうとしている様子。

 拉致問題担当大臣の松原仁氏は、日本会議系の超保守派なのであるが。<以前も、あらゆるパイプを使いたいと話していたのをきいて、「ほ~」と思ったことがあったのだけど。>
 昨日、発表した談話でも、現実的な対応を行なう姿勢を示していたことには、好感が持てた。

『松原仁拉致問題担当相は17日、2002年の日朝首脳会談から10年を迎えたことについて「この長く厳しい年月を重く受け止め、国家の責任として拉致問題を解決するという強い決意を新たにする」との談話を発表した。
 談話では、拉致被害者5人の帰国以降、具体的な成果がないことに言及。拉致解決には国内外の深い理解が必要と指摘し、「北朝鮮の新しい政権が拉致問題について新たな方針を打ち出すことを期待する」と呼び掛けた。(時事通信9月17日)』 

『談話はまた、「『一定の進捗(しんちょく)』と合意できる進展が得られた場合、人道支援など関係改善のための措置をとることができる」とし、北朝鮮に、横田めぐみさんら拉致被害者に関する情報提供を促した。(産経新聞9月18日)』

 前記事でも書いたように、mewとしては1日も早く&一人でも多く拉致被害者を救済するためには、日本政府は柔軟な対応をする必要があると思うし。民主党政権&松原大臣が、様々なルートを通じて積極的に交渉を行ない解決をしてくれることを強く期待している。(・・)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~

 実は、9月29日は、日中国交正常化40周年を迎えるのだが。<1972年のこの日に、日中共同声明の調印式が行なわれたのね。>

 尖閣諸島の領有権を巡る問題で、8月頃から日中関係が著しく悪化。残念ながら、8~10月にかけて予定されていた国交40周年を記念した式典やイベントも次々と中止や延期になっている。(~_~;)

 しかも、先週から、中国国内の反日デモの規模&範囲がどんどん拡大しており、100以上の都市でデモが行なわれているとのこと。また、一部が暴徒化して、日本企業が経営する工場や店舗が破壊されたり、日本人に危害が加えられたりするなどの被害が出て、在留邦人の仕事や生活、また中国との取引のある諸産業にも支障が出るようになっており、日中関係は国交が正常化してから40年の間で、最悪の状態に陥っている。(-"-)

 昨日18日は、満州事変のきっかけとなった&中国にとっては国辱の日とされる柳条湖事件(1931年)が起きた日なので、デモ活動が激化することも予想されていたのだが。
 当初は、ややデモを放置していた感じがあった中国政府も、昨日は、事前にマスコミを使って違法行為を行なわないように呼びかけると共に、多数の警官を配備して警戒態勢を強化するなどしたため、幸い、大きな混乱や被害は生じずに済んだ様子。この日をピークに、反日デモは収束化するのではないかという見られている。

 中国はいまや経済&社会的に日本にとって切り離せない国であるし。中国在留の企業や邦人の安全を考えれば尚更に、1日も早く関係改善をはかりたいところなのだし。
 中国側も、10月1日には国慶節(建国記念日)を迎える上、同月中に開かれる共産党大会で、胡錦濤国家主席などが退任して新政権を発足させる予定なので、国内情勢を安定させたい気持ちもあるようなのだが。

 ただ中国としては、同時に、国力の強さをアピールしたいところだし。尖閣諸島の領有権の問題は容易に解決がつくものではないことから、その解決には時間がかかると思われる。
 また、それぞれの様々な内政事情もあることから、日本側も中国側も、相手国への対応だけでなく、自国の政治家や国民への対応も含め、これからかなり苦労しそうな感じがある。(~_~;)

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 中国としては、新政権を発足するに当たって、国内外に尖閣諸島の領有権を含め、強い中国をアピールしたいという考えもあるだろうし。
 日本に対しても、反日デモや尖閣諸島海域への漁船&艦船の航行などによって、さらにプレッシャーをかけて行きたいという思惑もあるだろう。
 また、どの国もよく使う手であるのだが、対外に敵を作ることは、新政権への移行期に国威を発揚し、国民をまとめて行くためにも有効な手段にもなる。(~_~;)

 特に中国では、近年のバブルに近い超高度経済成長期に、国民同士の間で、また都市部と地方の間での経済格差があまりにも拡大していた上、バブル終了によって急激に経済、雇用状況が低下していることもあって、特に若者を中心にストレスや不満が増大しているとのこと。

 今回の反日デモに参加していた人の大部分は20~30代の若者だったことや、地方の都市や町にまでデモが拡大したこと、さらに一部が暴徒化したことには、そのような背景もあったのではないかと言われている。
<後述するように、この年代の若者は、中国の愛国教育(反日教育を含む)の影響を強く受けていることもあるらしい。>

 実際、TVの映像にも、デモの参加者の中には、日本に対する抗議や批判のプラカードのほか、毛沢東の写真を掲げて「貧しくとも平等を」の意をアピールするグループや「自由、民主、人権、憲政」などのスローガンを記した幕を掲げ、本意としては民主化運動を行なおうとしている人の姿が映っていたのだが。
 今回の反日デモの参加者の中には、尖閣諸島の問題だけでなく、政府の経済・社会政策に対する不満をぶつけようとしている人たちも少なからずいるのは確かなようだ。(・・)

 中国政府としては、日中関係をあまり悪化させるのも本意ではないものの、強気の姿勢を示さなければ、国民から反感を買うし。
 また、国内の情勢や治安を安定させるためには、コトを荒立てたくはないという思いはあるものの、国民の不満が政府の内政に向かわないためには、その怒りを日本に向けておく方が得策な部分もあるわけで。どのように国内外に対応して、うまく落としどころを見つけるか、かなり困っている部分もあるように感じられるところがある。(@@)

* * * * *
 
 他方、日本政府も、国内外の対応に苦慮しているところがある。(-"-)

 野田首相は、もともと保守派ではあるものの、おそらく国政が混乱して、政権が苦しい状況にあるこの時期に、わざわざ政府が尖閣諸島を購入するなんてことは決めたくはなかったのではないかと察する。<ましてや、よりによって、国交正常化40周年を迎える9月にね~。^^;>

 先日、自民党の総裁選候補がTV出演した際に、石原伸晃氏が政府の尖閣購入に関して、「政府は『虎の尾を踏む』と言っては過言かもしれないが、十分な話が中国とできていなかった。事前に、中国との打ち合わせがあってしかるべきだった」と発言したのを見て、思わず「はあ?」と言いたくなってしまったのだが。(゚Д゚)

<昨夜、野田首相がTV出演した際に「野党の中に、(首相が)『虎の尾を踏んだ』という方もいる。思いっきり踏もうとしたお父さんもいた」としっかり言い返していたけどね。(~_~;)>

 最初に、政府とも中国とも事前に何の打ち合わせもなく「虎の尾を踏んだ」(虎の尾をいきなり掴んで、引きずり出そうとした?)のは、石原伸晃氏の父である石原慎太郎都知事にほかなるまい。(**)

 まあ、親と子は別人格であるとはいえ、今年4月に石原都知事が、ワシントンで行なった講演で、いきなり東京都が尖閣諸島を購入すると発表したことが、領有権の問題をクローズアップさせる大きなきっかけになったのである。(-"-)
 
 でも、石原都知事は自民党の衆院議員時代から中国嫌いの暴言大王で知られており、中国からも天敵視されている存在ゆえ、もし東京都が尖閣諸島を購入した場合、新たなトラブルが色々と生じて、中国からの反発が激化するおそれが大きかったのである。^^;

* * * * * 

 石原都知事は、公の場で<中国が侮蔑表現だとして嫌がっているにもかかわらず>相変わらず、中国をシナと呼んで、さんざん批判しまくっているし。尖閣諸島に自衛隊を常駐させるべきだとか、実効支配をするために様々な施設を作るべきだと主張。<政府が購入する場合でも、最低限、船だまりを作ることを条件にしていた。>
 東京都は、購入を前提に、10月に現地調査を行なう予定だったのだが「10月にはもう一度尖閣に行き、上陸する。政府がオレを逮捕するなら、喜んで牢屋に入ってやろう」などと語るなど、政府や中国を挑発する発言を繰り返していたし。
 もし都が購入した場合は、本当に何をするかわからない感じがあったからだ。(~_~;)

<政府の購入が決まった後の14日の定例会見でも、『「気が狂ってんじゃないかと思う。俺の物は俺の物、おまえの物も俺の物という形でやられたらたまったもんじゃない」と中国を批判。「追っ払えばいいんだよ。体当たりしたらいいんだ」とも述べた。 自らの言動が日中関係を悪化させているとの指摘に対しては「経済利益を失ったっていい。あの国の属国になることの方が、私はよっぽど嫌だね」と話した』りしているからね~。(>_<)>

 地権者が、8月にはいって、石原都知事ではなく国に直接売ることを決断した理由に関して、諸説、飛び交っているのであるが。
 地権者は、日中の政治家や識者の発言やマスコミ報道がエスカレートして、武力行使云々の話まで出ていることを懸念していたという情報もあることから、政府側の説得もあって、もしかしたら状況が悪化する前に、政府に売却した方がいいと判断した可能性もある。(・・)

 政府は、問題が大きくなるのを避けるために、何とか都との売買契約が成立する前に、急いで地権者から直接、尖閣諸島を購入する契約を結ばざるを得なくなったというのが実情だろう。(@@)
<中国側も(米国も?)、石原都知事が買うよりは、日本政府が買った方がマシだと考えていたという話もある。>

 日本政府としては、この尖閣購入によって、中国政府や国民から反発が出るのは、それなりに覚悟をしていたのではないかと思うのだけど。
<石原都知事の購入を阻止した分、中国政府が、もう少しくらいは、反日デモをコントロールしてくれると期待していたかな?^^;>

 10月から中国が新体制にはいることだし。できれば、何とか最悪の時期をうまくしのいで、徐々にでも日中関係を回復させて行きたいところだろうし。
 今は、下手に動くのを避け、じっと我慢の子になっているのではないかと察する。(・・)

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 自民党の総裁候補たちをはじめとして、いわゆる保守系の政治家たちも、石原都知事が買うよりは国が買った方がベターだと思っているのか、<息子である石原伸晃氏も含めて?>、政府が購入契約を結び、尖閣諸島を国有化すること自体を強く批判する人はいないようなのだが・・・。

 ただ、彼らの場合は、もともと中国を敵視している人が多い上、愛国精神の高揚や領土問題にも熱心に取り組んで来たこともあって、「ここぞ、チャンス」とばかりに、自分たちの立場を主張したり、国民を煽ろうとしたりしている感じがあるのだ。(~_~;)
 
 実際、16日に総裁選候補が、TV出演した際も・・・

 石破茂氏は「わが国固有の領土である尖閣の実効支配を強めるには、国有化だけでは意味がない。漁業者の安全を守るため、船だまり(漁船の待避施設)の整備も一つの考えだ。中国は経済的に重要な国だが「中国への輸出が減り、中国からの観光客も減った。だから実効支配を控える」との考え方を採らない。主権を少しでも譲ると、その国はすべてを失う。海上保安庁の能力向上や領海侵犯に対する法整備などやるべきことをやる」と発言。

 安倍元首相は「中国には共産党の一党支配を支える2つの柱がある。経済成長と愛国主義教育だ。愛国教育が反日になってしまったことに大きな問題点がある。
 中国が尖閣周辺の資源を求めているから、われわれは島自体の管理を強める必要がある。中国漁船が尖閣に押し寄せたとき、上陸は断固阻止すべきだ。「領土、領海、私たちの誇りに手をつけたら絶対に許さない」という強いメッセージを出すことで紛争を防ぐことができる」と主張し、中国への対抗姿勢を強く打ち出していたのである。<発言部分は、産経新聞9月17日より>

<ただし石原伸晃くんは、「外交以外のさまざまなルートを使って事態を沈静化させることが必要だ」「国有化に反発が出ていることをもう1回立ち止まって考えなければならない」と語っていたとのこと。珍しく?、共感したです。(・・)>

* * * * *

 mewは、基本的には尖閣諸島を国が所有することには賛成の立場だし。<今は時期が悪かった&20億円は、やや高額かと思ったけど。>
 今後、この領有権を確かなものにするために、国際社会の理解を得たり、強引な上陸を防いだりする工夫は必要だと思っているのだが。

 ただ、ここですぐに実効支配をしようとして強引な方法をとることは、決して日中関係の改善にはつながらないし。<石原都知事や石破氏のように、個人の価値観を重視して、経済関係は二の次だと考えることには疑問を覚える。>

 そのような行為は、むしろ中国側を挑発して、お互いに新たな対抗策をとろうとすれば、ある種のやり合いを招くだけで。武力行使までは至らなくとも、実力行使による小競り合いが生じる可能性は否定できないわけで。
 
 もし石破氏や安倍氏が新総裁(未来の首相?)になった場合には、今後の日本の国のあり方、日中関係などに大きな不安を覚えるところがある。(-"-)

* * * * *

 もう一つ、mewが引っかかったのは、安倍元首相が、中国の「愛国教育が反日になってしまったことに大きな問題点がある」と語っていたことだった。
 
 そう言えば、先日、香港政府が愛国教育の導入を見送ることを決めたというニュースが出ていたばかりなのだが・・・。^^;

『香港政府は9日までに、中国国民としての「愛国教育」をすべての学校で導入するとしていた計画の撤回を発表した。
 梁振英行政長官は8日、導入するかどうかの判断を各学校に任せる方針を示し、「学校主導の考えに沿った決定だ」と強調した。

 問題の科目は「道徳・国民教育」。政府がパンフレットで紹介した教材は、中国共産党を「進歩的で無私無欲、団結が固い」と称賛し、複数政党制は米国のケースのように国家に災いをもたらすと主張していた。教材では1989年の天安門事件をはじめとする中国史上の大事件を取り上げられていないとして、批判を呼んでいた。 現地では、住民らが「子どもたちの洗脳だ」と強く反発し、数千人規模のデモも起きていた。(CNN9月9日)』

 中国では、1989年の天安門事件をきっかけに、愛国教育(共産党賞賛&反日教育含む)を強化しており、今回の反日デモに20~30代の若者が多い要因の一つには、その教育(洗脳?)の影響があるのではないかと言われている。(~_~;)

 以前も書いたように、mewも中国や韓国、北朝鮮で愛国教育&反日教育が行なわれていることを望ましくは思っていないし。
 それがなくならない限りは、東アジア4国が本当に良好な関係を築くことができないのではないかと思っているので、香港政府がこのような決断を下したことは、おおいに評価したいと思っている。(・・)

 でも、安倍氏が首相在任中に行なっていたこと&今回の総裁選で公約に掲げている「教育再生」は、mewから見れば、まさに愛国教育なのである。(`´)
 
 また安倍氏は、いわゆる歴史修正主義に基づく社会の学習指導を行なう政策をとろうとしており<慰安婦問題、南京大虐殺を否定、先の戦争を正当化&侵略性を否定するなど>、それはある意味で、反中朝韓とまで言わずとも、それらの国々を批判するような教育につながりかねない部分もあるわけで。
 もし中国の愛国教育に問題があると考えるのであれば、まずは自分が提唱する「教育再生」の中身を考え直して欲しいと思ってしまうところがあった。(・・)

* * * * *

 幸い野田首相は、ともかく冷静に大局観に立って対応すべきだと主張。昨夜のTV出演の際も『「外相(会談)も含めて対応を確認しないといけない。チャンネルはより広く持った方がいい」と述べ、外相会談や経済界・野党議員の派遣も含めて沈静化を探る意向を示し』ており、その点では評価できる。(毎日新聞9月19日)
 それこそ小沢一郎氏は、mew的には中国幹部とのパイプが太いので、その力を借りたいところなのだが。日中国交正常化を果たした田中角栄元首相の娘であり、中国からも尊重されている田中真紀子氏や、親中派とされる福田元首相、鳩山元首相、菅前首相など、それなりの立場にあった人を派遣するのも一つの方法かも知れない。(・・)

 領土問題の解決は容易ではないものの、せめて日中間の経済的な関係や在中企業or人々の仕事や生活が通常通りに戻るように、こちらも正面からやり合うことを第一に考えるのではなく、様々なルートや知恵を使って、柔軟に対応して欲しいと願っているmewなのであった。(@@)

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by mew-run7 | 2012-09-19 07:42 | 東アジア、北朝鮮問題 | Trackback(1)

小泉訪朝から10年。拉致被害者の救済のために、柔軟な対応&国民の後押しを

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02年9月17日、小泉純一郎首相(当時)が北朝鮮を電撃訪問したことには、多くの国民が驚かされたに違いない。
 小泉首相は、金正日総書記(当時)と会談を行ない、日本人拉致があったことを認めさせた上で、日朝平壌宣言を結ぶことに成功。その後、5人の拉致被害者、そしてその家族が帰国する道を開いた。

 昨日、その小泉首相の北朝鮮訪問からちょうど10周年を迎えたのだが。小泉氏のあとを受けた安倍政権意向、北朝鮮との関係は悪化。それ以来、新たな拉致被害者の帰国は実現できず。小泉氏が最終的な目標としていたという日朝国交正常化も、全く見通しが立っていない状況だ。(-"-)

* * * * *

 小泉首相が、北朝鮮訪問を実現し、金正日総書記に日本人拉致を認めさせたり、平壌宣言をまとめることができたのは、様々なルートを通じて北朝鮮側とコンタクトをとり、最終的には北朝鮮の高官だと言われるミスターXなる人物と交渉を行なった結果だったと言われているのだが。<また、オモテには公表していない資金や食料供与もあったというウワサもあるが。>

 昨日の夕方、小泉元首相の秘書官だった飯島勲氏がTVに出演して、興味深い話をしていた。
 あの会談が実現した背景には、当時のロシアのプーチン大統領やドイツのシュレーダー首相の後押しがあったというのだ。(・・)

<チラチラ見ていただけなので、おおよその記憶で書くなら・・・>
【追記・FNNのニュースサイトに、この飯島氏の述懐に関する記事が載っていたので、*1に】

 02年、プーチン大統領は、出身地の重要行事と仏G8サミットの日程が重なったことで悩んでおり、仏大統領に日程を2日ずらして欲しいと頼んでいたそうなのだが。その時に、小泉首相が助け舟を出したことで、日程の変更が認められることになったとのこと。プーチン大統領は、小泉首相を評価。同氏に恩を感じて、金総書記に拉致問題を解決するようにと伝えることを約束したという。

 また、ドイツのシュレーダー首相は、日本で開催された02年のワールドカップで、自国ドイツが出場する決勝戦をナマで応援することを希望。共にカナダ・サミットに出ていた小泉首相は、それを知り、異例なことにシュレーダー首相を日本の政府専用機に乗せて帰国。同首相は、ナマで決勝戦を見ることができたということがあった。
 シュレーダー首相は、その好意に感謝し、金総書記に拉致問題の解決をするように促したというのだ。

* * * * *

 飯島氏は、小泉訪朝は色々なルートや支援の力が働いて、実現できたと。しかし、安倍晋三氏が首相になってからは、圧力を重視するようになったため、拉致問題や国交正常化の話が進まなくなったという話もしていた。<アジア重視の福田首相の時には、一時、良化の兆しがあったと言っていたけど。(確か、山崎拓氏が動いて交渉を行なおうとしていたのよね。)>

 実際、安倍晋三氏は、小泉訪朝の成果は認めながらも、小泉首相&周辺が、様々なパイプで北朝鮮と接触&交渉を行なったこと、北朝鮮に譲歩するような姿勢をとったことを批判。
 06年、同氏が首相に就任して間もなく、北朝鮮との交渉ルートを外務省に限定したり、北朝鮮に対する経済制裁などを強化したりする方針をとることを明言。また、当時、北朝鮮を悪の枢軸と名指ししていたブッシュ政権と組んで、様々な意味でのパワーを背景にした圧力で、北朝鮮を屈服させる形で拉致問題を解決しようとしたため、北朝鮮との関係が完全にこじれてしまったのであった。(-_-)

* * * * *

 小泉氏は、日朝国交正常化を重視していたのだが。(それが結果的には拉致問題の解決にもつながると考えていた様子。)
 安倍氏は、国交正常化はあまり望んでおらず。仮に行なうとしても、拉致被害者が全て返還されたあとだと主張。
 また、06年に安倍政権が始まって間もなく、北朝鮮が地下核実験を行なったという情報が出たため、安倍氏は尚更に厳格に対応すべきだと強調するようになったのである。

<mewは、安倍氏が首相になって間もなく、国会の答弁で、北朝鮮への制裁措置に関して、誇らしげに笑みを浮かべて「(北朝鮮側も)私の内閣で決めることだから、それなりの措置になるということは考えているのではないか」と語っていた姿を忘れることができない。(-"-)>

 また、安倍氏の超保守仲間の麻生元首相も、同じ路線をとったため、交渉は進展せず。^_^;
 09年に民主党政権に代わってからも、同党が様々なルートを使って北朝鮮と接触をすることを警戒し、時には強く批判したり、妨害したりするようなことをして来たわけで。
 正直なところ、mewの目には、結果的に、拉致問題の解決を阻害するような行為を続けて来たように映るところがある。(~_~;)

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 以前から何度も書いていることだが。mewは、拉致被害者の家族が、なかなか誰にも相手にしてもらえずに困っていた中、安倍晋三氏などのいわゆる超保守派の政治家たちが、彼らの相談に乗って、家族会の活動などを支援して来たことに関しては、高く評価しているし。ひとりの国民として、感謝もしている。m(__)m

 安倍氏が、最初に相談に乗ったのは、まだ父親(安倍晋太郎元外相)の秘書を務めていた頃だったそうなのだが。安倍氏は、ひとりの人間としては、本当に心根の優しい人だと思うし。<あしなが育英会などの活動にも熱心なのよね。>
 もし彼らが、被害者家族をサポートしてくれなければ、拉致被害の実態もまともに調査されなかっただろうし、家族たちはもっと絶望的な思いをしていたのではないかと察する。(-_-)

 ただ、家族会をサポートして来た国会議員の大部分は、安倍氏や平沼赳夫氏が率いる日本会議系の超保守派であって。
 彼らが、この拉致問題に関心を持った最大の理由は、それが彼らが敵視している北朝鮮の悪事を批判、追及する材料になるからだということも否めないだろう。

 彼らは、様々な手段を使って<多少、色々なルートを使ったり、ウラ取引をしたりしてでも>、ともかくひとりでも多く拉致被害者の帰国させることを優先するということは考えていないのだ。 
 悪いのは北朝鮮なのだから、北朝鮮が自ら謝罪して、被害者を返すべきなのだと。そのためには、北朝鮮に参ったと思わせるように、制裁圧力を強めて行くのが一番なのだと考えているのである。(~_~;)

<この超保守仲間には、拉致問題を解決するためにも、ともかく北朝鮮を崩壊させればいいと考えていた人もいるのよね。^^;>

* * * * *

 mewは、それはそれで一つの考え方ではないかとは思うのだが。
 ただ、現実には、そのような方法をとっていても、彼らの思い通りにコトが運ぶ可能性は極めて低いわけで。結局、拉致問題はなかなか解決せず、被害者もひとりも帰って来ないというのが実情なのである。
 その間に、被害者の家族はどんどんと高齢化し、既に亡くなった方もいるし。いまや被害者自身も高齢化しつつある上、食料や燃料の不足が続く中、健康に支障が出ているのではないかという懸念も出ているような状況だ。(-"-)

 そして、長い間、安倍氏らを頼っていた家族会のメンバーの中にも、安倍氏らの方針に疑問を抱く人たちが出て来たようで。幹部だった蓮池徹氏は、家族会を脱退。
 また、横田夫妻も、拉致被害者を取り戻すには多様な方法があるとして、民主党政権による対話や交渉にも、一定の期待を示すようになっている。(・・)

<関連記事・『拉致問題の早期解決のために・・・金賢姫や蓮池兄の意見は重要&政権交代して現実的な解決を』など>

* * * * *

 mewは、このブログに何度も、早期に拉致問題を解決するには、政府の方針の転換が必要だ、様々なルートで交渉すべきだと主張しているのだが。

 どうやら、安倍氏の考えは今も全く変わっていない様子。(@@)

 安倍氏は、17日掲載の産経新聞のインタビューに応えて、このように述べている。

『小泉元首相の訪朝の決断は正しかった。反省点としては、訪朝に至る経緯で秘密外交になり、(政府全体で対応する)総力戦といえる状況ではなかったことだ。ただ、小泉氏の決断がなければ、金正日総書記自ら拉致の事実を認め、謝罪し、5人を帰すということには至らなかった。

 国交を正常化するのは目的ではなくて手段だ。当時も政府の中の主要な高官が、大義は日朝正常化であり拉致問題はその障害にすぎないと言っていた。その考え方自体が根本的に間違っている。日本人の奪われた人生を取り返すことが国益なのだ。

 10年前から全然動いていない、圧力をかける外交方針は間違っていないかという指摘がある。しかし、小泉訪朝以前はずっと対話と支援だったが、何の解決も答えも出なかった。それを忘れてはならない。』

『もう一度認識をしないといけないことは、北朝鮮は基本的に約束を守らないということだ。彼らが何か実行して初めてこちらはそれに対応する。先にモノを出すと彼らは実行しない。

 金総書記は「5人生存」とともに「8人死亡」という判断も同時にした。この決定を覆すには相当の決断が必要となる。日本側の要求を受け入れなければ、やっていけないとの判断をするように持っていかなければいけない。だから、圧力以外にとる道はない。』

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 ちなみに、安倍氏は、時事通信11日のインタビューでは、こんなことも言っていた。

『私から「拉致問題は日本の問題だ。日本が強く主張しなければ一切進まない。妥協しないという態度で臨んでもらいたい」と話した。小泉首相もよく分かっていた。平壌宣言を見れば分かるように、賠償方法については事細かに書いてある。
 あのとき外務省は(拉致問題が全面解決しなくても)1カ月ぐらいで平壌宣言にのっとって国交を正常化させようとしていた。私はとんでもない話だと思った。(時事通信9月11日)』

 もし自民党に政権が戻った場合&このような敵対的な方針や姿勢を貫く限りは、よほどのことがない限り、拉致問題の解決は困難なのではないだろうか?(・・)

<安倍氏が総裁にならなかったとしても、自民党内では超保守系の議員が多いので、圧力政策や正面突破以外の方法をとることは、彼らが許容しないだろう。(-_-;)>

 そうだとすれば、民主党政権のうちに1日も早く、北朝鮮との関係を改善して、また拉致問題に関して、色々なルートで協議&交渉し得るような環境を作ることが必要なのではないかと思われる。(・・)

* * * * * 

 幸いにも、北朝鮮は、ヨーロッパ留学の経験もある&若い金正恩氏の政権に移行し、以前よりも少しずつながら開放的になっているように見えるし。金正恩氏は、父の正日氏とは異なり、この日本人の拉致には全く関わっていないので、拉致を認めやすい<&謝罪しやすい>立場にある。
 
 mewは、民主党に政権が代わってから、小沢一郎氏や菅直人氏、その周辺がが中国や北朝鮮とパイプがあると言われていることもあって<小沢氏は自民党時代に訪朝したこともある>、中国の支援を受ける形で、拉致問題の交渉を進めることを期待していたのだが。ウラで動いているかのようなウワサは出ていたものの、オモテで報道されることはなかった。^^;

 ただ、民主党政権になってから、韓国も含め様々なルートから、拉致被害者の情報をかなり集められるようになっているし。
 また、中井洽氏(拉致問題担当大臣)が、11年7月に北朝鮮の朝日国交正常化交渉担当大使と中国・長春市で極秘に会談したという報道が出たことから(本人は否定)、おそらくそれまでに何らかの接触は行なわれていたのではないかと察する。<12年1月にも会談したとの情報あり。>

* * * * *

 実は、今年3月にも中井氏は朝日国交正常化交渉担当大使と会談する可能性があったのだが。
 国会議員が国会開催中に海外に渡航するには、院の許可をとらなければならず。中井氏が衆院に(オモテ向き?)台湾への渡航申請を行なったしたところ、自民党が北朝鮮高官と会うのではと許可を与えることに反発。中井氏は、海外渡航を断念せざるを得なくなった上、右翼に脅迫される事態に発展。^^;
<関連記事・『中井脅迫犯、ウヨク捕りがウヨクに+拉致&日本人妻問題の北朝鮮との交渉』>

 でも、こちらは外務省ルートで、今年8月から4年ぶりに日朝間で政府間協議が再開したことから、まだ初期段階ではあるものの、わずかながらいい方向にコトが進んでいるような感じがある。(・・)

* * * * *

 繰り返し書くように、拉致被害者本人(日本人妻)もその家族も高齢化していること、北朝鮮の経済状況が低迷していることを考えると、ともかく1日も早く、ひとりでも多くの拉致被害者の帰国を実現することが望まれるわけで・・・。
 
<折角、やっと北朝鮮と交渉する機会を得ても、周囲で北朝鮮や外交政策に関して辛らつな批判が出れば、進む話も進まなくなってしまうし。北朝鮮の後見役である中国との関係が悪化しても、交渉に支障を来たすおそれがあるため、そのことも懸念している。(~_~;)>

 早期に問題解決をするために、どうかマスコミや一般国民の中で、個人の政治思想云々よりも、まずは被害者の救済が重要だと思う人は、現政権が外務省を含め様々なルートでいい交渉ができるように後押しをして欲しいと思うし。
 できるなら安倍氏らにも、もう少し柔軟な考え方、姿勢で、被害者や家族の救済を第一に考えるようになって欲しいな~と、心から願っているmewなのだった。(@@)
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by mew-run7 | 2012-09-18 02:30 | 東アジア、北朝鮮問題 | Trackback(1)

中国で「尖閣は日本領土」の証拠が?+河野談話見直し目指す安部&維新など

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*印がついた報道記事は、記事の最後のMore部分にあるです。



 この記事では、尖閣諸島、竹島、慰安婦問題に関する話を中心に書きたい。

 まず、昨日『mew&日本がアブナイの倉庫』(コチラ)を作った。気になった報道記事やメモなどをキープしておくための場所だ。(・・)

<kojitakenの日記さんや日々坦々さんを参考に。(^^ゞmanneko? mewは誤ってキープする予定の報道記事を消してしまうことが多いし。この方法だと仕事場にいる時でも、報道記事やメモをキープしておけるので便利かなと。"^_^">

 気になったもの全てを、ここにアップするわけではないのだが。
 ブログに紹介する機会がなかったネタもキープしておくことがあるので、気が向いたら覗いてみて下さいませ。m(__)m

* * * * *

 で、そこにキープしておいた記事から一つ。
  
 25日、産経新聞に注目すべき報道記事が出ていたのだ。(@@)

 タイトルは、『中国版ツイッター「尖閣は日本領土」 企業幹部が実名 根拠に公式地図』。<全文*1・地図はコチラに>

『中国広東省の民間企業幹部が24日、中国版ツイッター「微博」で「1949年から71年まで中国政府は釣魚島(尖閣諸島)を日本の領土と認めていた」と異例の発言をした。日本領有を示す53年1月の中国共産党機関紙、人民日報の記事や、複数の公式地図など根拠を挙げている。(産経新聞8月25日)』

『林氏の資料によると、人民日報は53年1月8日付の紙面に掲載した記事で「琉球群島(沖縄)は台湾の東北に点在し、尖閣諸島や先島諸島、沖縄諸島など7組の島嶼からなる」と表記していた。中国当局が監修した53年、58年、60年、67年に発行した地図の画像も示したが、その多くが「尖閣群島」「魚釣島」などと表記。日中境界線も明らかに日本領土を示している。

 林氏は冷静に証拠を積み重ねた上で「中国政府はこれでも釣魚島はわれわれの領土だといえるのか」と疑問を投げかけた。(同上)』

* * * * *

 もしこれが事実であれば、中国は領有権を主張する根拠を失うことになるわけで・・・。

『林氏の書き込みを見た中国のネットユーザーは、「尖閣諸島が日本領土であることは疑う余地がない。1970年以前は一度も『尖閣が中国領』などと言ったことはない」「あの地図は中国政府の発表ではないと証明されている」などさまざまな意見を述べつつ、書き込みを拡散させていった。(J-CASTニュース8月27日)』

 ところが、このツイートは(ブログも?)、25~27日の間に削除されてしまったとのこと。

『林氏の微博での一連の書き込みは8月25日17時過ぎに全て削除されたという報道が一部で出ている。また、ブログ記事は8月27日12時30分の時点では閲覧できたが、13時20分頃確認したところ、削除されていた。(同上)』(全文は倉庫コチラに)

 日本のTVメディアなどでは、この件は全くorほとんど報道されていないように思うのだけど。
 mewは、以前にも同じような主張(情報)を、ネットで見たり、知人に聞いたりしたことがあるし。この情報の信憑性について、政府や国会レベルで、きちんと検証すべきなのではないかと考えている。(・・)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ 

 ただ、中国では、反日デモがいまだに続いている様子。(-"-)

 また、昨日は中国の丹羽大使の乗った公用車が襲われ、日の丸がとられる事件があったという。

『中国駐在の丹羽宇一郎大使(73)の乗った公用車が27日午後4時(日本時間同5時)すぎ、北京市内で、前方を走行していた車にふさがれ停車させられ、車から降りてきた中国人とみられる男が、車両前方に取り付けられた日の丸を奪い去った。公用車の国旗を掲げる棒が損傷したが、大使にけがはなかった。北京の日本大使館が発表した。(時事通信8月27日)』

 今年は日中国交回復40周年に当たる年だし。経済やビジネスのことを考えても、早く日中関係を修復したいところなのだが。
<国交回復40周年のイベントも中止、延期されるものが出始めているとか。^^;>

 日本国内でも、保守系(反中系?)の政治家や識者が激しい言動を行なっていることから、お互いに反発を招き合う状況が続いており、改善の見通しがなかなか立ちそうにないというのが実情だ。(ーー)

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 そもそも今年にはいって、尖閣諸島を巡る日中関係が緊張する契機になったのは、今年4月に東京都の石原知事が、突然、米国で、東京都が尖閣諸島を購入すると発表したことにあったのだけど・・・。

 政府は、昨日27日、東京都の職員の尖閣諸島上陸を許可しないことを決定したとのこと。
 しかし、今度はその件で、石原都知事との間でもひと悶着起きそうな感じがある。(@@)

『政府は27日、沖縄県の尖閣諸島購入に向け上陸申請を提出していた東京都に、上陸は認めないと文書で伝えた。これに対し、石原慎太郎知事はコメントを発表し、「到底理解できない」と批判。都は引き続き、尖閣上陸の許可を求めていくとともに、9月2日に洋上から同諸島の現地調査を行う方針だ。

 藤村修官房長官は27日午後の記者会見で、申請を却下した理由について、「政府は原則として、政府関係者を除き、何びとも上陸を認めないとの方針を取っている」と説明。さらに「都による取得の見通しが必ずしも立っているとは認識していない。上陸の必要性を判断する状況にない」と述べた。

 知事はコメントで「都は尖閣諸島購入に向けて、民間所有者と具体的協議をしており、一般社会の商取引、経済活動の例に倣って、現地調査を求めたものだ」と反論した。(時事通信8月27日)』

* * * * * 

 野田首相と石原都知事は、先週、尖閣諸島の購入に関して、1時間半ほど極秘会談を行なったことが発覚しているのだが。<石原都知事も藤村官房長官も、会談を行なったことは認めている。>

 ただ、石原知事は、香港の活動家の上陸に関して、中国側や政府への対応への批判を強めている上、今月24日の会見で、自らも調査上陸に同行することに意欲を示したばかり。

『石原知事は「10月の再調査には私も行きます。逮捕されるなら、それで結構ですけど」と上陸に意欲を見せ、「民間人と東京都が商業ベースの取引をするための調査を、政府が何の理由で拒むのか。裁判にかけても聞いてみたい」と政府を強くけん制した。(読売新聞8月24日)』

 今回、政府が上陸許可を出さなかったことで、さらに反発を強めて、過激な言動を行なう可能性がある。(~_~;)

<尚、尖閣諸島がらみでは、倉庫に『陸自火力演習 離島防衛を想定&自衛隊幕僚長が尖閣出動の準備』もアップしたです。>

~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~

 他方、竹島の領有権や慰安婦問題を巡る韓国との関係についても、日本側の対応がエスカレートし続けている。

 しかも、先週、韓国の大統領府高官が、李大統領が竹島に強行上陸を行なった理由の一つとして、慰安婦問題に関する交渉に前進がなかったことを挙げたこともあってか、争いの中心が慰安婦問題や河野談話に移っているような感じがある。(~_~;)
http://mewrun7.exblog.jp/18719235/
<安倍元首相をはじめ、超保守系の政治家や識者の中には、「河野談話」を撤回すべきだと主張している人が多いので、「ここぞ」ばかりに、この話を持ち出して来ているところも。あの橋下くんが、慰安婦問題&河野談話に言及し始めたことも、拍車をかけているように思える。
(関連記事・『橋下の慰安婦発言と詭弁が止まらない+安倍が総裁選出馬の準備開始か』
 
* * * * *

 昨日の参院予算委員会でも、慰安婦問題のことが取り上げられたのだが・・・。

『野田佳彦首相は27日午前の参院予算委員会で、韓国の李明博大統領が竹島に上陸した背景に旧日本軍の従軍慰安婦問題に対する日本政府の対応への不満があったとの見方について、「本来、結び付く話ではない。領土の問題は領土の問題だ」と指摘、「そんなことを理由に上陸したのなら、なおさらおかしな話だ」と不快感を示した。(時事通信8月27日)』

 また昨日は、「生活」の外山斎氏が、慰安婦問題を認めた「河野談話」の見直しを要求。
 野田首相は、政府として、河野談話は踏襲すると答弁したものの、事実を文書で確認できない」と発言。しかも、民主党の超保守系・松原仁国家公安委員長が、閣僚間で検討すると発言したことが波紋を呼びそうな感じがある。(~_~;)

『首相は慰安婦問題について「(日韓請求権協定が締結された)1965年に法的には決着がついている」と強調。この問題で「心からのおわびと反省」を表明した93年の河野洋平官房長官談話に関し「強制連行した事実を文書では確認できないし、日本側の証言はなかったが、いわゆる従軍慰安婦への聞き取りを含めて談話ができた」と説明した上で、「歴代政権が踏襲しており、わが政権としても基本的には踏襲する」と述べた。
 ただ、松原仁国家公安委員長は河野談話について「政府が発見した資料には軍や官憲による強制連行を直接示す記述は見当たらなかったことも踏まえ、閣僚間で議論すべきだと提案することを考えたい」と述べ、見直しの提起を検討する考えを示した。いずれも新党「国民の生活が第一」の外山斎氏への答弁。(時事通信8月27日)』

<早速、韓国政府は、野田発言に失望感を示し、日本政府の対応改善を求めたようだ。
『韓国外交通商部当局者は27日、野田佳彦首相が同日行われた参院予算委員会で旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐる「河野談話」と関連し「強制連行した事実を文書では確認できないし、日本側の証言はなかった」と述べたことに対し、強い失望感を示した。(中略)同当局者は慰安婦の強制性を否定するような発言だと批判するとともに、「被害者が納得できる措置を取ることをあらためて日本政府に求める」と話した。(聯合ニュース27日)』
 尚『韓国紙・朝鮮日報は27日、従軍慰安婦問題をめぐり、韓国政府が日本側に仲裁委員会による解決を提起することを決めたと報じた。外交通商省当局者は「時期については支援団体と協議した後に決める」と話しているという。時事通信8月27日)』

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 さらに、「生活」の外山斎氏は、何と河野洋平氏と石原信雄氏の(当時の官房長官&副長官)の参考人招致を求めたという記事も出ていた。

『新党「国民の生活が第一」の外山斎氏は27日の参院予算委員会で、1993年に河野洋平官房長官(当時)が旧日本軍による従軍慰安婦問題をめぐって「心からのおわびと反省」を表明したことに関し、「韓国の慰安婦といわれる方々の証言だけを基に河野談話を発表した。大変問題だ」として、事実関係や経緯を確認するため河野氏と官房副長官だった石原信雄氏の参考人招致を求めた。

 柳田稔委員長はこの後の理事会で「各会派が持ち帰って協議していただければありがたい」と述べるにとどめ、結論を持ち越した。(時事通信8月27日) 

* * * * *

 実のところ、mewは、この外山斎氏(36歳・参院一期)という議員のことをよく知らないのだが。
<宮崎で、民主党を出たりはいったりしていて。05年衆院選では落選したものの、07年参院選で当選したということを知っていたぐらい。>

 09年に民主党に復党した後、小沢Gに所属していたようで。6月の一体改革法案で造反後、小沢氏らと共に離党して、「生活」に所属しているとのこと。
 戦前から、親族に海軍の幹部が多かった&地元の青年会議所に所属しているようなので、超保守タカ派的な部分があるのかも知れない。^^;

 まあ、外山氏が個人的にどのような考えを持とうと構いはしないのだが。
 上の報道記事を見て、正直な話、mewが真っ先に懸念したのは、「国民の生活が第一」という政党自体が、河野談話の見直しに積極的な印象を与えてしまったのではないかということだ。<昨日の委員会は、TV中継があったので尚更に。^^;>

 新党「生活」は、個々の議員の自立&自主性を重んじ、党議拘束もかけないことに決めている。
 それゆえ、国会での質問に関しても、もしかしたら幹部クラスの議員と党の方針とのすり合わせをしたり、質問内容のチェックを受けたりすることもなくて、各議員が自分の考えに基づいて、質問してもいいのかも知れないのだけど。
<そもそも「生活」は、まだ安保外交や教育政策に関しては、党としての方針や政策を発表していないので、すり合わせもできないかも知れないのだが。^^;>

 この辺りのことは、また改めて書きたいのだが。mew周辺には、「生活」に関心を抱いているor応援したい気持ちがあるけど、「どのような方向を目指すのかよくわからない」、「タカ派の政党や人と組むのでは応援しにくい」という人も少なからずいるだけに、尚更に気になってしまうところがあったのだった。(-"-)

~ * ~ * ~ * ~ * ~  

 話を戻すと、野田内閣で、松原仁大臣がいくら他の閣僚に呼びかけたとしても、民主党には中道左派系の議員が多いことから、簡単に河野談話を撤回するようなことはないと思うのだが・・・。

 もし次に自民党が政権をとった場合には、それが実行に移される可能性は十分にある。(-"-)

 昨日の産経新聞には、自民党の安倍元首相のインタビューが掲載されていたのだが・・・。
 安倍氏は、橋下氏を「戦いにおける同志」だとして、河野談話に疑問を呈したことを高く評価。自民党が政権をとったら、橋下氏らとも協力して、河野談話などの見直しを行なうことに意欲を示していた。^^;

『自民党の安倍晋三元首相は27日、産経新聞のインタビューに応じ、次期衆院選について「政界再編の第一歩と位置づけなければならない。混乱を避けては再編はできない」と述べた。その上で再編のカギを握る大阪市の橋下徹市長率いる大阪維新の会に関し、「違いはあるが、違いを見つけるよりも骨格が同じかどうか、貫く精神が共有できるかどうかだ。橋下氏は戦いにおける同志だと認識している」と表明した。

 次期衆院選とその後の政界再編に向け、橋下氏との連携、協力を深めていく考えを示したとみられる。橋下氏と共有できる具体的な政策の柱については、(1)教育改革(2)憲法改正(3)慰安婦問題をはじめとする歴史認識分野-などを挙げた。

 特に慰安婦問題に関し、橋下氏が「強制連行を直接示すような資料はない」とした平成19年の安倍内閣の閣議決定を引用し、慰安婦募集の強制性を認めた河野談話について「証拠に基づかない内容で最悪」と批判したことを「大変勇気ある発言だった」と評価した。

 再び自民党が政権の座に就いた場合は「(教科書で周辺諸国への配慮を約束した)宮沢喜一官房長官談話、河野談話、(アジア諸国に心からのおわびを表明した)村山富市首相談話、全ての談話の見直しをする必要がある。新たな政府見解を出すべきだろう」との考えを明らかにした。

 自民党内の衆院選後は民主、公明両党と大連立するべきだとの意見については「民主党は官公労、日教組が支持基盤となっている。私にとって教育再生はとても大事な柱だが、民主党と一緒ではそれは結局、後退する」と強く否定した。

 9月下旬に予定される自民党総裁選に出馬するかに関しては、「戦後体制から脱却するために何をなすべきかずっと考えてきた。私が果たして自民党のリーダーとしてふさわしいかどうかが命題だ」と述べるにとどめた。(産経新聞8月27日)』

* * * * *

 次の衆院選の結果や政権の枠組みは、日本の国のあり方&将来を大きく左右することになる可能性が大きい。一つ間違えれば、日本はマジにアブナイ方向に舵を切ってしまうおそれがあるのだ。^^;

 それゆえに、毎度のように書いてしまうのであるが。多くの有権者が、各政党や議員の考え方をよく知った上で、投票する党や人を決めて欲しいな~と切に願っているmewなのだった。(・・)

                     THANKS

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by mew-run7 | 2012-08-28 07:32 | 東アジア、北朝鮮問題 | Trackback(1)

対韓問題がエスカレート+会見で韓中とのケンカを進めた野田&自民の保守魂

 これは25日、2本めの記事です。小沢氏の控訴審の記事は1本めに。

頑張ろう、東日本&ニッポン!一歩一歩、前進を。o(^-^)o 

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*印がついた報道記事は、記事の最後のMore部分にあるです。


 8月中旬の韓国の李大統領の竹島上陸&天皇発言、香港活動家の尖閣諸島上陸事件などが起きてから、お互いの言動がどんどんエスカレートし、日韓、日中の関係が悪化することをずっと懸念していたのだけど・・・。
 残念ながら、特に日韓の間での応酬は、完全にヒートアップしてしまった感じがある。(-_-;)

 野田内閣は、当初は冷静な対応を行ない、コトを荒立てまいとしていたところがあって。
 玄葉外務大臣は、15日に韓国側に外交ルートで抗議を行なった上で、「冷静に対応しなければならない難しい問題で、あえてナショナリズムをあおるような言動は韓国のためにならない」と指摘。
 野田首相も17日に李大統領に親書を送るなどして、事態の早期収拾をはかろうとしていたのだが。
 しかし、韓国側がその親書を送り返すなど挑発的な言動を行なったことや、国会が始まって自民党などからの追及も激しくなったことから、野田内閣も徐々に強硬姿勢が増すことに。

 22日の衆院予算委員会では、野田首相が「われわれはクールに大局に立って対応しようと思っているが、先方がクールさをあまりにも見失っているのではないか」と語り、その後、首相や外相が国会で韓国側を強く批判する答弁を展開。

 ついに24日には、野田首相が中韓の領有権問題+αなどに関して緊急の記者会見を開くに至った。このような件で、首相が会見を開くのは極めて異例なことだ。^^;(会見全文はコチラに)

* * * * *

『野田佳彦首相は24日夕、首相官邸で臨時に記者会見し、島根県の竹島と沖縄県の尖閣諸島をめぐる問題について「わが国の主権に関わる事案が相次いで起こり、誠に遺憾の極みだ。看過することはできない」と表明した。その上で、国民の安全保障や領土領海を守る重要性を強調し、「首相として重大な務めを毅然(きぜん)とした態度で、冷静沈着に果たし、不退転の覚悟で臨む決意だ」と語った。

 首相がわが国の領土に関して記者会見するのは異例。李明博韓国大統領の竹島上陸や、中国人活動家の尖閣諸島上陸を批判し、日本政府の基本的立場や正当性をアピールする狙いがある。
 首相は竹島の領有権問題について、「歴史的にも国際法上も日本の領土であることは何の疑いもない。韓国は力をもって不法占拠を開始した」と明言。韓国に対し「自国の考える法と正義を一方的に訴えるだけでは建設的な議論は進まない」と述べ、国際司法裁判所への共同提訴に応じるよう要請した。
 韓国大統領宛ての首相の親書を韓国側が返送してきたことについては、「外交慣例上あり得ない行為で、大変遺憾」と不快感を示した。

 尖閣諸島に関しても「日本固有の領土に疑いはない。領有権の問題は存在しない」と述べた上で、「中国が領有権を主張し始めたのは、東シナ海に石油埋蔵の可能性が指摘された1970年代以降だ」と強調。尖閣周辺での警戒監視活動に全力を挙げるとともに、海上保安官が離島の陸上でも逮捕権が行使できるよう、海上保安庁法改正案の早期成立に意欲を示した。

 一方、首相は竹島、尖閣や北方領土を念頭に「国内の強硬な世論をあおって事態がエスカレートすることは、いずれの国の利益にもならない」と表明。韓国に対し「主張に違いはあってもお互いに冷静に対応すべきだ。外交儀礼まで失するような言動はお互いを傷つけ合うだけで、建設的な結果を生み出さない。韓国側の思慮深く慎重な対応を期待してやまない」と述べた。(時事通信8月24日)』

 韓国側はこの会見に不快感を示し、野田首相の領有権などに関する発言に対して「即時撤回」を要求。
 韓国紙の中には「竹島と過去の歴史をめぐる問題が日韓の外交戦争にまで広がっている」という表現を用いるところも出ているという。(~_~;)

~ * ~ * ~ * ~ *~ *~
 
 野田内閣は、先週までは、それなりに毅然とbutクールに韓国に対応しようとしていたのだが。だんだんホットになってしまったのには、2つの要因があるように思う。

 一つには、自民党の保守系議員などから野田首相の対応への批判が増し、お盆明け国会の質問を通じて、それなりに強い言葉を用いて答弁を行なうことを求められられたということがある。

 22日には、玄葉外務大臣が、自民党の超保守系・佐藤正久氏(ヒゲの隊長)に念を押されるような形で、民主党政権としては初めて、韓国は竹島を「不法占拠」していると答弁。(*1)
<あの前原くんでさえ、外務大臣の時には、『「不法占拠ですよね」(自民党 山本一太参院議員)「法的根拠のない形で支配されているということ」(前原誠司外相〔当時〕』と、「不法」という言葉は避けていたのに・・・。^^;>

 また23日には、野田首相はこちらも自民超保守の代表格である下村博文氏の質問に応じる形で、李大統領の天皇に関する発言に関して強い不快感を示し、謝罪と撤回を韓国側に求める意向であることを明らかにした。

『野田佳彦首相は23日の衆院予算委員会で、天皇陛下が韓国訪問を望むなら過去の植民地統治に関する謝罪が必要だとした李明博大統領の発言について「相当に常識から逸脱している」と強い不快感を表明し、謝罪と撤回を韓国側に求めた。下村博文氏(自民)の質問に答えた。

 李大統領は今月14日に韓国国内の会合で「(天皇陛下は)韓国を訪問したいのなら、独立運動で亡くなった方に真の謝罪をすべきだ」と述べた。下村氏はこの発言を「常軌を逸している」と批判、韓国側に撤回と謝罪を申し入れるよう首相に求めた。
 この大統領発言について、首相は「わが国から、天皇陛下から韓国を訪ねたいと要請したことはなく、逆に韓国大統領からの招請はあった。事実関係としておかしい」と指摘。「玄葉光一郎外相が抗議しており、その中に謝罪と撤回(の要求)は入っているが、私も改めて謝罪と撤回はやるべきだと思っている」と述べた。(時事通信8月23日)』 
.
* * * * *

 野田首相も玄葉外務大臣も、もともと<戦前復古の超保守ではないけど>保守度がかなり高い政治家であるものの、政府TOPの立場であることを考え、当初は、慎重な言動を心がけていたのではないかと察するのだが。 

 でも、自民党の保守系の議員などに、毅然とした強気の姿勢を迫られる(煽られる?)ようなところがあった上に、22日になって韓国側が親書を送り返すという情報が出たこともあり、どんどんと発言がエスカレートした部分があるように思える。(-"-)
 
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 野田首相は17日に、李大統領に、大統領の竹島上陸や日韓関係をめぐる発言(天皇に関する発言)に遺憾の意を伝えるとともに、竹島問題を解決するため国際司法裁判所(ICJ)への提訴するという日本政府の方針を説明する親書を送ったのだが。
 22日になって、韓国側がこの親書を送り返すことに決めたとの情報が。(・o・)

<産経新聞23日によれば、李大統領は親書の内容を知って、「これはどこだ。私は竹島などへ行ってはいない。行ったのは独島(ドクト)だ」と述べ、韓国側はこの大統領の発言で日本側が「事実を誤認している」として親書の返却を決めたとしている。>

 藤村官房長官は、この情報を受けて、23日午前の会見で「外交慣例上、首脳間の親書が送り返されるような例は通常あり得ない」と不快感を示し、韓国側をけん制したのだが。(発言部分は、共同通信8月23日)

 韓国側は、23日の記者会見で、玄葉外務大臣の「不法占拠」発言の撤回を求めると共に、公式に親書を返送すると発表。

『韓国外交通商省の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は23日の記者会見で、返送の理由について「日本の主張が極めて不当な点、(これが)先例となる憂慮、紛争地域化する日本の狙いに利用される可能性などを総合的に検討した結果だ」と説明。「島根県の竹島に上陸した」という親書の表現は「あまりに不当で受け入れることができない」などと指摘した。

 日本政府が親書返送は外交的に非礼と批判していることについては、韓国側の外交公式書簡を添付したので欠礼には当たらないと反論した。また、日本政府は親書を送った後で概要を明らかにしたが、韓国側は「われわれが見る前に日本側が公開した」(趙報道官)などと問題視。青瓦台(大統領府)によると、韓国の外交専門家の意見も親書に回答する必要はないとの意見が多数を占めたという。(毎日新聞8月23日)』

* * * * *

 そして、23日午後になって、在日韓国大使館の参事官が、親書を返還するために外務省を訪れたのだが。外務省側は面会を拒否し、参事官を省内に入れず、ガードマンが門前で追い返すような形になった。

『日本外務省は、親書を返送しようとした韓国大使館からの面会要請を、理由説明がないなどとして拒否した。金起弘(キム・キホン)参事官が23日午後、外務省正門の前まで2回車で来たが、面会の予約がないとして門を閉じ敷地内に立ち入らせなかった。

 山口壮副外相は23日夕の記者会見で「どうしても会いたいとのことだったが、目的が分からず、アポイント(面会予約)が成り立たない」と説明。そのうえで「『返す』と言われて『ああそうですか』とはいかない。返還ということなら会わないほうがいい」と語った。(毎日新聞8月23日)』

 韓国側は、今度は、この外務省の対応に立腹し、電話で抗議を行なうと共に、何と親書を書留郵便で送り返すという方法をとった。(・o・)

 もちろん、他国の首相からの親書を返すということ自体、超異例&非礼な行為だし。それを郵便で送るというのも、問題がある行為なのだが。
 たとえアポがないからと言って、他国の大使館の参事官を門前払いするのも、客観的に見れば、外交上、かなり非礼なのも事実で。このような応酬が、事態をさらにエスカレートさせることにつながったのである。^_^;
 
* * * * *

 実は、韓国側も、天皇に謝罪を求める発言を行なったことは、チョット言い過ぎた部分があるのではないかと思う面もあったようで。
 23日に大統領府の高官が、記者団に対して、フォローするような発言も行なっていたとのこと。

『韓国大統領府高官は23日、天皇陛下の訪韓には過去への謝罪が必要との李明博大統領の発言について、「歴史問題についての原則的な立場を述べたものであり、悪意は全くない」と釈明した。
 同高官は記者団に「日本人の中には心を痛めた人も多いようだ。独島(竹島)に行った後で出たので強調されたが、意図的な発言ではない」と説明。「(李大統領が)日本の天皇への国民感情を知らないわけではない」とも語った。
 大統領発言に対し、野田佳彦首相が謝罪と撤回を求めたことには、「国会で質問があったので、あのように話さなければならない政治的事情があるのだと思う」と述べた。
 また、大統領の竹島訪問後の日本の反発について、「少し驚いている。何も言わないとは思わなかったが、考えていたよりも感情的で、過剰な対応をしていると思う」との見解を示した。(時事通信8月23日)』

『大統領の言動に対する日本側の反応については、「想像を超えた過剰反応だ」として、強い反発を予測していなかったことを認めたうえで、「日本は重要な友好国、パートナーであり、両国間の問題を解決していく認識を持っている」と述べました。(NHK8月23日)』

* * * * *

 また、韓国側は竹島の領有権について譲る気は全くないものの、同高官は、李大統領が強行上陸せざるを得なかった事情について、このように説明したという。

『同高官は、日本統治からの解放を祝う8月15日の1カ月前、李大統領が申(シン)●(=王へんに玉)(ガク)秀(ス)駐日韓国大使を呼び慰安婦問題に関する日本政府の取り組み姿勢の報告を受けていたことも明らかにし、この報告が、李大統領が竹島上陸を決断する要因となったとの認識も示した。

 高官によると、申大使が「日本側は問題解決に前向きでなく解決できる人物もいない」と報告すると、李大統領は失望した様子だったという。(産経新聞8月23日)』

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 大統領府の高官が、野田首相に関して「国会で質問があったので、あのように話さなければならない政治的事情があるのだと思う」と語っていたのだが。
 それは、李大統領も言えることだろう。^_^; 
 
 李大統領は、日本の大阪生まれ。帰国後、貧しい生活をの送る中、働きながら夜間高校、大学を出た苦労人。実業家やソウル市長を経て、07年に大統領に就任したのだが。保守系ではあるものの、経済や格差の問題の解消や地方活性化などを期待されていた部分が強く、07年に来日した時に、日本との外交に関して、過去に強く固執することなく、「未来志向」で、お互いに協力して経済向上することを目指して行きたいと語っていたのを覚えている。(・・)

 しかし、<日本もそうなのだが>韓国は、国際経済+αの影響もあって、経済&雇用状況がなかなか改善せず。さらに、今年7月には、政治的なパートナーでもあった実兄(前国会議員)が汚職で逮捕され、周辺にも捜査がはいっているとのことで、支持率や求心力がどんどん低下することに。

 李大統領としては、今年で任期が終わることもあり、慰安婦問題に関して日本の譲歩を得ることで実績を残すと共に劣勢を挽回&しようと考えたものの、それもかなわず。崖っぷちに追い詰められて、竹島上陸を決行。それで賞賛されたこともあり、大学生たちとの会談で、つい強気度を増して、天皇発言に至ってしまったのではないかと察するのだが・・・。
 日本側の反発が大きかったこともあり、本人も、ここまで来ると、今さら引くに引けない状況になっており、打開策が見出せない状態にあるのではないかと思われる。(~_~;)

* * * * *

 しかも、これで支持率が倍増したとでもいうなら、救われる部分もあるかも知れないのだが。実は、さして上がっていないのである。(>_<)

『韓国の中央日報が2012年8月15日から17日にかけて行った世論調査によると、李明博大統領の支持率は34.7%だった。世論調査は2週間に1回行われており、過去3回の調査での支持率は29.4%、26.4%、25.7%と右肩下がりだったが、8月10日に竹島(韓国名・独島)を訪問したこともあって、前回比9.0ポイントの上昇となった。

また、民間調査機関「リアルメーター」の調査では、支持率は29.5%。1週間前の前回調査と比べて5.0ポイント上昇した。(J-CASTニュース8月21日)』
 
 財界や一般国民の間でも、竹島(独島)の領有権は主張すべきだという意見が多いものの、事態が長引いて、日本との間で今後の経済や観光、文化の交流に支障が出ることを懸念する声が、出始めているという。^_^;

~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~

 他方、日本側はもうイケイケの状態になっている。(@@)

 昨日、衆院で、竹島、尖閣諸島の上陸への抗議&李大統領の天皇発言への謝罪要求などの決議を行なわれたとのこと。

『衆院は24日午後の本会議で、韓国の李明博大統領による島根県・竹島上陸と、天皇陛下訪韓に絡む謝罪要求発言への抗議決議を民主、自民、公明3党などの賛成で採択する。決議は、韓国の竹島占拠を「不法占拠」と位置付けて「一刻も早く停止することを強く求める」と要求。大統領の発言を「極めて非礼」と厳しく批判して「撤回を求める」と明記した。

 香港の活動家らの沖縄県・尖閣諸島上陸事件に対する抗議決議も併せて採択。竹島をめぐる国会決議は、韓国が沿岸水域の主権を示す「李承晩ライン」を一方的に設けた後の1953年の「日韓問題解決促進決議」以来で約59年ぶり。尖閣問題では初めて。
 参院でも同様の決議を来週採択する方向で調整が進んでいる。(産経新聞8月24日)』

<ちなみに『竹島をめぐる決議では、民主党案に「韓国が不法占拠に基づいて行ういかなる措置も法的な正当性を有するものではなく、決して容認できない」との文章を追加。天皇陛下への謝罪要求発言に対しても、新たに「撤回を求める」との文言を加えた』んだって。(読売23日)>

* * * * *

 そして、夜には野田首相が、記者会見を行なうに至ったのだが・・・。

 野田首相が、このような会見を開いた&かなり強い発言を行なったのは<自民党の首相でも、ここまでのことをした人はいないのに>、単に一国の首相として毅然な対応をしようと思っただけでなく、野田氏個人の保守魂に火がついたところもあるのではないかと感じるところがある。

 保守の政治家ならば、一度は中韓に対してバシッと言ってやりたいという思いがあると思うし。そのような勇ましい言動は、保守層から評価を受けることになる。
 野田首相としては、こちらも崖っぷちに追い込まれているだけに、<もしかしたら、最後に?>自分が一国の首相である間に、以前からやりたいと思っていたことをやったのではないかと。それで評価や支持率が高まれば御の字かなと考えて、やったのではないかと思うところがあるのだ。(~_~;)

* * * * *

 ただ、わざわざ公式に記者会見を開き、韓国側の行為を批判するに至ったことは、ある意味で、売られたケンカを正式に買った<&ある意味で、倍返しした?>というに等しいものがあるし。
 安住財務大臣は、今年5月に合意していた韓国の国債購入を凍結することや、10月に期限を迎える日韓通貨スワップ協定の交換枠の拡大措置の延長も白紙に戻すと発言するなど経済的な圧力(ある種の制裁)をかけて行く姿勢を見せており、このまま突っ張り合いが続くようだと、簡単に事態の収拾がつかなくなる可能性も出て来た。^^;
<これ以上日韓関係がこじれると面倒なので、米国が、仕方なく、こそっと仲介にはいるかしらん?(@@)>

 おまけに、国会決議や首相会見で尖閣諸島のことも扱っているため、中国との対立が深まるおそれもある。(~_~;)

 日本でも中韓でも、いわゆる保守層の人たちは、子供みたいなオトナのケンカを満喫して、「してやったり」と自己満足に浸ることができるのかも知れないのだけど。李大統領と同様、野田内閣の支持率が倍増するとも思えないので、結局、自己保身にもならないし。
 mew周辺では、韓国の言動などには呆れているものの、中韓とビジネス上の関係がある人、親族や友人が中韓にいる人なんて、ヒヤヒヤだったりもするわけで。<経済面&観光・文化の面などでは国益的にマイナスだしね~。>
 自分たちの国家観、価値観を優先して、一般国民の状況や思いはお構いなしになっているような感じもあって、「何だかな~」とぼやきたくなってしまうmewなのだった。(@@)

                      THANKS

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by mew-run7 | 2012-08-25 05:33 | 東アジア、北朝鮮問題 | Trackback(2)

金正日の訃報に思ったこと+次期指導者への期待+THE MANZAI

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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。



 18日、終了したM1グランプリに代わって始まった第1回の
THE MANZAIが行なわれ、昨年のM1を制したパンク
ブーブーが優勝し、2冠に輝いた。(*^^)v祝

 最近は、コントかヒナ壇or円卓トーク形式のお笑い番組ばかり
が増えて、ちゃんと漫才をやっているのを見る機会がどんどん
なくなっているので、この番組を楽しみにしていたのだけど。
 当日は忙しくて、チラチラとしか見ることができなったので、
録画しておいたものを、改めて見直してみたです。"^_^"

 優勝したパンクブーブーは、M1王者になった後も、今ひとつ
ブレイクできずにいるのだが。今回もM1動揺に、その実力を
しっかりと発揮したという感じ。<mew的には、予選の方の
ネタの方が好きだったけどね。>
 ネタをきっちりと作り込んで、練習も積んでいる感じがあって、
「漫才」の技術や完成度という点では、文句なしにTOPだった
のではないかと思った。(・・)

 でも、決勝に残った4組は、それぞれに自分たちなりの特性や
カラーあって、甲乙つけがたい感じが。
 ナイツは、もう完全にスタイルが出来上がって、実力も十分だし。
<コンクールという観点からは、ネタ選びに問題があったかも?>
千鳥のキャラ作りもうまいし。<白平は、今後しばらく流行りそう
な感じが。>ただ、mew的には、Hi-Hiの漫才の軽妙な
やりとりに、ある種の斬新さみたいなものを感じて、mew
だったら彼らに期待の一票を投じたかもと思った。"^_^" 

<予選敗退組では、テンダラーも印象に残った。あと心情的には
馴染み深い博多華丸・大吉も決勝に出て欲しかったけど、パンク
と同じ組になったのが痛かった。^^;>

 あとmew個人としては、ある意味では、折角、みんな真剣
勝負で臨んでいるコンクールゆえ、余計なものは抜きにして、
淡々と、漫才の部分を主体にした番組作りをして欲しいと思うの
だけど。<各コンビの紹介はOKだけど。漫才&そのバトルだけ
で、十分に熱いし面白いと思うんだけどな~。>
 でも、どうもフジTVが制作すると<スポーツの番組でもそう
なのだが>、何かと余分な企画ややりとりをはさんで、長々とした
番組を作る傾向があって、肝心な部分がぼけてしまうように思う
し。今回の番組も、アレコレとはさんでいたので、途中から
ウンザリしてしまったとこがあったです。(~_~;)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~

 昨日の昼、北朝鮮の国営放送で、金正日総書記が17日に心疾患
で急逝していたことが発表されたのだが。
 日本でも、午後から号外を出す新聞社があったり、特別番組を
組むTV局があったりで、夜まで、ほとんどそのニュースで
一色という感じになった。(@@)

<朝鮮中央テレビの名物女性アナ、リ・チュンヒさんが、ここ
2ヶ月、TVに出演していなかったことから、何かあったのでは
ないかと案じられていたのだが。やはり肝心な時は、彼女の出番
になるようで、昨日は、2ヶ月ぶりに画面に登場し、沈痛な面持ち
で情感を込めて、金正日氏の訃報を伝えていたです。
 彼女の登場に、mewを含め、どこかほっとした感じを抱いた人
が少なからずいたようにも見えて、何か不思議に思ったりもして。>

* * * * *

 北朝鮮側の発表によれば、金総書記(69)は17日の午前8時
半に、現地指導に向かう列車の中で急性の心筋梗塞を起こし、他界
したとのこと。
 金総書記は、糖尿病の持病があるほか、08年に脳卒中を起こし
治癒に数ヶ月かかったと言われており、今後のことを考えて、
09年頃から三男の正恩氏を後継者とする準備に着手。
 正恩氏は、10年9月に党中央委員と中央軍事委員会の副委員長
に選出され、正式に後継者となることが承認されたと見られていた。
 昨日の国営放送でも、「偉大な継承者」「卓越した領導者」と
呼ばれており、その決定に変わりがないことが確認されたという。

 ただ、金正恩氏は83年1月生まれで、まだ28歳と若年である
ため、国内や、党内&軍部を完全に掌握できるかどうか疑問視
されている部分もあるし、また、その背後で権力争いが起き、国政
が混乱することを懸念する声も出ているようだ。(-"-)

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 金正日氏が急逝したというニュースは、確かにそれ相当の驚き
や衝撃を与えるような重大なものではあるし。
 北朝鮮国内で、不測の事態が起こる可能性があることも考えて、
韓国では全軍に非常警戒態勢をとることを指示。日本政府も、
安全保障会議を開き、情報収集や不測の事態への備えをどうするか
その対応に追われているようなのだが・・・。

 ただ、日本はもちろん、韓国の一般国民も、かなり冷静にこの
ニュースを受け止めている様子。
『ソウル在住の女性デザイナー金美英さん(41)は、テレビで
死去を知った。「金日成主席が死亡した時は、戦争が起きるのでは
と本当に心配だったが、今回はその時ほどの衝撃はなかった」と
語る。
 今後の北朝鮮情勢については、「(後継者の)金正恩氏はあまり
に若過ぎて、国をまとめていけるのか疑問。北朝鮮住民は苦労しっ
ぱなしだったので、人間らしい生活を送れるようになってくれれば
いい」と期待を示した』というような報道記事も出ていた。
<時事通信19日>

 mew自身も、今回は、金日成氏の死去を知った時ほどの驚き
はなかったのだが。もしかしたら、北朝鮮の国民も、そうなのでは
ないかと思ったりもする。(・・)

* * * * *

 そして、mewは金正日氏がやって来たこと自体には、大きな
問題を感じているのだけど。
 実のところ、金正日氏には、北朝鮮では、まさに偉大なカリスマ
であった金日成氏の息子として指導者の座を継承せざるを得なく
なったことに、悲哀や苦悩もあったのではないかと、チョット同情
してしまう部分もあった。(~_~;)

 mewは、金日成氏の若い頃のことはそんなに知らないのだが、
晩年の姿を思い出すと、よく北朝鮮の映像で見る銅像のように、
恰幅がよく、いかにも威厳のあるカリスマ指導者っぽい容貌や
ふるまい方をしているような印象があるし。かなりアタマも切れる
人で、演説や話をするのも上手く、人心を掌握する能力があると
伝えられていたのだけど・・・。

 まだ金日成氏が存命中の頃から、後継者になると言われていた
金正日氏は、外見や雰囲気に、カリスマっぽさが感じられず。
また、本人は吃音が出るのを気にして、人前で話をするのが苦手
だという情報なども出ていて。<実際、後継者になってからも
人前で演説する機会は、ほとんどなかったようだ。>
 映像で見る姿は、どこか自信なさげで。そのような姿を見ていて、
mewは、あのような絶対的な権力者の子に生まれて、その後を
継がなければならない立場にいると、かなりのプレッシャーや
ストレスがあるだろうし、大変だろうな~と同情してしまうところ
があったのだ。(~_~;)

* * * * *

 当時、日本にいる朝鮮系の人の中にも、「正日氏は見た目が
今ひとつで、オーラがないし。幹部や国民がついて来るか心配だ」
と案ずる声があったという話を伝えきいて、「北朝鮮国内の人
にもそう思われていたら、尚更、大変だろうな~」と思ってしまう
とこもあったし。
 おそらく本人も、若い頃から自分がそのように見られていること
に気づいていたのではないかと察するところもある。^^;

 彼は、自分が指導者として仰がれるのは、自分の力ではなく、
自分が金日成の息子で、父親の威光があるからだということも
よ~くわかっていたのではないだろうか?(@@)
<実際、北朝鮮の映像を見ると、街中に掲げられた写真や衣服に
つけたバッジも、金日成氏と正日氏の顔がセットで並べられて
いることが多かったし。何かと言えば、例の金日成氏の銅像が
映されたり、その銅像の下に人が集まることにもなるし。^^;>

 金正日氏が、三男の正恩氏を後継者に決めた大きな理由の
一つに、正恩氏が最も金日成氏に顔や姿が似ているので、国民
の崇拝を受けやすいと考えたことがあるのではないかという話
があるのだが。mewも、本当にそうなのかも知れないと思う
部分がある。(・・)
<正恩氏は正日氏が最も愛していた妻の子であることや、性格的
にも指導者向きであることなども、後継者に決めた理由である
と言われている。> 

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 金正日氏は、金日成氏の息子として、おそらく幼少時から超特別
扱いを受け、恵まれた環境の中で、わがまま放題、贅沢三昧に
育って来たのではないかと思われるのだが。
 ただ、国内でも、限られた場所でしか行動することができな
かったようだし。ロシアと中国以外には行ったことがないし。
mewから見れば、かなり不自由な生活を強いられていたように
感じられるところがある。^^;

<正日氏は、大の飛行機嫌いで、車か列車しか使わなかったことも
行動範囲を狭くした要因になっているとは思うのだけど。本人も
関わっていたと言われる87年の大韓航空機爆破事件の記憶も
あってか、テロ攻撃や暗殺を恐れて飛行機を使用としなかったと
いう話もある。>

 また、本人は、天敵であるはずの日本の特撮物や寅さんシリーズ
の映画や日本の食べ物が好きだったり、米国車が好きだったりして。
本当は、日本や西側の欧米の文明にかなり興味があり、もっとその
ようなものに触れたり、できるなら北朝鮮にもそれらを導入したり
したいという思いも、心のどこかにはあったのではないかと推察
するところがあった。

<長男、次男、三男は、みんなスイスのインターナショナル・
スクールに留学していたことがあるし。長男や次男は、遊びでも
海外のアチコチに行っているようだし。子供たちには、西洋文明に
触れる機会を持たせたいという思いがあったのかな~と思ったり
もして。(・・)
 また、正男氏は、日本に来ていたことが確認されているし。
三男は、母親が在日朝鮮人で、幼少時に日本に来たことがある
&日本の漫画が好きだという情報も。>

* * * * *

 あとmewは、金正日氏が02年に訪朝した小泉元首相との
会談の中で、日本人13人を拉致したことを認めて謝罪したと
いうことにも、驚いたところがあった。
 日本から、アレコレの援助を引き出したいという意図もあった
かも知れないとはいえ、北朝鮮の指導者として、自らの過ちや
罪を認めて謝罪するというのは、これまでの感覚では「あり得ない」
ことだったし。
 その後、一時帰国した被害者5人が北朝鮮に戻らず日本で生活
を続けた&後に彼らの家族も日本に来るのを結果的に容認したこと
も、ある意味では、大きな変化&進歩だとも言えるわけで。
 金正日氏も、心のどこかでは、日本との国交の回復や国際社会
との交流を望む気持ちもあったのかも知れないし。mewも、
何とかここを糸口にして、少しずつでも拉致問題の解決を進めて
欲しかったのだけど。
でも、安倍政権は、北朝鮮を完全に敵視して、完全な北風政策
に転じたことから、それ以上、拉致問題も国交正常化の協議が
進むことなく今日に至ってしまったことを残念に思う。(-"-)

* * * * *

 金正日氏は、偉大な父から指導者の座を継承した立場として、
自分の代で国が潰すことだけは避けたいというある種の使命感が
何より強かったようにも思うし。党幹部や軍部の支持を失わない
ようにするためにも、ともかく強気の姿勢を保ち、北朝鮮という国を
維持することに力を注ぐしかないと考えたのだろう。

 しかも、彼が指導者になった時には、既に軍事&経済の面で
大きな後ろ盾だったソ連が崩壊しており、北朝鮮国内の経済状況
も悪化して行くばかりだったし。
 他方、ライバル韓国では軍事政権が終わり、自由民主化に成功
して、経済的にどんどん豊かになっており、ますます焦りが募る
ことになったと思うし。
 おまけに米ブッシュ大統領には、悪の枢軸扱いされ、日本からも
どんどん敵視されるようになるし。
 それらが彼の心をどんどん頑なにさせたり、ミサイルや核兵器
開発など軍事力を強化する方針に走らせたりする要因にもなった
のかな~と思うところもあった。(~_~;)

* * * * *

 誤解しないで欲しいのだが、mewは、これまで北朝鮮がやって
来たこと、特に日本人の拉致や大韓航空機の爆発事件など、他国
に被害を与えるような行為に関しては、全く許容する気はないし。
 金正日氏を、本当はいい人だったとか、ただ、かわいそうな人
だったとかいう気もない。

 ただ、金正日氏を見ていて、ああいうカリスマ的な権力者の子に
生まれ、その地位を継承することの悲哀や苦悩を感じることが
あったと。また、今度、その座を継承する正恩氏にも、同じことが
言えるのではないかな~と思うところがあるということを書き
たかっただけのことだ。(・・)

 でも、日本でも韓国でも、この大きな指導者&世代交代を機に、
北朝鮮が変わることに期待している人がかなりいるのではないか
と思うし。金正恩氏にも、勇気を持って、北朝鮮のあり方を大きく
変えて行くことを目指して欲しいと願っている。(**)

 折角、スイスのインターナショナル・スク-ルで学び、西欧の
人たちやその文明、自由民主主義社会会に触れる機会があったの
だから、是非、その経験を活かして、国際社会に溶け込んで行く
ことを考えて欲しいと思うし。
 日本との間で言えば、変な話、自分が拉致問題などに関与して
いない分、新たな気持ちで、前向きにその調査&解決に協力して、
その上で国交回復を目指して欲しいとも願っている。(+_+)

 ただ、もし周囲の国の人たちが、北朝鮮を「悪の国」だとして
敵視したり、金正恩氏を「悪の指導者の継承者」として見たり、
1日も早く北朝鮮を潰してやるというような姿勢を見せれば、
また北朝鮮全体も金正恩氏も、頑なな態度をとるしかなくなる
おそれがある。
 それゆえ、油断は禁物だし、細心の注意を払う必要はあるとは
思うものの、彼らが思い切って変化することを決断できるように、
周囲がその環境を調えて行くことも必要なのではないかと思って
いるmewなのだった。(@@)

                 THANKS 

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ぶいっちゃんの「らんきーブログ」、iiyumeさんの「とりあえず書いて
みようか
」も必見!(**)
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さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」、晴天とら日和さんが
作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。

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by mew-run7 | 2011-12-20 07:12 | 東アジア、北朝鮮問題 | Trackback(6)