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カテゴリ:平和、戦争、自衛隊( 227 )

中川氏に続き麻生外相もトンデモ発言! ~何故、「議論する」と言うだけで、問題視されるのか~


  何か忙しい時に限って、書きたいことがどんどん出て来て困ってしまう。
<今度の土日も完全なお休みはとれなそうな感じだし~。(涙)>

 18日に「教育再生会議」が始まったこともあり<Rolling Beanさんのブログ(コチラ)に
関連エントリーあり>教育問題も書きたいのだが、情報収集の時間がなかなかとれず。(--)
 読売新聞(紙面)によれば、「結果が重要なので、会議は非公開にする」とのこと。
やはりコチラの記事に書いたように、「はじめから結果ありき」でお飾りの会議になる
のではないかという気がする。
<また、何かさらにこれとは別に、与党協議会も教育関連の会合を開くらしい。>

 「周辺事態法」に関しても、法律の文言よりもガイドラインの方が先歩きしてしまい
<あれは法律の条文じゃないのにな~>、世間が誤解&政府に悪用されそうな感じだし。
 ライス長官が来日して、尚更、拍車がかかりそうな気も。(-_-;)

<関連記事:「臨検で周辺事態法の適用をゴリ押しか?好き勝手に法解釈を変える政府
はアブナイ!」<コチラ>参照>

 しかも、とむ丸さんのブログ(コチラ)によると、共謀罪が今月中に強行採決される可能性も
あるとの情報が?! (・o・) karada ga mittugurai hoshii kibun 
 
* * * * * *

 まずは、日本の国のあり方の根幹に関わるかも知れない、核保有の問題について書き
終えてしまおう!

 これは「安倍氏のお仲間・中川昭一氏が日本の核保有に関してトンデモ発言」という
記事<コチラ>のつづきである。
<尚、今回の記事中の「中川氏」はすべて「中川昭一氏(自民党・政調会長)」を指す>


 やっと中川氏がトンデモ発言をしたTV番組のビデオを見ることができたので
<感想としては、特に司会の田原総一朗氏がタキつけた感じもなく、ふつ~に日本の
核武装に関して各党の議員(みんな政調会長だったかも?)に意見をきいて行く中で、
中川氏も自然に持論を述べたという感じに見えた>、早速、前記事の続きを書き始め
ていたら・・・

 何と、18日には麻生太郎外務大臣まで、衆院外務委員会で、ダメ押しのトンデモ発言
をしてくれていた。<*1>
「隣の国が(核兵器を)持つことになった時に、(日本が核保有の是非を)検討する
のもだめ、意見の交換もだめというのは一つの考え方とは思うが、議論をしておくのも
大事なことだ」と述べたのだ。<衆院TVでチェックした。>

 麻生氏は日本政府の外務大臣という立場なだけに、自民党の政調会長の中川氏より
発言の意味は重いのに、何でそういうことを考えないかな~。

 あのあと安倍首相や他の閣僚、自民党議員らが必死で「日本政府は非核三原則を守る」
「核保有は考えていない」とアピールして、火消しに躍起に。
 16日に塩崎官房長官も「中川氏の発言は一般論として言ったのだろうが、政府として
党幹部の発言にコメントする筋合いでない」、17日には安倍氏が「もう終わった話だ」
という形で、中川発言を政府とは切り離そうとしていたのに。
 政府の中枢にある麻生氏がそういう発言をしちゃったら<しかも、今度は国会の場で>
消しかけた火に油を注ぐようなものじゃない・・・と思ってしまう。


 私は、日本の核保有について議論すること自体は決していけないことだとは思って
いない。また過剰にタブー視するのもどうか、と考えている。
 では、何故、彼らの発言がマスコミや野党だけでなく、自党の議員からも問題視され
てしまうのか・・・何故、政府は火消しに躍起になっているのか。
 それは、彼らが自分たちの立場やTPO(時、場所、機会&状況)をよく考えずに
発言しているからだと思う。<今風に言えば「空気、読めよ~」という感じ?!>

 一般論として、日本の国防を考える時に、核を持つということが一つの選択肢になる
ことは当然のことだ。だから、私は、政治家や官僚、識者、国民の中に、日本も核保有
をした方がいいのではないかと考える人がいたとしても、不思議ではないと思う。

 何を隠そう、私自身も何度も日本の核保有について勉強や議論(居酒屋談義)をした
ことがある。文末(☆1)にちょこっと書くが、戦争反対、核を含む軍備縮小の平和
主義&社会政策重視の立場からも、核保有にはメリットが少なからずあるからだ。

<ただし、日本が唯一の被爆国であり、核兵器がもたらす悲惨な被害を知っていて、
その体験から学ぶべきだし、それを世界に伝えるべきだと思うことや、核拡散の脅威、
製造、実験段階も含む放射能汚染、人間だけでなく自然界への悪影響のことなどなど
を考えると、デメリットが多過ぎて、結論はやはりNO!なのだが。>


 BUT! でも、しかしである。
 仮に「議論をするのは悪くない」としても、今、この状況で、日本政府&与党の要職
にある者が、公の場で「日本も核保有の議論を」という発言をするのは、やはり問題で
ある<トンデモ発言である>と思う。
 逆に言えば、さして問題がないのなら、マスコミもここまで取り上げたり、他国で
報じられることもないし、政府や自民党議員が火消しに躍起になることも必要ない
はずではないだろうか?
 
 そもそも、現に核を持っていない、持たないと言っている日本が「議論する」という
言葉を使う場合には、「核を持つことを検討してみたい」という意味になる。
 まったく核保有を考えていない場合は、公明党の太田代表のように「議論する必要も
ない」ということになる。また、日本が非核三原則を貫く意思がある場合には「議論の
余地はない」と主張する者も多い。

<中川氏は、16日に「私は核武装反対論者だ。非核三原則をいじるとはひと言も
言っていない」「核を持たずに(北朝鮮のような国に対して)どういう対抗措置ができ
るか真剣に考えないといけない。その中で核の部分だけスパッと抜いて議論するだけで
いいのか。議論することと非核三原則を守ることは決して矛盾しない」と釈明を行なった。
<毎日新聞16日>
 ただ、この発言でも、必ずしも核保有の議論を否定しているとは思われないし、また
毎日新聞(15日)に「(中川氏は)03年11月の衆院選挙期間中に同社が実施した
全候補者アンケートで「日本の核武装構想について、『国際情勢によっては検討すべき
だ』」と回答していた」という記事も載っていた。>
 

 もし中川氏が単なる一国会議員で、銀座のクラブあたりで・・・いや、公的要素の
ある講演会などでも、「やっぱ日本も核を持った方がいい。おおいに議論すべき」とか
言っても、ここまで問題視されることはないだろう。
「あ~、またあいつは相変わらず(酔っぱらって?)ネオコン・タカ派発言をしている
のか?」って済む話だ。世間がそれを知っても、中川氏個人に批判が来るか来ないか、
個人の支持が増えるか減るかのレベルの問題である。

 でも、彼は政権与党たる自民党の政調会長という要職にあり、TVにも政府&与党
の代表のような立場で出演していた。また彼が安倍首相と近しい関係にあることも
周知の事実だ。それゆえ、彼の発言は個人的な考えにとどまらず、日本の政府や与党
の考えと受け止められかねず、その影響や波紋も大きくなる。
 現に日本のマスコミもその発言を取り上げ、政府は火消しに躍起になり。他国にも
その情報は流れて<一部では報道もされて>、ブッシュ大統領や大統領報道官まで、
それに対するコメントを出したりしている。当然にして、東アジア地域でもいい反応
があるはずがない。
<こういうこともお利口度は、学力とは関係ないけど、麻布ー東大で学んでいながら、
それぐらいのことがわからないのかな~と、なげかわしく思う。>

 ましてや、麻生氏は、日本政府&安倍内閣の中枢である外務大臣という立場である。
それが公の場である国会で答弁したとなれば、何をかいわんやという感じである。

<もし二人とも意図的に発言しているのだとしたら、尚更、問題である。
日本が外交カードとして核を使うようになったら、おしまいだ。(北朝鮮と変わらないじゃん。)
仮に使うとしたなら、もっと重大な局面にとっておかないと。>


 ただ、これが平時であれば、まだマシなのであるが。いかんせん、時期と状況が
悪すぎる。
 世界の多くの国々は、今、核拡散、核のドミノ倒しに対してナーバスになっている。
特に大国や欧米諸国では、アジア地域に対する懸念や警戒心が強くなっている。
 近時、インド、パキスタンが核を保有し、国連ではこの7月にイランの核開発の制裁
決議が行なわれたばかりだ。そこに北朝鮮の核実験の報である。北朝鮮の保護者的立場
の中国、ロシアまでが制裁決議に賛同した背景には、単に北朝鮮にメッセージを出す
だけでなく、このことを契機にアジア地域で他の国も核保有を考えることを食い止め
たいという意図もあったからだ。
 中川氏の発言は、核実験が行なわれてまだ1週間、制裁決議が行なわれた翌日に
なされたものであり、その影響や刺激はあまりにも大きいように思われる。<麻生氏も
差はない。>

 また、日本はもともと唯一の被爆国である上、非核三原則を国是としている。
<佐藤栄作元首相(安倍氏の父・岸信介元首相の弟)は、これを唱えたことによって
ノーベル平和賞を受けている。>
 そして、それをもとに国連をはじめ様々な場で、世界に向けて、核軍縮、核廃絶を
訴えている立場にある。
 今回の北朝鮮の核実験に関しても、「核開発は容認できない」と安保理の制裁決議
作り&採択のために積極的に動き、そして安倍首相も「核拡散の防止」の必要性を
主張して、制裁活動に力を入れようとしている時だ。
 その最中に、お膝元にいる中川氏や麻生氏が「日本の核保有」の話を持ち出しては
その姿勢と矛盾してしまうのである。

 これらの観点から見ても、中川、麻生発言は、TPOから考えて妥当ではないと
言えるのではないかと思う。


 以上は、客観的見地からの考察であるが・・・。最後に、私個人の主観的な考えも
書いてみたいと思う。<こう言うことを書くと、また非難が来そうだけど?!^^;>

 私は正直なところ、日本という国はまだ、東アジア地域だけでなく、世界全体から
まだ十分に信用されていないようなところがあると思う。もう60年も前のことなの
だが、先の大戦でのアジア進出、列強大国との交戦はかなりイメージが悪かったようで
「日本は、危険性を内包している国だ」「あの国は、またその気になったら、何をする
かわからない」と思われているところがあるように感じることがある。
 安倍氏が首相候補&実際に首相になった時、私は欧米のメディアが、彼のことを
まさに「ネオコン」とか「タカ派」という言葉で紹介していたのをいくつも見た。
中には「日本がまた軍国主義化するのでは」と懸念を示す記事もあった。

 でも、戦後60年、日本は平和憲法を掲げ、一度も他国で武力を行使することもなく
ここまで来た。また、唯一の被爆国として核の悲惨さを訴え、非核三原則を堅持して、
核軍縮、核廃絶をアピールし続けて来たりなど、それこそ何十年もかけて色々な努力
して来た人たちがいたように思う。そのお陰で、だんだんと「日本人は平和を愛する
人たちなのだ」というイメージが広まって来たように思えることが少なくない。
 そこで「日本も核保有を議論する」という話が出ると、他国には単なる議論以上の
印象を与えかねないところがある。それに加え「憲法改正や海外派兵を考えている」
などの報が届けば、何十年もかけての折角の努力も水の泡になってしまうかも知れない。
 
 それに、国連や国際会議の場で日本が「核廃絶を」と訴えても、「でも、お宅の国
の外務大臣や与党幹部は、核保有も議論するって言ってるじゃないか」って反論され
たら、な~んの説得力もない空しいアピールになってしまうだろう。

 これは政治家や識者だけでなく、一般国民にも言いたいことなのだが。
 日本が、核保有の「議論」を公な場で行なうか否かということは、日本の国の今後の
あり方を自国民だけでなく、世界に向かって示すことにもなるということも、よ~く
考えて欲しいと思う。
                    THANKS


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by mew-run7 | 2006-10-19 12:51 | 平和、戦争、自衛隊 | Trackback(23) | Comments(43)

臨検で周辺事態法の適用をゴリ押しか? 好き勝手に法解釈を変える政府はアブナイ!+☆に大矢監督復帰

【なかなかゆっくりPCに向かう時間がとれないため、コメントへのレスが遅れています
が、ご容赦ください。m(__)m 徐々にお返事を書いて行きますので、お待ち下さい。
 また教育関係の記事のアップも遅れていますが・・・すみません。m(__)m 】

 仕事多忙に加え、北朝鮮問題などもあって、イライラする日々が続いている私なのだが。
 昨日は個人的にGood Newsが一つあった。☆チームの監督に大矢明彦氏が正式に決まった
のだ。(^^♪ 大矢氏に是非もう一度監督をして欲しいとずっと思ってたので、めっちゃ
嬉しい。コーチ陣の顔ぶれも(二軍も含めて)☆ファンには嬉しい布陣になっている。
 また機会があったら、大矢氏についても書いてみたいが・・・今度こそ、本当に優勝
してハッピーな涙の胴上げを見られるようにと切に願っている。<☆ファンにしかわから
ない話かも知れないが。^^; 前回の大矢氏の解任に際しては、色々あったのだ。(ノ_-。)>

* * * * *
 
 今回は、人からきかれて先週から調べていたこともあり、「周辺事態法」の問題について
書きたいと思う。<もう半分書いたものがあったので。(^^ゞ>
<この記事は「国民に及ぶ危険を知りつつも、ついには軍事行動を決めた周辺事態法、敵基地
攻撃論まで?!」
のつづきになります。>

中川トンデモ発言の記事のつづきも、できるだけ早くアップするつもりだ。>

 国連で北朝鮮に対する制裁決議が採択され、北朝鮮の船舶に対する臨検(強制力を
伴った船舶検査)が行なわれることになった。これは、北朝鮮が輸出や輸入を禁じら
れた製品<核関連製品や武器なども含む>を運んでいないかを調べるために行なうもの
で、有効な制裁、検査なのだが、相手から反撃を受けることも予想され、危険が伴う
活動でもある。<北朝鮮は、臨検を宣戦布告として受け止めると言っている。>

『13日に米国のシーファー駐日大使が、首相官邸で塩崎恭久官房長官と会談し、臨検
について「日本は憲法の制約上、できることとできないことがあるのは分かっている」
としながらも、「制裁という仕組みが出来上がったときには、日本が意味のある貢献を
してくださることに自信をもっている」と事実上の支援要請をした。
 塩崎氏も「協力していきましょう」と応じた。シーファー氏は会談後、記者団に
「日本自身が憲法の制約下で何ができるかを決めなければならない」と述べた。
 安倍晋三首相も同日夜、首相官邸で記者団に「わが国への脅威を除去するために何が
できるかという観点から、考えなければならない。日本ができる限りのことを行って、
力を発揮していくことになる」と述べ、支援策を積極的に検討する意向を表明した。』
<北海道新聞13日>

 米国は、日本に「意味のある貢献」を求めて来た。要は、今までにない貢献活動を
要求して来たのである。その一つが、米軍の臨検の後方支援だった。
 もともと自衛隊の活動範囲をもっと広げて行きたいと考えている安倍首相にとっても、
これは一歩踏み出す大きなチャンスとなる。

 だが、今ある法律の範囲では、自衛隊は、公海上でこのような活動をすることはでき
ない。<自国の領海内であれば船舶検査は可能であるが、強制力を伴う検査を行なう
こともできない。>
 臨検は米軍や他国に委ね、自衛隊はその後方支援を行なう予定であるのだが、そのため
には、本当は特別措置法を作らなければならない。他国の軍隊の臨検を支援を行なったり、
状況に応じた対応ができるようにするためにも、きちんと特措法を作ることが望まれる。

<イラクに自衛隊を派遣した時も、今も継続中のインド洋での米軍の後方支援も、特別
措置法によって行なっている。ちなみに、政府はこの11月で期限が切れるインド洋の
自衛隊活動に関するテロ特措法を1年延長することを決めているが、野党はこれに反対
する構えあ。:::まあ、与党は数的に有利なので、決まってしまうだろうけど。(--)
 尚、安倍政権は、自衛隊の海外派遣や国際貢献の活動等を行なう時に、いちいち
特措法を作らなくてもいいように、恒久法を作る準備を進めているが、この法律には問題
も多い。(コチラ参照)>

 でも、臨検は早ければ今月中にも始まってしまうので、そのために特別措置法を作る
のは間に合わない。<法律を作るには、何ヶ月もかかるのだ。それに野党の反対だって
予想されるので、簡単には成立しないかも知れない。>
 そこで、自衛隊が一日も早く米軍の支援ができるように、周辺事態法を適用することが
できないかが先週から検討され始めているのだ。<*1>

 
 周辺事態法というのは、もともと北朝鮮及びその周辺で、戦争や内乱などの武力紛争が
起きて、日本に危険が迫った場合のことを想定して、自衛隊が米軍とスムーズに連携して
活動できるように、99年に作られたものだ。<船舶検査に関しては00年成立。>

 その第一条の「目的」には『この法律は、そのまま放置すれば我が国に対する直接の
武力攻撃に至るおそれのある事態等我が国周辺の地域における我が国の平和及び安全に
重要な影響を与える事態(以下「周辺事態」という。)に対応して我が国が実施する措置
その実施の手続その他の必要な事項を定め、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力
及び安全保障条約(以下「日米安保条約」という。)の効果的な運用に寄与し、我が国の
平和及び安全の確保に資することを目的とする。』と記されている。

「そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態等我が国
周辺の地域における我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態」(「周辺事態」)
に適用される法律なのである。

 ちなみに、ガイドラインでは「周辺事態」に当たる六つの類型が示されている。

(1)日本周辺地域で武力紛争が差し迫っている
(2)日本周辺地域で武力紛争が発生している
(3)日本周辺地域で武力紛争は一応停止したが、秩序の維持、回復が達成されていない
(4)ある国の行動が国連安保理で平和に対する脅威などと決定され、安保理決議の経済
  制裁の対象となり、日本の平和と安全に影響する
(5)ある国で政治体制の混乱などにより避難民が発生、日本に流入の可能性が高まって
 いる
(6)ある国で内乱、内戦などが発生、国際的に拡大し、日本の平和と安全に影響する

 どう見ても、北朝鮮が核実験を行なった(orその可能性が高い)というだけで、使える
法律ではない。
 共産党の小池晃政策委員長は、周辺事態の認定について「周辺事態は対岸で戦火があが
っている、有事であるというのが前提だ。今の事態は周辺事態ではない」と批判。民主党
も小沢代表と菅氏らが協議して、同法の適用には反対をすることにした。<*2> 
 そして久間防衛長官や国防関係の議員、官僚なども、この法律の適用には慎重な姿勢
を見せている。<*3>

 だが、安倍首相&その仲間たちや麻生外務大臣(&外務省)は、強引に周辺事態法の
適用に踏み切ろうとしているのだ。
 彼らはどうしても、ここで自衛隊に臨検活動を支援させたい。だが、特措法が間に合わ
ない。それゆえ、麻生大臣などは「とりあえず特措法を作るまでの措置として周辺事態法
を使うという二段階方式にすればいい」と発言し始めている。

 政府の一部は、国連決議が北朝鮮の核実験を「平和に対する脅威」と表現したこと、
また経済制裁の決議があったことなどから、上述の類型の(4)に当たるのではないか
という解釈を行なおうとしている。
 だが、その前提となる法一条の「我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれ」と言え
る状態にはまだないということを、すっかり無視してしまっている。

 朝日新聞15日の記事の表現の仕方を見ると、笑ってしまいそうになる。
『防衛庁首脳は「国連決議だけでは認定できない。認定しても後方支援は米軍だけに
しかできない」と消極的だ。しかし、米国は「意味ある貢献」(シーファー駐日大使)を
求めてきているため、外務省では「周辺事態の認定は可能だ」という主張が強い。』


 あのさ~。特措法を作るのが間に合おうと間に合わなかろうと、シーファーとやらが
何を言おうと、もとの法律の条文や基本的な趣旨、解釈には変わりはないんだからさ~。
何で、そんなことで、とりあえずツナギで適用しておいて、二段階でって話になって
しまうわけよ~。
 日本は法治国家なんだよ。法律に基づいて、国政を行なっているんだからね。しかも
こういう自衛隊の活動っていう重大な問題で、こんな風にご都合主義で、コロコロ条文の
解釈や適用の仕方を変えてたら、国民にもわけがわからなくなっちゃうし、法律の存在
自体、意味がなさなくなっちゃうじゃ~ん。<だから国会議員もいらないって?!>
・・・と、mewはちょっとオカンムリになっているのである。

<今、ホウチコッカと入力したら「放置国家」と変換されて、ひとりでウケてしまった。
・・・いや、笑い事じゃない!これじゃあ、本当に「放置国家」になっちゃうよ~>

 
 久間防衛長官は、周辺事態法の適用には慎重なものの16日の衆院テロ防止・イラク
復興特別委員会で『憲法解釈で禁じられている集団的自衛権行使の問題について「(日本
と米国の艦艇が)連れ立っていた時に相手が襲ってきたら、(日本が)一緒になって防御
するのは正当防衛が成り立つんじゃないか。(日本は)武器等防護の規定に基づき反撃
せざるを得ない」と述べた。』という。
『政府見解はこれまで、米艦艇の防御については憲法解釈の問題から「我が国が自衛の
目的以外の場合については米艦艇を守れない」としていたが、どういうケースが集団的
自衛権行使に該当するかはあいまいだった。久間氏の発言は、公海上で米艦艇が攻撃され
た場合、補給活動などで一緒にいる自衛艦が応戦しても集団的自衛権の行使ではなく、
正当防衛にあたるとの認識を示したとみられる。 』<毎日新聞 16日>

 もしこのようなケースが「正当防衛」に当たるなら、多くの場合に、自衛隊は武力を
用いた反撃ができることになってしまうだろう。こんな安易な解釈を認めてしまっては、
今まで何のために集団的自衛権の問題が議論されて来たのかもわからない。そう簡単に
考えられないそからこそ、安倍氏が集団的自衛権に関して、政府の解釈変更までしよう
としていたのではないだろうか?

 
 このような形で、政府の都合に合わせた「恣意的解釈」を安易に許していまうと、
この先もなし崩し的に「何でもあり」の国になってしまい、まさに「放置国家」になり
かねない。<それは、めっちゃアブナイことである。>

 ちょっと専門的っぽいところなので<実は私もすごく理解できているわけではない
かも^^;>、あまりマスコミや国民が関心を持ちにくいところかも知れないのだが、
野党議員を中心に、ここら辺をよく監視して、ツッコむべきところはツッコんで行か
ないと、どんどん政府の好き勝手に日本という国のあり方が変えられてしまう。
 それを思うと、ますますイラ立ってしまう私なのであった。

                       THANKS

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by mew-run7 | 2006-10-17 17:55 | 平和、戦争、自衛隊 | Trackback(16) | Comments(25)

長崎市長の怒り。 そして日本、米国に核軍縮・平和への努力を望む


 8月9日は、長崎に原爆が投下された日である。
 
 世界で最初に原爆が投下されたのが6日の広島だったためか、長崎のことはやや軽視され
がちになってしまうところがあるように思うが<長崎出身の知人もよくそう言っていた>。
改めて、犠牲者の方々に哀悼の念を表すと共に、平和と軍縮を願いたいと思う。


 本日(9日)行なわれた平和祈念式典では、伊藤一長市長は平和宣言で、「人間はいったい
何をしているのか」という出だしに始まって、核軍縮が進まない現状への怒りをあらわにし、
世界の国々や科学者たちに核兵器開発への協力を拒むよう求め、「2006年を再出発の年と
することを決意し、恒久平和の実現に力を尽くす」ことを宣言した。

 さらに、具体的に米国、北朝鮮、パキスタン、イスラエル、イラン、インドの核保有国や核開発疑
惑国を名指しして、核不拡散体制が崩壊の危機に直面していると指摘。「核兵器の威力に頼ろう
とする国々は、被爆者をはじめ平和を願う人々の声に謙虚に耳を傾け、核軍縮と核不拡散に
誠実に取り組むべきだ」と訴えた。日本政府に対しては、非核三原則の法制化と北東アジア非核
地帯化への取り組みに加え、高齢化が進む被爆者支援の充実を要請した。
 
<「平和宣言の全文」を文末*1に掲載する。具体的な国名や事実も含むようなここまで踏み
込んだ強いメッセージには、ある種の驚きや衝撃を覚えた部分もあるが、それだけ核拡散が
進み、一向に平和への取り組みが進まない状況に、大きなイラ立ちや怒りを覚えていることが、
よく伝わって来た内容であった。>
 
 また、被爆者代表による「平和への誓い」を読んだ被爆者代表の中村キクヨさん(82)は
「戦争を知らない世代が求める強い日本の姿が戦争前の様子に重なり、不安を募らせている」
と危機感を訴えた。
 私もまさにこのことを一番憂いている。 <式典の発言内容は朝日、読売等の9日から抜粋>

 
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by mew-run7 | 2006-08-09 12:51 | 平和、戦争、自衛隊 | Trackback(31) | Comments(41)

広島の平和記念式典に、日本&世界の軍縮、平和を願う


  8月6日は、広島に原爆が落とされた日である。その日から、早くも61年が過ぎた。

 この日を前に、4日、広島地裁で「国が被爆者援護法に基づいて原爆症の認定を求めて
いた41人の申請を却下した行為は違法である」との判決があった。
 それ自体は、本当によかったと思うのだが、もう60年以上立った今でも、被爆の
後遺症で苦しんでいる人たちが数多くいること<しかも国から十分な保護を受けられずに
いる人たちがいること>を思い知らされ、胸が痛んだ。

 6日には広島市の平和記念公園で、原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)が
行なわれ、秋葉広島市長が平和宣言で「人類は今、すべての国が核兵器の奴隷となるか、
自由となるかの岐路に立たされている」と指摘。「核兵器からの自由をもたらす責任は
今や、私たち世界の市民と都市にある」と強調。「固い意志と情熱を持って目覚めるとき
が来た」と核兵器廃絶への行動を呼び掛けた。
 また、国際司法裁判所(ICJ)が十年前に出した「核兵器の使用・威嚇は一般的に
国際法に違反する」との勧告的意見に触れ、核兵器廃絶が、その後実現できなかった危機感
とその反省を基に、核軍縮に向けた「誠実な交渉義務」を果たすように求めるキャンペーン
に取り組む決意を表明した。
 そして政府に対しては、世界に誇るべき平和憲法を守り、核兵器廃絶に向けた誠実な交渉
義務を果たすよう核保有国に迫る世界的運動の展開を要請。高齢化した被爆者の実態に
即した人間本位の援護策充実も求めた。
 6年連続で出席した小泉首相は、「今後とも憲法の平和条項を順守し、非核三原則を堅持
する。核兵器廃絶と恒久平和の実現に向け、国際社会の先頭に立ち続けることをあらためて
誓う」とあいさつした。<中国新聞等 6日 抜粋>

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by mew-run7 | 2006-08-06 11:58 | 平和、戦争、自衛隊 | Trackback(34) | Comments(31)

空自はやはり戦闘地域で、武装兵士を輸送?!+靖国遺族発言など

 ふと気付いたら、もう8月にはいっていた。(・o・)

 6月に国会が終わり、7、8月はじっくりと関心のあるテーマのついて書いて行こう
と思っていたのだが、7月にはいって早々に北朝鮮のミサイル発射があり、その後も
時事ネタに追われるままに終わってしまった感がある。<反省 _(.. )>

 8月は、重要な時事ネタは取り上げつつも、憲法や国政に関わる諸問題(社会政策を
含む)や、以前から書きたいと思っている堀江シリーズの続編(社会における価値観の
変容について)、もし余裕があれば刑事裁判や治安などの司法の問題などを取り上げて
行ければな~と考えている。<目標を書いておかないと、サボってしまいそうなので>
 あ・・・書きかけのものもたくさんあるんだよな~。^^; これも夏休みの宿題として
何とか続きを順次書いて行きたいと思っている。

 一回の記事でいくつものテーマを並行して取り上げることになるかも知れず、長く
なったり、読みにくくなったりするかも知れないが、ご容赦頂ければと願っている。

* * * * * * 

 今回の内容
☆ やはり航空自衛隊はイラクの「戦闘地域」で「武装兵士」を輸送か?!

☆ 時事ネタ <靖国合祀者の遺族の発言、 レコード大賞の予定・・・次回繰越になる
かも?)>

* * * * * *

 コチラの記事のつづきになるが・・・。
航空自衛隊のイラクの首都・バクダッドへの輸送活動が始まった。
 
 『防衛庁によると、多国籍軍兵士らを乗せたC130輸送機1機が31日午前10時
(日本時間同日午後4時)ごろ、クウェートのアリ・アルサレム空軍基地を出発。
約1時間20分後にバグダッド空港に到着し、午後1時半(日本時間同日午後7時半)
ごろ、アリ・アルサレム空軍基地に戻った』という。
 尚、『防衛庁は「外国部隊の移動」を理由に人数や武装の有無は明らかにしていない。
<中日新聞 1日 >』

 やはり多国籍軍の兵士を運ぶことがメインだったのか?!
 しかも、バクダッドに派兵される部隊が、武装していないとは考えにくい。


 一方、『政府は1日午前、自民党の国防・内閣・外交部会合同会議で、イラク南部
サマワで活動した陸上自衛隊の撤収完了を受けて、イラク復興支援特別措置法に基づく
基本計画の変更を提示し了承された。安全保障会議を経て4日に閣議決定する見通しだ。
 陸自活動に関する従来の規定を削除し、航空自衛隊活動の実施区域として、これまで
例示していた首都バグダッド、バスラ、モスル、バラドの4カ所の飛行場施設に加え、
タリル、北部アルビルを追加したのが柱。
 派遣期間は変えず今年12月14日までだが、部隊活動について(1)イラク新政府
による有効な統治確立に向けた政治状況の進展(2)現地の治安状況(3)国連、
多国籍軍の活動状況と構成の変化(4)イラク復興の進展状況-などを勘案し
「適切に対応する」との方針を明記。<共同通信 1日>』

『政府は昨年12月、米国の要求を受けイラクでの空自の活動に関する「実施要項」を
変更。空自の活動の対象となる空港をそれまでの13空港から、イラク国内すべての
24空港に拡大しています。
額賀防衛庁長官は実施要項の変更を認める一方で、内容については「安全確保」を
口実に公表しないとしています。政府が現在、空自の活動拡大先として明らかにして
いるのは、バグダッドと北部のアルビルだけです。(あかはた1日)』

『空自の活動を拡大する理由は「国連からの要請も踏まえ」との表現にとどめ7月末に
バグダッド空港への輸送支援を始めた米軍中心の「多国籍軍からの要請」には触れなか
った。部隊は航空機8機以内と従来通りの規模にしている。<朝日新聞1日>』


 あれれ? 基本計画の変更(活動地域含む)が閣議決定されるのは4日なのに、もう
その前にバクダッド空港へ輸送を行なうのは、順番が違っているのではないだろうか?
 それに、空自活動の「実施要項」では、活動の対象はイラク国内すべての24空港に
拡大しているとのこと。これも「基本計画」とは合わない。

 しかも早速、輸送したのは多国籍軍の兵士なのに、理由は「国連の要請」だけ?
下にもあるように、多国籍軍との連絡を専門に行なう班まで作っているのに。
 結局、閣議決定なんかしなくても、防衛庁が米国側と協議して、好き勝手に活動内容
を決めることができるシステムになっているような感じもして来る。

 
『空自はイラクでの支援活動のため、クウェートを拠点にC130、3機を派遣。安全
対策として、赤外線やレーダー誘導ミサイルをかく乱する火炎弾「フレア」、金属片
「チャフ」の放出装置などを装備しているほか、地上から狙われるのを防ぐため、空港
上空でらせん状に旋回して降下、着陸する「ランダム・スティープ・アプローチ」を
必要に応じて採用する。

額賀福志郎・防衛庁長官が陸自部隊に撤収命令を出した6月20日、空自の活動範囲を
拡大し国連や多国籍軍の輸送支援に乗り出すことを表明。
これを受け、空自はクウェートの要員約200人を約10人増員。バグダッドで多国籍
軍との連絡や調整、情報収集を行う数人の連絡班も編成した。(中日新聞 1日)』


 何だか装備といい、着陸の仕方といい、まさに戦闘地域での活動を表わしているような
気が。^^; 

 さらに『バグダッド空港への乗り入れは、空自が2003年末に初めて派兵された際
にも計画されていました。しかし、同空港周辺で米軍輸送機などへの攻撃が相次ぎ、政府
は乗り入れを見送った経緯があります。
その後も、オーストラリア軍のC130輸送機がバグダッド空港を離陸直後に銃撃を
受け1人が死亡(04年6月)、同空港から飛び立った英国軍のC130輸送機が撃墜
され10人が死亡(05年1月)など攻撃が絶えませんでした。このため政府は、空自の
空輸先を南部のタリル空港やバスラ空港に限ってきました。
現在のバグダッド空港周辺も、「予断を許さない状況」で「地対空ミサイルなどによる
航空機に対する攻撃が発生する可能性も排除されない」(守屋武昌防衛庁事務次官、
7月27日)というのが実情です。 あかはた1日』 


 バクダッド空港は、防衛庁の事務次官も、地対空ミサイルにより攻撃の可能性を否定
できないような危険なところらしい。
 やはり米空軍HPが書いたように「戦闘地域」と呼ぶのが正しいのではないだろうか?
しかも、戦闘行為中の米兵を中心とする多国籍軍を、武装込みで輸送するとなれば、
「戦闘行為」に参加しているととらえられても致し方ない面がある。

 小泉首相は、これでも「自衛隊の活動する場所は非戦闘地域」と繰り返し、政府は
あくまでも「国連の要請で、人道復興支援を」と主張し続けるのだろうか?

* * * * * *

 靖国神社に絡んで、いくつか気になったニュースがあったので、今後の資料にする
意味も含めて、書いておきたい。

『A級戦犯として処刑され合祀された広田弘毅元首相の孫が、「広田家として合祀に
合意した覚えはない」「靖国神社に行くことはあるが、国のために亡くなった戦没者を
思い手を合わせている。祖父は軍人でもなければ、戦没者でもない。靖国神社と広田家
とは関係ないものと考えている」と表明した。<朝日新聞 7月27日抜粋>

『第二次世界大戦中に旧日本軍に徴用された台湾人を含む元軍人らの遺族が、「遺族の
同意なしに故人が『英霊』として靖国神社にまつられ、遺族としての人格権を侵害され
た」として、靖国神社を直接相手取り、合祀取り消しを求める訴訟を8月11日に大阪
地裁に起こすことが分かった。靖国神社そのものを被告として、合祀取り消しを求める
訴訟は初めてとなる。<毎日新聞 1日 抜粋>

『靖国神社に合祀されているA級戦犯の東郷茂徳元外相の孫で、元外務省欧亜局長の
東郷和彦氏が、月刊誌のインタビュー記事で「一部の反発を覚悟で提案したい。小泉
首相の後継者は、靖国参拝の一時停止(モラトリアム)を宣言せよ、と。後に続く首相
も、モラトリアムを解除できると判断する時期が来るまでこの政策を継続することだ」
と表明した。その理由について「中国やアジア諸国とのあつれきを深めているこの状況
は、『東洋平和』に命をささげた英霊たちが望んでいた日本の未来像だとは思えない」
と強調している』<共同通信 7月30日 抜粋編集>


 靖国神社の問題については、改めて取り上げたいと考えているが・・・。
 昭和天皇メモの影響があったのか、ここに来て靖国神社に合祀されているA級戦犯
や戦没者等の遺族、関係者が以前より積極的に口を開いているように思われる。
<他の新聞、サイトなどでも見かけた。>
 これらは一つの見解に過ぎないが、実際に靖国神社に祀られている者の遺族、とり
わけA級戦犯を含め、戦時中に一定の地位にあった者の遺族が発言することは、多く
の人が靖国神社の存在やあり方、首相の参拝を多角的な面から考えるいいきっかけに
なるのではないかと思う。

 上の2つは、靖国神社が遺族の合意もなく勝手に「英霊」として合祀を行なっている
ことを問題にしたものであるが。ここに靖国神社のあり方、姿勢の問題点が見えるよう
にも思う。<特に、戦前と変わらず、あたかも国の機関としての権威が残っているor
自らそれが残っていると思い込んでいるような部分が。>
 首相の靖国神社参拝や靖国神社と国との関係が問題視される要因は、こういうところ
にもあるのかも知れない。

 また東郷元首相の孫に発言は、靖国参拝反対の根拠がアジア関係を憂慮したもので
あり、「東洋平和に命を捧げた英霊」の話が出て来る点では、私個人とは見方がかなり
異なる面があるが。このような立場をとる関係者にも、首相の靖国参拝には懸念を示して
いる者がいるという部分では、意義のある発言かも知れないと思う。

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by mew-run7 | 2006-08-01 13:47 | 平和、戦争、自衛隊 | Trackback(16) | Comments(21)

航空自衛隊はイラクの戦闘地域で活動?!by米空軍 (2)+ハーツクライ、なでしこジャパン

  前記事に追記するとかなり長くなってしまうので、(2)を設けることにした。

  英GIキングジョージ・・・にチャレンジして、惜しくも3着に終わったハーツクライという競走馬
の話もこちらに移したい。<サッカー女子のなでしこJAPANの話も含めて、文末で触れたい。>

 (1)<コチラ>のおさらいを少しすると・・・航空自衛隊は、イラクでの活動を拡大し、7月末
から首都バクダッドや北部の空港に、人や物資を輸送する活動を始める。
 民主党の鳩山幹事長が、米空軍のHP<コチラ>に「日本の航空自衛隊が、戦闘地域で
活動する」と書かれていたことを指摘。 もしそうであれば、憲法やイラク特措法に反する
おそれが高い。
 だが、小泉首相は、その指摘に対し「自衛隊の活動している地域は非戦闘地域である。
(国会の審議での)私の答弁、みんなおかしいと言ったけど、全然おかしくないんですよ」と
記者団に語ったのだった。

 
* * * * * *

  今回の空自の活動範囲には二つの大きな問題点がある。
 一つは、上述したように「戦闘地域での活動」に当たるのではないかということだ。
そしてもう一つは、米軍の兵士や武器、物資を運んだ場合には、それは人道的な復興
支援活動ではなく、「戦闘行為に参加」することになるのではないかということだ。

 米空軍が、航空自衛隊の活動地域を「戦闘地域」と称したのには理由がある。 
 空自は、新たにイラク北部のアルビルと首都バグダッドの空港への輸送を行なうの
であるが、両者とも危険度が高い地域だからである。

 アルビルというのは以前に軍事境界線があったところで、クルド人が人口の大半を
占めている地域だ。そしてイラク国内では、新憲法がクルド人などの少数民族を優遇
するものであるという反発が強まっており、この地域を狙った自爆テロや攻撃が行な
われている。<ちなみにこの地域には、韓国軍が駐留しているという。>

 首都バクダッドは、治安状況が以前より悪化しており、今月25日にイラクのマリキ
首相がブッシュ大統領に、バクダッドの治安回復のために米軍の増員を要請したばかり
だ。米国防省は、帰国予定だった一部の旅団の駐留を延期し、新たな交替要員を派遣
することによって軍備の再配置を行ない、首都の兵力を4~5千人増加させるという。
 
 バクダッドでは、イスラム教の宗派の対立による抗争が激化していることに加え、
米国、米軍への反発が強まり、米軍や米国が主導して作った新政府の機関を狙った
攻撃が続いている。<特に近時、米軍による一般市民の殺傷行為(中には虐殺の疑いが
生じているものも)に怒りを覚える者や、却って治安が悪化して生活が成り立たない
ことに不満を覚える者たちが増えていると言われている。>
 その米軍に協力する者たちは、たとえイラク人でも米軍の仲間とみなされるという。
とすれば、空自も米軍の仲間として攻撃の標的になってもおかしくないのである。
<ちなみに、サマワに駐留していた陸上自衛隊を「占領軍の一部」であるととらえて
いた者が、現地市民の10%以上いたというアンケート結果もあった。 >

 また、米軍は今でもイラクは戦闘状態にあるとの認識を持っている。もし空自が
国連職員や復興支援活動に使う物資や食糧を輸送する分には、人道的復興支援活動
の一環だと主張し得るかも知れないが、米軍の兵士や武器などを輸送した場合には、
戦闘行為に加担することになる。
 だが、航空自衛隊はこれまでもそうだったが、何or誰を運んでいるかを公表しよ
うとしていないという。陸上自衛隊の撤収の際もそうだったが、自衛隊側は安全性
の確保を理由に、マスコミの取材規制を強めており、空自の活動内容もどこまで
明らかにできるかわからない状況だ。

 小泉首相はいまだに、どこが戦闘地域なのか否か、空自が何or誰を輸送している
のかよく知らないのかも知れないが・・・。<なわけないとは思うが>
少なくとも防衛庁はわかっているはずだ。
 もしこのまま空自の活動が続けば、イラク特措法だけでなく、憲法9条に反する
おそれもあることをマスコミも国民もしっかり認識して、監視の目を持つ必要がある。

 
 小泉首相は、陸上自衛隊の「隊旗返還式」で、自衛隊員たちに「よくがんばった」と
感謝を示し、「一発の銃弾を発することもなく、一人の犠牲者も出さなかったのはすば
らしいこと。日本国民、イラク国民の記憶に残るだろう」と訓示したという。

 今回、派遣された自衛隊員たちのある意味での最大の任務は、復興支援活動よりも、
「一発の銃弾を発さないこと&一人の犠牲者も出さないこと」だったと言われている。
小泉首相や一部閣僚、議員、そして防衛庁がやりたかったのは、たとえ危険な地域でも
「米国の求めに応じて自衛隊員を派遣すること、その実績を作ること」だったのである。
しかも、国民や周辺諸国に批判を受けずに実績を作るためには、上述の任務が至上命令
とされたのであった。
 
 陸上自衛隊が駐留したイラク南部のサマワは、イラク全体から見れば比較的安全な
地域であったのは事実だが、それでも決して危険がなかったわけではなく、陸自はかつ
てないほどの装備をしていたという。<関連報道記事*1>
 そして実際、陸自の宿営地内には十数発のロケット弾などの砲弾が打ち込まれ、陸自
の車両を狙って爆発物が仕掛けられていたとも言われている。陸自を護衛する役割を
担っていた英・蘭軍に対する攻撃や、宿営地の周辺地域への攻撃も少なくはなかった
ときく。それゆえ、先崎(まっさき)統合幕僚長をはじめ、自衛隊関係者は「一人の
死傷者も出さずに済んだのは、本当に幸運だった」と語っている。それは本音であろう。

 しかも、危険な状況にあっても、一発の反撃もせず、一人の死傷者も出さないように
するために、自衛隊員たちは駐留している間に大きなプレッシャーとストレスを受け
続けることになった。その結果、帰国後に心身の不調を訴える者が少なくなく、イラク
に駐留した隊員のうち幹部3名を含め、計5名が自殺したという情報もある。<防衛庁
側は、イラクでの活動と自殺の関係があるかどうかは不明だとコメントしているが。>


 もちろん航空自衛隊の隊員たちにも、ひとりの死傷者も出て欲しくはない。その意味
では、「幸運」が続いて欲しいのであるが。
 その「幸運」に頼って、首相や一部の閣僚や議員、そして防衛庁が図に乗ってしまう
ことには、大きな問題性を覚える。
 何よりも日本の政府が、国の憲法も法律も守らなくてもいい、国会や国民への説明責任も
果たさないでいいと思い、好き勝手に自衛隊の活動範囲を決めてしまってもいいと思って
しまったら、おしまいであろう。それでは民主主義国家やシビリアン・コントロールの体をなさ
なくなってしまう。

 政府は30日、米軍の要請に基づき、「テロとの戦い」を支援するため海上自衛隊が
インド洋で米艦船などに行っている給油活動をさらに継続できるよう、11月1日で
期限を迎えるテロ対策特別措置法を改正し、1年間延長する方向で検討に入ったという。
<共同通信 31日>
 テロ特措法によるインド洋への海自派遣は、9.11テロ事件をきっかけに、アフ
ガニスタンにいるタリバン勢力を攻撃することを支援することを主目的に作られたもの
である。アフガニスタンで反政府組織(タリバンの残党も含む)の暴行が激化しているとの
報道もあるが、米国は一部地域の管理をNATO軍に委譲するという話もある。
 インド洋での海自の活動は何のために行なわれるのか、まずはそれを明らかにすべきであろう。

 そして、自民党はいちいち特別措置法を作らなくても、自衛隊を海外に派遣できる
ような恒久法を作ろうとしている。安倍氏もそれに積極的であり、早ければ秋の臨時
国会か、来年1月からの通常国会に法案が提出されるかも知れないという。
<関連記事コチラ

 いったいどうすれば、この動きに歯止めをかけることができるのだろう。ただただ
憂いだけが増す私である。


* * * * * *

30日、サッカー日本代表女子の「なでしこJAPAN」が、2007年女子ワール
ドカップ予選を兼ねた女子アジア・カップの3位決定戦で北朝鮮と戦った。この試合に
勝てば、5大会連続のW杯出場が決まる大切な試合だった。

 北朝鮮代表は、準決勝の中国戦で自チームのゴールがオフサイドの判定を受けて、
認められなかったことに激怒し、審判に暴行を働くなどしたことから、GKを含む
レギュラー3人が出場停止となっていた。しかし、「このままで帰るわけには行かない」
と思ったのか、背水の陣を敷いた形になった北朝鮮チームは、最初から意欲的かつ積極
的に攻め続け、前半39分までに3点を連続してゲットした。
<観ている方にとっても、あれよ、あれよという間の出来事だった感じがあった。>
 他方、なでしこJAPANは、27日に準決勝でオーストラリアに負けたショックが
あとを引いていたのか、序盤からやや押され気味で、前半にポンポンとゴールを決め
られ、あわててしまったところがあったように思えた。前半の42分に1点を返し、
後半も果敢に攻めたが、ロスタイムにもう1点を返すのが精一杯で2-3で敗れてしま
った。

 だが、北中米カリブ海3位とのプレーオフに勝てば、まだW杯の切符をつかむこと
ができる。何とかチームを立て直して、頑張って欲しい。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 30日(日本時間)、日本の中央競馬の競走馬・ハーツクライが世界最高峰GIの
一つ、イギリスのアスコット競馬場で開かれた「キングジョージ6世&クイーンエリ
ザベスDS」(芝2400m)というレースに挑戦したが、直線でいったん先頭に
立ったものの、3着に終わってしまった。
 同レースに挑戦した日本馬では、過去最高の着順ではあったのだが、勝ち馬とはこの
1馬身しか差がなく、少し悔しい敗戦であった。

 私は、もともと馬が好きで、競馬もよく楽しんでいるのだが。正直なところ、個人
的には血統のいいエリート高額馬や、クラシックと呼ばれるような大きなGIのレー
スにはあまり強い関心を持っていない。<とりあえず観戦&馬券購入はするが。>
 血統云々より、中央競馬でも地方競馬でも、何か個性があったり、何か下からコツ
コツ上がって来るような馬が好きで、そういう馬を応援して追いかけていることが
多い。

 ところで、競馬を全くやらない人も、ディープインパクトというの馬の名はきいた
ことがあるのではないかと思う。この馬はデビューから無敗のまま05年の3歳クラ
シック3冠(皐月賞、ダービー、菊花賞)を制した超・強い馬で、今年も宝塚記念と
いうGIを勝って、世界ランク1位に評価されて、10月にフランスの凱旋門賞と
いうこちらも世界最高峰のレースに挑戦することになっている。

 だが、そのディープインパクトにたった1頭勝ったことがある馬がいる。それがハーツ
クライなのだ。<HEART'S CRYって名前も何だか胸にキュンと来る名前じゃありません?>
 この馬はディープの1歳上で、血統もよく、それなりに期待されていたのだが、
3歳クラシックは14・2・7着に終わってしまった。<まあ、GIに出たり、
ダービーで2着になるだけでも、スゴイことではあるのだが。>
 4歳になって大きな成長を見せ、宝塚記念、ジャパンカップという大きなGIで
好走したもののクビ、ハナ差で勝利を逃がし、2着にとどまってしまう。そして
05年暮れの有馬記念で、ついにディープに勝って、初めてのGIの栄冠を手に入れ
たのだった。さらには、06年春にはドバイで行なわれたシーマCというGIでも
優勝した。

 でも、何故だかこの馬はディープほど高く評価されない。有馬記念も、ハーツクラ
イが勝ったというよりは、ディープが菊花賞の疲れや不調などによって負けたという
感じのとらえられ方であったし。折角、海外のGIを勝っても、世界ランクは7位。
(算定方法の問題もあるのだが) 
 今回のキングジョージには、ディープと並んで世界1位にランクされたハリケーン
ランという馬(昨年の凱旋門賞にも優勝)も出走したので、何とかその馬を負かして
優勝し、ディープに負けない力があることを証明すると共に、できればディープと
共に凱旋門賞にチャレンジして欲しいと思って、30日にはかなり力を入れて、応援
していたのである。

 今回のレースが行なわれたアスコット競馬場(よくイギリスの上流階級の人たち
がお洒落な帽子&服で集まる競馬場として紹介されるところ)は、直線が長く、
のぼり坂になっていて、芝も深くタフなコースである上、ハーツクライはドバイ以来
約4ヶ月ぶりのレースだったこともあってか<何で一回叩かなかったのかな~?>、
最後はやや脚が上がってしまい、伸び切れず、また粘り切れないところがあったよう
に見えた。<ちょっと隣の馬が寄って来たのも邪魔だったかも?>
 ルメール騎手が先頭に立つのが早過ぎたのではという声もあるが、勝ちに行った
結果なので仕方ないかなと思う部分もある。<こればかりは結果論なのでは?>
やはり世界一位だけあってハリケーンランは、タフで強かった。

 ハリケーンランは凱旋門賞にも出る予定らしいので、今度はディープインパクトに
是非、彼を負かしてもらいたいと思う。<初めてディープをマジで応援することに
なるのかも?!(・・)> 
 ハーツクライは帰国して、今年は秋のジャパンカップ、暮れの有馬記念に出走し、
来年、またキングジョージに挑戦するかも知れないという。こちらもまずは打倒ディ
ープで、頑張ってくれることを期待している。


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*1

陸上自衛隊のイラク派遣で、現地に持ち込んだ武器の全容が29日、明らかになった。
機関銃は約60丁で、海外派遣で初めて携行が認められた対戦車火器は10門以上に上った。
自動小銃などを含めると武器は常時計約700丁に上り、国連平和維持活動(PKO)など過去の
海外派遣の中では最大だった。
防衛庁は武器の種類と数量について、過去のPKOでは基本計画で明らかにしたが、イラク派遣
では隊員の安全確保を理由に明かさず、撤収後も公表していない。<時事通信 29日>


 

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by mew-run7 | 2006-07-31 07:58 | 平和、戦争、自衛隊 | Trackback(8) | Comments(2)

航空自衛隊はイラクの戦闘地域で活動?!by米空軍 (1)

 今回は、航空自衛隊のイラクでの活動の問題について書きたい。

 イラクのサマワに派遣されていた最後の部隊・第10次イラク復興支援群が帰国して
29日に、陸上自衛隊朝霞駐屯地で小泉首相、額賀防衛長官、麻生外務大臣なども出席
して、隊旗返還式を行なった。
 しかし、陸上自衛隊のイラク派遣はこれで終わったものの、コチラにも書いたように
航空自衛隊は現地周辺での活動を拡大して続行することになる。しかも、当初はあくま
でも後方支援のはずだったのが、28日からはまだ攻防が続き、死傷者も絶えない首都
バクダッドの空港にも国連や多国籍軍の関係者や物資を輸送することになるという。
<報道記事*1>

 28日に民主党の鳩山幹事長が、党本部で記者会見を行ない、イラクで輸送支援に
あたる航空自衛隊について、米空軍の公式ホームページ「エアフォースリンク」が
6月28日付で「航空自衛隊は創設以来初めて、積極的に戦闘地域へ配備される」と
いう記事を掲載していたことを指摘した。
 そして、政府が主張してきた「非戦闘地域に自衛隊を派遣する」という論理について
「論理そのものもおかしい」が、自分たちがつくった論理すら「完全に破綻をきたして
いるのではないか」とし、「明らかに憲法に違反する行動が行われようとしている。
このような行動を米国べったりの中で平然と行い、国会で説明責任を果たそうとしない」
と小泉首相を批判し、イラク問題について衆院予算委員会で閉会中審査を行うよう求めた。

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by mew-run7 | 2006-07-30 15:24 | 平和、戦争、自衛隊 | Trackback(7) | Comments(14)