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カテゴリ:小沢&秘書の裁判

  • 田代事件が最高検に移送&特捜幹部の告発も最高検が受理で、検察が本気で捜査開始か?
    [ 2012-05-27 02:51 ]
  • 小沢控訴審の裁判長が決まる&控訴審の手続きが思ったより早く進むかも?
    [ 2012-05-23 07:42 ]
  • 田代の捜査&聴取は幕引きか?+石川は聴取に応じず&市民団体が罷免要求+α
    [ 2012-05-22 07:12 ]
  • 田代にまた不起訴処分の報道~検察は、取調べメモなどを十分に捜査したのか
    [ 2012-05-18 14:50 ]
  • 小沢公判~原資はシロとの地裁判断に、検察幹部が「完敗」を認める
    [ 2012-05-16 03:49 ]
  • 小沢公判~田代に石川の「供述維持」を上司が指示+その実態&検審議決でも評価
    [ 2012-05-11 09:08 ]
  • 小沢公判~小沢の控訴決定を受けて、思ったこと
    [ 2012-05-10 12:13 ]
  • 小沢公判~控訴を受けた小沢弁護団の会見
    [ 2012-05-10 05:37 ]
  • 小沢公判~控訴を発表した検察役の指定弁護士の会見(2)
    [ 2012-05-09 20:15 ]
  • 小沢公判~控訴を発表した検察役の指定弁護士の会見(1)
    [ 2012-05-09 20:07 ]

 

田代事件が最高検に移送&特捜幹部の告発も最高検が受理で、検察が本気で捜査開始か?

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*印がついた報道記事は、記事の最後のMore部分にあるです。

この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査・公判に関する話を・・・。

 これは、『田代の捜査&聴取は幕引きか?+石川は聴取に応じず&市民団体が罷免要求+α』の続きになるのだが・・・。

 5月にはいってから、大手新聞や一部のTVなどで、元・東京地検特捜部所属の田代政弘検事やその上司らが、不起訴処分になる見込みだという報道が相次いで出されるようになっていたのだが。

 先週末、大きく流れが変わるようなことがあったという。(・o・)

 今年1月、市民団体「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」が、田代検事が虚偽の捜査報告書を作成した件で、同検事を虚偽公文書作成および行使の罪で検察庁に告発。この告発が受理されて、東京地検で受理でされ、東京地検刑事部が捜査を行なっていたのだけど。<でも、4月頃から田代検事は不起訴の見込みという検察リークがやたらに報道されるようになっていたのよね。^^;>

 この市民団体が、5月9日に田代検事の事案を東京地検刑事部ではなく最高検で移送され捜査することを求めるされるよう、移送申立書を提出していたところ、代表・八木啓代氏の下に、今月25日に検察庁から電話があり、田代検事の件が最高検に移送されたとの連絡を受けたとのこと。(**)

 また、この市民団体は、4月25日に東京地検特捜部の幹部5人(佐久間達哉元特捜部長、大鶴基成元次席、木村匡良元主任検事、斎藤隆博特捜副部長、吉田正喜元副部長を偽計業務妨害、田代政弘検事を偽証、堺徹特捜部長、斎藤隆博特捜副部長)を犯人隠避で、告発状を提出しており、5月7日に最高検に受理されていたのだが。

 この市民団体は、さらに今月24日に田代氏の上司に当たる佐久間達哉元特捜部長、木村匡良元主任検事、斎藤隆博特捜副部長を虚偽公文書作成および行使の共犯として告発したところ、25日にあった検察庁からの電話で、この告発も最高検が受理したと通知されたとのこと。(・・)
<告発状が、たった1日で最高検に受理されるというのは、極めて異例なことだ。(@@)>

 つまり、田代検事を含め、陸山会事件の捜査を担当した東京地検特捜部(当時)の幹部ら6人の捜査は、全て最高検が担うことになったのである。(**)
 
* * * * *

 まずは、その市民団体のHPにあったおしらせを・・・。

『2012/5/24

 陸山会事件裁判におきまして、裁判所からも「本件においては事実に反する内容の捜査報告書が作成された理由経緯等の詳細や原因の究明等については、検察庁等において、十分調査等の上で対応がなされることが相当であるというべきである。」という強い意向が判決文で示され、また、田代検事の報告書が個人的犯罪ではないということの証拠となる他の報告書が流出したことを受けまして、本日、佐久間達哉元特捜部長、木村匡良元主任検事、斎藤隆博特捜副部長を虚偽公文書作成および行使の共犯として、刑事告発いたしました。

また、司法記者クラブにて、記者会見を開催し、多くの大手メディア、フリージャーナリストの方々の取材を受けました。

告発状はこちらからご覧ください。

最高検察庁宛告発状(PDF・コチラ
八木啓代インタビューと記者会見映像(コチラ)』

『2012/5/25

 本日、当会が前日の5月25日に出した告発状が、最高検で受理されたとの連絡を、最高検事務課からいただきました。また、5月9日付けで出していた田代検事の移送申立書も本日付で最高検で受理したとのことです。これをもちまして、虚偽報告諸問題がらみの当会からの刑事告発はすべて、最高検扱いとなりました。田代検事の不起訴がほぼ決定したといわんばかりの報道が流れている中とはいえ、捜査担当が変わることで、改めてきちんとした捜査が為されることに期待したいと思います。』

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 この市民団体の代表の八木啓代氏は、5月25日、自身のブログ「八木啓代のひとりごと」(コチラ)に、このような記事をアップしていた。

『告発受理:もしかしたらもしかする?!

 一部の記者の方の話では、田代検事不起訴決定のXデーではないかといわれていた今日。

「地方在住で告発に参加できず、いてもたってもいられなくて、検察庁に抗議の電話をかけたら、非常にていねいに話を聞いていただけました」
「必ず上に伝えます、と誠意のある感じで言われました」
 そういうメールが何通も、会の方に届いていたのが午前中。
 中には、「電話を受けた事務官の方の方が、むしろ、『まったくもって恥ずかしいことです』『不起訴なんて、自分も個人的にはどうかしてると思っています』『本来、言うべきではないようなことを記者に言っている幹部がいるのは確かです』『こんなんで検察に信頼が回復できるわけがないと思っています』などと、まっとうすぎるほどまっとうなことを答えてくださって驚きました」
 という報告を入れてくださる方まであり......。

 検察庁の中に、真っ当な人のほうがむしろ多数派なのではないか、とまで思い始めていた今日の午後7時過ぎ。
 ふたたび、あたくしのiPhoneに「検察庁」の文字が。

       キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

 だいたい、悪い予感というのほど当たるもんですから、てっきり、「不起訴にしましたんで」というのかと思って、暗澹たる気持ちになったのですが。

 そうではなかったのです。
 
 最高検察庁の事務課の方で、非常に丁重に、昨日提出した告発状が最高検で受理されたことと、さらに、1月12日に提出し、東京地検刑事部回送になっていた田代検事の虚偽有印公文書作成及び行使の告発状が、移送申立を受けて、これまた本日付で最高検で受理されたことをお知らせいただきました。

 またもやの丁重なお知らせのうえに、昨日の今日という超スピードぶりにも驚きましたが.......ということは、田代検事に関して、「不起訴の見込み」と新聞各社に派手にリークされていた地検の捜査はチャラになって、最高検で捜査をやり直しするってことなのでしょうか?

 もちろん安心するのはまだぜんぜん早いのです。
 そもそも、新聞で書かれていたのは、田代の不起訴は5月末。となると5月が終わるまで、まだ数日ありますし。
 それに、捜査をやり直すといっても、ずるずるサボタージュして、大きな事件でも起きた隙を狙って、不起訴を出そうと、単に結論を先延ばしにしているだけかもしれないのです。
 というか、いままでの検察のやり方を見ていると、そう考える方が、妥当である気はします。

 が、もしかしたら、検察の中で、「真っ当な感覚」を持っている方たちが増えてきて、それが流れを変えているのだとしたら、これはもしかしたら、とっても凄いことが起こっているのかもしれません。

 そして、もし、そういうことが起こっているのだとしたら、それは、まさに、全国から告発に参加してくださった勇気ある皆さん、あたくしたちの会を応援してくださった皆さん、せめてできることをとばかりに電話をかけて声を伝えてくださった皆さんの力が大きいと思います。
 霞ヶ関で権力を持つ人たちが決め、もはや決定的と思われた流れが、市民の声で変えられるのか。
 まさに、日本の民主主義が試されているのだと思います。

 田代検事の処分が決まると言われているのは、5月の末。週明けのあと数日が攻防戦となりそうですね。(2012-05-25) 』

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 陸山会事件に限らず、ここまで検察の問題のある対応を次々と見せ付けられてしまうと、mewも八木氏同様、ついつい「安心するのはまだぜんぜん早い」と思いたくなってしまうところはあるのだけど・・・。

 けど、こちらも八木氏同様、『もしかしたら、検察の中で、「真っ当な感覚」を持っている方たちが増えてきて、それが流れを変えているのだとしたら、これはもしかしたら、とっても凄いことが起こっているのかもしれない』と期待したくなる部分もある。"^_^"

 そして、八木氏らが主催する市民団体が、懸命に色々な情報や専門家などからの知識をを集めて、コツコツと告発状を出したり、各所でアピールして来たことに敬意を表したいと思うし。その努力が、是非、いい形で結実して欲しいと願っている。(・・)

* * * * *

 mewは、笠間検事総長が昨年7月に「今、改革をしなければ取り調べの真相解明能力はジリ貧になり、特捜部なんか雲散霧消してしまうと思う。だから、リスクを冒してでも改革をしなくてはいけない。失敗したら自分の責任、という気持ちでやっています」という強い意志を示したことや、今年7月に退任するのを控えて「周囲に『腹を決めた。辞めるまでに無駄死にはしない」と語っていたことに、大きな期待を寄せていたのだが。
(関連記事・『笠間検事総長が、陸山会の特捜部捜査を検証~リスクを冒しても改革する決意』)

<何だか検察の捜査&調査がうやむやな感じになっていたので、やっぱ抵抗勢力に負けちゃうのかな~と憂慮したり、「言うだけ総長」って呼んじゃうぞって怒っていたりした時もあったけど。^^;>

 もしかしたら、笠間検事総長が大きな覚悟を決めて、(小川法務大臣もかな?)、改めて最高検で全ての捜査や調査を行なうように指示を出した可能性もある。(・・)

 また、今年4月に、昨年、法務大臣の下に設けられていた「検察の在り方検討会議」の元委員の郷原信郎弁護士や江川紹子氏らが著名ジャーナリストなどと共に、虚偽報告書作成や検察審査会への対応に関する諸問題を調査するように、笠間検事総長と小川法務大臣に要請する書面を出したことも、プラスに働いているのかも知れない。
(関連記事・『小沢公判~郷原が、田代報告書の調査を検察&法相に要請+与党も協力して真相解明を』)
 
 何より東京地裁が、今年2月の小沢公判の証拠調べで「組織的に違法な取り調べが行なわれていた」と判断したり、4月の判決で、田代検事の虚偽報告書の作成や、特捜部が意図的に検察審査会の判断を誤らせる資料を提出した可能性に触れ、このようなことは許されないとして、「検察庁などが十分調査する必要がある」と指摘したりしたことが大きかったのではないかと察する。(**)

<関連記事・『小沢判決~検察捜査問題の調査の必要性を指摘&小川法相も意欲+捜査の実態』>

* * * * *
 
 また、mewは、このブログでも以前から書いているように、別に世の中の検察官全てに問題があると思っているわけではないし。
 実際、程度の差はあれど(?)、それなりに正義感や真相究明の志を抱き、被害者と共に泣くという精神を忘れず、小さな事件、難しい事件でもコツコツと対応している検事たちが少なからず存在しているのを知っている。(・・)

 ただ、何分にも「上命下服」的な要素が強い組織ゆえ、なかなか思うように捜査や起訴が行なえないケースも多々あるようだし。だんだん官僚的になったり、やっつけ仕事をするようになったりする人もいるそうだし。
 本当は色々な問題だと思うことがあっても、自分の立場を考えたり、何より検察の信頼を失うことをおそれたりして、結局、言い出せずに終わってしまうこともあるのではないかと察するのだけど・・・。

 でも、近時、検察のズサンな捜査や思い込みストーリーによる強引な捜査、起訴による冤罪事件が次々と明らかになっている上、今回の陸山会事件の捜査&検察審査会への対応に関する諸問題にも着目されるようになって、検察官や事務官、その他の検察関係者の中にも心を痛めている人が少なからずいるに違いないし。
 このようなことで、検察全体の信頼が低下することを憂慮している人たちはかなりいるのではないかと思うのだ。(・・)
<自分の所属する機関が悪く思われるのは、誰だってイヤなものだし。それに、あまり検察の信頼が低下しちゃうと、被疑者や参考人の取調べや聴取とかもやりにくくなるのではないかと・・・。^^;>

* * * * *

 2000年代前半に、全国各地の警察署のウラ金プ~ルが問題になった時、勇気ある現役&OBの警察官がその実態を告発したことから、各警察署TOPもそれを認めざるを得ない状況になったのだけど。
 同じくウラ金プ~ルの疑惑が呈されていた検察は、告発しようとした元検察官を逮捕するなどしてそのクチを封じ、小泉政権と結託する形で事実を隠蔽し、自浄作用を発揮できないまま終わってしまった。^^;

 でも、もし今度、検察組織全体が、きちんと事実を解明し、自浄作用を発揮できなければ、国民からの信頼を取り戻すことは極めて困難になるのではないかと思うし。それは、日本の国の司法制度や治安を守るという点から見ても、一般国民に大きな不幸もたらすことになりかねない。(~_~;)

<ガチな話、これで最高検が全てをうやむやに終わらせたら、当分、信頼は取り戻せない&ネットや一部メディアでの検察批判が続くことを覚悟しておいた方がいいと思うよ!(`´)>

 それゆえに、どうかこれが検察が信頼を取り戻す「ラスト・チャンス」だと思って、笠間検事総長などによる上からの力だけでなく、現場にいる検察官や事務方などの下からの力も発揮して、本当に検察改革を実現できるように、頑張って欲しいと願っているし。
 また、彼らがそれをきちんと行動に移せるように、私たち一般国民もしっかりとウォッチしたり、自分のできる範囲で言動を行なったりして、検察の望ましい活動は評価、応援すると共に、時には国民の側からもプレッシャ~をかけて行く必要があるのではないかと思うmewなのだった。o(^-^)o  

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by mew-run7 | 2012-05-27 02:51 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1) 

小沢控訴審の裁判長が決まる&控訴審の手続きが思ったより早く進むかも?

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この記事では、小沢一郎氏&秘書の控訴審の話を・・・。

 小沢一郎氏の控訴審(東京高裁)を担当する裁判長が、第4刑事部の小川正持裁判官(62)に決まった。(**)

 そして、小川裁判長は、検察役の指定弁護に6月20日までに控訴趣意書を提出するように求めたとのこと。
 検察役が主張する争点が少なくて、両者の公判の準備が早く進めば、秋にも控訴審が始まって、年内に高裁判決が出る可能性も出て来た。(・・)

『資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われ、1審東京地裁で無罪判決を受けた民主党元代表の小沢一郎被告(69)の控訴審で、東京高裁は控訴理由などをまとめた控訴趣意書の提出期限を6月20日に指定した。提出期限は通常3カ月程度とされるが、1審判決から約2カ月後に指定されたことで、控訴審が秋にも始まる可能性が出てきた。

 また、控訴審の担当は高裁第4刑事部の小川正持(しょうじ)裁判長(62)に決定。小川裁判長ら裁判官3人の合議で審理する。

 小川裁判長は岐阜県出身で昭和52年に任官し、司法研修所教官、最高裁刑事局長、前橋地裁所長などを歴任。約7年10カ月に及んだオウム真理教の元教祖、麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚(57)の1審東京地裁公判にすべて立ち会い、裁判長として死刑を言い渡した。東京電力女性社員殺害事件の再審請求審も担当している。(産経新聞5月22日)』

<オウム真理教事件の松本智津夫(被告)の第一審(当初は陪席裁判官を務め、後に阿部文洋に代わり裁判長となる。2004年、検察側の求刑通り死刑の判決を下した。)>

『控訴した検察官役の指定弁護士によると、高裁は控訴理由をまとめた控訴趣意書を6月20日までに提出するよう通知。指定弁護士は補充捜査をしており、内容によっては提出期限の延長を求めるかどうかを検討する。(共同通信5月22日)』

* * * * *

 まず、小川正持裁判長の経歴だが・・・。

 小川 正持(おがわ しょうじ、1949年7月25日 - )は、岐阜県出身の裁判官。東京高等裁判所部総括判事。名古屋大学卒業。

経歴
1975年 司法修習生
1977年 東京地方裁判所判事補任官
1983年 新潟地方・家庭裁判所判事補
1986年 千葉地方・家庭裁判所木更津支部判事補
1987年 千葉地方・家庭裁判所木更津支部判事
1990年 東京家庭裁判所判事
1991年 最高裁判所調査官
1995年 東京地方裁判所判事
1998年 東京地方裁判所部総括判事(刑事14部〔令状部〕、後刑事7部)
2007年 最高裁判所事務総局刑事局長兼最高裁判所図書館長
2010年 前橋地方裁判所所長
2011年 東京高等裁判所部総括判事

 東京地裁からスタートとして、ほとんどが東京地裁か最高裁でお仕事をしている人なんですね~。(若い時に新潟に3年いた以外は、関東でしか仕事をしていないのも珍しいかも。>
 でも、ぱっと経歴を見る限りは、いわゆるエリート道を歩んで来た裁判官ではないかと思うです。

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 ちなみに、裁判官を志したきっかけは・・・

『裁判官を志したきっかけ
「法的紛争の解決の助力をしたいと思って、法律家を目指しました。司法修習生として裁判・弁護士・検察修習を受ける中で、当事者側に立って紛争にかかわるのか、中立的に判断してかかわるのかを考えたときに、中立的にかかわる方が自分に合う、魅力があるように思って、最終的に裁判官を志しました」』

* * * * *

 07年から最高裁で事務方のお仕事(刑事局長)をやっていた時には、裁判員裁判に関する仕事も担当していた様子。

 第一法規(株)のHPのMonthly Interview(09年4月)に登場して、裁判員制度に関する説明を行なっていた。(コチラ
 外見はすごくソフトなイメージだし。(学者っぽい感じも?)話し方も、このインタビューの説明を見る限りは、ソフトでていねいな感じがした。

* * * * *
 
 ちなみに、控訴審の流れは、おおむねこのような感じになります。

控訴申し立て

高裁に記録到達、高裁が弁護人選任照会を行なう。検察側に控訴趣意書の期限を指定

控訴趣意書提出期限、公判期日の指定 (弁護人は趣意書を見て、答弁書を作成)

第1回公判期日 (複雑な審理でなければ、1回で結審することも多いとか)

判決

 検察役が控訴申し立てを行なったのが、5月9日か10日。
 高裁に記録が到達して、控訴審を担当する裁判長やらアレコレ決まるには、大体1ヶ月ぐらいはかかるのではないかということだったので、6月にはいってからなのかな~と思っていたのだけど。<で、そこから1~3ヵ月後に控訴趣意書の提出期限が指定される。>
 同じ東京とはいえ、5月21日には裁判長が決まって、6月20日に控訴趣意書の提出期限が指定されたというのは、mewが予想していたのより、ず~っと早いペースで進んでいるような感じがある。

 とりあえず、今回は速報版なので、詳しいことは、また追々調べて書いて行きたいと思うのだけど。
 
 ともかくスムーズにコトが運んで、できるだけ早く公判が始まり、年内にも無罪判決が決まるといいな~と<解散総選挙が行なわれる前に、判決が出て欲しいな~と>願っているmewなのだった。(@@)



p.s. 毎日新聞22日によれば『衆院議員、石川知裕被告(38)ら元秘書3人(1審有罪、控訴)は刑事8部(飯田喜信裁判長)が担当することが決まっている』とのこと。
<飯田喜信裁判官についても、今度、調べてみるです。>

 昨年8月に判決が出てから、もう半年以上立っているのだけど。こちらは、3人の被告人の側からの控訴(しかも、3人とも有罪)だし、事実誤認だと主張したい点もたくさんあると思うので、控訴趣意書を作るにも、判決を覆すための準備にもかなり時間がかかるのかも知れないな~と思ったりもしている。

 ただ、石川氏自身、衆院選を控えているし。小沢氏は一審で無罪判決を得ているものの、野党やアンチ小沢のメディア関係者の中には、「秘書が有罪では、小沢が無罪でもグレ~であることに変わらない」とか言いやが・・・もとい、言う人がいるので、こちらもできれば年内には&解散総選挙前には、判決が出るといいな~と願っている。(・・)

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by mew-run7 | 2012-05-23 07:42 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1) 

田代の捜査&聴取は幕引きか?+石川は聴取に応じず&市民団体が罷免要求+α


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 この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査&公判に関する記事を・・・。

先週から、またアチコチのメディアで、田代政弘検事が不起訴処分になる模様だという報道記事が出るようになった。

 検察当局は、今月中に田代検事の不起訴処分を決めて(もう決めているんだろうけど)発表したい様子。
 同じく告発を受けた5人の上司も、不起訴処分になるようだ。(-"-)

 今、チェックしたら、最初に田代検事が不起訴処分を下す方針だと報じた記事は、4月17日には出ているわけで。<関連記事・『小沢公判~「田代検事が起訴見送りへ」の報道あり。これには納得できない』>

 様々な報道を見る限り、検察当局は、おそらく早々に告発された虚偽公正証書作成などの罪に関する本格的な捜査は終えて、それ以降は、検察当局の諸問題の調査や行政処分に関する聞き取り調査を行なっている段階にはいっているのだろう。(-_-;)

 ただ、何分にも裁判所にも組織的に違法な取調べを行なったと指摘されているし。単に田代検事&上司たちを不起訴処分にするのでは、小沢氏周辺や専門家、そして世間が納得しないかも知れないので、不起訴処分にするのと同時か、処分の直後には、法務省&検察庁による行政処分を発表するつもりなのではないかと思ったりもする。

 で、「不適切な捜査を行なっていた部分があったので、反省している」「でも、犯罪を構成するようなことはなかった」ということで、お茶を濁す気なのかな~と思ったりする。(ーー゛)

 ただ、先週、市民団体が、検察官適格審査会に田代検事を罷免するよう申し立てたとのこと。
 正直なところ、よほどのことがない限り、罷免になることはないとは思うのだが。この申し立てをすることによって、安易に田代検事の行政処分を決めることを阻止する狙いがあるようだ。(・・)

 先週来、色々と報道記事をキープしてあるので、それらをもとに先週から今週にかけての動きを確認しておきたい。
 
* * * * *

 先に書いておくなら、mewは『田代にまた不起訴処分の報道~検察は、取調べメモなどを十分に捜査したのか』で、東京地検は、田代検事の石川知裕氏への再聴取の様子に関して、石川氏本人に聴取を行なったのかと疑問を呈していたのだけど。

 日経の5月18日の報道記事の最後に、こんな一文が記されていた。

『検察当局は田代検事を近く嫌疑不十分で不起訴処分とする方向で最終調整中。
 一方、検察当局は石川議員にも参考人聴取を要請したが、応じていないという。』

 ・・・ということで、石川氏は、もしこの報道が本当えあれば、田代検事の虚偽報告書の作成に関する参考人聴取には、応じていないようだ。

 聴取を拒んだ理由はわからないが、田代検事とのやりとりは、既にIC録音によって明らかになっているし。石川氏自身が、東京地検を相手にした控訴審を控えている身なので、これ以上、検察側と関わったり、余計な聴取に応じたりしたくないと考えても止むを得ない部分もあるかな~と思うところはある。^^;

 ただ、石川氏を除けば、田代検事の虚偽捜査報告書作成や検察審査会の資料提出に関する捜査や調査で聴取を受けているのは、おそらくほぼ全員が検察関係者だし。
 また石川氏は、取り調べの最中に、吉田正喜特捜部副部長(当時)に「たとえあなたが認めなくても検察審査会でクロになる」と言われたとのことなので、後述するように、もし法務所の第三者機関や国会などでこの件に関する調査が行なわれることになった時には、是非、証言して欲しいと願っている。(・・)

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 また、この件に関しては先週、アップしたつもりでいたのだが。<先ほど、記事にしていないことがわかって、あら~っと。^^;>

 先週、大阪の市民団体が、検察官適格審査会に、田代検事を罷免するよう申し立てたという。

『小沢一郎民主党元代表(69)の捜査をめぐり、元東京地検特捜部の田代政弘検事(45=現法務総合研究所)が虚偽の捜査報告書を作成した問題で、大阪府の市民団体メンバーらが17日までに、検察官の適格性を審査する「検察官適格審査会」に、同検事を罷免するよう申し立てた。

 田代検事は昨年12月、元代表の公判に証人出廷し「記憶が混同した」と釈明。審査申立書は「不確かな記憶で検察官の職務を行っており、重大な支障があることは明らか」としている。

 田代検事は、東京都内の市民団体から虚偽有印公文書作成容疑などで告発され、捜査中の東京地検と最高検が処分を検討している。(共同・日刊スポーツ5月17日)』

 検察官適格審査会とは、法務省に設けられ、国会議員6人(衆4、参2)、最高裁判事1人、日本弁護士連合会会長、日本学士院会員1人、学識経験者2人の計11名で構成される機関で。検察官が心身の故障,職務上の非能率その他の事由に因りその職務を執るに適しないかどうかを審査し,その議決を法務大臣に通知することになっている。(法務省HPより)

<現在、審査会の国会議員メンバーには川内博史氏や辻恵氏など小沢Gの議員の名も。>

 この申し立ては、大阪討論Barシチズン主宰・西岡正士氏らが中心になって行なったようで。『小沢一郎応援団「国民の生活が第一」』さんのブログに詳細が記されているので、関心のある方は、そちらの記事をご覧頂きたい。

<ふと今は世田谷区長になった元衆院議員の保坂展人氏が、かつて、この審査会が有名無実の存在になっていることを、衆院で追及していたことを思い出したです。(どこどこ日記のコチラの記事など参照)

 知人にきいたところ、「心身の故障」で検察官を罷免されるのは、よほどのケースでないと難しいのではないかということだったのだが・・・。

『西岡正士・シチズン主宰によれば、
「田代の庁内処分が出される前に、検察官適格審査会に罷免申立書を出せば、法務省は勝手に処分を決めることが出来なくなる。刑事告発をスルーするなら、適格審査で免職処分するしかなくなるように、当局を追い込みたい。」』

 ・・・という意図で、申し立てを行なうことにしたようだ。

 mew的には、この審査会が、少しでも真相の究明につながることを期待したい。(・・)

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 さて、5月20日にも、読売新聞が、田代検事を不起訴処分にする方針だという記事を出していた。

『陸山会事件の捜査報告書に虚偽記載があった問題で、検察当局は、報告書の作成者で虚偽有印公文書作成などの容疑で告発された元東京地検特捜部の田代政弘検事(45)について、「嫌疑不十分」で不起訴とする方針を決めた。

 偽計業務妨害容疑で告発された当時の特捜部長ら上司も不起訴とし、今週にも法務省と人事上の処分について協議に入る。

 検察当局は田代検事や上司らの聴取を進めてきたが、「記憶が混同した」と故意の虚偽記載を否定する田代検事の説明を覆すことは難しく、刑事責任は問えないと判断した。(中略)

 検察当局の調べに、田代検事は「上司から石川被告が供述を維持した経過を書くよう指示された」と述べたが、「勾留中の取り調べと記憶が混同した」との説明は変わらなかった。(読売新聞5月20日)』

 16日の東京新聞によれば、上司5人も不起訴処分にする方針だという。

『田代検事や当時の特捜部長ら六人は、虚偽の報告書を検審に提出して審査員の業務を妨害したとして偽計業務妨害容疑などでも告発されているが、検察当局はこれらも不起訴とする方針とみられる。(東京新聞5月16日)』

* * * * *

 これは、『小沢公判~田代に石川の「供述維持」を上司が指示+その実態&検審議決でも評価』にも書いたことなのだが。 
 田代検事は、石川知裕氏を再聴取した際に、上司から「供述維持」をさせるように指示を受けていたということがわかっている。

 検察関係者は「通常こうした再聴取では相手に自由に話をしてもらう」と指摘しているとのこと。でも、田代氏は、幹部から供述維持の指示を受け、他の上司からは「頑張れ」と言われたという。<一体、何を、頑張るんだ?!(・・)>

『小沢一郎・民主党元代表の政治資金規正法違反事件に絡み、元秘書で衆院議員の石川知裕被告(38)を10年5月に再聴取した際に「虚偽」の捜査報告書を作成したとされる田代政弘14件検事(45)が検察の内部調査に「(元代表の関与を認めた)石川議員の捜査段階の供述を維持させるよう一部幹部から指示された」と話していることが分かった。検察当局は指示の意図を確認するため、田代検事の当時の上司らから聞き取りを進めている模様だ。

 石川議員への再聴取は、東京第5検察審査会が元代表について最初の起訴相当議決(10年4月)をした後の再捜査時に行われた。複数の検察関係者は「通常こうした再聴取では相手に自由に話をしてもらう」と指摘する。

 だが、関係者によると、田代検事は「石川議員の供述を維持させろという一部幹部からの指示があった。別の上司からは『(再聴取を)頑張れ』などと言われた」と内部調査で説明しているという。(毎日新聞5月11日)』
http://mewrun7.exblog.jp/17543516/
 ただ、mewは、田代検事が、上司の指示で捜査報告書を書き換えたと供述したという
点が、かなり重要だと思っているのだけど。<関連記事・『小沢公判~田代が特捜部の上司の指示で、捜査報告書を書き換えたと供述』>

 その件については、メディアに全く続報が出ておらず、うやむやになってしまっているような感じがある。(-"-)

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 また、検察当局は、とりあえず(?)今月17日には、特捜部の上にいる東京地検の検事正(当時)にも、聴取を行なったという。
<これは、捜査としては形ばかりという感じで。むしろ行政処分の調査の意味合いの方が強いのかも?>

『陸山会事件を巡り、当時東京地検特捜部の田代政弘検事(45)=法務総合研究所総務企画部付兼教官=が事実と異なる捜査報告書を作成した問題で、検察当局が当時東京地検検事正の岩村修二・名古屋高検検事長(62)を参考人聴取していたことが17日、分かった。報告書作成の経緯や虚偽記載の認識の有無、報告書を巡る当時の地検幹部間でのやり取りなどについて詳しく説明を求めたとみられる。

 関係者によると、田代検事は2010年5月17日、小沢一郎・民主党元代表(69)の元秘書、石川知裕衆院議員(38)=一審有罪、控訴中=の再聴取後に捜査報告書を作成した際、実際にはなかったやり取りを記載していた。

 これまでの任意の事情聴取に対し、田代検事は「以前の聴取内容と記憶が混同した」と説明。岩村検事長以外の当時の地検幹部らからも順次聴取しているが、意図的に虚偽の内容を記載したことを裏付ける証拠は得られていないという。(日本経済新聞5月18日)』

* * * * * 

 今回の田代検事の捜査に関しては、早くから「不起訴の方針」というリーク情報を出していた朝日新聞は、<もう不起訴処分は決まっていることを前提に?>、内部調査や行政処分に関する記事を出していた。

『東京地検特捜部の田代政弘検事(45)=現・法務総合研究所教官=による石川知裕衆院議員の取り調べについて、検察当局は20日までに「不適切な取り調べだった」と断定した。捜査報告書に事実と異なる記載をしたことと合わせて懲戒処分が相当と判断。近く法務省と協議した上、内部調査の結果を公表する方針だ。

 田代検事は2010年1~2月、小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」による土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で逮捕された石川議員の取り調べを担当。同年5月には、検察審査会が小沢氏を「起訴相当」と議決したのを受けた再捜査でも、保釈中の石川議員を調べた。

 同年5月の調べでは石川議員が「隠し録音」したため、(1)虚偽記載とは別の容疑で特捜部が再逮捕できる(2)小沢氏の関与を否定すると、検察審査会の判断により小沢氏が強制起訴される――などと田代検事が取り調べの中でほのめかしていたことが発覚。小沢氏と元秘書の公判ではそれぞれ、東京地裁から「虚偽供述に導く危険性の高い取り調べ」「威迫とも言うべき心理的圧迫と利益誘導」などと批判を受けた。 (朝日新聞5月21日)』

 「懲戒処分」と一口で言っても、単に注意を受けるだけで、始末書の提出も不要な「戒告」のように軽いものから「減給」や「停職」、そして最も重いものでは「懲戒解雇」(退職金なし)まで、かなり幅が広いわけで。
 内部調査の結果をどこまで詳細にきちんと公表するのか・・・正直なところ、現時点ではほとんど期待できないように思っている。(-"-)
 
* * * * *

 田代検事らが不起訴処分になった場合は、検察審査会に審査申し立てをされるのではないかと見られているのだが。
<何か、ここで検察審査会に審査を申し立てるというのも、皮肉な感じがするけど。(~_~;)>

 mewは、今回の田代報告書や、特捜部が小沢氏を強制起訴させることを目的にして検察審査会に資料を提出した疑いが持たれている件に関しても、やはり国会議員や有識者などの第三者によって真相を究明する必要があるのではないかと思っている。

 大阪地検特捜部の郵政不正事件が起きた時には、法務省に郷原信郎弁護士や江川紹子氏らが参加した「検察のあり方会議」が設けられ、事件や検察の諸問題の検討が行なわれたのだが。
小沢公判~郷原が、田代報告書の調査を検察&法相に要請』にも書いたように、この時の委員やジャーナリストが、法務省に第三者を入れて問題を検証するように要請しているので、小川法務大臣も、早く対応して欲しいと思うし。

 もし諸問題の実態が明らかにならないようであれば、小沢氏の控訴審などが終わってからでも<終わらないと司法への圧力、干渉になると言われてしまうおそれがあるので。ただ、控訴審の争点にならなければ、終わる前でもOKかな?>、国政調査権を使ってでも、国会でこの件の解明を行なう必要があるのではないかと思っているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2012-05-22 07:12 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback 

田代にまた不起訴処分の報道~検察は、取調べメモなどを十分に捜査したのか

 これは今日18日の2本目の記事です。


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 この記事では、小沢一郎氏&秘書らの捜査&公判の話を・・・。

 実は、16日に朝日新聞が、東京地検が田代政弘検事を不起訴処分にする方向で最終調整を進めているという内容の報道記事を出していたので、「ま~た、朝日の検察リークかよ~」ぐらいに思って、スル~していたのだが。(~_~;)

 知人から、TVでもそのことを報道していたときき、「あら~」と。(・o・)

 で、検索してみたら、TBSや日テレのニュース・サイトに、同様の報道記事が出ていた。<TBSは、新潟で勤務していた時の田代検事の映像つきだった。(・・)
まだ残っていれば、コチラに。>

『石川議員聴取の検事、不起訴処分へ

 強制起訴された民主党・小沢一郎元代表の事件をめぐって、小沢氏の元秘書を取り調べた検事が実際にはなかったやり取りを捜査報告書に記載していた問題で、検察当局が、この検事を今月中にも嫌疑不十分として、不起訴とする方向で最終調整していることが分かりました。

 元東京地検特捜部の田代政弘検事(45)は、小沢氏の事件をめぐって、元秘書の石川知裕議員を取り調べた際に、実際にはなかったウソのやり取りを捜査報告書に記載していたとして、市民団体から虚偽有印公文書作成などの疑いで、東京地検に刑事告発されています。

 田代検事は、これまでの検察当局の調べに対し、「他の取り調べの際のやり取りと記憶が混同した」などと話している模様で、検察当局は説明に一定の合理性があり、田代検事が故意にウソの記載を行ったことを裏付ける証拠もないとして、今月中にも嫌疑不十分で不起訴とする方向で最終調整していることが分かりました。

 一方、法務省は刑事処分にあわせて、田代検事だけでなく、当時の特捜部長ら上司に対しても、人事上の処分を行う方針です。(TBS5月16日)』


『民主党・小沢一郎元代表の元秘書を事情聴取した検事が事実と異なる捜査報告書を作成した問題で、検察当局はこの検事を嫌疑不十分で不起訴処分とする方針を固めた。

 問題の捜査報告書は、元東京地検特捜部・田代政弘検事が10年5月、小沢氏の元秘書の衆議院議員・石川知裕被告を事情聴取した後に作成したもので、実際にはなかった2人のやり取りが記載されていた。市民団体からの告発を受け、東京地検が虚偽有印公文書作成などの疑いで捜査していたが、関係者によると、検察当局は、田代検事を嫌疑不十分で不起訴処分とする方針を固めた。

 田代検事は「過去の取り調べと記憶が混同した」と説明しており、故意にウソの記載をしたと立証するのは困難と判断したもよう。検察当局は、詰めの捜査を行い、月内にも処分を行う方針。(日本テレビ5月16日)』

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 mewは、先日来、と~っても疑問に思っていることがある。

 田代検事は、東京地検の捜査に対して、一貫して「記憶が混同した」と説明している様子。その説明に対して、もしこの報道が本当であるなら、東京地検は「一定の合理性がある」「田代検事が故意にウソの記載を行ったことを裏付ける証拠もない」と考えているようなのだけど・・・。

 東京地検は、田代検事の説明が本当かどうかを調べるために、田代検事が取り調べの際に作成したであろうメモや記録などを、捜査orチェックしたのだろうか?(**)

 東京地検がこの件で強制捜査を行なったという報道は出ていないので、この捜査は全て任意で行なっているのではないかと思うのだが。
 東京地検は、田代氏や特捜部に、石川氏の捜査や取調べに関するメモや記録を全て提出させたのだろうか?

<もしメモや記録がないと言われたor数が足りないと思ったら、令状をとって強制で田代宅や特捜部などを捜索押収をしてもいいと思うんだけどな~。> 

 何故って、田代氏が09年12月~10年2月(拘留前&拘留中)、10年5月に石川氏を取り調べた際のメモが存在すれば、田代氏の「記憶が混同した」という説明は信用できないことが立証できる可能性が大きいのではないかと思うからだ。(・・)

* * * * * ☆

 mewは、GW中にネット流出した田代政弘氏の(虚偽の疑いがある)捜査報告書を見たのだが。

 田代氏は、10年5月17日に行なった任意の取り調べでの、石川知裕氏とのやりとりをA4版で約5ページにわたり、対話形式でかなり細かい部分まで記していた。
<ネットに流出した田代報告書は、コチラ(日々坦々さんの資料ブログ)に>
 
 mewは、この報告書を見て、改めて、田代検事がこの捜査報告書を記憶だけで書いたとは思えないところがあった。
<記憶だけでこれだけ再現できる能力があるなら、記憶の混同など起こすまい?(@@)>

 田代氏は、おそらくこの5月の任意の取調べの際も、拘留中の取調べの際も、メモや記録をとっており(同席した検事や事務官がとったものもあるかも知れない)、それらのメモを見ながら<&メモによって記憶を喚起しながら>、この報告書を作成したのではないかと思うのだ。(・・)

<それも、もし『小沢公判~田代が特捜部の上司の指示で、捜査報告書を書き換えたと供述』にアップした報道記事の内容が事実であるなら、田代検事は、最初は、5月の取調べで出た話だけを書いたところ、上司に「それでは検察審査会の審査員に石川供述の信用性をアピールするには足りない、もっと説得性のあるネタはないのか?」などと言われ、過去の取調べのメモも見ながら、「これならば」という石川氏の発言をピックアップして、5月の取調べで出た発言の中に、それを織り込んだの可能性が大きいと思うところがある。>

 そもそも田代検事は、小沢氏の公判の中でも、取調べの際には、メモをとることがあると証言をしていたし。
 また、メモ一つとらず、これだけ細かくお互いのやりとりを対話形式で再現するのは、困難or不可能なことだと考えるからだ。(**)

 実際のところ、そう考える方がよ~っぽど自然で、合理性があるのではないだろうか?(++)

<逆に言えば、全てを記憶に基づいて書いたと考えるのは、かなり不自然で、現実性、合理性も乏しいように思われる。^^;>

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 mewは、田代検事は、少なくとも5月17日には、ある程度きちんとメモをとっていたとのではないかと思う。
 というのも、田代検事は、この日、当初から、石川氏の供述調書を作成する予定でおり、実際に調書を作成して、本人の署名押印を受けているからだ。(・・)

 供述調書は、署名押印を受ける前に、本人に読み聞かせしたり見せたりして内容を確認してもらうので、その日のやりとりをメモしておいて、ある程度、正確に本人が話した内容をきちんと記しておかないと、本人が納得せず、署名押印を拒む可能性がある。
 それに、石川氏の取調べ&供述調書作成は、この日1日だけで終わらせる予定だったようなので、取調べ後、すぐに調書を作って、署名押印してもらうためには、尚更にきちんと石川氏の供述内容のメモをとっておくことが必要になるだろう。

 そして、田代氏が5月17日に作成したメモが存在するのであれば、田代検事が、メモには書かれていないことを報告書に記していたことがわかるし。それは、田代検事が、故意に虚偽の事実(やりとり)を報告書に記したことを示す一つの有力な証拠にもなるのではないかと考える。(**)

* * * * *

 また、どうやら田代氏は、石川氏の拘留中の取調べの中で話した内容と、記憶が混同したと言っているようなのだが。
 拘留中の取調べとなれば、尚更に、メモをとっている可能性が大きいわけで。たとえば、石川氏が5月の取調べで話したと捜査報告書に記した(but本当は、その日は話していない)「暴力団が・・・」の発言に関して、拘留中の取り調べのメモに残っていないかをチェックすべきなのではないかと思う。

 過去の取調べのメモに残してあるものを、5月の捜査報告書に書いていたとなれば、それは記憶が混同によってではなく、過去のメモを見て書いた可能性or蓋然性が高いと思うからだ。(・・)

 ・・・というか、一般の刑事事件の被疑者であれば、もうそれだけで十分に、「記憶の混同なんてウソだろ~。昔のメモを見て、書いたんじゃないか~?」と言われて、嫌疑十分で起訴が決まってしまうのではないだろうか?(`´)

<あ、あと5月17日やそれ以前の取調べの様子や、どの程度メモをとっていたかどうかなどを、石川氏本人や上司、同僚などに聴取をして、きちんと確認したかどうかも知りたいな~。(@@)>

* * * * * 

 それこそ、もし取調べのメモや捜査記録、報告書などがほとんど残っていないようだったら、証拠隠滅をした疑いもあるわけで。その点もきちんと捜査すべきではないかと思う。

 ちなみに、『小沢公判~東京地検が1年前から田代報告書の問題を把握するも放置』にも書いたように、田代報告書に事実と異なる記載があることは昨年の1月にはわかっていたことだし。昨年12月には、小沢氏の第9回の公判の中で、小沢弁護団が田代検事の報告書に事実と異なる記載があることを指摘しているので、それから田代氏が1月に告発されるまでの間に、この件に関連するメモや資料を隠すor破棄したり、上司たちとこの件をどう説明するのか話し合ってor指示を受けて、クチ裏を合わせた可能性も否定できないんだよね~。(~_~;)

* * * * *

 何かすごくわかりにくい文になっているような感じがするのだけど。<実は、これは17日の夜にややお酒がはいって、グダグダと書いたメモをもとに作った記事なのです。^^; で、わかりにくいからボツにしようかと思ったのだけど。何か納得行かない気持ちが残っているので、アップすることにしたです。どうか大きな心と皆さまの鋭い読解力で、何とか読み取って下さいませ。m(__)m>

 ・・・というわけで、mewは、東京地検が田代検事の説明を覆すような証拠や証言を本気で集めようとしたのかどうか、大きな疑問を覚えているところがあるし。

 一部報道によれば、田代検事の刑事処分については、最高検などとも協議するようなので、もし笠間検事総長が、本当に検察への信頼を取り戻したいと考えているのであれば、
安易な捜査で不起訴処分を行なわないように、きちんとチェックして欲しいと願っているmewなのだった。(@@)

                   THANKS

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by mew-run7 | 2012-05-18 14:50 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1) 

小沢公判~原資はシロとの地裁判断に、検察幹部が「完敗」を認める

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この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判に関する話を・・・。

 昨日、ネットを見てたら、石川知裕氏に関する週刊朝日の記事に遭遇した。

 記事のタイトルは、『石川議員 特捜部から「小沢氏の4億円、検察審査会でクロになる」と言われていた』というものだったのだけど。

 この記事には、もう一つ、重要なことが記されていた。それは、小沢氏の一審の判決では、東京地裁の裁判官が、4億円の原資にをシロだと認定したことだ。(**)

 詳しい話は後で書くとして、まずは、その週刊朝日の記事をアップしよう。

* * * * *

『石川議員 特捜部から「小沢氏の4億円、検察審査会でクロになる」と言われていた

 資金管理団体「陸山会」の土地購入資金4億 円を巡る政治資金規正法違反事件で、小沢一郎・元民主党代表の無罪判決が言い渡された。裁判が進むにつれ、日本の政治をゆがめた検察の大罪が明るみになってきた。

*  *  *

 今回の判決で明確になったことがある。小沢氏の土地取引や土地購入の原資となった4億円について、裁判所はこう認定したのだ。

〈(4億円の原資について小沢氏は)「かなり以前から、現金として保管していた個人資産である(中略)」旨、公判で供述している。この供述は、細部においてあいまいな点や捜査段階における供述との変遷がうかがわれるが、大筋においては、信用性を否定するに足りる証拠はない〉

 つまり、原資は「シロ」というのである。ある検察幹部が言う。

「正直、無罪判決よりも、この4億円の原資の認定のほうがキツい。この事件は4億円の中に水谷建設からのヤミ献金が入っている、という贈収賄が出発点。それを訴えるため、政治資金規正法違反という形式犯で現職の石川議員らまで逮捕したのに。検察の完敗だ」

 石川議員は、取り調べで吉田正喜特捜部副部長(当時)から言われたことが忘れられないという。

「たとえあなたが認めなくても検察審査会でクロになる」

 これこそ検察が、検察審査会を、自ら手を下すことなく被告人を法廷に引きずり出すための"最終兵器"だと捉えていた証左ではないか。

 無罪判決を受け、指定弁護士は9日にも控訴するかどうかを判断するという。しかし、小沢氏が高裁で再び「無罪」となったとき、だれがその責任を持つのか。

 いまメディアが真に疑惑の目を向け、説明責任を求めるべき相手は、小沢氏ではなく、検察のはずである。

※週刊朝日 2012年5月18日号』

* * * * *

 まず、これは、小沢氏&秘書の捜査や公判に関心のある人は、ほとんど知っているのではないかと思うのだが。

 石川氏が、10年1月に東京地検特捜部に逮捕されて、取り調べを受けていた時に、吉田正喜特捜部副部長(当時、以下同)が「たとえあなたが認めなくても検察審査会でクロになる」と語ったという。

 つまり、吉田特捜副部長は、秘書らが小沢氏との共謀を認めず、東京地検が小沢氏を不起訴処分にしたとしても、検察審査会によって強制起訴されることになると示唆していたのである。^^;

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 実際、東京地検特捜部は、このブログでも何度も伝えているように、検察審査会に対して、小沢氏との共謀を認めた秘書の供述調書がいかに信用できるものか、逆に事件への関与を否定した小沢氏の供述はいかに信用できないものかという資料(虚偽の報告書も含む)を提出。それらの資料をもとに審査した検察審査会は、2回とも全員一致で起訴相当議決を出して、小沢氏が強制起訴されることになったわけで。
 まさに吉田特捜副部長の言った通りに、コトが進んだことになるのである。(-"-)

 この辺りのことは改めて書きたいが、mewは、この東京地検特捜部の諸問題は、しっかりと調査&捜査をして欲しいと願っているし。
 もし検察側がきちんと捜査したり公訴提起をしなかったりした場合には、特捜部関係者を国会に招致し、それこそ証人喚問することも検討していいのではないかと考えたりもしている。(・・)

* * * * *

 もう一つ、重要なのが、今回の判決で、東京地裁が小沢氏の原資に関して、問題がないと認めたことだ。

<mewは、今回の判決について書いた原稿&関連資料を誤って消去してしまい、まだ書き直すエネルギーがわいて来ないため、結局、いまだに今回の無罪判決に関して、まとまった形の記事をアップしていないのよね。^^;>

 ほとんどのマスコミは、今回の判決では、大部分において検察役の指定弁護士側の主張が認められ、小沢氏側の主張は採用されなかったかのように報じていたように思うのだけど。
 実際に、よ~く判決を読んでみると、そんなことはないのだ。(**) 

<判決骨子はコチラ。判決文要旨全文(PDF)はコチラ

 今回、mewが判決文を読んで、真っ先に思ったことは、東京地裁の裁判官は、採用した証拠(供述調書含む)が少なかった&裁判所も特捜部の捜査に疑念を抱いていたこともあってか、その分、公判の中で、被告人質問や証人尋問で、小沢氏本人や石川氏ら3人の秘書が裁判官の目の前で語ったことをかなり重視して、丁寧に慎重に検討しているな~ということだったのだ。(・・)

 そして、確かに、「結論」だけ見れば、裁判所は、検察役の主張に沿って「石川氏らの虚偽記載」「報告、了承の事実」などを認定しているものの、その経緯や細部に関しては、小沢氏らの主張を取り入れている部分も少なくないのである。(++)

<最終的に、小沢氏には、石川&池田氏の行為が違法であることの認識がなかった可能性があると判断したのも、彼らの証言をよ~く検討した上で、下した判断なのではないかと思う。>

* * * * * 

 土地購入代金に当てた4億円の原資に関する件もしかりで・・・。

 これは判決要旨のp.63~p.64にかけて記されているのであるが。東京地裁は、このように判断しているのだ。

『被告人は、本件4億円の原資について「かなり以前から、元赤坂タワーズの金庫で、現金として保管していた個人資産である。その原資は、親から相続した不動産を処分して、現在の自宅を取得したときの差額である2億円、家族名義の預金を払い戻した3億円、議員歳費や印税等が貯まったものを払い戻した1億六、七千万円であり、手持ちの現金として保管していた。」旨公判で供述している。この供述は細部において、あいまいな点や捜査段階における供述との変遷がうかがえるが、大筋においては、この供述の信用性を否定するに足りる証拠はない。』

 要は、細かい点はわからないけど、大筋においては、小沢氏の原資に関する説明は信用できるのではないかということである。(・・)

<また、mewが察するに、東京地検特捜部は、小沢氏の4億円の原資(相続した不動産の売却資金、その他の預金の払い戻しなどに関しては、できる限り、銀行の通帳や銀行側のデータなどを見てチェックをしたのではないかと察するし。おそらく小沢氏側も、公判で説明するに当たって、手元に残っている資料をチェックしたのではないかと思われる。>

* * * * *

 ・・・ということは、ある意味で、裁判所が、土地購入の原資となった小沢氏保有の現金には、特に違法性も問題もないとお墨付きを与えたことになるわけで。
 それが上の記事に載っている、検察幹部のこの発言につながっているのである。

『つまり、原資は「シロ」というのである。ある検察幹部が言う。

「正直、無罪判決よりも、この4億円の原資の認定のほうがキツい。この事件は4億円の中に水谷建設からのヤミ献金が入っている、という贈収賄が出発点。それを訴えるため、政治資金規正法違反という形式犯で現職の石川議員らまで逮捕したのに。検察の完敗だ」』

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 そうなのだ。そもそも東京地検特捜部が、政治資金収支報告書の虚偽記載という形式犯で、<他の議員は故意の虚偽記載を指摘されても修正報告をして済ませているにもかかわらず>わざわざ強制捜査を行ない、石川氏ら秘書3人を逮捕、起訴までしたのは、この土地取得の原資に不正資金が含まれていると考えたからなのだ。

 彼らは、この4億円の原資の中には、水谷建設からのウラ献金1億円が含まれており、小沢氏や秘書らは、それを隠すために虚偽記載を行なったと主張。<しかも、マスコミにもリーク報道を行ない、その疑惑を一般世間にも広めた。>
 そして、このような行為は、悪質性が極めて高いということを最大の理由にして、<収賄罪を罰するような意図で>いわば虚偽記載の罪を転用するような形で、強引な捜査や秘書らの起訴を行なったのである。(ーー゛)

 でも、もし小沢氏の4億円に関する原資の説明が、おおむね正しいものだとしたら、もはや小沢氏や秘書たちの公判を続けて、その有罪を追及すべき意味や理由はないのである。(**)

* * * * *

 ・・・というか、そもそも小沢氏の公判に関しては、検察役の指定弁護士は、水谷建設からのウラ献金の部分はカットして、公訴を提起しているわけで。
 それも、ある意味ではおかしなことだろう。^^;

 検察役の指定弁護士は、検察審査会の議決に基づいて、強制起訴を行なったのだけど。
 彼らは、審査会の議決には、水谷建設のウラ献金受領のことが記されているにもかかわらず、立証が困難だと思ったのか、動機の部分は重要でないと考えたのか、その部分をカットしてしまったのである。(@@)

 それに、小沢氏とは別に公判を行なっている3人の秘書の場合は、その公訴事実に水谷建設の裏献金のことが記されていることとも、バランスがとれない。
 検察側は、秘書らの裁判で、それが虚偽記載を行なった重大な動機の一つだと主張。実際、裁判所でその件の審理も行ない、判断も下されているのだ。

<秘書3人の1審判決では、東京地裁は『4億円の原資は石川被告らに加え、用立てた小沢元代表自身ですら明快な説明ができていない。原資の説明は困難。
 当時の水谷建設社長は胆沢ダム建設工事の受注に絡み、大久保被告の要求に応じて、04年10月に5千万円を石川被告に、05年4月に同額を大久保被告に手渡したと証言したが、ほかの関係者証言や客観的証拠と符合し、信用できる。一切受け取っていないという両被告の供述は信用できない。
 陸山会は04年10月ごろ、原資が明らかでない4億円もの巨額の金員を借り入れ、さらに石川被告自ら、水谷建設から5千万円を受領した。小沢事務所は常にマスコミのターゲットになっており、これらのことが明るみに出る可能性があったため、4億円借り入れの事実を隠蔽しようとしたと推認できる』として、水谷建設からのウラ献金受領の事実を認定すると共に、それを隠蔽するために、虚偽記載を行なったと判断している。『小沢秘書公判、陸山会事件の『判決要旨』(東京地裁11.09.26)』より>

 共犯の事件で、公判が分離された場合、それぞれの公判で判決の内容が異なることは、稀ではないのだけど。
 でも、この事件で最も重要な部分であるはずの小沢氏の原資や動機に関して、2つの裁判所は、<公訴事実が異なるとしても>全く異なる判断をしているわけで。何故、マスコミがこの点に疑問を抱き、もっと取り上げようとしないのか、mewは不思議でならない。

<週刊朝日は、その点、エラかったと思うです。(・・)・・・あ、もしかして、メディアの記者の中には、小難しい&長い判決要旨を読むのが面倒で、ちゃんとチェックせずに、どこかから表面的な情報だけ仕入れて、記事を書いている人が多いのかもな~。(-_-)>
 
* * * * *

 ただ、以前も書いたように思うのだが、mewは、極端な話、仮に小沢氏や秘書が有罪になっても、何より水谷建設からのウラ献金の受領が否定されること&原資に違法性がないことを示されることが大事だと思っていたので、その点では、今回の判決を見て、ほっとさせられたところがあった。

 小沢氏の場合、世間から、どうしても「政治とカネ」に問題がある人、ダーティーな人だというイメージで見られてしまうところがあるわけで。ここで、暗にウラ献金など説明のつかない金銭がはいっているかのような判断をされたら、政治家として大きなダメージを受けることになると思ったからだ。
 でも、たとえ控訴されたとはいえ、一審は「無罪」判決を出しているのだし。裁判所は、小沢氏が行なった原資の説明も肯定しているのだから、小沢氏&周辺は、その点をもっとオモテに出して、アピールして行った方がいいのではないかと思ったりもする。(**)

 また、小沢氏の一審判決の中で、このような判断が示されたことは、もしかしたら石川氏ら秘書3人の控訴審に、プラスに働く可能性もある。

 mewは、石川氏らの控訴審の弁護人を誰が務めるのか知らないのだけど。石川氏本人は、一審判決後も、水谷建設からのウラ金は絶対に受け取っていないと強く訴えているし。 おそらく、石川氏は、控訴審で、その点に大きな「事実誤認」があるとして、力を入れて主張することを要望しているのではないかと察する。

 何かば~っと書きなぐってしまったので、読みづらい文章になってしまったのかも知れないのだけど・・・。<いつも、読みづらいって?^^;>

 先週、小沢氏が控訴を受けたことで、重苦しい気分が続いていただけに、この「原資はシロ。検察の完敗」という言葉に、チョット胸が躍ってしまったところがあったmewなのだった。<白ワインで、乾杯でもしちゃおうかな?(*^^)v>

                  THANKS

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by mew-run7 | 2012-05-16 03:49 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback 

小沢公判~田代に石川の「供述維持」を上司が指示+その実態&検審議決でも評価

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 9日に小沢一郎氏に対する控訴が決まり、まだ、何か重苦しいモヤモヤ感から脱却できずにいるmewなのだけど・・・。_(。。)_

 今、mewにできることと言えば、とりあえず、西松事件以来の3年間と同じように、微々力ながら今回の東京地検特捜部の捜査や検察審査会の諸問題、そして公判などに関して、mewなりに(客観的な視点など色々な角度からの見方もまじえて)コツコツとブログにアップすることなのではないな~と思ったりもする。(・・)

 ・・・というわけで、早速、小沢氏の元秘書・石川知裕氏の取り調べに関して虚偽の捜査報告書を作成したとして東京地検の捜査を受けている元・東京地検特捜部検事の田代政弘氏と上司の話を。

* * * * *

 これは『小沢公判~「田代検事が起訴見送りへ」の報道あり。これには納得できない』『小沢公判~郷原が、田代報告書の調査を検察&法相に要請+与党も協力して真相解明を』の続報になるのだが・・・。

 実は、産経新聞が9日に、やはり田代検事の起訴は見送られて、5月中に検察内部で上司と共に行政処分を行なう方針が固まったという記事を載せていたので、「え~?それで幕引きしちゃうのかよ~」とムカついていたところがあったのだ。(`´)

『資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、小沢一郎民主党元代表(69)の元秘書、石川知裕衆院議員(38)を取り調べた元東京地検特捜部の田代政弘検事(45)が虚偽の捜査報告書を作成した問題で、法務・検察当局が5月中に田代検事を処分する方針を固めたことが8日、関係者の話で分かった。

 市民団体からの虚偽有印公文書作成罪などでの告発について、最高検や東京地検は田代検事を嫌疑不十分で不起訴、もしくは起訴猶予処分とし、起訴を見送る方向で調整。法務省は同じ日に人事上の行政処分を下す方針で、当時の上司らも対象になるとみられる。

 問題の報告書には石川議員への聴取のやり取りが記載されているが、話していない内容が含まれていた。関係者によると、この報告書は特捜部副部長が作成した別の報告書も引用。副部長の報告書には、特捜部長だった佐久間達哉検事(55)=現法務総合研究所部長=が、小沢元代表の関与をうかがわせる記述に下線を引いて強調するなど手を入れていたという。(産経新聞5月9日)』

* * * * *

 でも、今朝、毎日新聞が、田代検事が、石川氏を10年5月に再聴取した際に、捜査段階の供述を維持させるように、上司から指示を受けていたという記事が出していて。「おっ~?」という感じになった。(・o・)

 後述するように、田代検事は、上司から捜査報告書を書き直すように指示されたと語っているし。上の記事にあるように、上司は検察審査会に提出した報告書に、虚偽の捜査報告書を引用したり、アンダーラインを引いたりしているわけで。
 どんどんと点と線が、つながって来ているように思えたからだ。、
 
『小沢一郎・民主党元代表の政治資金規正法違反事件に絡み、元秘書で衆院議員の石川知裕被告(38)を10年5月に再聴取した際に「虚偽」の捜査報告書を作成したとされる田代政弘検事(45)が検察の内部調査に「(元代表の関与を認めた)石川議員の捜査段階の供述を維持させるよう一部幹部から指示された」と話していることが分かった。検察当局は指示の意図を確認するため、田代検事の当時の上司らから聞き取りを進めている模様だ。

 石川議員への再聴取は、東京第5検察審査会が元代表について最初の起訴相当議決(10年4月)をした後の再捜査時に行われた。複数の検察関係者は「通常こうした再聴取では相手に自由に話をしてもらう」と指摘する。

 だが、関係者によると、田代検事は「石川議員の供述を維持させろという一部幹部からの指示があった。別の上司からは『(再聴取を)頑張れ』などと言われた」と内部調査で説明しているという。

 実際に行われた再聴取では、石川議員が冒頭から「無罪になるわけないですから」などと発言。自身が「隠し録音」したICレコーダーの内容をおこした文書によると、5時間を超える再聴取のうち約20分経過した時点で「今までの(供述)を全部翻すことにはならないでしょ」などと、大筋で供述を維持する姿勢を示した。

 しかし、田代検事はその後も「検審、ま、うち(検察)の方針もそうだけど、石川さんが今までの話を維持してきちっとね、話をしている限り、多分、(元代表が)起訴だということにはならないんだろうと思うんだよ」などと繰り返し念押ししていた。

 ◇「虚偽」報告書…故意の立証困難

 田代検事は、実際にはなかったやりとりを捜査報告書に記載したことについては「逮捕時の取り調べと記憶が混同した」と述べ、故意の虚偽記載を否定している模様だ。

 捜査報告書には石川議員の発言として「検事から『ヤクザの手下が親分を守るためにうそをつくのと同じようなことをしていたら選挙民を裏切ることになる』と言われ、小沢先生へ報告し、了承を得たと話したんです」などと記載されていたが、実際には再聴取時にこうしたやりとりはなかった。この捜査報告書は東京第5検察審に送られ、2度目の起訴議決の根拠の一つになったとされる。

 このため元代表への無罪判決で東京地裁は「事実に反する捜査報告書を作成し、検察審の判断を誤らせることは決して許されない」と厳しく批判。「経緯や原因の究明については検察が十分調査し、対応することが相当」と調査を求めていた。

 この捜査報告書を巡っては、市民団体が田代検事や当時の幹部ら計7人を最高検などに刑事告発。検察当局は今月中にも処分を決めるが、「故意」の立証は困難として、不起訴の方向で検討を進めている模様だ。(毎日新聞12年5月11日)』

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 確かに、そうだったのだ。(**)

 東京地検特捜部は、小沢氏が10年4月に検察審査会から1回めの起訴相当議決を出したのを受けて再捜査を行なうことになり、同年5月に、石川氏に任意の取り調べ(再聴取)を行なったのだけど・・・。
 その時に、田代検事が取り調べが始まってすぐに、(今、見ると気持ち悪いぐらいに)何度も従前の取り調べでの供述を維持するように促し、そうした方が小沢氏が起訴されないと説得しているのである。(-"-)

<既に石川氏がこの取り調べをIC録音した記録(全文)がネットで公開されているのだけど。かなり長いものなので、今回は、便宜上、このブログでキープしてある簡易版から引用することにする。(簡易版は、『小沢秘書の公判開始に当たって、石川供述などへの小さな不安。&3人の無罪を願う』のMore部分*2に。>

<議員→石川知裕氏、検事→田代政弘氏> 

『議員「私に今日できることって何ですかね」
 検事「無難なのはさ、従前の供述を維持するのが一番無難だって。検審の、うちの方針もそうだけど、石川さんが今までの話を維持している限り、(小沢一郎民主党元代表は)起訴にはならないんだろうと思うんだよ」
 議員「今日の調書は検審も見るんですよね」
 検事「見るよ。そのために取るんだから。見せて、検審が(小沢氏は)絶対権力者であるというところにどれだけ疑問を持つかっていうかさ。絶対権力者とか何とか言われてるけれど、きちんと話をして、逮捕されている時と同じ話をして」』

『検事「今度の判断は重いからね。強制起訴までは不要と検審の4人が言ってくれれば、不起訴不当で終わるわけだから」
 議員「先に(議決を)出した5人の人がまだ残っているんでしたっけ? その人たちも変えてくれればいいですけどね」
 検事「だから最初に言ったように、ここで全部否定することは火に油を注ぐことになるよね。ここで維持することが彼ら(審査員)の気持ちをどう動かすかだよね」
 議員「今回(再聴取に)応じないっていう線もあったんですよね、選択として」
 検事「あった。あったけど、それは一番最悪だよね、検審に対して。うち(検察)にとっても」
 議員「小沢さんが起訴になったら、それはそれで複雑ですよね、私も。いや、検察内でですよ」
 検事「検察が起訴した場合、いや、しないよ。石川さんが供述を維持する限りそれはできない」』

 この後にも、田代検事の
「だったらこうしようか。今まで通りの供述をした上で、最後のところで調書を読み聞かせした後、最後にその4億円についてね」
「「例えば、(小沢氏に)報告、了承してませんというふうになったら、強制起訴の可能性が高くなるよね」
・・・という言葉が(しつこく?)続くのである。

* * * * * 

 ちなみに、何故、上司&田代検事が「供述の維持」をさせようとしたかと言えば、拘束中に行なった供述は、検察の圧力の下で行なったのではないかととらえられる可能性があるのだけど。<実際、保釈後や公判になって、供述を変える被告人や証人が少なくない。>もし保釈後も同じ供述を維持していれば、供述の任意性、信用性がぐ~んと高まるからにほかならない。
<供述の維持は、公判では評価が高いのだけど。後述するように、今回の検察審査会の議決でもしっかり評価されていた。^^;>

 石川氏は、途中で何度か検察に身柄拘束されている間に行なった供述を変えたいと申し出るのだが、結局、小沢氏が起訴されないようにという思いで、田代検事の進言に従って、「小沢氏との間に報告と了承があった」という核心部分を維持したまま、新たな供述調書を作成&署名押印をして、それが2回めの検察審査会に提出されることになった。
 
 田代検事は、さらに上司の指示で、この再聴取に関する捜査報告書を作ったのだけど。
 その報告書には、石川氏がこの再聴取で語っていなかった発言が、しかも、石川氏が自発的に小沢氏への報告を認めた供述をしているということを強調する内容の発言がいくつも記載されており、明らかに、検察審査会に提出することを前提に、石川氏の供述の信用性を高めるために作成されたものだったのである。

 それも、田代検事は当初、再聴取の内容をそのまま記した報告書を作成したところ、上司が具体的に指示を行ない、それを書き直させた可能性があるのだ。

『関係者によると、田代検事は石川議員の聴取直後にいったん報告書を作成。当時の上司に内々に報告したところ、記載内容などについて具体的な指示を受けた可能性があるという。田代検事は小沢被告の公判廷で「(報告書は)数日かけて作成した」とも話しており、指示を受け数日間で書き直したとみられる』とのこと。
<関連記事・『小沢公判~田代が特捜部の上司の指示で、捜査報告書を書き換えたと供述』> 

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 つまり、上司は、検察審査会の審査員に「石川氏は小沢氏との共謀を認めている」ということをアピールするために、田代検事が石川氏の再聴取を行なう際に、石川氏に共謀を認めた過去の供述を維持させる形で供述調書を作成するように指示。<この「供述の維持」はポイントが高いのだ。>

 さらには、田代検事に、石川氏の供述の信用性を高めるような内容の捜査報告書を作成することを指示。
 田代検事は、再聴取にはなかった『石川議員が「『選挙民を裏切ることになる』と検事に言われ、(小沢被告の関与を認めた)供述を維持した」と語った』などの話を盛り込んで、虚偽の疑いのある捜査報告書を作成したのである。

<これは邪推だけど、最初に提出した報告書を見て「これじゃあ、弱いな~」と。そして、
「再聴取で出なかった話でも構わない」と明言したか、暗にそれを示す形で「ともかく、審査員に、石川は自ら小沢との共謀を認めている、本当のことを言っていると思わせるようなことを書け」と指示したのではないかと思ったりもする。>

* * * * *

 そして、このように作成させた報告書を受け取った上司は、さらにその報告書を自ら利用&加工して、小沢氏との共謀事実があったこと強調する資料を作ったのである。

『小沢一郎・民主党元代表が強制起訴された政治資金規正法違反事件に絡み「虚偽」の捜査報告書が作成されていた問題で、これとは別の捜査報告書において、当時の東京地検特捜部長が元代表の関与を疑わせる記述部分にアンダーライン(下線)を引いていたことが分かった。報告書は元代表と元秘書の共謀について肯定・否定の両論を併記しているが、強制起訴を議決した検察審査会に提出されており、検察当局は下線を引いた意図などを慎重に調べている。

 この報告書は、元代表に対する最初の起訴相当議決(10年4月27日)後の再捜査の過程で、当時の副部長が佐久間達哉特捜部長(55)=現・法務総合研究所国連研修協力部長=あてに作った。再捜査では田代政弘検事(45)が元秘書で衆院議員の石川知裕被告(38)を再聴取し、実際にはなかったやりとりを記載した捜査報告書を作成。副部長は、この「虚偽」報告書などを基に、再捜査を総括して報告書をまとめていた。
報告書を受け取った佐久間部長は、元代表の関与を認める石川議員の供述部分などに下線を引いたという。特捜部はその後の10年5月21日、改めて元代表を不起訴としたが、東京第5検察審査会は同年9月14日、これらの報告書を読み込んだ上で元代表を強制起訴すべきだと議決。ある検察幹部は報告書について「きちんと解明する」との意向を示した。(毎日新聞5月5日)』

* * * * *

 しかも、彼らは、これ以外にも、10年1月に小沢氏の取り調べを行なった際の供述調書の内容が、いかに信用できないものかを示すために、左側に小沢氏の供述、右側に虚偽の部分を記したリストを作成したり、小沢氏の供述の信用性を疑問視する報告書を作成して、検察審査会に提出したのである。
ネット流出の検察資料~特捜部が検審に提出した資料が明るみに(リンクあり) 』

 そして、それらの資料をもとに審査した検察審査会は、全員一致で、小沢氏に起訴相当議決を出したのであった。(ーー)

 その議決要旨には、石川氏が再捜査で供述を維持したことを評価して『再捜査において、検察官から小沢氏に不利となる報告・相談などを認める供述をした理由を聞かれ、合理的に説明し再捜査前の供述を維持していることなどから、前記石川被告の供述には信用性が認められる』という一文が。

<ね、再捜査前の供述維持を評価しているでしょ。(もしかしたら、説明役の弁護士がその点は評価できるとアドバイスしていたかも。^^;)ちなみに、実際の議決書には、田代氏が報告書に記した再聴取で語っていない石川発言が引用されていたいう。>

 他方、『小沢氏の説明は著しく不合理なものであって、到底信用することができないものである』と断じられたのであった。(-_-;)
 
<関連記事・『東京第5検察審査会の議決要旨(全文)2010.9

* * * * *

 このような経緯を見ても、東京地検特捜部が検察審査会に提出した資料の作成過程には重大な問題があるように思うし。もし彼らが意図的に虚偽の内容の報告書を作成したとすれば、その違法性も大きいわけで。
<って言って、小沢氏や秘書も強制捜査して、秘書3人は起訴したわけでしょ?(-"-)>

 それゆえに、この件を内部での簡単な調査や処分だけで、手じまいしようとするようなことは、絶対に容認できないと思うmewなのだった。(@@)

                     THANKS 

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by mew-run7 | 2012-05-11 09:08 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback 

小沢公判~小沢の控訴決定を受けて、思ったこと

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5月9日、小沢一郎氏が陸山会事件で東京地裁から無罪判決を受けたのに対し、検察役の指定弁護士が控訴することに決めたことを発表。同日中に手続きを行なった模様だ。

<検察役の指定弁護士の会見は、コチラに。小沢弁護団の会見は、コチラに。>

 小沢氏本人はもちろん、特に小沢氏に近い議員や関係者、支持者の人たちは、さぞ、ガッカリすると共に、今後の政局などに関しても大きな不安や失望感を抱いているのではないかと察するのだが・・・。
 
 mewは、客観的に見て、控訴される可能性の方が大きいと思って、ある程度の覚悟をしていたものの、主観的には「控訴しないでくれ~」と強く願っていただけに、昨日の午後、控訴されたと知って、ガク~ンと来てしまったとこがあって。
何か自分でも思わぬほどに失望感、脱力感が大きいとこがあって、それ以来、ず~っとアタマがぼわ~んとしているような感じになっている。_(_)_

 昨夜は、寝る前に検察役の会見の映像を見ようと思っていたのだが。<全く飲んでもいないのに>精神的にドッと疲れたせいか、いつもよりかなり早い時間に、自分で気づかない間に眠りに落ちてしまっていて。
 で、早朝、目覚めたのだが、映像を見る気になれず。とりあえず、検察役と小沢弁護団の会見の詳報やいくつかの報道記事に目を通したものの、まだ頭と心がぼよよ~んとしているような状態が続いているので、果たしてまともに文章が書けるかどうか、わからないのだけど・・・。(@@)

 とりあえず、この件について書いてみるです。

<結局、チョット書いてはため息をついて、仕事や用事をして、またチョット書いては・・・という感じで、とりあえず記事を書き上げてみたです。>

* * * * *

 検察官役の指定弁護士(以下、検察役)3人は、9日、午前11時から約2時間、霞が関の検察合同庁舎内で控訴の可否に関する協議を行ない、最終的には控訴を行なうことで3人が一致。その後、午後2時から会見を行ない、控訴することを発表した。

 主任格の大室俊三弁護士(62)は、控訴する理由について「一審判決には看過しがたい事実誤認がある。十分に修正可能だと考えた」「控訴審で裁判官を説得して、判決を覆す相当程度の自信がある」と説明。
 三者とも、判決後から2週間、高裁で十分に有罪立証ができるのか、弁護士として、無罪判決が出た被告を控訴して長期に不安定な立場に置くことの是非などについて考えあぐね、山本健一弁護士(48)は、当日、朝まで悩んでいたとのこと。しかし、最終的には、「5割を超える確度で相当の修正をし得る」との判断で、村本道夫弁護士(57)を含め三者で意見が一致。最終的には、挙手を行ない、控訴することに決めたという。

 控訴審では、証拠提出にも制限があり、被告の出廷義務はないのだが。検察役は、手持ちの証拠でも修正可能だと語ったものの、補充捜査や小沢氏の被告人質問を行なうことも示唆した。
<尚、弘中弁護士は、後の会見で、一般論として、被告人の出廷が望ましいと発言している。>

 また検察役は、政治的影響は考慮せず、政治的圧力もなかったと主張。大室弁護士は、経済的負担や多大な労力に関して問われ、「何も考えずに頑張りますとしかいいようがありません」と答えていた。

<やはり彼らの事務所には、一般人から多数の電話があったようで。大室弁護士は、名前を名乗らない電話には出なかったけど、100件を相当超えるぐらいあり、控訴の賛否は半々だったと語っていた。また一部報道によれば、控訴を決めた後、抗議の電話が来ているとのこと。このような電話はやめて欲しいです。(-_-;)>

* * * * * 

 小沢一郎氏は、この検察役の控訴決定の発表を受け、次のようなコメント(談話)を発表した。

『先日の無罪判決の内容を見る限り、控訴審でこれが覆るとことは想定しにくく、指定弁護士が控訴したことは理解に苦しむ。いずれにしても、弁護団と協議した上、早期に公訴棄却もしくは無罪という結論が得られるよう、万全の対応を取りたい』

<mewは、ここで小沢氏が「公訴棄却」についても記したことに、目が引かれたとこがあった。(この件は後述)>

 小沢氏は、8日は風邪気味だとのことで、自宅にこもっていたのだが。<8日に輿石幹事長が電話で話した時も、声がかすれていたとか。>
 9日の朝には、大きなマスクをした姿で赤坂の個人事務所にはいり、側近であるで東祥三議員と面会した後、昼過ぎに帰宅。<小沢氏は小鳥を飼うのは長年の趣味なのだが。一部報道では、自宅に新しい小鳥が届くので帰宅したとか。>その後は外出をしていないようだ。

 また、同じ陸山会事件で公判中の石川知裕氏は、小沢氏の控訴に驚いていたとのこと。
 電話取材に対して『「控訴しないものと思っていたので驚いている。控訴審でも無罪になると信じている」と述べた。また「これを機に検察審査会の在り方も見直す必要があるのではないか」と語った』という。(時事通信5月9日)

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 この検察役の控訴決定を受け、小沢弁護団も、午後6時から司法記者クラブで会見を行ない、今回の控訴に強い不快感を示した。

 主任弁護人の弘中惇一郎弁護士(67)は、「意外な決断でがっかりしている」「今回は指定弁護士だから、弁護士の感覚はあるかなと期待していた」が、「弁護士の感覚からすると、あれだけ審理をして無罪になった場合に、さらに控訴するのは大変な違和感がある」と批判した。

「もともと、この事件は検察で不起訴になり、検察審査会で、検察段階でことを終わりにするのではなく、とりあえずは裁判所に白黒を決めてもらおうと、そういう機会は持とうということで、強制起訴に至ったと理解している。しかしそうであれば、あれだけ審理して東京地裁合議部が結論を出した以上は、それはもう少し尊重されるべきではないか」と主張。
「はたして控訴審で新しい事実が出てくるとも思えない事案なので、ただ1審の判断が納得できないというだけで控訴したのであれば大変遺憾だ」と不快感を示した。

 検察役が控訴について政治的影響を考慮しなかったと会見で述べた点については、「被告が置かれている立場や社会的影響は十分配慮するのが当たり前」と発言。
 また、控訴審には証拠(の収集や提出など)についても縛りがあることを強調し、補充捜査や、改めて被告人質問や秘書への証人尋問を行なうことにも疑問を呈していた。

 尚、弘中弁護士は、判決後、小沢氏本人とは話をしていないが<昨日も電話がつながらなかったらしい>、仲介役の側近議員とは連絡をとっており、控訴審も弁護人を担当して、無罪判決を勝ち取る意欲を示していた。

<ただ、弘中弁護士が、小沢氏が国会の証人喚問を求められていることについて問われ、「時と場合によっては堂々と出てもいいと思うし、裁判中だからしゃべらせたくない、出さないというふうには考えてない」と語ったのには、チョット意外な感じを受けた。>

~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~

 う~ん・・・。(@@)
 
 mewは、日ごろの生活や仕事でも、そのような部分があるのだが。
 特に、この小沢氏&秘書の捜査、公判に関しては、ブログの記事を書くに当たって、個人の主観をヨコに置いて、できるだけ客観的にとらえて、伝えようと努めて来たところがあったのだけど・・・。
<mewは、もともと小沢氏の信奉者ではないし。また、もともと刑事訴訟(捜査や公判)の諸問題に関心が強いので、この小沢氏&秘書の件を通じて、ブログを読んで下さる方にも、諸問題に関心を持って考える機会になればいいな~と思ったので。>

 昨日の控訴は、様々な面で精神的なショックやダメージが大きかったためか、うまく頭や心の整理がつけられないような状況にある。(-_-)

* * * * *

 いや、最近、ブログの記事にも2回ほど書いたように、客観的にor指定弁護士の立場になってみれば、彼らが色々と迷いながらも、控訴を決めたことに関しては、かなり理解できる部分があるし。
<関連記事・『検察役、控訴可否の結論は9日に&検察役の判決後の会見を見て思ったこと。』『小沢公判~検察役は、有罪立証の難しさ&多大な負担を覚悟で、控訴するのか?』 >  

 また今後、さらに精神的、物理的な負担やある種のプレッシャーが増すことを思うと、彼らがそれでも尚、控訴の決断をしたことに、ある意味では敬意を覚えるところさえある。

 会見でも質問が出ていたけど、控訴審は証拠提出も制限されて、無罪判決を覆すのは決して容易ではないし。これは裁判員制度のケースではあるが、最高裁は今年2月に、一審での判断を優先する方針を示していたので、高裁も今までよりさらに厳格に判断するようになる可能性があるし。
 それに、ここで控訴して、高裁でも無罪判決が下されれば、検察役として控訴したことを批判されるだけでなく、弁護士としての評価も低下するおそれもあるのだ。

 それにもかかわらず、控訴を決意したからには、単に一審判決に納得が行かないという感情的なレベルを超えて、地裁の判決要旨や被告人や証人の証言、手持ちの証拠、その後得た情報などを精査して、「これなら控訴審でも十分に有罪立証し得る」と3人が納得できるような材料や方策を見つけたのではないかと思われる。<変な言い方をすれば、そうであってくれないと、困る!?^^;>

 おそらく一審では、彼らは共謀の立証に当たって、小沢氏の違法性の認識に関しては<争点になっていなかったこともあり>全く立証や主張を行なっていなかったので、それが無罪判決につながったことを確認&反省して、その点を中心に立証すれば、控訴審で有罪判決を得られる可能性が高いと判断したのではないかと察する。(・・)

 また、彼らは無罪判決を得た被告人の立場も十分に考慮した上で、決意をしたということだし。客観的に言えば、政治的な影響は考えるべきでもないわけだし。純粋に公判での攻防ということを考えるなら、検察捜査や検察審査会の問題は公判と切り離してることも不当なことではないわけで。
 まあ、最後の最後は、ひとりの法曹としての矜持みたいなもので決断したのではないかと思うのだが・・・。

 司法的な観点から言うと、mewは、彼らが控訴を決めたことを批判する気はないのである。(~_~;)

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 ただ、弘中弁護士も言っていたように、mewも、検察役を引き受けた3人が、これまで刑事弁護や刑事訴訟の諸問題の研究にかなり携わって来た弁護士であることに、かなり期待している部分があった。

 彼らは、一審の審理+αを通じて、東京地検特捜部の不当な捜査方針や違法性ある取り調べなどの問題や、検察審査会に問題のある&虚偽の捜査資料を提出していた事実も知ることになったし。<地裁も判決の中で、この件を調査すべきだと言ったほど問題性が大きいものだしね。>
 また、公判外のこととはいえ、そのことで特捜部の検事が6人も告発され捜査の対象になっていることも知っているはずだ。
 そして、今回の件は、公訴棄却の申し立ては認められなかったものの、本来であれば、もともと起訴されずに済んだものである事案だったということを、それ相当に考慮して欲しいな~という思いがあったのも事実で。
 その点が、あまり考慮されていなかったかも知れないことには、心情的に残念に思うところがあった。(~_~;)

* * * * *

 けど、何より、昨日の公訴決定にガ~ックリと来てしまったのは、正直なところ、やはりあまりにも政治的な面で影響が大きいことだろう。(ノ_-。)

<マジで、これは小沢氏にとっても、日本の国政にとっても、あまりにも「痛い!(>_<)」と思ったし。・・・また、検察役の指定弁護士に対して(政治的な影響は考えるべきではないと言いつつも)「もしここで控訴したら、日本の政治が大きく変わってしまうかも知れない&日本が恐ろしくアブナイ国になるかも知れないってことを認識した上で、この決断を下したわけ?」と追及したい気分になってしまうところもあったです。(ーー)>

 これは公判のことを主に書いている記事なので、政治的なことに関しては、改めて別立てで書きたいと思うのだけど。
 折角、無罪判決を得て、小沢氏本人も、また小沢Gや小沢氏に近い議員たちは、野田陣営に対抗して行く意欲が増しているところがあって。党員資格停止処分の解除で、代表選への出馬も可能になったし、政界再編も含めて、今後、大きく政局が動きそうな感じがあっただけに、mewとしてもここで無罪判決を確定することができれば、国政の流れを転換させることができるのではないかと期待が大きく膨らんでいたところがあったのだ。(・・)

 もしこのまま野田&前原コンビの政権が続いたり、自民党や橋下維新の会などの政権ができるようであれば、日本はどんどんアブナイ国なってしまうおそれが高いだけに、mewとしては何とか小沢氏に復権してもらって、それを阻止して欲しいという思いが強かったのだけど。<消費税増税やTPPに限らず、集団的自衛権や自衛隊員の武器使用緩和、日米軍一体化なども含めた安保軍事の面でも、原発政策の面でも、危惧すべき問題がたくさんあるのだ。(`´)>

 でも、ここで小沢氏が控訴されたことにより、代表選への出馬も難しくなったし、全般的に、また思い切って動きにくい状態になってしまったように思う。このことで、党内の他のグループ議員や他党の人たちと連携しにくくなる可能性が高まるし。小沢Gや周辺の議員の不安も高まって、野田陣営に対抗する意欲や団結力が弱まるおそれもある。

 また、小沢氏に近い輿石幹事長も、ここまでは解散&党分裂回避をすべく、野田首相に対してもある程度の影響力を行使して、頑張っていたところがあったのだけど。やや強引に小沢氏の処分解除をはかったことで、党内外から批判を浴び、野田首相や党内への発言力が低下するなど立場が弱体化する可能性も大きい。
 そうなると、今後、ますます野田陣営のペースでコトが運ぶことになりかねないわけで。mewは、今後の国政のことを思うと、(夜の海のように深~い)ブル~な気分になってしまうのである。_(__)_

* * * * * 

 ただ、話を公判のことに戻せば、小沢氏がコメントの中に公訴棄却について触れていたことに、mewは「はっ」とさせられるところがあった。
 小沢氏は弁護団と協議した上で、改めて公訴棄却の申し立てを行なうことを考えているのかも知れないと思ったからだ。

 残念ながら、一審では、公訴棄却の申し立ては却下されてしまったのであるが。<mewも、その判断は止むを得ないと思っているのだけど。>
 検察の違法捜査や検察審査会に問題のある資料を提出していたことなどに関しては、2月に証拠調べが終わった時点よりも、さらに実態が解明されつつあるし。
 また、検察審査会の審査員選定や審査に問題があったことなどについても、小沢Gの議員などが懸命に真相を究明する努力をしているし、国会や法務省による調査が行われる可能性もある。
 もしそれらの捜査や調査がさらに進んで、判例は、公訴の提起自体が職務犯罪を構成するような極限的な場合に限るとしているが、特捜部の行為にそれに準ずるぐらいに重大な違法性があったとか、検察審査会に手続き的に重大な瑕疵があることが判明する可能性もあるわけで。
 小沢氏は、そうなれば公訴棄却が認められる可能性があると考え、改めて主張するつもりなのかも知れない。また、同時に、小沢氏が「自分が起訴された自体がおかしいのだ」という強い思いを、このコメントでも示しているようにも感じられる部分もあった。(・・)

また、もし無罪判決が確定したら、検察側も違法捜査+αの諸問題を、うまくお茶をにごして片づけようとしたかも知れないけど。今回、控訴審が続くことになったため、メディアもネット界も、小沢Gなどの国会議員も(もしかしたら裁判所も)、検察や検審の諸問題に関して取り上げ続けることになるわけで。あえて控訴されたことのプラス面を探すとすれば、そのことがあるかも知れない。(++)

<実は、mewは、2審にはいっても不当起訴に関して公訴棄却の申し立てができるのか知らないのだけど。高裁に記録が届いて、控訴趣意書などの提出期限が決まるのは、通常、1か月後ぐらいなので、その間にもどんどんと問題の究明が進めばいいな~と願っている。>

* * * * *

 何かとりとめもなく、アレコレ書いてしまったのだが・・・。

 mew以上にショックやダメージを受けている人、怒りや失望感でいっぱいの人などはたくさんいると思うし。しばらくの間は、立ち直れないような気持ちになっている人もいるかも知れないのだけど。<mewもチョットね。^^;>

 でも、こうして私たちがメゲている間にも、政局はどんどんと進んで行くわけで。このまま黙っていては、相手の思うツボゆえ、きっと小沢氏本人も気丈に頑張ってくれるのではないかと思うし。<確定はしなかったものの、裁判所から無罪の判決を受けたことに変わりはないのだから、胸を張って積極的に言動をしてもいいと思うです。>

 それに、このまま相手ペースで国政が行われては、日本はトンデモない方向に暴走してしまうおそれもあるだけに、何とか元気&前向きな気持ちを取り戻して、主張すべきことは主張して行かなければならないのではないかと・・・朝から、自分に言い聞かせているmewなのだった。o(^-^)ogamba!
 

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by mew-run7 | 2012-05-10 12:13 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback 

小沢公判~控訴を受けた小沢弁護団の会見

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最新の記事(10個)のコーナーはヨコの欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。


資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴され、1審東京地裁で無罪判決を受けた民主党の小沢一郎元代表(69)について、検察官役の指定弁護士が東京高裁に控訴したことを受け、主任弁護人の弘中惇一郎弁護士ら弁護団が9日夕、記者会見した。主な一問一答は以下の通り。

 --控訴について率直な感想を

 「控訴されたと聞いて大変意外だったし、ややがっかりした面もある。弁護士の感覚からすると、1審であれだけ審理し、無罪になったという場合に、その人をさらに被告として、控訴して裁判を続けることは大変な違和感がある。被告の人権ということからしてもそうだし、弁護士としては明らかな合理的な疑いがあるのではないかと。検察なら検察の判断があるが、今回は指定弁護士だから、弁護士の感覚はあるかなと期待していたが、そういう点でややがっかりしている。

 もともと、この事件は検察で不起訴になり、検察審査会で、検察段階でことを終わりにするのではなく、とりあえずは裁判所に白黒を決めてもらおうと、そういう機会は持とうということで、強制起訴に至ったと理解している。しかしそうであれば、あれだけ審理して東京地裁合議部が結論を出した以上は、それはもう少し尊重されるべきではないかと。

 はたして控訴審で新しい事実が出てくるとも思えない事案なので、ただ1審の判断が納得できないというだけで控訴したのであれば大変遺憾だ。

 ただ、われわれとしては控訴された以上、われわれが控訴審も弁護人として活動していいという意向であるとうかがっているので、引き続き弁護人として全力を尽くす。1審判決にはこちらサイドからしても、やや納得できない点はあるので、その点も含め控訴審をきちんと任務を遂行し、一日も早く無罪の判決が確定するように力を尽くしたいと思っている」

--指定弁護士の控訴後、小沢さんと話したか

 「話はしていない。しようと思ったがうまくつながらなかった。いま言ったことは、これまで連絡役を務めていた側近の議員に対して打ち合わせてきたものだ」

 --原判決で「やや納得できない点があった」ということだが、具体的には。

 「本件では法律的判断としては、不動産の所有権移転時期が契約当事者の意思で特定できるということを言って、従って石川(知裕)さんの方で虚偽記載の故意があったという構造になっているが、普通のまったくの素人、裁判所に言わせれば、売買予約とか仮登記とか、そういうことすらほとんど知らなかったという人が、所有権移転登記の行われた時期時期と区別して、所有権移転がいつなされたということの認識ができたかということは大変疑問だと思った。

 この点については裁判所はあまり触れなかったが、鑑定人なども、その政治資金規正法の安定的判断というところからすると、登記の土地とするのは十分理解できると言っている。たとえばそういった点が挙げられる。

 --指定弁護士の会見の中で、今まで出た証拠で十分覆すことができるという補充捜査の可能性も示唆された

 「詳しいことはうかがっていないのでわからないが、今のお話で疑問に思うのは、今まで出た証拠を別の裁判官に再評価してもらうということは、本来の事実誤認の構造からするとおかしいのではないか。1審の判決に、明らかに論理的な整合性を欠いている問題があるということではないと、単純に今までの証拠で新しい事実評価というのはどうかと思う。

補充捜査という点からも、控訴審の事後審としての縛りがあるから、そんな簡単な話ではないのではないかと。また、そんな簡単に認められるべきではないと思う」

 --2審の場合、小沢さん自身、出廷しなくていいわけだが、その点のお考えは

 「そこはまったく詰めていないが、一般論からすると、裁判である以上は出席されたほうがいいのではないかと思う」

(下につづく)

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 --指定弁護士が小沢さんの被告人質問や、石川さんの証人尋問を再度やりたいと言ってくる可能性が高いと思うが。

 「細かいことはなんともいえないが、石川さんの被告人質問で補充立証するというのは本末転倒な感じがするが」

 --指定弁護士から請求があった場合、反対するのか

 「ご存じの通り、控訴審は何でも証拠を出せるようにはなっていない。1審で調べられなかった特別な理由が必要だ。(刑事)訴訟法に照らして不適当ならそういう意見を申し上げると思う」

 --国会で小沢さんに対する証人喚問を求められた場合に、反対される考えは

 「国会での証人喚問は国会としてのご判断、手続きだから、私からとやかく申し上げることではない。時と場合によっては堂々と出てもいいと思うし、裁判中だからしゃべらせたくない、出さないというふうには考えてない」

 --控訴審も同じ弁護体制で臨むのか

 「今日の今日だから各弁護士の意見を聞いていない。小沢さんの確認も取っていないが、私としては基本的はそうだろうと思っている。こちらに引き続き依頼されると理解している」

--指定弁護士は控訴の判断をするにあたっては、「政治的な影響は考えなかった」ということだが、無罪を勝ち取った弁護団の先生としては、無罪になった人が、政治的に制約される部分が出てくるかもしれないのに、控訴したということについては

 「ご発言の趣旨がわからず、違っているかもしれないが、仮に指定弁護士の趣旨が、被告人の立場であるとか、政治的影響をまったく無視したというのであれば、それは問題なのではないか。当然、生きた社会の中の事件だから、その方の置かれている立場とか社会的影響は十分考慮して控訴するかどうか決めるのが当たり前。単純に判決に納得できないからほかのことを無視してやったというのならいかがかなと思う」

 --人権ともかかわってくるということか

 「質問自体は、人権というか、純粋にその人が政治家であるということや、政治的影響を無視してというように聞こえたから、それはどうかなと申し上げた。人権の問題は1審で無罪になった方をあえて引き続き被告の場に、人権が侵害された場に置くのというのは相当の理由が必要ではないかと。その点がどこまであったのかという疑問を、冒頭、申し上げた」

 --判決から13日間で、小沢さんと、指定弁護士が協議していることなどについて話し合ったか

 「判決当日夜は話したが、それ以降は直接はない。窓口になっている方を介してはしている」

 --窓口になっている人とは、どのようなことを

 「控訴があるのかないのかということについて、気にしているというか、気にかけているレベルの話で、そう大した話してはない」

(産経新聞5月9日)

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by mew-run7 | 2012-05-10 05:37 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback 

小沢公判~控訴を発表した検察役の指定弁護士の会見(2)

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小沢公判~控訴を発表した検察役の指定弁護士の会見(1) 』のつづきです。


--今後のスケジュールを教えてほしい。いつごろまでに控訴趣意書を出すのかなど。

 大室弁護士「このあと控訴申立書を出す。控訴趣意書の提出期限は裁判所が決めます。自分でいつとは決めていません。(期限を)指定するにあたり、こちら意見を求めてくることもあり得ますが、現時点ではいつまでという希望は持っていません」

 --いつごろだったら出せる見込みなのか?

 大室弁護士「先ほど補充捜査のことも申し上げましたが、補充捜査はたぶんすることになると思いますが、今日の段階では申し上げかねます」

 --以前、原判決を覆す見込みは五分五分以上ということで悩んでいる先生もいたが。自信は何%くらいか?

 村本弁護士「要するに控訴審の裁判官を説得できる相当程度の自信があるということでしょうか。もちろん5割では足りません。もう少し高度な蓋然性がありませんと」

 大室弁護士「今日の議論もそこが論点になり、5割を超える確度で相当の修正は求められるという判断です」

 山本弁護士「控訴して、弁護士として恥ずかしくない程度には、原判決を破棄する可能性はあるだろうと考えました」

 《控訴審での有罪判決に、自信があることをうかがわせた》

 --100%、間違いないという決断か。

 大村弁護士「100%できるというものではないが、われわれの職責として、(有罪が)100%見込めない限り控訴するべきではない、ということにはなりません」

 --難しい立証を迫られるのではないかと思うが、1審の立証方法の反省や振り返りは?

 大室弁護士「あまりにも具体的なことはここでは勘弁してほしいが、1審でこのあたりは不十分だったな、というのは反省を含めて協議しています」

 《質問は検察審査会制度のあり方にも及んだ》

 --検審法(検察審査会法)の中で、不都合を感じた点などは?

 大室弁護士「分からない部分があって、検察官は独任官庁で、検察庁法の原則があります。(指定弁護士の)われわれは、一人一人に公訴権があるのか、3名でやるのか、多数決でいいのか、全員一致でなければいけないのか、というテクニカルな部分では(分からない点は)ありました」

 《検察官は、一人一人が検察権を行使できる権能を与えられているが、指定弁護士の位置づけはどうなっているのか。指定弁護士自身もまだはっきりとは分からない部分があるようだ》

:::::::

1審東京地裁で無罪判決を受けた民主党の小沢一郎元代表(69)について、検察官役の指定弁護士が会見し、報道陣からの質問が続く》

 --報酬の上限が決まっているようだが、(控訴審は)別会計というわけにはいかないのか?

 大室弁護士「報酬についてきちんと研究していません。むしろメディアの方から聞いたところですと、審級ごとに報酬が出ると聞いていますので、別会計なのでしょうか?」

 山本弁護士「審級ごとの報酬だと思います」

 《指定弁護士の報酬は、期間にかかわらず19万~120万円。「現状はボランティア」と評した指定弁護士もいる》

 --控訴審も3人で?

 大室弁護士「解任とか、辞任せざるを得ない状況があれば別ですが、控訴して『あとはお願いね』というわけにはいかないと思います」


(下につづく)

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 --1審で検審(の議決理由)に十分回答しているという見方は?

 大室弁護士「控訴理由が想定できないような判決なら、十分な回答だったと思いますし、私たちは控訴理由が十分立ち得ると思いますので、検審の議決理由に十分回答し得る判決は思えません」

--最高裁が1審判決優先という判例を出した。それとの関係は?

 大室弁護士「そういうことも含めて、原判決は看過しがたい部分があるということです」

 --不合理だと?

 大室弁護士「はい」

 --いちばん看過しがたかったのは?

 大室弁護士「まさに控訴理由ということになりますので、これから期限まで十分検討してまとめるべきことなので…。無罪とした理由として共謀が認められないというが証拠に照らしておかしいということです」

 --最終的にはどういう方法で決めたのか。挙手か?

 大室弁護士「最終的に挙手を求めました。挙手で決めました」

 --結論が出て、みなさんがそうしようと

 大室弁護士「『あうん』で決めるのではなく、はっきり意思表示を示して決めたということです」

--山本弁護士が悩まれたということですが、『控訴でいこう』と決断した一番のポイントは?

 山本弁護士「今朝から3人で議論していた中で、私の考えが固まってきたといいますか、決まってきたといいますか、そういうことなので、何かひとつのきっかけで、論点で決まったわけではないので、ちょっとその質問には答えられないです。いろんな議論をしていく中で、それなら控訴しようということになったわけなので」

 --相当程度、主文をくつがえす自身があるということだが、その自信の根拠になるものは?

 大室弁護士「個別の説明はできませんが、そういう質問であれば、論理と証拠です」

 --1審よりも(判決で)後退するリスクもあると思うが?

 大室弁護士「その点を含めての決断です」

 --これまでの労働時間は?

 大室弁護士「昨日までで839時間でした」

 《大室弁護士は1時間単位で正確に記録していた》

 山本弁護士「六百数十時間だったと思います」

 村本弁護士「私はカウントするのは嫌いなのでカウントしていません」

--今後の経済的負担などについては?

 大室弁護士「何も考えずに頑張りますとしかいいようがありません。それを考えながら、いまの職責を果たしていくことではないと思いますので。指定弁護士として今後に続く人のために、自分たちがどのくらいの能力を使ったのかというのはまとめた方がいいだろうということで、カウントはしていますが、それをいちいち考えてはしていません」

 --議論にどのくらい費やしたのか?

 大室弁護士「3人が顔をあわせて議論したのは2日です」

 --時間は?

 大室弁護士「数時間ということになるのでしょうか」

 村本弁護士「事前に私たちも判決を読み込んだり、証拠をみたり、そのうえでの議論ですから、具体的に議論したのは、3人で酒を飲んだ時間よりも短いと思いますが」

 《そう話すと、村本弁護士は笑みを漏らした。張り詰めた会場の雰囲気も一瞬ゆるんだ気がした》

 --(控訴判断まで)しばらく時間がかかった。時間がかかりすぎだと思うが?

 大室弁護士「かかりすぎだというふうには思っていません。ぎりぎりまで熟慮したほういいのか、即時に判断したほうがいいのか。現時点で、私は無意味に引き延ばしたつもりはありません」

 --指定弁護士に控訴を断念する権限はないという発想は?

 大室弁護士「それはありませんでした。権限論でいえば、権限がないという議論はしていません。控訴を断念するという選択肢も法的には許されると思っています」

 《そこで会見が終了、指定弁護士が席を立った。会見は約40分にわたった》


    以上                (産経新聞5月9日)

<こういう時には(こういう時だけ?)役立つ産経新聞に感謝。^^;>

   THANKS

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by mew-run7 | 2012-05-09 20:15 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback 

小沢公判~控訴を発表した検察役の指定弁護士の会見(1)

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 5月9日、陸山会事件で、東京地裁が小沢一郎氏に無罪判決を出したのに対して、検察役の指定弁護士が控訴することに決め、その旨を発表する記者会見を行なった。

 記者会見の詳報が産経新聞に載っていたので、ここに全文をアップしておきたい。
<かなり長いので、(1)、(2)の2分割にする。>


* * * * *

 資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴され、1審東京地裁で無罪判決を受けた民主党の小沢一郎元代表(69)について、検察官役の指定弁護士が9日、判決を不服として東京高裁に控訴した。小沢元代表の無罪は確定せず、高裁で審理が続くことになった。控訴に先立ち、指定弁護士は午後2時から記者会見した》

 《会見の10分前、東京・霞が関の東京地裁2階にある司法記者クラブの会見場は報道陣で埋め尽くされ、立錐(りっすい)の余地もなかった。指定弁護士の大室俊三弁護士(62)と、村本道夫弁護士(57)、山本健一弁護士(47)が会場に入る》

 《無数のフラッシュを浴びながら、3人の中心、大室弁護士が口を開いた》

 大室弁護士「先ほど3名で協議した結果、控訴することとしました。控訴申立書はこのあと提出する予定です。私からは以上です」

 《早速、質疑に移った》

 --控訴すると判断した理由と、協議のかんたんな経緯を教えてほしい。

 大室弁護士「細かな控訴理由はさらに詰めますが、1審判決には看過しがたい事実誤認があり、十分修正可能であるとの判断からです。かなり長時間、真剣に協議した結果、3名の全員一致でこうなったということです」

 --控訴の判断にあたり、一番の議論になった点はどこか?

 大室弁護士「わりと共通したのは、原判決が論理的にも、証拠に照らしてもおかしな点が多いというところです。それが修正可能なのか検討を重ねた結果、可能であろうという判断から控訴することにしました」

 --控訴したということは、主文を変えることができるということか。

 大室弁護士「はい。そういう判断です」


--特捜部が2回不起訴にして、無罪判決。ハードルは高いと思うが、それでも、いけるという判断か。

 大室弁護士「はい」

 《大室弁護士がはっきりと答えた》

 --共謀をどう立証していくのか。見通し、戦略は?

 大室弁護士「戦略はここで語る問題ではないが、原判決の誤りを指摘するのが出発点です。さらに追加の証拠などについては、鋭意検討します。原判決の誤りは十分指摘できるという理解です」

 --控訴審で小沢被告や秘書3人について、被告人質問、証人尋問を申請するつもりは?

 大室弁護士「現時点でだれを申請するとかしないとかは決めていません」

 --そういうことをする意向は?

 大室弁護士「決めていません。しないとも、するとも決めていません。可能性としては両方あるということです」

 --過去に、被告人の立場にある期間が長くなることについて悩んでいるとおっしゃっていたが、それについては?

 大室弁護士「そういう点の配慮があったので3名とも慎重に悩みながら判断しました。その点を踏まえてもきょうの結論に至りました」

 --今までに(一般の人などからの)電話やファクスはどれくらいあったのか。どういう内容だったか。

 大室弁護士「細かく一つ一つカウントしていないし、統計もとっていません。私自身は名前を名乗った方の電話には出たが、名乗らない方の電話は出ていません。ざくっとした印象で、100(件)を相当超えるくらいはあったと思います。内容的にはざっくりした印象で…半々かな。時期によって『絶対に控訴するな』という意見が強いときと、『しろ』という意見と、日によって違いました」

 《質問者が問いを繰り返した》

--世論動向も検討材料とおっしゃっていたが。

 大室弁護士「声の内容を一つ一つ勘案したかというよりは、多くの人たちがこれだけ関心を持っているということで、軽率な判断はできないという緊張感を勘案しました。私自身はひとりよがりにならないように意識しました」

(下につづく)

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 --控訴審で新たな証拠を提出するつもりは?

 大室弁護士「新たに提出するだけの価値ある証拠が提出できるかは、これから詰めます。こちらの主張を補充できる証拠については、さらに精査して検討したいです」

 --補充捜査の可能性は?

 大室弁護士「(補充捜査の)可能性はあります」

 --無罪判決が出てから、きょうの判断が出るまで悩んだ点と、控訴審を迎えるにあたっての心境は?

 《村本弁護士がマイクに口を近づけた》

 村本弁護士「やはり無罪判決が出た被告人の立場は重大だろうと考えました。一方で、この事件の証拠から見た実態像を一番理解しているのは被告人および証人、2番目に理解しているのは指定弁護士だろうと。職責を果たすべき、その指定弁護士としてどう考えるべきか、対応すべきか、考えあぐねましたが、最終的な議論で、この場合は控訴することだろうと判断しました」

 《続いて、大室弁護士をはさんで、反対側に座っていた山本弁護士が話す》

山本弁護士「私はやはり控訴審において、原判決を破棄させるだけの有罪立証ができるのか、ということは非常に悩み考えました。1審ではわれわれの立証が不十分と判断されましたので、控訴審で十分に反駁(はんばく)できるかということを考えました。やはり、単に原判決がおかしいと思ったからといって、控訴することによって、無用に長引かせるわけにはいかないという考慮もあったので、正直、今朝までどちらにすべきか悩み、ほかの2人と議論して決断しました」

 《最後に大室弁護士が語り出した》

 大室弁護士「率直に言って悩みました。弁護士として、指定弁護士として、本件の場合、控訴するのがより正しい道なのか。納得できない部分があっても、これを受け入れるという選択の余地ははないのか、それらについては悩み抜いたのが実感です。きょう3名で議論して、いまはこれがベストの選択だと思っています」

 《言葉を選びながら慎重に返答する指定弁護士に対し、報道陣からは矢継ぎ早に質問が飛んだ》


::::::::::



《1審東京地裁で無罪判決を受けた民主党の小沢一郎元代表(69)について、検察官役の指定弁護士の会見。控訴した理由の説明を続ける》

 --検察審査会の起訴議決をめぐっては、特捜部の虚偽報告などについて、市民団体から告発状が出ている。なお裁判を引っ張ることに「政治裁判」との批判もあるが?

 大室弁護士「『政治裁判』との批判は当たっていないと思っています」

 --今朝までかなり悩んでいたとのことだが、控訴するとの判断に転化した一番大きな理由は?

 大室弁護士「朝まで悩んでいたというのは山本先生です」

 《山本弁護士がゆっくりと語り出す》

 山本弁護士「控訴するべき、していいんじゃないかという部分も強くあったわけです。それに対して立証できるのかという反対の方向の考えもありましたが、議論する中でこの結論になりました。語彙(ごい)が少なくて答えられなくて、すみません」

 村本弁護士「いろいろなことを考えて控訴して原判決をひっくり返し、被告人の共謀があるというだけの説得ができるかというのを考えてきました。きょう最終的に議論をたたかわせて、控訴審の裁判官を説得できると思ったので控訴することを決めました」

 --補充捜査は任意か。令状を取って強制捜査の可能性は?
大室弁護士「具体的に令状を取ってまで考えているわけではありませんが、やらないとも決めていませんので、可能性としてはないわけではない」

 --(控訴に当たり)政治的な影響が大きいと…

 《大室弁護士は質問をさえぎるように、即座に答えた》

 大室弁護士「大きくないです」

 --そう考えたことは?

 大室弁護士「政治的影響は、今日の議論に入っていないですし、われわれも政治的影響を考えて結論を出そうという考えはありませんでした。その予想される政治的影響を考えて、この結論にいたろうとは毛頭思っていません」

 --政治的圧力などはあったか?

 大室弁護士「多くの人から『控訴するな』という意見は寄せられました。それが政治的な圧力とは思っていません」

 《質問者が村本、山本両弁護士にも水を向ける》

 村本弁護士「まったくないです」

 山本弁護士「ないです。たぶん、弁護士は政治的圧力を受けにくい職種だと思います」


  (1)はここまで

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by mew-run7 | 2012-05-09 20:07 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1)