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カテゴリ:小沢&秘書の裁判( 145 )

小沢・民主党潰しの国策捜査による西松・陸山会事件の裁判がついに終結


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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】


 これは『石川知裕の議員辞職決定~最後まで戦い、政治の道を進む決意・・・』の続報になるのだが。

先週、小沢一郎氏の秘書&衆院議員だった石川知裕氏が被告になっていた陸山会事件の刑事裁判で、最高裁が上告を棄却。石川氏の有罪が確定したことがわかった。(-"-)

『小沢一郎・生活の党代表(72)の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反(虚偽記載)事件で、最高裁第3小法廷(大橋正春裁判長)は9月30日付で、元秘書の前衆院議員、石川知裕被告(41)の上告を棄却する決定を出した。禁錮2年、執行猶予3年とした1、2審判決が確定する。同法の規定により執行猶予期間中は選挙への立候補が禁じられる。

 事件で東京地検に起訴された3人のうち、大久保隆規元秘書(53)と池田光智元秘書(37)は上告せず、それぞれ禁錮3年、執行猶予5年と禁錮1年、執行猶予3年の有罪判決が確定。東京地検が不起訴とした後、検察審査会の議決に基づき強制起訴された小沢氏は、2審で無罪が確定している。今回の決定で一連の事件の裁判が終結した。

 1、2審判決によると石川前議員は他の元秘書と共謀し、2004年に陸山会が土地を購入した際に小沢氏が提供した4億円を、同年分の政治資金収支報告書に記載しなかった。1審・東京地裁判決は、小沢氏の地元、岩手県の胆沢(いさわ)ダム受注に絡んで石川前議員が中堅ゼネコンから5000万円の裏献金を受領したと認め、虚偽記載の動機の一因だったと指摘した。

 石川前議員は05年衆院選に落選したものの07年3月に繰り上げ初当選。起訴後の10年2月に民主党を離党した。12年の衆院選には新党大地から立候補し、比例代表で復活当選したが、13年の高裁判決後に議員辞職した。(毎日新聞14年10月1日)』

* * * * *

 これで石川氏らの秘書が起訴されてから、4年半に及んだ陸山会事件に関する刑事訴訟は、全て終了したことになるのだが・・・。

 石川氏は取材に対して、今後も「無実を訴えたい」と主張していたとのこと。

『石川前議員は毎日新聞の取材に「ある程度覚悟はしていたが、最高裁の良識に期待もしており、司法に対する失望を感じる。これからも自らの無実を訴えたい」と強調した。有罪が正式に確定すれば次期衆院選に立候補できなくなるが、今後の政治活動については「気持ちを切り替え、後援会とも相談しながら継続していきたい」と話した。

 今年4月に政治学を学ぶため法政大大学院に入学した。同月初旬には、小沢氏と元秘書3人が事件後初めてそろい、東京都内のワインバーで入学祝いを兼ねて互いに近況を報告した。現在は平日は研究に取り組み、週末は地元の北海道・十勝に帰って政治活動を続けている。(同上)』

 また、小沢一郎氏は、改めて一連の捜査が「国策捜査」であったことを強調していたという。

『生活の党の小沢一郎代表は1日、自身の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で元秘書の石川知裕被告の有罪が確定することについて、「秘書の問題も私の問題も全て政治的意図を持った国策捜査の結果だ。検察の主張を裁判所が認めたことは大変残念であり、日本の司法制度に汚点を残す」と述べ、司法当局を批判した。衆院議員会館で記者団の質問に答えた。(時事通信14年10月1日)』

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 mewは、石川氏らの元秘書3人が起訴されてから、「小沢&秘書の裁判」というカテゴリーを作って、元秘書とその後、強制起訴された小沢氏の裁判について書いて来たのだが・・・。
 その記事の数は、前回までで144に及ぶ。(・・)

 それ以前の捜査に関する記事や、また東京地検特捜部、検察審査会などに関する記事などを加えれば、もしかしたら200を超えるかも知れないのだけど・・・。

(スタートは09年3月4日の『小沢秘書逮捕・・・ネタ探しに必死だった自民&検察は自信があるのか?&政権交代は必要』かな。)

 これで小沢氏&秘書の裁判が全て終わるかと思うと、ある意味では感慨深い部分もある。_(。。)_

 ただ、小沢氏は幸いに無罪判決(確定)を受けることができたものの、石川氏ら3人の秘書の有罪確定が確定したことには、怒りと無念さを覚えずにいられないし。

 また同時に、09年3月、小沢氏の元秘書・大久保隆則氏が西松事件でいきなり逮捕されてから始まった一連の捜査、検察審査会の審査、刑事裁判が、日本の政治に大きな影響を与えたか、また小沢氏や秘書3人の人生をいかに狂わせることになったかを考えると尚更に、単に残念とか無念とかいう言葉では片付けられない悔しさがあるし。
 改めて、コトの重大さを認識、実感させられるところもある。<というより、もっと世間に「コトの重大さを認識して欲しい」という思いの方が強いかも。(・・)>

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 何分にも5年以上もこの件を追いかけて来たので、色々と思うこと、書きたいことがあり過ぎて、なかなか考えがまとまらず、困っているような状況だ。(~_~;)

<どこから書き始めていいかもわからない。実は、ちょこまか書いていたのだけど。どの場面も一度書き始めると際限なく話が広がってしまい、収拾がつかなくなってしまうです。(>_<)>

 実際のところ、これまでも自民党内の権力争いやら米国や諸団体、組織などの思惑やらが絡んで、「国策捜査」だと言われるようなことはあったのだけど。<逮捕や起訴に至らず、スキャンダル右や辞任で終わらせることも多々あったけど。>

 まさか小沢一郎氏や民主党に政権を渡したくはないために、また政権をとられた後も尚、一日も早く小沢氏や民主党を潰すために、ここまで露骨に様々な力が働いたり、実際に検察が動いたりするとは思いもしなかったし。
 違法捜査のオンパレードだった検察はもちろん、検察審査会、裁判所の対応も含め、司法制度の公正さに対する信頼が大きく損なわれたことは言うまでもあるまい。(-_-)

 ただ、mewが残念に思うのは、一般国民の多くが、その問題に気づかずにいるかも知れないということだ。<以前よりは少し関心を持つ人が増えたかも知れないけど。>
 大多数のメディアが、「小沢=カネ」「小沢=悪」のイメージを前面に出して、あることないことを報じ、「小沢は何かやってるに違いない」という印象を与え、検察や司法機関などの諸問題を覆い隠してしまったところがあるからだ。(~_~;)

<今、朝日新聞の誤報が問題になっているのだけど。各紙は、小沢氏や秘書などに関して、裏づけもとらないまま好き勝手に誤った情報をたれ流していたことに関しては、検証や謝罪を行なう気はないのだろうか?^^; それとも、大部分は検察リークだった(&お国のため?)だったので、仕方ないって開き直っているのかな?(@@)>

* * * * * 
 
 時間ができたら、またゆっくりと(思い切って長々と?)この件について振り返ってみたいと思うのだが・・・。

 ともかく秘書3人がみんな有罪になったのは、本当に残念なことなのだが。大久保氏や池田氏は、既に新たな道を歩んでいるようなので、是非、それぞれに充実した日々を過ごして欲しいと願っているし。<池田氏は資格試験に合格したとのこと。逆境の中、本当によく頑張ったと思うです。おめでとう。m(__)m>
 そして、最後まで戦い続けた石川氏に敬意を表すると共に(理解あるパートナーを得て、本当によかったですね)、現在、大学院で勉強しながら、地元での政治活動も続けているということなので、是非、政治家として再起して欲しいと願っている。(・・)

 また、小沢氏が陸山会事件の裁判で、地裁、高裁とも無罪判決を得て、無罪が確定したことは、せめてもの大きな救いだったとは思うし。
 その前に、国策捜査のスタートとなった西松事件があって、小沢氏が代表辞任に追い込まれても尚、民主党が政権交代を実現できたことは、幸いだったとも思うけど。
 ただ、もはや政治の流れを戻すことはできないわけで・・・。(-"-)

 ついつい「もし09年3月に西松事件で小沢氏の秘書がいきなり逮捕されて、小沢氏が党代表を辞任することがなかったなら」「もし10年1月に陸山会事件で小沢氏の秘書が逮捕されることがなかったなら」「もし10年9月に小沢氏が検察審査会の議決によって強制起訴されることがなかったなら」、日本の政治はどのようになっていたのだろうかと、何かあるたびに思ってしまうのだけど。(~_~;)

<安倍自民党が政権を奪還してから、トンでもない国政が行なわれて、ますます日本がアブナイ状態になっていることを思うと尚更に。 (ノ_-。)>

 もし私たち国民が、このような政治、司法、マスコミなどの権力の横暴を見過ごしたり、許容したりすれば、日本はいつまで立っても真の民主主義国家にはなれないのではないかと思うし。
 そのためにも、決して西松事件&陸山会事件のことを忘れてはならないと。そして、しっかりと様々な権力を監視できる力を持った国民にならなければならないと(&国民の力で権力監視の媒体としてのメディアも育てなければならない)と、改めて強く思ったmewなのだった。(@@) 
 
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by mew-run7 | 2014-10-05 09:52 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1)

陸山会事件~田代元検事の不起訴が確定+身内に甘く、疑わしくても起訴せず




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 この記事では、小沢一郎氏&元秘書の捜査、公判に関する話を・・・。

 『前田元検事が、田代の虚偽報告を暴露&田代が不起訴なら、全ては闇に』の続報になるのだが。

 陸山会事件を担当し、虚偽の捜査報告書を作成した疑いで告発を受けていた元・東京地検特捜部検事の田代政弘氏に不起訴処分が確定した。

 最高検は、市民団代の告発を受け、田代氏を捜査したものの、不起訴処分に。市民団体の申し立てで東京検察審査会が審査し、不起訴不当の決議を行なったのだが。最高検が再捜査の結果、嫌疑不十分であるとして2度めの不起訴処分を下したため、田代氏の不起訴が確定することになった。(-"-)

 陸山会事件に関する東京地検特捜部の捜査には、違法性のあるものを含め、多数の問題点があるのだが。<実際、小沢氏の公判でも、石川氏らの公判でも、裁判官がその問題性を認め、検察側が収集&提出した多数の証拠を排除している。>

 まあ、検察の捜査の問題は、この事件に限ったことではないのであるが。
 この陸山会事件に特有の問題(おそらくは初めてのケース)として着目すべきなのは、検察官が自ら起訴できなかった被疑者を、検察審査会を利用して強制起訴させようとしたことにある。(**)

 特に、今回、嫌疑の対象になっている田代氏が作成した虚偽の捜査報告書は、その検察の謀略を暴く大きな決め手となっていただけに<実際、この報告書で田代氏が虚偽記載した石川氏の発言が、起訴相当の議決書の中で、小沢氏関与の裏付ける重大な根拠として記されていた>、mewとしては、何とか田代氏が起訴されて、公判の場で、一つでも多く、東京地検特捜部の捜査の諸問題が解明されることを強く願っていたのであるが・・・。
<別に真相解明のためなら、何でも起訴すればいいと思っているわけではないけど。mewは田代氏には、起訴するに足りる根拠があると思っているので尚更に。>

 田代氏の不起訴処分が確定したことで、その重要な機会を失うことになり、本当に残念・・・というより、無念でならないし。同時にある種の悔しさ、空しさが胸に広がっているような感じがある。(ーー)
 
* * * * *

『生活の党の小沢一郎代表が強制起訴された陸山会事件をめぐり、うその捜査報告書が作成された問題で、検察審査会が不起訴不当と議決した東京地検特捜部の田代政弘元検事(46)=辞職=について、最高検は31日、嫌疑不十分で再び不起訴処分とした。「記憶が混同したとの弁解を排除できず、故意に虚偽記載をしたと認めるのは困難」と理由を説明している。

 田代元検事は虚偽有印公文書作成などの容疑で告発され、最高検が昨年6月に不起訴としたが、東京第1検察審査会は今年4月、不起訴不当としていた。強制起訴につながる「起訴相当」議決ではないため、再度の不起訴に対し検察審の審査は行われず、元検事に対する捜査は終結した。

 田代元検事は2010年、小沢代表に対する再捜査の一環として、陸山会の事務担当者だった石川知裕元衆院議員=政治資金規正法違反罪で有罪、上告中=を再聴取し、捜査報告書を作成。勾留時の供述を維持した理由について、元議員が「『選挙民を裏切ることになる』と検事に言われたことが効いた」と説明したなどと虚偽の記載をした。(時事通信7月31日)』 
 
『生活の党の小沢一郎代表(71)が無罪となった陸山会事件の捜査をめぐり、東京地検特捜部の田代政弘元検事(46)=辞職=が虚偽の捜査報告書を作成した問題で、東京第1検察審査会が「不起訴不当」と議決した田代元検事について、最高検は31日、嫌疑不十分で再び不起訴とした。

 検審議決が強制起訴につながる「起訴相当」ではないため、再度の不起訴に対して検察審査会の審査は行われず、田代元検事に対する捜査は終結した。

 最高検によると、再捜査で田代元検事は故意の虚偽記載だったことを否定し、「以前の供述内容と記憶を混同した」との説明を展開した。最高検は「長時間の取り調べを後から思い出して捜査報告書を作成しており、記憶の混同という説明に不合理なところはない」と判断。「捜査を尽くしても故意があったと認定することはできなかった」と結論づけた。

 捜査報告書の虚偽記載をめぐっては市民団体が虚偽有印公文書作成・同行使などの罪で告発。最高検は田代元検事を不起訴としたが、検察審査会が今年4月に不起訴不当と議決したため、再捜査に着手していた。(産経新聞7月31日)』

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『■告発者「信頼回復不可能に」

 「上っ面ではなく指摘を謙虚に受け止めて捜査した結果、故意は認められなかった」。田代政弘元検事の不起訴処分を受けて、最高検の松井巌刑事部長は報道陣の取材に応じ、虚偽記載が個人の過失だったと繰り返し強調。一方、検察内部からは「問題が一区切りとなり安堵(あんど)した」「信頼回復はここからだ」との声が漏れた。

 最高検は4月の不起訴不当議決を受けた再捜査で、辞職後に都内で会社勤めをしている田代元検事から複数回にわたり事情聴取。6月には小沢一郎代表の元秘書、石川知裕氏からの聴取も試みたが、石川氏が録音を希望したために中止した。

 松井部長は「関係者の取り調べなどできる限りの捜査を行って、証拠を冷徹に検証した」と言及。「不起訴は身内に甘いのではないか」との質問には「甘くないことを示すのは難しいが、有罪を立証できないものは起訴できない」とした。

 また、第1検察審査会が議決で「田代元検事はベテランであり、記憶の混同は考え難い」と批判したことについて、松井部長は捜査報告書の作成が聴取の2日後だったことを指摘。「2日前のことを全て正確に記憶しているか、私でも自信はない。再聴取は5時間に及び、記憶の正確性は薄れていた。勾留中の取り調べと再聴取では同じ問題がテーマで、過去の記憶を想起させる要因があった」と語気を強めた。

 不起訴を受け、検察幹部は「重い十字架となっていた捜査報告書問題の結論が出たという意味で、ようやく一段落した」と安堵の表情を浮かべ、「新証拠がない以上、再度の不起訴は妥当だ」との見方を示した。

 一方、別の幹部は「田代元検事の個人ではなく、組織の問題と捉えて、反省が必要。立ち直りに向け歩んでいきたい」と語った。

 田代元検事を告発した市民団体の八木啓代(のぶよ)代表は同日、「最高検の再捜査結果は、検審の疑問に答えられておらず、議決を踏みにじっている。これで捜査は終わりで、国民に対する信頼回復は不可能になった」と批判した。(産経新聞7月31日)』

* * * * *

 上の記事の検察幹部等の言葉にもあるように、この事件は「田代元検事の個人ではなく、組織の問題と捉えて、反省」する大きなチャンスであったと思うし。この「重い十字架」をしっかりと組織全体で担いで、国民に自分たちの姿勢を示すことが、今後の検察のあり方を改善するためにも、国民の信頼を回復をするためにも大事な要素になったのではないかと思うのだけど。

 でも、検察はここで自らの問題点を明らかにして、自制&再出発する機会を・・・言い換えれば、自ら膿を出して自浄する大事な機会を失ったわけで。

<しかも、警察なども含めて、一般の被疑者、被告人には厳しく、疑わしきは罰するの精神で対応するのに対して、身内には甘く、疑わしくても罰しないの精神で当たることを、自らアピールしているように見えるとこもあったりして。(>_<)>

 八木啓代氏も言っているように、このようなことを繰り返している限り、検察が自己改革を行なったり、本当に国民の信頼を回復したりすることは難しいように思えた。(-"-)

* * * * *

 ただ、陸山会事件(&西松事件)に直接、間接的に関わった人たちはもちろんだと思うのだが。mewのように何の関わりはないものの、一連の検察の捜査やずっと様々な疑問を覚えて来た人たちもたくさんいるわけで。
 みんながこの件を忘れずに、決して風化させることなく、機会あるごとに、検察の諸問題に関して訴えて行くことが重要なのではないかと思うし。<検察の捜査は終結させても、私たちは簡単には問題を終結させてあげないのだ。(・・)>
 
 この田代氏の不起訴の件も含め、また改めてゆっくり書きたいと思っているのだが。<折角、西松事件の時から、ずっと追いかけて来たので、総括しないとね。>
 超微々力ながらも、今後もネットの片隅で、検察or司法全体の問題点や検察審査会のあり方(改善点)などに関して声を上げていけたらいいな~と思っているmewなのだった。(@@)

                        THANKS

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by mew-run7 | 2013-08-02 04:44 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback

前田元検事が、田代の虚偽報告を暴露&田代が不起訴なら、全ては闇に



  これは7月2日、2本めの記事です。

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 この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判+αに関連する話を・・・。

 これは、『田代元検事の再捜査で、最高検が石川元秘書の取り調べ自前録音を拒否』の続報になるのだが・・・。

 まず、昨日、共同通信が、元・東京地検特捜部検事の田代政弘氏の再捜査に関して、こんな記事を配信していた。

『最高検、田代元検事を不起訴へ 検審議決で再聴取

 陸山会事件の虚偽捜査報告書問題で、検察審査会が「不起訴不当」と議決した田代政弘元検事(46)=辞職=を、最高検が再聴取していたことが1日、関係者への取材で分かった。元検事はあらためて故意を否定しており、最高検は再び不起訴処分にする見通し。
 不起訴不当の議決は、強制起訴につながる「起訴相当」議決と異なり、再捜査で不起訴となれば捜査は終結する。

 最高検の再聴取は既に複数回実施。田代元検事は「当時、石川知裕元衆院議員(40)を何度も聴取しており、以前の供述内容と記憶を混同した」と、これまでと同じ説明を繰り返したとみられる。(共同通信7月1日)』

 他のメディアも何か関連報道を出すかな~と待っていたのだが。この田代氏の聴取に関しては、どこも何も報じていないようだ。(-_-;)

* * * * *

 田代氏は、陸山会事件で小沢一郎氏が不起訴処分を受けた件の再捜査で、石川知裕氏の聴取を行なった際に虚偽の捜査報告書を作成したとして、市民団体から告発をされていたのだが。最高検は、田代氏を不起訴処分の判断を下した。
 これを不服とした市民団体が検察審査会に審査の申し立てを行なうことに。そして、東京第一審査会が審査を行ない、「不起訴不当」の議決を出していた。

 最高裁は、この議決を受けて再捜査を行ない、改めて起訴するか否かを決することになるのだが。もし不起訴処分を下した場合は、ここで捜査も審査も終結することになる。(~_~;)

 そして、本来であれば、最高検は、検察審査会に「不起訴不当」との議決を受け、しかも議決書では「虚偽有印公文書を作成する故意がなかったとする不起訴理由は納得がいかない。捜査が不十分か(最高検が)不起訴にするために故意がないとしているとさえ見える」と指摘されているだけに、慎重かつ十分な捜査を行ない、結論を出す必要があるのではないかと思うのだが。

 検察審査会の議決に関するメディアの報じ方を見ると(上の記事もそうだけど)、最高検は、とりあえず形ばかりの再捜査を行なって、不起訴処分を下すことが既定の事実になっているような感じが。(-"-)

 上のリンク記事に書いたように、最高検は、石川知裕氏の聴取を見送っており、その後、聴取を行なったという情報は出ていないし。

 もし田代氏&上司の聴取だけ行なって、(検察ストーリーに乗る形で?)本人が「記憶が混同しただけで、故意はなかった」と改めて主張。上司からも「自分たちは何も知らない。関与や指示もしていない」と供述を得るだけで、「起訴すべき理由はない」と判断して、不起訴処分を下すことになるとすれば、あまりにも安易な決着のつけ方なのではないかと思う。(-"-)

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 陸山会事件の強制捜査の前に、大阪地検特捜部が、郵政不正事件の捜査で強引な取調べや証拠改ざんを行なっていたことが発覚。
 厚労省局長だった村木厚子氏のえん罪が認められ無罪判決を受けたり、同特捜部の元検事・前田恒彦氏&上司が逮捕、起訴されたりしたのだが・・・。

 先日、『政治史に残る小沢疑獄事件+大阪の元特捜部長は田代不起訴を不公平と批判』にも書いたのだけど。

 現在、公判中の元特捜部長の大坪弘道氏は、田代氏が不起訴処分だったことに対して、「犯人隠避事件より悪質で、組織的関与が強く疑われる今回の事件に最高検がとった今回の不徹底で緩慢な処置は、大阪に対する過酷な処置と比較してあまりに不公平」と指摘していたし。
 大阪地検特捜部OBの弁護士はこう憤る。現役検察官も「捜査にたずさわる者として、虚偽記載が記憶違いとは思えない」と疑問を呈していたという。(・・)

*****

 また、フロッピー改ざん事件で有罪判決を受けて、服役を終えた前田恒彦氏は、自分のフェイスブック「前田恒彦 -元特捜部主任検事のつぶやき-」を立ち上げ、元検察官の立場からさまざまな刑事事件に関してコメントを行なっているのだが。(コチラ
<自分の経験から刑事司法制度全体や刑務所などの実態などについても書いている。>

 前田氏は、10年1~2月の陸山会事件の強制捜査の際には、応援のため東京地検特捜部に派遣されていたとのこと。
 4月にfacebookに、こんな投稿を行っていた。

『私は、田代検事と仕事をするのは初めてだったが、彼が飾り気のない性格であった上、私から見て後輩とはいえ期が近かったこともあり、私が東拘に詰めるようになった初日から、彼と控え室などで気さくに話をするようになった。同じ「身柄班」として「閉ざされた空間」で一日の長い時間を共に過ごすことで、次第に一体感も生まれていった。また、最も重要な任務がそれぞれの担当被疑者に業者からの裏金受領を供述させるという実にハードルの高いもので共通しており、かつ、その点の捜査が進まずに苦労していたということでも共通していたことから、日を経るにつれ、お互いに胸を開き、陸山会事件捜査に関する様々な本音や愚痴などを語り合うようになっていった。そうした中のある日、私は、田代検事から驚くべき告白を聞くこととなった。』(4月23日)

『その告白は、強制捜査に着手した事情、特に事務担当秘書の逮捕に至った事情を聞く中で出てきた話だった。田代政弘検事は、逮捕前から事務担当秘書らの取調べを任されるなど、捜査において「主要な役割」を果たしており、そうした事情を知る立場にもあった。

告白のポイントは、次のようなものだった。
①田代検事は、逮捕前、事務担当秘書の取調べを行った際、その供述内容や態度、言動などを記載した「捜査報告書」を作成した。
②作成は、主任検事の指示によるものだった。
③捜査報告書は、逮捕状の取得に際し、裁判所に提出された証拠の一つだった。
④しかし、その内容は、「逮捕の必要性」を強調すべく、実際には事務担当秘書に「自殺のおそれ」をうかがわせる言動などなかったのに、そうした言動があったかのように記載するなど、事実と異なる虚偽のものだった。』(4月28日)

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 前田恒彦氏は、12年1月に陸山事件の小沢一郎氏の公判(一審)に証人として出廷している。

 詳しい証言内容は『小沢の第10回公判~前田元検事が、見立て違いだった検察の捜査の状況や問題点を次々と証言』をご覧いただきたいのだが。

 前田氏は、東京地検特捜部の捜査の様子を色々と公判で証言。

 検察幹部に「『この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢をあげられなければ特捜の負けだ』と言われた」と述懐した上で、検察側は企業献金を立証しようと懸命に捜査していたのだが、見立て違いだったのではないかという認識を示す発言を行なった。

「○○検事も『石川さんが5千万円(の裏献金を)受け取っていた事実はないんじゃないか』と言っていた。副部長の□□検事(法廷では実名)も『おそらくない』という認識で、私のところも大久保さんが500万円を受け取ったのがMAXと言っている。(検事らの)士気は下がっていた」

 また、田代検事(=OO検事)に関しても、こんな証言を行なっている。

「石川(知裕衆院議員(38)=同=)さんを担当していた○○検事(法廷では実名)は相当プレッシャーを受けていたみたいで。私は調書の内容もタイミングも任されていましたけど、○○さんはキャップに調書の原案を上げて、『朱入れ』(手直し)をされていた。私はキャップにいろいろ言われた記憶はなくて、任されていたんです」

「当時、確か石川さんが陸山会と関係なく、ウナギの養殖業者から賄賂をもらったという話があって。実は贈収賄にはあたらないんですけどね。それを贈収賄として調書を取って、『(収支報告書の)虚偽記載を認めなければ考えがあるぞ』と(□□検事が迫った)。それでも石川さんは頑張った。□□検事も『あいつ(5千万円を)受け取ってないんじゃないか』と話していた」

 しかも、前田氏は最後には、「私が裁判官なら、『無罪』と判決を書く。証拠がすべて出されたとしても…」とまで語っていたのであった。(・・)

* * * * *

 もし田代氏が起訴されて、刑事裁判を受けることになれば、&検察役の指定弁護士が本気で、田代氏を有罪に追い込む気であれば、前田氏を証人として呼び、田代氏に関して、上述のような証言を得ることができるし。
 田代氏の共犯として告発された(こちらも不起訴になった)上司たちの言動も、公の場で明らかになるかも知れないのだけど。

 ここで最高検が、田代氏に2度めの不起訴処分を下せば、公判で様々な事実や検察捜査のお諸問題が明るみになる機会も失ってしまうことになるわけで。

<しかも、安倍首相や、閣僚や自民党幹部の大部分は、検察捜査の問題の解明や解決には、全く関心がないような感じだし。(-_-;)
 メディアの多くも、何かこの問題には触れないようにしておこうみたいな感じがあるし。(-"-)
(東京新聞や毎日新聞、日刊ゲンダイは、今でもチョット頑張っているかな。(・・))>

 このまま陸山会事件に関する違法性の高い捜査や検察審査会の審査の諸問題が、闇の中に封じ込まれてしまうかと思うと、何だかやり切れない思いが募るばかりのmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2013-07-02 16:41 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback

政治史に残る小沢疑獄事件+大阪の元特捜部長は田代不起訴を不公平と批判



 これは6月26日、2本めの記事です。

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 旧PCから蔵出し記事を。(と言っても、今月中旬に公開されたばかりの記事だけど。^^;)

 日本政治史に残る小沢一郎氏疑獄事件 不可解な形で無罪放免
配信元:ポストセブン 2013/06/15

 政権党の実力者を標的にした「日本政治史に残る疑獄事件」は、やがて「特捜検察史上最大の失態」であることが明らかになった。国政を左右するほどの影響を与えた以上、この「冤罪事件」の総括はきちんとなされなくてはならない。ところがその当事者は、実に不可解な形で“無罪放免”となった。

 「不起訴不当」--文字の意味と実態が、これほど真逆な言葉は珍しい。

 「不起訴が不当」ならば、誰もが「不起訴を撤回して起訴する」と解釈するだろう。しかし、実際には「不起訴処分が確定する」という意味になるのである。

 4月22日、東京第1検察審査会(検審)は、虚偽有印公文書作成などの容疑で刑事告発された田代政弘・元検事(懲戒処分後、辞職)について「不起訴不当」とする議決書を公表した。

 田代氏の容疑は、小沢一郎・生活の党代表の資金疑惑捜査の際、小沢氏の元秘書だった石川知裕・代議士の取り調べに関して「虚偽の報告書」を作成したというものだ(※注1)。

 虚偽報告は捜査への信頼を揺るがす大問題だが、それ以上に大きいのは、この報告書が国政さえも左右する材料となったことだ。

 2010年2月、東京地検特捜部が不起訴とした小沢事件は、市民団体の申し立てによって検審(東京第5検審)で審査され、同年4月と9月に「起訴相当」議決が下った。「起訴相当」と「不起訴不当」は同じような意味に聞こえるが、全く違う。前述のとおり「不起訴不当」は不起訴が確定するのに対し、「(2度の)起訴相当」は自動的に強制起訴となり、容疑者は刑事被告人となる。

 民主党は小沢氏が2011年1月に強制起訴されたことを受けて、同氏の党員資格を停止し、小沢氏は昨年11月まで約2年間にわたって政治活動を制約された。小沢氏を排除した民主党は、党内対立を激化させた末に先の総選挙で敗れ、自民党に政権を明け渡した。小沢検審の「起訴相当」議決は、政治家・小沢一郎のみならず、国の行方までも変えたといえる。

 田代氏を「不起訴」にした理由は何なのか。もちろん田代氏が、虚偽報告書という“重要資料”を作成し、小沢氏の強制起訴を実現させた“功労者”だという要素はあるだろう。だが、それよりも大きな理由があるという。

 「田代が刑事被告人として法廷に立った時、何を喋るかわからない。前田の件は検察に大打撃となった。万一、同じことが起きれば検察は二度と立ち直れない」

 ある検察OBはそう口にした。「前田」とは、村木事件(※注2)の際に証拠改竄を行なったとして起訴された前田恒彦・元検事(実刑を経て満期出所)のことである。小沢捜査にも関わっていた前田氏は、小沢裁判の際に「特捜部は妄想を抱いて夢を語っていた」と、小沢事件が特捜部の暴走であったことを証言した。

 仮に被告人となった田代氏が、前田氏と同様の暴露をする事態となれば、もはや小沢事件が司法・検察の「小沢抹殺」であることが誰の目にもわかってしまう。

 田代氏の取り調べテープを録音し、虚偽報告書であることを証明した石川知裕・代議士が語る。

 「田代さんの審査では、検察側が強制起訴にならないような証拠だけを提出していたと思います。そうして彼の不起訴不当が決まった。

 法廷で明らかにする機会は失われましたが、それでも田代さんが真実を話すことが大切です。虚偽報告書の作成は、田代さんの独断ではないでしょう。“検審に小沢一郎を強制起訴させるためには、小沢の印象を悪くする操作が必要だ”と考えた検察組織の中で、たまたま田代さんが私の取り調べを担当した。

 そして、録音テープによって田代さんは検事の職を失うことになった。彼は私のことを恨んでいるかもしれませんが、私自身は田代さんに同情的です。彼が自ら真実を話すために協力したい」

 【※注1】2010年5月、田代検事が石川氏を聴取した捜査報告書には「『選挙民を裏切ることになる』と検事にいわれ、(小沢氏の関与を認める)供述を維持した」と記され、その報告書は小沢事件を審査する検審に提出された。だが、この取り調べ時に石川氏が録音していた記録にそうしたやり取りがなかったことが、後に小沢氏の公判中に明らかにされた。田代氏は刑事告訴されたが「記憶が混同した」と説明し、検察は不起訴とした。

 【※2】大阪地検特捜部は2009年、広告会社が郵便割引制度を悪用して多額の郵送料を免れたとする郵便不正事件に、厚労省局長の村木厚子氏が関与していたとして逮捕。だが、後に担当検事だった前田恒彦氏が証拠のフロッピーディスクを改竄していたことが発覚。前田氏は証拠隠滅罪で逮捕され、村木氏は無罪となった。

 ※週刊ポスト2013年5月17日号

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 もうひとつ、興味深い記事を・・・。<これはちょうど1年前の記事>

 この記事の中に、大阪地検特捜部が村木厚子厚労局長をえん罪で逮捕、起訴した「郵政不正事件」の話が出て来るのだが・・・。
 
<この逮捕は、衆院選直前の09年6月になされたのだが。大阪地検特捜部は、民主党の石井一副代表(当時)が不正書類作成に関わっていたことを立証して、民主党にダメージを与えようとしていたという見方が有力だ。(検察は石井氏が絡んでいる可能性を報道にリークしていたです。)
 ただ、村木厚子氏らが石井氏から要請を受けたことを否定。また石井氏本人が、自らアリバイを証明することができたため、石井氏への強制捜査は行なわれずに終わった。>

 大阪地検特捜部では、前田元検事がフロッピーを改ざんしたとして逮捕・起訴され、有罪判決を受けることに。
 さらに前田氏の上司だった元特捜部長の大坪弘道氏らも、前田氏の犯罪行為を知りながらかくまったとして、最高検に犯人隠避罪で逮捕・起訴されることに。
 大坪氏らは、起訴された犯罪事実を全面否定しており、1審の大阪地裁で有罪判決を受けたものの控訴。現在、2審の公判中だ。

* * * * *

 でもって、その大坪氏が、昨年、田代元検事に最高検が不起訴処分を出したという話をきいて、大阪地検への対応と比較して「不公平だ」と批判していたというのだ。<他の大阪地検関係者の中にも、疑問を唱える人が複数いたようだ。>
 
『田代検事不起訴に「不公平だ」大坪元特捜部長が怒り

 陸山会事件をめぐる虚偽の捜査報告書問題で、法務・検察当局が27日に元東京地検特捜部の田代政弘検事(45)を不起訴にしたことに対し、特捜検事による押収資料改竄(かいざん)・犯人隠避事件の舞台になった大阪では、「甘すぎる」と処分内容を批判する検察関係者が目立った。

 「虚偽の捜査報告書を作成して、なぜ嫌疑不十分で済むのか」。大阪地検特捜部OBの弁護士はこう憤る。現役検察官も「捜査にたずさわる者として、虚偽記載が記憶違いとは思えない」と疑問を呈した。

 犯人隠避の罪に問われ、1審で有罪判決を受けた元特捜部長の大坪弘道被告(59)=控訴=は弁護人を通じてコメントを公表。「犯人隠避事件より悪質で、組織的関与が強く疑われる今回の事件に最高検がとった今回の不徹底で緩慢な処置は、大阪に対する過酷な処置と比較してあまりに不公平」と指摘した。

 一方、ある元大阪地検幹部は「虚偽記載を過失と判断したなら、逮捕や起訴は難しい。東京に甘くて大阪に厳しいと一概に言えない」と冷静に受け止めた。(産経新聞2012年6月28日)』

* * * * *

 東京地検特捜部は、田代氏の虚偽の報告書作成に上司は関与していないと判断し、上司らも不起訴処分にしたのだが。
 おそらく大坪氏は、(実際に特捜部長だった経験から考えても?)この田代氏の虚偽記載に上司が絡んでいると考えている様子。それゆえに「組織的関与が強く疑われる今回の事件に最高検がとった今回の不徹底で緩慢な処置」というコメントを出したのではないかと察する。(~_~;)

<まあ、mewから見れば、虚偽の報告書を作成してまでして、検察審査会を悪用する形で小沢氏を強制起訴しようとした東京地検特捜部も、証拠物のフロッピーを改ざんを行なった大阪地検特捜部も、同じぐらい重大な問題性のある行為だと思うし。もし上司もそれに関与している場合は、どちらも責任が重いと思うのだけど。
 どちらの上司も関与を否定している中、最高検の東京と大阪への対応はかなり異なるだけに、大坪氏がその点で不公平だと感じるのは理解できる部分がある。>

* * * * *

 この件について、もう少し書きたいことがあったのだけど。時間がなくなってしまったので、中途半端ながら、今回の記事はここまでで終わりにしたい。

 ただ、ともかく最高検が、この陸山会事件(小沢疑獄事件)を闇に葬ってしまわないためにも、これからも、チョコチョコとこの問題を取り上げて行きたいと思うし。
 ひとりでも多くの人が、検察の捜査の問題はもちろん、検察がもしかしたら(背後にいる勢力の意向もあってか?)特定の政治家を潰す意図で、強引な捜査や起訴を行なおうとした可能性があることを認識してくれるといいな~と願っているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2013-06-26 20:34 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback

田代元検事の再捜査で、最高検が石川元秘書の取り調べ自前録音を拒否



  これは6月16日、2本めの記事です。

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この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判に関連する話を・・・。

 これは『田代元検事が不起訴不当にbut上司2人は不起訴相当。Wで納得行かず。 』の続報になるのだが・・・。

 陸山会事件で小沢一郎氏の元秘書だった石川知裕氏の取調べを担当していた東京地検特捜部の田代政弘元検事が虚偽の捜査報告書を作成した件で、最高検は不起訴処分を下したのだが。
 今年5月、この処分に対し、東京第一検察審査会が不起訴不当の議決を出したため、最高検が再捜査することになった。

 そこで最高検は、石川知裕氏に任意の聴取に応じるように要請したのだけど。石川氏が、持参した機器で録音を希望したところ、最高検がこれを拒否したため、聴取が中止されることになったという。(~_~;)

『「自前」録音拒否で石川元議員への聴取中止 虚偽捜査報告書の再捜査

 生活の党の小沢一郎代表(71)が無罪となった陸山会事件の捜査をめぐり、東京地検特捜部の田代政弘元検事(46)=辞職=が虚偽の捜査報告書を作成した問題で、最高検が元秘書、石川知裕元衆院議員(39)=上告中=の任意の事情聴取を試みたが、石川氏が持参した機器での録音を希望したため、中止したことが15日、石川氏への取材で分かった。

 田代元検事は平成22年5月に石川氏の取り調べを担当したが、その際の捜査報告書に虚偽記載があったとして市民団体が虚偽有印公文書作成などの罪で告発。最高検は田代元検事を不起訴としたが、東京第1検察審査会が今年4月に「不起訴不当」と議決したため、再捜査に着手している。

 石川氏によると、今月14日午後、最高検の聴取要請を受け、東京・霞が関の検察庁舎を訪れた。代理人弁護士の同席が認められ、検察が用意した機器で録音・録画されることになった。しかし、石川氏が持参したICレコーダーでの録音を申し出ると、担当検事は「捜査の内容が外部に漏れる可能性がある」と拒否したため、聴取は中止となったという。

 産経新聞の取材に石川氏「検察側だけでなく、自分が話したことを自分でも記録しておきたかった」としており、自前での録音が認められれば応じるという。(産経新聞6月15日)』

* * * * *

 この件に関しては、15日の東京新聞朝刊がもう少し詳しい記事を載せていたのだが。記事を公開していないので、気になった部分だけちょこっと記すと・・・。

『石川氏によると、最高検は東京・霞ヶ関の検察庁の取調室に録音・録画(可視化)の機器を用意していた。
 石川氏が「こちらも録音させて欲しい」と申し出たが、検事は「捜査情報が漏れる可能性がある」として拒否。同席した代理人弁護士が「それでは応じられない」と伝えたが、検事が認めず、この日の聴取は見送られた。

 石川氏は本紙(東京新聞)の取材に「しゃべったことがどう使われるのかわからないので、ちゃんと記録しておきたかった。可視化に応じる意向を示したのに、なぜこちらの録音が認められないのか」と話した。』

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 石川氏は、10年5月に小沢一郎氏の再捜査で、田代元検事から任意の聴取を受けた際に、ICレコーダーに取調べ内容を録音。
 その録音内容から検察側が不当な手段で取り調べを行なっていたことがわかり、公判の際には、裁判所が関連する証拠の採用を却下することに。
 また、田代元検事の作成したこの取調べに関する捜査報告書に、録音内容と異なる(=石川氏が取調べで語っていない)虚偽の記載が多数含まれていることが発覚。田代氏はそのために告発を受け、最高検の捜査を受けることになった。(・・)

 つまり、石川氏にしてみれば、自分のICレコーダーで取調べ内容を録音することは、自分の身を守ることや、検察が録音内容を編集したり、報告書に虚偽記載を行なったりするのを防ぐことにもつながるわけで。
 それゆえに、今回もICレコーダーでの録音を申し出たのではないかと思われる。(**)

* * * * *

 先週、『郵政冤罪の村木厚子が厚労次官に~検察改革&弱者支援に期待』という記事の最後の方で、法制審議会の取り調べ可視化の議論について触れたのだが。

 民主党政権下の法制審議会では、取調べの可視化に関する議論が随分進んでいたのであるが。
 昨年末、自民党が政権を奪還してから、何だか流れが後退し始めているようなところがあって。今年1月に出されたとりまとめの素案では、検察側の裁量の幅が広く認められるような内容になっていたため、これではもし可視化に関する法案を作っても、結局、骨抜きの法律&検察ペースの運用がなされてしまうのではないかという懸念の声が出ている。(~_~;)

 また、今後、石川氏のように自分が持参した機器に録音や録画を行なうことを要望する被疑者や参考人が増える可能性もあることから、そのようなケースに関してもきちんと議論する必要があるのではないかと思うmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2013-06-16 09:01 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1)

検察審査会議決の不透明・補助弁護士はワケあり元検察幹部by江川紹子


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この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判に関する話を・・・。

 検察審査会が、東京地検特捜部の田代元検事を不起訴不当、上司2名を不起訴相当の議決を出したことを受けて、江川紹子氏が、検察審査会の審査の問題点に関する文を寄稿していたのを見つけたので、ここにアップしておきたい。

 mewも以前、書いたことがあるのだが。検察審査会の審査員は法律のシロウトが集まっているため、説明役の補助弁護士の役割が重要になる。
 事案を担当する補助弁護士が公正中立な立場で説明してくれる人であればいいのだが。その気になれば、どちらの側にも誘導することが可能なのではないかと思われる。

 できれば、補助弁護士も色々な立場の人が複数人いた方がベターではないかと思うのだけど。<元検察官の方が刑法的な解釈や、捜査、処分に関して説明しやすいだろうけど。検察サイドに寄った説明をする可能性も大きいので、その点では問題があるかも。>
 ただ、実際のところ、じゃあ、どのようにして補助弁護士を選べばいいのか、その選任の方法を決めるのも難しいものがあるし。予算にも限りがあるだろうし。
 今後の検察審査会制度を考える上で、大きな課題になるのではないかと考えている。(・・)

* * * * *

「検察審査会議決の不透明・補助弁護士はワケあり元検察幹部


 江川 紹子 | ジャーナリスト 2013年4月22日

陸山会事件の捜査報告書に虚偽の記載をした、東京地検特捜部の田代政弘元検事や上司の佐久間達哉元部長らを不起訴処分としたのはおかしいとして、市民団体が検察審査会に申し立てていた件で、東京第1検察審査会は4月19日付で、田代元検事に関しては不起訴不当、佐久間元部長ら上司については不起訴相当とする議決をした。検察は再捜査を行うことになるが、その後で再び不起訴処分とするのは目に見えている。この議決が出る過程には、自身が不祥事で処分を受けた元検察幹部が、審査補助員として関与しており、制度の不透明さも改めて問題になっている。

「検察はごまかしている」
検察の主張は、検察審査会には受け入れられなかった議決書の中には、検察に対して厳しい言葉が並んでいる。

田代報告書に関しては、次のように認定した。

〈田代報告書の内容が事実に反することは、A(小沢一郎氏)の公判における裁判の決定等でも指摘されており、このような指摘は一般常識に照らしても納得できる。

まだ、田代報告書の実際の弊害として、田代報告書の提出を受けた東京第五検察審査会は、田代報告書を基に、B(石川知裕氏)がAへの報告・相談等を認める旨の供述を維持した再捜査の供述の信用性を認めるなど、公文書の内容に対する公共的信用を害している〉

〈読み手に誤解をさせるおそれを払拭できない〉

虚偽の内容を書く故意を否定し、事実と異なる記載になったのは、「記憶の混同」とした田代元検事の弁明やそれを是認した検察の判断を〈簡単に記憶の混同を起こすとは考えられない〉と一蹴。さらにこうも書いている。

〈何らかの意図があってこのような報告書を作成したのではないかと推察される〉

〈故意がなかったとする不起訴裁定書の理由には十分納得がいかず、むしろ捜査が不十分であるか、殊更不起訴にするために故意がないとしているとさえ見られる〉

不起訴理由を説明した検察官に対しても、検察審査会の委員は率直な疑問をぶつけたようだ。次のような記載がある。

〈田代は40才台半ばのベテラン検事であり、同一の被疑事実で同一の被疑者とはいうものの、2日前と約3か月前の取調べの記憶を混同することは通常考えがたい。この点、検察審査会において説明した検察官は、審査員からの「駆け出しの検事ならいざ知らず、40才台のベテランの検事である田代が、簡単に記憶の混同を起こすとか、勘違いをすることが有り得るのか」という趣旨の質問を受け、「検事も人の子ですから、間違いはあると思う」旨答えているが、それでは答えになっておらず、むしろ、答えに窮して、表現は悪いが、誤魔化していると評さざるをえない。〉

まことに適切な質問であり評価である、と思える。 』

、下につづく

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『ここまで、検察の判断の問題を理解していれば、当然「起訴相当」の議決が出ていてもおかしくない。なのに、議決書は結論においてにわかにトーンダウン。

〈以上に指摘した点を踏まえて、本件についての不起訴処分は、不当であると判断し、より謙虚に、更なる捜査を遂げるべきであると考える〉

今後の対応を、検察に預けてしまったのである。

検審はブラックボックスだ
それだけではない。

佐久間元部長らに関しては、あっさりと不起訴を肯定してしまった。

〈供述に不自然な点はあるものの、虚偽公文書作成・同行使罪の成立を認めるような証拠は見当たらないし、検察庁の捜査差においても、関係人に対する捜査は尽くされている〉

検察が組織を挙げて、彼らの不起訴のための証拠作りをしたのだろうから、簡単に「成立を認めるような証拠」があるとは思えない。

しかし、田代元検事に関しては、検察の「誤魔化し」を見抜いた検審が、佐久間元部長らに関しては、その言い分をすんなり信頼してしまったのだろう。

これについて、検審への申し立てを行った「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」の八木啓代代表は、次のように語る。

「検察はごまかしていると言い、『記憶の混同』についての田代供述は信用できないと言いながら、佐久間元部長らは関与していないという田代供述を採用しているなど、おかしい。非常に検察に甘い議決だ」

「起訴相当」と「不起訴不当」では、その後の展開がまったく違う。「起訴相当」であれば、検察が再捜査を行い、再度不起訴にしても、もう一度検察審査会が起訴議決をすれば強制起訴となる。「不起訴不当」であれば、形だけ再捜査を行い、再度不起訴にすればそれで終わり。今回の一件について、検察関係者を免罪する議決だ。

記者会見する八木代表こうした議決となったことについて八木代表は、以下のように指摘する。

「こんな議決のために9か月もかかっているのは変だ。その間に、委員の交代が2度あった。起訴議決を出しそうな雰囲気になると引き延ばしていたのではないか。そういうことを調べたくても、検察審査会はブラックボックスで、委員に対して非常に大きな影響を与える補助弁護士がどのように選ばれたのか、どのような助言をしたのかも分からない」

元検察幹部が審査補助員に
まさに、その補助弁護士が、このような「検察に甘い」結論を出すキーパーソンだったのかもしれない。

今回、審査補助員として関わった澤新弁護士は、元検察幹部である。新聞各紙の過去記事からその足跡を追ってみると…

1989.3.28 横浜地検総務部長(その前は、東京高検検事兼東京地検検事)

1991.4.1   東京高検検事

1991.9.17 水戸地検次席検事

1993.7.2 東京高検公安部長

1993.12.1 福岡地検次席検事

1995.7.31 秋田地検検事正兼仙台高検秋田支部長

1996.10.1 最高検検事

1997.6.4  新潟地検検事正

1998.6.10 最高検検事

そして、翌年3月に弁護士登録をしている。 』

<下につづく>

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法律問題には素人の一般市民が集まって判断する検察審査会。そこに、唯一の専門家として助言をする補助弁護士の発言が、どれほどの重みと影響力を持つかは、想像に難くない。

検察組織全体の問題にも発展しかねない今回の審査に、元検察幹部がどういう「助言」をしたのだろうか…。

補助弁護士自身が、不祥事で退職
それだけでも様々な疑問が生じるが、問題はこれだけではない。実は、澤弁護士自身が、不祥事で処分を受け、検事を辞職をしているのだ。

原因となったのは、相続税の申告漏れを指摘した税務署に対し、「検事正」の肩書きで抗議文を送るなどした問題。1998年6月18日付の読売新聞が、以下のように報じている。

〈関係者によると、沢検事が秋田地検検事正だった1995年12月、妻の父親である元検事長が死亡し、同検事は、遺産を相続した妻と義母に代わって、東京・玉川税務署に相続税の申告を行った。その後の税務調査で割引債など2億数千万円の申告漏れを指摘されたが、同検事側は「割引債などは見たこともない」などと否認し、同税務署との間で争いとなった。

沢検事は昨年6月、新潟地検検事正に異動。今年初め、同地検の封筒を使い、「新潟地検検事正」名で抗議文を送付したが、中には「検察庁法上、有効な書面」という記載もあったという。〉

その後、「沢検事」は修正申告に応じたが、法務・検察当局は、この抗議文が「(国税当局への)圧力とも受け取られかねないものだった」として、98年6月10日付で最高検に異動させた。

法務省は、「検事正名で抗議をしたことで、国民から見てその地位を不当に使ったのではないかとの疑いが生じる恐れがあり、不適切な行為」として、同月19日付で「沢検事」を国家公務員法に基づく戒告処分とした。「沢検事」は同日付で辞職。6月19日付の読売新聞には、本人のコメントが掲載されている。

〈沢検事は同省に対し、「検察全体の名誉にかかわることで、申し訳なかった」と話している。〉

「検察全体の名誉にかかわる」不祥事で処分を受け、検察を辞職した人が、今回のように、まさに検察全体の信用にかかわる事件で、検審の補助弁護士を努め、本当に公正な立場から、もっぱら法律的な助言のみを行った、と信じ切ることができるだろうか。

様々な疑問が湧いてくる。だが、検察審査会の議事録は、補助弁護士の助言内容すら公開されない。

真相解明が必要だ
それにしても、そもそも、なぜ、このように疑問を持たれかねない人が補助弁護士に就任したのか…。

八木さんは言う。

「補助弁護士は、弁護士会の推薦ということになっているようです。なぜ、どのような経緯で彼が補助弁護士となったのか、日弁連に質問書を出すつもりです」

様々な疑惑や疑念を抱かれるのでは、検察審査会の制度まで、国民の信頼を失ってしまう。

少なくとも、補助弁護士の助言の内容、検察官の説明と審査員のやりとりくらいは、議事録を明らかにすべきだ。

また、今回の議決書の中でも明らかなように、この虚偽捜査報告書問題についての検察の主張は、「ごまかし」と言われて仕方のないものだった。このまま幕引きをしても、検察に対する信頼が回復することはないだろう。今回の八木さんたちの検審への申し立ての目的は、田代元検事らに対する刑事罰ではなく、きちんとした真相解明だった。

強制起訴となり、指定弁護士が検察官役となって法廷で真相解明を行う道が閉ざされた以上、法務大臣が主導して、第三者による検証委員会を立ち上げてもらいたい。谷垣法相の検察改革に対する本気度が問われる。 』

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by mew-run7 | 2013-04-29 02:22 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback

石川が5月に議員辞職か?+検察審議決~手抜き再捜査では困る

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この記事では、小沢一郎氏&秘書の公判に関する話を・・・。

<GWは何日か休みがとれそうなので、その間に報道記事を集めて、田代元検事の検察審査会の件に関する記事をいくつかアップしたいと思っている。>

 まず、これは、『小沢秘書の公判~石川知裕が議員辞職を決断か?去就問題の経緯』の続報なのだが・・・。
 産経新聞に、石川氏が5月に議員辞職をするという記事が出ていたのだが。ここにアップしておくです。

『生活の党の小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」による土地購入をめぐり、政治資金規正法違反罪に問われ、1、2審で有罪となり上告した新党大地の石川知裕衆院議員(比例代表北海道ブロック)が5月に議員辞職することが26日、分かった。上告は取り下げないという。

 石川氏は昨年12月の衆院選に北海道11区から出馬し、比例復活で当選した。辞職に伴い、新党大地の北海道ブロックで惜敗率が次点だった鈴木宗男・新党大地代表の長女、貴子氏が繰り上げ当選する予定だ。

 鈴木氏はこれまで、上告を取り下げ、公民権停止期間を経て次期衆院選に備えるべきだと進言。石川氏は後援会から一任を取り付けていた。(産経新聞4月26日)』

<共同通信4.26も『石川知裕衆院議員が、5月に議員辞職する考えを関係者に伝えたことが26日、分かった。上告は取り下げないとしている。5月に正式に記者会見で表明する』と報じていた。>

* * * * *

 上のリンク記事に、この件の経緯を書いたので、詳しいことはそちらをご覧頂きたいのだが・・・。

 石川氏ら3人の秘書は、先月、東京高裁で有罪判決を受けることになったのだが。(石川氏は、禁錮2年、執行猶予3年。)一般的に、最高裁では、事実の審理を行なう可能性は乏しいため、有罪判決が覆される見込みがほとんどないのが実情だ。
 そこで、他の2人の秘書は、早く判決を確定&訴訟を終了し、新たな生活をスタートさせるために上告を断念したのだが。石川氏は、判決に納得が行かないとして、即日上告を行なっていた。

 しかし、石川氏が今、所属している新党大地の鈴木宗男代表は、石川氏にすぐにも上告を取り下げた方が得策ではないかと提案していた。
 石川氏は、もし刑を確定すれば、公民権停止により議員資格を失うことになるのだが。早く刑を確定させて、3年間の執行猶予期間を無事に過ごし、公民権が復活すれば、3年後に行なわれるかも知れない次の衆院選出馬に間に合う可能性があるからだ。
 また、もし石川氏が今、刑を確定させ議員資格を失った場合、大地は比例2位の鈴木貴子氏(宗男氏長女)が繰り上げ当選するので、7月の参院選に向けた国会&選挙活動にもプラスになる可能性が大きい。

 石川氏は、高裁判決が出てからずっと迷っていたようなのだが。もし上告を取り下げれば、判決内容を認めたとみなされるだけに、それだけはしたくなかった様子。そこで、自ら議員を辞職して、大地の比例で得た議席は鈴木貴子氏に譲った上で、公判は最後まで戦うという道を選ぶことにしたのではないかと思われる。
 mewは、勇気ある決断をした石川氏を応援したい。ガンバ!o(^-^)o 
 

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 次に、こちらは『検察は、新たな組織犯罪を犯すのか?~特捜部元検事の捜査&審査議決』『石川は、田代を検察組織の犠牲者で「かわいそう」とコメント&議決書』の関連記事になるのだが・・・。

 東京新聞4月23日が、『検察審議決 手抜き再捜査では困る』という社説を出していたので、それをアップしておきたい。

『陸山会事件で、架空の捜査報告書を作成した元検事を「不起訴不当」と検察審査会は議決した。市民の検察不信は消えてはいない。手抜きと言われぬよう、最高検は徹底した再捜査を尽くすべきだ。

 「検事から『議員なのにうそをついたら選挙民を裏切ることになる』と言われたのが効いた」

 問題の捜査報告書には、そう書かれている。二〇一〇年に検察審査会が生活の党の小沢一郎代表を起訴相当と議決した後、小沢氏の元秘書だった石川知裕議員が再聴取で東京地検の検事に話したとされる発言だ。

 石川議員はICレコーダーで録音したため、架空のやりとりが明らかになった。このくだりだけではなくて、報告書の大半が、検事の“作文”だった。

 だが、最高検は昨年六月、この検事を不起訴とした。「故意は認められなかった」という理由だった。この処分を不服として、市民でつくる検察審に判断が回されたのは当然の成り行きといえる。

 「検事の弁解をうのみにしていないかとの疑念は払いがたい」「一般常識に照らしても、記憶の混同を基礎付けるものとは言い難い」-。検察審の議決書には検察に厳しい言葉が並んだ。

 「ベテラン検事が簡単に勘違いすることがあるか」との市民の質問に、別の検事は「検事も人の子だから間違いはあると思う」と答えたという。議決書には「答えになっておらず、むしろ答えに窮して、ごまかしていると評せざるを得ない」とまで書かれた。

 「不起訴不当」とした結論は、「捜査が不十分であるか、ことさら不起訴にするために故意がないとしているとさえ、みられる」と、明言している。これが市民の常識的判断なのだ。最高検は再捜査することになるが、「故意がない」程度の言い訳はもはや通用しないと考えるべきである。

 確かに強制起訴に至る一ステップの「起訴相当」議決ではなかった。だが、市民が議決書の言葉で突きつけたのは、検察への不信そのものだ。再捜査次第では既に辞職した元検事を起訴することもできる。もし「ごまかし」で、不起訴とし、幕引きするなら、再び検察不信が高まるのは必然だろう。

 陸山会事件は検察が暴走したら、どう止めるかという問いも投げかけた。法相の指揮権と検察審査会、検察内部の監察指導体制の三つしかない検察のチェックシステムも再考すべきではないか。』

 これを読んで、毎度ながら、東京新聞とは考えが合うな~と嬉しくなったりもして・・・。"^_^"

 ただ、今後、検察の捜査やあり方を含め司法全体の改善や、検察審査会制度の問題点を解決して行くためには、マスコミがしっかりとウォッチしたり、問題点を指摘したりすることが何より重要になるわけで。<それが冤罪を防ぎ、国民の権利や社会の安全を守ることにもつながるのだしね。>
 他のメディアも、検察の捜査や検察審査会の問題に関して、もっと積極的に取り上げて欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
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by mew-run7 | 2013-04-27 02:07 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback

石川は、田代を検察組織の犠牲者で「かわいそう」とコメント&議決書



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この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判に関する話を・・・。

 これは『検察は、新たな組織犯罪を犯すのか?~特捜部元検事の捜査&審査議決』のつづきになるのだが・・・。

 田代政弘元検事らを告発&検察審査会への審査申し立てを行なった「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」のHPに、今回の件に関する検察審査会の議決書がアップされていた。

 mewは、平日には全文をゆっくり読む時間がとれないので、週末に読んで、気付いたことや感想を書きたいと思っているのだが。
 関心のある方は、コチラのHPから議決書(PDF)をお読み下さい。

* * * * *

 また田代元検事が捜査を担当していた小沢氏の元秘書&現衆院議員の石川知裕氏が、この件に関するコメントを発表。また、「ともひろ日記」にも記事を書いていた。

『田代元検事から取り調べを受けた石川議員は22日、毎日新聞の取材に「不起訴不当議決に関して特に感想はない。むしろ田代元検事は、検察審査会を利用して小沢代表を強制起訴しようとした検察組織の犠牲になっており、かわいそうだと思っている。大切なことは田代元検事に真実を話してもらうことだ」と話した。(毎日新聞4月22日)』

 ともひろ日記 石川ともひろ ウェブサイト(コチラ

 2013年4月22日 

『不起訴不当

東京第一検察審査会が、陸山会事件での取り調べを問題とした「虚偽捜査報告書事件」について、元検事を一部「不起訴不当」とする議決を出した。

検察審査会での議決は、年明け早々にも出るのではないかと言われていた。各社の社会部の記者の中には「1月下旬にも出るかもしれませんよ」と予想していた者もいたので、随分と時間がかかったなと思う。新しい資料などを提出したりしていたと記者から聞いていたが、私どもの高裁判決の前には出したくなかったという、検察側の意図が感じられる。

私自身は、田代検事が可哀そうだと思っている。

なぜなら、一連の虚偽記載の罪を被せられているからである。

小沢を起訴できなかった検察が、組織ぐるみで検察審査会を利用して「強制起訴」に持ち込もうとした事が仇になり、一検事を犠牲にしてしまったのが真相だ。

大事なことは、真実を明らかにすることだ。

それが、二度と不幸な国策捜査を生まないことにつながるからである。』

* * * * *

 、実は、mewも、田代氏らの検察審査会の議決がなかなか出て来ないことを不思議に思っていたのだけど。
<小沢氏の場合、審査申し立てから1回目の審査議決が出るまで3ヶ月もかかっていなかったのだが。田代氏らの審査申し立ては昨年8月に出されたのに、なかなか審査や議決に関する報道がなされなかったので。>

 石川氏の日記を見て、確かに、もし田代氏らが「起訴相当」「不起訴不当」の議決を得たになった場合、石川氏らに有罪判決を下すのは不都合なので、石川氏らの高裁判決が出るのを待っていた可能性も否定できないように思ったです。(・・)

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 今回、石川氏が、田代氏のことを「検察組織の犠牲になった」「かわいそう」だと感じている最大の理由は、今回の田代氏が審査を受けた虚偽報告書作成の犯罪行為は、東京地検特捜部が小沢一郎氏を何とか強制起訴しようと企んで行なった行為のほんの一部に過ぎないものだからだろう。(・・)

 実際、検察審査会に提出された捜査資料は、この田代氏の捜査報告書だけではなくて、他に上司らが小沢氏の関与を推認させるために作ったものが何通もあったことがわかっている。
<関連記事・『小沢公判~捜査資料の開示で、検察の思惑&さらなる違法行為がが明るみに』>

 また、この捜査報告書も、田代氏が自分の考えで作ったものではない可能性が大きいのだ。
 田代氏は、石川氏に再聴取を行なう前に、「上司から供述を維持させるように指示を受けていた」とか、「捜査報告書の書き直しをさせられた」「上司があとから、報告書に手を加えた」などの報道もなされていたからだ。
<時間がないので、あとで関連記事を見つけて、リンクを貼りたいと思うです。>

 それこそ小沢氏の公判(1審)を行なった東京地裁も、判決文の中で、このような指摘をしているほどだ。

『東京地裁は「検察官が事実と異なる捜査報告書を作成して、検察審査会に提出し、判断を誤らせるようなことは決して許されない」と検察を厳しく批判したうえで、「東京地検特捜部が事件の見立てを立て、検察官が、その見立てに沿う供述を獲得することに力を注いでいた状況がうかがえる。検察庁などが十分調査する必要がある」と、異例ともいえる指摘をした。(FNN12年4月26日)』

* * * * *

 しかし、ざざっと目を通した検察審査会の議決書の記載によれば、田代元検事は、告発を受けた後の検察の取調べで、捜査報告書の記載が事実と食い違ったことに関して、あくまでも「記憶が混同した」と主張し、上司の関与を否定。
 また、2人の上司もひたすら関与をひたすら否定する供述を行ない、その調書が検察審査会に提出されたため、上司は「不起訴相当」の議決を得て、その責任は問われないまま終わることになる。
 それゆえ、石川氏は尚更に、田代氏のことを「かわいそう」だと思ったのではないかと察する。(・・)

 ただ、石川氏は、09年暮れ頃から、当時、東京地検特捜部の検事だった田代政弘氏の取調べ(任意捜査)を受けていたとのこと。その後10年1月に逮捕され、東京拘置所に拘束されながら、1ヶ月間、毎日のように取り調べで会ううちに、気心も知れ、お互いにある種のシンパシーを抱いたという趣旨の話をしていたことがあるので、田代氏に同情的になる部分があるのかも知れないのだけど。

 mewは、あの10年5月の再聴取の録音内容を見る限り、田代氏が自分のor検察に都合のいい方向に石川氏を誘導しているとしか思えないし。もしあの聴取の中で田代氏が語っていたように、本当に小沢氏を不起訴にすべきだと思っているなら、あそこまで事実と異なる報告書は作らないと思うので。確かに田代氏には確かに組織の歯車としての悲哀のようなものは感じる&「大変だったんだろうな」とは思うものの、mewは、田代氏に同情する気は全くない。(・・)

 また、石川氏も書いていたように、もし田代氏が今からでも真相を語ってくれれば、今回の東京地検特捜部による国策捜査や、検察の捜査の問題点が明らかになるわけで・・・。

 郵便不正事件の証拠捏造で有罪になった&陸山会事件の捜査にも参加していた大阪地検特捜部の元検事・前田恒彦氏が、その後、検察内部の問題を明るみにしているように、田代氏もせめてもの贖罪として、今後の検察捜査の改善&司法の健全化のためにも、思い切って真実を公にしてくれればと願っているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2013-04-25 10:48 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback

検察は、新たな組織犯罪を犯すのか?~特捜部元検事の捜査&審査議決



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 この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判に関する話を・・・。

 前記事の『田代元検事が不起訴不当にbut上司2人は不起訴相当。Wで納得行かず。』のつづきを・・・。

 この件について、NHKが詳しい報道(関係者のコメント入り)を出していた&毎日新聞などが検察側の反応などに関する記事を出していたので、この記事には、それらをアップしておきたい。 
 
『「生活の党」の小沢代表の元秘書に対する事情聴取で、事実と異なる捜査報告書を作成したとして刑事告発され不起訴になった東京地検特捜部の元検事について、検察審査会は「不起訴は不当だ」という議決をしました。
これを受けて、検察は元検事を起訴するかどうか改めて判断することになりました。

 東京地検特捜部の田代政弘元検事(46)は、小沢代表の元秘書を事情聴取した際、事実と異なる内容の捜査報告書を作成したとして、元上司らとともに虚偽公文書作成などの疑いで刑事告発されましたが、去年6月、最高検察庁は「意図的だったとまでは言えない」として、田代元検事を嫌疑不十分、元上司らを嫌疑なしとして不起訴にしました。

 これについて、東京第1検察審査会が審査を行った結果、田代元検事について「捜査対象の社会的影響の大きさを考えると報告書の作成において慎重な姿勢が伺われず、何らかの意図があって作成したと推察される」と指摘したうえで、「不起訴の理由には納得がいかず、より謙虚にさらに捜査を遂げるべきだ」として「不起訴は不当」とする議決をしました。
これを受けて、検察は再び捜査を行ったうえで、起訴するかどうか改めて判断することになりました。

 不起訴不当の場合、仮に検察が同じ理由で再び不起訴にしても、2回目の審査は行われず、捜査は終わることになります。
一方、当時の特捜部長など元上司ら2人については「報告書の内容が事実に反すると容易に知り得たのではないかという疑いは残るが証拠がない」として「不起訴は相当だ」という議決が出されました。

 この議決について、元検事の高井康行弁護士は「事実と異なる報告書を故意に作ったかどうかは本人の主観の問題で立証が難しいが、検察は身内に甘いと言われないよう、改めて誰もが納得できる十分な捜査をして説明することが必要だ」と話しています。

 また、最高検察庁の渡辺恵一次長検事は「議決の内容を踏まえ、必要な捜査を遂げて適正に処分したい」というコメントを出しました。

 一方、審査を申し立てた市民団体の八木啓代代表は「私たちの主張がかなり取り入れられていて一定の評価はできる。しかし、『不起訴不当』の議決は検察が再び不起訴にすれば強制起訴ができないものであり、検察は議決を重く受け止めて真相の解明に努めてほしい。一方、検察審査会については審査の内容が明らかになっておらず、透明性が求められる」と話しています。』

『不起訴不当とは 「不起訴不当」の議決は、「起訴相当」の議決よりは強制力が弱く、「起訴相当」が審査員11人のうち8人以上の同意が必要なのに対し、「不起訴不当」は6人以上の同意で議決が出されます。
また、「不起訴不当」の場合は、検察が同じ理由で再び不起訴にした場合、検察審査会による2回目の審査は行われず捜査が終わることになります。』

<下につづく>

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『偽捜査報告書問題の経緯

 この問題は小沢代表の秘書だった石川知裕衆議院議員が特捜部の事情聴取を受けた際、ひそかに録音していたことがきっかけで明らかになりました。
田代元検事が作成した捜査報告書には、石川議員が「『うそをつけば有権者を裏切ることになる』と検事から言われたのが効いた」などと話したと記載されていましたが、実際にはこうしたやりとりはありませんでした。
報告書は検察審査会に提出され、小沢代表を起訴すべきだという議決の判断材料の1つになりました。

 田代元検事は小沢代表の裁判で事実と異なる内容の報告書を作成したことを認めたうえで、「過去に行った取り調べの記憶と混同した」と説明しました。
これについて、東京の市民団体がうその公文書を作成した疑いなどで、田代元検事や当時の上司らを刑事告発しましたが、最高検察庁は「石川議員の供述の趣旨と反しない内容であり、意図的だったとまでは言えない」などとして全員を不起訴にしました。
 市民団体はこれを不服として去年8月、田代元検事や当時の特捜部長ら合わせて3人について検察審査会に審査を申し立てました。
この問題を巡っては、田代元検事が減給の懲戒処分を受けて辞職したほか、当時の東京地検の検事正や特捜部長など、上司ら4人も厳重注意や戒告などの処分を受けました。(NHK4月22日)』

* * * * * 

 また、検察側の反応に関する記事も載っていた。

『うその捜査報告書を作成した田代政弘元検事(46)=辞職=について、検察審査会が「不起訴不当」と議決したことに対し、検察幹部らは22日、「想定はしていた」「自然な結論だろう」などと冷静な反応を示した。「議決を教訓にし、誤解されない捜査をしないといけない」と反省の声が聞かれる一方で、これまでの捜査の正当性を訴える幹部も多かった。

 最高検が再捜査して処分を決めるが、改めて不起訴としても強制起訴されることはない。
 ある最高検幹部は「再捜査を行うだけだ」と淡々と話す。別の幹部は「上司は『無罪』で、本人だけがわざと虚偽の記載をしたというロジックをどう理解すればいいのか。個人で虚偽記載をする理由は考えにくい」と議決内容に疑問を呈した。

 特捜経験の長い別の検察幹部は「『記憶の混同』はあり得ない」と議決の指摘に同意しつつも、「(捜査報告書は)取り調べを大枠でまとめるもので、当日に行っていないやりとりを振り返って記載することも理解できる。何の問題もない」と、不起訴判断は正しかったとの見方を示した。(毎日新聞4月22日)』

* * * * * 

『■解説

 ◇新証拠ない限り、不起訴変わらず

 不起訴不当議決を受けて検察は再捜査に乗り出すが、新たな証拠を得られない限り、不起訴の方向が変わることはないだろう。しかし、市民から選ばれた検察審査員は「より謙虚に更なる捜査を遂げるべきだ」と指摘し、捜査への不信をにじませた。検察には慎重な姿勢が求められる。

 今回、検察審査会は強制起訴への第1段階となる「起訴相当」の議決には至らなかった。起訴相当には11人の審査員のうち8人以上の賛成が必要だが、そこまでには達しなかったとみられる。

 強制起訴となった過去7事件で、陸山会事件の小沢一郎代表(無罪確定)らが被告の立場に置かれた。今回は審査会が強制起訴に持ち込むことはできず、検察が起訴に踏み切らない限り元検事が法廷に立つこともない。(毎日新聞・北海道版4月23日)

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 昨日の記事でも触れたのだが・・・。。

 検察審査会は議決書の中で、『審査会は「虚偽文書を作成する故意がなかったとする不起訴理由は納得がいかない。捜査が不十分か(最高検が)不起訴にするため『故意がない』としているとさえ見える」と指摘』『「報告書は虚偽記載と言わざるを得ず、何らかの意図があって作成したと推測される」と批判』していたとのこと。
 さらに、『議決は「読み手に誤解を生じさせるもので、報告書には虚偽記載があったと言わざるを得ない」と指摘。「記憶の混同があったとする田代元検事の弁解を検察官はうのみにしていないかとの疑念はぬぐいがたい」と故意の虚偽記載を認めた』という。(毎日新聞4月22日)
 また、検察側に対して「より謙虚に更なる捜査を遂げるべきだ」として、前回の捜査が不十分であったことも示唆している。

 検察審査会の審査員たちが、ここまでのことを議決書に記し、不起訴理由に納得が行かないとしながらも、「起訴相当」だと判断した審査員が11人8人未満しかいなかったということ自体、mewにはかなり納得行かないものがある。(`´)

 また、田代氏の上司である佐久間達哉元特捜部長と木村匡良元主任検事の不起訴処分(容疑なし)に関して、「報告書の内容が事実に反すると容易に知り得たのではないかという疑いは残るが証拠がない」として「不起訴相当」の議決を出したことには、さらに納得が行かない。

<もし田代氏が故意に虚偽の捜査報告書を作成したとしたなら、上司の指示や関与なしに行なったことは考えにくいし。これは次回に書きたいが、上司自身も小沢氏に不利な捜査資料の作成を積極的に行なっているのだから。(`´)
  
 検察側は、小沢氏の検察審査会の時には、小沢氏が犯罪行為に関与していたことを推認させるような捜査資料をいくつも作成して提出し、審査員が「起訴すべき」だと判断するように導くことを企んだのだが。

 今回の場合は、田代氏や上司に2人にとって不利な捜査資料は、できるだけ検察審査会に提出しない&審査員の目に触れないようにしたのではないかと。
 それゆえ、審査員も色々と疑いながらも、決め手となる証拠が不足したことで、思い切って「起訴相当」の議決を出したり、上司の関与を推認したりすることができなかったのではないかと思わざるを得ないし。
 
 それは、単に「身内に甘い」というだけでなく、検察側がまた組織ぐるみで、自分たちの組織の犯罪を隠蔽しようとしている=新たな組織犯罪を犯そうとしていることにほかならないのではないかと思うmewなのだった。(@@)
 
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by mew-run7 | 2013-04-24 04:30 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback

田代元検事が不起訴不当にbut上司2人は不起訴相当。Wで納得行かず。

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 この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判に関連する話を・・・。

 これは『市民団体が、田代元検事らの不起訴処分を不当として、検察審査会に審査申し立て』の続報になるのだが。

<尚、田代氏の虚偽報告書の作成などの諸経緯に関するブログの記事一覧は、こちらに。>

 陸山会事件当時、東京地検特捜部の検事を務めていた田代政弘氏は、虚偽の捜査報告書を作成したとして告発されるも、最高検察庁の捜査によって不起訴処分に。
 そこで市民団体が、同氏の審査申し立てをしていたのだが。東京第1検察審査会が19日付けで、不起訴不相当の議決を出していたことがわかった。(・・)

 検察審査会は、「読み手に誤解を生じさせるもので、報告書には虚偽記載があったと言わざるを得ない」「記憶の混同があったとする田代元検事の弁解を検察官はうのみにしていないかとの疑念はぬぐいがたい」として、故意で虚偽記載を行なった可能性が大きいと判断。
 さらに、「虚偽有印公文書を作成する故意がなかったとする不起訴理由は納得がいかない。捜査が不十分か(最高検が)不起訴にするために故意がないとしているとさえ見える」と指摘し、検察の捜査&処分を批判したという。(**)

 この議決を受けて、検察庁は田代氏の再捜査を行なうことになる。
 ただ、小沢氏のように「起訴相当」になった場合は、再捜査の結果、検察が再度、不起訴処分を行なった場合には、2回めの検察審査会の審査に付されることになって。2回めの「起訴相当」の議決が出れば、「強制起訴」されることになるのだが。
 田代氏のように「不起訴不当」の議決にとどまった場合は、検察が再捜査で再度、不起訴処分を下せば、それ以上、検察審査会の審査には付されず、起訴される見込みがなくなるわけで。
 田代に対する検察の再捜査、処分の行方が注目されるところだ。(@@)

* * * * *

 また、当時、田代氏の上司であり、田代氏に報告書の作成を指示していたとされる元特捜部長・佐久間達哉氏、元特捜部主任検事・木村匡良氏は、不起訴相当になったとのこと。(-"-)

 小沢氏の1審では、東京地裁の裁判長が、東京地検特捜部が組織ぐるみで違法性のある捜査を行なっていたと判断しているし。
 実際のところ、当時、特捜部は、検察審査会が小沢氏に不起訴不当の議決を下すことを期待し、田代氏が作成した虚偽報告書だけでなく、上司が作成したものも含め、小沢氏が有罪だと推認させるような資料を検察審査会に提出した&それが小沢氏の強制起訴の大きな要因になったことが明らかになっているだけに、この議決には大きな疑問を覚える。(ーー) 

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『「生活の党」代表の小沢一郎衆院議員(70)が強制起訴された陸山会事件を巡る捜査報告書問題で、東京第1検察審査会は22日、虚偽有印公文書作成容疑などで告発された元東京地検特捜部の田代政弘・元検事(46)を不起訴(容疑不十分)とした最高検の処分について「不起訴不当」の議決をしたと公表した。議決は19日付。審査会は「虚偽有印公文書を作成する故意がなかったとする不起訴理由は納得がいかない。捜査が不十分か(最高検が)不起訴にするために故意がないとしているとさえ見える」と指摘した。

 最高検は再捜査し、起訴か不起訴か改めて判断する。ただ、「起訴相当」の議決ではなかったため、強制起訴の可能性はなくなった。最高検が再び不起訴処分にした場合、捜査は終結する。

 また、審査会は佐久間達哉・元特捜部長(56)と木村匡良・元主任検事(50)の不起訴処分(容疑なし)については「不起訴相当」と議決した。

 元検事が石川知裕衆院議員(39)=1、2審有罪、上告中=を再聴取した際に作成した報告書には「ヤクザの手下が親分を守るためにうそをつくのと同じようなことをしたら選挙民を裏切ることになる」などと、実際にはなかったやり取りが記載されていた。田代元検事は「勾留中の取り調べと再聴取の記憶が混同した」と説明していた。

 議決は「読み手に誤解を生じさせるもので、報告書には虚偽記載があったと言わざるを得ない」と指摘。「記憶の混同があったとする田代元検事の弁解を検察官はうのみにしていないかとの疑念はぬぐいがたい」と故意の虚偽記載を認めた。【島田信幸】


◇ 捜査報告書問題

 生活の党の小沢一郎代表が強制起訴された陸山会事件で、東京地検特捜部に所属していた田代政弘元検事が10年5月17日、小沢代表を起訴すべきだとの1度目の議決を受けて元秘書の石川知裕衆院議員を再聴取した際、実際にはなかったやりとりを捜査報告書に記載した問題。石川議員の「隠し録音」で発覚し、市民団体が元検事や当時の上司らを虚偽有印公文書作成容疑などで刑事告発した。最高検は12年6月、元検事らを不起訴とし、元検事は辞職した。(毎日新聞4月22日)』

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『資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で生活の党の小沢一郎代表(70)の元秘書を調べた東京地検特捜部の田代政弘元検事(46)=辞職=が虚偽の捜査報告書を作成した問題で、東京第1検察審査会が虚偽有印公文書作成・同行使などの罪で告発され、最高検が不起訴とした田代元検事について「不起訴不当」と議決したことが分かった。元上司2人は「不起訴相当」とした。議決日は19日付。

 議決を受けて最高検は再捜査に着手し、田代元検事の起訴の可否を判断する。「起訴相当」とは異なり、検察がもう一度不起訴にした時点で事件は終結し、裁判所が指定した弁護士によって強制的に起訴されることもない。

 議決書で第1検審は「捜査対象の社会的影響の大きさを考えると、捜査報告書作成において慎重な姿勢はうかがわれない。以前の取り調べと混同があったという(田代元検事の)供述は信用しがたい」とした。

 虚偽捜査報告書は平成22年5月に作成され、23年12月の小沢氏の公判で問題化。田代元検事の取り調べに対し、小沢氏の元秘書、石川知裕衆院議員(39)が「『選挙民を裏切ることになる』と検事に言われ、(小沢氏の関与を認めた)供述を維持した」と話したことが記されていたが、石川議員の隠し録音記録にこうしたやり取りは存在しなかった。

 市民団体が同罪などで、田代元検事らを刑事告発したが、最高検は昨年6月、田代元検事を嫌疑不十分、元上司2人を嫌疑なしとして不起訴にした。市民団体は処分を不服として検審に審査を申し立てていた。(産経新聞4月22日)』

『 市民が参加した検察審査会は22日に公表した議決で、陸山会事件の捜査報告書に虚偽の記載をした田代政弘・元東京地検特捜部検事(46)(辞職)を不起訴とした最高検の捜査を批判し、「謙虚な捜査」を求めた。だが最高検は再び不起訴とする方向で、特捜部検事がなぜ虚偽の記載をしたのかは真相が分からぬまま、幕引きとなる可能性が高い。

 「40代半ばのベテラン検事が記憶を混同するとは通常考えがたい」。東京第1検察審査会の議決書は、虚偽の記載を「記憶の混同」とした田代元検事の釈明をこう批判した。同審査会に対して「検事も人の子だから間違いはある」とした最高検の説明についても「答えになっておらず、ごまかしていると評価せざるを得ない」とするなど、検察批判の言葉が随所に出てくる。(読売新聞4月22日)』


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 昨夜は帰宅が遅かった&かなり眠いので、まだ少ししか報道記事&関連記事に目を通すことができておらず。とりあえず、今回はこの件について、やや詳しく報じていた3つの新聞の記事をアップしてみたのだが。
 この問題については、今後もどんどん取り上げて行きたいと思っている。(・・)

 ただ、おそらくこの東京地検特捜部の陸山会事件の捜査や検察審査会の審査、議決などの問題を追いかけて来た人(ちゃんと事実や経緯を知っている人)は、誰ひとりとして、この結果に納得が行く人はいないのでないかと察するし。
 田代氏以上に、上司2人が不起訴相当で終わったことには、大きな問題性を感じているのではないかと思われる。(ーー゛)

<田代氏は、特捜部の方針や上司の指示などによって、本捜査当時の強引な取調べや、虚偽の報告書作成を行なった可能性が大きいと思うので、尚更に。>
 
 そして、陸山会事件の違法捜査の真相を解明するためにも、今後の検察&司法行政を改善して行くためにも、こんな風にお茶を濁すような結末で終わらせるわけには行かないと思っているmewなのだった。(@@)

                     THANKS 

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by mew-run7 | 2013-04-23 00:56 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback