「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


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<   2012年 09月 ( 42 )   > この月の画像一覧

橋下の発言に、維新内外の超保守が反発。維新分裂の引き金になるかも?

頑張ろう、東日本&ニッポン!一歩一歩、前進を。o(^-^)o 

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日本維新の会が、橋下徹代表の発言で揺れている。(@@)

 橋下氏が、日本維新の会(以下、維新の会)の松井幹事長や多くのメンバーの超保守思想に合わない見解を述べる機会が増えているからだ。^^;

 特に23日に「竹島を日韓で共同管理すべきだ」と発言したことには党内外から批判が続いており、後述するように、なかなか収拾がつかない状況にある様子。(~_~;)
 安倍元首相は「間違っている」と批判。松井幹事長もとまどいを見せており、維新の会では、この件について改めて討論を行なうことになったという。^^;

* * * * *

 mewは、以前からブログで、橋下氏と松井氏、ひいては安倍晋三氏らの超保守派との間では、思想や国家観が異なる部分があると指摘していて。
 それが、いずれ維新の会の内紛や分裂につながるおそれがあるのではないかと書いているのだけど。
<関連記事・『橋下のアブナイ変遷&維新の会が安倍や超保守勢力と連携か+早大入試に都教委が関与』『橋下維新の会に内紛、分裂のおそれ&松井も将来の解散、改編を示唆』など>

 どうやら橋下氏もそのことは認識しているようで、26日に安倍氏が自民党総裁選に当選した際には、こんな発言をしていたとのこと。

「維新の会自身は、安倍総裁自身とほぼ同じ方向性だが、僕自身がちょっと違う方向性を向いている。そのあたりは、これからの色んな政治的な協議次第になると思う」(J-CASTニュース9月26日)

 これから維新の会が国政進出をするに当たって、国家観、歴史観、外交&安保軍事政策などについて発言せざるを得ない機会が多くなるだけに、さらに橋下氏との溝が深まるおそれがある。^_^;

* * * * *

 維新の会は、9日に行なった政策討論会(就職オーディション)が、ツマラナイ議論に終わったとの批判を受けて、23日に田原総一郎氏を進行役に招いて、政策討論会を行ない、今までなされていなかった安保外交問題に関する議論も展開。
 その際に、橋下氏が行なった発言が、同党の松井幹事長や自民党の安倍総裁も含め党内外の政治家や識者、ネトウヨ界などから疑問や批判を呈されることになったのである。^^;

『橋下氏は23日の討論会で、島根県・竹島の領有権をめぐる問題に関し、「(韓国の)警備隊も常駐しているという積み重ねられた事実を今、武力でひっくり返すわけにはいかない。そうであれば共同管理に持っていかないとしようがない」と述べた。

 日本固有の領土だとする政府の立場と大きく異なるうえ、日本の領有権主張を弱めることにもつながりかねない。さらに橋下氏は、ツイッターで外国人への地方参政権付与を認める発言もしており、どちらも波紋を広げそうだ。(ZAKZAK9月24日)』

『「公開の場で政治家が発言し、後の政治行動を縛らないと、政治グループが成立しない」。橋下は、討論会の意義を「追及のネタを提供する場」と評した。その狙い通りなのか、竹島の共同管理発言については内外から火の手が上がった。

 「(領土を)取り戻す気はないのですか?」「見損ないました」。24日、橋下は、ツイッターに殺到した批判に「ではどうやって解決しますか?」などと反論を繰り返した。だが、幹事長の大阪府知事、松井一郎は、日本維新の方針とするか否かについては慎重に判断する姿勢を示した。

 反発は“身内”にも及んだ。ある維新大阪府議は「国家の根源的なものが領土であるということが分かっていないのか。弁護士的な感覚で言ったのかもしれないけど、信じられない」。別の府議は「(橋下は)国家観がないと言われてきたけど、ホンマになかったのか」と吐き捨てた。(産経新聞9月24日)』

* * * * *

『わが国固有の領土である竹島をめぐる橋下徹氏の「日韓共同管理」発言が波紋を広げている。日本維新の会関係者には「本気なのか」と問い合わせが殺到したといい、「相当なイメージダウンだ」と話す。国会議員側には橋下氏と異なる独自見解をまとめる動きもあり、28日に政党設立届を提出したばかりの新党の火だねとなる可能性がある。一方、韓国紙には、いわゆる慰安婦問題の「国家賠償責任を認める発言」と歪曲(わいきょく)した報道もあり、専門家は「発言は理解できない」と批判している。

 東京都内で27日に開かれた維新国会議員の勉強会。外交問題に詳しく、維新の政策アドバイザーに就任した元自民党衆院議員、米田建三氏は講義で「共同管理はあり得ない」「対決姿勢を崩さず、国連安全保障理事会の課題に持ち込んで、初めて世界に真実をアピールできる」などと話した。

 米田氏は「領土問題や安全保障は、今や政治家の生命線だ。修正しないとまずいのでは」と危惧。勉強会に出席した松浪健太衆院議員は「今後国会議員団としての意見をまとめる」と述べ、橋下氏と異なる見解をまとめる意向を示唆した。

 23日の政策討論会後、橋下氏の発言を知った維新関係者は「本当なのか」と絶句した。26日に自民党総裁となった安倍晋三元首相は、総裁選中の24日の民放テレビ番組で「間違っている」と断じた。(産経新聞9月28日・全文*1)』

 そして、維新の会内部からの異論は止まず。同会では、この橋下氏の提言について改めてた議論を行なう機会を作ることになったという。(~_~;)

『新党「日本維新の会」代表の橋下徹大阪市長は28日、韓国が不法占拠している島根県・竹島について「韓国と共同管理すべきだ」とする自身の主張をめぐり、29日に大阪市内で開く維新の第3回政策討論会で、所属国会議員らと議論することを明らかにした。共同管理には維新内部でも異論や戸惑いが出ており、橋下氏は政策の一致に向け、深い討論が不可欠と判断した。(産経新聞9月28日)』

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 維新の会というのは、もともと松井一郎氏が府議時代に作った「自民党・大阪維新の会」という議員グループが母体になって、11年に、当時、大阪府知事だった橋下氏を担ぐ形で、地域政党「大阪維新の会」を結党することになったわけで。実は、橋下氏の方が、後からグループにはいったようなところがある。^^;

 橋下氏は、それなりに保守&タカ派ではあるのだが。特定の思想は有しておらず、むしろ大阪都構想など国と地方の行政の仕組みを変えることに強い関心を持っていたのだが。
 松井氏&維新の会に属している地方議員の多くは、日本会議などの保守団体に属している超保守派であり、当初よりその思想に基づく国&地方づくりを目指しており、大阪都構想は(これも超保守派が目指す)道州制実現に向けての二次的な目標だったのである。(~_~;)

<一口に「保守」と言っても、色々な考え方があるのだが。mewは、日本の戦後体制(憲法、教育、国のあり方など)を否定している保守派のことを、超保守派と呼んでいる。(本人たちは、「真正保守」「真保守」と呼ぶことが多い。)>

* * * * *

 ちなみに、この日本会議(HPはコチラ)というのは、日本最大の超保守団体で、安倍晋三氏、平沼赳夫氏を筆頭に数多くの国会議員が所属しているのであるが。
 彼らは、日本の戦後体制を否定。明治~戦前のような国家体制をベースに、新たな国づくりをすべきだという考えを持っている。<安倍くんのいう「戦後レジームからの脱却」というやつね。>

 かなり大雑把に言えば、彼らは、建国神話以来の歴史に基づき天皇を国体(国の根源)だと考え、天皇をTOPにして、天皇とその国家のために国民が貢献し、富国強兵に努めるような国のあり方を理想としており、またそれを実現するために(戦前のような?)愛国教育を行なうべきだと考えている人が多い。<それゆえ、天皇のために命を捧げた人たちが祀られる靖国神社の参拝も重視すべきことになる。>
 富国強兵を目指す日本は、軍事力も経済力も「強い国」でなければならず。領土問題に関しても、日本の領土を守るためには、もっと強く領有権を主張すると共に、主権の行使として、自衛隊を出動or駐留させてでも、実効支配や領土防衛を行なうべきだと提言。いざという時には、戦闘も止むを得ないと考えている人もいる。 
  
 また、彼らの中には、あの戦争は日本やアジア諸国を守るために正当なものだったor止むを得ないものだったとして、戦争に付随する行為も含め、反省や謝罪を行なう必要ないと考える人が多い。(慰安婦問題、南京大虐殺、沖縄自決強制も認めない。)それゆえ中韓朝などがそれを批判することに大きな反感を覚えるし、日本人が自らそれらの行為を反省するのは自虐視的な歴史観によるものだと強く批判するのである。^^;

<ちなみに、日本会議系の超保守派のドンである平沼赳夫氏が代表を務める「たちあがれ日本」は、今年発表した政策提言を見ると、(天皇尊重を唱えた)十七条憲法の伝統を引き継ぐ新憲法を作り、天皇を元首とすることや国旗・国歌の尊重、国防軍創設、領土の保全などなどの規定を新設。また、義務教育では、公民・歴史分野で「皇室に対する理解と敬愛」教育を推進することなどなどがズラ~ッと書き並べられている。^^;
 おそらく安倍氏や松井氏らにとっても、これが理想に近い国のあり方、憲法や教育のあり方なのではないかと察する。(~_~;)>

* * * * *

 しかし、橋下氏は、基本的に、彼らのような特別な国家観や思想は持っていないのである。^^; 

 橋下氏は、日本の戦後体制を否定しているわけではなく、戦後の憲法、教育、国家体制が既に存在していることを前提に、橋下氏個人の思い&現実的な観点から考えて、よくないと思うものは変えて行くべきだと主張しているに過ぎないからだ。

<11年に維新の会を作るまでは、愛国教育や国旗&国歌の話などもほとんどしていなかったし。また、橋下氏は憲法改正論者ではあるのだけど、具体的には一院制、首相公選制、改憲要件緩和しか提言しておらず、超保守派が求めているものとはズレがあるのよね。^^;>

 それでも大阪の地方行政に関して語る分には、そう大きな違いは見えて来ないのであるが。
国政進出するとなれば、理想とする国家観、安保軍事政策などについて語る機会が多くなるため、どうしてもその違いが表面化することになるし。橋下氏の発言の中には、他の超保守派の議員や支持者から見て「あり得ない!」と否定されるようなケースもどんどん出現することになるのである。(~_~;)

* * * * *

 冒頭に、橋下氏が竹島を共同管理すべきだと提言したことが党内外から批判を受けているという話を書いたのだが・・・。

 実は、橋下氏はこの1~2週の間だけでも、超保守派からツッコまれるような発言をいくつもしている。<実際にネトウヨ界では、かなり批判が出ていたようだ。^^;>

 たとえば、日本の政府は、自民党政権の頃から、竹島や尖閣諸島の領有権に関して、「領土問題は存在しない」(=日本の領土であることは確定的なので「問題」にはならない)と主張しているのだけど。
 橋下氏は以前から、「領土問題はないと言い方はおかしい」と言っている。<mewもそう思う。>

 23日の討論会では、『橋下氏は、政府が領土問題はないとする尖閣諸島について、「領土問題がないという(政府)答弁はやめた方がいい」として、北方領土とともにICJの利用を提案。「僕らの世代が前世代の解決できなかったことを裁判所に解決を求めていくステージにいくべきだ」と話した。
 橋下氏は「竹島も尖閣も日本の固有の領土」としたうえで、「領土問題は存在しないとする韓国に(竹島を巡って)国際司法裁判所に出てこいと言うなら、日本も尖閣について領土問題はないとは主張できない」とした。(読売新聞9月23日)』

 27日の会見でも『野田佳彦首相が「(尖閣諸島の)領有権問題は存在しない」と発言したことを批判。竹島について同様の主張をする韓国に国際司法裁判所での解決を呼び掛ける以上、「尖閣に領有権問題がないとの主張は矛盾している」と指摘した。(毎日新聞9月29日)』

 でも、このような発言は政府解釈と異なると。そして「領土問題」の存在を認めることは、他国が色々と主張する要因になり、日本の領土の主権や領有権を弱めることになるとして、超保守系からの批判につながっているのが実情だ。^^;

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 また、橋下氏は、先の戦争に関して、こんな話もしている。 

『新党「日本維新の会」の代表を務める橋下徹大阪市長は19日、尖閣諸島や竹島の問題に絡み「中国、韓国が何を怒っているのか、しっかり過去の戦争を総括すべきだ。恨みを持たれてもしょうがないこともある」と述べ、問題解決には過去の歴史の再検証が不可欠との認識を示した。(J-CASTニュース9月19日)』

『新党「日本維新の会」代表に就く橋下徹大阪市長は27日、中国や韓国との関係について「日本が過去に周辺諸国に迷惑を掛けたことは間違いない。中国や韓国に謝り続けたからいいじゃないか、お金を払ったからいいじゃないかというのは違う」と述べ、第二次大戦の総括が必要との認識を示した。(毎日新聞9月27日)』

 この橋下氏の見解は、mewから見ればor多くの平和志向派から見れば、とても自然で率直な考え方なのであるが。
 「恨みを持たれてもしょうがない」「迷惑を掛けたことは間違いない」「謝り続けたからいいじゃないか、お金を払ったからいいじゃないかというのは違う」という発言は、先の戦争を肯定し、反省や謝罪など不要だ、いつまでも戦争被害のことを主張するのはおかしいと主張している人もいる超保守派からは、「反日」的発言として批判を受けることになってしまうのである。(~_~;)

<このブログのコメント欄にも時々来るのだが。「橋下は、日本人ではない」、「在日の朝鮮人か中国人であるに違いない」とネットで叩かれているらしい。^^;>

* * * * *

 さらに、橋下氏は、靖国神社の参拝に関しても、こんな発言をしたという。

『同日の記者会見で靖国神社への参拝について問われた橋下氏は「先人に対する敬意も必要だが、戦争の総括をしないといけない」と指摘。弁護士としての経験から「被害者側は腹の中に恨みつらみが残る。加害者側が謝り続けたからいいじゃないかという態度は取れない」と述べ、中韓に配慮して参拝時期などを判断する考えを示した。(毎日新聞9月27日』

『橋下徹大阪市長は27日、記者団に、「国のために命を落とされた方に敬意を表するのは大切だ」と述べ、日本維新の会代表としての靖国神社の参拝に前向きな考えを示した。
 「政党として方針を決める問題ではない」としたうえで、「8月15日に行くべきなのか、春秋の例大祭に行くべきなのかは考える」と述べた。

 また、「(戦争の)加害者であったことも忘れず、誤ったメッセージの出し方にならないよう気を付けなければならない」と言い、周辺国への配慮も必要との認識を示した。
 さらに、靖国参拝の意向を話した母親から、「(橋下氏の)じいさんの墓参りも行ってないのにどういうことか」と苦言を呈されたことを明かした。(読売新聞9月27日)』

* * * * *

 超保守派にしてみれば、天皇&国家のために命を捧げた人たちを祀る靖国神社に、政治家や国民が参拝するのは当然のこと。
<できれば、天皇をはじめ皇族にも参拝して欲しいと願っている。また、平沼氏らの超保守派は、公立の小中学校が、社会などの授業の一環として、靖国神社を訪問して参拝や学習を行なえるように文科省などに働きかけている。^^;>

 また、彼らは、国を代表する首相や閣僚は、公人として終戦記念日に参拝すべきだと考えており、中曽根元首相以来、首相の参拝が途絶えていたことを憂慮。
 小泉純一郎氏が総裁選に出た際に、同氏を支持する代わりに、首相として終戦記念日に靖国参拝を行なうことを公約にさせたりもした。<小泉元首相は、周囲の反対が強かったこともあり1~5年めは、他の日に参拝。退任直前の6年めに終戦記念日に参拝を行なったのだが。この首相参拝が、日中関係を悪化させることになった。(-_-)>

 ちなみに安倍氏が06~7年に首相だった時には、あまりに悪化していた日中関係の改善を考えて、「参拝するともしないとも言えない」と曖昧な姿勢をとる戦略をとることにしたのだが。<春の例大祭の時にこそっと参拝したとの情報も。>

 安倍氏は、今回の総裁選の際に『「首相在任中に参拝できなかったことは、痛恨の極みだ」と語った。そのうえで、再び首相に就任した場合の対応について「そのことから考えていただきたい」と述べ、在任中に参拝したい考えをにじませた』という。^^; <毎日新聞9月15日)』

* * * * *

 そして、橋下氏が「国のために命を落とされた方に敬意を表するのは大切だ」と述べ、日本維新の会代表としての靖国神社の参拝に前向きな考えを示したことは、彼らも評価するのではないかと思うのだが。

 政党として方針を決めることに疑問を呈したことや、加害者として周辺諸国に配慮すべきだと発言したことには、批判する声が出るのは確実だし。靖国神社への参拝と「じいさんの墓参り」を同列に並べたことに、嘆いたり怒ったりしている人もいるという。^^;
 
* * * * *
 
 松井幹事長をはじめ維新の会の関係者は、橋下氏の人気を抜きにして、国政選挙で多数の議席を獲得することは難しいことは、よ~くわかっているだけに、これまでは、橋下氏が自分たちの思想に合わない発言をしても、じっと堪えていたところがあったのだが。 

 今回の共同管理発言を契機に、だんだん党内外からオモテ立った批判が出たり、保守系のメディアや国政政党などから叩かれたりする機会が増える可能性があるのではないかと思うし。
 また、松井幹事長らは、衆院選後に安倍自民党や超保守派勢力と連携して、自分たちの超保守思想を具現化して行くことを目指しているわけで。そうなると、自ら「チョット方向性が違う」と認めている橋下氏と一緒にやって行くことに難しさを感じるのではないかとも思われ・・・。

 今後、橋下氏がこの分野に関して、彼らの思想と異なる発言をするたびに、維新の会内部にどんどんと亀裂が生じるのではないかと。また、コアな支持者が離れて行くおそれもあるのではないかと思ったりもするmewなのだった。(@@)

p.s. それで、もし衆院選が来年の春~夏になった場合、維新の会の組織や支持はそれまで持たないんじゃないかって、期待したくなったりするのよね。(・・)

                    THANKS

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by mew-run7 | 2012-09-30 05:24 | 政治・社会一般 | Trackback(2)

小沢の素顔、友近(議員)が語る+小沢、沖縄でオスプレイ批判

 これは9月29日、2本めの記事です。


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 昨日、野田首相が、民主党の代表に再選した挨拶に各党を回った際、「国民の生活が第一」では小沢代表が不在で、「沖縄に行っております」とのこと。

 沖縄選出の玉城デニー氏が小沢氏と共に民主党を離党して「生活」に参加し、衆院選に備えて沖縄支部を作る予定。この日は、沖縄でその玉城氏の集会があり、小沢氏はそのゲストとして参加したようだ。

 奇しくも沖縄では、28日に米軍が岩国基地からオスプレイを移動して来るのを何とか阻止しようという反対運動が行なわれている最中。<結局、今週末は台風が近づいているので延期になったのだけど。>
 小沢氏は沖縄で記者団に対して、早速、オスプレイの強行配備を批判する発言を行なっていたという。 

『国民の生活が第一の小沢代表は28日夜、沖縄市で記者団に対し、アメリカ軍の新型輸送機「オスプレイ」について、地元の沖縄県民が安全性に不安を抱いているなかで、配備を強行すべきではないという考えを示しました。

山口県の岩国基地に一時的に駐機している「オスプレイ」について、アメリカ軍は、早ければ28日から、沖縄の普天間基地に順次配備していく計画でしたが、台風の接近で沖縄の天候が悪化したため、来週以降に延期することになりました。

これについて、国民の生活が第一の小沢代表は、沖縄市で記者団に対し、「沖縄の皆さんはもちろん、国民もオスプレイの安全性がしっかりと確認されていないことを非常に心配している。これを無視して、きちんとした納得のできる説明もないまま、配備を強行することには疑問を感じる」と述べ、沖縄県民が安全性に不安を抱いているなかで、配備を強行すべきではないという考えを示しました。
また、小沢氏は「沖縄や国民の声がしっかりと政府からアメリカ政府に伝わっていないことが一番の問題だ」と述べ、政府の対応を批判しました。(NHK9月28日)』

 また、普天間基地の辺野古移設に関しても「生活が米軍普天間飛行場の分散移転を主張していることにも触れ、「名護市辺野古への移設は賛成できない。沖縄のきれいな海を埋め立てる必要はない」と強調した』という。<朝日新聞9月28日)』

 何分にも、沖縄のオスプレイ&基地移設の問題に関しては、野田民主党は期待ができないし。野党の中でも自民党は、民主党以上に期待ができない状態なので、ここは何とか「生活」&「社民党」の国民連合タッグにガンバって欲しいと願っているmewなのである。(・・)

* * * * * 

 その小沢氏に関して、チョット、興味深い記事が出ていたので、ここにアップしておきたい。

 産経新聞9月23日)[水内茂幸の夜の政論]の『小沢氏は何をしている?側近友近氏が語る素顔』という記事だ。

<これは水内記者が、政治家とお酒を飲みながらインタビューするという連載もの。
 ちなみに、この友近聡朗氏(37)というのは、南宇和高から早稲田大に進んだ後、ドイツの下部リーグに。その後、JFLの愛媛FCに入団し、J2昇格を果たした。 もともと祖父も父親も松山市議だったこともあってか、07年の参院選で、無所属で出馬&当選。その後、小沢氏に誘われて民主党に入党。今年、共に「生活」結党に参加した人だ。>


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『民主党は野田佳彦首相が再選され、自民党も愛憎むき出しの総裁選が花盛りだが、皆さん少々うんざりしていませんか?こんな永田町の争乱を冷めた目でみつめるのが、新党「国民の生活が第一」だ。小沢一郎代表とともに離党した面々は、今の政局にどう向き合おうとしているのか。元Jリーガー、友近聡朗参院議員は小沢一郎代表の意外な素顔にも触れながら、民主党の病巣や次の選挙の戦い方を語り尽くした。

 友近さんと待ち合わせたのは東京・東麻布の和食料理店「旬彩 本多」。板長の本多裕一さんは、愛媛県立南宇和高サッカー部イレブンとして、友近さんと同じピッチに立った仲だ。

 「僕はフォワード、本多君はディフェンダーやミッドフィルダーとして暴れ回った。思いだすのは冬の全国大会。前年度優勝の帝京高から僕が2ゴールを決めて勝ったんですよね。まさかその時、僕が政治家になり、板前になった本多さんの店に来るなんて想像だにできなかった」

 この店の売りは、2人の故郷・愛媛県から空輸される旬の魚。本多さんの実家は水産業を営んでおり、毎日お父さんが県内の市場で買い付け、東京まで送るそうだ。

 早速、前菜の「はもと丹波しめじの三杯酢」が運ばれてきた。はもも今朝愛媛から届いた逸品。軽く油を通した肉には甘みが生まれ、さっと口の中で溶ける。党首選の取材からしばし離れ、のどを潤すビールも格別だ。

 僕が友近さんと初めて出会ったのは、参院選に初出馬した平成19年夏。当時は自民党の安倍政権が「消えた年金」などで火の車となり、盤石だった地方の「自民王国」にほころびが見え始めていた。僕は選挙区ルポ取材として、朝の松山市内で、通りかかる市電に必死で手を振る友近さんを追いかけていた。前年まで現役Jリーガーだった友近さんが、政治の常識に挑戦していく様は実に野心的だった。

 当時の民主党代表が小沢さんでしたよね。

 「思いだすのは僕が現役だった18年の11月15日。小沢さんに突然呼ばれ、父と妻と3人で東京・赤坂のマンションで30分面会した。小沢さんは参院選の候補者を探していたようですね。高揚した父が25分近くしゃべるなか、僕はじっと黙っているだけだった。小沢さんは突然『んで、君なんかあるか』と一言。僕は思わず『今日はくしくも坂本龍馬の誕生日。同じ四国の血を引く人間として、龍馬のような気概を持ちたい』と答え、出馬が決まった。正直にいえば、それまで国会議事堂に足を入れたことなどなかったし、政治ニュースにも疎かったから、なんとも不思議な気持ちだった」

 あの時の幹事長は鳩山由紀夫元首相、代表代行は菅直人前首相。小沢さんのもとに民主党が一枚岩になっていました。

 「よく誤解されるけど、初当選以来、僕は小沢さんに『ああしなさい』『こうしなさい』といわれたことは一度もない。小沢さんとは暗黙の了解で『自分で考え、来たければ来ればいい』というスタイルだ。彼がよく口にするのは『自立と共生』というキーワード。くる人拒まず、去る人追わずという考えだと思います」

 ここで「岩ガキとマツタケの茶碗蒸し」が登場した。マツタケの香りがしっとりと卵に絡みつく。

 「去年の秋くらいから、小沢さんを若手議員が取り囲むと、話題はいつも党内政局になった。こっちが『一緒にやれない人たちもいますよね。』と水を向けるが、小沢さんは『小さな話ばかりするな。申し訳ないけど君たちより僕の方が民主党に思い入れがあるぞ』と繰り返すのみ。『政局は政策からしか生まれない。あいつが嫌いこいつが嫌いという次元で語っちゃいけない』とたしなめるんだよね」

 うーん。僕の印象とかなりかけ離れていますが…。どうも小沢さんといえば、「こわもて」「剛腕」「軍隊」「独善的」という負のイメージしか浮かびません。

 「それは小沢さん自身も酔った勢いで言ってます。『こんな顔に生まれたばっかりになあ』とね。みかけによらず繊細で、おちゃめな面もある。『小沢神話』っていわれるけど、僕らからみると、単に親しみやすいお父さん。この前も飲み会で一時間だけ政策の話をした後『仕事の話はおしまい!』と宣言し、あとは無礼講で何でもあり。・・1年生議員ながらこんなこと言っていいのか」

 ますます分からない。

 「小沢さんは必要以上のことを説明しようとしないし、決して雄弁でもない。どこぞの『言うだけ番長』と違い説明が上手だとも言えない。だが口に出さない行動力はピカ一だ。民主党には『政策を語ることだけが政治』と思っている輩が多いけど、彼は真逆だ。サッカーに例えれば、民主党議員はみんな点取り屋のフォワードばかりやりたがるが、本来ディフェンダーもいなければ試合は組み立てられない。政治には泥かぶり役も必要だよ」

(下につづく)

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 刺し身は愛媛沖で採れた秋さば、アオリイカ、クエ。友近さんは「秋さばは、大分の豊後水道で採れる『関さば』と同じ品種。大分はブランド化に成功しているが、愛媛はちょっと損をしている」といいながらはしを伸ばす。適度な脂が舌触りをなめらかにする。

 小沢さんの人間味は分かったが、世論は決していいイメージに受け取っていない。「生活」の支持率も低迷している。来年改選ですが、本当に大丈夫ですか。

 「僕は消費税の引き上げには賛成だし、僕ら30代にとって、社会保障の財源を確保するための増税は理解できる。いわゆる『団塊の世代』の逃げ切りは見過ごしたくはないよね。先細る若者世代だけが、豊かな団塊の社会保障費を出すのはどうみても不公平だ。けどどうしても許せないのは、前の選挙で約束しなかったことを永田町の都合だけでやること。ちゃんと選挙で国民の信を受け、堂々とその後やればいいじゃないか。どうしてもここが我慢ならなくて離党を決断したんです」

 友近さんが焼酎の水割りに切り替える。

 「もう一つ。不信感をぬぐえなかったのは、今の民主党執行部だ。どこか『自分たちだけ当選すればいい』と思う風潮がなかっただろうか。身内を大切にせず、野党など外野で過半数になればいいと考え、政権交代の原動力になったはずの多くの仲間が野たれ死んでもいいという体質だ。別の見方からいうと、民主党は野党時代、自民党政権の利権構造を追及したが、与党になった今では、批判したはずの『甘い汁』をすすっている。単に自民党から利権を移したかっただけではないのか。官僚が取り込むのも簡単だった。こうなると、自民党でも民主党でも何でもいいとなっちゃうよね」

 確かに民主党への不信感はあちこちで聞く。だが、党を飛び出した小沢さんへの批判もあるはずだ。

 「仰る通り、次の選挙は非常に厳しい。前回の選挙を仕切ってくれた連合愛媛は、今回の離党劇で『今後友近を応援しない』と決議した。離党を踏みとどまり、消費税政局の嵐が過ぎ去るまで待てばいいという思いが脳裏をよぎったこともある。どことも不義理にならずに次の選挙を戦う態勢ができるからね。だが、自分の政治信条として、政治家であることを目的化するなら、政治家なんか辞めた方がいいと思う。離党に伴い、小沢批判は自分が真正面から受けることになるし、組織も失う。そりゃ人気の高い『大阪維新の会』にでも行けば楽だ。でも政治って何かを成し遂げる大義がなければ意味がない。自分が思った道を掲げて戦い、必要とされれば勝てる。負けたらスポーツマンらしく、潔く退場するだけですよ」

 小沢さんについていかない選択肢はなかったのか。

 「当初は小沢さんに『しばらく無所属でいようと思う』と伝え、『自分で決めたならそれでいい』と認めてくれた。ただ党議拘束の撤廃など、斬新な党運営にひかれたんですよね。僕は原発の即時撤廃に反対だけど、そういう思いもくんでくれる。離党劇で迷惑をかけた人におわび行脚を続けているが、真意を話すと『組織としては無理だが、君を応援する』と言ってくださる方が多い。政局がどうなろうと、今は僕を信じて支援して下さる人をコツコツつくっていくしかないですよね」

 ここで名物料理の「真鯛の塩がま焼き」が登場した。愛媛沖の大きな鯛一匹を塩と卵白で覆い隠し、ガスオーブンでふっくら焼き上げた逸品だ。本多さんは「愛媛沖の鯛はエビなど甲殻類をふんだんに食べるから身が締まって甘い」と説明しながら、木づちで塩をガンガン砕く。

 同行の酒巻カメラマンが「過去十数人取材した中で、一番写真映えする料理だ」と喜びながらシャッターを切る。口に含むと、経験したことのないジューシーな食感が!本多さんが「塩の壁の内側には、大根の薄皮向きを挟んであります。これが保湿と適度な塩の染み込みを生むんですよ」と得意げに語る。

 「小沢さんが離党するとき…」

 友近さんのはしが止まる。

 「『次の総選挙ではどこも過半数を取れないかもしれない。参院もねじれたままだから、日本の政治はもっと混乱し、各党が細かな法案1本ずつ談合を繰り返さなければならなくなる。政治が不安定になると、極端なナショナリズムが台頭する』と言ったんですよ。今度の沖縄県・尖閣諸島の問題にもつながりますよね。小沢さんは古くて不器用な政治家かもしれないけど、経験に基づき先を見る目は確かだ。今は若い僕たちが小沢さんの政治哲学を学び、引き継ぐ必要があると思う。5年間永田町にいて、『理屈だけでものは動かない』ということがよく分かったから」

 友近さんの当座の目標は、来年の参院選で再選を果たすことだ。「前は『Jリーガー友近』として支持をもらったが、次に勝ってようやく『政治家友近』になれる」と意気込む。

 「政治家よりサッカーやっていた方が楽だったと思いますね。プロ選手の練習時間は、キャンプを除いて2~3時間。政治家は土日もなく街頭に立ち、暴言を浴びせた相手に『ありがとうございます』と答えなければならないでしょ。ただ、政治家でなくなることの恐怖感はない。『きれい事言うな。議員じゃなきゃ何もできない。ただの人になってしまう』と怒る人もいるが、『ただの人』も立派じゃないですか。枝葉と幹だけは間違いたくないんですよ」

 民主党の政権交代劇は負の面が否めないが、友近さんのような政治家を育てた功もあっただろう。愛媛で帰りを待つ3歳と0歳のお子さんは、父の背を大きく思う日が来るに違いない。』

    以上
                 THANKS

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by mew-run7 | 2012-09-29 17:51 | 未来の党・生活・自由 | Trackback(2)

お身内・論功行賞の安倍執行部&石破幹事長への不安+維新の会も不安?

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26日に自民党の新総裁が安倍晋三氏に決まってから2日。某所で、アンチ安倍らしい女性が憤慨していた。

「な~んかさ~。TVが、まるで安倍が新しい総理大臣に決まったかのような扱いをしてない?・・・ってか、安倍もさ~、な~んか、自分がまた総理大臣になったかのような気分になって、しゃべったりしてない?」

 う~ん。確かに。(・・)b

 昨日の執行部役員の発表なんて、安倍総裁も報道する側も、まるで組閣みたいにして扱っているような感じがあったもんね~。(>_<)
<与党民主党の総会で役員紹介をした映像なんて、自民党の後にちょこっとだけ流すというニュース番組もあったし。^^;>

 ・・・というわけで、昨日28日には、安倍自民党の新執行部が発表されたのだけど。石破幹事長+αを除いては、TBS記者いわく「お友達以上」の、お身内&論功行賞の役員人事になった。

* * * * *

総裁 安倍晋三(58) 副総裁高村正彦(70)
幹事長 石破茂(55)、幹事長代行 菅義偉(63)、幹事長代理 鴨下一郎(63)
政調会長に甘利明(63)、国対委員長に浜田靖一(56)、総務会長に細田博(68)

 何と全員が閣僚経験あり。大半は重要閣僚や三役を歴任したベテラン議員で、まさに「組閣」に負けないようなメンバーをそろえたと言えるのだが。
 よく言えば、経験豊富で重みや安定感が感じられるものの、悪く言えば、安倍氏同様、昔の名前で出ています的な旧自民党のイメージを引きずっており、フレッシュさは全く感じられないように思われる。^^;
<民主党の新執行部が輿石氏以外は40~50代になったのと対照的な感じも。>

 安倍氏は会見で「お友達内閣と揶揄されたときは若い人が入っていたが、今回は次期衆院選に勝ち抜くため、この批判を避けることにも配慮した」と説明していたのだが。「お友達」と揶揄されたのは、年齢のことに限らず、安倍氏を理解&支持してくれる人を多く起用して、仲間内の協議や考えをメインに国政を進めようとしたからであって。その意味では、今回もさして進歩はなかったと言えるだろう。^^;

* * * * *

 今回の人事がいかに「お身内+論功行賞」なのかというのは、総裁選を振り返ってみるとわかりやすいかも知れない。

 安倍氏が出馬することになって、最も懸命に動いてくれたのが安倍氏が率いる超保守系グループ(事務局長は菅義偉氏)の創生日本のメンバーと甘利明氏だ。
 甘利氏と菅氏は昔からのお友達で、06年の総裁選も安倍氏をサポート。当選後は、経産大臣、総務大臣として安倍内閣に入閣して、何かあった時には直接会って相談に乗ることも多かった盟友である。
 今回の総裁選では、甘利氏は、自派閥の山崎派から石原伸晃氏が出馬したにもかかわらず、安倍氏の推薦人&選対本部長の責任者になって、菅氏と共に選挙活動を支援したのだった。

 また派閥の中では、高村派と麻生派が最初から安倍支持を表明したのだが。
 高村氏は、安倍親子と同じ山口県選出の先輩。06年も安倍氏を支持して、高村派から2人が入閣(後に高村氏自身も入閣)している。
 今回の総裁選では、高村氏が、石原陣営を快く思っていない旧谷垣派に1回めから安倍氏に投票するように説得。この旧谷垣票が、かなりプラスに働いたという。
<尚、谷垣氏は安倍支持の条件として、過度にタカ派化しないこと、石破氏を幹事長にして挙党体制を築くことを要請したと報じられている。>

 そして決選投票の際に、大きな力になったのが、町村派と額賀派だった。
 安倍氏は同じ町村派ながら、町村氏との一本化を拒否して出馬したのだが。決選投票では、町村陣営の議員は、町村氏と相談した上で、安倍氏に投票したとのこと。安倍氏は27日に町村氏を見舞い、町村陣営の選対本部長を務め、票をまとめてくれたのが細田博之氏の役員起用を伝えたという。

 そして、先に幹事長に決まっていた石破茂氏は、選対本部長の鴨下一郎氏と浜田靖一氏の起用を要望したという。
 浜田氏は谷垣執行部で国対副委員長を務めており、そのまま昇格することに。また鴨下氏は、創生日本のメンバーゆえ、安倍氏とも関わりがある。ただ、後述するように幹事長「代行」「代理」争いで、安倍陣営に負けたようだ。^^;

<尚、額賀派も自派閥を離脱した石破氏には投票したくないので、決選投票で安倍氏に投票したのだが。今回の人事では、額賀副志郎氏の起用や茂木政調会長留任をはじめ何人かが候補として名前が出ていたものの、結局1人も要職にはつけず。現段階では、中堅の加藤勝信氏が総裁特別補佐に起用されるにとどまっている。今後、この人事がどのように影響するか気になるところだ。
 ちなみに石原伸晃氏、林芳正氏を支持していた山崎、古賀陣営は「完全に干された」とぼやく声が出ることに。古賀氏は、自分の派閥の谷垣前総裁の不支持を表明して派閥を分裂させた上、敗北をした責任をとり、派閥の会長を辞任することを表明するに至った。> 

『安倍氏は06年の首相就任時の組閣で側近や若手を重用し、「お友達内閣」と批判され、わずか1年で辞任。安倍氏は今回の人事で「その批判も配慮した」と述べ、安定感を優先させた。ただ、総裁選で石原伸晃前幹事長や林芳正前政調会長代理を支援した「負け組」の議員からの登用はなく、「結局はお友達と論功行賞だ」(ベテラン議員)と不満も出ている。
 一方で、通産官僚出身の細田氏と元経済産業相の甘利氏は「原発推進派」として知られ、党内から「国民には原発への抵抗感が強く、衆院選で支持を得られるのか」(若手)との懸念が上がる。(毎日新聞9月29日)』

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 安倍元首相は、昨日の会見で「自民党は民主党とは違い、経験に裏打ちされた責任感を持っている。その観点から、重厚な新執行部を構成した」と胸を張った。また、安倍総裁は「政権を奪還するための強力な布陣です。日本を取り戻す内閣、今回の総裁選のテーマを実行に移す執行部である」と、新執行部の人事に自信を示していたのだが。(NNN9月28日)

 mewは、客観的に見て、この人事は一つ間違えると大失敗に終わるのではないかと思うところがある。<もしmewが自民党支持者だったとしても、かなり心配かも。^^;>

 そもそもmewは、安倍総裁が石破氏を幹事長に起用したこと自体、かなり疑問に思うところがあるのだ。^^;

『石破幹事長は、総裁選で地方の党員票の過半数を獲得した人気を、次の総選挙に結びつけたい狙い。ただ、赤字国債発行法案への対応など、解散戦略において安倍総裁とややズレがある他、「一匹オオカミ」とも言われる石破氏に「党内をまとめられるのか」との懸念の声もある。(同上)』

* * * * *

 安倍総裁は、石破氏が総裁選で過半数の党員票&4割近い議員票を獲得したことを重視して、「選挙の顔」にするべく&地方組織との連携強化も考えて、総裁選の翌日には、石破氏を党実務TOPの幹事長に起用したのだけど・・・。
<関連記事・『自民総裁選は、安倍が石破に逆転勝利。党員の支持より、長老と派閥の力。』>

 でも、mewは、正直なところ、石破氏は幹事長にはあまり向いていないタイプではないかと思うのである。^^;

 幹事長というのは、党内の実務の責任者ゆえ、総裁の意向を踏まえつつ、様々な役員や議員(派閥含む)との間で意見を調整しながら、党全体をうまくまとめて行くことが重要な仕事になるし。また選挙の責任者として、党の資金や候補者選定、選挙戦略、様々な団体の支援確保などを担っており、時にはかなりキナ臭い&ドロドロした交渉や駆け引きも行なうことがある役職なのだけど。

 何分にも石破氏は、わが道を行くタイプで、考えが合う仲間は大事にするし、うまく付き合って行けるのだけど。自分の主張は簡単に曲げず、納得行かないことには妥協や譲歩をできないところがあるため、アチコチにうまく根回しや調整をしながらみんなをまとめて行くというのは不得手そうだし。党内には、石破氏を好んでいないor面倒なやつだと思っている人が少なからずいるからだ。^^;
 それに、おそらくウラでアレコレの要望をきいて、キナ臭い交渉をするのも、決して得意ではないだろう。(~_~;)

<党の選対局長は、安倍氏と同じ山口県選出の河村健夫氏が留任するようだが。石破氏と河村氏の関係もビミョ~かも。^^;>

* * * * *

 また、上のリンク記事にも書いたのだけど、安倍氏と石破氏は、一部の政策を除いては、基本的な政治理念や個別政策に関する主張、党運営や国会運営の考え方などなどがかなり異なるのである。^^;

 でも、幹事長の方が、党の代表として、日常的に会見を行なったり取材に応じたりする機会が多いわけで。<この2日間もTVに出まくっていたよね。>石破氏は、党の立場や他の議員の考え方にあまり配慮せず、自分個人の意見を言ってしまうことが多いため、その点でも安倍陣営や党内と軋轢が生じる可能性があるし。

 もし石破氏が、急激に長老軽視や派閥解体を実行に移そうとした場合は、まだ派閥の領袖や議員などから大反発をくらうおそれもある。(ーー)

<安倍総裁も、今後は長老支配や過度の派閥のしめつけをなくして、風通しのいい政党にしたいという思いがあるようなのだが。(今回も森喜朗氏に出馬回避するように説得されたり、町村派の分裂問題が生じたりしたもんね。^^;)
 ただ、安倍氏は、06年に首相になった時には、まさに100人以上いた町村派&森氏の力をバックにして政権&党運営をしていたのだし。今回も最終的には、町村派+αの数の力を借りて当選したわけで。今後も派閥に頼ったり、何かと配慮せざるを得なかったりする可能性が大きいように思われる。(今回の人事にも、それはあらわれている。)>

* * * * *

 安倍総裁は、執行部が石破ペースになってしまうことも懸念して、高村氏を副総裁にしたり、信頼できる仲間である菅氏を幹事長代行に起用したりしたのではないかと思うのだが。
 その人事に関しても、主導権争いが生じていたという。
 
『人事の調整過程で、両氏は激しい駆け引きを繰り広げた。関係者によると、安倍氏は副総裁に高村正彦元外相を起用したが、石破氏は権限の分散を嫌って副総裁ポストを置くことに難色を示した。幹事長代行をめぐっても、安倍氏が菅義偉元総務相、石破氏は鴨下一郎元環境相と、それぞれの側近を推し、綱引きの末、菅氏が幹事長代行、鴨下氏が幹事長代理に収まった経緯がある。

 安倍、石破両氏の関係はもともと近くはない。自民党が惨敗した2007年参院選の後、続投表明した当時の安倍首相を、石破氏が厳しく批判したこともある。
 歴代幹事長を大別すると、最大派閥の実力者だった野中広務氏のような重鎮型、「小泉純一郎首相のイエスマン」を自称した武部勤氏のような忠臣型がいるが、石破氏は無派閥で党内基盤が弱く、どちらにも該当しない。強い指導力を示そうとすれば、執行部内に波風が立つ可能性がある。(時事通信9月27日)』

『最後まで調整が難航したのが、政調会長人事だった。石破氏は「自民党の変化をアピールする」(側近)ため、若手の加藤勝信元内閣府政務官の抜てきを期待。安倍氏も一時検討したが、最終的に「論功行賞」もあって、総裁選で自らの陣営の選対本部長を務めた甘利氏を選び、石破氏との温度差をのぞかせた。』

 ちなみに高村氏は中国とのパイプがあるので、中国から右よりとして警戒されている安倍総裁とバランスをとるために副総裁に起用したという話も。昨日の会見でも、「外交は政府がやるが、安倍総裁は近いうちに首相になるから、それを支えたい」と、まるでプレ外務大臣のようなことを言っているのをききながら「近いうちに首相なんかにするものか」とTVに向かって、言い返していたmewなのだった。(~_~;)

<あ、高村氏も結構プライドの高い人なので、石破氏とやり合うことになる可能性があるかも。^^;

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 ところで、昨日、日本維新の会が、ついに国政政党としての届出を行なったという。

『大阪市の橋下徹市長が代表を務める国政政党「日本維新の会」が28日、正式に発足した。大阪府選挙管理委員会を通じて同日、総務相へ設立届を提出し、受理された。日本維新には、松野頼久元官房副長官(衆院熊本1区)ら衆参7人の現職国会議員が参加。公職選挙法などが定める国会議員5人以上という政党要件を満たした形での旗揚げとなった。(中略)

 正式発足を受け、来週には衆院選候補者の選考作業を開始するほか、来月中旬には橋下氏らが上京して主要政党へのあいさつ回りを行うなど、国政政党としての活動を本格化させる。
 同党は大阪市内に本部を構え、東京・霞が関に国会議員の活動拠点となる東京事務所を置く。幹事長には松井一郎大阪府知事が就任。大阪府議らで組織する地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下氏)は、日本維新の傘下に入る。(時事通信9月28日)』

『大阪府に党本部を置き、代表に橋下徹大阪市長が就任する。橋下氏は同日、「政治の世界で東京一極集中を打ち破る第一歩」と表明。国会議員7人を擁しながら自治体首長が大阪から国会対策などを指揮し、国会議員と地方議員を対等とする異例の体制で正式発足した。
 幹事長には松井一郎大阪府知事、政調会長に浅田均大阪府議会議長、総務会長に東徹同府議が就く。政治団体「中京維新の会」を率いる大村秀章愛知県知事に顧問就任を打診している。(産経新聞9月28日)』

 尚、松井幹事長は『地域政党「減税日本」を率いる河村たかし名古屋市長との関係については、「政策が違うのに情だけで一緒にはなれない」と指摘。次期衆院選での連携を見送る考えを改めて示した。(時事通信9月28日)』

<やっぱ、河村氏&減税日本は切られてしまうようですね。(・・)>

 また『民主党の玉置公良衆院議員(比例近畿)が離党して新党「日本維新の会」への合流を検討していることについて、維新幹部は27日、「(新党参加を決めた)国会議員の誰も玉置氏を知らない。合流はあり得ない」と、玉置氏を受け入れない意向を示した。
 維新幹部によると、自治労の地方組織の幹部だった玉置氏は労働組合の支援を受けているとして、公務員制度改革を掲げる維新への参加は認められない、と判断したという。(朝日新聞9月28日)』

<組合関係者は、入れてもらえないようです。^^;>

* * * * *

 日本維新の会は、国政政党ながら、党本部は大阪に。執行部も基本的に大阪で活動し、党首は大阪市長と、幹事長は大阪府知事などの兼務しながら、国会での活動を指揮することになる。

 国会議員団の中から、副代表などの幹部を決めることも検討しているようなのだが。国会議員と地方議員は台頭な立場にあるし、代表や執行部に強い権限を持たせる規約を作るため、国会議員が単独で方針を決めることができないシステムになっているという。関連報道記事*1

 ただ、国会の対応や他党との協議などで、いちいち大阪にお伺いを立てないと何も決められない、動けないというのは、現実的ではないように思うし。
 橋下市長は、プライベートの時間を削って国政に当たると言っていたのだが。橋下市長や松井幹事長が公務を行なっている最中には、連絡をとることができないとすれば不便だし。かと言って、公務の最中に国政に関する協議を行なうとすれば、大阪の府民や市民に対する責務が十分に果たせないことになるわけで。
 どちらの仕事も中途半端になってしまう上、どちらの側からも苦情や不満が出るようになるのではないかと思ったりもする。(~_~;)

<まあ、今はわずか5人の野党だからいいけれど。もし選挙後に議席数が増えた場合も、この形を通せるとは思えないよね~。>

 国会議員の方は、地方議員と同等の扱いで、自分たちの権限が弱いことに、既に疑問や反発を覚えている様子。
 そのうち国会活動を本格的に始めるようになったら、国会議員が自分たちの意思やペースで言動する機会が増えて、問題が生じるおそれが大きいのではないかと思われる。(~_~;) 

* * * * *

 維新の会は以前から安倍晋三氏と接触があったことから、もし安倍氏が自民党の総裁になった場合には、同会と連携するのではないかという見方もあったのだが。

『新党「日本維新の会」幹事長の松井一郎大阪府知事は26日、自民党新総裁に安倍晋三元首相が選出されたことに関し「教育や公務員制度の改革など一致する部分もあるが、環太平洋連携協定(TPP)や原発政策は違う。連携という話にはならない」と述べ、次期衆院選での連携を否定した。
 同時に、維新新党が次期衆院選で過半数を目指す方針に変わりはないとの認識をあらためて表明。「政策の一致と実現させるのは違う。大阪の公務員改革、教育改革は国より進んでいる」と強調した。(産経新聞9月26日)』

『自民党の安倍晋三総裁は28日午後の記者会見で「日本維新の会」の結成について「当然ライバルとして対峙(たいじ)することになる。(小選挙区で)空いているところは石破茂幹事長が精鋭を投入する。互いに理念を戦いあわせるのが国民の期待だと思う」と語った。一方で「憲法改正には彼らのパワーが必要」との認識も示した。〔日経QUICKニュース9月28日〕』

 自民党も維新の会も、次の衆院選では(公明党が出馬するところ以外?)全選挙区に候補者を擁立する予定なのだが。
 一部の政策は異なるものの、憲法改正や集団的自衛権、愛国的な教育などの保守的な理念や政策が重なるところから、保守層の票が割れるのではないかという懸念も出ているとのこと。(・・)

 ・・・ときくと、自民党と維新の会の候補の票が割れて<その分、平和&リベラル志向の政党の候補が漁夫の利を得て?>、結局、2党が足を引っ張り合う形で自滅してしまい、思ったほど議席がとれなかったってことになればいいのにと、ついつい他党の不幸を願ってしまう今日この頃のmewなのだった。(^^ゞ

                       THANKS

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by mew-run7 | 2012-09-29 05:50 | 自民党について | Trackback

小沢控訴審~公判の詳報&検察役は、本当に有罪立証の覚悟と自信があったのか?

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 この記事は『小沢控訴審~即日で結審、検察役申請の証拠は不採用。判決は11月12日』のつづきで、小沢一郎氏の控訴審の話を・・・。

 9月26日に東京高裁で行なわれた小沢一郎氏の控訴審は、わずか1時間で終わったという。

 第1審ほどの注目度はないものの<一審の初公判では、傍聴の倍率は40倍を超えていた>、26日も57の傍聴席に対し192人が並び、くじは3.4倍の倍率だったとのこと。

 先頭で並んだものの抽選に外れた人は、『「小沢さんが有罪になるか無罪になるかで、日本の政治は大きく左右される。運命の一日だと思い、どうしても見たかった」と残念そうだった』という。
<以下、特に引用元を記していない報道記事は、全て産経新聞9月26日からのものである。>

 控訴審では、被告人に出廷の義務がないのであるが。小沢氏は、早い段階から自らも出廷する意向を示しており、被告人側の席に座った。

『小沢代表が出廷したことに、弘中弁護士は「『後ろめたいこともないので、きちんと出た方が良いのでは』と促すと、代表は『そうします』と応じた」と明かした。結審後、小川裁判長は小沢代表に判決言い渡し日の意向を質問。代表は「出席します」と答えた』という。(毎日新聞9月26日)

『1審に続き弁護を担当する弘中惇一郎(ひろなか・じゅんいちろう)弁護士らと談笑するなど、リラックスした様子で裁判所に入った小沢一郎被告。「小沢一郎です。衆議院議員です」。開廷後、裁判長の人定質問にもよどみなく返答した。』

『102号法廷に入廷すると、小川正持(しょうじ)裁判長に深々と一礼。人定質問に対し「小沢一郎です。衆議院議員です」とはっきり答えた。被告人席に着くと一つ大きく息をつき、目をつぶった。検察官役の指定弁護士と弁護側の意見書が読み上げられる間も、小沢被告は無表情を貫いたまま。公判は、焦点となる証拠請求の採否に移った。』

* * * * *

 この控訴審の最大の争点は、小沢氏が、秘書らが政治資金収支報告書に事実と異なる記載を行なったことに関して、違法性の認識&その可能性があったのかどうかということだ。
 もし小沢氏が秘書らから「XXをこう記載することにします」という報告を受けていたとしても、小沢氏がそれが違法な行為に当たるという認識&その可能性がなかった場合、虚偽記載の共謀共同正犯は成立を認めることはできないからだ。

 検察役の指定弁護士は、東京地裁が下した一審の判決は違法性の認識に関して、事実誤認があると主張。また一審で小沢氏の違法性の認識が争点化されていなかったため、その立証を十分に行なっていなかったことを指摘して、東京高裁に控訴を申し立てている。

『小沢被告の違法性の認識が争点。4月の1審判決は、石川知裕衆院議員(39)=1審有罪、控訴中=ら元秘書による虚偽記載を認定し、小沢被告が陸山会に提供した4億円の簿外処理や、土地取得の公表先送りについて「報告・了承」があったことも認めた。だが、小沢被告が「虚偽記載にあたると認識していなかった可能性があり、「故意の立証が不十分」として元秘書との共謀までは認めず、禁錮3年の求刑に対し無罪を言い渡した。』

『指定弁護士は、代表が土地購入時の04年10月、陸山会に提供した4億円とは別に、同額の銀行融資を受けるため関係書類に署名押印した点を重視。「代表は土地代金が近日中に支払われると理解していた。05年に先送りされたと認識した可能性はない」とし、融資で4億円提供を隠そうとしたとしつつ共謀を否定した1審判決は「客観的に不合理」と主張した。(毎日新聞9月26日)』

『指定弁護士は控訴趣意書で「小沢被告の政治生命に関わるような重大な問題について、元秘書が報告をしなかったり虚偽の事実を告げたりするとは考えられない」と主張。「違法であることを認識しており、共謀は明らか」としている。弁護側は答弁書で「証拠に基づかない想像を述べているにすぎない」と主張した。』

 また小沢氏の違法性の認識に関して、『弁護側は「違法と知れば止めていた」と反論した。(毎日新聞9月26日)』

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 指定弁護士は、5月に控訴申し立てを行なった際には、東京地裁が秘書らからの報告を認めながら、小沢氏の違法性の認識&その可能性を認めなかったことに「事実誤認がある」と主張。また一審では、違法性の認識が争点になっていなかったため、十分な立証が行なえなかったとして、控訴審で改めて立証したいと語っていた。
 しかし、その後の補充捜査がうまく行かず、新たな有力証拠を集めて提出することができないまま、公判を迎えることになったようだ。

『指定弁護士側は5月の控訴以降、有罪立証のための「新証拠」探しを模索したが、補充捜査は難航。控訴審では、元秘書2人の供述調書のほか、小沢一郎被告の捜査段階の調書なども証拠請求したが、東京高裁は全て退けた。被告人質問も行われないため、高裁は1審と同じ証拠に基づいて判断することになる。

 そもそも控訴審に与えられているのは、1審の大きな誤りをチェックするための「事後審」としての役割だ。最高裁は2月、控訴審で事実誤認を理由に1審判決を見直す場合は「論理則、経験則」に照らして、不合理な点があることを具体的に示さなければならない、との判断を示し、明確な立証を求めている。

 指定弁護士側は1審判決後に、有罪立証の補強材料になり得るとみられた提供情報の裏付け作業を進めたが、立証への活用は断念。今回調書を作成した2人以外にも小沢被告の周辺者への聴取を試みたが、ほとんど実現しなかった。』

* * * * * 

 結局、指定弁護士は今回の控訴審で12点の新たな証拠を申請。<元秘書2名の供述調書のほか、東京地検が作成した小沢氏の供述調書、事務所の帳簿、銀行融資を受けた際の書類などが含まれていたという。>
 弁護側が同意したものは、公判で証拠として用いることができる規定があるのだが、申請された証拠は、事件との関連性などで問題があるものばかりだったので、小沢弁護側が全てに同意せず。
 さらに東京高裁も、申請された全ての証拠の採用を却下。指定弁護士側は、小沢氏の元秘書らの供述調書を証拠とするために、元秘書の証人尋問を要求していたのだが。高裁はそれも却下した。

 そのため、今回の控訴審は、両当事者がお互いの主張を行ない、高裁が全ての証拠の採用を却下することを告げただけで終わったため、わずか1時間で結審することになったという。

『「証拠請求をいずれも却下します」。裁判長は間髪入れずに「これで結審します」と続けた。26日、東京高裁で開かれた、元民主党代表で「国民の生活が第一」代表、小沢一郎被告(70)=1審無罪=の控訴審初公判。政界の実力者が5カ月ぶりに被告人席に着いた“第2ラウンド”は、約1時間であっけなく幕を閉じた。検察官役の指定弁護士側は「手持ち証拠でも十分争える」との立場だが、逆転のハードルは極めて高い。

指定弁護士側は5月の控訴以降、小沢被告の関与を裏付ける「新証拠」探しを模索したが、補充捜査は難航した。控訴審では、元秘書2人の供述調書のほか、小沢被告の捜査段階の調書や不動産関連の書類なども証拠請求したが、東京高裁は全て退けた。被告人質問も行われないため、高裁は、無罪の結論を導いた1審と同じ証拠に基づいて判断することになる。

 そもそも控訴審に与えられているのは、1審の大きな誤りをチェックするための「事後審」としての役割だ。この立場にのっとり、最高裁は2月、控訴審で事実誤認を理由に1審判決を見直す場合は「論理則、経験則」に照らして、不合理な点があることを具体的に示さなければならない、との初判断を示し、明確な立証を求めている。

 指定弁護士側は当初、1審判決後に寄せられた情報のうち、有罪立証の補強材料になり得るとみられた情報の裏付け作業を進めたが、立証への活用は断念。今回調書を作成した元秘書2人以外にも小沢被告の周辺者への聴取を試みたが、実現しなかった。小沢被告の弁護団の一人は「1審を覆す新たな証拠は何も示されなかった」として無罪維持に自信を見せる。

 判決では、指定弁護士側にとって厳しい状況となった中で「違法性の認識がなかった可能性がある」とした1審の結論が「明らかに不合理」とまで認定されるかが焦点となる。』

『平成12年まで約20年間、小沢被告の秘書を務めた男性(59)の供述調書などの採用を求めた指定弁護士側に対し、弘中弁護士は「事件と関連性がない。反対です」と強い口調で訴えた。小川裁判長は陪席裁判官2人を見やると、淡々とした口調で証拠却下を告げた。
 にわかに騒然とする廷内で、小沢被告は周囲を見回すなど状況がのみ込めていない様子。隣に座る弁護士の説明で理解すると、大きく何度もうなずいていた。』

* * * * * 

 1審の時には、証拠調べだけで1日とって、裁判官が何十も申請された証拠の採否を一つ一つ理由を挙げながら判断して行ったのだが。<何人も証人尋問を行なった上、東京地検特捜部の捜査の違法性に対する指摘を考慮したりして、採否を決めたので、説明も長かったのだ。>
 今回は、弁護側の主張を取り入れたり、客観的に判断して「事件との関連性がない」などの理由で、あっさりとした説明でパンパン却下して行ったのか、あっという間に証拠の採否を告げる時間が終わり、小沢氏の「あらら?」という感じだったのかも知れない。(・・)

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 小沢弁護団と指定弁護士は、公判後にそれぞれ記者会見を開き、次のように語った。

『小沢一郎被告の弁護団は閉廷後、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開き、主任弁護人の弘中惇一郎(ひろなか・じゅんいちろう)弁護士は「(控訴が)棄却されることは間違いない」と、「無罪維持」に自信をのぞかせた。指定弁護士について「そもそも控訴をするべきではなかった」と批判。「1審後、被告の立場も大きく変わったが、不当な控訴の影響が全くなかったと言えない」とし、裁判が政治生活に与えた影響にも触れた。

 一方、指定弁護士として中心的な役割を果たした大室俊三(おおむろ・しゅんぞう)弁護士は、東京高裁が証拠請求を却下したことについて、「正直言うと予想していた」とコメント。1審のままの証拠で11月12日の判決を待つことになるが、「証拠の却下で不利になったとは思っていない。有罪であるべきだし、1審の判断はおかしいと思っている」と強気の姿勢を崩さなかった。』

『閉廷後、検察官役の指定弁護士は「1審の証拠だけでも小沢代表の(元秘書との)共謀は十分に立証できている」と強気の姿勢を崩さなかったが、弁護側は「控訴棄却は間違いない」と無罪維持に自信を見せた。

 主任格の指定弁護士、大室俊三弁護士は即日結審について「こうなるとは思っていた。追加証拠の有無では結論は変わらないという判断だろう。不利になったとは思わない」と淡々と話した。

 閉廷後に記者会見した小沢代表の弘中惇一郎主任弁護人は「代表の(政界での)立場も大きく変わり、不当な控訴の影響もある。さかのぼって言えば、不当な起訴という気持ちがぬぐえない」と指定弁護士を非難した。(毎日新聞9月26日)』

* * * * * 

 このブログにもさんざん書いていることだが。そもそもこの陸山会事件で東京地検特捜部が強制捜査を行ない、秘書3人を逮捕、起訴したこと自体が不当だし。東京地検が不起訴処分を下した小沢氏本人が、検察審査会で2度にわたって起訴相当議決を受け、強制起訴されたことにも問題があるし。
 ましてや、後に東京地検が検察審査会に、事実と異なることを記した書類も含め、起訴相当議決を誘導するような捜査資料を提出していたことが判明し、疑惑と問題だらけの起訴になってしまったわけで・・・。
 mewもまさに弘中弁護士が語っていたように「不当な起訴という気持ちがぬぐえない」部分が大きいし。以前も書いたように、司法界は「不当起訴の控制」の仕方に関して、適切な対応をできるようにすべきではないかと、改めて提言したいと思ったりもする。

* * * * *

 それでも小沢氏は、3月に東京地裁で無罪判決を得ることができて、ほっと一息だったのだが。5月に、検察役の指定弁護士が控訴を申し立てたため、さらに公判が長引くことに。
 弘中弁護士が示唆していたように、もしここで無罪が確定していれば、小沢氏は民主党を離党することもなかったかも知れないし。政界での立場も異なっていたかも知れないわけで、やはり小沢氏の政治生活に大きな影響を与えたのではないかと言えるだろう。

 ただ、上述したような諸経緯もあって、5月に指定弁護士が控訴を行なったことに対しても、大きな疑問や批判の声が出ていたのであるが。
 mewは、指定弁護士が違法性の認識に関して控訴審で立証し得る自信を有しているのであれば、控訴したこと自体をアタマから批判することはできないと考えていた。
<それは検察役の職責&権利でもあるし。小沢氏のことはヨコに置いて、一般論で考えた場合、検察役が本当に判決に問題があると思い、立証し得ると考えるなら、控訴しない道を選ぶ方が、逆に社会正義に反すると思うので。>

 とはいえ、mewはもともと1審の時から、指定弁護士が小沢氏の主観的な要件をきちんと立証していないことに疑問を持っており、これで共謀共同正犯の成立を認めるのは難しいのではないかと思っていたので・・・。<関連記事・『検察役、控訴可否の結論は9日に&検察役の判決後の会見を見て思ったこと。』>
、もしあえて控訴するからには、それなりの覚悟をもって行なって欲しかったし。その点をきちんと立証する努力をすべきだと考えていたのだけど。
<関連記事・『小沢公判~検察役は、有罪立証の難しさ&多大な負担を覚悟で、控訴するのか? 』など

 しかし、実際のところ、指定弁護士は控訴審において、「なるほど」と思えるような主張も証拠の提出&立証を全くできなかったわけで。率直な話、「こんなことしかできないなら、何でわざわざ控訴をしたんだ」と批判を浴びても致し方ないのではないかと思ってしまうところがあった。(-_-)

* * * * * 
  
 そもそも指定弁護士は、東京地裁が一審で採用された証拠の評価を誤って、事実を誤認したと考えているので、新たな証拠が採用されなくても不利はないと言っているのではないかと察する。
 そして、実際のところ、東京高裁の裁判官が、一審と同じ証拠を見て、別の判断を下す可能性はゼロとは言えないのだけど・・・。

 報道記事を見る限りでは、指定弁護士側は今回も「不合理性」を指摘するばかりで、その主張は全く説得的ではないようにも思われる上、東京高裁が指定弁護士側が申請した新たな証拠の採用を全て却下していることなども考えあわせると、控訴が棄却される可能性が極めて大きいのではないかと・・・。
 また、是非、そうあって欲しいと願っているmewなのだった。(@@)

p.s. 小沢氏に関しては、ホントに11月12日の判決の日で、無罪が確定して、これで全て打ち止めにして欲しいですよね! (**)
 もちろん3人の元秘書の控訴審でも、何とか無罪判決を勝ち取れるように願っているけど。(・・)
 
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by mew-run7 | 2012-09-28 07:52 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1)

自民総裁選は、安倍が石破に逆転勝利。党員の支持より、長老と派閥の力。

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 26日、自民党の総裁選が行なわれ、安倍晋三氏が決選投票で石破茂氏を下し、新総裁に選ばれた。(ーー)

 総裁選は、各地方支部の党員票300と衆参国会議員票198の合計で争われた。

 第1回投票の結果は下記の通り。

1・石破 茂 (55)199票(議員票 34票/党員票 165票)
2・安倍晋三 (58)141票(議員票 54票/党員票  87票)
3・石原伸晃 (55) 96票(議員票 58票/党員票  38票)
4・町村信孝 (67) 34票(議員票 27票/党員票   7票)
5・林 芳正 (51) 27票(議員票 24票/党員票   3票)

 第1回の投票では、党員票の過半数を制した石破氏がTOPに立ったものの、議員のみの投票で決まる決選投票では、安倍氏が108票をとり、89票だった石破氏を下して、新総裁に決まった。(-"-)

 安倍氏は、新総裁に選出された後の挨拶で、最初に、この3年間、自民党を懸命にまとめて来た谷垣総裁を慰労する言葉を述べた。<谷垣総裁も、これにはウルウル&議員たちも大拍手。>
 そして、新総裁として、政権奪還を目指す決意を告げると共に「政権奪還することは私たちのためではない。自民党のためでもない。日本を取り戻す、強い日本を作る、豊かな日本を作る、そして日本人が日本に生まれたことに幸せを感じる、子供たちが誇りを持てる、そういう日本を作る」と意欲を示した。
.
* * * * * 

 あーあ。安倍っちが新総裁になっちゃった。_(。。)_

 やだな~、毎日のように、アノ顔見て、アノ声&アノ滑舌の悪い、要領を得ないグダグダのしゃべりをきくの。(~_~;)utsu

 これは党員票の数に見事にあらわれていたと思うのだけど。そもそも安倍氏を支持しているのは、コアな保守派だけであって。
 安倍氏は、政治家としても政策的な面でも、さして魅力がないし。頼りがいのあるリーダーだとも言い難いし。昔の名前で出ています的な出戻り総裁ゆえ、フレッシュさもないし。自民党にとって、プラス要素はそんなにないと思うのに。
 自民党の議員たちは、派閥の論理&党内力学(&思想ロマン?)から抜け出せないあまりに、選択を誤っちゃったんじゃないかな~。^^;

 超保守&タカ派&新自由主義なんて、mewとしてはトンデモない政策を目指すことになるわけだけど。
 逆に言えば、民主党+αにとっては、石破氏よりも安倍氏が総裁になった方が、くみしやすいと思うし。mew的にも、戦いやすい&叩きやすいかも。(・・)
 
 要は、あの人を首相にしなければいいんだもんね。(@@)

 ・・・というわけで、ここに「アンチ安倍自民党」宣言いたします!(^^)/

* * * * *

 今回の総裁選は、当日フタをあけるまで誰が当選するかわからない混戦ではあったのだけど。http://mewrun7.exblog.jp/18931793/
 『自民総裁選は票とり合戦に&石原押し?』にも書いたように、石破氏が1回目の投票で1位になるものの、もし安倍氏との決選投票になった場合は安倍氏が勝つというパターンは、まさに戦前から予想されていたことで。「結局、その通りになっちゃうのかよ~!」とツッコミたくなってしまうところがあった。(・・)

 この総裁選は、野党の党首選であるにもかかわらず、マスコミが「実質的に次の首相を決める選挙」として扱っていた上、戦前から誰が出馬するか&谷垣総裁の出馬辞退騒動があったり、5人乱立の混戦になったりしたこともあって、世間からも関心が集まっていたのだが。<与党の民主党の代表選以上にね。^^;>
  
 今回の投票の経過や結果を見て、一般国民に「やっぱ、自民党は相変わらず、長老や派閥の力が大きいんだな~」という印象を与えてしまったようにも思うし。何だか、この総裁選自体が、自民党にとってマイナス要素になってしまった可能性は否定できないだろう。^^;

 また、石破氏に多くの票を入れていた全国各地の県連からは、自分たちの声が総裁選に反映されなかったことに対する不満の声がかなり出ているとのこと。
 特に『地方票4票のうち3票が石破氏だった秋田県連は、総裁選の結果に抗議し、会長以下4役が辞意を表明した。渋谷正敏幹事長は「まずは地方の声に耳を傾け、地方の意思を尊重すべきだ」と国会議員の論理による新総裁誕生を批判した』という。(河北新報9月26日)
 
 安倍自民党は、今後、地方支部や一般国民に理解を得るような党運営を行なうように努力して行く必要があるのではないかとかないと、スムーズに選挙戦を進めることができないようにも思われる。(・・)

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 さて、もしかしたら今回の総裁選の一番のサプライズは、石破氏が、従前の予想を大きく上回り、165と過半数の党員票を獲得したことかも知れない。
 石破氏は一般国民対象の世論調査でも、総裁候補の中で常にTOPの支持率をとっており、「選挙の顔」ということを考えれば、石破氏を総裁にした方が自民党にとっても得策だったのではないかと思われる。

 それゆえ石破陣営も、もし党員票が半数前後に達すれば、議員票も石破氏に流れるのではないかと期待していたのだけど。残念ながら、その期待に反して1回目の投票でわずか34票しかとれず。
 決選投票では、石原氏の支持票がかなり石破氏に回ったようで、事前の予想よりは多くの議員票をとったものの、結局、安倍氏に20票弱及ばずに総裁の座につけずに終わったのだった。(-_-;)

 石破氏に議員票が集まらなかった理由としては、1・同氏が93年に宮沢内閣の不信任案に賛成し離党したこと、2・97年に復党し額賀派に所属するも、09年に自民党が下野した後、政調会長として派閥解消を主張&派閥を離脱したこと、3・今回の総裁選でも長老支配&派閥制度を批判していたこと、4・政策通&理論派で筋道を通したがるので融通がきかない、5・他の議員や秘書に対する愛想がよくない(挨拶もあまりしない)などが挙げられていたのだが・・・。^^;

 やはり政権復帰を目前にして、これまで自民党が築いて来た体制や物事の決め方の仕組みを簡単には壊されたくないという思いを持った派閥の領袖や議員たちが少なからず存在した結果なのではないかと思われる。(・・)

 実際、党内最大派閥の町村派や第3派閥の額賀派は、決選投票になった場合、2位が誰になろうとも、ともかく石破氏ではない方の候補に投票するようにという指示が出ていたという。(~_~;)

<ちなみに小泉進次郎氏は、「自民党は変わらないというイメージがある中で、新しい自民党の姿をつくり上げてほしいという期待を込め」1.2回目とも石破氏に投票したとのこと。(暗に「変わらない」象徴の安倍氏を批判しているようにもきこえたりして。)
 ただ、選挙前に小泉氏が誰を支持するかで若手・中堅議員の票の流れが変わると言われていただけに、石破陣営の中には「先に言っておいてくれたらな~」と思う人もいたのではないかと察するし。逆に考えれば、無言を貫いたことが、安倍氏をサポートすることにつながったと言えるかも。^^;>

* * * * *
 
 石破氏は、選挙後、インタビューに応えて、「党員票が過半数を超えたことは男冥利に尽きます。ただし、議員票を取れなかったことは私の不徳の致すところです」「悔しさは不思議とない。不思議と。結果は厳粛に受け止める。自らに足りないものは何か、ということを今後考えていきたい」と、かなりさばさばした表情で語っていたのだが。
 石破氏の推薦人になった三原じゅん子氏は、「民意が結果に反映されないルールは、どう考えてもおかしい。これだけの党員の声を無視することに、自民党は何も変わってないんだなとガッカリしました」と憤慨していたという。^^;
(発言部分・スポーツ報知9月26日))

 安倍新総裁としても、石破氏が多数の党員票を得た上に、決選投票でも議員票の4割をとったことは重視せざるを得まい。
 安倍総裁は、早速、石破氏を幹事長に任命することに決めたようなのだが。今後の党運営や政策作りにおいて、石破氏の党内での影響力がかなり強くなるのではないかと思われる。(**)
<でも、幹事長代理は、やっぱ、お友達の菅義偉くんに頼んじゃったみたいですね~。^^;>
* * * * *

 他方、mewが期待していた(?)石原氏は1回目の投票で、安倍、石破氏を上回る58の議員票を得ながらも、党員票が、従前の予想の半分ほどしかとれず。これが致命傷となって、安倍氏に大差をつけられて3位となり、決選投票に進むことができなかった。(~_~;)

<石原氏が総裁になれば、自民党の支持率は低下すると思って、当選を期待していたのだけど。それ以前に党員からの支持があまりにも低かったのよね。(>_<)。
 
 石原氏は、総裁をサポートすべき幹事長の立場でありながら、長老派の後押しを受けて谷垣総裁を押しのける形で出馬したこと(平成の明智光秀?)や、総裁選の序盤でサティアン発言などの失言があったこと、さらには総裁選中、今度は失言に気をつけるあまりに逆に説得的な主張ができなかったことなどが、党員票の減少に響いたようだ。

<石原陣営は、石原氏が総裁選中に失言をしないように、シナリオを作ったり、問答練習を行なったりしていたのだとか。石原氏は、TV出演や演説会の際も、失言をしないように、またハト派・リベラル派の長老にも配慮して慎重に発言を行なっていたので、その分、迫力やアピール度が不足してしまった部分があったかも知れないのよね。^^;>

 それにもかかわらず、石原氏は、最多の議員票を集めたわけで。<森、古賀氏の指示があったのか、町村氏&林氏から少しずつ票が回っていたしね。>
 ここでも、総裁選そのものに対する長老の影響力が見えてしまうところがあったし。また、石原氏自身にも、長老に依存している議員だというイメージが色濃くついてしまった感じがあって、今後の出世にマイナスに働く可能性がある。(~_~;)

* * * * *

 尚、安倍氏も、同じ派閥の長である町村氏が出馬の意向を示し、派閥のドンの森氏に出馬回避するように説得されたにもかかわらず、それをふりきって出馬したという意味では、「脱派閥、脱長老」的な側面があったのだけど。
 
 上にリンクした記事にも書いたように、選挙活動においては派閥の領袖である高村、麻生氏に議員票集めを頼る面があった上、決選投票では町村、額賀派の組織票なしには当選し得なかったことから、今後の党運営においては、派閥の存在を軽視できなくなるのではないだろうか?(・・)

<実際、安倍氏は、総裁に決まった後の会見で、前回はお友達人事を行なったことで批判を受けたことに反省を示していた上で、今回は派閥のバランスをとった人事を行なうことを示唆していたのよね。^^;>

 この辺りのことはまた改めて書きたいのだけど、安倍氏と石破氏は、同じ保守タカ派ながらも保守思想or考え方に違いがあるし。<安倍氏の率いる超保守グループの議員の中には、石破氏が河野談話の見直しや首相の靖国参拝に消極的なことなどに関して、かなり批判的な人がいるのだ。>総裁選での話をきく限り、経済・社会政策の考え方や党運営や国会運営の考え方にもかなり違うところがあったので、それらの調整をどのようにはかるのかも気になるところだ。^^;
 
 まあ、通常なら総裁に合わせるのだろうけど。石破氏は、自分が熟慮した上で「こうした方いい」と考えたことは容易に変えないタイプなので、上述した長老や派閥の影響力の問題も含めて、今後、2人がうまくタッグを組んで、スムーズな党運営や国会運営、政策を含めて方針の決定ができるのどうか、現段階では「???」に思えるし。
 もし安倍氏が、また首相時代のように、ついついお友達に頼るようになると、執行部の中で摩擦が生じるおそれがあるだけに、そこら辺もしっかりとウォッチして行きたいと思うmewなのだった。(・・)

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by mew-run7 | 2012-09-27 13:14 | 自民党について | Trackback(4)

小沢控訴審~即日で結審、検察役申請の証拠は不採用。判決は11月12日

これは9月26日、2本めの記事です。

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この記事では、小沢一郎氏の控訴審の速報を。

 今日26日午前、東京高裁で小沢一郎氏の控訴審が行なわれた。

 控訴を行なった検察役の指定弁護士は、小沢氏が政治資金収支報告書への虚偽記載に関して違法性の認識がなかった可能性があるとして共謀共同正犯の成立を認めず、無罪判決を下した一審判決には事実誤認の誤りがあると。小沢氏は銀行の融資書類の署名していることや、秘書から虚偽記載について報告を受けていることなどから、違法性の認識があったとして虚偽記載に関する共謀共同正犯が成立すると主張。
 それに対して、弁護士側は検察役の主張を全面的に否定し、無罪を主張して、控訴棄却を求めた。

 検察役の指定弁護士は、元秘書2名の供述調書や帳簿書類など約10点の証拠調べを請求したものの、弁護士側は全てに同意せず。東京高裁はこれらの証拠を全て採用せず、控訴審は、短時間で即日結審をすることになった。

 尚、判決は11月12日に言い渡されるという。(・・)

* * * * *

 とりあえず控訴審の公判に関しては、ブログで予想した通りの結果になったので、ほっとしているです。"^_^"

<こんなことなら控訴して欲しくなかったとも思うけど。(-"-)>

 あとは、無事に東京高裁から無罪判決が出て、確定させるのみ!(**)

 また、色々と報道を見て詳しいことがわかったら、明日以降に改めて記事を書くかも知れないが。
 とりあえず、NHK+αの報道記事をアップしておく。

* * * * * ☆

『資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載)罪に問われ、一審で無罪とされた元民主党代表で「国民の生活が第一」代表の小沢一郎被告(70)の控訴審第1回公判が26日、東京高裁(小川正持裁判長)で開かれた。検察官役の指定弁護士は、2000年ごろまで小沢事務所で勤務した元秘書2人の供述調書などを新たに証拠請求したが、高裁は採用せず、証人尋問も行わないことを決めた。公判は即日結審し、判決は11月12日に指定された。
 指定弁護士は「石川知裕衆院議員ら元秘書との共謀を認めなかった一審判決には誤りがある」と主張。弁護側は改めて無罪を訴え、控訴棄却を求めた。小沢代表は出廷した。
 一審判決は、土地代金の4億円を2004年分の収支報告書に計上しないことについて、小沢代表は石川議員らから報告を受け、了承したと認定した。しかし、実際に土地代金が04年に支払われたことの報告を受けておらず、支出が翌年分に記載されることは適法と考えたこともあり得るなどと判断していた。
 この点について、指定弁護士は控訴趣意書で、「争点になっていなかった」と批判し、小沢代表が融資関係書類に署名していることなどを挙げ、「一審判決は事実を誤認している」とした。
 弁護側は答弁書で、「指定弁護士の主張は、証拠に基づかない想像だ」と主張。一審は争点や証拠を整理した上で行われており、審理も十分だったと反論した。
 小沢代表は石川議員ら元秘書3人と共謀し、04年分の収支報告書に土地代金の4億円を記載せず、05年分に記載したなどとして強制起訴された。東京地裁は今年4月、無罪を言い渡した。(時事通信9月26日)』

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『国民の生活が第一の小沢一郎代表が政治資金を巡って強制的に起訴され、1審で無罪となった裁判の2審の審理が、東京高等裁判所で行われました。
検察官役の指定弁護士が新たに提出した証拠はすべて採用されずに審理は1日で終わり、判決は11月12日に言い渡されることになりました。

小沢一郎被告(70)は平成16年と17年分の資金管理団体の収支報告書にうその記載をしたとして強制的に起訴されましたが、1審の東京地方裁判所はことし4月、「本人はうその記載だと知らなかった可能性がある」などとして無罪を言い渡していました。
東京高等裁判所で午前10時半から始まった2審の審理には小沢代表も出廷しました。
裁判では検察官役の指定弁護士が1審を取り消して有罪にすべきだと主張したのに対し、代表の弁護団は速やかに審理を終えて再び無罪とするよう求めました。
そして東京高裁は指定弁護士が新たに提出した証拠をすべて採用せず、証人も呼ばないことを決め、2審の審理は1時間ほどですべて終わりました。
判決は11月12日に言い渡されることになりました。
小沢代表は審理の冒頭で裁判長に聞かれて名前などを答えたほかは法廷での発言はなく、目を閉じて双方の主張を聞いていました。
2審の争点は小沢代表が収支報告書についてうその記載だと知らなかったかどうかという点で東京高裁がこれまでの証拠を元にどのような判断をするか注目されます。

.弁護団“再び無罪になるのは間違いない”

小沢代表の弁護団の弘中惇一郎弁護士は「短期間で結審したことから、控訴が棄却されて再び無罪になるのは間違いないと思う。指定弁護士はそもそも控訴すべきでなかった」と述べました。
また、「裁判が終わったあと、代表とはまだ話をしていないが、1日で審理が終わる可能性があることは事前に伝えていたので、本人も納得していると思う」と話しました。

検察官役の指定弁護士“特に不利になったとは思っていない”

検察官役の指定弁護士を務める大室俊三弁護士は、新たに提出した証拠が採用されなかったことについて、「裁判所は証拠として調べる必要がないと判断しただけで、われわれにとって特に不利になったとは思っていない。もともと今回提出した証拠があるから控訴したわけではなく、1審と同じ証拠で判断しても結論は変わるべきだと思っている」と話しました。(NHK9月26日)』
  
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『資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われ、1審東京地裁で無罪とされた元民主党代表で「国民の生活が第一」代表の小沢一郎被告(70)の控訴審初公判が26日、東京高裁(小川正持(しょうじ)裁判長)で開かれた。検察官役の指定弁護士は「被告は政治資金収支報告書の記載を違法と認識しており、元秘書らとの共謀を認めなかった1審には事実誤認がある」と主張。弁護側は改めて無罪を主張し、控訴棄却を求めた。

指定弁護士側は平成12年ごろまで勤務していた元秘書2人の供述調書など12点を証拠請求したが、高裁はすべて退け、証人尋問も認めなかった。控訴審は即日結審し、判決期日は11月12日に指定された。

 小沢被告の違法性の認識が争点。4月の1審判決は、石川知裕衆院議員(39)=1審有罪、控訴中=ら元秘書による虚偽記載を認定し、小沢被告が陸山会に提供した4億円の簿外処理や、土地取得の公表先送りについて「報告・了承」があったことも認めた。だが、小沢被告が「虚偽記載にあたると認識していなかった可能性があり、「故意の立証が不十分」として元秘書との共謀までは認めず、禁錮3年の求刑に対し無罪を言い渡した。

 指定弁護士は控訴趣意書で「小沢被告の政治生命に関わるような重大な問題について、元秘書が報告をしなかったり虚偽の事実を告げたりするとは考えられない」と主張。「違法であることを認識しており、共謀は明らか」としている。弁護側は答弁書で「証拠に基づかない想像を述べているにすぎない」と主張した。

 小沢被告は平成16年10月に陸山会が東京都世田谷区の土地を購入した際、元秘書らと共謀し、自身が貸し付けた4億円を16年分収支報告書に記載しなかったなどとして強制起訴された。(産経新聞9月26日)』


野田くんに、解散は11月12日以降にするように、電話しておかなくっちゃだわ。(・・)


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by mew-run7 | 2012-09-26 15:13 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1)

自民総裁選は票とり合戦に&石原押し?+維新は事務局長も元自民+日中関係など

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 今日26日は、まず午前10時半から東京高裁で小沢一郎氏の控訴審の初公判が行なわれる。
 この控訴審に関しては、『小沢控訴審~弁護側は検察役請求の証拠に全て同意せず。証拠採用も困難か。』などに書いたのだが。できれば1日で結審して、早く判決が出て、無罪が確定して欲しいと願うばかりだ。(・・)

 そして、午後には、いよいよ何故か与党の代表選よりも何倍も注目されている自民党の総裁選が行なわれるのだが。その話をする前に、気になったニュースを2つ。

* * * * *

 日本維新の会が、25日に東京事務所を開設した。

『橋下徹大阪市長が代表を務める新党「日本維新の会」は25日、東京・霞が関に、所属国会議員の活動拠点となる東京事務所を開設した。事務所長には元自民党衆院議員の近江屋信広氏が就任する。

 一方、民主党の今井雅人(比例東海)、自民党の谷畑孝(比例近畿)の両衆院議員は同日、日本維新に合流するため、それぞれの所属政党に離党届を提出した。日本維新の所属国会議員は、すでに参加が決まった松野頼久元官房副長官ら衆参国会議員7人に、今井、谷畑両氏を加え計9人となる。(産経新聞9月25日)』

『東京事務所は松浪氏ら合流7議員が所属する「道州制型統治機構研究会」の事務所(東京・霞が関)に置き、合流する国会議員の秘書らが常駐する予定。日本維新は今後、衆院比例ブロックごとに地方事務所を開設することなども検討する。
 また、元自民党衆院議員の米田建三氏が、日本維新の政策アドバイザーに就くことも確認された。(産経新聞9月23日)』
.
『松野氏は記者団に対し、「価値観が共有できる仲間を結集していきたい」と述べ、今後も国会議員に維新の会への合流を呼び掛ける考えを強調。東京事務所の役割については、「国会対応が中心になる」と述べた。(時事通信9月25日)

『新党の幹事長になる松井一郎大阪府知事は同日、府庁で記者団に、「地方でいくら頑張っても全く(地方分権が)進まない。これをやり抜くために必要なのは国政に勢力を作ることだ」と語った。(読売新聞9月25日)』

* * * * *

 ついに維新の会が、国政進出の拠点となる東京事務所を開設したわけだが。mewが着目したのは、事務所長には近江屋信広氏(63)が就任するということだった。
 近江屋氏は、政治家志望だったようで、衆院議員も1期やったことがあるのだが。もともとは自民党の事務所にいて、総裁・幹事長室室長や事務局次長を務めていた人だからだ。
 つまり維新の会は、国政進出を行なうに当たって、自民党のベテラン事務担当者を採用したのである。(・・) 

 維新の会には「自分たちの手で新しい政治、政党を作る」というフレッシュなイメージがあって、それに期待していた人たちも少なからずいたのではないかと思うのだけど。
  
 まあ、初めての国政政党づくりゆえ、経験者の腕を借りようと思っても不思議はない部分もあるとはいえ、「既成政党に国政は任せられない」と言いながら、民主、自民、みんなの既成政党から国会議員を引き抜き、よりによって自民党の事務を担当していた人に局長を委ねるなんて・・・。結局、既存政党の一部をちょこまかと頂いて新党の基盤を作っているわけで、何だかな~という感じが。(~_~;)

 しかも、元・衆院議員(自民→新進→自民)で、バリバリの超保守タカ派として知られていた米田健三氏が政策アドバイザーに就くという話も出ていて、尚更にアブナイ政党になるのではないかと危惧してしまうところがある。(-_-)

<維新の会については、また週末辺りから色々と書きたいと思っているのだけど。早くも国会議員と地方議員の間で溝が生じている上、橋下代表と松井幹事長&超保守仲間の間でも思想&党運営などに関して、考え方のズレがどんどん表面化して来ている様子。さらにメディアの橋下&維新叩きも本格化しているので、もう半年もしたら、内部分裂が起きる&勢いが失せる可能性があるように思うです。(・・)>

* * * * *

 先日、『輿石幹事長が続投の意図&自民の反発+日中記念式典の中止&軍事演習の刺激』という記事で、日中国交正常化40周年の記念式典が中止されることになったという話を書いたのだけど・・・。

 中国政府は、河野洋平前衆院議長ら日中友好7団体の会長などを中心に、日中友好に関わって来た国会議員を15人ほど、27日に中国に招待し、国家指導者レベルの幹部が会談に応じる意向を示したという。

『中国側は、1972年の国交正常化を実現した田中角栄元首相の長女である田中元外相や、夫の田中直紀前防衛相も招待。日中友好7団体会長として、日本国際貿易促進協会の河野氏のほか、日中友好協会の加藤紘一自民党元幹事長、日中友好議員連盟の高村正彦元外相、日中協会の野田毅元自治相、日中友好会館の江田五月元参院議長、日中経済協会の張富士夫トヨタ自動車会長が訪中。駐中国大使経験者も招待を受けている。(時事通信9月24日)』

 また、親中派と知られる民主党の鳩山元首相、自民党の二階俊博氏、米倉弘昌経団連会長も招待されたとのこと。ただし、鳩山元首相は訪中を見送る意向を示している。^^;

 日中関係が改善&安定して行くには、まだまだ紆余(ウヨ)曲折ありそうなのだけど。このように中国と長い間、関わりを持っている日本の政治家が交流の機会を持つことで、関係の断裂、悪化を少しは防ぐことができるのではないかと思うし。
 この関係悪化は、両国の経済界に及ぼす影響が大きいだけに、経済団体の働きも重要になるのではないかと思われる。 

 それゆえ、今回、紹介された議員&経済団体関係者が、いい形で中国とのパイプ役になってくれるといいな~と願っているmewなのだった。(・・)
  
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 さてさて、26日には、ようやく自民党の総裁選が行なわれることに。
 1回目の投票は午後1時から始まる予定なのだが。決選投票になった場合、最終的に結果が出るのは、午後2時半ぐらいになるらしい。(@@)

 自民党の総裁選は、告示から投票まで2週間近くある上、総裁候補がアチコチのTVに出まくったり、全国各地での街頭演説の様子がニュースで伝えられりし続けているので、かなり長~く感じてしまう&ヘキエキとさせられてしまうところが。
 しかも、今回は立候補者が決まる前にアレコレの騒動があったので、さらに長~く感じられてしまったのだけど。
<mew知人は「まだ、やってるの~?もう飽きたよ~」と言っていたです。(~_~;)>

 戦前の予想通り、石破茂氏、安倍晋三氏、石原伸晃氏の三つ巴の戦いになったものの、最後まで誰も確定的なリードが奪えず、本当にフタを開けるまでは誰が当選するのかわからない混戦状態になっている。
<競馬でいうと、ゴール前まで3頭が並んで、直線の叩きあいをしているような感じね。(@@)>

* * * * *

 今回の自民党の総裁選は、地方支部の党員票300と衆参の国会議員票198の合計で争われるのだが。1回目の投票で過半数をとる候補者がいなかった場合は、1・2位になった候補者で、国会議員による決選投票が行なわれることになる。
<決選投票になるのは、40年ぶりなんだって。>

 1回目の投票では、地方党員からの支持が圧倒的に多い石破茂氏が1位になることがほぼ確実視されているようなのだが。でも、石破氏は無派閥であることから、まとまった組織票をゲットすることができないため、議員票では劣勢に立っており、過半数を得られる見込みは乏しいという。(~_~;)

 その決選投票進出をかけた安倍氏と石原氏の2位争いが、かなり熾烈な感じになっている様子。党員票の方は、ほぼ五分五分ではないかと見られているのだが。議員票の方は、当初、安倍氏がリードしていたものの、石原氏もかなり追い込んで来ているとの情報が出ており、両陣営の議員は、おそらくは投票直前まで、一票でも多く票を取り込もうと必死に動くのではないかと思われる。(~_~;)

 もうここまで来ると、他候補の支持者をはがしとるor切り崩すしかないようなところがあるわけで。<あと1回目は他の候補に入れても、決選投票は自分に入れてよねという予約票集めの必要もあるしね。>
 おそらくは様々なおいしいエサも用意しながら、あの手この手の<&かなりえげつない?>説得&誘導作戦が展開されている。

* * * * *

 安倍氏は、自派閥の町村派の議員の票を少しでも得たい様子。町村派の議員の大半は派閥の長である町村氏を支持しているのだが、安倍氏は彼らに気を使ってか『25日の演説会で「町村先生がここにおられない。残念だ。一日も早く元気になって私たちをリードしてほしい」と秋波を送った』とのこと。(・o・)
<よく臆面もなく、そんなことが言えるものだと。本当にそう思うなら、町村氏に出馬を譲って、リードしてもらえばよかったのに~。(>_<)>

 また、林氏を擁立している古賀派の中には、石原氏に裏切られたことに怒りを覚えている旧谷垣派の議員がいるため、そちらも狙っているらしい。

『安倍氏はこの日、東京都内で自ら他陣営の議員らに電話をかけて「最後のお願い」を展開。安倍陣営が特に期待するのが、出馬を断念した谷垣禎一総裁に近い議員ら十数人だ。(中略)
 谷垣氏は本来、外交・安全保障政策で「タカ派」の安倍氏との距離は近くない。そのため、安倍氏支持の高村正彦元外相が谷垣氏に電話し「私がついているから大丈夫。むちゃはさせない」と理解を求める場面もあった。谷垣氏はまだ態度を明確にしていない。(毎日新聞9月25日)』 

<安倍氏に負けないタカ派の高村氏に「わたしがついている」と言われてもね~。無茶のレベルが違うからな~。(~_~;)>

* * * * *  

 また石原陣営の方は、石原氏をバックアップしている長老派軍団がアレコレ動いている様子。
『林氏が所属する古賀派会長の古賀誠元幹事長や、町村派に影響力を持つ森喜朗元首相ら派閥長老は決選投票で石原氏を支持する意向とされる。古賀、町村両派の一部は2位争いが厳しくなったとみて、1回目の投票から石原氏支持に回る構えも見せる。(同上)』
 また、古賀氏は『数日前には谷垣氏に近い古賀派議員を議員会館の自室に呼び出し、「石原氏支持」を迫った』という。(同上)

<何だか谷垣派の票が、大きなポイントを握ることになりそうな感じもあるのだが。
もし1回目の投票で、林氏の議員票が20票ギリギリとか、町村氏の議員票が30票以下だったら、票が回されたと思っていいかも知れない。^^;>

* * * * * 

 そして、もし決選投票になった場合は、相手が安倍氏でも石原氏でも、何と石破氏が一番不利な情勢にあるのだとか。(・o・)

 「石破vs.安倍」なら、安倍氏の勝利がほぼ確実視されているし。「石破vs.石原」の場合は、安倍氏の支持票がどこまで石破氏に流れるかがポイントとなるようなのだが。石破氏は超保守グループと一線を画している上、長老派から好まれていないため、派閥の論理が優先された場合は、石原氏が勝つ可能性が大きいのだという。(-"-)
 
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 ところで、mewは、安倍、石破、石原氏の3人とも考えが合わないので、誰が新総裁になってもイヤなのだけど。あえて&強いて1人を選ぶとしたら、石原伸晃くんが当選してくれるのが一番いいかな~と思っている。(・・)

 というのも、石原氏は保守タカ派ではあるものの、かなりハンパなタイプゆえ、安倍&石破氏のように「何が何でも改憲&安保軍事強化(集団的自衛権容認)」という姿勢はとらず、現実路線を進もうとしているようだし。
 また、これはmewの邪心的願望もはいっているのだが、石原氏が新総裁になった場合、うまく党内をまとめることができない上、やがて失言、暴言、ブレブレ発言などを連発して、自民党の支持率低下を招く可能性があるのではないかと思うからだ。(~_~;)

 安倍氏は「論外」として。もし安保軍事政策のことさえなければ、石破氏はmew好みのタイプの政治家だし<理論的にものを考え、国民にきちんとわかりやすく説明しようとする姿勢があるから>、長老&派閥の支配からの脱却をしようとしている点でも応援したい気持ちがあるのだけど。
 残念ながら、自らも軍事オタクであることを認めている石破氏は、今回の総裁選でも、「集団的自衛権はライフワーク」だと明言して、安保軍事強化を前面に打ち出しているため、応援できないのである。(-"-)

* * * * *

 この週末に出た総裁選に関する報道を見ていても、安倍&石破氏と石原氏の発言の違いが顕著にあらわれている。

『自民党総裁選挙は、投開票日が3日後に迫るなか、候補者たちが千葉県市川市で街頭演説し、民主党政権の下で日米同盟が揺らいだことが尖閣諸島や竹島を巡る問題を引き起こしたとして、政権を取り戻し、日米同盟を立て直すことが必要だなどと訴えました。

 安倍元総理大臣は「民主党政権で危うくなった日米同盟の信頼関係を取り戻さなければならない。そのためにも、集団的自衛権の行使を認めていくことは当然だ。当たり前のことをきちんとやることで、日本はより安全になるし、地域はより安定していく」と述べました。

 石破前政務調査会長は「尖閣諸島や竹島の問題ではっきりしたのは、中国も韓国も自分のことしか考えていないということだ。隙を見せれば必ずつけ込まれるが、今の日本は残念ながら隙だらけだ。領海を守るための法律もないし、海上保安庁の能力も十分ではないので、法律を整備して体制を整える。大切な国が攻撃されたら助ける集団的自衛権の行使は当たり前のことだ」と述べました。

 石原幹事長は「日米の外交関係がグタグタになった足元を見て、周辺諸国が日本の主権を侵害する事案が多発している。こういうときこそ、主権や領土を守るという意志をしっかりと示す一方で、好き嫌いで外交をするのではなく、しっかりとした話し合いの中で解決策を見出す、『しなやかな外交』で、この難題に取り組むべきだ」と述べました。(NHK9月23日)』

『自民党総裁選(26日投開票)に立候補している安倍晋三元首相(58)、石破茂前政調会長(55)は24日午前のTBSの番組で、沖縄県の尖閣諸島など離島防衛を念頭に、米海兵隊と同様に緊急展開できる機能を持つ新部隊を自衛隊に創設すべきだとの考えを示した。

 安倍氏は「島嶼(とうしょ)防衛では、島がもし占領されたら、兵隊を送る部隊を持つべきだ。陸上自衛隊に置いてもいい」と述べ、石破氏も「海のある国は持っている。日本だけが持たなくていいのか」と強調した。

 これに対し、石原伸晃幹事長(55)は「海兵隊自体は否定しないが、外交的努力とあいまって離島を守る姿勢を示していかないといけない」と創設に慎重な姿勢を示した。(読売新聞9月24日)』

* * * * * 

 石破氏は自他ともに軍事オタクだと認める政治家で、「集団的自衛権がライフワークだ」と公言しているような人だし。安倍氏は、超保守思想の実現が何よりも重要なわけで。彼らは、どうしても他の政策よりも、改憲や安保軍事などに大きな価値観を置いてしまう傾向にある。(~_~;)

 そして、この総裁選の最中もずっとそうだったのだが。mewとしては、毎日のように、やれ「憲法改正だ、集団的自衛権だ」、やれ「戦後レジームや教育が何たらだ」という話をニュースで見聞するとイラ立ちが募って、精神的によくないところがあるし。mew基準によれば、それは日本の国民にとっても好ましくないことなのではないかと思うのである。
<実際、国民の大部分は、今はそんなことより、経済や社会保障、生活の安定をさせるような政策を重視して欲しいのではないだろうか?(・・)>

 また、彼らが総裁になった場合は、(超)保守タカ派系の政治家や支持者は、(ネット界も含め)かなり盛り上がり、イケイケ・モードになる可能性があるのだが。
石原氏が新総裁になれば、彼らもやや拍子抜けしてしまうことだろう。^^;

* * * * *

 そして、実は谷垣総裁もそうだったのだが、石原氏は、小派閥の山崎派の所属議員で、党内基盤が極めて弱いのだ。<しかも、派閥の長の山崎拓氏は落選中であり、次の衆院選出馬もあきらめたとのこと。^^;>

 もし石原氏が総裁になった場合は、長老派をはじめ様々な派閥の意見に配慮したり、批判に応じたりしなければならないため、自分の考えはなかなかオモテに出せず。彼らをまとめるのに、めっちゃ苦労することになるし。うまく調整することができずに、色々言われるたびに、発言がブレブレになる可能性が大きい。(~_~;)
<石原氏は、谷垣氏より格下に見られていて、谷垣氏ほどの人望もないし。むしろ未熟な部分の方が目立つので、尚更に苦戦しそうな感じが。^^;>

 それに、もし失言などに気をつけて、無難な発言を続けていればツマラナイ、弱腰だと批判されることになるし。強硬派の議員を意識してor一般ウケを狙って思い切った発言をすれば、暴言につながって、メディアなどから叩かれるおそれが大きいため、下手すればサンドバッグ状態に陥るおそれもあるわけで。そうなれば、自民党の支持率も低下するのではないかな~と、期待してしまうところがあるのだ。(・・) <そのまま衆院選で勝って、首相になっちゃったらマズイんだけどね。(>_<)>

 ただ、どもかく誰よりもMY天敵の安倍っちが当選するのだけは阻止したいという気持ちが強いので、何とかそうならないようにと強く願いながら、総裁選の結果を待ちたいと思っているmewなのだった。(@@) 
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by mew-run7 | 2012-09-26 06:07 | 自民党について | Trackback

魔よけの輿石&新役員の顔ぶれ+国際司法裁判所+厳格姿勢の原子力規制委

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 民主党の野田代表は、24日に新執行部の3役+1の陣容を発表した。

 23日、党TOPの幹事長を輿石東氏(76)が続投することが先に決まっていたのだが。
 24日には、幹事長代行に安住淳氏(50・現財務大臣)、国対委員長には山井和則氏(50・現副委員長)、そして政調会長には細野豪志氏(41・現環境大臣)が起用されることになった。

<尚、現執行部のうち前原政調会長、城島国対委員長、樽床幹事長代行は、入閣する予定だとか。仙谷くんは、どうなるのかな?>

 野田首相は、昨夜、記者団の取材に応え、輿石氏の留任については、「一蓮托生だと思っている。常に同じ考え、方向のもとで役割分担をしながら、輿石幹事長とはペアでやって来たので、誰かに代えるということは全く考えていなかった」と。
 また、幹事長代行に起用する安住財務大臣は「衆議院議員で国会対策と選挙対策に習熟した人がいいという観点から適材だと思った」。政策調査会長に起用する細野原発事故担当大臣は、「これからマニフェストを丁寧に作り、発信していくという意味で、期待を込めてお願いした」。国会対策委員長に起用する山井国会対策副委員長は、「この2年間、国会の実務をやってきて、野党や党内にさまざまな気配りや心配りができる人で、中堅・若手だが抜てきした」と説明。
 そして、「社会保障と税の一体改革を巡る3党合意を着実に進めていくことが、われわれの責任であり、そういう態勢を作ったつもりだ」と語った。(NNN、NHK24日より)

 輿石氏以外のメンバーは当選4~5回の中堅で、40~50代のやや若い人材を登用することになったのだが。
 首相としては、輿石氏が老獪っぽい分<自民の林氏いわく「魔よけ」っぽい分?>、他のメンバーは若い人を起用することで、フレッシュなイメージを与えると共に、党内の多数を占める中堅・若手議員の理解と協力が得られるような体制を築こうとしたのではないかと思われる。(・・)

* * * * *

 今回の執行部で、最も重要なポジションとなるのは、幹事長代行だと言えるだろう。<実質的にW幹事長と言ってもいいかも。>
 参院議員である輿石幹事長をサポートするだけでなく、来るべき衆院選を仕切る責任を負うことになるし。自民党側の執行部とも、アレコレやり合う機会が多くなりそうだからだ。

 野田首相は、ここに弟分として可愛がっている&選対の経験もある安住淳氏を起用した。(@@)
 安住氏は、野田氏の早大雄弁会の後輩。同OBでもある野田氏の腹心・手塚首相補佐官ともつながりや、自民党の森喜朗氏、青木幹夫氏などの大OBとのパイプもある。
 前回は自民党と協力して何とか消費税増税を何とか実現するために、自分に替わる財務大臣に安住氏を抜擢して、重要な仕事を委ねていたのであるが。今回は、党の命運をかけた衆院選を控えていることもあり、個人的に信頼できる安住氏に、重責を託すことにしたのではないかと察する。(++)

* * * * *

 また、ここから衆院選のマニフェスト作りで重要な役割を果たすことになる政調会長には、細野豪志氏を起用した。

 細野氏は、若手・中堅議員から代表選に出馬することを強く要請され、野田首相に勝ち得る対抗馬として一躍、世間からも注目を浴びることになったものの、原発担当大臣の仕事に力を注ぎたいとして出馬を辞退することに。
 本人は、新体制でも原発担当大臣を続投することを望んでいたため、23日に執行部入りの打診を受けてかなり悩んだとのこと。

『細野氏は「悩んだのは福島のことがあるから。健康に不安を持つ人がいて、除染や中間貯蔵施設の課題が残っており、復興は緒に就いたばかり。大臣の立場を離れるのはできないとの思いがあった」と述べた。
 その上で「(野田)総理から『政調会長として、福島の問題に全面的に党としてバックアップする姿勢をつくるのがよいのではないか』と言われた。福島の復興を前進させることができるならばと考えた」と説明した。(産経新聞9月24日)』

 細野氏は、夕方から福島に行き、佐藤県知事と会談。政調会長に就任した経緯を説明すると共に、今後も被災地の復興に力を尽くす意欲を伝えたという。(・・)

* * * * *  

 細野氏の心情には沿わない部分もあったかも知れないが。客観的に見れば、41歳で党3役に抜擢されるのは大出世だし。ある意味では、代表選に出馬しなかったことへの論功行賞的な要素もあるように思われる。

 また、野田陣営としては、世間に注目されている細野氏を三役に配すことで党のイメージ挽回につなげたいという思惑もあるだろうし。昨年から前原&仙谷氏の政調チームがかなり強引に政策を決めていたことに、党内の各グループや中堅・若手議員から自分たちの声が反映されないという不満が出ていたことから、それを緩和する目的もあったのではないかと察する。^_^;

 ただ、細野氏は、まだ41歳とあまりに若いことから、各政策についてバラバラの考えを持つ党内の議員たちの意見をまとめて行けるのか不安な部分があるし。<サポート役の政調会長代行が誰になるのかも、着目したいところ。>
 また、細野氏はどちらかと言えば、保守&新自由主義的な考えの持ち主ゆえ、mew個人としては、その点も気になるところだ。(-"-)

* * * * *

 尚、国会対策委員長に関しては、野田首相は、当初、代表選で戦った赤松広隆氏に打診をしたものの固辞されたため、国対の副委員長を務めていた山井氏の昇格が決まったという。
 山井氏は松下政経塾の後輩。前原Gの議員なのだが、社会保障政策に熱心で菅Gの議員とも近いし。柔軟性があって、対話もうまそうなので、国対には向いているタイプかも知れない。
 ただ、もし自民党の新総裁が安倍氏か石原氏になった場合は「解散を確約しない限り、秋の臨時国会の審議に応じない」という構えを見せているので、国会運営にはかなり苦労をしそうな感じがある。(~_~;)
 
* * * * * ☆

 ちなみに、自民党の4人の総裁選候補は、昨夜、輿石幹事長の続投決定を受けて、このような批判を行なっていたという。

『自民党総裁選の4候補が24日夜、インターネット番組に出演し、民主党の輿石東幹事長の続投を相次いで批判した。
 安倍晋三元首相は「輿石氏は日本の教育をゆがめた張本人だ。(教育)現場に影響する」と日教組を支持基盤とする同氏を酷評。石破茂前政調会長は「人がいないんだね。国家・国民より党が分裂しないことが優先されるなら、こんなに不幸なことはない」と述べた。
 石原伸晃幹事長は「輿石氏は物を頼むときだけ電話してくるが、それ以外はしてこない。(自民党の)次の幹事長は大変だ」と指摘し、林芳正政調会長代理は「(民主党の離党対策の)『魔よけ』かと思った」とやゆした。(時事通信9月24日)』

* * * * *

 mew的には、林くんの「魔よけ」という表現に、座布団5枚ぐらいあげたいほど、ウケてしまったのだけど。

<昨日、輿石氏はしたたかでタヌキ的要素があると書いたのだけど。(ちょっと妖怪っぽい感じもあるし?^^;)実際、自民党魔界の妖怪どもの解散しろ攻撃を、のらりくらりバリアで交わしながら、「解散、退散!」みたいに防ぐ「魔よけ」みたいな存在になりそうなんだもの。(@@)>

 安倍くんが、相変わらず「日教組」の話を持ち出していることには、チョット辟易とさせられるところが。(-"-)

 超保守派の議員は、自分たちの思想に合わず、敵視をしている「日教組」を「悪の根源」呼ばわりして、平気で公の場で名指しして批判する傾向にあるのだけど。
 単なる野党のしょ~もない議員であれば、「勝手に言ってれば~」と放置しておくものの、既に日本の首相を経験している上、また首相を目指そうとしている人が、こんなことを何回も繰り返し発言するのはいかがなものかと思うし。
 このように自分と考えの合わない団体や国民を目の敵(かたき)にするような独特で偏った思想につかっている人は、やはり絶対に日本の首相にしてはいけないと、改めて思ったmewなのだった。(・・)

<注・mewは「日教組」とは何の関わりもないし。特別に擁護する気もないのだけど。中山成彬氏(元国交大臣)が、TVや会見の場で「日本の教育のガンは日教組。日教組を ぶっ壊すために火の玉になる」と発言していた例もあったように、超保守派の議員は程度の差はあれ、アチコチで日教組批判を繰り返していて、チョット異常なのではないかと思うし。そういう人たちに、日本の国政を任せるのは、本当にアブナイと思ってしまうのよね。(~_~;)>

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~ 

 そして、野田首相は、24日夜、国連総会に出席するためにニューヨークに向けて出発したのだが。
 27日には、総会で、領土や領海をめぐる対立の解決に国際機関を活用することの重要性を訴えるスピーチを行なう予定でいる。
 
『首相は出発前、26日の国連演説について「法の支配にのっとって紛争を予防し、平和的解決を図る重要性を伝えたい」と記者団に強調。尖閣諸島や竹島については「個別の案件を扱うことはない」と語った。

 「法の支配」は今回の国連総会のテーマ。首相は、中国や韓国の代表が演説で、尖閣や竹島をめぐる日本との対立についてどう主張するかを注視している。ただ、自らは言及を避け、冷静に対処する姿勢をアピールする考えだ』という。<朝日新聞9月24日)』

* * * * *

 実は、国連では「法の支配」のテーマに沿って、国際司法裁判所の提訴に関する新ルール作りが進められているのだ。

『国連は23日までに、国連総会関連行事として24日開かれる「法の支配会合」の宣言文書案を公表。国際司法裁判所に提訴された場合に裁判に応じる義務を各国が受け入れることを検討するよう求めている。

 竹島(韓国名・独島)問題で日本が国際司法裁に提訴しても韓国は応じる姿勢を見せておらず、宣言がこうした状況についての議論を促す可能性もある。

 宣言草案は国家間の紛争を解決する国際司法裁の貢献を認め、その決定に各国が従う義務を再確認した上で「国際司法裁の管轄権受諾について考慮していない国は、考慮するよう求める」とした。(共同通信9月24日)』

* * * * *

 今、日本は、竹島や尖閣諸島の領有権の問題を抱えているのだが。
 もしこのような領土に関する紛争に関して、国際司法裁判所がもっと機能するようになれば、日本と周辺諸国の間の問題だけでなく、世界各国で<武力による戦闘を含め>無用な争いを回避できるようになる可能性がある。

 それゆえ、mewとしては、是非、国際司法裁判所をもっと有効に活用できるようなシステムを作って欲しいと思うし。
 また、そのためにも、mewとしては、日本も積極的に活動して、世界各国が信頼して紛争解決を委ねられるような公平な国際司法裁判所のシステム、ルールを作れるように努めて欲しいと願っている。(・・)

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 最後に、原子力規制委員会の話を・・・。

 今月19日に、これまでの保安院&原子力安全委員会に代わって、内閣から独立して原子力の安全を担う機関として、原子力規制委員会が発足した。(・・)

 この委員会の人事を決めるに当たっては、本来であれば、国会で同意を得る必要があったのだが。与野党対立が続いていたために、国会運営がスムーズに行かず。 しかも田中俊一委員長をはじめ5人の委員が原子力ムラと関わりがあると指摘され、民主党内や野党からも反対の声が上がっていたこともあり、野田内閣&与党は、結局、国会で同意人事の採決を行なわず、首相が委員を任命する形をとった。(-"-)

 原子力規制委員会は、福島原発事故をきっかけに、それまでの原子力行政のあり方を反省して、政府や原子力ムラ(省庁の官僚&そこに絡んでいる政治家や電力会社、企業、自治体、学者などなど)の影響を受けずに、公正中立な立場で原子力の安全性を判断することを目的に作った機関である。
 それだけに、最初から人事の決め方に問題が生じたり、民主的な形で国会の同意を得ずに決めてしまったりしたことは、とても残念なことだし。mew的には、かなり納得行かない部分もあるのだけど・・・。

 ただ、チョット見方を変えてみると、人事の中身や決め方に関してかなり批判が出ていることが、逆に効を奏すかも知れないと思うところがある。
 委員たちは、原子力ムラとの関わりを指摘され、厳しい目でウォッチされることになる分、今後は、下手に疑惑をもたれないように、懸命に原子力ムラとは一線を画そうとするかも知れないし。野党議員や国民などから「甘い」と批判を受けないように、「厳格な基準作り&判断を行なわなければ」という姿勢を示そうとする可能性が大きいように思うからだ。(・・)

* * * * *

 19日に委員会が発足してから、田中俊一委員長がTVや新聞などのインタビューに応じているのを目にする機会があったのだけど。
 実際、田中氏は、原発再稼動の基準&判断に関して、原子力ムラが苦情が殺到するのではないかと思えるほど、慎重にコトを運ぼうとする構えを見せている。

『原子力規制委員会の田中俊一委員長は24日、毎日新聞のインタビューに応じ、政府が原発再稼働の前提としてきた電力会社による安全評価(ストレステスト)について「審査しない」と述べ、判断の根拠としない方針を明らかにした。既に30基の1次評価が提出されているが、手続きは白紙に戻ることになる。

 政府は関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働について、ストレステストを基にした「暫定基準」で安全性を判断した。しかし、田中氏は、来年7月中旬までに新たな安全基準を法制化し、それに基づいて再稼働の可否を判断する意向を強調。ストレステストについては「(地震と津波に限定した)想定がこれでいいのかは議論がある」と疑問を呈した上で「参考資料であって、こだわることはない」と述べた。
 さらに「防災体制がきちんとしていないと、国民の納得はいただけない」と話し、避難計画などの整備を重視する考えを示した。

 また、再稼働の科学技術的な判断は「規制委がやる」としながらも「原発運転の是非は社会的、政治的判断を伴う。(規制委が再稼働を認めた原発を)動かすかどうかは政府、政治の問題だ」と述べ、政府にも責任があるとの認識を示した。

 一方、大飯原発など複数の原発敷地内の断層に活断層の可能性が指摘されている問題については、同日の海外メディア向け記者会見で「新たな調査で活断層の影響があると判断されれば、稼働を認めず、廃炉を求める」と踏み込んだ。【(毎日新聞9月24日)』

『原子力規制委員会の田中俊一委員長は24日、東京都内で海外メディア向けの記者説明会を行った。出席者からは原発の安全性評価について、現在の科学では地震の予測が困難と指摘があったが、田中委員長は「原発があるので予測はしないといけない。その場合は安全側で見る」と述べ、厳しく評価する姿勢を示した。

 田中委員長は「東京電力福島第1原発事故で、原発をゼロにすべきという国民が多いことは理解している」とした上で、「複数の事故調査委員会の提言なども踏まえ、日本の規制を世界で最も厳しいものにしたい」と決意を語った。(時事通信9月24日)』 

* * * * *
.
 経産省や電力会社&諸企業、原発立地自治体、原発推進派の政治家などは、昨年3月の福島原発事故が起きても尚、早期に原発の再稼動を行なって行こうとしていたのだが。<経産省は、もう6月には安全宣言を出して、玄海原発の再稼動を行なおうとしていたんだもんね~。(-"-)>
 しかし、これに問題性を覚えた当時の菅首相が、新たに安全基準を設けてストレステストを行なう提唱し、玄海原発をはじめ各地の原発の再稼動の計画をストップしたため、今年5月には、国内で稼動する原発がゼロになるという事態が起きた。

 これに危機感を覚えた原子力ムラは、野田内閣(特に仙谷チーム?)に強く働きかけて、大飯原発の再稼動を実現。他の原発もストレステストを終えて、ここから次々と再稼動を行なうつもりのようだったのだが。
 田中委員長は、昨年来、各原発が行なって来たストレステストの評価は白紙に戻すと発言。規制委員会が来年夏頃までに新たな基準を作って、それに基づく審査&評価を行なうまでは、原発の再稼動は認めないと宣言したのである。(**)

 しかも、新たな基準では防災機能が完備しているかを重視する意向であるとのこと。大規模な地震や津波に対応し得るだけの防災設備を作るには、最低でも2~3年以上かかることから、厳格な基準作り&判断がなされた場合、多くの原発は2~3年後まで再稼動できない可能性がある。(@@)

 さらに田中委員長は、大飯原発を含め、活断層の調査を徹底的に行ない、地盤に問題のある原発は再稼動を認めず、廃炉にする考えを示していることから、その調査中も再稼動できないし。まだ40年の寿命に達していなくても、早期に廃炉になる原発が増える可能性も出て来た。(・・)

* * * * *

 まあ、正直なところ、田中委員長が、今、インタビューなどで語っている方針をどこまで本当に実行できるのか、まだ「???」の部分があるし。
 自民党などの原発政策の維持or推進を目指している政権ができた場合に、どこまでその意向や圧力を無視できるのか、その点も「???」ではあるのだが。^^;

 田中委員長&原子力規制委が、上述のような方針を貫いて、原子力ムラを規制できるように国民もしっかりと後押しする必要があるし。同時に、彼らが周囲の圧力に負けて、簡単に方針を変えないように、厳しい目でウォッチして行く必要があるのではないかと思うmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2012-09-25 05:47 | 政治・社会一般 | Trackback(3)

小沢控訴審~弁護側は検察役請求の証拠に全て同意せず。証拠採用も困難か。

  これは9月24日、2本めの記事です。 

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 この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判に関する話を。

 いよいよ今週26日に、東京高裁で小沢氏の控訴審の初公判が行なわれる。(・・)
ちなみに26日の公判は、午前10時半に開廷される予定になっている。

<小沢氏の2回めの検察審査会の議決があった日は、民主党の代表選(小沢氏vs.菅氏)が行なわれた日だったのだけど。今度の控訴審は、奇しくも自民党の総裁選の日なのね。>

 そして、これは『小沢の控訴審が9月26日に決まる+新証拠が少なそうなので、早期結審&判決を期待』『9・26小沢控訴審 たった一日で終わりそう(ゲンダイ)+高橋元秘書に関して』の続報になるのだが・・・。

 検察役の指定弁護士が控訴審に請求している証拠の採用に関して、いくつかの報道記事が出ていたので、ここにアップしておきたい。

* * * * *

『弁護側、全て同意せず=指定弁護士請求の証拠-小沢氏控訴審

 小沢一郎代表の控訴審で指定弁護士側が請求した12点の証拠について、弁護側はいずれも採用に同意しない方針だ。
 弁護側は「いずれも一審段階で請求できた証拠で、控訴審で請求することは許されない」と主張。新たな元秘書2人の供述調書については、「2000年に退職した秘書が在職時の秘書業務一般について述べたものにすぎない。起訴内容は04年以降に関するものであり、関連性がないのは明らかだ」などとしている。

 小沢代表の供述調書に関しては、一審の被告人質問で同様の供述がなされており、証拠採用の必要がないとした。(時事通信9月23日)』


『「小沢氏への報告は絶対」=元秘書供述-検察官役の新証拠、全容判明・陸山会事件

 資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載)罪に問われた元民主党代表で「国民の生活が第一」代表の小沢一郎被告(70)=一審無罪=の控訴審で、検察官役の指定弁護士が東京高裁に請求した新たな証拠の全容が、22日明らかになった。2000年までの約20年間、秘書を務めた男性(59)の「小沢代表への報告は絶対だった」とする供述調書など計12点が請求された。

 控訴審第1回公判は26日に開かれ、高裁が証拠の採否などを決める。弁護側は調書の採用に同意しないことを決めており、男性らの証人尋問が行われるかどうかが注目される。

 一審東京地裁は、小沢代表は土地代金の4億円を04年分の収支報告書に計上しないと報告を受け、了承したと認定した。しかし、実際に土地代金が04年に支払われたとの報告を受けておらず、支出が翌年分に記載されることは適法と考えたこともあり得るなどとして、無罪を言い渡した。
 男性は一審判決後、指定弁護士の事情聴取に「秘書は何かあるたびに(小沢代表に)逐一細かく報告し、指示を仰いでいた。報告を怠ると厳しく叱責された」として、「うそをつかず、的確に報告することが信頼を得る唯一の方法だった」と供述した。

 元秘書の石川知裕衆院議員(39)が報告しなかった可能性があるとした一審の認定については、「契約の完了を報告すれば書類を見せるように言われるのは確実で、正確に報告しないことは考えられない」とした。
 男性と同時期まで秘書を務めた女性も、秘書が担当したことについては、小沢代表への正確な報告を求められていたという趣旨の供述をした。(時事通信9月23日)』

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『秘書経験者の尋問行うかが焦点…小沢氏控訴審

 新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表(70)が政治資金規正法違反に問われた陸山会事件の1審無罪判決に対する控訴審が26日、東京高裁で始まる。

 検察官役の指定弁護士が、1審後に事情聴取した秘書経験者の証人尋問が認められるかどうかが焦点となる。指定弁護士は代表と秘書の上下関係を改めて強調したい考えだが、高裁が尋問を認めなければ、控訴審は1回で結審する見通しだ。

 小沢代表は昨年1月に強制起訴され、16回の公判を経て、今年4月に東京地裁で無罪となった。判決は、代表の事件への一定の関与は認めたものの、政治資金収支報告書の記載は適法だと認識していた可能性があるとして、同会元事務担当者の石川知裕衆院議員(39)(1審有罪、控訴)らとの共謀を否定した。

 指定弁護士は控訴後、有罪立証を補強するため、代表の事務所関係者を事情聴取し、秘書を経験した女性と男性の調書を作成した。2人は2000年頃まで事務所に勤務し、男性はその後に衆院議員も務めた。

 2人は「代表は事務所費の細かい点までチェックしていた」「速やかに仕事の報告をしないと厳しく叱責された」などと供述。指定弁護士側は、これらの調書を「代表は石川被告から土地取引の細かな経緯まで報告を受けていなかった」とする1審判決の認定を崩す“武器”と位置付けていた。

 しかし、代表の弁護側が「00年までの秘書業務一般について語っているに過ぎず、04~05年分の起訴事実とは関連性がない」として、証拠採用に不同意としているため、調書が証拠採用される可能性は低い。

 このため、指定弁護士は秘書経験者を証人申請する予定だが、控訴審で新たな証人尋問が認められるには、1審では申請できなかった「やむを得ない理由」が必要とされる。1審で、証拠や争点を絞り込む公判前整理手続きが18回も行われた今回の事件で、高裁が認めるかどうかは不透明だ。(読売新聞9月23日)』

* * * * *

 まず、もし検察役の指定弁護士が申請した証拠を被告人側の弁護士が「同意」すれば、裁判所は証拠調べを行なわずに証拠として採用するのだけど。
 今回の場合は、指定弁護士が申請した証拠12件を、小沢氏側の弁護士は全て同意しなかったとのこと。

 また、証拠として採用されるには、刑事訴訟法のルールに乗っ取って、証拠能力や事件と証拠との間の法的&自然的な関連性が認められる必要があるし。<小難しい話は、パス。>
 特に控訴審の証拠に関しては、その判断は厳しくなるし。証人尋問も含めて、控訴審で新たな証拠調べが認められるには、1審では申請できなかった「やむを得ない理由」が必要になる。

 指定弁護士は元秘書2人の供述調書を証拠申請したようなのだが。<このうち一人は、高橋嘉信氏だという。高橋氏については、上のリンク記事に。>
 今回の審理の対象になっている土地取引は2004年秋、政治資金収支報告書の虚偽記載は05、06年度分のものであって。2人の元秘書は、2000年までしか事務所に務めていないため、これらの件には直接関わっていないことが明らかだし。<高橋氏は2004年初めまでいたようだけど。それでも秋の土地取引には関与していない。>
 また、小沢氏の過去の習慣や性格を立証するために、このような供述証拠を用いるのは、事件との関連性を否定される可能性が大きいのである。<だから弁護士も「関連性がない」と主張しているのではないかと察する。>

 しかも、高橋氏は10年春頃に、東京地検特捜部の参考人聴取に応じており、その時にも供述調書を作成してあったのではないかと思うのだが。指定弁護士は、1審の段階で、この供述調書を証拠申請していなかったとのこと。<ということは、たいして決め手となるような証言はされていなかったと考えていいのではないだろうか?^_^;>
 それゆえ新たに得た供述の中に、1審前には供述を得られない事情があった&よほど重大な事実が含まれていない限り、証拠として採用されるのは困難なのではないかと思われる。^_^;
 
* * * * *

 5万歩譲って、仮に元秘書の「小沢氏への報告は絶対だった」という内容の供述証拠の採用が認められたとしても、東京地裁は秘書から報告を受けたことは認定しているわけで。秘書から報告を受けたことを前提に、小沢氏はその行為の違法性を認識していなかった可能性があるとして、共謀共同正犯の成立を認めず、無罪判決を下しているのである。
 となると、そのような証拠は、小沢氏が秘書の記載が違法性あるものだと認識しているということを立証し得るものだとは考えにくいだけに、地裁の判断を覆すことは難しいのではないかと思ったりもする。(@@)

 指定弁護士が他にどのような証拠を申請しているのかはわからないのだが。もしかしたら、裁判所はほぼ全ての証拠の採用をしない可能性もあるし。
 そうなれば、本当に1回で結審して、早ければ1ヶ月後にも判決が出る可能性があるのではないかと期待しているmewなのだった。(**)

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by mew-run7 | 2012-09-24 09:23 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1)

輿石幹事長が続投の意図&自民の反発+日中記念式典の中止&軍事演習の刺激

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 最初に、日中関係に関するニュースを・・・。<関連記事・『反日デモの背景に格差拡大&愛国教育も+関係改善の道は?』>

 今月29日に日中国交正常化40周年を迎えるに当たって、27日に北京でその記念式典が開催される予定になっていたのだが。昨日になって、中国側が主催者が日本側の関係者に式典を中止する旨の通知をして来たという。(・・)

『国営通信の新華社によると、主催者団体である中日友好協会の責任者は、尖閣国有化で「中日関係が著しい損害を受け、40周年にあるべき雰囲気が壊された」と指摘。記念式典の開催は「適当な時期に調整する」と述べ、両国関係が改善すれば再検討する可能性を示唆した。

 関係者によると、主催者側は18日、日本側に「予定通り開催する」と連絡していた。直前の方針転換は「胡錦濤指導部内で再び対日強硬姿勢が強まったため」との見方が出ている。

 尖閣国有化以降、日中関係は緊迫した状態が続いていることから、日本側は記念式典を関係修復の糸口を探る機会ととらえていた。最高指導部が交代する共産党大会が10月にも開かれる見通しの中国は当面、内政に注力するとみられ、関係修復の機会が遠のくと懸念する声もある。

 関係者によると、中国側はすでに招待している日中友好協会会長の加藤紘一自民党元幹事長など日中友好7団体の会長が訪中すれば、中日友好協会の唐家〓会長(前国務委員)ら要人が会談すると伝達している。(西日本新聞9月24日・〓は王へんに旋)』

* * * * *

 今月10日、日本政府が尖閣諸島を購入し国有化することを発表したことに、中国側が反発。これが大きな契機となって、中国国内では反日デモが拡大していたのだが。18日頃から中国政府がデモの抑制を行なうようになったことから、反日デモも収束方向に向かっている様子。

 まだイベントの中止や通関業務の停滞などの問題が続いているものの、21日には次期国家主席になる予定の習近平国家副主席が、ASEANの博覧会の開幕式で、「中国は国家の主権と領土を断固として守り抜くが、隣国との領土・領海・海洋権益をめぐる争いは、最大限友好的な話し合いを通じ、平和的に解決するよう努力する」と挨拶したというし。中国側が18日に記念式典を予定通り行なうと連絡して来たという報道も出ていたので、mewとしても、この式典をきっかけに日中関係が改善するといいな~と期待していたところがあったのだが・・・。
 突然の式典中止の話が出て、本当に残念に思っている。(-"-)

* * * * *

 ただ、実のところ、その前にmew的に気になるニュースがあったのだ。(-_-;)

 日本政府は日米同盟を盾にして、尖閣諸島の防衛をはかり、中国の侵入(侵攻?)を排除しようとしているところがあって。米国側に、尖閣諸島が日米安保条約の防衛対象になっていることを確認をとったりしていたのだが。

 中国側は、米国の関与にかなりナーバスになっており、習近平副主席は19日に米国のバネッタ国防長官と会談した際に、『日本政府による尖閣諸島国有化について「茶番だ」と批判した上で、米国に対し「日中間の領土問題に介入しないように、言動を慎んでほしい」と注文を付けた』との報道も出ていたのである。(産経新聞
9月22日)

 しかし、22日には日本の陸上自衛隊と米海兵隊がグアムで、どう見ても尖閣諸島の防衛を意識しての共同訓練を実施し、報道陣に公開するに至ったわけで。これが中国側をかなり刺激した可能性がある。

『陸上自衛隊と米海兵隊は22日、米領グアム島で、敵に占領された島を奪い返すという想定で離島への上陸訓練を実施し、報道陣に公開した。陸自が在沖縄海兵隊と離島上陸訓練を行うのは初めて。

 訓練には、南西諸島の防衛を担当する陸自西部方面隊の約30人と、米第31海兵機動展開隊の約30人が参加。沖合に浮かぶ米海軍の揚陸艦「トーテュガ」を出発した陸自隊員らは、ゴムボートに分乗してグアム島西部の砂浜に上陸。海岸付近で自動小銃を構え、周囲を偵察したり、敵を制圧したりする手順を確認した。

 訓練は4月、日米の外務・防衛両閣僚協議で米側が打診して実現。8月21日から9月26日までの37日間の日程で実施されている。自衛隊は尖閣諸島を含む南西諸島の防衛を強化する方針を打ち出しているが、今回の訓練について「特定の国、地域や島を想定した演習ではない」としている。(読売新聞9月22日)』

『共同訓練は中国の軍備拡大などを念頭に置いた日米の同盟強化の一環。ある陸自幹部は「海兵隊との連携強化は抑止効果がある」と意義を強調する一方、「尖閣問題は表面上は沈静化に動いており、変に刺激をしたくないとの複雑な思いもある」と話した。(毎日新聞9月22日)』

* * * * *

 mewも、このニュースの映像を見たのだが。上の記事にもあるように、かなり本格的な感じの(&おどろおどろしい感じの)実地訓練であったため、それだけでもギョッとしてしまったところがあったし。
 これは4月から計画されていた日米軍の共同訓練の一環で、「特定の国、地域や島を想定した演習ではない」とは言っているものの、どう見ても尖閣諸島の防衛を意識したとしか思えないものなのである。(-"-)

 もし日本政府がその気になれば、訓練を回避することも可能だったと思うのだが。わざわざこのような時期に、あえてこの種の訓練を行なって報道陣に公開すれば、中国に対するデモンストレーションの意味を持つことは明らかで。
 陸自幹部が中国を刺激することを懸念していたようなのだが。mewに言わせれば、それがわかっていて、あえて刺激するようなことを行なったのではないかと思ってしまうところもあるのだ。(ーー)

 この他にも、野田首相が代表選の最中に、尖閣諸島の購入を正当化する発言を繰り返していたことや、自民党の総裁選の候補者や一部メディアが、中国への批判を強めたり、尖閣諸島の防衛も含めて、日本が海兵隊を創設する必要があるなどの発言を行なったりしていたことなども、さらに中国を刺激した可能性があるようにも思われる。^_^;

【追記・あと27日に野田首相が国連で領土問題に関してスピーチする予定なのも、不快に思ったのかもね。^^;】

 いずれにせよ、今回、中国が日中国交正常化40周年の式典を中止したことで、日中関係の改善が長期化するおそれが出て来たのではないかと、深く憂慮しているmewなのだった。(@@)
 
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 話は変わって・・・。

 昨日23日、野田首相と輿石幹事長が代表選後、2度目の会談を行なった。
 輿石氏は、党代表である野田首相の要請に応じて、新執行部の幹事長を続投することを受諾したという。

『野田佳彦首相は23日、党役員人事をめぐり公邸で輿石東幹事長と再会談し、輿石氏は幹事長職の続投要請を受諾した。輿石氏は21日に首相と会談した際、回答を留保していた。再会談では政調会長、国対委員長など他の役員人事についても協議した。首相は米ニューヨークでの国連総会から帰国後の28日に両院議員総会を開き、役員人事を正式決定する。

 輿石氏は再会談後、記者団に対し、「いたずらに時間をかけることは許されない。私から(自らの去就は)首相に任せましょうと申し上げた」と述べ、続投要請を受け入れたことを明らかにした。幹事長として党分裂の責任を問う声もあるが、前原誠司政調会長は23日のNHK番組で「責任がすべて輿石氏にあるわけではない」と述べた。

 輿石氏は来年夏の衆参同日選を唱えている。これに対し自民、公明両党は、首相が両党党首と交わした「近いうち」の衆院解散の約束がほごにされかねないと警戒している。(産経新聞9月23日)』

 野田首相は、国連総会に出席するため日本を出発する前の24日夕方までに、新執行部の要職を決定する予定だという。

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 輿石氏は、21日の代表選が終わった後、野田首相と会談を行ない官邸を出る際にも、そして昨日も、全く笑みを浮かべることなく、かなり厳しい、そして少しうかないような表情を浮かべていた。

 野田首相は、党内融和を第一に考えて輿石幹事長の続投を決めたと言われているのだが。<細野豪志氏の出馬を後押ししなかったことにも感謝しているという話も?^^;>

 何分にも、ここからは早期解散を強く望んでいる自公などの野党との対立がますます激しくなる上、党内をまとめるのも尚更に大変になることが目に見えているわけで。
 おそらく輿石氏は、今後も党TOPの幹事長を続けることにとまどいがあったのではないかと。もしかしたら、ここで幹事長を交代した方がいいという考え&気持ちもあったのではないかと察する。(~_~;)

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 実際、野田首相が輿石氏に幹事長続投を要請したというニュースが流れて、自民党からは、早くもアレコレと非難の声が出ている状況で。今後、輿石幹事長に対する風当たりがますます強くなりそうな感じなのである。^^;

『民主党の役員人事で21日、野田佳彦首相が早期の衆院解散に慎重な輿石東幹事長に続投を要請したことに対し、速やかな解散を目指す自民党からは「懲りない。けんかを売っているのか」(若手議員)と反発の声が上がった。
 また、閣僚経験者の一人は「民主党がこれ以上分裂してはかなわないということなのだろう」と首相の心中を推し量る一方、「解散が先送りされても、自民党が一議席でも多く取れるよう万全を期す」と強調した。(時事通信9月21日)』

『自民、公明両党は「解散先送りだ」と反発。臨時国会で野田政権を早期解散に追い込む姿勢を強めている。

 自民党総裁選(26日投開票)の5候補はいずれも早期解散を求めている。石破茂前政調会長は23日のテレビ朝日の番組で輿石氏の続投について「まだ日本よりも民主党の存続が大事か。解散先延ばしは日本の不幸だ」と批判。安倍晋三元首相も同じ番組で「輿石氏を選んだのは党内事情。輿石氏は日本の教育をゆがめた日教組のドンだ」と批判した。(毎日新聞9月23日)』

 そうなのだ。自民党にとっては、輿石氏は民主党の全ての議員の中でも最悪と言えるような幹事長なのである。
 というのも、輿石氏は、自民党の(特に超保守系)が天敵視している日教組のドン&超サヨクである上、自民党側の幹部とほとんどパイプがないためウラで話をまとめることもできないし。(元参院自民のドンの青木氏とは懇意だったようだけど。>
 しかも、輿石氏は、昨年9月に幹事長に就任してから、ともかく早期解散に大反対の立場を貫いており、その点で党内の支持を得ているところがあるため、今後も野田首相の解散の決意を阻もうとする可能性が大きいのである。(**)

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 逆に言えば、野田首相は輿石氏に幹事長続投を要請したことで、当分の間、解散する気はないというメッセージを出したと見ることもできる。(・・)
<とりあえず、オモテ向きはそう見せかけようとしているのかも、という見方も不可能ではないけど。^^;>

 民主党内では、野田陣営も含めて、早期解散に反対or慎重な議員が多いし。また小沢Gなどが離党したため、まだ70近い小選挙区で候補者が決まっておらず、自民党に比べて衆院選の準備がかなり遅れているため、もう少し時間を稼ぎたいというのが実情だ。(~_~;)
 
<この件に関しては、また改めて書きたいが。もう半年ぐらい粘れば、日本維新の会が勢いを失ったり(内紛が起きたり?)、自民党にほころびが出たりする可能性もあるしね。^^;>

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 さらに、野田氏自身、首相としてやりたいことが色々あるので、解散をできるだけ先送りしたいのではないかという話もある。(-_-)
<で、政権を維持するためにも、輿石幹事長をうまく活用したいという思いがあったりして。>

 実際、野田首相は、代表選の最中から、衆院の選挙制度改革法案(定数削減込み)を成立させるまでは総選挙は行なえないと明言しているし。
 しかも、近いうち解散に関しても「参院に首相問責決議案が提出されたという変化があった」「野党の一番の武器は内閣不信任決議案と問責決議案で、その武装解除という話があった中での会話だ」と語り、自民党が参院問責決議(という武器使用?)を行なったことで状況が大きく変わったことを強調。
 いざとなれば、そのことを理由に「近いうち解散」を見送ることを示唆する発言を行なっている。(・・)

 野田首相は、12日に谷垣氏が総裁選に出馬しないことに関して「心の奥底における同志性はものすごく感じていた。残念な気持ちがあることは間違いない」と語っていたのだが。
 野田氏と谷垣氏は、党内の反発にかかわらず、消費税増税を何とか実現しようとして協力し合い、その実現のために2人で会談を行ない「近いうち解散」の約束を交わしていたわけで。自民党が自分への問責決議を可決させた上、心の同士である谷垣氏を切ったとなれば、もはや必要以上に自民党に義理立てすることはないという気持ちになっている可能性もある。^_^;

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 また、野田首相が輿石氏に幹事長続投を要請した最大の理由は、非野田陣営の議員に配慮し、何とか挙党一致体制を築くためではないかと。そして、離党ドミノを食い止め、過半数割れを防ぐためだとも言われているのだが。

 その人事を評価する議員も少なからずいるようだ。(・・)

『離党を検討している民主党議員は「輿石さんが続投するなら、早期の離党はしない」と話す。代表選で赤松広隆元農相を支持した海江田万里元経済産業相は23日のNHKの番組で、輿石氏続投について「いいことだ。党内融和の一つのシンボルとなる」と語った。(毎日新聞9月23日)』

 輿石氏は、もともと小沢一郎氏に近い立場の議員として、小沢Gの離党&党分裂を阻止することを期待されて、昨年9月に幹事長に任命されたところがあっただけに、党内には輿石氏の責任を問う声があるのも事実なのだが。
 輿石氏は、小沢Gだけでなく、非野田陣営の中間派(中道左派系)や参院民主党の議員からもそれなりに信用があるし。何分にも、もともと左派(社会党)系の議員ゆえ、保守タカ派系の野田陣営の暴走を食い止めることを期待している人たちもいる。^_^;

<党内には、野田陣営が、衆院選抜きで自民党と連立政権を組むことを計画しているのではないかという疑念も出ているのだが。輿石氏が幹事長であれば、自民党との連立話が簡単には進まないだろうしね。^_^;> 

 衆院議員の中には、輿石氏が参院議員で衆院選を仕切った経験がないことを懸念している人もいるようなのだが。野田首相は、幹事長代行や選対本部長に衆院選対経験者を任命して、彼らがメインになって衆院選の準備を行なうのではないかと見られている。(・・) 

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 とはいえ、ここから野党の攻撃をうまく交わして早期解散を防ぐことも、また民主党内をうまくまとめながら衆院選の準備を進めて行くことも、決して楽なことではない。(~_~;)

 民主党は、あと衆院議員が9人離党すれば、衆院でも過半数割れして、解散圧力が強まることになるのだが。<それこそ国民新党と合わせて過半数割れすれば、内閣不信任案を可決されることにもなりかねないしね~。^^;>
 近時は、日本維新の会に移ることを考えている議員が次々と出ているため、それを止めるには容易ではないだろう。(-"-)

<日本維新の会にはいることを検討している議員は、いわゆるアンチ野田陣営に限らず、「(超)保守的or新自由主義的な国づくりを目指したい」「選挙がアブナイ」という人たちがいるし。維新の会に移れば、当選回数が少なくても要職につける可能性があることを期待している人もいるようだ。^_^;>

 また、もし野田首相が、党内にも反対が多いTPP参加、集団的自衛権の行使容認、武器使用緩和(PKO法改正)、新たな原発の再稼動などを実行に移そうとした場合には、党内でまた野田首相への反発が強まるおそれが大きい。(-_-;)

 現執行部では、輿石幹事長は、前原&仙谷氏の政調会長とは考えが合わなかったものの、樽床幹事長代行がかなりサポートしてくれていたし。城島国対委員長なども比較的協力してくれていたので、何とかやって来られたところがあったのだが。
 今日、発表される新執行部の顔ぶれによっては、輿石氏は執行部&党内をまとめるのに苦労しそうな感じがある。(>_<)

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 現実には、果たして自民党の新総裁や幹事長が誰になるかということで、大きく展開が変わって来るところがあると思うのだが・・・。
<安倍くんが新総裁に選ばれて、超保守派の議員が幹事長になったりすると、日教組の輿石氏をひたすら敵視&攻撃する可能性が大きいし。秋の臨時国会の審議にも、ほとんど協力してくれないおそれがあるのだけど。
 でも、石破氏が新総裁になって、もう少し融通のきく議員が幹事長になった場合には、是々非々で国会審議や3党協議に応じてくれる可能性が高いとか。>

 ただ、輿石氏は、頑固かつ柔軟、そしてなかなかしたたかでタヌキ的な要素を持った部分もあることから、野田首相が輿石氏の存在や意見を尊重してくれる限りは、うまく野党の攻撃をのらりくらりと交わしながら、解散先送り&野田民主党政権の延命に貢献するのではないかと思うところがあるし。
 正直なところ、野田首相を支持する気にはなれないものの、野田政権よりもイヤな自民党or維新の会の政権を阻止するために、延命している間に、何とか逆転する手はないものかと、(勝手に)アレコレと策を練っているmewなのであった。(@@)

                       THANKS 
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by mew-run7 | 2012-09-24 06:38 | 民主党、民進党に関して | Trackback