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<   2014年 04月 ( 46 )   > この月の画像一覧

7年前の再現?安倍の政策&明治神宮参拝(オバマは同行拒否)+野党の奮起を望む


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 昨日、名古屋競馬場でかきつばた記念が行なわれ、何と地元のタガノジンガロwithキムタケがJRA勢をおさえて優勝したです。(*^^)v祝

 まあ、Tジンガロ自体、2走前まではJRA馬(1600万下)だったのだけど。この子は、3~4歳時に11連続連対&3連勝してOP馬になり、mewもダートのTOP馬になるかな~と期待していたのだけど。骨折休養してから思うような成績が残せず、7歳の今年、園田に転入することに。
 でも、昨日は直線でJRA馬と追い比べして、JRAの1・2番人気馬(Nリバー、Dカモン)をハナ・クビ差で制して、統一重賞を勝ち、オレンジ・キムタケを背に、もう一度花を咲かせることができたわけで。よく頑張ったね~と、嬉しくなったです。(^^)
<何かこういうのを見ると、mewも頑張ろうって、励まされちゃうんだよね。(++)>

* * * * * 

 ところで、安倍首相が、昨日、10日間の欧州6カ国歴訪の外遊に出発した。(・・)

 首相は、昨年から、(中国包囲網を築くため&企業を引き連れて営業活動をするために)アジア&アフリカ(+ロシア)を中心に30カ国以上を訪問。8億4千万円の外遊予算が足りなくなったほどなのだけど。^^;

<産経13年12月13日によれば、『政府高官は「首相は、就任当初から『1カ月に4回ある週末を、被災地訪問、国内出張、外遊、ゴルフに使いたい』との意向だった」と解説。』、『「首相は外遊に行くと元気になる」(政府筋)というのも事実』(バラまき期待でヨイショの大歓迎されて、気分がいいのかも?(~_~;))>

 今回は、ようやく欧州に行くことに。

『訪問国はドイツのほか、イギリス、ポルトガル、スペイン、フランス、ベルギー。ブリュッセルの欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)の本部も訪れる。昭恵夫人も同行し、5月8日に帰国する。
 パリで開かれる経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会では議長国として基調演説し、経済政策「アベノミクス」について説明する。ロンドンの金融街シティーやNATOの主要意思決定機関である北大西洋理事会でも政策演説に臨む。(産経新聞14年4月29日)』

『首相は出発前に羽田空港で記者団に対し「欧州は世界の世論形成、秩序づくりに大きな影響力を持っている。日本の成長戦略や積極的平和主義を発信したい」と欧州歴訪の意義を述べた。』

『各国首脳らと、ウクライナ情勢について意見交換するほか、「積極的平和主義」をアピールし集団的自衛権行使容認への取り組みなどについて説明する。』(同上)

* * * * *

 この記事で「NATO」という文字を見て、ふと思い出したのだけど・・・。

 そう言えば、安倍首相は前政権の07年1月にもNATOの理位階で、海外派兵のための恒久法(with集団的自衛権の行使容認)に意欲を示すような演説をしてたんだよね~。(@@)

 探してみたら、当時のブログの記事が見つかったです。(07年1月13日『改憲元年か?!(5) ~安倍陣営が改憲&国家再興道を猪突猛進し始めた!』)

『12日には北大西洋条約機構(NATO)の理事会で演説し、「憲法の諸原則を順守しつつ、いまや日本人は自衛隊が海外で活動することをためらわない」と述べ、恒久法制定も含め、自衛隊の海外派遣を積極的に進める意向を表明した。そのうえで「我が国はより大きな役割を求める世界の増大する期待に応える用意がある」と強調した。
<また、中国包囲網のためにインドやNATOとの連携も深めることを考え、EUの対中武器輸出に反対の意向を表明した。(もちろん中国からすぐに批判が出た。)>』

 また、NATOに行く直前の07年1月9日には防衛省の式典に出席。
「『美しい国、日本』をつくっていくためには、『戦後体制は普遍不易』とのドグマ(固定観念)から決別し、21世紀にふさわしい日本の姿、新たな理想を追求し、形にしていくことこそが求められている」と訓示し、改めて集団的自衛権の解釈の見直しを研究すると明言』していたという。<朝日新聞07年1月9日より>

* * * * * 

 安倍首相は、前政権の頃から中国包囲網を築くことや、自衛隊がNATO軍などと連携して海外で軍事活動を行なえるようにすることに懸命になっていたのだけど・・・。
 新政権でも、首相に就任して間もなくの昨年1月に、NATO事務総長にこんな親書を送っていたりして。^^;

『安倍首相が、北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長に親書を送り、中国の海洋進出に対する懸念を伝えて連携強化を求めることが12日、明らかになった。
 首相は親書で、中国による尖閣諸島(沖縄県)周辺での領空・領海侵入を念頭に、「中国の海洋進出の活発化と北朝鮮の動向などにより、東アジアの安全保障環境は厳しさを増している」と指摘。
日本が東アジア地域の安定と繁栄に積極的役割を果たす考えを表明する一方、東アジアの「戦略的環境の変化」について、NATO側に認識の共有を呼びかける考えだ。(読売新聞13年1月12日)』

 たぶん今回のNATO演説でも、ウクライナ情勢とリンクさせつつ、(本人のアタマの大部分は)中国のことを念頭において、「力による現状変更を認めない」と強調。
 積極的平和主義(=集団的自衛権の行使容認)をアピールして、NATOとの連携に期待を示すのではないかと察するです。(~_~;)

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 07年1月13日の記事を久々に読んでみて、「あら~」と思ったことがもう一つあった。 (・o・)

 安倍首相は、今週28日に明治神宮を参拝したのだけど・・・。

『安倍晋三首相は28日午前、明治天皇の皇后、昭憲皇太后の没後100年に合わせ、東京・代々木神園町の明治神宮を参拝した。安倍首相の明治神宮参拝は昨年1月以来。自らの支持基盤である保守層にアピールする狙いもあるとみられる。参拝後、記者団に「日本国、そして国民の繁栄、平和と安寧を祈った」と述べた。(産経新聞14年4月28日)』

<ちなみに4月28日は、超保守派が重視している「主権回復の日」(サンフランシスコ講和条約で、日本が戦後、主権回復&独立が認められた日)。
 超保守派のマダム(もうマドンナとは呼びにくい?)の稲田朋美氏(行革担当大臣)は、この日に合わせて靖国神社に参拝を行なっていたです。(-"-)>

 何と安倍首相は、07年1月も、欧州に行く直前に、明治神宮に参拝していたんだよね~。(~_~;)

【安倍首相が6日に明治神宮の参拝を行なった時に、これはマジに勝負する気かもと思わされるものがあった。それは参拝そのものよりも、その報道記事を見てのことである。
『首相周辺は「伝統を大切にする『保守』の姿勢を明確に示すのが参拝の目的だ」としている。<読売新聞6日>』
『今回の参拝について、政府筋は「首相が保守主義に基づく国家観の持ち主とアピールするため」と指摘している。<毎日新聞7日>」】・・・だって。(@@)

* * * * *

 でもって、先週24日には、オバマ大統領が明治神宮を訪問。世界の人々の平和や繁栄の分かち合いを祈念する絵馬を奉納した後、流鏑馬を見学したのだけど。

 この時、安倍首相が同行しなかったので、日本側の方で配慮して同行を控えたのかな~と思っていたのだが。どうやら米国側の方が、安倍首相の同行に難色を示していたとのこと。 (・o・)
 
『オバマ米大統領が24日に明治神宮を訪問した際、日本側が安倍晋三首相の同行を打診したところ、米側が日程上の都合などを理由に難色を示していたことが分かった。翌日からのオバマ氏の訪韓を前に、歴史認識問題に敏感な韓国を刺激しないよう配慮したとみられる。日米外交筋が28日、明らかにした。
 明治神宮訪問は米側の希望で実現し、オバマ氏は当日、境内で流鏑馬(やぶさめ)も鑑賞した。2002年に来日したブッシュ大統領(当時)も流鏑馬を鑑賞したが、このときは小泉純一郎首相(同)が一緒だった。(毎日新聞14年4月28日)』

* * * * * 

 ちなみに明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后が祀られている神社なのだけど。東京の住民にとっては、「木々や花々など自然がいっぱいの美しく壮大な神社」というイメージのところで。
<境内が広いのよ(70万平米あるらしい)。もちろん、神社名から、何か明治天皇にゆかりがあるとは思うだろうけど。祭神だどうのというこを意識している人は、ほとんどいないかも。^^;>

 初詣には約300万人が訪れ、その数は日本一だとのこと。あと自然散策のために訪れる人も少なくない。
<mewも、子供の頃、初詣+αに何回か行ったことある。小さい頃は、隣にある乗馬クラブの馬をずっと眺めていて、「馬が欲しい!」って言ってたらしい。(^^ゞ>

 でも、安倍首相にとっては、明治神宮はあくまでも敬愛する明治天皇&昭憲皇太后が祀られている&特別な思いのある場所であって。<自宅から近いので、よく参拝するらしいっす。^^;>
 米国も、事前にそのような情報を得ていて、「これは一緒に行かない方がいい」と判断したのかもな~と察する。(・・)  

* * * * *

 というのも、安倍氏らの超保守派は、王政復古を果たした明治維新や、天皇を国体として富国強兵を推進し、海外にも進出するようになった明治天皇やその時代をこよなく敬愛していて。もう一度、あの時代のような日本を作りたいと。自分たちはいわば「平成維新」のような体制変革(&ある種の王政復古)を起こしたいと願っているからだ。(・・)

<ちなみに「維新」は英語だと「restoration=王政復古」と訳すです。維新の会は、英語だと「王政復古の会」ね。^^;>

 そして、そのような思いが、安倍首相が標榜する「美しい国づくり」「戦後レジームからの脱却」「強い日本を取り戻す」の根源にもなっているのである。(**)

 だからこそ、安倍首相は、そのような思いを胸に、明治神宮に参拝し「日本国、そして国民の繁栄、平和と安寧を祈っ』ているのだし。
 また、安倍氏の参拝は、上の記事にもあるように「首相が保守主義に基づく国家観の持ち主とアピールするため」「自らの支持基盤である保守層にアピールする狙い」にもつながるのである。(~_~;)

<mewは、こういう思想の人がいることは知ってたけど。まさか現世の日本の首相として、本気でそんな思想を国政で具現化しようとする人が出るとは思いもせず。(>_<)
 で、安倍前政権から、彼らを「ふつ~の保守」とは違う人たちなのだということを、このブログで伝えたくて「超保守」という造語を使うようになったんだよね。(・・)>
 
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 mewは、06年に安倍氏が首相になって、その戦前志向&国家主義的な思想に基づいた国づくりを行なおうとしているのがわかって、本当に驚いた&ぞ~っとしてしまうところがあったし。_(。。)_

 しかも、自民党は05年の小泉総選挙で大勝して、衆院は300近い議席数を持っていたし。参院もまだ自公が過半数を占めていたので、このまま安倍政権が続いたら、マジで「日本がアブナイ!」って憂いていたのだけど・・・。

 当時、民主党の代表を務めていた小沢一郎氏が、安倍氏の改憲&安保軍事強化の政策に共感する党内の保守派を押さえ込んで、「平和&リベラル志向の政党」にぐ~んと舵を切ることに。(++)

 小沢氏は、格差社会の拡大に不安を覚える国民が増える中、「今は改憲より国民生活を重視した方針をとるべきだ」と主張。それが国民に支持されて、07年の参院選で、民主党に大勝(=自民党に惨敗)をもたらし、安倍首相の早期辞任に追い込んだ上、さらには、09年衆院選での政権交代を果たすことにもつながって。
 日本は、小泉&安倍政権で加速したとんでもアブナイ流れを、いったん食い止めることができたのだ。(・・) 

* * * * * 

 でも、残念ながら、民主党は12年末の衆院選、13年7月の参院選で惨敗し、いまや安倍自民党の「一強多弱」と呼ばれる時代に。
 安倍自民党にまともに対抗できる野党が存在しないような状況に陥っている。 (ノ_-。)、

 しかも、mewは、日本は「保守vs.平和&リベラル」の二大政党制+αの政治体制であるべきだと考えているのだけど。野党の方にも、維新やみんなの党など保守系の政党や議員が増えているため、もし野党再編で保守勢力が結集した場合、「保守二大政党制」が築かれる危険性が大きくなりつつある。(>_<)

 28日の「衆院補選で苦戦も、勝てば官軍の安倍自民+オバマが安倍の歴史認識にクギ刺し」という記事でも触れたのだけど。
 
 鹿児島2区の衆院補選では、安倍政権の「原発推進策」や「集団的自衛権の解釈改憲」「TPP」「地方の経済格差」などの問題を訴えて、与野党で対峙するチャンスだったのに。
 また、近時の世論調査では、「原発再稼動に反対or慎重な人」「解釈改憲に反対or慎重な人」などが国民の6割以上を占めているというのに・・・。<鹿児島の場合は、もう少し割合が低いらしいけど。^^;>

 でも、自公候補の対抗馬として野党4党(民、維、結、生)が支援したのは、元民主党衆院議員ながら、その前は自民党県議だった保守派の人で。候補者自身が、「原発再稼動も容認」「改憲や集団的自衛権の行使も賛成」だったとのこと。<しかも、維新や民主党の一部も保守系ゆえ、改憲や集団的自衛権の行使に賛成しているし。TPPにも賛成だし。>

 結局、野党4党の候補は、安倍政権の政策に反対or不安を覚えている国民の受け皿になることができなかったわけで。mewから見ると、野党としての役割が全く果たせていないように思うのである。(-"-)

* * * * *

 実は28日には、嘉手納基地のある沖縄市の市長選も行なわれたのだけど。辺野古移設反対派の現市長の後継者が、接線の末、移設容認派の自公+αの候補に敗れたという。(-_-;)

<桑江朝千夫(自・民・維・公推薦) 29968、島袋芳敬 (共・生・社推薦)27779、投票率57.73%>

 自民党は1月に名護市の市長選で辺野古反対派の現市長の再選を許しているだけに、辺野古移設をスムーズに進めるために&秋の沖縄知事選につなげるためにも、何とか連敗だけは避けなければと、国政選挙並みの総力戦で臨んだ様子。(石破幹事長が3回も応援にはいったし。幹部クラスや小泉進次郎氏、三原じゅん子氏などの人寄せパンダも動員。>

 でも、mewは反対派が負けた最大の理由は、民主党と公明党の動向にあると思っているのだ。(-"-)
 民主党も公明党も、沖縄の地方議員や支持者は移設反対の立場の人が多いので、名護市長選では自主投票にしていたのだけど。沖縄市長選では、自民党が擁立した候補の推薦に回ったからだ。^^; <2千票差だったのを見ると、自主投票にしていたら、反対派の方が勝っていたかも。(-_-)>

 いつも書くように、地方選には、それぞれの地域の事情が色々あるので、国政とは異なる視点でとらえなければいけない部分があるとは思うのだけど。
 もともとは「平和や福祉」&「一般国民の生活」を重視する中道政党であったはずの公明党や民主党が、よりによって超保守タカ派&新自由主義政策を推進しようとしている安倍自民党に加担するということ自体、mewには理解し難いものがあるし。

 もしこんな状態が続くようでは、安倍内閣&自民党の政権延命&政策推進を助長することになるだけで。マジに「日本がアブナイ!」のである。^^;

 それゆえ、安倍首相に考えが近いらしい維新やみんなの党はともかく、他の平和&リベラル志向orそれに近い理念を持つ政党は、「もし本当に日本の国や国民のことを思うなら、ここで奮起して、安倍自民党の本当の意味での対抗勢力を作ることに力を注いで欲しい」と。
 そして、もう一度、日本のアブナイ流れを阻止して欲しいと、心からお願いしたいような気持ちになっているmewなのだった。m(__)m

                       THANKS

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by mew-run7 | 2014-04-30 07:22 | (再び)安倍政権について | Trackback

国民をだます解釈改憲~政府解釈に限定要件明記せず+集団的自衛権の言葉も隠す?



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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】


 この記事では、集団的自衛権の行使に関する話を・・・。

 安倍首相は、オバマ米大統領から「集団的自衛権の行使の検討」を支持するとの言葉を受けて、集団的自衛権の行使を容認するための解釈改憲の準備を加速する方針を決めたとのこと。

 安倍首相が官邸に設けた有識者会議(安保法制懇)は、 5月中旬(13日?)に、首相に報告書を提出。それをもとに、自公与党で協議を行なって「政府方針」を策定。早ければ6月22日の通常国会会期末までに、安倍内閣で閣議決定を行なって、政府の憲法解釈を変更する予定だという。(-"-)

 そこで今、有識者会議が、「政府方針」のもとととなる報告書の内容をまとめている最中なのであるが。その中身や政府の検討している手法が、トンデモないものになりそうなのだ。(@@) 

 中でもmewが最も問題だと考えているのは、内閣が決定する新たな政府の憲法解釈では、集団的自衛権の行使に関して、特に条件や制限を設けない予定であるということだ。^^;

<安倍首相らは、集団的自衛権は限定的にしか行使しないとアピールして、アレコレと具体例を挙げているのだけど。実際には、「日本の安全に重大な影響が及ぶ場合」、憲法が認める「必要最小限度」の実力行使に集団的自衛権が含まれると解釈変更をするだけで。「必要最小限度」の内容や行使の条件は明記せず。行使の要件や内容は、その時の政府与党の考え方次第で決められるようにするのである。(-"-)>

 おまけに、27日には、もっと唖然とさせられるようなヒドイ話も出ていた。 (゚Д゚)

『政府は26日、政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」が5月中旬に報告書を提出した後、自衛隊法など集団的自衛権の行使容認に関係する5法案を先行改正する方針を固めた。報告書の提出直後に出す政府方針に明記する。自民、公明両党間の調整作業への影響を極力抑えるため、政府方針には「集団的自衛権」という言葉は使わない方向で調整している。(産経新聞14年4月27日)』

 政府は公明党の理解を得るために(&国民をだまくらかすために?)、「集団的自衛権」という言葉を使わずに、BUT集団的自衛権の行使をできるように、解釈改憲や法改正などの準備を進めることを画策しているというのである。(@@)

 もうここまで来ると、集団的自衛権のアベアベ詐欺としか言いようがあるまい。(**)

* * * * *

 もう一つ、めっちゃアブナイのが、有識者会議が、集団的自衛権の行使とは別に、憲法9条1項の「国際紛争」は「日本が当事者になっている国際紛争」だとする解釈変更を提言するつもりでいることだ。(>_<)

 この解釈変更が行なわれると、自衛隊は、日本が当事者になっていない他国同士の国際紛争(戦争)の現場に赴いて、多国籍軍への参加や後方支援、戦闘地域でのPKO活動などなどの武力を伴う活動をできるようになるわけで。まさに「戦争できる国、戦争する国」になってしまうのである。(-"-)

<この件は、『官邸が別の解釈改憲も計画~他国の紛争参加はOKに』でも触れたのだが。また近日中に、改めて詳しく取り上げたいと考えている。(・・)> 

* * * * *

 まずは、安倍官邸の有識者会議がまとめている報告書の概要を見てみよう。(-"-)

『安倍晋三首相が設置した有識者による「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(座長・柳井俊二元駐米大使、安保法制懇)は、集団的自衛権の行使容認に向けた報告書の概要を固めた。憲法が認める「必要最小限度」の実力行使に集団的自衛権が含まれるよう解釈変更を主張。行使には、首相の総合判断や国会承認など6条件が必要として文民統制を徹底させ、抑制的な運用を図るとする内容だ。関係者が26日、明らかにした。

 首相は、24日の日米首脳会談でオバマ大統領から行使容認に支持を得られたとして作業を加速する。大型連休明けの5月中旬ごろ報告書提出を受け、憲法解釈変更の原案となる「政府方針」を策定。与党協議を経て夏以降に閣議決定する方針。慎重姿勢の公明党との調整が最大の焦点となる。

 報告書は中国の海洋進出などを念頭に、アジアの安全保障環境の変化を指摘し、現行憲法解釈の変更を要請する。

 行使条件として他に①放置すれば日本の安全に重大な影響が出る場合②日本と密接な関係にある国が攻撃を受けた場合③同盟国など連携相手から明示的な要請があった場合④第三国の領域を通過する場合には許可を得る―を挙げる。当初は、首相判断と国会承認を同一項目で扱い「5条件」としていたが、切り離して強調する方針に転じた。

 具体例には、公海上で自衛隊と並走する米艦船の防護や、中東までのシーレーン(海上交通路)の機雷掃海、米国を攻撃した国へ向かう船舶の臨時検査を明示する。

 また、憲法9条が武力行使を禁じる「国際紛争」の定義を、日本が当事者となる場合に限定する新たな解釈も政府に要請。実現すれば、国連の集団安全保障は憲法上の制約を受けず、自衛隊の参加が可能となる。戦闘地域で行動する多国籍軍への燃料補給や輸送、医療行為を視野に入れる。

 他国からの武力攻撃に至らないグレーゾーンと呼ばれる事態にも自衛隊の対処が可能になる法整備を求める。外国の武装集団が離島を占有した際の対応を想定している。(共同通信14年4月26日)』


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 この記事を読むと、安倍内閣が、集団的自衛権の解釈改憲を行なうに当たって、様々な条件や制限を付して、限定的に行使を容認するかのようにも見えるのだけど・・・。
 でも、実際のところ、安倍内閣が政府の憲法解釈変更を行なう際には、集団的自衛権行使の具体的な対象範囲や要件などは明記しない方針を決めているという。(**)
  
『安倍政権は憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認問題に関し、与党に示す政府の原案には、具体的な行使の範囲を明確にしない内容を検討していることが分かった。

 行使を容認できるケースを「放置すれば日本の安全に重大な影響が及ぶ場合」と定義し、これが自衛権を発動できる「わが国を防衛するための必要最小限度の範囲」に入ると新たに解釈する。「重大な影響」「必要最小限度」の基準が何を指すかは解釈変更後の政策判断や法整備に委ねる。(東京新聞14年4月18日)』

『安倍政権は、集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更の閣議決定に先立って策定する「政府方針」に、朝鮮半島有事など行使を可能とする具体例を明記しない方向で調整に入った。政府関係者が17日、明らかにした。安倍晋三首相は国民の理解を得るため具体例を挙げて説明する意向を示していたが、明示すれば行使の範囲が限定されると判断した。(中略)
 首相が国会答弁などで例示した(1)公海上で自衛隊艦船と並走する米艦船の防護(2)朝鮮半島有事で米国を攻撃した国に向かう船舶の検査―などの具体例は示さず、政策判断の自由度を確保したい考えだ。政府方針を決めた後の与党協議や国会審議の際に、具体例を口頭で説明する段取りを想定している。(共同通信14年4月17日)』 

『安倍晋三首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」の報告書概要が明らかになった。従来の政府の憲法解釈を変更し、憲法が認める「必要最小限度の自衛権」に集団的自衛権も含めるとした。実際の行使には、対象国や地理的な活動範囲は明示せず、「首相が総合的に判断する」などの6条件を付ける。同懇談会の座長代理を務める北岡伸一国際大学長が10日、時事通信のインタビューに明らかにした。(時事通信14年4月10日)』

<他にも同じような内容の報道が、アチコチで出ていたです。(~_~;)>
、   
* * * * *

 先月辺りから、政府や自民党幹部、メディアが「限定容認論」なる言葉を持ち出して来て、これを盛んにPRするようになっているし。
 また、集団的自衛権の説明をする際に、やたらに「日本を守るために活動している米艦船が自衛隊の艦船と並んで航行している時に攻撃されたら」などという例を出して、国民の理解を得ようとしているような感じもある。^^;

 それゆえ、一般国民の中には、集団的自衛権の行使を「限定的にしか認めるつもりはないのかな」「日本を守るために使うのなら、仕方ないかな」と勘違いしている人がいるかも知れないのだけど。そんなまやかしの戦略に、騙されてはなるまい。(**)  

 それは集団的自衛権の行使に慎重な公明党+αを巻き込むため&国民を説得するためのクチ先だけの方便に過ぎず。
 新たに閣議決定する予定の政府の憲法解釈には、具体的なケースや条件などが明記されない以上、集団的自衛権の行使の範囲は、限定されることはないのである。(-"-)

* * * * *

 安倍首相は、前政権(07年)の時も、集団的自衛権を行使することを考えて、官邸に有識者会議を作ったのだが。その時には、4つの類型(上述の米軍の艦船が攻撃された例もその一つ)に限定して、政府の解釈変更を行なうことを考えていたのだが。

 今回は、そのような類型や条件は、国会+αで「クチで言うだけ」で済ませて、政府の憲法解釈には明記せず。また後述するように、自民党の選挙公約に示した安保基本法案(集団的自衛権の行使の条件などを明記した法律)も作らず。
 いわば、ほぼフリーハンドの状態で集団的自衛権の行使が認めような形を作ってしまおうと。そして、その時々の政府与党の(好き勝手な)判断で、いくらでも条件を変えて、幅広く行使をできるような体制を作ろうとしているのである。(-"-)

<政府解釈にも基本法にも明記されていなければ、「何でもあり」。クチでは何とでも言っておけますからね~。(・・)
 おそらく彼らは、最初はアレコレの条件や制限を設定し、国民を安心させるようなことを「クチで言って」おいて。あとから、政府解釈や法律に明記していないのをいいことに、どんどんと行使の範囲を拡大して行こうと考えているんだよね。(-"-)>

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 そもそも「集団的自衛権の行使」は憲法9条に違反することゆえ、それを容認するためには、憲法9条を改正する必要があるのだけど。(政府の憲法解釈、憲法界の通説も同じ。)

 そして、実のところ、安倍首相や自民党幹部も本当は憲法改正をすべきだorした方が望ましいとわかってはいるのだが。
 彼らは、9条改正の実現には手間や時間がかかりそうなため、国民の意思も問わず、政府内で憲法解釈を変更するだけで集団的自衛権の行使を認めてしまおうとしているのである。(>_<)

<24日の衆院憲法審査会でも、『自民党の船田・憲法改正推進本部長は集団的自衛権の行使について「憲法9条の改正によって認めるのが望ましい姿であるが、相当な時間がかかる。わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増すなか、当面は憲法解釈の変更で対応せざるを得ず、その場合でも極めて限定的に行うことが適当だ」』と言ってたです。(NHK14年4月24日)

 でも、安全保障環境がどうであろうと、当面の予定であろうと、集団的自衛権の行使が憲法違反であることは変わらないし。いくら政府が解釈を変えても、憲法を改正しない以上は、現憲法の9条に違反することには変わりはないんだよね。(-"-)>

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 実は、自民党の中にも、石破茂氏らのように、政府が解釈変更だけでは行使の要件に歯止めがかからなくなり危険だと。国会で十分な議論を行なった上で、集団的自衛権の行使の要件などを明記した基本法を作るべきだと主張する人たちがいて。
 谷垣総裁時代に、石破氏らが中心となって、国家安全保障基本法案(以下、安保基本法案)の原案を作成。12年には党としてその原案を承認した上で、衆院選の公約に「集団的自衛権の行使&安保基本法案の制定」を明記し、選挙中もそれを訴えていたのだけど・・・。

 ところが、安倍首相らは、今度は安保基本法案を与党で承認&国会で審議して成立させるにも手間や時間がかかるとして、この法案を作ることも回避。政府解釈の変更後に、自衛隊法などの関連法案の一部を改正するだけで済ませようと考えているのである。(-"-)

<となると、法律によっても、行使の要件や範囲に歯止めがかけられなくなっちゃうんだよね。^^;>

* * * * *

 しかも、本来は十数の法律を改正する必要があるのだが。とりあえず5つの法改正を先に行なって、とっとと自衛隊に集団的自衛権の行使をできるようにしようと。

 さらには、冒頭部分にも書いたように、公明党の理解を得るために、政府方針には「集団的自衛権」という言葉は使わない方向で調整しているというのである。 (・o・)
 
『政府は26日、政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」が5月中旬に報告書を提出した後、自衛隊法など集団的自衛権の行使容認に関係する5法案を先行改正する方針を固めた。報告書の提出直後に出す政府方針に明記する。自民、公明両党間の調整作業への影響を極力抑えるため、政府方針には「集団的自衛権」という言葉は使わない方向で調整している。

 複数の政府関係者によると、政府が先行して法改正を進めるのは、自衛隊法と周辺事態法、国連平和維持活動(PKO)協力法、船舶検査活動法、武力攻撃事態対処法の5改正案。
 これらのうち自衛隊法は他国による組織だった武力攻撃に至らない場合でも、自衛隊による領域警備を可能にすることが主な改正内容。PKO協力法の改正ではわが国の領域外での武器使用基準の緩和を目指す。船舶検査活動法は、米国を攻撃する国に武器を持ち込む船への立ち入り検査を可能にするよう改正する。
 集団的自衛権の行使を容認するために必要な法改正や新規立法は計11法案。政府としては、先行処理を目指す改正案を絞り込むことで秋の臨時国会での審議を円滑に進める思惑がある。

 ただ、現状では集団的自衛権は行使できないというのが政府の立場。解釈変更を閣議決定する前に立法作業を行えば、憲法違反の恐れが出てくる。このため政府方針では「法改正に向けた環境整備を進める」などと控えめな言い回しにすることも検討している。
 一方、公明党は行使容認に慎重な姿勢を崩していない。5改正案の改正内容には個別的自衛権の範囲内で対応できる部分もある。こうしたことから、政府方針では「集団的自衛権」の表現を避け、自公協議への影響を抑えたい考えだ。(産経新聞14年4月27日)』

* * * * *

 先日、石破幹事長が安倍首相に解釈改憲の先送りを提言したという話を書いたのだが。

『石破氏の提案には、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認を先送りすることで、これに慎重な公明党の理解を得る狙いがある。今の憲法解釈で認められる自衛隊法や周辺事態法など個別法の改正にとどめる案だ。例えば、尖閣諸島をめぐる安全保障上の懸念にも、一定程度対応できるとの判断がある。(朝日新聞14年4月20日)』

 公明党は、かねてより「集団的自衛権の行使」には反対の姿勢を示しており、いくつかの典型的なケースについては、個別的自衛権や警察権などで対応し得ると主張している。(・・)
 また近時の世論調査では、国民の6割以上が解釈改憲に慎重or反対をしているため、ここで強引に解釈改憲を決行すると、安倍内閣や自民党の支持率ダウンにもつながりかねない。^^;

 そこで官邸の一部や石破氏は、公明党の主張や世論に配慮して、集団的自衛権の概念を用いないでも、米国とのガイドライン見直し&米軍と協力しての防衛活動を行なうに際して、法改正で対応できるものを先に行なえばいいと。考えたのかも知れないのだけど。<石破氏は、安保基本法案抜きの集団的自衛権の行使を認めなくないという思いもあるかも。>

 ただ、このような手法は、まさに姑息(その場しのぎ&ヒキョ~)なものだし。また、個別的自衛権の範囲で対応できるケースは限られており、それを超えれば「集団的自衛権の行使」とみなされ、9条違反の問題が生じることにもなりかねない。(-"-)

<でも、安倍首相自身は、前政権の時から、自分の内閣で解釈改憲を行なうことに並々ならぬ意欲を燃やしていることから、果たしてこのような手法をとることには賛同するかどうかはビミョ~なところかも。^^;>
 
 いずれにせよ、政府も自民党も、集団的自衛権の行使を容認するために、堂々と憲法改正をする道はとらずに、ひたすらに「抜け道」や「ウラ道」をすり抜けることばかりを考えているわけで。<しかも下手すれば、ウラ道の一方通行を逆走するようなことまで考えてたりするからな~。(-"-)>
 
 早く多くの国民が安倍内閣が行なおうとしている集団的自衛権の行使&解釈改憲の中身をしっかりと把握して(メディアや識者が、もっとその問題点を訴えて)、日本をアブナイ国に変えてしまう&国民をアブナイ状況に陥れるような姑息な暴挙を阻止できるようにしたいと思うmewなのだった。(@@) 

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by mew-run7 | 2014-04-29 12:27 | (再び)安倍政権について | Trackback

衆院補選で苦戦も、勝てば官軍の安倍自民+オバマが安倍の歴史認識にクギ刺し


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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】

 今朝は嬉しいニュースが一つ。テニスの錦織圭がバルセロナOPで優勝した。(*^^)v祝。ツア5勝め(今年2勝め)、クレーの大会で勝つのは初めてだ。(・・)
 錦織は、先月のソニーOPで、元世界1位のフェデラーらを破ってベスト4入りしたものの、左股関節痛で準決勝を棄権。デビスカップも欠場し(応援に来ていたけど)、今大会で復帰したばかり。
 もうすぐクレーの全仏大会が始まるのだが、決して得意とは言えないクレー大会で優勝したことで、自信&弾みがつくといいな~と思うです。"^_^"<これもMチャン効果かしらん?(・・)>

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 さて、これは『細川・小泉の脱原発法人に願うこと+鹿児島補選、自民に逆風材料も、脱原発共闘はできず』の、鹿児島補選の部分の続報になるのだが・・・。
 昨日27日、自民党の徳田毅氏の議員辞職に伴い、鹿児島2区で衆院補選が行なわれ、自民公認(公明推薦)の元県議・金子万寿夫氏が勝利した。(・・)

 金子氏は6万6360票を獲得。民主・維新・結い・生活が推薦した打越明司氏は、4万6021票と一歩及ばなかった。(山本太郎氏が推した候補、共産党の候補は5千票台。*1)
 尚、投票率は同選挙区で過去最低の45・99%(前回の衆院選は60・55%)だったという。(~_~;)

 今回の補選は昨年の参院選以来の国政選挙となるだけに、安倍自民党は、これを「政権信任を問う選挙」と位置づけ、この選挙で圧勝することで、アベノミクスや安倍カラー政策が信任を得ているとアピールしようと考え、安倍首相や石破幹事長をはじめ次々と閣僚&与党幹部クラスを応援に送り込んでいたのだが・・・。<相変わらず、奄美大島その他の地域で、バラまき政策を訴えていたりもしてたです。^^;>

『首相は19日に現職首相として初めて奄美大島を訪問。その後の鹿児島市で「我々の経済政策を前に進めるべきか決める選挙だ」と、アベノミクスの正当性を訴えた。「安倍カラー」の安全保障政策でも、「アジア太平洋の安保環境も変わる。断固たる決意で国を変える」と意気込みを示した。(毎日新聞14年4月27日)』

 ただ、正直なところ、鹿児島県は(特に2区は)、ほとんど自民党+αの候補しか当選したことのない保守王国であること、また投票率が低かった(=自公に有利)だったことを考えると、自公候補はかなり苦戦したと言えるかも知れない。(~_~;)

<『結局、金子氏が打越氏に約2万票差で勝ったが、自民候補の得票率は12年衆院選に比べ、約14ポイント落ちた。与党の勢いにもややかげりが見える。(毎日4.27)』>

* * * * *

 他方、野党側にしてみれば、今回は徳田毅氏が辞職する原因になった徳洲会事件&「政治とカネ」の問題に加えて、安倍政権の諸問題(アベノミクス効果なき地方経済、消費税増税、安保軍事強化、TPP、原発再稼動などなど)を批判する大きなチャンスだったのだけど。

 野党4党が推薦した打越氏は、もともと自民県議(後に民主党衆院議員)の保守派で、自民党の政策にも全面的に反対の立場ではない上、徳田票の取り込みを狙って、「徳洲会を巡る政治とカネの問題」の批判は避けていたとのこと。(~_~;)

 投票率が低かった要因には、選挙戦が与野党の対決や大きな争点での対立モードになく、盛り上がらなかったことに加え、6割以上はいると言われる自民党支持者の中に、選挙に行かなかった人が多かった可能性もあるように思えた。(・・)

<金子氏が徳田虎雄氏(毅氏の父)のライバルだった保岡興治氏の秘書だったことを気にした徳田支持者や、安倍政権を積極的に支持する気になれなかった人が結構いたのかも。^^;
 ちなみに出口調査によれば、公明党支持者の6割弱しか金子氏に投票していなかったらしい。^^;>

 そして、その意味では、今回の補選は、(与野党が対決する形での)「安倍政権の信任を問う選挙」とは見ることができないようにも感じられた。(>_<)

<この件は近日中に、改めて書きたいけど。今回の衆院補選で、安倍政権の政策に反対する国民の受け皿が十分になかったのを見て、「やっぱ、保守二大政党制はアブナイ」ってますます実感させられたです。(-"-)
(関連記事・『民主党潰し&アブナイ保守二大政党制をもくろむ維新と自民に警戒を』『渡辺の借入疑惑、調査で拡大も、安倍陣営はみんなに固執+維新と結い合流の行方』>

*   *  *  *  *

 とはいえ、選挙は「勝てば官軍」ゆえ、安倍首相や自民党幹部は、早速、この勝利に関して「政権への評価」だとするコメントを出していた様子。(~_~;)

『安倍晋三首相は27日夜、衆院鹿児島2区補選で自民党新人が初当選を決めたことについて「大変厳しい戦いだったが、勝利を収めることができた。今まで進めてきた政策に一定の評価をいただいたのではないか。さらに景気回復や成長のため全力を尽くしていきたい」と述べた。(毎日新聞14年4月27日)』

『甘利明TPP担当相は27日夜、衆院鹿児島2区補欠選挙で自民党候補が勝利したことについて、「強い政権、強い交渉力で環太平洋連携協定(TPP)交渉に当たってもらいたい、地域を託したいという思いを有権者が持っているのではないか」と評価した。(時事通信14年4月27日)』

『石破幹事長「安倍政権に対する評価、あるいは今後への期待というものが大きかったと思います」(NNN14年4月27日)』

 思うほどの圧勝はできなかった、安倍内閣&自民党は「安倍政権への信任は得られた」と主張して、今後、さらにアベノミクスなる新自由主義的な経済・社会政策や、集団的自衛権行使に解釈改憲などの安倍カラー政策を推進して行くのではないかと思われる。(**)
 
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 話は変わって・・・

 25日朝に日本を離れたオバマ米大統領は、韓国を訪問し、朴槿恵(パク・クネ)大統領との首脳会談を行なったのだが。<会談の前に、大統領の提案で、珍島近海の客船沈没事故の犠牲者に黙祷を捧げていたのだけど。朴大統領は疲労困憊しているように見えた。(-_-)>

 首脳会談後に行なった共同記者会見の中で、オバマ大統領が、報道陣の質問に応えて、公の場で初めて慰安婦問題について言及したという。(@@) 

『オバマ米大統領と韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は25日、ソウルで会談した。会談後の共同会見で、オバマ氏は慰安婦問題について「甚だしい人権侵害だ。戦争中の出来事とはいえ、衝撃を受けた」と述べた。オバマ氏は元慰安婦の女性らが日本政府による法的責任の認定や賠償を求めていることについて、「(女性らの)主張は聞くに値し、尊重されるべきだ」と話した。オバマ氏が公の場で慰安婦問題について踏み込んだ発言をしたのは初めてとみられる。

 さらにオバマ氏は「過去を正直かつ公正に認識しなければならない」と強調。安倍晋三首相が慰安婦募集の強制性を認めた河野洋平官房長官談話の見直しを否定していることを念頭に、「安倍首相や日本国民もそのことを分かっているはずだ」と述べた。

 一方、オバマ氏は「未来を見ることが日本と韓国の人々の利益だ」と話し、日韓の双方に前向きな対応を促した。

 これに対して朴氏は、元慰安婦の女性らが高齢となっていることなどを指摘。日本に対して「誠意のある実践が必要だ」と述べ、早急な対応を促した。(産経新聞14年4月25日)』

『日韓関係をめぐって、オバマ氏は慰安婦問題について「戦時中とはいえショッキングだ」とし「甚だしい人権侵害だ」と述べた。
 また歴史を公正に理解することの必要性は安倍晋三首相も理解しているとしたうえで、「日本と韓国は未来を見据えるべきだ」として両国に対し関係改善を促した。(サンケイ・ビズ(14年4月25日)』

* * * * *

 この会見の様子をニュース映像で見たのだが。オバマ氏は、韓国の記者から「安倍首相の歴史認識」に関する質問を受けて、「何をどこまで語ろうか」と一瞬、考えていたのだけど。ここは、「言うべきことは言おう」と覚悟を決めて、クチを開いた感じに見えた。^^;

 mewは、この時、もしかしたらオバマ大統領は、安倍首相が日本での共同会見の最後で、靖国参拝の正当性について長々と説明していた上、今後も理解を得て行きたいと語っていたのを見て<ちょっと不快そうな顔をして見てたんだよね>、「これは安倍に釘をさしておかないとマズイ」と思ったのかもな~と邪推したところがあった。(・・)

 オバマ大統領としては、ともかく、安倍首相&周辺にこれ以上、靖国参拝や河野・村山談話などの歴史認識に関する問題を起こして、中国や韓国との関係を悪化させることだけは避けて欲しいところ。
 もしかしたら首脳会談or事前協議の中でも、暗に靖国参拝や歴史認識に関して自制することを要求していた可能性もある。(@@)

<そう言えば、琉球新報27日がこんな記事を出していたのだけど・・・。

、オバマ大統領は会見で『「私は安倍首相に直接言った。日中間で対話や信頼関係を築くような方法ではなく、事態がエスカレーションしていくのを看過し続けるのは重大な誤りだと」と述べ、首相に平和的解決を強く求めた』のだけど。『共同会見では日本政府が通訳機を用意し、日本メディアは同時通訳を通してオバマ氏の発言を確認。同時通訳が「重大な誤り」を指す「profound mistake」を「正しくない」と訳したことを受け、本紙が記事配信を受ける共同通信などを含む多くの報道機関が、そのまま発言内容を報じた』とのこと。
『沖縄の基地問題などを日本語と英語で積極的に発信している平和団体ピース・フィロソフィーセンター(カナダ)の乗松聡子代表は「オバマ氏が安倍首相に直接くぎを刺した言葉を、日本のメディアの多くは重視せず、正確に報じていない。読者、視聴者に誤解を与える」と話している。』

 果たして、安倍首相にそのニュアンスが伝わっているのだろうか?(@@)>

* * * * *

 他方、安倍首相はと言えば、オバマ大統領が離日した後、こんな感想を述べていたという。^^;   
『安倍晋三首相は25日夜、麻生太郎財務相や菅義偉官房長官らと東京・銀座のステーキ店で会食した。出席者によると、首相は来日したオバマ米大統領との会談について「仕事の話が多かった」と愚痴をこぼしたという。
 首相は23日夜、オバマ氏を東京・銀座の高級すし店に招き、打ち解けた雰囲気を演出したものの、24日の会談も含めて仕事の話がほとんどだったようだ。(産経新聞14年4月25日)』

『安倍首相は26日、千葉市で開かれたイベントで、25日まで日本を訪れていたアメリカのオバマ大統領について、「ビジネスをさくさくと進めていくタイプの人」だと評した。
安倍首相は「オバマ大統領はですね、非常にビジネスを、さくさくと進めていくタイプの人なんですね。しばらく雑談をしたり、よもやま話をして、本題に入るというよりも、とにかく時間を大切に、いきなり本題に入って...」と述べた。(FNN14年4月26日)』.

<オバマ氏は、別に安倍氏に人間としても、政治家としてもさして魅力を感じておらず。特に個人的に会うのを楽しみにしていたわけでもなくて、大統領としてのビジネスの必要上、仕方なく夕食会にも応じたと思うので。くだらない雑談は抜きにして、ともかく仕事の話を進めたいと思った部分もあるかも。^^;>

* * * * *

 先週の『オバマ来日~友好ムード演出も、実務優先だったすし会食&個人の信頼、あきらめた安倍』という記事にも書いたのだが・・・。 

 オバマ氏はもともと現実主義&ビジネスライクである上、安倍氏との間でも、昨年2月に訪米して以来、お互いの思想や価値観がかなり異なることがどんどん明らかになっており、とても個人的な信頼関係など築けそうにはないことから、『安倍首相はもうオバマ氏に対し、小泉純一郎元首相とブッシュ前大統領のようにケミストリー(相性)が合い、肝胆相照らす間柄となることは望んでいない』とのこと。(~_~;)

 ただ、もし安倍首相がオバマ大統領のクギ刺しを軽視するようなことがあれば、(あとTPP交渉の最後の段階で、まとめ切れないようなことがあれば?)、ビジネス・パートナーとしてもうまくやっていけなくなる可能性があるのではないかな~と思うmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2014-04-28 08:16 | (再び)安倍政権について | Trackback

石破と公明党は、安倍の解釈改憲を阻止できるのか?+衆院議長も安倍暴走を懸念

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】



 今回の日米首脳会談後の共同声明で、mewにとって最も残念だったことは、米国は「集団的自衛権の行使の検討を歓迎、指示する」と明記されていたことだ。 (ノ_-。)

 オバマ大統領自身は共同会見の中では、「集団的自衛権の行使」には言及しなかったのだけど。安倍首相が、大統領から歓迎、支持を得たと報告。翌日、発表された共同声明にも明記されたことで、解釈改憲の早期実現に弾みがついたような感じがある。(@@)

 産経新聞24日は、早速『日米首脳会談 集団的自衛権、重いオバマ氏“お墨付き” 国内議論加速へ』とのタイトルの記事を掲載。

『「集団的自衛権の行使容認に向けた検討状況を説明し、オバマ米大統領から『歓迎し支持する』との立場が示された」安倍晋三首相は24日、日米首脳会談直後に行った共同記者会見で、笑顔を見せた。首相はオバマ氏との会談の成果を追い風に、集団的自衛権行使を容認する憲法解釈見直しに向けて政府・与党内の調整・説得を加速化させる構えだ。(中略)

 首相は今後、集団的自衛権について「日本の安全に深刻な影響を及ぼす事態」に該当する場合、限定的に行使を容認する方向で憲法解釈を見直す構えだ。首相の私的諮問機関「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(安保法制懇)が5月13日にも提出する報告書を受け、同月中に行使容認を明記した日本の安全保障に関する「政府方針」を発表する段取りだ。

 自民党内では「限定容認論」への支持が広がっているが、行使容認に慎重な公明党への説得がカギとなる。首相は与党内の調整を終えた上で、6月22日の国会会期末までに憲法解釈の変更を閣議決定する意向だ。(産経新聞14年4月24日)
 
<この「政府方針」については、先週にも触れたし。また改めて詳しく書くつもりなのだが。
 安倍内閣は、集団的自衛権の行使を容認するだけでなく、憲法9条の「国際紛争」の定義を変更し、自衛隊が他国の紛争にはフリーで参加して、多国籍軍の支援などをできることに。また自衛隊が、他国の武力行使に至らない事態にも対応できるようにするつもりでいるらしい。(-"-)>

* * * * * 

 でも、しつこく書くように、mewは、究極的には、集団的自衛権の行使容認を阻止するために、このブログを9年も続けているようなもので。<ましてや行使容認のために、国民の意思を問わずに、内閣の中で勝手に解釈改憲を行なうなどという手法を使うことは、絶対に許容できない。(`´)>

 既に悪魔に心を売った(?)mewは、それを阻止するためには、違法な手段を用いない限り、何でもしていいと思うし。良識のある学者やジャーナリスト、文化人はもちろん。<関連記事・『学者、ジャーナリスト、文化人に、解釈改憲阻止のため、早く大きな声を上げて欲しい』>
 与野党どの政党の議員や関係者であろうと、米国や中韓を含めどの国の人であろうと、(猫の手であろうと?)利用できるものは何でも利用したいと考えている。(@@)

<それぐらい日本が、他国と戦争をしたり、武力で他国の人を殺傷したり(されたりも)するのはイヤなんだよね。(・・)>
 
* * * * * 
 
 ただ、ここに来て、公明党の山口代表などが以前にも増して、激しく抵抗する姿勢を示している上、石破幹事長も妙な動きを見せている。(~_~;)

 先に石破幹事長について書くなら・・・。

 石破幹事長は、先週、日本の国防政策への影響力が大きいとされるアーミテージ元国務副長官と会談したのだが。アーミテージ氏が「集団的自衛権の議論を急ぐ必要はない」「安倍政権は経済政策を優先すべきだ」と忠告したとのこと。(~_~;)
<石破側のリークかな?^^; 関連記事・『野党がオバマに書簡&アーミが集団的自衛権に慎重+レーガンとヨイショされる安倍』>

 また、朝日新聞20日には、石破幹事長が、公明党に配慮して、安倍首相に解釈改憲の先送りを提言していたという報道も出ていた。 (・o・)

『憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認について、自民党の石破茂幹事長が今月2日、公邸で安倍晋三首相と会談した際、解釈変更の閣議決定を先送りしたうえで、自衛隊法など個別法の改正で対応することを提案していたことがわかった。ただ、安倍首相はこの案に難色を示し、結論は出なかった。
 石破氏は、集団的自衛権の行使容認に積極的だが、これに慎重な公明党に配慮する立場から提案した。政権幹部が明らかにした。

 石破氏の提案には、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認を先送りすることで、これに慎重な公明党の理解を得る狙いがある。今の憲法解釈で認められる自衛隊法や周辺事態法など個別法の改正にとどめる案だ。例えば、尖閣諸島をめぐる安全保障上の懸念にも、一定程度対応できるとの判断がある。(朝日新聞14年4月20日)』

<最後に記された法改正に関しては、ちょっとアブナイ部分があるんだけどね。この件は、後日に。(-"-)>

* * * * * 

 なるほど~。それで、安倍首相は最近、石破幹事長を差し置いて、高村副総裁に広報役や自民党内の意見集約を任せているのかも~。(@@)

 まあ、安倍氏&超保守仲間たちは、もともと石破氏とは仲が悪い&考えも合わないとこがあるし。安倍陣営は、ポスト安倍№1と言われる石破氏が「安倍おろし」に加担するのではないかと、常に警戒しているのだけど・・・。

 今年にはいって、安倍官邸が本格的に集団的自衛権の解釈改憲の準備を進めるようになってから、2人の関係はますますギクシャクしているところがあるのだ。(~_~;)

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 これは『石破が、安倍官邸のまやかしの解釈改憲論に反発』などにも書いたのだけど・・・。
 
 自他共に認める「国防オタク」である石破氏は、安倍首相以上に、集団的自衛権の行使への思いが強くて。
 政権奪還後に、集団的自衛権の行使をできるように、その中身や条件、実施のプロセスを考え、国家安全保障基本法の原案なども作成して、準備を進めていたのであるが。<安保基本法案は、自民党の衆院公約にもなっている。(・・)>

 ところが、安倍首相は、石破氏の考えよりも、自分のブレーンを集めた官邸の有識者会議の意見を重視する傾向にあって。解釈改憲のやり方や中身も、石破氏の構想とはどんどん離れて行っている感じがあるのだ。^^;
 それゆえ、石破氏は先月からアチコチで安倍官邸の方針とは異なる持論を主張するなど、首相のやり方に反発や抵抗を示すケースが増えているのだ。(~_~;)

<さっきネットに出たばかりのプレジデントの記事には、こんな話が載っていたです。

『首相に近い人物は「首相は蛇のように執念深い。いったん恨みを買うと絶対に許してもらえない」という。集団的自衛権の与党協議は本来、石破茂幹事長の役割だが、首相は高村正彦副総裁に任せている。「これは首相が石破氏をとことん嫌っているから。第1次安倍政権末期、石破氏は“首相を辞任すべきだ”と安倍氏に引導を渡した。首相はこれを“絶対に許さない”と話していた。山口代表も首相の恨みを買う恐れがある」(首相周辺)。』

* * * * *

 また、石破氏は党TOPの幹事長ゆえ、地方支部も含めた党運営や選挙対策にも配慮する必要がある。(・・)

 自民党を含め、与野党各党は、来年行なわれる統一地方選に向けて準備を始めているのだが。自公が連立を組んで10年以上立ち、地方自治体(都道府県、市町村)の首長や地方議会議員の多くは、自公の選挙協力によって選出されているし。自公与党で運営されている自治体、議会がかなりあるのが実情だ。
 しかも、自民党の衆参議員のうち、公明党の選挙協力がなければ落選した可能性が大きい人が100人以上いるとも言われている。^^;

 それゆえ、自民党の衆参議員や、彼らが責任者を務める地方支部は、各地で自分たちの勢力をキープするためにも、次回の選挙でまた当選するためにも、地方選も含めて、公明党との連立関係&選挙協力を維持しておきたいという思いが強いのだ。(++)

 安倍陣営は、いざとなれば公明党を切るのもやむを得ないと考えているようなのだが。自民党内には、安倍首相の暴走によって、公明党と連立解消するような事態に陥っては困るという人がかなりいるのである。(-_-;)

 石破氏は、12年の総裁選でも地方票では断然TOPだったし、国政選挙でも、最も地方からの応援演説の依頼が多いことからもわかるように、もともと地方支部からの人気が高く、頼りにされているところがある。<それに、彼らの要請に応じることは、将来の総裁選にもプラス要素になるしね。>
 そこで何とか公明党との関係をキープしつつ、国防強化する方法を模索しているのではないかと察する。(@@)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 また、先日は野田聖子総務会長が、解釈改憲に慎重な姿勢を示しているという記事を書いたのだが。<関連記事『
 
 先週は、衆院議長を務めている伊吹文明氏が、集団的自衛権の行使の議論も含めて、「官邸の顔色を伺うな」と二階派(元伊吹派)の後輩に檄を飛ばしたという。(・・)

『伊吹文明衆院議長は24日、自民党の二階派総会であいさつし、政府に対する与党のチェック機能が失われていると苦言を呈した。「与党が官邸の顔色をうかがうと、結果的に安倍晋三首相が独断で決めているという非難を受ける。与党がもっとしっかりしないといけない」と述べた。

 集団的自衛権の行使容認問題や特定秘密保護法をめぐる議論にも触れ「内閣が行き過ぎたときは与党が原案を直して国会に持ってくることが、議院内閣制の根本として非常に大切だ」と強調した。
 伊吹氏は衆院議長就任まで二階派の前身である伊吹派の会長を務めた。(産経新聞14年4月25日)』

 伊吹氏は、秘密保護法でも政府与党が拙速&乱暴な国会運営をしていたことを快く思っていなかった様子。
 また、今年の311の追悼式典での衆院議長としての挨拶の中で、「将来の脱原発を見据えて議論を尽くしたい」「人間が自然を支配できるというおごりが生じたのではないか」「省エネルギー、省電力の暮らしにかじを切らねばならない」と強調し、脱原発を目指すべきだとの考えを切々と説いたりもしている。(@@)
<関連記事・『衆院議長が「脱原発」式辞を敢行~3.11追悼式&脱原発活動&支持率ダウンで再稼動阻止を』>

 伊吹氏は、よくも悪くも古いタイプの自民党議員。今は、衆院議長ゆえ、オモテ立っては党内で声を上げることのできない立場なのであるが。<知人は、伊吹氏がうるさいタイプなので、安倍陣営は体よく議長にして、口封じをしたのではないかと見ているです。(~_~;)>
 今の安倍内閣の好き勝手な言動や政高党低ぶりに、かなりイラ立っているのではないかと察するし。立法府の長として、議会制民主主義を守るためにも、安倍内閣が国民や国会を軽視した暴挙を行なうことを阻止する役割を果たして欲しいところ。(・・)

 また伊吹派を引き継いだ二階俊博氏は、公明党とのパイプが強いことで知られているだけに、その点でも期待できる面が大きい。(++)

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 そして、公明党の山口代表は、安倍首相が解釈改憲に前のめりになっていることにかなり危機感を覚えているのか、先週から各地で吼えまくっている様子。
 発言の中には、かなり辛らつに安倍政権を批判するようなものもある。(**)

<mew的には「ごもっとも!」「その通り!」と拍手を送りたいような発言が多いんだけどね。(・・)>

 23日には、BS番組に出演して、解釈改憲は「憲法の精神にももとるものがある」と批判。これまでの政府の解釈との整合性に関して、「木に竹をつぐ」行為にたとえて、疑問を呈したという。

『公明党の山口那津男代表は23日のBS11番組で、安倍晋三首相が意欲を示す集団的自衛権の行使容認に向けた憲法解釈見直しに否定的な見解を示した。「憲法をつくるのは国民だ。憲法解釈変更は国民に何も聞かないで一方的にやることになり、憲法の精神にももとるものがある」と述べ、首相の手法を批判した。
 同時に「海外で武力を使うのは大きな変化だ。大きな変更をするのに、憲法改正の手続きを踏まないで、政府の解釈だけでやるのは良いことではない」とも指摘し、憲法を改正すべきとの認識を改めて示した。
 自民党内で浮上している集団的自衛権の限定容認論に対しても「集団的自衛権を容認するとしたら、これまで否定してきた政府の考え方と整合性があるのか。木に竹をつぐということでは(従来の政府の解釈と)断絶することになりかねない」と異論を唱えた。(産経新聞14年4月23日)』
 
* * * * *

 さらにオバマ大統領が来日した後には、ロイターのインタビューに応えて、「限定容認論」も否定したという。

『[東京 25日 ロイター] - 公明党の山口那津男代表は25日、ロイターとのインタビューで、安倍晋三政権が目指す集団的自衛権の行使容認について、必要最小限の範囲にとどめたとしても、従来の政府見解と整合しないとの考えを示した。政府と自民党は限定容認論で意見集約を進めているが、連立与党の公明党は容認に慎重な姿勢を崩しておらず、あらためてクギを刺した格好だ。

 山口代表は限定容認論について「ひとことで言うと、容認するということ。これまで政府が言ってきたことと整合性があるのか」と指摘。行使を認める範囲を「法律で限定すると言っても、憲法上の限定とはまるで意味が違う。過半数で変えられる法律の世界に委ねるのは非常に不安定だ」と語った。

 歴代政権は集団的自衛権について、日本は権利を有しているものの憲法9条が行使を許していないと解釈してきた。

 一方、現在の政府と自民党は、必要最小限なら憲法が認める自衛権の範囲に収まるとして調整を進めている。公明党と協議した後に、夏までに憲法解釈の変更を閣議決定して行使を容認、秋の臨時国会で関連法案を成立させたい考えだ。

 山口代表は「集団的自衛権は煎じ詰めれば、海外で武力を使うこと」とした上で、「国のありよう、国民の生き方を変える。慎重に議論する必要がある」と述べた。

 集団的自衛権の行使を憲法解釈の変更で容認することについては「憲法の制定権は国民にある。行政権のみの解釈変更だけで憲法の骨格を変える、国の生き方そのものを大きく変えるというのは、これまで政府自身が言ってきたようにやるべきことではない」と語った。

 訪日したオバマ米大統領は安倍首相との会談で、集団的自衛権に関する日本の取り組みを支持した。行使容認に慎重な姿勢を崩さない公明党へのけん制ともみられているが、山口代表は「取り組んでいる姿勢を評価しているのであって、集団的自衛権の内容について言及しているのではない」と指摘。「集団的自衛権を行使しろという意味ではないことに留意しなくてはならない」と語った。
ロイター14年4月25日)』

* * * * *

 
『連立参加後の公明党は、自民党にむげにされてもついていく「げたの雪」と揶揄(やゆ)されることがある。しかし、政権にとどまり、自衛隊の活動を集団的自衛権の行使に当たらないように憲法九条の解釈の枠内にとどめるよう主張し、実際に収めてきたと公明党は自負している。

 公明党としては、日本が攻撃されていないのに海外で武力を行使できるようにするのは、憲法の平和主義の変更に当たり、越えてはならない一線との思いが強い。(中略)

 山口氏は周辺にも「海外で武力行使する本質を理解すべきだ」と語り、危機感を募らせている。党幹部は「これを認めたら『平和の党』ではなくなる。絶対譲れない」と話す。(東京新聞14年4月27日)』

* * * * *

 公明党は、25日に会合を開き、今後も解釈改憲には慎重な姿勢を示して行くことを確認したとのこと。(・・)

『会合には山口代表のほか、与党協議で公明党側の責任者を務める北側副代表らが出席しました。この中では、来月3日の憲法記念日に向け、党として憲法改正に向けた考え方や、集団的自衛権の行使容認に慎重な姿勢を改めて確認したものとみられます。安倍総理大臣は行使容認に積極的な姿勢を見せていますが、公明党は、来月上旬に出る政府の有識者懇談会の報告書などを見極めた上で与党協議に臨む方針です。(ANN14年4月26日)』

 公明党としては、集団的自衛権の行使容認の解釈改憲は封じて、一部の法改正によって個別的自衛権の拡張して、日米軍一体の活動ができるようにするという形を落としどころにしたいところではないかと察するのだが。
 安倍首相&仲間たちは、今度の解釈改憲は、日本の戦後体制&その要である現憲法の9条&平和主義をなきものにする絶好のチャンスゆえ、その実現に、おそらく蛇のように執念を燃やしていることだろう。(~_~;)

 それを阻止するには、もはや慎重派の国会議員だけではどうしようもないところがあるわけで。もっと多くの識者たジャーナリスト、そして国民が協力して何とかストップをかけなければと、切に思うmewなのだった。(@@)
                       THANKS

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by mew-run7 | 2014-04-27 21:47 | (再び)安倍政権について | Trackback

渡辺の借入疑惑、調査で拡大も、安倍陣営はみんなに固執+維新と結い合流の行方

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】


 どうやら世間では、昨日からGWが始まっているそうで。(・・)

 GW期間中、全国各地で地方競馬を開催しているので、お時間のある方は是非。m(__)m
 ちなみに4月28日(月)、高知競馬では「第5回福永洋一記念」、29日(火)には名古屋で「かきつばた記念」が行なわれるです。(**)

でもって、久々に、南関の話を少し。

 今月16日、川崎競馬で行なわれた3歳重賞「クラウンカップ」で、的場文男さまonワタリキングオーが優勝。地方競馬の最高齢重賞勝利(57歳7ヶ月9日)を達成した。(*^^)v祝

<ちなみに、これまでの記録は、海方昭三元騎手(上山)と佐々木竹見元騎手(川崎)のともに57歳4カ月19日。(日にちまで一緒なのね。(・・))竹見さまは鉄人と呼ばれているのだけど、的場さまはもう超人の域かも?(@@)>

 クラウンカップは、東京ダービーTR。「ってことは、ついに的場さまにダービー制覇のチャンスが! (・o・)」と知人と一瞬、ぬか喜びしちゃったmewなのだけど。
「あ~、でも、今年は森田のとこにあのバカ強い道営馬が来てるからな~」とすぐに期待が萎えてしまうことに。(-"-)

 そうなのだ。昨年、北海道&全日本2歳優駿で、JRA馬に楽勝したハッピースプリントが、ドバイ遠征はやめて、南関のクラシックに参戦するために大井競馬(森田厩舎)に一時転入。<ごヒイキだったアッミラーレの子だし。応援しているんだけどね。>
 先週23日、大井競馬で行なわれたクラシック第一戦「羽田盃」では、こちらも南関重賞の日は一時転入(?)して来る吉原寛人騎手(金沢)を背に、楽々3番手でついて行って、直線、最後だけ「とりあえずチョット気合をつけてみた」ところ、5馬身差をつけてあっさりと勝利。(*^^)v祝

<昨年、平和賞で強い勝ち方をしたナイトバロン&本田コンビも楽しみにしていたのだけど。羽田盃は熱発で棄権することに。ダービーは出られるのかな~。(・・)>
 
 う~ん。競馬に絶対はないと言うけど。あの走りを見ちゃうと、ハッピースプリントに限っては、絶対に近いものを感じてしまうとこが。(@@)
 でも、今年の南関クラシックは、色々な意味で楽しみが多いものになりそうだ。"^_^" 
 
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 先週、気になった政治系のニュースを・・・。

 先週24日、オバマ来日の報道一色だった中、みんなの党の浅尾代表が記者会見を開き、渡辺前代表の8億円借り入れ問題に関する調査結果を報告。「違法性はない」との判断を示した。^^;

 ただ、調査チームは銀行の通帳などの提出を受け、資金の移動は確認したものの、クレジット・カードの明細などは提出されなかったことから、消えた9千万円の使途は明らかにできず。何に使ったかわからないのに、何故、違法性がないと断言できるのか疑問に思うこところが。(@@)

 また、渡辺氏は会見で、「妻の口座に5億円残っている」と説明していたのだが。一部メディアで報じられていたように、渡辺氏は妻と離婚していたことが判明。しかも、12年末の衆院選前にDHC会長から5億円借りた直後に、妻と離婚していたこともわかった。<で、その5億円が離婚の前後に元妻の口座に移されていたのよね。^^;>

 渡辺氏はその後は、元妻と事実婚状態にあるとのことで。元妻はそのまま党首夫人として活動している(党運営にもクチを出している?)ようなのだけど。この元妻との間の資金移動に関しても、様々な疑念が呈されているようだ。(~_~;)

* * * * *
 
『みんなの党は24日、渡辺喜美前代表が化粧品会社ディーエイチシー(DHC)の吉田嘉明会長から借り入れた8億円に関する党内調査の報告書を公表し、「公職選挙法違反、政治資金規正法違反の事実は認められなかった」と結論付けた。渡辺氏の主張通り、5億円が妻の口座に移され、今年4月時点で4億6500万円が保管されていたと説明する一方、渡辺氏と妻が約9000万円を飲食会合費や旅費などに使っていたことも明らかになった。

 報告書は、借入金が渡辺氏自身の選挙費用に使用された事実はなく、「渡辺氏から党に、供託金(2回の国政選挙で計3億5400万円)等の選挙資金として貸し付けられた」とし、公職選挙法違反にはならないとした。さらに「政治団体ではなく渡辺氏個人に対する融資と確認した」との理由で、政治資金規正法違反にも当たらないとした。

 渡辺氏が「妻の口座に5億円近くがそっくり残っていた」とした点については、「2012年から13年に計5億円が渡辺氏の口座から妻の口座に移動」と説明。「投資や運用はされず、普通預金口座のまま」と指摘し、「政界再編に備えたという渡辺氏の説明を裏付ける事実」とした。

 そのうえで、渡辺氏が3年10カ月間で約5500万円、妻は1年4カ月間に約3500万円を使ったと明らかにした。渡辺氏は使途を「党首と党首夫人として、党勢拡大のための活動に関連して、会合や情報収集で使用した」と説明したが、利用明細書の入手は一部にとどまったという。

 また、渡辺氏は吉田氏以外の複数の第三者から計6億1500万円を借り入れ、うち1億4500万円が未返済であることも判明した。渡辺氏の意向で第三者の名前は明らかになっていない。

 渡辺氏は24日夜、「法的にも社会的・道義的にも問題ないとの判断をいただいた」とのコメントを発表した。(毎日新聞14年4月24日)』

<尚、渡辺氏は第三者からの借り入れを、DHC会長への未返納分の返済、党への貸付に充てたと説明しているようだ。>

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『報告書によると2012年11月20日に夫婦ゲンカをし、12月5日に離婚届を提出。受理されたものの、翌13年1月に仲直りし、今は“事実婚状態”となっていると詳細に説明されていた。
 渡辺氏は離婚について吉田嘉明DHC会長に相談しており、仲直り後にこんな恥ずかしいメールを送っていた。「大変お世話になりました。危機を乗り越え仲直りができました。60を過ぎて新婚気分を味わえるとは思いませんでした。会長のおかげです」(中略)

 5億円を渡辺氏はまゆみ夫人の口座へ3回に分けて移していた。理由について、渡辺氏は手元にあると浪費しかねないから信頼できる同志である夫人に預けたと調査チームに話している。しかし、この資金移動の時期と離婚の時期がかぶっており「慰謝料じゃないのか」との疑惑が浮上。

 会見では多くの質問が飛んだが、さらに別の疑惑に集中した。借りた8億円のうち渡辺夫妻は約9000万円を使っていた。吉田氏への利払いをのぞけば、クレジットカードの決済代金に使われたという。「一体、何に使ったのかはっきりさせないのか」と追及がやまなかったのだ。

 外部から調査チームに参加した和田衛弁護士は「要請はしていたが、残念ながら明細書を入手できず、使途の解明には至らなかった。とはいえ調査報告を延ばすより、大きな資金の流れを解明できたということで報告になった」と説明。渡辺氏は夫婦とも「党勢拡大のための会合等で使用した」と話しているという。(東スポWeb14年4月25日)』

『民主党の榛葉賀津也参院国対委員長は25日の記者会見で、みんなの党が渡辺喜美前代表の借入金問題の調査報告書を発表したことに関し、「辛辣(しんらつ)に他党のカネの問題を切ってきた渡辺氏だから、しっかり説明することが本人と国会のためになる」と述べ、渡辺氏に説明責任を尽くすよう求めた。結いの党の小野次郎幹事長も会見で「極めて中途半端な調査だ」と批判、「渡辺氏もみんなの党も、もっと説明責任を果たすべきだ」と語った。

 一方、みんなの浅尾慶一郎代表は25日の会見で、借入金の使途などを解明し切れなかったことについて「任意の調査だから強制的な権限はない。やれることはやった」と強調。渡辺氏に衆院政治倫理審査会での弁明を求める声には「(政倫審は)本人が申請して開かれるものだ」と、渡辺氏の判断に委ねる考えを示した。(時事通信14年4月25日)』

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 渡辺氏の8億円借り入れ問題に関しては、市民団体が検察に告発しているのだが。検察が受理したか否かに関しては、何の報道も出ていないので、わからない状態だ。(~_~;)

 しかも、民主党や結いの党、社民、共産党などの野党は、みんなの党や渡辺代表の説明は不十分だとして、衆院政治倫理審査会への出席やさらなる説明を求めているのだけど。
 驚いたことに、このような問題が生じても尚、安倍内閣&自民党主流派や維新の会は、みんなの党との連携(取り込み?)に期待を寄せているようで。この2党がみんなの党の批判を控えているため、与野党全体で渡辺氏を追及しようという感じにはならず。
 下手すると、このまま事態が沈静化してしまうおそれもある。(-"-)

 実際、菅官房長官は今月10日、今後もみんなの党との協調に期待を示していたとのこと。

『菅義偉官房長官は10日午後の記者会見で、みんなの党の代表選に関し「代表が代わったところで基本的な考え方は、渡辺(喜美前)代表の一存ではなくて、党の考え方だ。どなたがなられても、そこは継承していただけるだろう」と述べ、新代表が引き続き安倍政権との協調姿勢を取ることに期待を示した。(時事通信14年4月10日)』

 また、維新の会が結いの党との合流計画を進める中、石原代表は今でもみんなの党との合流にこだわっており、昨日の党役員会でも『石原氏は「維新の会と結いの党はともに支持率が低く合流しても効果はない。より大きな政党にするためにも、自分が直接、みんなの党との合流に向けた交渉に当たりたい」』と述べていたという。^^; (NHK14年4月26日)』

 ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 安倍陣営は、ここから集団的自衛権の行使容認や憲法改正などの安倍カラー政策を推進して行くことを考えているのだが。
 連立政権を組む公明党がそれらに慎重な姿勢を示していることから、いざとなれば、公明党との連立解消することも考えて(or連立を維持した場合には、その影響力を低下させることを考えて)、自分たちと考えが合う維新の会やみんなの党と連携することを計画。(~_~;)
 
 安倍首相は、昨年11~12月にみんなの党の渡辺代表(当時)や、維新の石原代表&平沼国会代表の太陽族コンビ、橋下代表&松井幹事長の大阪維新コンビと直接会って、安倍カラー政策への協力を要請。菅官房長官をはじめ、首相周辺がそれぞれと連絡をとり続けているという。(・・)

* * * * *

 安倍陣営がみんなの党に大きな期待を寄せる理由の一つに、同党が結いとの分裂後も、参院で13議席(衆院は9)を確保していることにある。^^;
 自民党は衆院では単独過半数を確保しているものの、参院では115議席しかなく、過半数には7議席足りないため、その点でも公明党に頼らざるを得ない部分があるのだが。
 でも、みんなの党と連立を組めば、公明党抜きでも、参院で過半数を確保することが可能になるわけで。公明党の影響力を弱めることができる上、いざという時は連立解消をしても、衆参過半数の安定政権が維持できるのである。(**)

 さらに言えば、渡辺喜美氏は、あまりそのような面をオモテに出さないのだが、実は日本会議系の超保守派(戦前志向&国家主義的な保守思想を持つグループ)のひとりで。かつては安倍氏&超保守仲間たちと「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」で活動していたこともあるほど。^^;
 また、06~7年の安倍一次内閣にも入閣しており、安倍氏のお友達閣僚(特に政策新人類?)とは今でも近しい関係にあるため、1~2年前から自民党への復党やみんなの党との連立を求める声が出ていたという。<渡辺氏の元妻が、小さな野党の党首を続けるより、自民党に復党して閣僚や首相を目指して欲しいとハッパをかけていたという話も。(~_~;)>

 安倍首相は、この夏に行なう予定の内閣改造で、渡辺氏の入閣を検討していた&渡辺氏もその気になっていたようなので、今回の8億円借り入れ問題は、両者にとってかなり痛いものだったのではないかと察するのだが。
 安倍陣営にとっては、みんなの党の議席数は、安倍カラー政策を推進するために重要な要素になるだけに、みんなの党との関係はキープするつもりでいるらしい。(・・)
 
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 他方、維新の会の場合は、石原&平沼太陽族と橋下&大阪維新系とは、今後の方針に対する考え方に差異がある。^^;

 維新の平沼赳夫氏(国会代表)は、自民党時代から日本会議系の超保守派のリーダー&安倍首相のアニキ分として顕著な活動をしていて。今でも安倍氏が会長、平沼氏が最高顧問を務める「創生日本」なる超保守議連の政治活動に他の太陽族と共に参加して、安倍カラー政策の実現をアシストしている。(・・) 
<安倍首相は、この議連から閣僚や官邸スタッフ、党役員などを多数起用。副大臣や政務官、首相補佐官などを含めたら、20人以上いるんだよね。(-"-)>

 石原代表も、日本会議所属の超保守思想の持ち主ゆえ、安倍首相の考えと共通する部分が多く、憲法改正や安保軍事強化を1日も早く実現するために、安倍政権に積極的に協力したいと考えているし。また、自民党はすぐにでも公明党と連立解消すべきだとも主張している。(~_~;)

 ただ、これは昨年4月にアップした『民主党潰し&アブナイ保守二大政党制をもくろむ維新と自民に警戒を』という記事などにも書いたのだが。
 平沼氏らの保守派議員は、かねてより日本に保守二大政党制を築きたいという大きな目標も有していることから、すぐに自民党と連立を組むことは考えず。まずは、維新が中心になって、野党側の(超)保守勢力を結集し、自民党と並ぶ保守政党を作ることを目指している様子。(>_<)
 石原代表が、ハト派が多い結いの党よりも、みんなの党との合流を望んでいるのも、「より大きな政党を作る」と主張しているのもそのためだ。(-"-) 

<与野党とも大きな保守政党が国会を占めていれば、憲法改正の発議や安保軍事強化に関する法案(超保守的な教育施策に関する法案もかな)などをバンバン通せるようになるし。彼らが忌み嫌っているサヨク的な勢力を壊滅状態に追い込むことも可能になるしね。(-_-;)>

* * * * *

 他方、大阪維新系の方はチョット複雑な状態にある。(@@)
  
 松井幹事長(大阪府知事)や、早くから大阪維新の活動に参加している山田宏氏、中田宏氏、またその仲間たちは日本会議orその他の系列の超保守派ゆえ、安倍首相や石原&平沼氏らの主張に共感する部分も多々あるのだけど。

 橋下代表(大阪市長)は、彼らほどのコアな超保守派ではなく、ふつ~の保守派ゆえ、安倍首相や石原&平沼氏らとは国家観や憲法観などに違いがあって。超保守派のように戦後体制を否定して、戦前の日本に戻したいという考えはないし。憲法改正や安保軍事強化などへの思いも、そこまでは強くはない。^^;

 橋下氏はむしろ、今、大阪市長として懸命に取り組んでいる「大阪都構想」もそうなのだが、国全体の統治機構(特に行政)の改革、地方分権などの実現に意欲を抱いていて。その理解者である結いの党の江田憲司氏らと早く合流して、野党再編の軸を作りたいと。
 そして、同じような考えの議員を民主党やみんなの党、それこそ自民党などからも集めて、自民党に対峙する勢力を築きたいと考えを持っている。(・・)

 結いの江田代表らも、超保守派の思想は好まず。昨日も、こんな話をしていたという。

『江田氏は「結いの党は、国家主義的、国粋主義的な政党とは相いれないので、維新の会には、ぜひ、統治機構改革を目指すという原点に戻ってもらいたい」と述べました。(NHK14年4月26日)』

* * * * *

 おそらく江田氏としては、維新の会が東西分裂して、石原太陽族抜きの橋下維新と合流したいところなのであるが。維新の会には、それ相当の議員数(勢力)がいるし、党の組織や資金も拡充されつつあるだけに、石原氏らも簡単にそれを手放す気はない様子。^^;

 橋下代表や江田代表らは、2党の合流を加速させるべく動いており、25日には維新と結いで参院統一会派を組むことを決定。26日に行なわれた維新の執行役員会では、この夏までに2党合流の道筋をつける方針を決めたのだが。石原代表が、そうはさせじと、彼らの前に立ちはだかろうとしているような感じがある。(~_~;)

<原発推進派の石原氏は、維新と結いが「脱原発」を目指す政策で一致していることも、めっちゃ不満なのよね。^^;>

『日本維新の会と結いの党は25日、参院での統一会派結成を参院事務局に届けた。新会派の名称は「日本維新の会・結いの党」。計14議席(維新9議席、結い5議席)となり、民主党に次ぐ野党第2勢力となった。(中略)
 結いの江田憲司代表は国会内で講演し、維新との合流を念頭に「国粋主義的な色彩は取り払ってもらいたい」と石原氏を牽制(けんせい)。石原氏も、みんなの党の浅尾慶一郎代表に「江田氏とは組まない」と明言し、合流が見通せない状態が続いている。(産経新聞14年4月25日)』

『日本維新の会は執行役員会を開き、結いの党との合流を含めた野党再編について、夏までに道筋をつける方針を確認しました。
 役員会では、合流に向けて結いの党と進めている政策協議がまとまり次第、新党結成に向けたプロセスを開始することを確認しました。その上で、来年4月の統一地方選を見据えて、合流の具体的な時期を今年の夏までに固めるとしています。一方で、結いの党との合流に消極的な石原共同代表は、合流に向けた方針に「異論はない」としつつも、みんなの党との合流も模索するべきと強調しました。
 日本維新の会・石原慎太郎代表:「憲法の問題でも集団的自衛権の問題でも、譲れるところ譲れないところあるんだから、それは確認してやろうってことで、みんなの党と僕が交渉して考えますよ」(ANN14年4月26日)』
 
『石原共同代表「(支持率が)1%を切る政党(結いの党)と合流しても何の迫力にもならない。数を増やせばいいってもんじゃない」(NNN14年4月26日)』
 
* * * * *
 
 究極の選択をするなら、超保守派の「石原太陽+みんな」が野党再編の軸になるよりは、ふつ~の保守の「橋下維新+結い」が軸になった方がまだマシかな~と思うところはあるのだけど。^^;
<維新は集団的自衛権の解釈改憲に賛成、結いは反対の立場なので、結いが維新に取り込まれるのではないかと心配で。 (ノ_-。)>

 でも、mew個人としても、また日本がバランスのとれた民主主義国家であるためにも、保守二大政党制ではなく、「保守vs.平和&リベラル志向」の二大政党+αの政治体制が確立する方が望ましいわけで。
 早く野党の平和&リベラル勢力を結集しないと「日本がアブナくなっちゃうよ~」と、ある種の焦りや危惧感が募るばかりのmewなのだった。(@@) 

                                       THANKS

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by mew-run7 | 2014-04-27 06:29 | 政治・社会一般 | Trackback

TPP、実質合意があったとの報道も~日米とも合意内容や数字を出したくない事情あり


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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】


  27日に衆院補選の投票が行なわれる鹿児島2区の皆さ~ん。 (・o・)

 日米TPP交渉で、日本側が牛・豚肉の大幅関税引き下げで譲歩&実質的に合意したという報道も出ているので、安倍陣営の発言や安倍ヨイショのメディアの報道は鵜呑みにせずに、よ~く色々な情報をチェックしてから、投票する人を判断してくださいね~。(・・)

*  *  *  *  *

 この記事では、日米のTPP交渉に関する話を・・・。

 オバマ大統領は、25日朝、宿泊しているホテルで、国賓として最後の行事である天皇夫妻の見送りを受けた後、日本を出発。午前中に、次の訪問地・韓国に到着した。(・・)

 安倍首相とオバマ大統領は、24日に首脳会談と共同記者会見を行なったのだが。それまでに、TPP交渉が大筋合意の見込みが立っていなかったため、通常、首脳会談後に出す共同声明の発表を見送ることに。^^;

 その後、24日午後から25日未明まで、甘利TPP担当大臣とフロマン通商部代表、さらには実務担当者が、ず~っと協議を続けていたのだが。
 結局、TPP交渉は合意に至らなかったということで、25日の朝に発表した共同声明には「両国は、TPPに関する2国間の重要な課題について前進する道筋を特定した」と明記するにとどまった。(・・)

『甘利明TPP相は25日の記者会見で、声明の内容について「大筋合意も実質合意もない。ただ、収斂(しゅうれん)に向かって前進はした」と語った。声明の「前進する道筋」については「農産物と自動車でこういう道をたどると妥結が見えてくるということだ」と説明した。米国側は「ブレークスルー(飛躍的進展)があった」(政府高官)と、日本より前向きに評価している。(朝日新聞14年4月25日)』

* * * * *

 ただ、mewは、このブログにも何回か書いたように、もし日米双方が一定の条件や数字で大筋合意したとしても、それをすぐに具体的に公表することはないと思っていた。(・・)
 
 詳しくは、後述するように、日本にも米国にも、合意内容や数字を明らかにはできない事情があるからだ。(~_~;)

 それにオバマ大統領が、日本側の要望に沿って、23日の夜19時と早い時間に羽田空港に到着し、安倍首相との夕食会に応じたことや、共同記者会見の中で「尖閣諸島が安保対象になる」ことを明言したことを思うと、日本側がTPP交渉でかなり譲歩する姿勢を見せている可能性がかなり大きいようにも思えた。^^;

 それゆえ、甘利大臣の「大筋合意も実質合意もない」という説明は、信じておらず。<ましてや、果たして、どの程度、道筋を特定したのか、TVのニュースや日米の報道記事などを眺めながら、邪推ごっこをしていたのだが・・・。

 何と今朝、JNN(TBS系)では『TPP 日米が「合意」、豚肉など「懸案」全て着地』というニュースを放送。日米交渉は、実質的に合意に達していると報じていた。 (・o・)

* * * * *

『TPP=環太平洋パートナーシップ協定の日米交渉は、農産品や自動車など懸案だった全ての項目について着地点を見出し、事実上、合意していたことが明らかになりました。

 TPPをめぐる日米交渉は、日米首脳会談の前後に断続的に行われた閣僚協議で、最後に残っていた豚肉の関税や自動車の非関税分野で日米が歩み寄り、基本的に合意しました。農産品のうち豚肉については、現在、1キロあたり400円台の関税を、アメリカが実質ゼロに近い水準まで引き下げるよう求めていましたが、双方が提示する条件の中間点でまとまった模様です。

 また、コメ、麦、それに乳製品については、特例の措置などをとって関税を維持するほか、牛肉は大幅な関税の引き下げで一致。国会決議では、関税の撤廃を許さないとしていましたが、農産品5項目の関税ゼロは一応免れたかっこうです。

 また、自動車については、アメリカ側の安全基準を緩めるといった要求に対して、日本側が特例を設けることなどで大筋で合意しました。

 それぞれの分野で両国が複雑な国内事情を抱えていることから、表向きは日米が交渉を続ける形になっていますが、日米が基本合意に達したことで、来月行われる交渉参加12か国による全体会合での妥結に向け、大きく前進したことになります。(JNN14年4月26日)』

* * * * *

 この「実質的な合意があった」とするJNNの思い切った報道がどこまで本当なのか、mewには知る由もないし。かなり曖昧な感じの報じ方ではあるのだが。

 ただ、今朝、TBSの「サタ・チャン」に出ていた甘利大臣は、「大筋合意も実質合意もない」と繰り返していたものの、この報道自体に怒りを示したり、内容を全面的に否定したりすることはなかった様子。^^;
<甘利氏は、「道筋の特定」に関して、数字は決まっていないが、「方程式」のようなものができたという説明をしていたです。(~_~;)>

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 また、AFP時事は、米高官の話として、こんな報道記事を出していた。

『オバマ大統領は、TPP締結に向けて「大胆な措置」をとるよう日本に注文。25日、当初の狙いを果たせぬまま「手ぶら」で日本を後にし、次の訪問国・韓国へ向かった。
 しかし、オバマ大統領のアジア歴訪に同行している米高官は、東京(Tokyo)からソウル(Seoul)に向かう大統領専用機エアフォースワン(Air Force One)の機内で同行記者団に対し、オバマ大統領と安倍首相が高級すし店で非公式に会談した23日夜以降、日本側との集中協議で新たな機運が生まれたと述べた。

 この高官は、まだ詳細を詰める必要があり、今後もTPP交渉は継続されると指摘しつつ、「すし外交」は日米TPP交渉の「重要な節目」とみなすべきだとコメント。「今週われわれが成し遂げたことをふまえれば、突破口を開いたと(日米両国とも)感じている」「TPPに向けて非常に重要な日々だった」と語った。

 その一方で、交渉妥結の目標時期については明確にしなかった。
 この高官によれば、日米の徹夜交渉では日本が聖域とする農業分野の牛肉、豚肉、乳製品、麦、砂糖、米の一部で進展があったという。「複数の農産物について、最終的な問題解決に向けた道筋を見極めることができた」と、この米高官は述べた。(時事通信14年4月25日)』

* * * * * ☆

 昨夜のTVのニュースでも、一部の記者は、両者は、ほぼ合意しているものの、衆院補選や米国の事情に配慮して数字などの妥結内容は公表しない意向のようだだという説明の仕方をしていたのだが。
 実際のニュースでは、合意があったのか否かは決め付けないようにしながらも、チラホラと合意がなされたことを織り込んだ報じ方をしている。

『声明には、今回の前進が「TPP交渉での大きな節目になる」として、各国にも早期妥結を呼び掛けていくことが盛り込まれました。具体的な合意内容は明らかにされていませんが、これは日本政府内でも評価は二分されています。
 牛肉、豚肉の関税でも日本側が相当、譲歩したという情報もあり、ある政府関係者は、膠着(こうちゃく)状態だった農産品5項目の関税、また、自動車の問題でかなり合意がまとまったと語っています。
 一方で、交渉すればするほどアメリカ側の要求が増え、合意には程遠い状態だという見方もあります。来月にはシンガポールでTPP全体での閣僚会合も検討されていて、今回の首脳会談の成果が本物だったのかどうか試されることになります。(ANN14年4月25日)』

* * * * *

 JNNも含めて、特定の数字を避けて、曖昧な報道の仕方をしているのには、理由がある。(・・)

 もともとTPP交渉のおいては、交渉過程の具体的な内容や数字はオモテに出さないというルールがあるのだが。日本だけでなく、米国も日本のメディアの報道にナーバスになっているからだ。(・・)

 先週、甘利大臣が訪米して閣僚級協議を行なっていた最中も、読売新聞が具体的な数字を挙げて報道したことに米国が激怒して、一時的に交渉が中断する事態に陥ったため、内閣審議官がそのことに不快感を示していたのであるが。
 小泉進次郎氏が暴露したのによれば、そのために、読売新聞が甘利大臣の取材で、出入り禁止をくらうことになったという。(@@)
 
* * * * *

『渋谷和久内閣官房審議官は21日、環太平洋連携協定(TPP)日米協議に関連する事前報道が相次いでいることについて「報道とは全く違うというのが実感」との認識を示した。その上で、コメや牛肉など主要5項目の関税交渉を巡って「ガラス細工を積み上げては壊れている」と述べ、一部報道に不快感を示した。

 同日午後、都内で記者団に語った。渋谷氏はその中で、今月16日から18日の甘利明担当相と米通商代表部(USTR)のフロマン代表との協議について「1対1(で折衝する)場面もあった。重要5項目と自動車の交渉では時間配分の濃淡はあったが、何かが決まったということもなく、相変わらず相当の距離感がある」と指摘した。

 その上で同氏は、今回の交渉を巡る事前報道が相次いでいることに関し、「ガラス細工を積み上げては報道により壊れた。交渉の場で提案もしていないことが記事になり、(米国に)不信感を持たれているのが実態」と語った。(ロイター14年4月21日)』

『小泉進次郎内閣府兼復興政務官は22日午前の参院外交防衛委員会で、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)をめぐる報道に関し、読売新聞が甘利明TPP担当相の取材について「出入り禁止」となっていることを明らかにした。民主党の藤田幸久氏への答弁。小泉氏はTPP担当の内閣府政務官。

 読売新聞は20日付朝刊1面トップで「牛肉関税『9%以上』 TPP 日米歩み寄り」との見出しで報じていたが、政府関係者によると、「出入り禁止」は、その記事などを受けての措置とみられている。(産経新聞14年4月22日)』

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 安倍首相は、選挙公約でも自民党の農水族との合意事項でも「聖域である5品目(牛豚肉や乳製品も含まれる)は、関税撤廃をしない」と約束しているし。農業団体や農水族から、大幅な関税の引き下げにも応じないように強く釘を刺されている。(@@)

 TPPに反対or慎重な自民党の農水族議員は、先日も農産物の関税に関する具体的なレッドラインの数字を示した書面を、安倍首相や菅官房長官、甘利大臣などに手渡したばかり。
 23~25日に甘利&フロマン氏の閣僚級協議を行なっている間も、農水族議員は、ずっと党本部などに詰めていたのだが。もし彼らの要求に沿わないような数字がオモテに出た場合には、党内で騒動や混乱が起きるおそれがある。(~_~;) 

『日本側も簡単に妥協できない。農産物重要5項目を関税撤廃の「聖域」とするよう求める衆参両院の農林水産委員会決議などを盾に米側と交渉。肉質が一部国産牛と似る米国産牛が安価に日本市場へ入ってくれば影響は避けられず、まして「味に大差ない」とされる豚肉は関税を取り払われると「生産現場が全滅しかねない」(自民党農林族)(西日本新聞14年4月25日)』

* * * * *

 しかも、27日に衆院補選を行なう鹿児島2区は、豚肉や牛肉などの畜産品が重要な産業になっている地域ゆえ、確実に勝利するには、それらの関税の引き下げに関する情報をオモテに出すわけには行くまい。(**)

 安倍首相は、この補選に圧勝することで、消費税増税、アベノミクス、原発再稼動、集団的自衛権の行使の解釈改憲などを支持されたとして、今後の政策を推進するジャンプ台にしたいので、それの足を引っ張るような情報は出したくないところ。(・・)

 甘利大臣は、TPP担当閣僚としては、米国と交渉がまとめられなかった無能さを恥じるべきかも知れないのだけど。
 昨日の朝も堂々と会見に応じて、「大筋合意はない」とアピール。今朝も、疲労困憊しているであろう中、わざわざTBSの番組に生出演して「合意はない」と笑顔さえ浮かべていたのも、そんな背景があってのことだろう。(-_-)
 
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 他方、オバマ大統領は、TPP交渉妥結を、支持率アップや11月に行なわれる中間選挙での武器に使いたいと考えているのだが。

 オバマ陣営も米議会や農業団体から、関税撤廃を強く求められている(こちらも書簡を受け取っている)上、11月の中間で選挙で重要な拠点とされている州が、畜産物や自動車産業が盛んな地域であるとのこと。
 彼らの中には、関税引き下げだけでは満足せず、何年かかけて段階的にでも、「関税ゼロ」の合意をとりつけるべきだと強く主張している者が多いため、現段階で中途半端な数字を公表されると困るのである。(~_~;)

* * * * *

『TPP交渉をめぐり日本のメディアは、重要農産物5項目のうち牛・豚肉以外の「米・麦・砂糖は関税撤廃が避けられる見通し」だと報じてきた。しかし、それは絵に描いた餅だ。仮にオバマ大統領が“妥協”したところで、米国議会が「関税維持」に納得することはない。

■訪日前に書簡でクギ

 それを裏付けるかのように、オバマ大統領訪日のタイミングに合わせ、先週末、米下院の超党派議員63人が、フロマン米通商代表とビルサック米農務長官に宛てて次のような書簡を送っている。

<もし、日本の例外が認められるならば、他のTPP諸国は同様の扱いを求め、合意全体が解体してしまう危険性をもたらすことになる>

 <我々はここに、日本が関税と農業の非関税障壁の撤廃に合意しない限り、日本の参加に関するTPP交渉を終結させないという確約を求めるものである>

 つまり、日本が重要農産品の関税撤廃に応じるまで、TPP交渉を妥結してはならないと釘を刺しているわけだ。(日刊ゲンダイ14年4月24日)』

『輸出倍増を政策目標に掲げるオバマ政権にとって、TPPは米国主導のルールで成長するアジア市場を取り込む最大の武器だ。ライス大統領補佐官は「TPPが成功裏に合意すれば、米国に毎年1235億ドル(約12兆6千億円)の輸出をもたらす」と意気込む。

 しかも、11月に議会中間選挙を控えるオバマ大統領にとって、農産物や自動車での妥協は難しい。オバマ民主党は現在少数与党の下院で敗北を確実視されており、多数を握る上院も苦戦を強いられているからだ。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、上院の接戦7州のうち6州の現職議員は民主党。4州を落とせば上院でも民主党の少数与党転落が予想される。上下両院で少数与党となれば、残る任期2年、オバマ大統領はレームダック(死に体)となってしまう。

 この7州には自動車産業の一大集積地であるミシガンや、養豚産業が盛んなノースカロライナ、コロラドがある。安易な妥協は選挙とオバマ大統領の政治生命に直結する。(西日本新聞14年4月25日)』

* * * * *

 昨日、麻生財務大臣が、今回のTPP交渉について、かなり辛らつな発言を行なっていたのだが。
<何か見下すような感じで「オバマ」と呼び捨てにして、「まとめ切る力はないだろう」と吐き捨てるように言ってたんだよね。^^; 米国の関係者が見たら、かなりの不快感を示すかも。(@@)>

『TPPをめぐる日米交渉が合意に至らなかったことについて、麻生財務相は閣議後の会見で、11月に行われるアメリカの中間選挙まで答えは出ないだろうとの認識を示した。

 麻生財務相「どのみち11月の中間選挙まで答えでないだろう。国内でオバマ(大統領)が全部まとめきれるほどの力、今ないだろう。かつそれが仮にフロマン(米通商代表)と甘利(経済再生相)のところでまとまったとしても、アメリカの議会で通るという保証はありませんよ」

 麻生財務相はアメリカ議会での承認も課題だとした上で、TPPの協議について「継続していくのはきわめてまともな話だ」と述べた。(NNN14年4月25日)』

 麻生氏は、もしかしたらJNNが伝えたように、日米双方が譲歩して、関税の引き下げ(しかも中途半端な数字で?)合意したことを知った上で、米議会や農業団体の理解を得るのは困難であることを示唆した可能性があるようにも思えた。(・・)

* * * * *

 あまりブログを書く時間がとれない中、バラバラに集めた報道記事や情報を羅列するような記事になってしまったので、いつもに増して読みにくいかも知れないのだけど。(すみません。m(__)m)

 そんなこんなで、とりあえず「日米のTPP交渉は大筋合意にも達さなかった」という内容の報道や安倍陣営の発言は、鵜呑みにしない方がいいのではないかな~と思うmewなのだった。(@@)

                        THANKS

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by mew-run7 | 2014-04-26 08:48 | (再び)安倍政権について | Trackback(2)

安倍、会見で成果を得るも、同盟の信頼を分かち合えず?+平和を尊ぶ天皇とオバマ

  これは4月25日、2本めの記事です。

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】



 オバマ大統領は、昨日24日の朝、まず歓迎式典に出席。天皇夫妻との会見を行なった後、迎賓館で安倍首相との日米首脳会談、共同会見に臨んだ。
 また、この後、10分ほど拉致被害者家族の横田夫妻などと面会をして、「二人の娘の親として、心情を理解できる」として、拉致被害者の救済に理解を示した。(・・)

 大統領は、午後には、まず日本科学未来館(東京都江東区)を訪れ、毛利衛館長と宇宙飛行士の野口聡一さんや、二足歩行ロボット「ASIMO(アシモ)」と対面。<アシモと楽しそうに交流していた。>
 またが招待された首都圏の高校生20人、大学生10人にスピーチを行ない、日本語で「頑張ってください」と呼びかけて、一人一人と握手をしたという。(++)

 その後、明治神宮に赴き、お祓いを受け、絵馬を奉納し、流鏑馬を鑑賞。これは、オバマ氏側からのリクエストだったと報じられていた。(・・)
<絵馬には、「May the People and the World join together to promote justice, peace and a shared prosperity(世界の人々が共に手を携えて、正義と平和と、繁栄の分かち合いを築けますように」みたいな感じ?・・・という内容が記されていたです。prosperity(繁栄)の前にshared(分かち合い)がはいるのが、リベラル派のオバマくんらしいかも~。"^_^">

 そして、夜には、国賓としてのメイン・イベントである皇居での宮中晩餐会に出席した。

 オバマ大統領が、今上天皇に関して「陛下の平和への思いの中にある精神は、困難な日々や大震災の悲劇にもかかわらず、規律正しさと高潔さで世界に影響を与え続ける日本国民の中にも感じられます」と、mewと同様の思いを抱いて、リスペクトを示してくれたのが、チョット嬉しかった。

<平和の精神を体現する天皇や国民の品格ある言動こそが、日本のあるべき姿(国柄)なんだよ。安倍ちゃん!(**)>

* * * * *

『オバマ米大統領は、この日夜、皇居・宮殿で開かれた天皇、皇后両陛下主催の宮中晩餐ばんさん会に出席、平成に入って最多の168人が出席する中、「喜びの時にもつらい時にも、私たちは共にいます」とスピーチした。

 午後7時半過ぎ、黒のタキシード姿の大統領は、両陛下と並んで宮殿「豊明殿ほうめいでん」へ。乾杯前のあいさつで陛下は、日米の歴史や54年前の訪米時の思い出を振り返り、「両国民は、先の戦争による痛ましい断絶を乗り越え、緊密な協力関係を築きました。互いの理解を一層深め、相携えて進んでいくことを願ってやみません」と述べられた。

 また、東日本大震災後の支援に謝意を表し、「物のない厳しい環境にあった被災者にとり、大きな支えとなりました」と語りながら右隣の大統領と目を合わせられた。皇后さまも大統領に向かってお辞儀をされた。

 返礼に立った大統領は冒頭、日本語で「こんばんは」とあいさつ。「陛下の平和への思いの中にある精神は、困難な日々や大震災の悲劇にもかかわらず、規律正しさと高潔さで世界に影響を与え続ける日本国民の中にも感じられます」と英語で語った。また、「日本人選手が大リーグのチームの勝利に貢献した際の喜びの時も、3年前のようなつらい時にも、私たちは共にいます」と強調した。

 晩餐会では、大統領が子どもの時に神奈川・鎌倉で食べた抹茶アイスを使った富士山型アイスクリームも出された。帰り際、大統領は「特に抹茶アイス、ありがとうございました」と話し、両陛下の笑いを誘った。(読売新聞14年4月24日)』

<オバマ大統領はスピーチの『最後に、東日本大震災で陛下がビデオメッセージで直接国民に語り掛けたお言葉の一部を引用しながら、「決して希望を捨てることなく、互いを大切にし、明日も強く生きていけますように」と締めくくった』という。(時事通信14年4月24日)>

* * * * *

 尚、通常、国賓に対しては昼食会なども行なうのであるが。オバマ陣営は、事前に日本側との昼食は断っていたとのこと。<朝晩と苦手な堅苦しい行事などが続くので、間で少し休息をとって、気楽にのんびりと大好きなハンバーガーでも食べたかったのかな?>
 ちなみに、安倍陣営は、本当は午後に経済関係者との懇談の場を設けるつもりだったのだけど。それも、事前に断ったという。^^;

 また安倍首相のオバマ大統領へのお土産を知って、mewはちょっと唖然としてしまったところがあった。(~_~;)

『安倍晋三首相は24日のオバマ米大統領との首脳会談で、山口県の日本酒「獺祭(だっさい)」と江戸切り子の酒器を贈った。
首相は昨年10月にロシアのプーチン大統領と会談した際も、「獺祭」をプレゼントしている。(時事通信14年4月24日)』

 オバマ大統領は、昨年来、プーチン大統領と対立が続いている上、今、ウクライナ情勢でアタマを悩ませているというのに・・・。
 プーチン大統領と同じものを贈るななんて。やっぱ外交センスがない(=外交オンチ)だと思いません?(@@)

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 さてさて、肝心の首脳会談&共同記者会見はと言えば・・・。

 実のところ、昨夜は帰宅が遅かったので、まだ記者会見全体(特に質疑部分)をじっくり見ていないのだが。とりあえず、ざっと会見前半の中継やいくつかの報道を見ての感想を書くなら。

 まず、安倍首相はよほど日米同盟の強化をアピールしたかったのか(&機嫌のよさも手伝ったのか?)、会見の場でやたらに「バラク」「バラク」とオバマ大統領の名を連発。
 mewは、会談内容や政治的な合意事項について話す時は、「オバマ大統領」と呼ぶべきではないかと思うのだけど。そのような部分でも「バラク」と呼んでいたことは、一国の首脳として、チョット非常識なのではないかと思ったし。かなりウザい感じがした。(-"-)

<オバマ大統領は、ちょこっと「シンゾ~」と呼ぶこともあったけど。会談の合意事項などに関して話す時には、ちゃんと「安倍首相」って言ってたですよ。(・・)>

 またオバマ大統領は、TPP交渉がまとまらなかったこともあってか、終始、険しい表情をしていたのも、印象的だった。<唯一、笑顔を見せたのは、安倍首相がお寿司の話をした時だったです。^^;>
 
* * * * *

 また、20日にアップした『オバマ来日は、不毛な首脳会談&国賓ごっこに?~尖閣防衛もTPP合意も明記できず。』にも書いたのだが。

 今回の首脳会談で、安倍首相が最も望んでいたのは、オバマ大統領が公の場で「尖閣は日米安保の対象で、米国に防衛義務がある」と明言し、共同文書にも明記すること。<あと集団的自衛権の行使容認への支持表明かな。>
 オバマ大統領の方は、日米TPP交渉(特に牛肉・豚肉の関税撤廃or大幅引き下げ、日本に輸出する自動車の基準の見直し)で大筋合意を得ることだったのだけど・・・。

 共同記者会見を見る限りは、安倍首相は見事にその望みを果たすことに。 (・o・)

 オバマ陣営は、前日まで、尖閣諸島の名を挙げることを渋っていたのだが。大統領は、会見で「日米安保条約は、尖閣諸島を含む日本の全ての領域に適用される」だと言明するに至った。(@@)

 また大統領自身は、日本の集団的自衛権の行使については言及していなかったように思うのだが。安倍首相の説明によれば「大統領は、集団的自衛権の行使を検討していることを歓迎、支持した」という。^^;

* * * * *

 日本のメディアは、「オバマが尖閣諸島を安保対象だと会見で明言したぞ~」と、大騒ぎ(保守系メディアは大喜び?)しているような感じがあったのだけど。(@@)

 ただ記者会見では、オバマ大統領は、あたかも中国(や世界)に向けてメッセージ(釈明?)を出しているかのような感じで、長々と米国にとって中国が重要な存在であることや、日中間で平和的な解決が必要であることを主張。
 また、外国の記者から、中国との武力衝突の可能性について問われ、暗に否定するような回答を行なっていたのが、むしろ印象に残った。(・・)

『オバマ大統領は特に中国に言及、「人口が多く、経済発展している中国はアジアだけでなく世界全体で貿易、経済、気候変動などの分野で大きな役割を担っている。国際的な秩序を重視、平和的に台頭し今後も成功してほしい」と述べた。さらに、「米国としても積極的に中国に関与し協調していく。日本と中国も平和的に話し合い協力していくことを望む」と言明、平和的な協調に大きな期待を表明した。(Record China14年4月24日)』

『尖閣の領有権についても「特定の立場は示さない」と従来の米国の見解を踏襲。「中国が越えてはいけない一線はどこにあるのか」という記者団の質問には「レッドラインは引かれていない」と即答し、中国が尖閣に軍事侵攻した場合の武力行使の基準を示さなかった。
 さらに尖閣問題の平和的解決を強調し、日中双方に「対話による信頼醸成措置をとるべきだ」と求めた。(毎日新聞14年4月24日)』

『オバマ大統領は尖閣の防衛義務について「日米安全保障条約は私が生まれる前から存在し、(適用範囲という立場も)新しいことではない」と繰り返し強調。「米国と中国は強固な関係があり、中国はこの地域だけでなく、世界にとって重要な国だ」とも付け加えた。中国の反発を予想し、刺激を避けようとしたのは明らかだ。(中略)

 同時にオバマ政権は経済を中心とした対中関係を重視している。尖閣をめぐり、日中対立がエスカレートする事態は米国の国益を著しく損ねる、というのが本音だ。「私は安倍首相に、事態を平和的に解決し、挑発的行動を取ってはならないと強調した」。大統領は会見でこう念押しした。首相の靖国神社参拝は、米国にとって挑発行動にほかならない。(西日本新聞14年4月25日)』

<西日本新聞が、最後に「首相の靖国神社参拝は、米国にとって挑発行動にほかならない」と書いたのは、安倍首相が会見質疑の最後で、靖国参拝への理解を求める話を長々としていたから。
 ちなみに、オバマ大統領は、ロシアのウクライナへの介入(侵攻)についても、かなり長く語っていたです。>

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 mewの共同会見や共同声明に関する感想、意見は、週末に改めて書きたいと思うのだけど。
 Yahooニュースに載っていた小笠原誠治氏の意見に共感できる部分がかなりあったので、最後にそれをアップして、この記事を終えたい。(・・)

『オバマ、安倍双方が相手の話に失望した日米共同記者会見

小笠原 誠治 | 経済コラムニスト 2014年4月25日

突然ですが、今回のオバマ大統領の訪日を貴方はどう評価しましたか?

オバマ大統領が日本を訪問してくれたことは、安倍政権にとって、否、日本にとって大いにプラスになったのでしょうか?

初日のすきやばし次郎での談笑の風景をみただけなら、そんな感想を抱いても不思議ではありません。

そして、日米共同記者会見で安倍総理が何度もバラクと呼び、また、オバマ大統領も安倍総理をシンゾウと呼んだことを知っているのであれば、プラスの評価を下すかもしれません。

しかし、ご承知のとおりTPPは合意されなかったのです。

甘利大臣は、言いました。

「もう一度この担当大臣をやりたいかと言われたら、やりたくないです」

まだ、オバマ大統領が日本を離れる前だというのに、そこまで甘利大臣は言うのです。恐らく疲労の極致に達し、アメリカの態度に呆れているということなのでしょう。

バカバカしくてやっていられないよ、と。また、米国の要求が余りにもバカバカしいから、安倍総理としても甘利大臣の判断を尊重した、と。

それに、TPP交渉の話は別としても、安倍総理とオバマ大統領の考えは微妙に食い違っていたのです。お気づきになりませんでしたか?

何が食い違っていたのか? 重要なことを2つ挙げたいと思います。

先ず、安倍総理は、日米同盟が力強く復活したと言い切りました。

そのことについては、オバマ大統領自ら、尖閣は日米安保条約の対象に含まれると言ったのだからそのとおりだと考える人も多いでしょう。なにしろ米国としては、閣僚でベルでは尖閣が安保条約の対象になると言ってはいたものの、大統領自身がこのように明言したのは初めてのことだから、と。

恐らく安倍総理としては、オバマ大統領が尖閣を口にしてくれたので、最初は大変感謝したと思うのです。これで中国も少しはおとなしくなるかもしれない、と。

* * * * *

しか~し‥

オバマ大統領は、次の瞬間、安倍総理を失望させるようなことを言ったのです。

「我々の立場は何も新しいものではない」、「日本と中国が協力の道を探っていくことだと思います」、「我々は中国と強い関係を持っている。中国は、地域にとってだけではなく世界にとって重要な国である。我々は中国の平和的な台頭を支持したい」

いいでしょうか? 安倍総理だって中国との良好な関係を望まないのではないのです。しかし、一方的に領土を脅かすような行為を中国が続けるから、米国の支援を期待し、だから、日米同盟の強化を打ち出しているのです。

米国は中国と仲良くしろというものの、どうやったら中国と仲良くできるのか? 中国と仲良くするために尖閣を中国にくれてやれとでも言うのか、と。

安倍総理は何度も言いました。力による現状の変更は許されない、と。そして、その考えはオバマ大統領も共有していると言うものの‥両者の想定していることは違うのです。一方は、尖閣を念頭において中国を批判し、そして、もう一方は、クリミアに手を出したロシアを批判しているのです。

さらには、オバマ大統領は、尖閣を岩とまで言うのですから。

では、次にオバマ大統領が失望した安倍総理の発言についてです。

記者会見の質疑の最後に、安倍総理が昨年12月の靖国参拝について述べました。はっきりと言って、中国への配慮を怠ることのできないオバマ大統領としては、安倍総理に、靖国に触れないでいて欲しいという気持ちがある訳ですが、この共同会見でまた、米国からすれば弁解としか思えないことを安倍総理は繰り返したのです。

安倍総理は言いました。

「私は、昨年12月靖国神社に参拝したが、そのようなことは世界の多くのリーダーに共通することだ」、「私は、靖国参拝の際に、鎮霊社にもお参りした。そこには世界中の戦没者の霊が祭られていて、そこで不戦の誓いをした」

これ、昨年12月の靖国神社参拝の後に安倍総理が言ったことと同じです。

確かに、不戦の誓いをしたと言えば、それ自体が悪いことではない筈。

しかし、世界中の戦没者の霊が祭られているなんて言っても、そんなことを知っている関係者が世界中にどれだけいることか?それに、海外の戦争犠牲者がそこに祀られることを、海外の人はどれだけ望むのか?

そもそも日本人だって、そのような社があることを知らない訳ですし、さらに言えば、A級戦犯は靖国神社に合祀がなされる前には、その鎮霊社に祭られていたというのですから。

ということで、いずれにしても、こうしてオバマ大統領を日本に招いたものの、日米の絆が強くなったとはとても思えないのです。中国が大量の米国債を保有し続ける限り、日米の関係が一方的に強くなることはあり得ないでしょう。最初から、そう考えた上で外交戦略を練る必要があるのです。
以上 』
                         THANKS

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by mew-run7 | 2014-04-25 16:32 | (再び)安倍政権について | Trackback(1)

NHKのOBが内情を憂慮&籾井が理事に辞任迫る+はだしのゲンの撤去要請が拡大


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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】


この記事では、『籾井がNHK支配に動く~ごヒイキを人事で重用。放送、自治体の安倍カラー化阻止を。 』(以下、前回の記事)に関連する話を・・・。

 前回の記事で、NHKの籾井会長が当然、理事に関する人事を断行。ごヒイキの理事のひとりを専務理事に昇格させて、放送全般を統括する放送総局長に据え、国際放送も担当させることに。
 また、経営計画策定の責任者である「経営企画統括」、「人事・労務統括」など重要な仕事は、自分を支持する理事に担当させることにして、NHK支配を進めているという話を書いたのだけど。

<籾井会長のNHK支配が進むということは、安倍&葛西ラインを中心とした超保守派によるNHK支配が進むということにつながるんだからね。(-"-)>

 そして、昨日になって、籾井会長がこの人事を決める際に、2人の理事に辞任を迫ったものの、拒否されていたことがわかったという。 (・o・)

 籾井氏は、今年1月の会長就任時に、理事全員に強引に辞表を提出させていたことが発覚し、国会でも問題視されていたのだが。
 籾井会長は、「人事権の乱用はしない」と強調。今回、辞任要求をした2人の理事も、3月に再任を行なったばかりだったのだ。
 しかし、NHKの予算が承認され、禊の謝罪放送も終えたことから、「ここまでこぎつければ、こっちのもの」だと思ったのか、早速、人事権の乱用を始めたのである。(~_~;)

* * * * *

『NHKが22日に発表した役員人事をめぐり、籾井(もみい)勝人会長が同日の経営委員会を前に、2月に再任したばかりの専務理事2人に辞任を迫っていたことが分かった。2人はこれを拒否。退任する理事の1人が経営委で籾井会長の罷免(ひめん)を求めるような発言をするなど、異常事態が続いている。

 NHKと経営委の複数の関係者によると、籾井会長は22日の経営委で、「塚田祐之(経営企画)、吉国浩二(人事・労務)両専務理事に対し、『3期目(1期2年)だから後進に道を譲ってほしい』と辞任を求めた」と説明したという。籾井会長は21日、理事と個別に会っていた。
 会長の要求に対し、「国会対応など予算業務担当の継続」を理由に2月に再任された両専務理事は辞表の提出を拒否し、理事人事の同意権をもつ経営委の判断に委ねる姿勢を示した。

 籾井会長は自身の就任会見での発言をめぐる国会対応に追われ2人を再任したものの、3月末に今年度予算が承認されたことで態度を変えたと見られる。

 だが、放送法55条で「理事に適しない非行」などがなければ任期中の理事は罷免できないため、籾井会長はクビ切りを断念。22日の経営委に示した25日付の人事案では担務は大きく変わったものの、任期切れの理事4人のうち2人の退任という小幅なものになった。会長の考えに近いとされる板野裕爾理事を再任、専務理事に昇格させ放送統括と国際放送統括という重要任務を担わせた。(朝日新聞14年4月24日)』

『籾井会長は今年2月、自身の就任会見での発言やNHK予算の承認に向けた国会対応に追われる中、塚田祐之、吉国浩二の両専務理事を再任していた。3月末に予算が承認されたことで交代を図ったとみられる。
 関係者によると籾井会長は21日、理事らと個別に面談。2人の専務理事に辞任を求めた。放送法では「理事に適しない非行」がない限り、罷免することはできないとされており、会長はその場で2人の辞任拒否を受け入れたという。(毎日新聞14年4月24日)』

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 これは先月に掲載されたものなのだが。毎日新聞が『「みなさまのNHK」が変だ OB、OGが内情語る』という記事を出していた。

 籾井氏が会長に就任してからのNHKの変化、内情について同局のOB、OGに座談会形式で話をきいたものだ。(・・)

『◇政権の意に沿い自己規制ーー池田 ◇「中国の取材困難に」の声ーー永田 ◇視聴者が関われない構図ーー堀

 こんな上司がいたら大変そうだ。見識を疑う発言や言論が相次ぐ籾井勝人(もみいかつと)会長や長谷川三千子(みちこ)、百田尚樹(ひゃくたなおき)両経営委員らを頂く「みなさまのNHK」で何が起きているのか。3人のOB・OG、元プロデューサーの永田浩三・武蔵大教授(59)、元ディレクターの池田恵理子さん(63)、そして元ニュースキャスターの堀潤さん(36)に語り合ってもらった。【構成・小国綾子】

 ーー局内は今、どうなっているのでしょうか。

 永田 籾井会長の問題発言を受け、ケネディ駐日米国大使へのインタビュー取材が一時難航したり、中国での取材が大変やりづらくなったりしている、と現場から聞きました。NHKは日中国交正常化以来、「シルクロード」などの番組で日中の懸け橋となってきただけに残念です。

 池田 職員は報復人事を恐れ、現体制への不満を私に話すにも「内部検閲で内容をチェックされるかも」とNHKのメールアドレスを使いません。閉塞(へいそく)感が強まっています。

 堀 若手局員から「新聞に意見広告を出したい」と言ってきました。「現場の局員は会長発言と一体ではない。公共放送人である私たちは、職場が政界や財界の思惑に巻き込まれ嘆いている」という内容です。局員名では難しいので僕たちのような辞めた者の名前でできないかと。

(下につづく)

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 ーーニュースはどうですか。民放に比べ安倍晋三首相の外遊の扱いが不自然に大きかったり、福島第1原発事故の汚染水問題の扱いが小さかったりしませんか。

 池田 政権批判ができていない。特定秘密保護法の問題点を掘り下げなかった。天皇誕生日の会見で天皇は「日本は平和と民主主義を守るべき大切なものとして日本国憲法をつくった」と憲法への思いと評価を語ったが、NHKはここを流さなかった。「ライフワークは憲法改正」という安倍首相の意に沿った自己規制かと疑ってしまいます。

 永田 ニュースにおける安倍首相の露出度が極端に増えた気がします。変わってきたのは2012年、民主党の野田佳彦政権が早晩倒れるとわかったあたりからですね。

 堀 僕が米国留学中に製作した原発映画を巡ってNHKとやりあっていた頃です。当時、局幹部に言われたのは「ただでさえNHKは反原発だと思われているから、バランスを欠かないよう気をつけてくれ」でした。おかしいですよね。むしろ財界からトップを送り込まれているNHKは「貿易赤字が拡大する今、脱原発一辺倒でいいのか」となりやすいのに。

 ーー報道内容にまで影響が出るのは、籾井会長か誰かが指示したからですか。

 堀 誰かの指示というより「空気」を読んだ結果。

 永田 僕は現役時代、ニュースの編集会議にも出席していたから、各ニュース番組の編集長が「特定秘密保護法の問題点を特集します」と突出することを避けたのだろうと想像できます。「国会の力関係を見れば法案可決は間違いなさそうだ」となると、あえて声を上げない。

 池田 現場への管理や締め付けが格段に厳しくなっているようです。番組の構成や台本をプロデューサーが仕切ってディレクターはその指示通りに動くだけとか、最終試写はプロデューサーの仕事なのに、部長クラスやもっと上の人がするとか。私は一時期、積極的に「慰安婦」番組を作ったが、2001年以降、ほとんど作られていませんね。

 ーー永田さんはプロデューサーとして01年、従軍慰安婦に関する「番組改変問題」に関わりましたね。

 永田 女性国際戦犯法廷での慰安婦証言を取り上げた番組が政治介入を疑われる状況下で改変されたこの問題に、局員は二つのことを学んだ。NHKは政治家の介入に弱いこと。もう一つはそれにあらがおうとすると人事的制裁を受けることです。僕を含めた関係者は“左遷”されました。

 池田 「改変問題」で政治介入したとされる一人は安倍首相。あの頃からNHKを自分の広報機関として支配しようと考えたのではないか。

 ーー籾井会長が辞めても安倍政権が代わらない限り同じだ、との声を聞きます。

 堀 NHKは国会で予算の承認を受けるため、政界や官僚機構と複雑な交渉が必要だという構造的な問題がある。この点は安倍首相から次の政権に代わろうと同じです。

 永田 時の政権がNHKの会長や副会長を推し、影響力を及ぼしてきた歴史は長い。吉田茂内閣の時も、佐藤栄作内閣の時も。ただ、自分の「お友だち」を4人経営委員にし、再任を含めれば5人が安倍首相に近い人。これほど露骨なのは初めてです。

 ーーNHKが政治介入に弱いのはなぜでしょうか。

 永田 政治家の直接介入以外にも、当面の事情として、放送センターの建て替えのために巨額の予算を国会に認めてもらわなければいけない。

 堀 インターネットとの連携が悲願のNHKにとって、総務省と事を荒立てることは避けたい。本来、公共放送は「みなさまのNHK」、つまり視聴者のものでなければいけない。ところが視聴者が関われる部分がほとんどない。会長や経営委員の任命権が受信料を払う我々の側にないのがそもそも問題ではないか。

 永田 NHKの事業計画や予算の承認を国会がするのは、国民の選んだ議員でつくる国会は視聴者の代表でもある、との理念からです。ところが現実には予算や人事権を「人質」に取られ、政争の具にされている。NHK職員には会長を辞めさせる権限がないんです。会長の任命、罷免権は経営委員会にあり、経営委員は国会の同意を受けて総理大臣が任命する。それならばと会長らの罷免を安倍首相に求める署名を集めても、安倍首相は「政府の介入があってはいけない」と反論できる。巧妙なシステムです。

 池田 政治介入にあらがおうにもNHKの職員には「表現の自由がない」に等しい。市民集会での発言は抑えられ、本の出版は事前に原稿のチェックを受けるのが当たり前になっているという。以前では考えられない。籾井会長や経営委員は問題発言をしても「個人的な見解」と言って逃げるのに職員は「個人的な見解」を述べられないのです。

 堀 僕は現役時代、ツイッターで自由に発言し局からストップがかかった。でも同僚らが局側の弁護士から「表現の自由は内規にまさる」と言質を取ってくれた。

 ーー視聴者側にできることはありますか。

 堀 視聴者が関われるシステムをもっと増やせ、と声を上げてほしい。僕は真の公共放送の場、多様な言論空間をNHKの外につくりたい。実は僕の活動に多くの現役局員が参加してくれています。

 池田 「声を上げよう」という組合の分会の動きや、今こそ「慰安婦」番組を、という声もあるようです。外からも応援したいですね。

 永田 内側の職員と、我々外側の市民が一緒になって事態を切り開きたい。』

  以上 (3人のプロフィールは*1に)

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 ところで、前回の記事で、護憲や脱原発に関する活動の後援や施設利用を拒否する自治体が増えていることを書いたのであるが。
 
 21日にアップした『平和憲法電車が中止に+閣僚の靖国参拝&日米関係+ワイドナショー&皐月賞』でも触れたように、近時は、「はだしのゲン」の閲覧や講演に関しても、一部の(超保守派)の意見によって問題視されるケースが増えているという。(-"-)

 これまでずっと、戦争や原爆の悲惨さを子供たちに伝える貴重な資料(漫画)として、全国の多くの学校で閲覧に供されて来た「はだしのゲン」なのだが。
 安倍政権が始まってから、安倍氏と思想を同じくする超保守派の政治家や支持者が、「ゲン」を教育現場から追放せんとして、アチコチで活動しているのである。(-_-;)

 今月22日に、NHKが『「はだしのゲン」13自治体に撤去要請』というニュースを報じていたので、あとでアップしたいと思うのだが。

 彼らはオモテ向き、「ゲン」には「過激な描写がある」として撤去を要請するケースが多いのであるが。
<日本軍が中国女性を襲うシーンや、原爆投下後の残酷な状況が描かれている。mewは、小学生用に編集することを検討する余地があるかな~と思う部分がある。>

 しかし、実際のところ、彼らが「ゲン」を撤去したい最大の理由は、全体的に戦争を悪いものとして描いているものである上、彼らの目指す愛国教育に反する部分(彼らの言葉で言えば、「反日」的な部分)が少なからずあるからだ。(-"-)
<また、彼らは「ゲン」が、彼らがサヨクとして敵視する共産党の機関紙に連載されていた時期があることや、同じく敵視している日教組が推薦図書として普及させたことも問題視している。>

 安倍首相らは、天皇を神格化&国体(国の中枢)としていただき、敬愛する天皇とその国の繁栄のために貢献する国民を養成したいと。また、それを実現するために、「教育再生」の名の下に、学校で国旗&国歌の尊重をはじめ、愛国心を育成する教育を進めたいと考えているわけで。^^;
<先の大戦も自衛のためのものであり、正当なものだったと主張。戦争に対する反省や謝罪は、自虐史観に基づくものだと否定している。> 
  
* * * * *

 安倍氏もかつて一緒に活動していた「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーは、昨年9月に文科省に教育現場から「ゲン」を撤去することを要請した際に、このように指摘している。(~_~;)

『新しい歴史教科書をつくる会(杉原誠四郎会長)は11日、漫画「はだしのゲン」の内容が皇室や国歌を否定するもので、学校教育法の趣旨に反しているなどとして、「ゲン」を教育現場から撤去することを求める要請書を下村博文文部科学相あてに提出した。
 「ゲン」には「いまだに戦争責任をとらずにふんぞりかえっとる天皇」「最高の殺人者天皇」などと天皇を強く批判する記述があり、つくる会は「天皇についての理解と敬愛の念を育てると明記した学習指導要領に反している」と指摘。「君が代なんか国歌じゃないわい」という記述についても、同会は「国旗国歌法で規定された君が代の指導を明記した学習指導要領に反する」としている。
 会見した同会の藤岡信勝拓殖大客員教授は「学習指導要領に反する漫画の内容に子供たちが共感すれば、教育が成り立つはずがない」と話した。(産経新聞13年9月11日)』

* * * * *

 そして、そのような動きが全国各地に広がりつつあるのだ。(-"-)

『原爆投下後の広島で生きる少年の姿を描いた漫画、「はだしのゲン」を巡っては、「過激な描写がある」などとする地元議会への要請をきっかけに、松江市の一部の小中学校が、自由に閲覧できない「閉架」の措置を取ったことが、去年、明らかになっています。

 NHKが都道府県と県庁所在地の市、それ以外の5つの政令指定都市、それに東京23区の、全国121の自治体を対象に調査したところ、「はだしのゲン」を学校や図書館から撤去すべきだという要請が、東京都や北海道、大阪市など全国合わせて13の自治体に寄せられていたことが分かりました。NHKの調査に対し、これらの13の自治体は、いずれも「本の管理は学校が自主的に判断している」などとして、「閉架」などの措置を取っていないということです。また、今回の調査に伴って、全国7つの地方議会にも「はだしのゲン」の撤去を求める意見書などが寄せられていることが、分かりました。(中略)
 
「はだしのゲン」を撤去するよう要請されたのは、▽北海道、▽札幌市、▽仙台市、▽東京都、▽千代田区、▽新宿区、▽港区、▽大田区、▽豊島区、▽練馬区、▽文京区、▽大阪市、▽鳥取市の、合わせて13の自治体です。
また、撤去を求める意見書などが寄せられたのは、▽仙台市議会、▽中野区議会、▽足立区議会、▽神奈川県議会、▽松江市議会、▽高知市議会、▽鹿児島県議会の、7つの地方議会です。(NHK14年4月22日)』

<作者の中沢敬治さんの妻は、「『はだしのゲン』は連載が始まってからことしで40年になるが、なぜ今になってこんなに騒ぐのかという思いがある。読みたい人は読み、読みたくない人は読まない、選択が自由にできるよう学校や図書館には置いてもらいたいです」と。『(作者について)自分が子どもの時に受けた原爆の被害を次の世代の子どもには負わせたくない、二度と戦争はいけないという思いから書いたのです。一部の表現にとらわれず、作品全体を読んでこうした思いをくみ取ってもらいたいです」と話していたという。(同上より)>
 
* * * * *

 公共放送を支配下に置き、政治権力を持つ自分たちの思想や考え方に沿うような放送を流す(政権に都合の悪い放送は行なわない)ように仕向ける、自分たちの思想や考え方に合わない書物や活動は許容しない・・・。
 安倍政権が始まってから、日本はどんどん戦前に戻っている感じがあって。「マジで日本がアブナくなっているよ~!」と叫びたい気持ちになっているmewなのだった。(@@)
 
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by mew-run7 | 2014-04-25 04:03 | Trackback

オバマ来日~友好ムード演出も、実務優先だったすし会食&個人の信頼、あきらめた安倍

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<午前中に記事を書いてあったのだけど。バタバタしていて、アップできず。首脳会談&会見が終わった後のアップになってしまったのだけど。24日朝に戻った気分で、読んで下さいませ。m(__)m>

米国のオバマ大統領が、昨夜、来日した。(・・)

 日本政府ができるだけ早い時間に到着して欲しい(&夕食会を行いたい)という要望に応じて、羽田空港に午後7時前に到着。
 米国から事前に空輸してあった大統領専用車「キャデラック・ワン(通称ビースト)」(+護衛その他の車、約30台)で、通行止めをしていた首都高に乗り、宿泊先のホテルに。
 首都高脇の東京タワーは、オバマ大統領歓迎のため、星条旗の青、赤、白の三色にライトアップされた。(@@)

 この夜は、2人の首脳が、銀座にある7年連続でミシュラン三ツ星を得たすし店「すきやばし次郎」で、非公式の夕食会を行なうことに。<銀座のすし店付近は、夕方から厳重な警戒態勢に置かれた。>
 安倍首相が、午後8時15分頃に先着し、8時半に到着したオバマ大統領をすし店前で出迎えた。

 「シンゾ~」とファースト・ネームで、にこやかに歩み寄って来るオバマ大統領に対し、安倍首相は嬉しそうに「ハウ・アー・ユー」と手を差し出し、二人は握手をしながらすし店の前で、報道陣の写真撮影に応じた。<安倍陣営は、「つかみはOK!」と思ったに違いない!?(@@))

 夕食会には、日本側からは安倍総理大臣のほか国家安全保障局の谷内局長、佐々江駐米大使が、アメリカ側からはオバマ大統領に加えてライス大統領補佐官、ケネディ駐日大使が出席。
 安倍陣営は、2人ですし店のカウンターに並んで話す時間を作ることで、お互いの距離を縮めることを狙ったという。<オバマ大統領がおすし好きだときき、米国でも名が知れている「すきやばし次郎」での会食を提案したところ、快諾されたとか。>
 
 夕食会は、1時間の予定を30分ほどオーバーし、10時過ぎまで行なわれることに。安倍首相は、夕食会後、大統領を見送った後、報道陣の取材に応えて、このように語った。

『首相はオバマ氏を見送った後、記者団にすし店に招いた理由について「大統領は日本食、特にすしが大好きだと話していたので」と説明。和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを引き合いに「まさにクールジャパンで『世界遺産』にもなった日本食を、えりすぐりのすしを日本で味わって楽しんでもらおうと思った」と述べた。

 会食の様子については「少人数ですしをつまみながら、ゆっくり話をした」と満足げな表情。「大統領は『自分はハワイ生まれですしはずいぶん食べてきたけれども人生の中で一番おいしいすしだ』と話していた」とも語った。(日経14年4月23日)』

『菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、「かなり食べたと聞いている。表情からすこぶる満足だったのではないか」と述べた。
 菅氏は「非常にくつろいだ雰囲気の中で首脳同士が懇談し、信頼関係を構築する役割を果たすことができた」と意義を強調。会食の際に「(両首脳が)もう一度、環太平洋連携協定(TPP)の閣僚協議を行うことにしたと聞いている」と明かした。(産経新聞14年4月24日)』


* * * * *

 何だかここまで見ると、2人の首脳は和気あいあいムードで会食したかのような雰囲気だったのかな~という感じがするのだけど・・・。<中曽根&レーガンの日の出荘でのお茶会、小泉ーブッシュのくし焼き店での会食のように?(・・)>

 でも、米国側はすし店内での2人の様子の映像をとることを許可しなかったため、メディアは、政府側から提供された、安倍首相が大統領に日本酒を注ぐ光景など、わずか2点の写真の提供を受けて、公開することしかできず。
 官房長官以外の政府関係者は、2人が交わした会話については、外部に公表しようとしなかったため、昨夜の段階では会食の様子はほとんどわからなかったのだという。(~_~;)

 実は、オバマ大統領は、食事も多少は楽しんだのかも知れないが、カウンターに座って間もなく、TPP交渉など実務的な話をし始めたとのこと。(@@)

 24日のTBS系『朝チャン』では、すし店に斜め向かいにあるバーの社長が、すし店の店員のからきいた話として、こんな情報を伝えていた。

*楽しく食べると思っていたら最初ら日米交渉の話をガンガンしていた。

* 固い雰囲気で厳しい話をしている感じだった。

* 安倍首相は全部食べたが、オバマ大統領は半分ぐらいしか食べなかった。

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 どうやら、2人の会食がビジネス・ディナーになっていたのは本当のようで。 
 産経新聞も、24日朝になって、こんな(辛らつな?)タイトルの記事を出していた。
『「すし外交」しゃり噛む音も「ジツリ、ジツリ」 同盟強化もビジネスライク』

『来日したオバマ米大統領を老舗すし店でもてなす安倍晋三首相。首相によると、大統領は「人生の中で一番おいしいすしだった」と感想を口にしたという。ケネディ駐日米大使(左から2人目)と佐々江賢一郎駐米大使(左)も同席した=23日午後8時39分、東京・銀座(内閣広報室提供)

 安倍晋三首相が23日夜、米国のドキュメンタリー映画の舞台ともなった東京・銀座のすし店「すきやばし次郎」にオバマ大統領を招いたのは、万事にビジネスライク(事務的・実務的)なオバマ氏を夜の街に引っ張り出すことで、首脳同士の良好な関係を内外にアピールする狙いがある。

 ただ、それが両首脳の個人的な信頼関係構築につながったかというと「初めからそこまで期待していない」(外務省幹部)のが本音だ。日本側もそこはあくまでビジネスライクに割り切り、すし店での夕食会で両首脳は実利的に北朝鮮や中国など東アジア情勢などについて意見交換した。

 オバマ氏は外交辞令や会談でのジョークなどを好まず、本題だけを話したがることで知られる。昨年2月に訪米した安倍首相との昼食会でも、バイデン副大統領らがワイングラスを傾ける中で、オバマ氏の前にはミネラルウオーターの瓶だけが置かれていた。

 「彼はビジネスライクだけど、それは仕事をするという意味では別にいい」

 安倍首相は最近、周囲に淡々とこう漏らした。そこには米大統領を18年ぶりに国賓として日本に迎える高揚感はない。昨年2月のオバマ氏との初会談前日に「明日はがちんこ勝負になる」と意気込んでいたのとは対照的なぐらいだ。

 それもそのはず、安倍首相はもうオバマ氏に対し、小泉純一郎元首相とブッシュ前大統領のようにケミストリー(相性)が合い、肝胆相照らす間柄となることは望んでいない。

 もともと市民運動家(人権派弁護士)出身でリベラル色の濃いオバマ氏と、名門政治家の家系に生まれて帝王学を学んできた安倍首相とでは共通項が少ない。

 ただそれだけでなく、安倍首相が距離を置く背景には、キャメロン英首相、メルケル独首相をはじめ「世界中でオバマ氏とケミストリーが合う首脳はいない」(政府高官)との認識がある。それどころか「オバマ政権自体がイスラエル、サウジアラビア、インド…と同盟国や友好国と全部関係が悪い」(外務省幹部)というのが実態だ。

 一方、日米関係は昨年12月の安倍首相の靖国神社参拝以降、多少ギクシャクしたが、最近は「かなりよくなった」(日米外交筋)。オバマ氏自身の仲介で首相と韓国の朴槿恵(パククネ)大統領との初会談も実現し、「米側も日韓の歴史問題を取り上げる必要がなくなった」(同)こともあり、関係修復段階はほぼ過ぎ去った。

 むしろ、米国が靖国参拝に「失望」を表明したことで、安倍政権側がオバマ政権を見切った部分がある。

 失望表明は米国が求めたTPP交渉への参加を決断し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題を動かすなど「短期間にこれだけ日米関係を進めた政権はない」(外務省筋)という安倍政権を傷つけた。しかもそれは中国、韓国の反日攻勢を勢いづかせただけで東アジアの緊張緩和に何らつながらず「全く戦略的でない」(政府高官)からだ。

 日米韓3カ国首脳会談の際にもこんなことがあった。

 安倍首相は自身のアイデアで朴氏に韓国語で「お会いできてうれしい」と呼び掛け、日韓対話に前向きで友好的な日本を世界に印象付けた。米側はラッセル国務次官補もライス大統領補佐官も好意的だったが、オバマ氏はやはりビジネスライクだった。首相は周囲にこう振り返った。

 「オバマ氏の態度は特に変わらなかった。彼の関心事項はTPPだね」

 日米同盟は日本にとって死活的に重要だ。ただ、安倍首相としては、オバマ氏との信頼関係よりもTPPをはじめ日米間の諸課題の実務的な前進によって、同盟強化を図ろうと実利的に判断したのだろう。(阿比留瑠比)』

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 産経新聞が『もともと市民運動家(人権派弁護士)出身でリベラル色の濃いオバマ氏と、名門政治家の家系に生まれて帝王学を学んできた安倍首相とでは共通項が少ない』『むしろ、米国が靖国参拝に「失望」を表明したことで、安倍政権側がオバマ政権を見切った部分がある』という書き方には、引っかかるとこがあったのだけど。^^;

<まあ、安倍&超保派の機関紙的な新聞だから仕方ないのだけど。世襲っ子・安倍首相が上であるかのような表現に見えるし。それに先に安倍首相を見切ったのは(いや、最初っから、あまり眼中にないかも?)、オバマ大統領だと思うんだけどね。(・・)>

 ただ、当ブログでも、昨年2月の会談の時から何度も書いているように、安倍首相とオバマ大統領は、生まれ育った環境も、思想も政治理念も、180度近く異なるわけで。
 2人が、ひとりの人間or政治家として、もともと自分の中にある価値観や考え方が合う部分は、極めて小さいのではないかと思われる。(~_~;)

* * * * *

 ちなみに西日本新聞も、『「失望」加速か解消か 首相、オバマ大統領と会食 思想、背景は対照的』という記事を出していた。

『オバマ米大統領が23日夜来日し、安倍晋三首相は非公式の夕食会でもてなした。昨年12月の首相の靖国神社参拝に米政府が「失望」を表明して以来、ぎくしゃくする両国関係。そもそも、ケミストリー(相性)が合わないと言われる2人。公式な首脳会談以外で初めて膝をつき合わせ、腹を割った話し合いができる機会だったが、信頼関係を築き「お友達」になれたのか-。

 東京・銀座のすし店「すきやばし次郎」。コースが3万円からの最高級店だ。大統領がすし好きと聞いた首相が自ら選んだ。出席者はほかに、米側がライス大統領補佐官、ケネディ駐日米大使。日本が谷内正太郎国家安全保障局長、佐々江賢一郎駐米大使の計6人。約1時間半に及ぶ夕食会で何が話し合われたかは不明だが、「特に議題を設けず、自由な意見交換」(外務省幹部)の場となった。

 会食後、首相は「大統領は人生で一番おいしいすしだとおっしゃっていた。ゆっくりと、さまざまな課題をお話しすることができた」と語った。

 2人が初めて顔を合わせたのは昨年2月。訪米した首相は、民主党政権で迷走した日米関係を「自分が立て直す」と気負い、講演では「ジャパン・イズ・バック(日本が戻ってきました)」と宣言してみせた。

 だが、会談後の両首脳による共同記者会見はなし。1人で会見に臨む首相はどこか寂しげでもあった。

 同年6月の主要国(G8)首脳会議での立ち話を経て、9月のロシア・サンクトペテルブルクで再会。2度目の首脳会談の主要テーマはシリア情勢だった。オバマ氏が望む軍事介入への「支持表明」に踏み込まないまま首相が席を立とうとすると、オバマ氏が「ちょっと待ってくれ」と引き留めた。必要なときだけ熱心な態度を見せるビジネスライクな人柄-。義理人情に厚い首相の不信感は募る。

 そもそも、2人は生い立ちから思想まで対照的だ。両親の離婚、黒人としての葛藤を抱えて育ったオバマ氏は自力で名門ハーバード大法科大学院を修了。人権派弁護士として貧困層のための活動に打ち込み、歴代大統領で初めて同性婚を支持するなど、筋金入りのリベラル派だ。

 祖父は首相、父は外相と華麗なる政治家一族に育った安倍氏は、成蹊大卒業後、神戸製鋼勤務を経て政界入り。「憲法改正のために政治家になった」(昭恵夫人)といい、靖国神社参拝に強いこだわりを持つ筋金入りの保守派だ。

 2人にはゴルフという共通の趣味も。側近を「お友達」で固める手法も同じだ。ただし、安倍氏のお友達の外国首脳といえば、ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン首相。ともに表現の自由を弾圧するなどこわもてな共通点があるのは気になるところだ。

 さて安倍氏とオバマ氏。「失望」が深まるか、「意外といいやつ」と意気投合したか-。
=2014/04/24付 西日本新聞朝刊=』

* * * * *

 そして、果たして、この2人が今日の日米首脳会談で、どのような攻防を展開し、どこまでお互いの「実利」をキープできるのか(ウラ取引含む?)、と~っても興味深く思っているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2014-04-24 15:18 | (再び)安倍政権について | Trackback(1)

籾井がNHK支配に動く~ごヒイキを人事で重用。放送、自治体の安倍カラー化阻止を。

  これは、4月23日、2本めの記事です。

頑張ろう、東日本&ニッポン!安心と希望を抱ける1年に。o(^-^)o 

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】




 あの籾井会長が、ついに逆襲&NHK支配へと動き出した。<昔風に言えば、「モミイ、キターーー」という感じ!?(@@)>

 安倍首相&超保守仲間たちは、自分たちの思想や政治理念を国民に浸透させる&政権を安定させるためにメディアの支配、とりわけNHKを支配することを目指している。(・・)

<安倍氏らは、もともとNHKが歴史認識や国政・憲法などに関連して、サヨク的な視点の放送&保守政権への批判が多いと不満に思っていて、番組担当者を呼び出して、番組内容を変えさせたことがあったほどなのよね。^^;>
 
 06年の安倍前政権以来、NHKの会長人事は、安倍氏の支援者で、同じく超保守派であるJR東海の葛西会長&同氏が率いる財界グループが関与。
 また昨年秋には、NHKの意思決定機関である経営委員会にも、安倍首相の超保守系支持者である百田尚樹氏(作家)、長谷川三千子氏(哲学者)、本田勝彦(JT顧問・安倍氏の元家庭教師)や、葛西会長の関係者である石原進氏(JR九州会長)、中島尚正氏(海陽学園校長)が新たな委員として任命され、どんどんと安倍ー葛西ラインに侵食されるような感じになっている。(-"-)

<関連記事・『安倍がNHK支配を強める仰天人事~超保守派の会長、委員で、安倍カラー推進か』『アベとミギさまのNHK~百田が田母神応援、長谷川は右翼礼賛、会長は右向け右』>  

* * * * *

 ところが、新たなNHK会長に任命された籾井勝人氏は、1月に行なわれた就任会見で、つい舞い上がってしまい、超保守派のバックへのサービス精神を発揮しようとしたのか、慰安婦問題などで持論を展開。「さらに政府が右というものを、左ということはあり得ない」などと発言。

 これが国内はもちろん、中韓米などから海外からも批判され、針のムシロ状態に置かれることになってしまった。(~_~;)
 
 籾井氏は、3月までは何度も国会に呼ばれて、野党だけでなく与党の議員からも批判を受け、釈明や謝罪を繰り返していたのだが。<とはいえ、ずっとふてぶてしい態度を続けていたんだけどね。>
 でも、NHKの予算さえ承認されてしまえば、こっちのもの。(・・)

 籾井会長は、4月13日の同局の番組の中で、とりあえず視聴者に心配をかけたことに対する謝罪&説明を行ない、「これで、禊は終了だ~!」(「あ~、かったるかった!」)と一区切りつけた気でいるのではないかと察する。^^;

 昨日22日の経営委員会で、籾井会長は、突如、理事の人事に関して提案。(安倍陣営の息のかかった?)9人の委員の同意をとりつけ、人事変更を強行したという。(-"-)

 それも、後述するように、以前から籾井氏を支持していた人材を思いっきり重用し、ひとりは、NHKの放送全般の統括責任者(総放送局長+国際放送も担当)に抜擢されたというのである。 (゚Д゚)

<詳しいことは、あとで書くけど。何と日刊ゲンダイは、3月末に「いま、籾井会長を支える3人衆がいます。板野裕爾理事、井上樹彦編成局長、湧川高史秘書室長。板野理事はかつて経営委員会の事務局長をやっていて、松本前会長の悪口をJR東海の葛西会長に流していたといわれています。その板野氏が専務理事に昇格し、菅官房長官と親しい井上局長が理事に昇格するというのです」(NHK関係者)」という記事を出していたのよね。(~_~;)>

* * * * *

『NHKは22日、10人いる理事のうち24日に任期満了を迎える4人について、2人を再任し、新理事2人を任命すると発表した。25日付。経営委員会(12人)は22日同意したが、委員2人が同意を保留。全会一致が通例だが異例の事態となった。

 再任されたのは、板野裕爾と福井敬の両理事。板野氏は専務理事に昇格し、専務理事は4人に増える。退任するのは、久保田啓一理事・技師長と上滝賢二理事の2人。後任はそれぞれ浜田泰人技術局長と井上樹彦編成局長が理事に昇格する。

 規模こそ任期満了の4人分にとどまったが、主要な担務を再任、新任の3人に集約させており、籾井勝人会長の意思が色濃く反映されている。再任された板野氏は元経済部長。会長就任時の発言などをめぐり、籾井会長と理事の関係が冷え込む中、会長を支持する一人。経営委員の中には業績評価の観点から、再任への慎重論もあったが、籾井会長が押し切った格好だ。

 この板野氏を放送全般を統括する放送総局長に据え、国際放送も担当させる。元政治部長の井上氏は、経営計画策定の責任者である「経営企画統括」、福井氏は「人事・労務統括」を担当する。

 理事の担務について籾井会長は「適材適所の考え方を基本とした」とコメントを発表したが、この日の経営委では、担務の説明を求める委員に対し「会長の専権事項で経営委の同意は不要」と返したという。

 理事人事は経営委員会の同意事項で、慣例で委員会の3日前に提案されてきたが、今回は当日提案だった。籾井会長は経営委に「情報漏えいを避けるため」と説明したが、十分な審議時間が取れなかったため、経営委はこの日「事前提案するよう」会長に申し入れた。(毎日新聞14年4月22日)』

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『委員会後に取材に応じた浜田健一郎経営委員長によると、出席した委員11人のうち2人が審議不足などを理由に判断を保留した。事前説明がなかったことや、籾井会長が理事の担務変更を会長の専権事項と主張したことに、一部の委員が反発したという。経営委は同日、籾井会長に対し、理事人事の提案時期などについて改善を申し入れた。

 新たに井上樹彦編成局長と浜田泰人技術局長を理事に任命、福井敬理事は再任。久保田啓一、上滝賢二両理事は退任する。

 籾井会長は同日、今回の人事について「各理事の担務は適材適所の考え方を基本に、協会の業務を幅広くとらえ、ガバナンスを確立する観点から決めた」とのコメントを発表した。籾井会長は1月の就任初日に10人の理事全員に辞表を書くよう求めたとして、国会で追及されていた。(産経新聞14年4月22日)』

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ 

 mewは、昨夜、この記事を見て、3月に見た日刊ゲンダイの記事を思い出したのだ。(・・)

 さすがは、わが愛読紙(特に競馬欄ね)&反体制を貫く日刊ゲンダイ。3月27日付けの紙面で、籾井氏を支持する板野氏らが新年度の人事で重用されることを予見する記事を出していたのである。 (・o・)

『予算承認で人事私物化 NHK籾井会長が重用する「3人衆」

 国会で審議中のNHKの来年度予算案。みんなの党を除く野党6党が反対を決め、全会一致の原則が崩れるものの、与党は28日にも承認を強行する見通しだ。

「当初、予算案承認には籾井勝人会長の辞任が不可避とみられていました。しかし自民党は、これ以上尾を引いて安倍政権の不安定材料になるのを嫌い、籾井会長を人選した菅官房長官が<何とか通してくれ>と公明党を拝み倒した」(自民党関係者)

 これで調子に乗っているのが籾井会長本人である。クビの皮一枚でつながった状況なのにもかかわらず、予算が通ることを見越し、さっそく「次は人事だ」と鼻息が荒くなっているという。

■スリ寄る3人衆

「新年度になったら、いよいよ人事に手をつけ、足場固めするようです。慰安婦発言のあった就任当初こそ、局内で総スカン状態でしたが、辞任がなくなればスリ寄る幹部が出てくる。いま、籾井会長を支える3人衆がいます。板野裕爾理事、井上樹彦編成局長、湧川高史秘書室長。板野理事はかつて経営委員会の事務局長をやっていて、松本前会長の悪口をJR東海の葛西会長に流していたといわれています。その板野氏が専務理事に昇格し、菅官房長官と親しい井上局長が理事に昇格するというのです」(NHK関係者)

 湧川氏は、すでに今月17日付で、経営企画局の副部長から局長級の秘書室長へ異例の昇進を果たしたばかりだ。湧川室長は籾井会長の国会答弁で“二人羽織”のように後ろからメモを渡していた人物である。

「籾井氏が米国三井物産社長だった頃、湧川氏は経済部記者としてアメリカ総局に赴任していた。向こうでよく一緒に食事をしたそうで、籾井氏にとってNHK内で唯一の知り合い。会長就任にあたって『助けてくれ』と頼んだようです」(前出のNHK関係者)

 スリ寄る幹部や“お友達”が抜擢の理由なら、人事の“私物化”じゃないか。

 籾井会長のせいでNHKには、25日までに3万5700件の意見が視聴者から寄せられた。その3割が受信料に関する内容だったというし、現実に「受信料不払いで収入が減っている」と、維新の松野幹事長は言っていた。そんな状況でも籾井会長は我関せず。「また官邸から電話が来ちゃったよ」と自慢げに話し、NHKの幹部たちをドン引きさせているという。

 公共放送のトップにこんな軽すぎる会長をのさばらせていいのか。 (日刊ゲンダイ14年3月27日)』

* * * * *

 籾井氏は、会長に就任してすぐに理事10人に対して、自分に辞表を預けることを強要。その辞表を武器にして、理事への支配権を強めるのではないかと見られていたのだけど・・・。
<関連記事・『NHK会長の開き直りの背後に安倍の支配あり+米国に危険視される安倍政権』>

 籾井会長は、国会の質疑などでいくら追求されても、「よくあることだ」「人事権を乱用したり、理事の仕事に介入すつもりはない」として、理事たちに辞表を返還しようとしなかった。(-"-)
<経済団体の長や大企業の社長が、次々に「辞表を預かるなんてきいたことない」「よくあることではない」って否定していたんだけどね。^^;>

 今回、その辞表を武器として使ったのか否かはわからないが。見事に理事の人事や運営(担当の割り当て)に介入したことになる。(・・) <追記、21日に新人事を内示した時に、辞表を返却したんだって。>

 しかも、本来なら、会長の選任の決定権を有している上、会長の恣意的な行動や暴走をチェックして、食い止める役割を果たすべき経営委員会は、安倍ー葛西ラインの委員が多数を占めている分、まともに機能せず。
 出席した委員11人のうち2人が審議不足などを理由に判断を保留したものの、最終的には、数の力で押し切られる可能性が大きい。(-_-;)

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 昨日、初期の頃からのブログのお仲間であるお玉おばさんから『NHKがちょっといい感じ。』という記事のTBをいただいたのだけど。

 mewも、NHKを「ちょっといい感じかな」と(籾井会長のことで批判されて、却って安倍カラー化&右傾化しにくくなったかなと)思うところがあったのだ。(・・)

 民放局はあまり取り上げてくれない「集団的自衛権」の問題や「福島原発」の問題を、ちゃんと定期的に大きく取り上げてくれているし。
<テレ朝「報道ステーション」とTBS「NEWS23」「サンデ~モ~ニング」は頑張ってくれてるけど。岸井さんが秘密保護法以来、どんどん吼えるようになってるし~。(++)>

 あと朝ドラで言えば、3月までやっていた「ごちそうさん」は、(一時、め以子が国防婦人に変身したので、「あらら~」と思ってたけど)、後半は戦争で家族を戦地に送り出す&失う家族の思いや、食糧難や大空襲で苦しむ一般国民の姿、そして、その中で懸命に生きる主役のめ以子の姿を中心に描かれていて、戦争の悲惨や無為さが伝わるような部分があったし。

 4月から始まった「花子とアン」では、主役の父親が、「いくら働いても資本家に金銭を搾取されて、貧乏の状態が続くこと」に疑問を抱き、社会主義運動に傾倒しつつあったりして。^^;
 しかも、たぶん後半は、戦火の中で必死に「赤毛のアン」の翻訳を続ける花子の奮闘ぶりが扱われるのではないかと思われる。(・・)

<ごく一部のmew周辺では、「花子とアン」に出て来る昔の甲府弁「~くりょ」「~じゃん」がプチ・ブームになってたりして。(^^)> 

「あまちゃん」以来、朝ドラの視聴率は好調を続けており、「ごちそうさん」も「花子とアン」も平均20%超えだとのこと。
 もしドラマを見た人が、「やっぱり戦争はいやだ」「平和が一番」と少しでも思ってくれれば、mewとしては嬉しいことなのである。"^_^"  (mewは不戦や平和を願うのは、政治云々のはるかに前段階の、ひとりの人間としての世界の大多数の人々の共通の心情だと思うんだよね。(・・)>

<逆に超保守派の人は、主役の父親が社会主義運動なんかして政府を批判している場面を見たら、ムッとしちゃうかも。(>_<)
 アベノミクスでますます新自由主義的な経済・労働・社会政策が進んで、大企業や金持ちは優遇。一般国民や、非正規、貧乏人は冷遇。それにまた今度扱うけど、何だか正規雇用社員も、競争主義の給与体系、残業代ゼロなどの施策が行なわれるかも知れないとなると、ますます見TVを見ていて、身につまされちゃう人が増えたりして。(@@)>

* * * * * 

 あとmewは、『平和憲法電車が中止に+閣僚の靖国参拝&日米関係+ワイドナショー&皐月賞』という記事の中で、安倍政権が始まってから、平和や護憲の活動、脱原発活動など、これまでOKだった市民活動や講演が、自治体から「政治的な行為」だとして、後援を拒否されるケースが増えているという話を書いたのだけど。 
 NHKニュースが、21日に、そのことをしっかりと取り上げていたことにも好感が持てた。(・・)

『憲法や原発など国民の間で議論が分かれているテーマを取り上げた講演会や展示会などについて、各地の自治体が「政治的中立を保つ」として内容の変更を求めたり、後援の申請を断ったりするケースが相次いでいることがNHKの取材で分かりました。

 これは、NHKが全国の都道府県と県庁所在地の市、東京23区、それに政令指定都市の合わせて121自治体を対象に調査した結果、分かったものです。
それによりますと、昨年度開かれた講演会や展示会などについて「政治的中立を保つ」として、施設の貸し出しを断った自治体が1つで合わせて2件、内容の変更を求めた自治体が5つで合わせて6件、後援の申請を断った自治体が14で合わせて22件となりました。
さらに、これらとは別に「県の政策と一致しない」として催し物の後援を断った自治体も1つあります。

 これらをテーマ別に見ますと、憲法に関するものが11件、原発に関するものが7件と全体の6割を占め、そのほかTPPや介護、税と社会保障などとなっています。
また最も件数が多かったのは、後援の申請を断ったケースですが、その多くは「名義後援」と呼ばれ、催し物のチラシに自治体名を入れたりチラシを公共施設に置いたりすることを認めるものです。
かつて後援していた憲法や原発に関する催し物について昨年度は後援を認めなかったケースも、3つの自治体で1件ずつありました。(NHK14年4月21日・全文*1)

<ちなみに施設の貸し出しを断ったのは奈良市。(自民党の安倍っ娘・高市早苗氏のとこね。)
 内容の変更を求めたのは、東京都、足立区、福井県、福井市、京都市。後援申請を断ったのは札幌市、宮城県、長野県、茨城県、千葉市、静岡県、堺市、京都府、京都市、神戸市、大津市、岡山県、鳥取市、福岡市。奈良県は、脱原発をテーマにした講演会について「県の政策と一致しない」として後援を断ったとか。>

* * * * *

 もし今回の人事で、NHKの放送の内容や傾向が、超保守的な安倍&葛西カラーに変わることになれば、大きな問題があると思うし。
 全国の自治体も含め、どんどん広がりつつあるアブナイ流れを止めるためにも、戦後の平和主義、民主主義を愛する視聴者や住民、ひいては国民の思いや力を集めて行く必要があるのではないかと強く思っているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2014-04-23 16:51 | (再び)安倍政権について | Trackback(1)