「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


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小泉首相の年頭会見での靖国発言について(1)  ~何故、あえて物議をかもす発言をするのか?~

<タイトル変更しました。>

 小泉首相が4日に行なった年頭の記者会見で、靖国神社参拝の「理解できない」発言
が物議をかもした。あまりにも呆れてしまったので、この件はやり過ごそうかと思って
いたのだが(逆に書き始めると止まらなくなりそうだし~?!)、ストレスが貯まって
しまいそうなので、思いっ切り書くことにした。<長文覚悟?!(・・)>

 問題となった発言部分はこちらである。<官邸HPより>
「私はこの靖国の参拝の問題は外交問題にはしない方がいいと思っています。
 一国の首相が一政治家として一国民として戦没者に対して感謝と敬意を捧げる。哀悼の
念を持って靖国神社に参拝する。二度と戦争を起こしてはいけないということが、日本人
から、おかしいとか、いけないとかいう批判が、私はいまだに理解できません。
 まして外国の政府が一政治家の心の問題に対して、靖国参拝はけしからぬということも
理解できないんです。精神の自由、心の問題。この問題について、政治が関与することを
嫌う言論人、知識人が、私の靖国参拝を批判することも理解できません。まして外国政府が
そのような心の問題にまで介入して外交問題にしようとする、その姿勢も理解できません。
精神の自由、心の問題、これは誰も侵すことのできない憲法に保障されたものであります。」
<全文はhttp://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2006/01/04press.html>

 この会見を受けて朝日新聞が5日「首相年頭会見、わたしたちこそ理解できぬ」という
社説を載せた。<http://www.asahi.com/paper/editorial20060105.html>
 いわく「これほど理解力が足りない人が、内閣総理大臣を続けていたのだろうか。そう
思いたくもなるような光景だった。」・・・私に言わせれば、「今頃そんなこと、わかっ
たの?」という感じである。<前稿のMore以下参照>

 私は首相の靖国参拝に関しては、国内の問題(憲法&国民のあり方)としてとらえた
上で、反対の立場である。<詳細はコチラに> それゆえ基本的には他国が干渉すべき
問題ではないと考えているのだが、一国の首相として外交を考えた時に、相手の国民
感情や経済、社会面での影響には、当然にして配慮すべき部分があるとは思う。
<問題の根源は、日本が先の戦争に関して国内&近隣諸国との清算、総括をきちんと行な
わず、政府と靖国神社との関係も中途半端に残してしまったことだとは思うが。>

 以前にも書いたが、私はもう小泉首相の靖国参拝についてはあきらめてしまっている。
 彼は、おそらくよほどのことがない限り、今年も靖国に参拝するだろう。他人が何と
言おうと、彼には関係ない。ましてや中韓から批判されたので参拝を自粛するなどという
形は、絶対にとりたくないだろう。
 しかも、彼はできれば今年こそ8月15日に行くことを考えていると思う。それが彼の
公約であり、総裁選の際に支援してくれた団体への約束でもある。それなりの批判は出る
だろうがあと1ヶ月で退任にする身だ。近隣諸国にとっても日本国内でもおそらくは
想定の範囲内のことなのではないだろうか?<ただし、9月の総裁選には多少の影響が
生じるかも知れない。あまり騒ぎになると、首相として靖国参拝をすると公言した人は
敬遠される可能性もあるかも知れない。>
 こうなったら、私としては8月15日に内閣総理大臣として正装&神式で<この際、
公費も使って?>、正々堂々と行ってくれればいいとさえ思う面がある。何故なら、
その方が注目度も上がり国民に考える機会を与えられるし、訴訟もしやすいからだ。

 ただ、今回、一つ疑問を覚えたことがあった。
 靖国参拝について語ったのは、記者からの質問があったからのようだが、何故、正月
早々から、あえて上述のように物議をかもすような発言(表現)をしてしまったのかと
いうことである。大半は今までの一つ覚え的なフレーズの繰り返しではあるが、今回は
国内の識者、言論人の話や憲法論っぽい話まで付け加え、一歩進めた発言をしている。
何もここまで「理解できない」を連発する必要性もなかっただろう。<まあ、彼のこと
だから、単純に自分の思っていることを言っただけかも知れないが。^^;>
 
 私は、もしかしたら彼が少し四面楚歌のような心境になっているのではないか、と思う部分
がある。彼は昨秋、9月に総選挙に大勝し、早速10月に靖国参拝を行なったわけだが、
そのあと、国内外の批判や懸念が以前よりかなり高まっている状況があるからだ。

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# by mew-run7 | 2006-01-08 18:06 | 靖国参拝に関して | Trackback(17) | Comments(10)

小泉任期終了まであと9ヶ月・・・ひたすら我慢の日々なのか?

  時計が午前0時を回り、新年を迎えて間もなく、「小泉の任期って何月までだっけ?」という話
が出た。「9月までじゃない?」「あと9ヶ月も我慢しなくちゃいけないのか~。長いな~。」お正月
早々から深い溜息に包まれた我が家であった。

<そのあと深夜に、最近すっかり調子に乗っている武部氏や前原氏がTVに出ているのを見て、
さらに溜息が深くなったことは言うまでもない?! しかも元日には細木数子氏が次期総裁候補
に武部氏の名を挙げたのには、堺正章が食器の下にテーブルクロスを戻したのと同じぐらい
ビックリした。武部説も絶対あり得ないとは言い難い今の政治状況や雰囲気がコワイ。>

 以前にも書いたが、私はもう小泉首相&その政権については、あきらめの境地でいた。そし
てただただ9月の退任の日まで心の痛みに耐えて待ちつつ、日本の将来のためにその後のこと
を考えて行こうと思っていたのである。
 というのも(後述するように)小泉首相は直感と思い込み的信念で動いており、彼には理論や
常識、現状認識などの小難しい考えは通用しないということを深く悟ったからである。そのような
人に対して、何を言ってもムダであるし、アレコレ思ったり考えたりするだけバカらしい。
<何か5日の経済団体の新年会でも「常識にとらわれてはいけない、時に非常識になることも
必要だ」とスピーチしていたらしいし~。>

 しかも、ふつうであれば問題性のある政策や言動があれば、党内外から批判や抑止力が生じ
るのであるが、小泉首相の場合はそうならないので、どうしようもない。彼は偉大なる勝ち組だか
らである。彼は容姿も悪くない上<私の趣味ではないが>、類まれなキャラクター的魅力や卓越
したアピール能力を有し、国民からも人気も高い。これまでの首相が言ったりやったりすれば、
マスコミや国民から総スカンやバッシングを受けそうなことでもOKになってしまうことが多いので
ある。その光景を見るたびに、私の中であきらめの気持ちがどんどん広がって来るのである。
ともかく総選挙でも大勝され、内閣支持率も下がらないのだから、文句を言っても始まらない部分
がある。情けないことだが、私は潔く自分が負け組であることを認めよう。「小泉には負けた」と。

 国民はいざ知らず、小泉内閣や自民党内の彼の周囲にいる人間にも、マスコミにもほとんど
期待できない状況が続いているのも困りものだ。彼の周りには、ほとんどイエスマンかヨイショ
マンたちしかいないようだからである。
 小泉首相のお陰で日の目を見た人々は、何も考えずに(or考える力がないor考えることを放棄
して)、ただ彼を支持し従っている。そして自分たちなりの考えや思惑を持つ者たちは、勝ち馬に
乗って彼をおだてながら、いかに彼をうまく利用するかを考えているだけなのである。これでは、
何か問題点が生じても、それを是正する役割は果たせない。
 マスコミ、とりわけ大手メディアは同じようなものである。政策云々や言動のよしあしなど二の
次なのだ。彼は、知名度や人気が高く、ニュースでもワイドショーでも使える(しかもほとんど無料
で)、最高の政治タレントなのである。小泉首相は劇場型政治を行なうと言われるが、それを作・
演出したのは、まぎれもなくマスコミ自身であることを忘れてはなるまい。そして今は、総裁選の
注目度を上げるために、また次期総裁の知名度&キャラクター性を広めておくためにも、早く
からアチコチで次期総裁候補の予想ごっこを行なっている。

 だが、次の総裁が誰になろうと、断然一番人気の安部氏であろうとも、小泉氏ほどの特別な
キャラクターやタレント性や魅力、能力を有してはいないだろう。小泉首相にはみんなお手上げ
であったが、彼がいなければまたふつ~の政治状況に戻すことができる。院政云々と言われる
が、少なくともマスコミへの露出度は減るだろうし、国民の一部への小泉マジックも冷めて行くに
違いない。また党内でもまた勢力争いやその次を狙った権力争いが起こるだろうし、党内外で
批判や意見が出やすい環境が戻って来る。そこから、日本の民主政治が再スタートできるのだ。
ともかく小泉氏が首相をやめないと、全ては始まらない。
 
 それゆえ、私は小泉氏が首相をやめる06年9月まで、ただただ我慢して、再スタートの日を待ち
ながら、その後のことを考えて行くことにしようと心に決めていたのであるが・・・。
 だが、たかが9ヶ月、されど9ヶ月である。思えば、あの総選挙から、まだ4ヶ月しか経っていない
のだ。その間にも、どれだけ問題を感じたりイラ立たされたりするような政策や言動があったこと
か。その倍以上の期間が残っていると考えると、気が遠くなりそうな思いすらしている。
 しかも、ただでさえ、この年末年始には経済格差を実感させられるような憂うべきニュースや話を
見聞し、ブル~になっていたところであったのに(このことについては後日書く予定で準備している)、
5日の首相の年頭会見での「理解できない」発言をきき、私の憂いや嘆きは増大するばかりなので
ある。<この件については近々アップしたい。>

 2006年も政治・社会の分野に関しては、私にとって超ブル~な一年の始まりになってしまった。

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# by mew-run7 | 2006-01-06 19:04 | 政治・社会一般 | Trackback(21) | Comments(11)

年頭に、何より平和を願う ~それを忘れては、日本はアブナイ~

   o(^^ ) o--- A HAPPY NEW YEAR!-----⊆^U)┬┬~

 今年一年、皆さん&世界中が平和でHAPPYな日々が送れますように。
 今年もよろしくお願いいたします。m(__)m  2006.1 mew-run7

     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 大晦日の夜は、TVをチラチラ見ながら雑用をしていた。部分的にしか見ていないが、
紅白歌合戦は戦後60年を振り返るのがテーマであったようで、平和(反戦?)祈願の
アピールが随所に見られた番組構成だったように思う。
(また松任谷由実 with Friends Of Love The Earthを中国から中継することにより、
近隣諸国との交流も強調したいという意図が見えた。)

 中盤で吉永小百合が原爆の悲惨さを伝える詩を朗読し、そのあとにさだまさしと森山
良子&直太郎が、原爆や戦争の哀しみを表わす歌(「ヒロシマの空」、「さとうきび畑」)
を続けた。そして、出演者全員で「世界に一つだけの花」を合唱し、大トリのSMAPが
まさに反戦歌である「triangle」で締めた。

 吉永小百合は20年ほど前から、ボランティアで原爆詩の朗読をして、全国各地を回り
核廃絶や戦争反対を訴え続けている。岩波書店が出した「憲法を変えて戦争に行こうと
いう世の中にしないための18人の発言」という小雑誌も、名を連ねコメントを寄せて
いた。私は、いざ9条が改悪されそうな時には、彼女が反対のアピールをしてくれるもの
と期待しているところがある。サユリスト世代&同窓の筑紫哲也や久米宏を従えて(?)、
彼女だからこそできる大きな役割を果たして欲しいと願っている。

 そして、SMAPの「世界に一つだけの花」がスキウタ(NHKが視聴者の投票を募集
した好きな歌)で一位になったこと、まさに反戦歌とも言える「triangle」を歌ったこと
にも大きな意義があるように思えた。このような曲が支持されるなら、日本もまだ捨てた
もんじゃない。 
 
 実のところ、私は以前からSMAPの曲が結構好きである。彼らのスタッフは、実に
いい詩曲を選んで彼らに歌わせていると思う。
 昔の「頑張りましょう」「KANSHAして」とか「SHAKE」みたいに、きいて
いて元気が出て来るようなポップス系の歌も好きなのだが、近時のメッセージ性のある
曲もなかなかいい。SMAPにそれらの曲を歌わせることに意義がある、と思ったり
するものも少なくない。

 槙原敬之の名作とも言える「世界に一つだけの花」は、NHKが視聴者から募集した
好きな歌(スキウタ)で一位に選ばれたという。この曲について語り始めると長くなって
しまいそうなので今回は割愛するが(その気になったら音楽論から教育&社会&憲法論
までとんでもなく発展してしまいそうなので?!)、このような曲が愛されるのを見ると
日本もまだ捨てたもんじゃないと思うところがある。
 おそらく、次の改訂時には多くの教科書で採用されると思うが、子供たちや若い人々
たちが、この歌詞の精神を心に刻んだり、自分のあり方や他者(他国の人とも含む)との
接し方を考えてくれればな~と願わずにはいられない。

「世界に・・・」があまりにもヒット&評価されてしまったため、次のシングル曲の選定が
難しかったと思うが、クドカン(宮藤官九郎)作詞のおちゃらけ元気ソングでリセット
したあと、市瀬喜康・作詞作曲の「triangle」を持って来た。これはある意味で直截過ぎ
るかもと思われるほどの反戦歌で、SMAPが歌わなければ、ヒットチャートの上位に
来ることも、こんなにTVやラジオ等できかれることもなかったかも知れない。
 この歌は詩も曲も「世界に・・・」ほどシンプルではないので大ヒットはしないだろうが、
できるだけ多くの人に聴いてもらい、その胸にとどめ、色々なことを考えて欲しい曲である。
<私はすっかりお気に入りで、TVで歌われる時は毎回、画面の下に流れる歌詞のテロップ
に見入ってしまうところがある。> 文末に歌詞を記載するが、機会があったら、是非聴い
て頂きたい一曲である。

 年末にブッシュ大統領が、大量破壊兵器に関する情報のほとんどが間違えだったことを
認める発言をした。フセイン大統領を取り除く必要があったと正当性を主張したが、それ
なら他にやり方もあっただろう。そして、あとから過ちを認められても、あの戦争で亡く
なった一般市民や子供たちの生命は戻って来ない。生活もガタガタのままである。
<ふと小泉首相は国会で「フセイン大統領が見つからないからと言って、フセイン大統領
が存在しないとは言えないとの同様に、大量破壊兵器が見つからないからと言って、大量
破壊兵器がないとは言えない」という内容のとんでもないオチャラケ答弁をしたのを思い
出した。>

 私が戦争を嫌うのは、そのきっかけや要因が何であろうと、結局、実際に生命や身体や
生活を破壊され損害を被るのは一般市民・・・とりわけ、何の罪もない子供たちだからで
ある。どんな理由があれ、戦争が殺人&生活破壊行為であることは否定できないであろう。
 安全なところにいて、軍事&戦争作戦ごっこをしている者に、その痛みはわかるはずも
あるまい。もう十分に歴史から学んでもいい頃ではないのだろうか?

 年頭に私が何より願うのは、世界そして日本の平和である。そして国民の多くがそう
思い、それを具現化してくれるように心から祈っている。  

                        THANKS

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# by mew-run7 | 2006-01-03 05:24 | 政治・社会一般 | Trackback(29) | Comments(20)

「まさか」と「何でもあり」の2005年・・・このままでは、日本がアブナイ(2)

<今年最後の投稿になります。9月からブログを始めて4ヶ月。アクセス&拙文を
読んで下さった方々、TB&コメントを下さった方々、TBをつけさせて頂いた方々、
本当に有難うございました。来年もよろしくお願いいたします。m(__)m>

 2005年回顧の続きです。<経済、社会、ご挨拶編です。>

 経済面で言えば、何かにつけて「新自由主義」という言葉を色濃く感じさせられる
一年だった。
 市場原理に基づく自由競争社会が広がり、グローバル化、スピードと効率化が最重要
課題となった。外国資本&企業の参入も相次ぎ、自由競争に勝ち抜く体力や競争力を
つけるため大企業は次々と合併や提携をしたり、不採算の部門や子会社、人材を切り
捨てて来た。
 その結果、今年は過去最高利益を出す企業が次々と出ている。株式市場もにぎわい、
久々に日経平均が大きく上昇をしており、表向きの経済はよくなって来たように見える。
 また昔は公的存在を意識していた銀行や大企業も、いまや利益を出すためなら企業
モラルもどこへやらで「何でもあり」になっている感がある。
 また小さな企業はその競争に勝ち抜くために、M&Aを繰り返すところが増えた。
株式とそれで得た資金を武器にして、弱肉強食の世界が始まっている。企業の理念や
事業の分野など関係ない。今年は堀江氏、三木谷氏、村上氏の三者に注目が集まったが
こちらも「まさか」&「何でもあり」の世界になりつつある。
 
 そして、日本の経済社会は俗に言われる「勝ち組」「負け組」さながらに、まさに
二極化の様相を見せている。
 大企業の過去最高益の陰で、切り捨てられた会社や工場、そこで働く人々がどれだけ
いることか? また急激な規制緩和の拡大によって、街に古くからあった個人経営の
店舗は次々と閉店し、商店街のゴーストタウン化が進んだり、農牧業などを廃業せざる
を得ない家も少なくないときく。競争に勝ち抜く力を持たない小さな企業、店舗は次々
と脱落し、そのために生活が困難になったり、自殺者や心身に病を抱える者が急増して
いる。しかも勝ち組のはずの大企業に勤める者も、競争やスピード、効率化に追い回さ
れ、そのプレッシャーとストレス、過労などで心身を病む人が増えているという。
 こんなことが続けば、日本の企業や経済社会は疲弊して行くに違いあるまい。また、
社会の面のところで後述するように、既にアチコチでそのひずみが出始めている。
どこかで一息ついて、企業や経済社会のあり方を考え直す必要があるのではないだろうか?
 また東証の取引不能事件、J社の発注ミス事件、また耐震偽装事件の構造計算ソフトの
悪用などを考えると、コンピューターを信頼、依存し過ぎることの危険さも感じた。

 私はアメリカ型の経済や社会は日本には合わないと思っている。また、そうなって欲しくも
ない。日本は日本らしい経済の仕組みや社会を作って行くことを考えてもいいのではない
だろうか?
  特に、日本の企業や社会は、もう一度、「人作り、モノ作り」の大切さを認識して、早めに
体制を立て直して行かないと、足元から崩れて行くような気がする。あまり目先の数字や
コストや時間の節減ばかりにとらわれたり、(これは法人&個人トレーダーなどにも言えるが)
目に見えないorきちんとした形を伴わないものでヴァーチャルなゲームのような商売をして
いたりすると、一時的に成功しても、基礎部分の耐震強度が足りないまま上に伸びて行くビル
のようになってしまうかも知れないと思ったりする。
 特に、合併を繰り返したりして、あまり図体ばかり大きくなってしまうと、動きがとれなく
なる上に、下手をすれば自重によって危険になってしまうかも知れない。そしてふと気づけば、
全ては外資に乗っ取られているということもあり得るかも知れないとさえ思うことがある。

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# by mew-run7 | 2005-12-31 03:41 | 政治・社会一般 | Trackback(14) | Comments(8)

「まさか」と「何でもあり」の2005年・・・このままでは、日本がアブナイ(1)

 今年もあとわずかになったので、少し(?)2005年を振り返ってみたい。

 私は、2005年というのは、もしかしたら日本の将来を大きく左右したり、暗示
したりする可能性のある年だったのではないかと思うところがある。
 もし近い将来、日本が他国と戦うことがあったら、またそのために日本の領土が
テロを含み他国から攻撃を受けることがあったら、私は2005年がその現実的な
スタートラインであったと考えるかも知れないと思うのだ。もし日本の経済や社会が
過度の自由競争のために疲弊して、困窮する経済的or生活的弱者が増えたり、治安が
ますます悪化したりして、殺伐として荒廃した光景をあちらこちらで目にするように
なったなら、やはり2005年が日本にとって大きな分岐点であったと思うかも知れ
ない。
 大げさに思われるかも知れないが、それぐらい2005年は、私に「日本はこのまま
ではマズイ」「このままでは日本の将来はアブナイ」と感じさせることが多かった年で
あった。

 そして、私がもし2005年の世相を言葉にするとしたら、「まさか」と「何でも
あり」なのではないかと思う。政治でも経済でも社会「まさか」と思うことが次々と
起き、また「何でもあり」の時代が始まってしまったように感じられたからである。

 ただ最初に言えば、私は小泉首相や政治家たちや世の風潮だけを非難する気はない。
もしこれが日本を悪い方向へと導く道への始まりになるのだとしたなら、非難される
べきはそれを認めたり、止めることができなかったり、無関心のままやり過ごして来た
(私を含めた)国民なのだと思うからである。
 だが、「これはマズイ、アブナイ」と感じ、またはこのままでいいのかと疑問を抱き、
その方向への道を止めたり、引き返させることができるのも国民だと思う。そして私は、
まだ間に合うと思っている。
 私たちは歴史や日々の出来事から学び、考えなければいけない。その意味でも、今年
は重要な年なのではないかと思う次第である。

 今回は2005年の政治に関することについて、書いてみたい。

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# by mew-run7 | 2005-12-30 02:15 | 政治・社会一般 | Trackback(17) | Comments(8)

小泉自民党の選挙戦略に学ぶ、民主党再生法  ~このままでは、民主党はアブナイ!(7)~

<たまたまネタが某有名ブログと被ってしまった部分があり、気が引けてちょっとアップし
にくくなってしまっていたのだが・・・。^^:思い切ってアップすることにした。稚拙ながらも、
こういう考え方もあるということで・・・。>  

  私は(4)で、「前回の総選挙は、政策で負けたのではない。現に同じような政策で、
小泉自民党を相手に03年の衆院選では飛躍的に議席数を伸ばし、04年の参院選では自民
党を上回る議席をとっている。そして今回も投票率が上がったこともあるが、小選挙区では
過去最高の票数を得ているのである。では、何故負けたのかと言えば、後述するように選挙
戦略で負けたのである。
<小泉自民党は以前から郵政民営化が国民に理解&支持を得られる方法を研究していた。
(例のB層をターゲットにし、「郵政民営化賛成か?反対か?」という手法を用いたのも
その研究の結果である。)しかも小泉首相はそれを捨て身の覚悟で行なった。だが民主党
には油断があったし、小泉首相に対抗するアピール法も十分ではなかった。>」と書いた。

 その「後述するように選挙戦略で負けた」の部分を書いてみたいと思う。ここから、
民主党が次の選挙に向けて支持層を広げたり、選挙活動を行ったりする上で何かヒント
が見出せるかも知れないと思うからである。
 
 民主党が小選挙区全体で過去最高の投票数を得ながら自民党に大敗したのは、一重に
自民党候補者がそれを上回る票数を得たからにほかならない。その最大の要因が、投票率
の上昇による票数の上積みであった。
 これまで、投票率が上昇すればするほど、野党に有利だというのが定説のようになって
いた。投票率が低いほど、固定支持基盤の大きさが活きるからだ。<前首相の森氏が思わず
投票率が低い方がいいと発言し、ヒンシュクを買ってしまったこともあったが、それが本音
だったであろう。>
 だが、小泉自民党はその定説を打ち崩したのである。彼は、ふだんは政治や選挙にあまり
関心のない者にアピールし、自ら票田を開拓する形で投票率を上昇させ、票数の上積みを
得て、多くの選挙区で民主党候補者に打ち勝ち、比例区でも多数の当選者を出したのだった。
そして、その勝利の大きな要因の一つに、上述のB層ターゲット&「賛成、反対」のわかり
やすく単純化された手法が効果的に働いたことが挙げられると思われる。
 
 他方、民主党には油断があったかも知れない。過去2回の選挙で着実に議席数を伸ばして
来たことや、小沢氏の加入で保守系の無党派層の支持も見込めるようになったことから、次の
衆院選では200議席以上、できれば政権交代まで持って行きたいと考えていたように思う。
 そして民主党は、おそらく次の衆院選は過去の例から見て06年以降に行われると考えて
いたのではないかと察するが。小泉首相が何とか郵政民営化法案を実現させんとして為して
来た強引なやり方や脅迫めいた手段を見て、多くのマスコミでも言っていたように、もし解散
&総選挙になった場合、民主党に方が有利だと思った議員やスタッフも多かったのではないか
と思われる。だが、それが油断であり、誤算でもあったのだ。
<「日本はあきらめない」のキャッチフレーズも、マイナス要因だったかも知れない。>

 そして、ここにある「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略」という企画書を見る
と、小泉自民党が何故大勝し、民主党が大敗したか、理解&納得できるような気がするので
ある。<http://tetsu-chan.com/05-0622yuusei_rijikai2.pdf>

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# by mew-run7 | 2005-12-28 17:25 | 民主党、民進党に関して | Trackback(12) | Comments(5)

再生の道は「草案9条に反対」しかない!or解党すべし ~このままでは、民主党はアブナイ(6)~

~☆~☆~☆~ MERRY CHRISTMAS ! ~☆~☆~☆~


長々とアレコレ書いてしまったが・・・。これらの日本の政治&将来のために、私なりに真剣
に民主党のことを考えてみた。「割れろ」というのは簡単なのだが、やはり自民党に迫りプレッ
シャーを与えられる大きな野党、そして政権交代の可能性を持つ政党は必要だと思うのだ。
そして、私が考えた民主党の目指すべき方向性を、ズバリ(細木風?!)提言してみたい。

「民主党は07年の参院選で、憲法改正問題を最大の争点にして、特に9条に関して集団的
自衛権を否定し、『(自民党草案の)9条改正反対!』を強くアピールして、選挙を闘う。また、
それができる政党を作って行く。」

 これが、私の提言である。(できれば、次の衆院選もその方針を貫いて欲しい。)
 もしそれができないようなら、とっとと分裂した方がいい。日本の将来の重大事に当たって、
自分の党の基本政策が貫けないようであれば、民主党の存在意義はないと思うし、おそらく
は凋落して行くだけだと思うからである。

<もちろん対案を示す必要がある。個人的には、今の政策通り、自衛隊の存在を明記、
個別的自衛権は認めるが(9条にきちんと活動できる範囲を明記した方が、拡大解釈、
運用をされにくいという見解をとっている)、集団的自衛権は認めず、国際貢献は別途待機
部隊で行なうというものでいいと思う。(海外派兵はNO!の方がわかりやすいとも思う)
ただし国際貢献については、党内で話がまとまれば、国連決議のあるものに関しては
自衛隊を派遣していいというところまで持って行く余地はあるかも知れない。>

 私がこのように考えたのは、次のような理由からである。
1・民主党が再生&政権交代できる党になるためには、党の基本方針や政策を貫く必要が
ある。<政策をコロコロ変えるような党は、信頼が得られず、固定支持層も作れない。>
それができるかどうかが、今後の党の存亡の鍵にもなると思う。
2・次の参院、衆院選の結果によっては、9条を含む憲法改正の実現可能性が大きく左右
される。マスコミもそれなりに争点として取り上げ、国民の関心も高まるであろう。ここで、
民主党はしっかり自党の基本方針、政策をアピールし、存在意義を示すべきだと思われる。
3・「9条改正に賛成か反対か」「集団的自衛権or海外派兵に反対か賛成か」という争点は
明確であり、国民にもわかりやすい。
4・自民党は、この争点に関しては、集団的自衛権を容認する自党の草案を肯定せざるを
得ないので、明確な対立軸を作ることができる。

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# by mew-run7 | 2005-12-25 06:10 | 民主党、民進党に関して | Trackback(22) | Comments(20)

民主党の目指すべき方向性について~このままでは民主党はアブナイ(5)~

 <Moreの部分を書き足しました。 次回はやっと結論を行けそうです。^^:>
 
 思いがけぬ(?)前原代表の強行発言で遠回りをしてしまったが、また民主党が目指
すべき方向性について考えてみたい。

 (2)の続きになるが・・・東西冷戦&イデオロギーの時代が終焉を迎え、90年代に
は、日本は資本主義&自由・民主主義を基調とする国家としてやって行くことがまさに
大前提とされるようになった。(歴史は繰り返すというので、何十年後かにはどうなるかは
わからないが)
 社会党、共産党も現実路線をとるようになり、国民もかつてほどのアレルギーはなくなった
ものの、いまだに党名その他に思想的なものが残る部分もあることから、抵抗感を覚える者も少なくない。(*1)また、自民党もその政治思想だけでは、かつてのような勢力を保つことは
難しくなった。

 そのような中、96年、元祖・民主党が鳩山兄弟&管直人が中心となって、さきがけ&
社民党の一部の議員が集い、いわゆる中道系の市民リベラルな政党を目指して結成された
のであある。その時に作った政党の基本理念がこのようなものだった。
<http://www.smn.co.jp/takano/who.text5.html>
 当初は年配議員などの参加を拒み、斬新な政党を目指していたが、98年には旧・自民
民社党のベテラン議員も多かった旧・新生党などのメンバーと合流し、新たな形の民主党
が作られることになる。さらには03年、小沢氏率いる自由党が参入することになった。

 私は民主党に期待する面が大きかった。これは前原氏もそうであるようなのだが(*2)
国民の多くは旧来型の自民党政治(派閥、年功序列、族議員、官僚主導、特定団体・企業
との癒着、利権・金権体質などなど)を好ましく思わない部分があったように思う。それ
ゆえ、資本&自由&民主主義を基調としながらももっと市民の目線を持ち、一般市民の
生活を考えた政治や、平和主義、社会政策を重視した政治を望む声も少なくなかった。
そして、私もその一人であったからである。

 民主党には、旧自民・保守系の議員と旧社会・革新系の議員が混在し、寄り合い所帯と
言われたが、私はそれでいいと、またうまくやりさえすれば、逆にそれが武器になると
思っていた。<今もそう思う面がある。>
 私は自民党が長い間、政権与党であり続けた要因の一つには、単に自由民主主義を標榜
していただけでなく、実に多様な思想、信条を持った議員たちが集まっており、党内民主
主義によって調和を図っていたことが、国民にとって魅力&長所になっていたように思う
のである。(コチラの後半)そうでなければ、多様な民意を反映することができない。

 当初は若く清新な印象を与えた民主党に、ベテラン議員たちがどんどん参入して来た
ことに関しては、私も含め、懸念を示す者が少なくなかったように思うが。ただ、(2)
にも書いたように、自民党内で大臣・幹部クラスの実績を務めた議員がいた方が、政権
交代をした時もきちんとその役割を果たせるであろうという安心感を抱かせることに
繋がるのではないかという思いもあった。

 そして、ここで彼らの目指すべき方向性は決まっていたように思う。
 資本・自由・民主主義を基調とし、政権担当能力もあるが(ここが社共と異なる)、
自民党よりクリーンで市民生活や平和主義、社会政策を重視する政党として、政権交代
を目指して行くということである。
 このような立場をとることによって、かつての自民党支持者に中で市民生活や平和
社会政策に懸念を示す人たちや、社共支持者でもっと現実的な政策や政権交代を望む
人たちから支持を得ることができると思われるからである。
 
 実際、この方針や政策は受け入れられつつあった。(4)でも書いたように、民主党
は徐々に議席を伸ばし、人気が大きかった小泉自民党を相手に、03年の衆院選では
177議席と大幅に議席数を増やし、04年の参院選では自民党を上回る議席を得たの
であった。このまま行けば、近い将来、民主党が(場合によっては他党と連立する形を
とってでも)政権与党を担える日も近いかも知れない・・・そう思っていたところに、
05年の衆院選の大敗がまるで津波のように押し寄せたのである。

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# by mew-run7 | 2005-12-24 03:10 | 民主党、民進党に関して | Trackback(1) | Comments(8)

前原氏は民主党をブッ壊す気なのか?  ~このままでは、民主党はアブナイ(4)~

「破壊から創造のため、民主党を闘う集団に変える!」

 これが、本人のHPにある「前原誠司の基本姿勢」のページの最後に大きく掲げられ
ていたスローガンである。(http://www.maehara21.com/kihon.html)
 そのために「解党的出直しを行うことが不可欠」と考え、「党内の政策グループは
否定しないが、内向き党内融和を優先する政治手法は徹底的にこれを排除する」「こう
した改革のため、党内意思決定手続きも全面的に見直すこととする」と記している。

 私なりに解釈すると、こういうことになる。
「これまで社会系やベテラン議員に気を遣って、思うように言いたいことを言えず、
政策も決められなかった。だが選挙で大敗し、保守系若手議員の代表である自分が
党首に選ばれたからには、党内融和のために彼らには配慮することなく、トップダウン
方式でどんどん政策を決め、自民党と闘える体制を持った新しい民主党を創りたい。
(そして新しい民主党を創るためには、党内の抵抗勢力となっている一部の議員が
やめたり、バックについている労組との関係が悪化したりして、一時的に党が壊れて
も致し方ない。)」

 以前にも書いたが、彼は先の総選挙での敗因を「改革論争で負けたから」だと
思っているようなのだ。自分たちは党内でも行財政改革を強く推し進めることを考え、
郵政事業に関することも含め色々と具体策を提唱していたのだが、社会系議員や労組
への配慮もあって、党のメインの政策にすることができなかった。その間に小泉首相
にそれらの提言を「パクられて」(by鳩山氏)しまい、総選挙では自民党の方が「改革
推進政党」であり、民主党は抵抗勢力というようなイメージを作られたのが、かなり
悔しかったようなのである。(しかも、その後も小泉政権はかつて民主党が提唱して
いた議員年金廃止や地方分権政策などをどんどん実行に移そうとしている。)

 小泉首相は、自民党を壊す覚悟で抵抗勢力と闘い、勝利をおさめ、トップダウン
方式でどんどん改革や諸政策を進めている。民主党もそうしなければ、スピードでも
政策でも負けてしまう。前原氏&仲間たちにはその焦りが生じているように思う。
<300人近いイエスマンに囲まれた小泉氏と96対94票で代表になった前原氏
とは党内での立場が全く違うことに気付くべきなのだが。>
 また後述するように、党が大きくなるにつれて、当初の体制とは大きく変わって
来てしまったのも、彼らには望ましくないことで、おそらくは強い閉塞感を覚えた
ものと思われる。
 それゆえ、今回前原氏が代表になったことを契機に、その閉塞感を打ち破り、少し
強引にでも党内改革を進めたいという意向を持ったのではないかと思う。前原氏の
任期は来年秋までなので、何とか早く党内改革を進めたい。
 そしておそらく、彼らも党を割る覚悟をもって大きな賭け&勝負に出たのだろう。
どうせならこの際、党の政策として、集団的自衛権を認める方向に持って行こうと。
<もし多数決でそれが決まれば、社会系議員の中には去って行くものもいて党内が
スッキリする。負けた場合は、いずれ自分たちが党を去ることも考えているのだろう。
実際には、鳩山、小沢氏がつく方が民主党に残ることになるのだろうが。>

 だが、もし前原氏が本当に政権交代可能な政党を作りたいと考えているのであれば
彼らは大きな過ちを犯しているように思われる。<「自分たちがやりたいように党運営
ができればそれでいいのだ、というなら話は別だが。>
 まず、前回の総選挙は、政策で負けたのではない。現に同じような政策で、小泉自民
党を相手に03年の衆院選では飛躍的に議席数を伸ばし、04年の参院選では自民党を
上回る議席をとっている。そして今回も投票率が上がったこともあるが、小選挙区では
過去最高の票数を得ているのである。では、何故負けたのかと言えば、後述するように
選挙戦略で負けたのである。
<小泉自民党は以前から郵政民営化が国民に理解&支持を得られる方法を研究していた。
(例のB層をターゲットにし、「郵政民営化賛成か?反対か?」という手法を用いたの
もその研究の結果である。)しかも小泉首相はそれを捨て身の覚悟で行なった。だが
民主党には油断があったし、小泉首相に対抗するアピール法も十分ではなかった。>
 そんなことは賢い民主党議員、スタッフにはわかっていることだと思うのであるが、
大敗のせいで頭が働かなくなってしまったのかも知れない。折角、議席数を着実に増や
し、政権交代も現実的な目標になりつつあったのに、ここで政策転換をしてはまさに
全てはブチ壊しである。

 次に、もし本当に政権交代をできる党にしたいなら、浮動票に頼るのではなく、
もっときちんとした支持基盤を築かなければならない。しかも、自民党が強調し得ない
ような内容を持った民主党の基本精神、政策に賛同をしてくれる人たちの支持を得な
ければ、固定した支持基盤が作れない。
 他国の二大政党政の例を見ても、両者が同じくらいの強い固定支持基盤を持っている
ことが政権交代の大前提になっている。(この時点でほぼ対等でなくてはいけない。)
そこに国や与党の政治運営の状況、その時々の政策、候補者によって支持政党を変える
人や浮動票の動きが加わる形で、政権交代が行なわれるのである。しかし、民主党には
まだ自民党の半分も固定支持基盤がない。自民党との明確な差異をもった形での基本
方針を打ち出し、少しでも固定支持基盤を増やすことの方が先決なのである。
 鳩山氏の言うように、同じベクトル(方向性)で競い戦っては、仮に一時的に勝つ
ことがあってもそれは続かないし、おそらくは本家に勝つ可能性は極めて乏しいので
ある。

それでも前原氏が今回のような行動に出るのは、ただ民主党を壊すだけの意図しかない
のだと思われても仕方があるまい。

                       <つづく>THANKS
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# by mew-run7 | 2005-12-22 16:52 | 民主党、民進党に関して | Trackback(7) | Comments(2)

前原氏は民主党をブッ壊す気なのか?  ~このままでは、民主党はアブナイ(3)~

私が何とか最後のチャンスをと考え、民主党の再生について考えている時に、前原
代表がまた余計な発言をしてくれたらしい。^^;
 ここは2の続きをアップする前に、前原氏&その仲間たちについて書いておきたい
と思う。

「民主党の前原誠司代表は18日午後、京都府精華町で記者会見し、集団的自衛権の
行使に関連し「(民主党は)結論を出せない繰り返しを今までやってきたわけで、
決める時には民主主義だからそういった(多数決の)考え方も取らざるを得ないのでは
ないか」と述べ、党内意見の集約を図るため多数決での決定も辞さない考えを表明した。
 前原氏は来春、外交安全保障ビジョンの草案を発表する予定だが、集団的自衛権行使
の容認を盛り込み、党の政策としてまとめたい考えだ。<共同通信>」

 前にもチラッと書いたことがあるが、本音を言えば、私は以前から民主党はもう割れた方
がいいのではないかと考えていた。<前原氏が代表に選ばれてから、その気持ちは
ますます強まっていたりする。>もう、いつ「民主党は割れるべきだ」と書こうかと、
そのタイミングを見計らっていたほどである。
 また実のところ、もしこのまま行っても、私は何年後かいざ憲法改正の発議をする
という段階になった時には、自民党でも民主党でも、特に9条改正を争点として賛成、
反対者が出て、ガラガラポンの政界再編成が起きるのではないかと考える部分もある。
 その意味では「何でも好きにすれば~」と思う面もあるのだが・・・だが、自民党
がマジに憲法改正に向けて取り組み始め、さらに小泉首相が「大連立構想」発言など
をするのを見て、「この策略に乗ってはいかん」と気持ちを踏みとどまらせて、この
テーマを書き始めたのである。何故なら、今、民主党がもめて大分裂などすれば、
小泉自民党の思うツボだと思うからである。

 コチラにも書いたように、小泉首相&自民党の憲法改正推進派は、何とか民主党の安保
政策積極派(前原氏&その仲間たち)を仲間に引き入れたいのだ。そうでないと集団
的自衛権を認める形で9条を改正できないからである。もう米国側とは、憲法改正を
して集団的自衛権がOKになった後のプランまで考えられているのである。これは
何とか少しでも早く、9条込みで憲法改正を実現させなければならない。それは、小泉
氏が総裁選に出馬した時の公約でもある。
 だが、集団的自衛権については、自民党内にも慎重論を唱える人が少なくない。おそ
らく公明党も反対の立場をとるだろう。憲法改正の発議をするには、衆参各々で2/3
の賛成が必要なので、どう見ても人数が足りないのである。
<衆院で30~40名、参院で40~50人足りない。ちなみに民主党の代表選で
前原氏に票を投じた議員は96人いた。>

 それゆえ自民党にとっては、前原氏が民主党の代表になったのは願ってもかなった
りだった。自民党側から見れば、どんな形でもいい。もし前原代表が強烈なリーダー
シップを発揮して民主党全体を9条改正賛成に導いてくれるならそれでもいい。
(社会系の反対派議員が党を出て行く形になった方が望ましい。)民主党がここでもめて
前原氏&彼を支える野田氏が仲間たちを引き連れて、党を割って出ることになっても
OKだ。彼らが望めば自民党に受け入れて、功労賞でポストの一つを与える心づもり
すらあるかも知れない。自分たちで政党を作って、自民党と連立を組むか、協力関係
になるという形でも構わないであろう。(その際は多少の援助もするかも知れない。)
 裏でどのような話が出ているかはわからないが、小泉首相が公の場で前原氏に関して
チラチラと話を出したり、しつこく大連立構想発言を重ねるのも、上述のようなパター
ンを望んでのことだと思われる。

 そして問題は、前原氏の対応である。
 彼が個人的に安保政策に積極的で、集団的自衛権を認めるべきと考えていることは
以前からわかっている。<彼の仲間たちにも、その考えを持つ人が多い。>しかし、
民主党自体はHPの基本政策にも記されているように「専守防衛に徹し、集団的自衛権を
行使しないこと。海外における武力行使を行わないこと」を防衛政策の原則としており、
国際貢献に関しても、自衛隊ではなく別途の待機部隊を用意するということが横路氏&
小沢氏との間で合意されている。(http://www.kenpou.com/insider191.htm)
 しかし、前原代表は党大会でこそこの問題には触れなかったものの、外部では党の
代表の立場を超えて、いきなり個人的に好き勝手&過激な発言を始めたのだ。それでも
先日までは「あくまでも個人的意見」だとか「党の政策の範囲内で」とか言っていたの
だが、ついに上述の発言をするに至ったのである。もちろん、党内外から批判が出ること
は承知の上での発言であろう。
 私には一つだけ見えて来るものがある。おそらく彼は小泉氏が自民党に対してしたのと
同様、「民主党をぶっ壊す」気でいるのだ。自分が民主党のTOPを続けるにせよ、党を
出ることになるにせよ、抵抗勢力を潰しにかかりたいのである。

                           <つづく>
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# by mew-run7 | 2005-12-21 04:35 | 民主党、民進党に関して | Trackback(13) | Comments(6)