「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


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靖国訴訟で違憲判断・・・これは憲法&国、国民のあり方の問題だ


いわゆる靖国訴訟において、30日、大阪高裁が、小泉首相の靖国参拝について、
「憲法の政教分離規定に違反する宗教的活動に当たる」として違憲の判断を示した。

 小泉首相は同日の国会答弁の中で、「私は戦没者に対する哀悼の誠をささげるということ
と、二度とあのような戦争を起こしてはならないという気持ちで参拝している。それが憲法
違反であるというのはどういうことか」「理解に苦しむ」と述べていた。また首相も官房
長官も「裁判自体は勝訴だった」と発言していたようだ。

 小泉首相の参拝行為に対する気持ちと、行為の違憲性の問題は別である。しかも、靖国
神社は戦没者全員を祀っている神社ではないことにも留意すべきだ。
 また勝訴したことと、参拝行為の違憲性の問題も別のことである。今回、原告が損害賠償
請求を認められず控訴棄却になったのは、原告たちが信教の自由という人権に対する法的
利益は侵害されていない(首相の参拝によって、原告が靖国神社への信仰を奨励、強制され
たりしたわけではない)という判断に基づくものであって、それは参拝行為の違憲性の判断
とは別の段階で判断されるものなのである。
 これまでの訴訟の中には憲法判断をしなかった判決もあったが、今回はあえて憲法判断
に踏み込み、違憲な行為であると示したことを真摯に受け止める必要があると考える。

 先日、自民党の山崎氏が「首相は年内に参拝する予定がある」とTVで発言したらしい。
もちろん、この件は判決でも学説でも世論でも、まだ見解が大きく分かれている段階では
ある。しかし、野党だけでなく、連立与党を組む公明党も参拝の自粛を求めているし、同じ
自民党の議員やOBの中にも慎重論を唱える者がいる。国民の半数ほども参拝に疑問を抱い
ているようだ。
 小泉首相は今回の判決や周囲の意見なども熟慮した上で、参拝をするかどうか「適切に
判断」して欲しい。
  
  ・・・・・・・・・・・・・・

 靖国神社参拝の問題に関して、近時は、中国、韓国などの近隣諸国の反対や感情への配慮
をメインにして語られることが多い。外交問題に関連づけて扱う人もいる。
 だが、私は以前から、これは基本的には日本の固有の問題であると、日本の憲法に反する
か否か、また主権者たる国民がどうとらえるかの問題であると考えていた。
 近隣諸国の問題は、副次的ななものであるととらえている。

 そして私自身は、首相の靖国神社参拝には反対の立場である。
(できれば、閣僚や国会議員も行かない方がよいと考えているが、今回は首相にしぼって
書いてみたい。)

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# by mew-run7 | 2005-10-01 04:57 | 靖国参拝に関して | Trackback(16) | Comments(17)

所信表明 「郵政職員<自衛隊員」の発想がアブナイ!?

Excite エキサイト : 政治ニュース

今日は、少しやわらかめに・・・小泉首相の所信表明をきいた感想を書いてみたい。

いつもなら原稿から顔をあげて、自分の言葉も交えて熱っぽく語る小泉首相だが・・・
何だか今回は、ひたすら原稿を読んで淡々とした感じの演説だった。

でも、大したこともないとこで、いちいち約300名の大拍手が・・・。
何か不気味でもあり、しらけてしまうところもあった。

今日の所信表明で、一番ツッコミたくなったのは、この部分だった。


「郵政事業は、26万人の常勤の国家公務員を擁しています。国民の安全と安心を
つかさどる全国の警察官が25万人、陸・海・空すべての自衛官は24万人、そして霞が関
と全世界百数十か国の在外公館に勤務している外務省職員に至っては6千人にも及び
ません。今後も公務員が郵政事業を運営する必要があるのでしょうか。」

確かに郵政に携わる公務員の数は、やや多いのかも知れない。ムダが多いかも知れない
のは認めよう。
でも、公務員を減らせというが、治安悪化が進む中、警察官はもっと増やさなければいけない
のではないかと思う。
(ちなみに、確かに外務省の職員は6千人しかいないけど、在外公館では現地の人を
各所で何人~何十人って雇っているんですからね。)

ただ、ここで郵政公社の公務員の数と、陸、海、空軍の自衛官の数と比べてしまうのには
ビックリした。 
何、何? 自衛官に比べて、郵政の公務員は多すぎると。自衛官は24万人しかいないのに
って言いたいのかな?
(ちなみに私の知人は、昨日、初めて自衛官が24万人「も」いると知って、驚いたらしい。)

私から見れば、同じ二十数万人でも、郵政の公務員の方が(全員とは言えないけど)
よ~っぽど日々、国民の生活の役に立つために務めている「<憲法にいう>全体の奉仕者」
なのだ。しかも、彼らのお給料は税金から出しているわけでもない。自分達で稼いだお金
できちんと賄っているのだから。

けど、二十数万人いるという自衛官が、毎日どこで何をしているのか、私にはさ~っぱり
見えて来ない。日々、訓練や様々な備えをすることが仕事なのだろうが、少なくとも私の日々
の生活には何も役立ってくれることはない。
(災害の際は、その存在は有難いと思うが・・・)
しかも、彼らの活動には航空機やらミサイルやら高額の費用がかかるし、給与以外の経費
や維持費もバカにならない額を使っているのだ。

郵政公務員がムダだと言う前に、自衛官が二十数万人もいる方がムダかも知れないという
発想は全くできないのだろうか?
囲繞地に閉じこもり、ほとんど仕事をしていないイラク駐在で毎日1億の経費がかかっている方
が、ムダかも知れないと思ったりしないのだろうか?

「個別の具体論に入ると、既得権益の壁にぶつかり根強い反対に直面します。この総論賛成
各論反対の典型で、最も抵抗の大きい分野として長年誰も手をつけようとしなかったのが、郵政民営化であります。」

郵政民営化に反対している人は、全て既得権益に関わっていると思ってしまうのも短絡的だろう。
仮に民営化に賛成でも、総論賛成、各論反対の声が出るのも当たり前だ。
法律を作るのに、総論だけあればOKというわけには行かないのだから。実際の法律は
各論部分の一つ一つが大事になることがわからないのだろうか?

彼流に行ってしまえば、「あの憲法はもう古いんです。21世紀という新しい時代の憲法を
作らなくては、日本は国際的にも認められないし、前進できません。
国民の皆さんに問いたい。『憲法改正に賛成か、反対か?』・・・と言うようなものだ。

でも、同じ憲法改正賛成でも、色々な形や見解がある。
新しい人権を認めるような改正はいいけど、9条はいじって欲しくないという人もいる。
9条で「自衛軍」の存在を認めてもいいけど、「集団的自衛権」は容認できないという人もいる。
9条一つとっても、さらに細かい論議があるし、人権、統治、改正の分野でそれぞれに
色々な争点がある。実際は各論の方が、国や社会にとっても国民の生活にとっても大切な
部分になって来るのである。

国民の関心は、郵政民営化よりも、年金や税金、景気回復などにあるのを知ってか知らずか
それらの件に関しては、さらっと触れただけで終わってしまった。
具体策の提示は何一つなく、特に力を入れて取り組む気はないかのようだ。

小泉内閣の支持率は、50%を超えているらしい。
彼を支持する人たちは、果たして彼に何を期待しているのだろうか?
郵政民営化さえ実現すれば、そんなに多くの人が幸福になれるのだろうか?
少なくとも私には、郵政民営化によって、何も利益はないように思える。
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# by mew-run7 | 2005-09-27 05:53 | 政治・社会一般 | Trackback(2) | Comments(21)

憲法改正・国民投票法案のメディア、運動規制はアブナイ!

Excite エキサイト : 政治ニュース

   昨日、自民党主体で衆院に憲法調査委員会を作ったこと&国民投票法案を成立させ
 ようとしていることを書いたが・・・。

  その国民投票法案の中に、メディアの報道や国民投票に関わる運動を規制する罰則
規定が設けられていることが問題になっている。

  憲法改正を行なうには、国会の各議院の総議員の2/3以上の賛成+国民投票で
過半数の賛成が必要(憲96条)なわけだが、実はこれを具体化する法律がまだ存在して
いなかったのだ。
  そこで、来るべき憲法改正に備えて、国民投票に関する法律をこの特別国会で成立
させようとしているのである。
  ざっと法案を見てみたが、国民投票をできる者の要件や諸規定は、ほとんど国会議員
の選挙の時と同じで、公職選挙法の規定をそのまま使っている感じになっている。

  まだ議論が固まっていないものとして「条文一つ一つ毎の改正に賛成するか否かを
投票するのか、それとも改正憲法全体を一括で賛成するか否か投票するのか」という
問題が残っているのだが、それは別途に法律で決めることにしたらしい。
<とりあえず、1日も早く国民投票の法律を作ってしまえ、ということなのだろう。> 
 
  ただ、問題は後半の罰則規定の中に、メディアへの規制が含まれていることだ。
  「国民投票に関する新聞、雑誌、テレビ・ラジオ報道や通信などについて
 1・投票の予想結果の公表の禁止
 2・虚偽を記載し、事実をゆがめるなど公正を害する報道の禁止
 3・メディア関係者らがその地位を利用して投票結果に影響を及ぼす目的で報道すること
 の禁止――などを列挙されていて、違反すると、いずれも2年以下の禁固または30万円
 以下の罰金が科される」ことになっている。
  また国民投票に関する運動も規制する条項もある。

  与党側は、「同様の規定は公職選挙法にもある。投票の公正さを担保するためのもの
 だ」 「3の不正利用は、私的な立場から地位を不当に利用した場合に限定される」など
 と説明しているようだが。ざっと法案を読んでみたところ、解釈次第でいくらでもメディア
 の報道を規制をできる余地があるような条文で、弁護士会や報道機関、諸団体から反発
 が出ている。

  そもそも「虚偽」や「事実をゆがめ」などは、一体誰が判断するのか? もし改憲論者に
 とって不利な報道がなされ(もしかしたら事実かも知れないのに)本人が「そんな事実は
 ない」 と主張した場合はどうなるのか? その度に検察庁に事情聴取されたり、下手に
 身体拘束や起訴などをされたなら、憲法改正に対する報道が萎縮してしまう場合がある。
  もし、ある雑誌の出版社や編集長が、憲法改正に反対するような記事を載せたとして、
 「投票結果に影響を及ぼす報道だ」と判断されれた場合も同様である。

  通信にネットも含まれるとすれば、憲法改正に反対したり、問題点を指摘するようなHP
 やブログも規制されてしまうかも知れない。(本当は賛成でもアウトのはずなんだけど?!)

  表現の自由の重要性についても、またいつかゆっくり書きたいと思っているが。
  表現の自由、その中に含まれる報道の自由は、民主主義の基盤となるもので、基本的
人権の中でも、最も重要なものである。仮に憲法改正をするとしても、国民が十分な知識や
考え方を提供するような情報が得られない状態で国民投票を行なうことは、民主主義&基本
的人権を尊重する国家として許されないのではないだろうか?

  民主党は国民投票の法律を作ることには賛成のようだが、メディア規制には反対をして
いるという。<民主党・・・せめて、ここぐらいは頑張れ~。>
 与党側としても、最初からあまり強引な手法をとるのは国民にもいい印象を与えないこと&
将来の改正発議の投票で民主党の協力も得たいことから、できるだけ民主党と意見調整して
共同案にしたい意向はあるようだ。しかし、この特別国会は会期が短いだけに、どうしても今
国会で成立させたいと思えば、そのまま議決に持ち込む可能性もおおいにあるだろう。

  少し前にこのメディア&運動規制の話をしたら、私の周囲の人は、誰もそんな案が出て
いることを知らなかった。マスコミも何故だかこのことをあまり取り上げていないように思える。
国民は、ここから先、もっとウォッチして声をあげていかないと、知らないうちにとんでもない
方向に持って行かれてしまって、本当にアブナイぞ~と思う今日このごろである。
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# by mew-run7 | 2005-09-24 07:03 | 憲法&憲法改正 | Trackback(12) | Comments(19)

党内民主主義が崩壊して、日本の自由民主主義もアブナイ!

Excite エキサイト : 政治ニュース

郵政民営化法案の総務会は10分で終了。全員、法案に賛成だそうだ。  

  恐ろしや、小泉首相の自民党独裁支配・・・。
  もう彼に何か言える人は、ほとんどいなくなってしまい、自由な討論や意見表明も
 できず・・・どこが「自由民主」党なのか、わからない感じになって来た。

  私は自民党のいいところは、色々な立場や考え方をする議員がいて、党内で色々
 な意見が出され、それをうまく集約、調整して行くところにあると思っていた。
  もちろん派閥の論理あり、自分のバックにいる特定の団体や地域の利益優先あり
 で問題も多々あれど、それぞれの立場や利益が相反すればするほど、一方に偏った
 行き過ぎを防げる部分もある。
  自民党が長い間、与党として支持されているのも、こういう面が大きいのではないか
 と思う部分もあった。

  実際、自民党議員は、よく「党内民主主義」という言葉を使うことがあった。
  内閣提出の法案にせよ、いわゆる議員立法にせよ、まずは自民党内の部会や総務
 会で承認されないことには、国会に提出できない。その議論の過程で、いいと思う法案
 が潰されたり、変容してしまうこともあったが、細かい部分まできちんと検討され、問題
 点があれば指摘され、いい形で修正されることもあったのではないかと思う。
  自民党議員の中には、それを党の誇りにしている人も少なくなかった。
  
  しかし、今回の郵政民営化「法案」に関しては、様相が全く違った。
  つい数ヶ月前・・・自民党内では、郵政民営化「法案」を承認するか否かで紛糾して
 いた。繰り返して言うが、郵政民営化に賛成か反対かと、内閣提出の郵政民営化
 「法案」に賛成か反対かというのは話が違う。
  仮に郵政民営化自体は望ましいことだとしても、その民営化のやり方は色々ある。
 しかも、この法案は国家の組織や財政に大きく関わるものだし、全ての国民の生活
 や社会、経済にも影響があるものだけに、細かい点まで慎重に検討して、きちんと
 決めておかなければならないものなのだ。

  だが、内閣提出の法案は問題点や穴(必要な事項が抜けてる)が多いザル法だと
 言われている。だから郵政民営化自体に賛成の議員でも、「もう少し慎重に議論して
 変更や補足すべき点は修正してから国会に出した方がいい」と提言していたのだ。
  郵政公社の総裁でさえ、このスケジュールでは間に合わないと、国会で答弁して
 いる。だが小泉首相としては、どうしても自分の任期があるうちに法案を成立させ、
 公布したい。
  小泉首相は「修正はしない」と断言。強引に総務会で承認をとりつけ、国会に法案
 を提出した。それがあの造反劇から、解散、総選挙の動きに繋がったのだった。
 (法案成立が遅れたことから、小泉首相も止むを得ず、期日の修正には応じること
になったらしい。)

 <<ある幹部の発言に、私はア然とさせられたものだ。
 「とりあえず、ここは国会で法案を通過させておいて、問題があるなら、あとから修正
 すればいいだろう。ともかく今回は、自民党議員は賛成に回って欲しい。」
  
  あのね~。これは「法律」なんだよ、「法律」。
  法律っていうのは、条文一つ一つによって、人や組織のあり方や色々な権利(財産
 なども)が左右されちゃうものだから、すごく慎重に作らなくちゃいけないものなのに。
 「大体のことを決めておけばいい」「問題があったら、あとから修正すればいい」とか
 そういう類(たぐい)のものじゃないでしょ~に。
  唯一の立法機関・・・法律を作るのが仕事の国会の議員がこんなことを堂々とカメラ
 の前で言うのだから、日本の国会議員のレベルがわかってしまうというものだ。>>

  実際には、自民党内でも法案に全面的に賛成している人は、半分いるかいないか
 だと言われていた。(そもそもきちんと法案を読んで、まともに内容を検討した議員がどれ
 くらいいたか知らないが。読んでしまった人ほど、問題点に気付くことになったのかも。)
  しかし、党議拘束に反して反対票を投じた者は処分するとの脅しに、多くの議員は
 賛成に回った。それでも、強固に反対した者も出て、衆院はギリギリ可決したものの、
 参院では否決されたら、衆院を解散という横暴な行為に出た。
 (会社である部署の何人かが社長の提案に反対意見を言ったら、別の部署を全員
 クビにしちゃったようなものだ。しかもこの解散は違憲の疑いもある行為である。)
  さらに、反対者は選挙で公認せず、刺客を送る荒業にも出た。
  欠席等した造反者は、賛成するという念書を書かされて、やっと公認を得た。

  果たして、小泉首相は大勝負に勝ち、自民党は300近い議席を手に入れた。
  まあ、国民がそういう結果をもたらしてしまったのだから、仕方あるまいが・・・。

  このような経緯を目の当たりにしては、党内の議員たちも小泉首相の意に沿わない
 ことは、なかなか言いにくくなっているであろう。しかも、今回は新たに選ばれた83人
 の小泉チルドレンと呼ばれる議員たちは、ほとんど首相の言いなりになりそうな感じ
 さえする。かなりキャリアや見識のあるような人たちまで「小泉さんが、そうおっしゃる
 なら」と発言する姿を見ると、呆然とさせられるところがある。
  もう党内は、ほとんど小泉首相のイエスマンしかいないのだ。少なくとも彼の任期中
 は「殿の御意に逆らわぬように」上手く立ち回って行こうと思っている人たちが多いに
 違いない。<加藤紘一氏、頑張れ~~~。>

  さらに、いわゆる造反議員たちも、殿にすり寄り始めている。
  小泉首相は、前の参院で反対票を投じた者も、次の参院で賛成に回れば、処分は 
 しないという方針を打ち出した。ムチでさんざん脅したあとは、アメである。
  一応、衆院選の結果を見て「賛成するのが民意に応えることになる」というもっとも
 らしい理由をつけて、参院の反対議員はおそらく全て賛成に回ることになりそうだ。
  また衆院で造反して無所属として当選した者にも、ちらちらアメを見せ始めている。
 つい一週間前まで、除名だ離党勧告だと脅しておいて、「衆院での投票によっては、
 処分の仕方を考えてもいい」と言い始めた。
  無所属議員たちは、もともと自民党をやめたくはなかったし、バックについてくれ
 ている県連や後援者たちも、彼らに何とか自民党に戻って欲しいという意向がある。
 (そうでないと、次の選挙はもう応援できないと言われた人もいるようだ。また、県連
 の中で、彼らを応援した人にも処分が及ぶのを怖れている向きもある。)
  復党を目指す者は早速、首班指名で「小泉」の名を記し、投票した。
  野田聖子議員などは本当に悩み苦しんでいるようだが、後援者からの要望も強い
 だけに、次の議決では賛成に回る議員も出て来そうな感じである。

  これがドラマだったら面白い話なのだが、自分たちの生活がかかっている現実の
 国政の光景なのだからたまらない。

  党内はイエスマンばかり。衆院では絶対多数の議席数。重要な委員会も全て牛耳
 っており、その気になれば、望む法案は全て通すことができる。
  さらには、ほとんど政策が異ならない者が民主党の代表、執行部になった。前原氏
 が挨拶に行った時に、小泉首相は「あまり自民党との違いは出さなくていい」と言って
 いたのが、耳に残った。野党まで、自分の味方につけて行こうとしている。

  小泉首相は、総裁選の際の公約で、郵政民営化の次に、憲法改正の道筋を作る
 ことに意欲を示していた。この11月には、首相として迎える結党50周年の席で、
 自民党の憲法改正草案を公表することになっている。
  今週、早速、「憲法調査委員会」を設置された。また憲法改正のための国民投票
 法案も特別国会に提出する予定があるという。
  その他の政策や法案も含めて、果たして彼はどこまで「この世の春」を謳歌し、
 やりたいようにやって行くのか・・・。たかが1年、されど1年。国民が十分にウォッチ
 して行く目を持たないと、日本の自由民主主義はボロボロなって行ってしまうかも知れ
 ない。    THANKS
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# by mew-run7 | 2005-09-23 09:29 | 民主主義、選挙 | Trackback(2) | Comments(4)

思慮深い重鎮が少なくなると、国政がアブナイ!

Excite エキサイト : 社会ニュース


 後藤田正晴氏が亡くなった。91歳だったそうである。

  元・警察庁長官で、よど号ハイジャック事件や連合赤軍のあさま山荘立てこもり事件
 などを処理したという。
  正解入りしてからは、「懐刀」「カミソリ」などと呼ばれ、何かコワイ人のイメージがあった
 が・・・。確かにはっきりと物を言い、鋭い指摘をする点では「カミソリ」だったのかも知れ
 ない。いつも毅然としていて、相手が総理であろうと誰であろうと、きちんと言うべき点は
 言うという姿勢を通した人だったように思う。だが周囲の人は「何でも話ができる、やさ
 しい人だった」と言う。
  
  そして、特筆すべきは、自民党の中核にあって、非戦、平和主義を貫いていた人だった
 というkとだろう。自分自身、戦争体験があり、 「戦争によって、無為に加害者も被害者も
 作りたくない」という内容の話をしていたのをきいたことがある。
  記事にもあるように、87年に中曽根首相がペルシャ湾に掃海艇を派遣しようとした時に
 「戦争をする覚悟はあるのか」と迫り、やめさせたのは有名な話である。
 
  政界にいる時も、引退後も、機会あるごとに憲法9条の安易な改正や靖国参拝にも反対
 していた。特に自衛隊が海外で武力行使をすることを、強く反対していた。
  今日、TVのニュースで、同じく自民党内でハト派の中心であった、宮沢元総理や野中氏
 が本当にガッカリした表情でインタビューに答えていたのが印象的だった。

  自民党には困った重鎮もいるが(笑)、こうして必要な時には苦言を呈する重鎮も少なく
 なかった。戦争を実際に体験したり、様々な経験を積み、憲法や国際関係を勉強し、真剣に
 日本の行く末を考えて来た人たちが、どんどんいなくなって行くことに危機感を覚える。
  あの軍隊が大好きで憲法改正には熱心な中曽根首相でさえ、9条を改正する場合の条文
 の内容や靖国参拝に関して、慎重に考えなければならないと提言しているのだ。
  後藤田氏もかつて「知恵袋」と呼ばれたことがあるが、重鎮の意見にも耳を傾け、取り入れ
 るべき点があれば取り入れた方が、日本の国益や国民の利益にも資することがあるのでは
 ないかと思うことがある。

  自民党を含め、政界はどんどん若返りがはかられているが、政治に関しては、若ければ
 それでいいというものでもないと思う。若い人は斬新なアイデアや行動力はあるが、小泉首相
 のように既に60代になった政治家でさえ、視野が狭いと感じることがある。
  確かに私自身も、日ごろの生活では高齢者の小言をうざったく感じることが少なくない。
  しかし、政治は老若男女を合わせた国民全体のことを考えて行かなければならないものだ。
 まだ十分活動できる人でも年齢が高いというだけで切り捨てて行ったり、その意見に耳を貸さ
 なかったりして、若い世代だけでイケイケ・モードの政治を行なおうとすれば、日本はますます
 とんでもない方向に行ってしまうのではないかと、ついつい危惧してしまう今日この頃である。
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# by mew-run7 | 2005-09-21 19:03 | 政治・社会一般 | Trackback | Comments(5)

民主党がアブナイ?!<前原民主党はどこへ行く?>

Excite エキサイト : 政治ニュース

民主党の新代表が前原誠司に決まった。
 前原誠司96票、菅直人94票(無効票2票)と、まさに党を2分
するような接戦であった。

 率直な感想を言えば「これでますます民主党がわかりにくい政党に
なってしまうのではないか?」という大きな懸念を抱いている。
(そして、この件はまた次回に書きたいと思うが、いざという時は、
民主党は二つに分かれた方がいいのではないかとも思う。)

 私は、とりあえずこの1年は菅が代表になった方がいいと考えて
いた。確かに菅だと新鮮味はないが、小泉自民党との対立軸は明確に
なりやすいからだ。
 
 今回の総選挙の政党別の得票数を見たところ、実は民主党はそれほど
自民党に負けていない。比例区で自民党の8割強、大敗した小選挙区で
さえ得票の合計を出すと自民党の7割5分はとっていた。それにもかか
わらず、議席数が296対112と3倍もの差になってしまったのが、
小選挙区制のコワイところなのだが・・・。いくつかの選挙結果の分析
を見たところ、民主党の支持者や、政治に関心のある無党派層の支持が
激減したというわけではないようだ。
(今まで政治に無関心であまり選挙にも参加していなかった無党派層の
票が、小泉自民党に集まってしまったと言えるのかも知れない。)

 これらを見る限り、岡田民主党の政策や方向性はそう間違っていな
かったのではないかと思われる面がある。
 ただ、マスコミでも私の周囲でも言われているように、一般国民に
とって「民主党の考え方はわかりにくい」というイメージが持たれた
のは確かだろう。また、表現の仕方は悪いが、菅が言うように「ケンカ
のやり方が違っていた」という要因もあるかも知れない。

 その点、菅が代表になれば、国会質問や党首討論を通じて、小泉首相
&自民党の問題点を強く主張し、十分にやり合うことができる。
(あまり政治に関心のない人も小泉VS菅の党首討論は楽しみにして
いた人も多いらしいので、民主党の存在がアピールしやすい。)
 政策的にも対立点がわかりやすい。菅は代表選の前に、小泉首相の
構造改革路線を「強者の自由主義」と批判し、「弱い立場の人の不幸を
最小化する社会を目指し、対立軸を提示したい」と語っていたという。
 選挙結果を見て、ますます年金や税金、福祉、防衛、外交の点に不安
を抱く者や、一気に憲法改正ムードが進むのではと懸念する者が増えて
いるようだが、 前回も書いたように、もし民主党が二大政党制の一翼
を担いたいと考えるのであれば、これらの国民の受け皿になるような
政党でなければならないと考えていた。

 しかし、前原が代表になった場合、一般市民には自民党との対立軸
が見えにくくなってしまうだろう。
 マスコミ等でも指摘されているように、彼の考え方や政策はかなり
自民党に近いものがある。(また自民党議員との交流も多いようだ。)

 最も問題になるのは、憲法改正に対する姿勢だ。彼は代表に決まった
あとの記者会見で、早速「9条2項は削除し、自衛権を明記する」など
の持論を語ったという。しかも、彼は集団的自衛権を認める立場だ。
そして、党内議論をスピードアップし、自民党などとも議論して改正案
の作成を進めて行きたいという考えを述べたという。

 また、彼は「しがらみとの決別」を強調し、 肥大化した行政機構や
天下りなど既得権益に切り込んで「小さな政府というよりは、効率のいい
政府」を目指すと。その一方で「本当に必要な所にはお金を回していく。
セーフティーネットをしっかり張っていく」と述べ、自民党との差異化
を図る姿勢を示したという。

 この辺りもビミョ~なところだ。とりあえず、後半の発言で若干の配慮
を示しているものの、彼が効率性の方を重視していることは明らかだ。
 私は以前から彼の発言を見聞する度に「何故、この人は自民党ではなく、
民主党にいるのだろう?」と不思議に思ったことがあるのだが・・・。
どうも彼は政策的には自民党に近いものの、自民党の派閥や官僚主導、
一部団体等との癒着や利益誘導型の政治体質を好ましく思っていないよう
であることがわかった。

 そして彼は、民主党のバックに労組がついていることや、後援者も含め
旧・社会系の団体等が少なからず存在することも、好ましく思っていない。
それが「しがらみとの決別」の意味するところであろう。

 彼は先日、選挙の敗因をきかれて「民主党が郵政民営化の対案を出せな
かったことだ」と答えていた。
 民主党の中には「郵政民営化自体に反対OR慎重な考え」の議員と、
「郵政民営化自体には賛成だが、小泉内閣の法案の内容には反対」の議員
がいた。後者の議員たちは、党全体としても郵政民営化には賛成である
ことを表明し、その上で自民党の法案の問題点を指摘して、対案を出した
いと考えていたのだ。だが、党には労組がバックについていたため、幹部
が郵政民営化賛成論や、対案の提出に消極的になってしまったと批難して
いた部分がある。

 しかも小泉自民党に「これは郵政民営化に賛成か反対の選挙です」と
やられてしまい、労組や対案のことも突っ込まれ、彼らは悔しい思いをし
イラ立ったに違いない。もし民主党が、民営化に賛成だと表明し、対案を
出していたなら、小泉にあのようなパフォーマンスをするチャンスを与え
ることもなかったのだ。自分達は本当は民営化に賛成で、もっと改革を
進めたいと考えているのに、あたかも民営化&改革に反対だととらえられ
てしまったことも無念だったのかも知れない。

 確かに労組を含め一部の団体と癒着し、利益を誘導するのは好ましく
ないかも知れないし、今さら資産階級VS労働階級という図式もないよう
に思う。だが、一般の労働者(被雇用者と言ってもいい)の立場を考え、
その声に耳を傾ける政党も必要であるのも事実であろう。
 景気低迷を理由(口実)に、リストラや非正社員化、賃金カットが進ん
でいる今日、それも大きな課題になるはずである。

 おそらくマスコミや国民は、しばらくの間、前原民主党がどのような
方向に進むのか、遠巻きに見ていることになるのではないかと思う。
 しかし、私はもしかしたら、今こそ、民主党が割れた方が日本の将来の
ためにもいいのかも知れないと思い始めている。 <つづく> THANKS
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# by mew-run7 | 2005-09-18 03:17 | 民主党、民進党に関して | Trackback(1) | Comments(17)

民主党代表・前原じゃアブナイ???

Excite エキサイト : 主要ニュース

民主党の次期代表選に、前原誠司が中堅・若手グループの代表として立候補するらしい。

前原は、民主党『次の内閣』ネクスト防衛庁長官に就任している議員だ。
議員になってから安全保障関連の委員会やグループに参加することが多く、民主党内では
かなり右寄りの人物である。

私はもともと(今の)日本には二大政党制は向かないと考えているのだが・・・
仮にこれから二大政党制化が進み、自民党グループVS民主党グループに分かれて行くの
だとしたら、その対立軸の一つには、防衛問題重視VS平和重視という要素が必要であると
考えている。(小さな政府VS大きな政府も必要かも知れない。)

しかし、もし民主党の代表が前原になったら、ほとんど自民党の政策と変わりがなくなって
しまう。それでは防衛問題や憲法改正問題で、自民党の政策に反対する有権者の受け皿
にもなれない。
(今回の衆院選で社会党、共産党が現状維持をできたのも、その面での期待が大きい
ように思われる面がある。)
民主党には、もと社会系の党の出身者が少なからずいるのであるが、前原はやや左寄りの
議員の考え方を、非現実的だととらえて牽制すつような発言をすることもあるのだ。

さらに、自民党は今年、憲法改正案を発表することになっているが、党内には早くも
もし憲法改正を発議するなら、この4年内が勝負かも知れないという声があるらしい。
憲法改正の発議には、各議院の総議員の2/3の賛成が必要なのだが。
自民党は今回296もの議席をとっている。入党、復党者などが出れば、300名を越す
かも知れない。
自民党内も全員が憲法改正に賛成ではないと言われるが、1割脱落で270名は賛成する
かも知れない。公明党はまだビミョ~だが、民主党から50名が賛成に回れば衆院はOKになる。
参院に関しては、自民党は半数に達していないのだが、こちらも民主党が乗れば、2/3は
確保できるかも知れないのだ。

もし民主党の代表が右寄りの人間になり、民主党全体で右寄りの政策を進めたり、右寄りの
勢力が強くなって行くようなことがあれば、二大政党制という面でもマイナスであるし、
憲法改正もにわかに現実味をおびてしまい、日本は民主主義の面でも平和主義の面でも
危険な方向に進んでしまう可能性があるのではないだろうか?

民主党の中には「防衛問題に消極的では、非現実な政党に思われ、政権交代できるだけの
支持を集められない」という意見を持つ議員お多いときく。
しかし、他の政策を含め、自民党と変わりないような政策や意見を主張しているようでは、
対立政党としての意味をなさないように思う。
ましてや憲法改正問題が浮上した時の選挙で、国民はどちらを選択すればわからなくなるだろう。
(憲法改正の場合には、最終的には国民投票が行なわれるとはいえ、それまでのプロセス
において民意を反映すべき機会も必要であろう。)

今度の代表選挙は、民主党の今後の方向性や復活にとっても重要なものである。
私は民主党の支持者ではないが、できれば民主党員には目先のことだけではなく、将来の
党のあるべき姿、日本の政治の行方なども考えて、代表を決めて欲しいと願う次第である。
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# by mew-run7 | 2005-09-15 01:12 | 民主党、民進党に関して | Trackback | Comments(1)

(小泉勝利だと)議会制民主主義がアブナイ!

Excite エキサイト : 政治ニュース

  小泉自民党が単独過半数をとった場合、私が一番憂いているのは、
小泉首相が自分の主張や行為も国民に評価されたと勘違いして、さらに
非民主主義的な暴挙や好き勝手な言動をする危険性があることだ。
 
 そもそも彼は自分の長年の念願だった郵政民営化の実現のために、
ジャマな勢力を消したり押さえ込んだり、賛同者を集めて周囲を固め、
着々と準備を進めて来たわけだが・・・。いよいよ任期が残りあと1年
となって、このままでは実現が間に合わないと思ったのか、強引&強権
的な手段に出た。
 それは憲法の予定する民主主義の精神や議会制民主主義のルールを
破壊するような行為であったのだ。党を壊すのはまだしも、議会制
民主主義まで壊すようでは、一国の首相としてふさわしくあるまい。

 郵政民営化は国民全体の生活に関わることだし、社会、経済などに
与える影響も大きい政策である。今でも、国民の間でも賛否両論が
拮抗している難しい問題なのである。
 また仮に郵政民営化が望ましいとしても、それを実現するには
色々な形や方法があるし、細部まで十分に検討して決めないと、
あとから思わぬ問題やトラブルが生じることになりかねない。
「法律」を作るのだから、一条一条、文言一つに至るまで、そういい
加減に決めるわけにはいかないのだ。 

 しかも内閣提出の法案には問題点も多く(「ザル法」と評され)
もっと慎重な検討や修正を求める声が少なくなかった。   
 しかし、小泉首相は「法案の修正に応じる気はない」と宣言し、
自民党内での反対意見や問題点や修正案の議論を封じ込め、国会に
法案を提出した。
 そして法案賛成の党議拘束をかけ、自民党議員で法案に反対した者
は処分すると。また衆院で法案が否決された場合は、衆院を解散し、
反対者は自民党の公認を与えないと脅しをかけた。
(ある意味では「俺の提案に反対するやつは、任期の半分でも、解散
で議員をクビにしてやる。そして再度議員に選ばれにくくなるよう、
自民党は支援してやらないぞ」と脅したということである。)

 この脅しにビビった議員が何人も出たのも情けない話だが・・・
解散というのは、国政にとっても重大なこともあって、自分の意思に
そわず賛成票を投じた者もいた。それでも、衆院では37人が反対票
を投じ、わずか5票差のギリギリでの衆院可決となった。

 しかしその後、さらに参院での議決が控えている。反対者の処分を
臭わせつつ、説得工作も続いたが、効は奏さなかった。また参院で
否決された場合でも、衆院を解散するという話も出た。だが、実際の
ところ、それを真に受けた人は、そう多くはなかったかも知れない。
 今回の解散に関する問題点については、また後日書く機会を設けた
いが・・・そもそも、衆院で法案を否決されたから解散するという
話でさえ、法的、政治的、一般常識的に問題があると言われていたの
である。ましてや、衆院は可決しながら、参院で否決した場合にも
衆院を解散してしまうというのは、議会制民主主義を破壊するような
暴挙としか言いようがない。
 亀井氏が「いくら変人の小泉でも、参院の否決で衆院を解散する
ことはできないだろう」と発言したのも、そのためである。だが、
当時も幹部の一部はこのように脅迫的な発言をしていた。「あの人
は、何をするかわからない。もし法案に問題があるのなら、あとから
修正すればいいのだから、とりあえず法案に賛成しておいた方が
いい」と。
 
 果たして、参院では30人以上の造反者が出て、17票差という
与党から見れば多数で、法案は否決された。
 それを受けて、小泉首相は本当に衆院を解散しまったのである。

 本来、参院で否決された法案は、衆院で2/3の賛成で再可決され
なければ成立しない(両院協議会でも可)。しかし、どう見ても、
それは困難である。
 だが解散して賛成派を集め、再度法案を提出すれば、今度は過半数
で可決されることになる。(やり方としては、やや小ずるい方法にも
思える。)
 総選挙の費用を800億もかけて、あと2年も任期が残る衆院議員
たちのクビを一回切る形で、彼はもう一度、どうにか自分の法案を
通すために賭けに出た。
 
 またいずれかの機会に、この解散について、法的&政治的な問題点
について書いてみたいが。見方によっては憲法違反にも当たる行為であるし、少なくとも憲法の主旨にそわない行為で問題性が高いのは
明らかであった。

 マスコミも、国会審議&解散当時は、この小泉首相の一連の暴挙
の問題性について盛んに取り上げていたが、その直後からはいわゆる刺客騒動などに関心の対象が移ってしまい、いまや一部の人や新聞
などがチョコチョコと主張しているに過ぎなくなってしまった。
 国民の側も、「国民の意見をききたい」という耳障りのいい言葉
にまどわされてしまっている人が少なくないように思う。

 自公で過半数をとれば、とりあえず連立与党としては勝ったこと
になる。その場合、小泉首相は一度否決された法案を衆院に再提出
するつもりでいる。今回は賛成派が多数となるので、衆院はスムーズ
に通過するだろう。
 問題は、前回否定された参院である。ここでまた否決されれば、
小泉首相は賭けに敗れることになる。現段階では、次の参院の議決
でも20名以上が反対または欠席等をするつもりだと回答している
という。しかし、自公が勝てば「民意を無視するのか」とより強く
プレッシャーをかけながら説得工作をして来るだろう。それこそ小泉
自民党が単独過半数をとったら、尚更である。
 小泉首相は、先日TVで「前回で反対して処分の対象になっている
参院議員が、次の議決で賛成に回れば、処分を見送る考えがある」と
発言した。
 さらに、たまたま今日、参院で反対派のリーダー的な立場にある
鴻池祥肇元防災担当相が、もし自公が勝てば、民意を重視して、自分
は賛成に回るとの意向を示した。

 そしてその後、彼はこれも賛否両論の靖国神社参拝、憲法改正問題
などにも、積極的な姿勢を示すかも知れない。

                Thanks
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# by mew-run7 | 2005-09-09 16:37 | 民主主義、選挙 | Trackback(3) | Comments(7)

単独過半数はアブナイ!~よく考えて投票を~

Excite エキサイト : 政治ニュース

日曜日・・・何社かの衆院選の議席予測を見て、愕然とさせられた。
 小泉自民党が、単独過半数の議席をとる可能性もあるというのだ。
 どうも自公が優勢であるという話は出ていたので、与党が過半数を
とるかも知れないという覚悟はしていたのだが。まさか、自民党だけで
過半数をとる可能性があるとは・・・。
 
 これは、アブナイ!! (・o・)

 もしかしたら日本国民の多数が、小泉マジックによって、好ましから
ぬ方向に進もうとしているかも知れないのだ。それは、ある意味で、
民主主義の後退や一部の崩壊に繋がる危険性もあるからだ。 
 
 まさにイカンザキのCMではないが、「チョット待った~!」と
叫びたい気持ちになった。そして、急遽ブログを立ち上げることを
思いついた。
 投票日まで、あと数日しかない。しかも、果たしてこのブログを読む
人が何人いるかもわからない。でも、私なりにできるだけ、自分の考え
を書いてみたいと思った次第である。
 そして、まさに「投票日前の最後のお願いにまいりました」という
心境である。「どうかよ~く考えて、投票をして下さい。m(__)m」と。

 もし単独過半数をとれば、小泉首相は自分や党がすご~く支持されて
いると思ってしまうだろう。そして、先日否決された郵政民営化法案や
その他の政策や実績、彼の言動やこの選挙に至るまでにやって来た
非民主主義的で強健的なやり方も、多くの国民に支持されたと勘違いをして
しまう危険性がある。
 その結果、彼は残り1年の任期の間、イエスマンに囲まれて、さらに強権的な
手法で様々な政策を進めたり、好き勝手な言動をしたりするかも知れない。
そして、国民から見れば「こんなはずじゃなかった」という問題も出て来るかも
知れないのである。

・・・・・・・・・・・・・・・
 
 ちなみに、私には特定の支持政党はない。(ただ選挙には必ず行く)
また特に傾倒する思想も、信仰する宗教もない。(政治や法律、社会
一般のニュースなどには、やや関心がある方かも知れない。)
 敢えて言えば、私は国民が平穏に安心して暮らせるような日本であっ
て欲しいと願っている。また、そのためにも、日本の民主主義がもっと
成熟して、いい形で国政をコントロールする機能を発揮できるといいと
も思っている。

 それゆえ、私はどの党を勝たせたいとか、どの党に負けて欲しいとか
そういうつもりで、このブログを書いているわけではない。
 ただ、客観的に見て、もし小泉自民党が単独過半数をとるとしたら、
問題なのではないか、と思って書いているのである。

 もちろん、それなりに小泉首相や自民党の政策や実績、小泉首相が
この選挙に至るまでにとって来た行為が非民主的だと批判を受けている
ことなどをわかって、よく考えた上で、小泉自民党を支持するなら何も
言う気はない。小泉首相や自民党の主張にも、それなりによい点がある
それを評価するという意見があっても、不思議ではない。

 しかし正直なところ、TVや私の周囲を見る限り、そのような形で
小泉首相&自民党を支持している人は少ないかも知れない。
 ここからが、恐るべし小泉マジックなのである。

 そもそも小泉首相は容姿がいい。客観的に見ても、近時の首相や他党
も含めた党首の中では、外見はかなり魅力的であろう。独特な風貌、
雰囲気がある。ワンフレーズ的な話し方も特徴的だ。
 よく知人と話すのだが、もし同じ言動を他の首相がしたなら、耳も
傾けてもらえないばかりか、ふざけているとバッシングを受けたかも
知れないと思うことも少なくない。近時では「人生色々」「フセインが
見つからなければ」の国会答弁などは最たるものだろう。だが、あの
容姿や独特な雰囲気が彼を助けているところがある。
 
 そこで、小泉首相は、他の党首よりカッコイイし、面白い。
 他の党首はアレコレ小難しいことを言ってわかりにくいし、ツマラナ
イけど、小泉首相の言うことはわかりやすい、ということになる。実際
には中身はよくわからないけど、何となくわかりやすく思える・・・
これが彼の最大のマジックの一つである。

 小泉首相は「これは郵政民営化に賛成か反対かの選挙です」と言う。
確かに、彼にとってはそうなのかも知れない。国民の中には、この選挙
は、郵政民営化の是非の国民投票みたいにとらえている人もいる。

 しかし、ここにも大きなまやかしがある。
 自民党は多岐の分野にわたる「120の約束」を記載したマニフェス
トを出している。だが、小泉自民党に投票することが、その他の公約を
支持することにつながるということを認識していない人が少なくない。
 そもそも郵政民営化とは何なのか、また小泉内閣が提出した法案は
どのようなものなのか、大まかなことさえ知らない人も少なくない。
「郵政民営化に賛成、反対」と「郵政民営化法案に賛成、反対」とは
話が違う、ということに気付いていない人もいる。
 
 さらに、公明党のイカンザキのCMが表すように、郵政民営化賛成=
改革を進める人(=善)」「郵政民営化反対=改革をジャマする人(=悪)」
という単純化された図式のイメージに乗ってしまっている人も少なくない。
 いつから自民党が「改革のシンボル」になったのか知らないが、特に
若い人たちの中には「小泉自民党=革新的」「野党=保守的」という
イメージを抱いている者がいるのには、驚かされる部分があった。
 
 小泉首相は、古い体質の自民党を壊し、そして日本の政治を改革し
日本を変えてくれるかも知れない・・・そのイメージが彼への支持を
集めているのだろう。
 
 そして小泉首相が、自らの念願を実現するために、ある意味では民主
主義(議会制民主主義)を破壊するような強権的な行為を行なって来た
ことや、弱者も含め、色々な立場の国々や人々にほとんど配慮する気が
ないことなどは、上述のイメージの下にうまく覆い隠してしまっている
のだ。                  
                                    Thanks
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# by mew-run7 | 2005-09-08 07:00 | 民主主義、選挙 | Trackback(2) | Comments(3)