「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


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お坊ちゃま安倍くんが仲間を集めた「ボクの美しい国作り内閣」(2) &日ハム優勝

【28日15時半、内閣+日ハムの話を文末に追記しました】


 『お坊ちゃま安倍くんが仲間を集めた「ボクの美しい国作り内閣」(1)』もよろしくです。

  プロ野球パ・リーグのシーズン優勝が、日本ハム・ファイターズに決まった。
日ハム関係者及びファンの方、おめでとうございます。m(__)m
 25年ぶりの優勝だったそうだが、何より本拠地の札幌ドームの4万数千人の観客の
前で、優勝を決めることができたのは、選手やファンにとっても、球団関係者にとって
も最高に嬉しいことだったのではないかと思う。
<☆の38年ぶりの優勝は甲子園で決まっちゃったので、現地に行けなかったのよね~。
優勝しそうな日の横浜・神宮の試合のチケットは、事前にかなり押さたのに。(涙)>
 そしてスポーツ・ニュースで新庄選手の引退セレモニーを見て、思わずウルウルして
しまったmewであった。<日ハムに関して、文末につづく>

 
 ところで、26日からスタートした安倍首相の「ボクの美しい国作り内閣」であるが。
何かもうマスコミでも、ちょっとシラけたムードになっていると思いませ~ん?
 安倍氏も自分なりに考えた部分はあったのだろうが<自分の仲良しや支持者を優先
して誰を選ぼうかという面では>、あとから派閥の親分の森氏にアレコレアドバイスや
指示を受けていたという情報が次々と出て来て、「やっぱね~」という感じになった
ところもあるのではないかと思う。
<お坊ちゃまはパパが亡くなって自分が政治家になったあと、特に森オジサンにかわい
がってもらっていたのだ。>

 27日には、各大臣の下で働く副大臣や政務次官が選ばれたのだが。この人事には
安倍氏は関与していないと言うが、党三役を外され、閣僚も2枠しかとれなかった津島
派から採用される数が多く、党内勢力のバランスをしっかりとっていたらしい。

 で、27日にTVでワイド・ショーやニュース・ショーをちらほら観ていた限りでは、
一番取り上げられていたのは、高市早苗氏だったのではないだろうか? 
 正直を言って、私は彼女が議員になる前からTV等で見ていて、苦手なタイプなの
だ。<本音を言えば、嫌いってやつ? 一生懸命そうなのは認めるのだけど。>
まあ、ともかく野心&向上心の強い彼女としては、<ウワサでは森氏の推薦もあった
ようで>、超待望の入閣だったのだと思う。
 
 彼女は内閣府特命大臣として、待望の初入閣を果たしたのだが、担当するのは「沖縄
及び北方対策、科学技術政策、イノベーション、少子化・男女共同参画、食品安全」と
何と6つの分野で、今まで3人の大臣が担当していたものである。
 これって何?・・・と私はききたいのである。小泉氏などが作った担当分野は、何か
悪い気がするのでカットするわけには行かない。でも、安倍氏はこれらの分野は重視する
気はないので、6つまとめて一人の大臣にやらせちゃおうということなのだろうか?

 記者会見でも、あんなにイノベーションとか少子化とか言ってるのに、本気で対応する
気はないのね。<イノベーションって言葉が、またムカつくというか、わかりにくいと
思いません?狭義では「技術革新」だけど、新しい市場、製品などを開拓するという意味
があるので、そういうのも含めたいのかも知れないけど。> 沖縄とか北方領土のことも
小泉氏同様、軽視する気なのかもね~。

 あと、ここ1~2日やたらと「再チャレンジの象徴」として取り上げられているのが、
安倍首相の政務秘書官になった井上義行氏(43)である。
「家族四人、マグロフレークだけがおかずだった」という貧しい家庭に育ち、高卒後
には国鉄に就職。機関士時代に通信教育で日大経済学部を卒業。だが、国鉄民営化のため
に機関士の仕事はリストラされ、旧総理府(現内閣府)にノンキャリア官僚で転出させら
れ事務の仕事をしていたという。森内閣時代、官房副長官の安倍氏に事務秘書官として
出会い、信頼を得て官房長官の政務秘書官に抜てきされた。そして安倍氏が首相になった
のを機会に首相の政務秘書官に任命されたのである。
<いつも安倍氏の少し後ろを歩くやや小柄な人が、井上氏である。>

 いや、私だって、そのような話を見聞すれば、井上氏に対しては「よく頑張ってるな~」
と思うよ。だけど、だからって安倍氏への評価は別だし。井上氏が「首相の政務秘書」を
どれだけこなせるかはわからないわけで。<ちなみにこの仕事は、小泉氏の時はあの悪名
高き(?)飯島秘書官がやってた仕事だし。>
 ともかくイヤな感じだったのは、内閣に目玉がなかったからって、そういう方を取り
上げて、いかにも「再チャレンジの象徴」としてアピールしてしまうマスコミのあり方
なのであった。<政府サイドから、ネタを振られたなら尚更。>


 ところで、今回の組閣では、私から見て、一つだけサプライズがあった。塩崎恭久氏
(55・丹羽古賀派)を内閣官房長官にしたことだ。<これは森氏の反対を押し切った
ようだ。>
 塩崎氏は、安倍氏と衆院同期当選で、歳も近く、同じ世襲議員(+イケメン系?)で、
ふだんからかなり仲もいいらしい。ダブルお坊ちゃまコンビの内閣なのである。
<あ・・・塩じいとは関係ないですよ。父は元・経企庁総務庁長官の塩崎潤氏。
尚、こちらのお坊ちゃまは、東大、日銀、ハーバード大学院の立派なご経歴です!>

 内閣官房長官というのは、よく首相の女房役と呼ばれるのだが、首相のパートナーと
して内閣全体を調整したり、政府を代表して毎日、記者会見したり、ある意味では首相
に次ぐ重要ポストなのだ。首相が不在の場合は、首相の代理も務めることになっている。
<ちなみに年間十数億円の官房機密費*1だって扱えちゃう。>

 そういう大事な役目なので、内閣・政府の仕事がある程度わかっていて、大臣や官僚
に顔がきいたり、記者とうまくやりとりできる人が望ましいと考えられている。
 官房長官が公式に話すことは、日本政府の見解とされてしまうので、ある程度、どの
分野の知識も必要だし、言い回しにも配慮できる人でないといけない。<尚、新聞等に
「政府首脳」と書いてあった場合には、一般に「官房長官」を示す。非公式発言などの
場合に使う用語。>

 だから、あの衆院議員を30年近くやっていて、大臣の経験のある小泉氏でさえも、
01年に首相になった時には、同じ森派のベテラン福田氏に官房長官をお願いしていた
のである。<最後の1年は、安倍氏の顔を売るために、彼を官房長官にしていたが。>
 ましてや安倍氏は、議員13年、幹事長1年、官房長官1年の経験しかないだけに、
私は当然、彼のかわりに内閣を仕切れるぐらいの実力のある人を官房長官に選ぶと
思い込んでいたところがあった。
 
 ところが、塩崎氏が官房長官ときいて「え~っ?!」と。というのも、塩崎氏という
のは、05年から1年だけ外務副大臣をやったことがあるだけで、重要ポストの経験が
全くないからだ。
 まだ、そんなに話をするのを見たことはないのだが、ふだんは問題ないと思うが、この
夏のロシアによる日本漁船銃撃事件が起きた時には<この時は外務副大臣だったわけだ
が>マイクを向けられ、ちょっと熱くなっているような発言をしたのを見たことがある。
<領土問題にこだわっていた感じだった。>
 
 確かに見栄えはいいし<安倍氏より人気が出たりして?>、内閣のイメージアップ
にはつながる面もあるとは思うのだが。もし外見やイメージ、そして気が合う仲間と
内閣運営したいなんて安易な考えで、内閣官房長官を選んだのだとしたらどうなの
かな~と思ってしまう私なのであった。
<まあ、アンチ安倍政権の私としては、失敗してくれてもいいのだけど?!(・・)>

 
 あとは個人的にはこれまた苦手な山谷えり子氏が、教育再生担当の首相補佐官に
回ったのも「う~ん」。<大臣になれなくて悔しかっただろうな~。>この人について
はまた書く機会があるかも知れないが、ジェンダーフリー(男女性差撤廃)や学校での
性教育などをかなり敵視していて、歴史認識も含めて何か超保守的な教育を考えている
人なので、彼女が教育再生プログラムを考える機関を主導するとなると、困ったもの
だと思ってしまうところがある。
<付け足すなら、与謝野馨氏が入閣しなかったのは残念だった。見解は合わない部分も
いくつかあるけど、自民党の中では好きなタイプの政治家なので。>

 今回の内閣には、経済・金融系で実績がある人も多いのだが、柳澤氏は厚労省、、伊吹氏
は文科省と、ちょっと私から見れば畑違いのところの大臣になったような感じもあった。
<厚労省は社会保障費の問題があるけれど、もっと福祉や労働問題に関心のある人に
なって欲しかった。(伊吹氏は労働大臣をやったことがあるのにな~。)何か金銭的な数字に
こだわられてばかりだと困ってしまう。何か伊吹氏は早速、小学校の英語必修の問題で発言
していたらしいが。その是非はともかくとして、「美しい日本語が書けないのに、外国の言葉を
やってもダメ」という理由付けが正当なものなのかは疑問だ。>
 
 最後に野球の話をもう少し・・・

 私は☆のファンであるが、日ハムにも親近感がある。
 身内に元・大の東映ファンがいて常に日ハムの成績が話題にのぼっていたし、また
東京が本拠地だった頃は(頂き物の招待券でだけど)、何回かドームに試合を観に行っ
たこともあるからだ。<で、何かチームの雰囲気も☆に似てる感じがしていたし~。>
そんなこともあって、ずっと常に気になるチームだったのである。
 
 北海道に行くことになった時は、正直なところ、どうなんだろうな~と思ってた。
 最初は盛り上がるかも知れないけど、それが続くか心配でもあったのだ。でも、球団
関係者もすごく努力していたようだし、新庄をはじめ選手たちもアピールに努めていた
ように感じ、野球人気が低迷しつつあるのに、いまだに殿様商売的な感覚でやっている
ように見える球団が多い中、「頑張っているな~」と拍手を送りたい気持ちになって
いた。<近時、他のチームが少しずつファン・サービスを強化し始めているお手本に
もなっているようにも思える。>

 去年もプレーオフですごくパ・リーグを沸かせてくれたし、何より最後まで地元の
ファンをウキウキさせたのが、今年の活躍やさらなる人気につながったのだと思う。
 関東の日ハム・ファンの人が、もし巨人と一緒に東京ドームを使っている時だった
ら、ここまでの盛り上がりはなかったかも知れないと言っていたが、本当にそうかも
とも思った。
 こうして結果が出ることによって、さらに北海道&札幌の地元チーム意識も定着する
だろうし、球団関係者や選手たちも含め「移転してよかった」って心から言えるのでは
ないかと思う。
 そして、改めてシーズン優勝を祝福したい。おめでとうございます。m(__)m

 新庄選手が引退するのは<ここまで色々な面で頑張ってくれていると>、チームだけ
でなく野球界にとっても非常に残念なことであるが、よくここまで盛り上げてくれたと
感謝したい。
 また、これは以前も少し書いたが、シーズン優勝と別に日本シリーズ出場権のために
プレーオフを設けることがいいのかどうか、私は今でも疑問に思うところがある。
 これらについては、また機会があったら書いてみたいが。シーズン優勝チームがプレ
ーオフでも勝てば文句なしだと思うので、日ハムにはもうひと頑張りして欲しい。

 
                            THANKS      


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官房機密費

 正式な名称は「内閣官房報償費」。会計検査院に対する使途の証明が免除され、首相
や官房長官の判断で領収書なしに自由に使えるとされる。国会対策費に使われたなどの
証言もあり、不透明さには批判がつきまとう。予算額は公表されている。97~01年
度は年間16億2400万円だったが、批判が高まったため02年度から年間14億
6200万円に減額された。


*2 毎日新聞27日、前記事文末にも森ー安倍氏の話あり 

自民党総裁選の2日前の今月18日夜、東京・六本木の六本木ヒルズにある森喜朗元首相宅の電話が鳴った。相手は総裁就任を目前に控えた安倍晋三官房長官(当時、現首相)だった。

 「これから伺ってもいいですか。僕が行きます。飯を食わせてください」

 森邸に入った安倍氏は「中川秀直さんを経済財政担当相にしたいと考えています」と切り出した。「中川氏は自民党幹事長」とのマスコミの予測報道が連日流れていたが、前日の17日、中川氏から「どうも安倍さんは私を入閣させようとしているようなんですよ」と打ち明けられていたため、森氏に驚きはなかった。

 森氏が「じゃあ、幹事長は誰にするんだ」と問いつめると安倍氏は、「国民的人気があって話がうまい人がいいと思う」とだけ述べ、後は言葉を濁した。森氏は安倍氏の意中の幹事長候補は麻生太郎外相と確信した。麻生氏は総裁選で安倍氏の対立候補ながら、北朝鮮のミサイル発射問題で、外相として官房長官の自分をサポートしてくれたと、安倍氏が恩義を感じていることを知っていたからだ。

 しかし森氏は「幹事長が他派なら官房長官はうち(森派)が取らないと。派閥としてこれだけは譲れないよ」とクギを刺し、「中川君は官房長官でも受けないよ。閣僚を頼むのだったら、ちゃんと頼みなさいよ」と突き放した。

 言外に、中川氏が森政権の官房長官を女性スキャンダルで途中辞任した「トラウマ」に配慮したらどうか、との含みがあった。

 この時、安倍氏は意中の「麻生幹事長」をあきらめた。中川幹事長が確定した瞬間だった。

 ただ安倍氏は食い下がるように「中川先生が幹事長だったら幹事長代理は石原(伸晃)さんでもいいですか」と石原氏の起用を打診した。

 安倍氏の言葉に世代交代のにおいをかぎとった森氏は「石原は幹事長代理の仕事を知らない。中川君とよく相談して決めろ。参院選までならいいよ」と答えた。石原慎太郎東京都知事の長男である伸晃氏を「タレント的な参院選の顔」と見ての条件付きでの承諾だった。
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by mew-run7 | 2006-09-28 07:11 | 安倍政権に関して | Trackback(25) | Comments(6)

お坊ちゃま安倍くんが仲間を集めた「ボクの美しい国作り内閣」(1) 


 ついに安倍晋三氏が、第90代の内閣総理大臣に就任した。
 でも、何か2ヶ月ぐらい前から安倍政権になることを前提に記事を書いていたから、
何か今さら・・・という感じになってしまうのは、私だけだろうか?

 26日の内閣人事も、何だかな~という感じだった。でも、ここに安倍氏の姿勢が出て
いたような気がする。
 簡単に言えば、自分と今まで一緒にやって来た仲間、自分を支持してくれた派閥や人
たちを中心に選んだ、論功行賞的な派閥重視の人選であった。
<報道記事は文末*1 具体的な感想などは(2)に書くことに。>
 

 安倍氏は「美しい国創り内閣」と呼んでいたが、私はコレを「ボクの美しい国作り内閣」
と呼ぶことにしよう。

 政治家一家のお坊ちゃまが、おじいちゃまから色々と話も聞いて、そのうちボクの理想
とする国家を思い描くようになった。勝手に個人で思い描いている分には構わないが、
何とそのお坊ちゃまに「ボクの好きにしていいよ」と、日本という箱庭を与えてしまった
のである。ボクは本物の国家で、自分の理想の国作りをできるチャンスを手にしたのだ。

 そこでボクは、気の合う仲間や自分の味方をしてくれる人を集めて、これからボクが
美しいと思っている国作りごっこを始める。国のルール(憲法)も変えちゃう。小さい
うちからボクの思うような理想の国民を作るために、教育も変えなくちゃと。
 
 安倍氏の話をきいていると「国民あっての国家」「国民が国家を作る」という概念が
薄いのではないかと思えることがある。彼の場合、「まずは国家ありき」と考えている
ように見えるのだ。「国民がどういう国家を望んでいるのか」という発想がはほとんど
ないかのようにさえ感じられる部分がある。
 ボクの理想とする「美しい国」ができれば、「将来に希望が持てる国」になって、
きっと国民のみんなも幸せを感じて喜んでくれるはずだ・・・という気持ちがどこかに
あるのかも知れない。
<何だか、どこかの王国の王子さまみたいな考え方のところがあるのかも知れない。> 

 実際、安倍氏は内閣発足の記者会見で「しっかり正しい方向にリーダーシップを発揮
したい」との考えを示した。
 彼は自分の頭の中に描いている国家を正しいものだと思い、その理想に近づくように
日本を変えて行くことを「正しい方向」だと思っているのだ。
 この点については、また改めて書きたいが、彼にとっては「戦後の日本が歩んで来た
道」「作って来た国家」は、正しくないものなのである。だから彼がリーダーシップ
を発揮して、日本を正しい方向に導かなければいけないという使命感に燃えているの
である。これが、彼のいう「戦後レジームからの脱却」だ。

<そもそもレジームなんて言葉を使うこと自体が、あまり気に入らないのであるが。
歴史用語としては「体制」とか「旧体制」という意味で使われている。私から見れば、
安倍氏の政策の多くは「戦前レジームへの復帰」になる。>

 彼は、自分が「初の戦後生まれの総裁&首相」であることを、やたらアピールして
いるが。逆に言えば、戦争中や戦後の大変な時期を全く知らないということであり、
そこにはいい面もあるだろうけど、同じぐらい危険な面も併存しているように思える。
 
 戦後60年間、多くの国民が一生懸命に、平和で、みんなが経済的にも安心して
暮らせるような社会を作るために努力を重ねて来たのに、安倍氏はそれを戦後レジー
ム<旧体制>と呼び、評価をしないばかりか<その源はGHQが勝手に作ったもの
だからね>、それらの核心部分を否定して、壊してしまおうとしているのである。
 コツコツと積み上げられたレンガ・ブロックは、彼の理想の箱庭作りでは、ジャマ
っけな存在らしい。困ったお坊ちゃまに、国を手渡してしまったものだ。^^;

 私たちは早くこの国を、国民の手に取り戻さなければと思う。いつまでも、お坊
ちゃま&その仲間たちの手の下において、ボクたちの理想とする国作りごっこの箱庭
にはしておけない。
 私たちは、この国で生きているのだから。ひとりひとりが、実際に生活をしている
のだから。そして何より、日本は国民主権の国であり、この国家は国民のもの、国民
が作って行くものなのだから。

「お坊ちゃまたちの思うとおりには、きっとさせまい」と強く思う私なのであった。
 
 
<ここまでで、かなり長くなってしまったので、つづきは(2)に>

                        THANKS

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安倍内閣の顔ぶれ→コチラ

▽総理=安倍晋三  ▽総務=菅義偉(丹羽・古賀) ▽法務=長勢甚遠(森)

▽外務=麻生太郎(河野) ▽財務=尾身幸次(森) ▽国土交通=冬柴鉄三(公明党)

▽環境=若林正俊(参、森) ▽官房・拉致問題=塩崎恭久(丹羽・古賀)

▽国家公安・防災=溝手顕正(参、丹羽・古賀)  ▽防衛=久間章生(津島)

▽文部科学=伊吹文明(伊吹) ▽厚生労働=柳沢伯夫(丹羽・古賀)

▽農林水産=松岡利勝(伊吹) ▽経済産業=甘利明(山崎) 

▽金融・再チャレンジ=山本有二(高村) 

▽規制改革・公務員制度改革・道州制=佐田玄一郎(津島)

▽沖縄・北方・イノベーション・少子化=高市早苗(森) ▽経済財政=大田弘子(民間)




『26日午後4時前、首相官邸の組閣本部。自民党5役や公明党代表の神崎武法らに、閣僚名簿が配られた。組閣にあたり、事前に情報を漏らさない「小泉流」を踏襲したためか、全員黙って名簿に目を落とすだけ。沈黙を破るように、自民党幹事長の中川秀直が「塩じい(塩川正十郎元財務相)に代わり、尾身じい(尾身幸次財務相)だな」と軽口を言った。

 安倍晋三は新閣僚ひとり一人に、「これをやって下さい」とA4判の紙を渡した。そこには「米軍再編」といった具体的な指示が書かれていた。その場で外相の麻生太郎は安倍の初人事について、「挙党体制ですね」と感想を告げた。安倍は「その通りです」と答えた。

 安倍人事について、森派会長の森喜朗(元首相)は26日夕、「うん、やるなあと思った」と手放しで評価した。かねて主張していた「融和路線」に沿ったものと映ったからだ。

 党3役人事では憂き目を見た津島派でさえも、この日は歓迎ムード。現有2ポストが確保され、推薦順位1位の佐田玄一郎が規制改革担当相で入閣を果たしたためだ。

 その佐田の議員事務所に安倍から電話が入ったのは午後3時前。「私の内閣で協力していただきたい」と伝えられた佐田は、「全力で頑張ります」と緊張した面持ちで答えた。

 党3役人事では不満を漏らしていた同派の片山虎之助(参院幹事長)も一転して、「気の合った人でチームを作ってやるのもひとつのやり方」と評価した。

  ■  ■  ■

 ただ、参院枠はすんなりと決着したわけではなかった。22日の安倍と参院議員会長の青木幹雄の会談はセレモニーの性格が強く、最大のヤマ場は20日の総裁選開票直前の安倍と森の会談だった。

 「何人か候補者を出してもらい、私が選ぶのはどうですか」と安倍が相談を持ちかけたが、森は認めなかった。安倍はさらに「(2枠のうち)片方は私がしたい人にしたい」と食い下がったが、「青木さんは序列で人事を回している」と逆に森から説得され、早大雄弁会以来の「森ー青木」の絆にはね返されてしまった。

 青木氏周辺によると、安倍は青木とも22日以前に極秘で会った。青木が用意した「若林正俊、溝手顕正」の入閣リストのうち、安倍は若林に難色を示した。しかし、青木は強く抵抗。安倍は「青木さん、ここで参院と全面対決する必要もないね」と折れたという。

  ■  ■  ■

 こうした動きで蚊帳の外になった谷垣派の評価は当然、厳しかった。26日午後5時前、会長の谷垣禎一(前財務相)は派閥事務所で記者団に、「論功行賞は明瞭。多様な意見をるつぼの中で溶かし政策を鍛え上げていくという観点からみると、配慮は十分ではない」と批判した。

 一方、午後4時から開かれた河野派の臨時会合は興味深いものになった。座長の相沢英之(元経企庁長官)は「内閣に代表を送り込むことができ喜ばしい」とあいさつし、麻生太郎が外相再任となった今回の人事を歓迎した。だが、それは表向きのものだった。

 記者団を締め出したその後の会合では、「新閣僚は麻生以外、『安倍』と書いた人間ばかり。『お身内内閣』だ」「小泉(純一郎)さんに比べ、華がない」――などの酷評が相次いだ。

 こうした表と裏の使い分けがあることこそ、安倍内閣の足腰のもろさでもある。

 元党幹事長の加藤紘一は「仲良し内閣」と冷ややかに命名した。

 「非情」とも言われた小泉流と一線を画した安倍流をさっそく、10月の衆院統一補選が待ち受ける。

[毎日新聞9月27日]』
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by mew-run7 | 2006-09-27 06:18 | 安倍政権に関して | Trackback(35) | Comments(46)

今日は安倍内閣人事をウキウキ・ウォッチング?!・・・小沢氏の健康が気がかりだけど+桑田、丹波氏


  昨日(25日)は、民主党の小沢一郎代表は、体調を崩して入院したとのことで
私個人としては、かなり気がかりになっている。
 小沢氏は以前に心臓疾患で手術を受けたことがあり、党首をやって行くには、健康面での
不安が大きい部分があった。彼は「最後のご奉公」「政治生命を賭けて」と党首に立ったので
あるが。あまりムリをして欲しくないと思いつつも・・・やはり「小沢民主党」への期待が大きい
のは事実であるだけに、秋の国会は自重してでも、来年の参院選に備えて、回復して欲しい
と願う次第である。

 また巨人の桑田投手がフロントに断りもなく、HPで退団の決意を発表したというのも驚いた。
桑田投手はPL時代から好きなタイプのピッチャーなのだが、ファームに放置されているような
状況に、耐えかねたのだろう。先日、山本昌投手が41歳でノーヒットノーランを達成したばかり
だし。どこかの球団からいいオファーがあるといいな~と願うばかりだ。
<個人的には、☆チームの次期監督も気がかり。☆チーム優勝の土台を築いたのは大矢氏
だと思ってるので、以前から、大矢氏復帰を望んでいたのだ。>
 丹波哲郎氏が亡くなったというニュースもショックだった。彼は台詞を覚えるのが嫌いで、
ある監督に「もう、ただ、そこに立っていてくれればいいです」と言われたことがあったときくが、
それぐらいまさに彼にしか出せない雰囲気や、彼にしかできないキャラクターがあった俳優だ
と思う。ご冥福をお祈りします。

* * * * * *

 さてさて、安倍総裁&次期首相の最初のお仕事である人事が始まった。

 ちなみに安倍氏は52歳。衆院・当選5回、13年めの議員である。
 これは6月の記事なのだけど、『自民党の衆参両院議員404人の年齢構成は、80代
が2人▽70代37人▽60代121人▽50代133人▽40代75人▽30代34人
▽20代2人。安倍晋三官房長官がは51歳で276位(毎日新聞)」なのだそうだ。
 ここには昨年秋に当選しちゃった20~40代のチルドレンが何十人もはいっている
ので、その前まではも~っと下の方の位置にいたようである。
 
 また、政界は年齢よりも、当選回数の方がものをいう。当選5回は70~80番目
ぐらいになるらしい。以前の自民党の常識でいうと、当選5回だと大臣に選ばれるか
どうかもビミョ~な線である。<安倍氏はXX大臣になったことはない。>
 小泉氏が12回、34年。小沢氏は13回、37年。総裁選で戦った麻生・谷垣氏は
9回23年である。
 
 田中真紀子氏が、安倍氏のことを「課長がいきなり社長になるもの」だと評したそう
だが、大企業で考えるとまさにそんな感じなのかも知れない。
 大企業で言えば、入社十数年めの30代後半ぐらいの課長(官房副長官)になった
ばかりの社員が<ただし祖父は元・社長、父は元・取締役>、社長に気に入られ、小会
社の社長(幹事長)、常務(官房長官)とに抜擢され、そのまま社長になってしまった
ようなものなのではないかと思う。

 <でも、それが企業なら「ほ~」という話で済むが、これが日本という国の首相であり、
一億何千万人かの国民の生活がかかっているのだから、ドラマや漫画の武勇伝的な出世
話として楽しむんでいるわけにはいかないのだが。>

 ともかく、そんな立場の安倍氏ゆえ、人事にもアタマを悩ませた部分が大きかったのでは
ないかと思う。

 * * * * * 

 さて25日に発表された党内人事では、党内№2の幹事長にはやはり中川秀直氏(62
・森派)、政調会長に中川昭一氏(53・伊吹派)、総務会長に丹羽氏(62・丹羽・古賀派)。
また国対委員長には二階氏(67・二階派)、幹事長代理に石原氏(49・無派閥)を起用した。
 かなり仲間を優先すると共に、幹事長に同じ森派の中川秀道氏を登用した分、自分を
支援してくれた他の派閥にも配慮した形になった。
 また、小泉氏が敵視していた党内№2の津島派(旧・橋本派)は、完全支持ではなく、一部の
人の支持はあったものの自主投票だったせいか党三役では無視されてしまった。内閣でも
それなりの人数or重要ポストが与えられないと、敵対関係になる可能性もある。<ここには、
安倍氏と対立気味の青木参院会長、片山参院幹事長も所属しているし。>

 内閣人事に関しては・・・これらの名前が挙がっている。
 麻生氏(河野グループ・外務など重要ポストで)、)柳沢氏(丹羽・古賀派・・・経済系閣僚を
希望・・・竹中氏と対立して小泉氏に切られちゃった人だ)、自分を強く支援してくれた塩崎氏
(丹羽・古賀派)、甘利氏(山崎派)、山本有氏(高村派)、参院から若林氏と溝手氏、公明党
から冬柴氏(総務or経産or国交を希望)・・・これだけで、もうかなりのポストが埋まってしまう。
<この他に町村氏、与謝野氏、額賀氏も有力視されている。>
 もし、これらの人たちが入閣していたら、「な~んだ。昔ながらの選び方なんじゃ
ないか」と思って欲しい。
<前記事でも書いたが、安倍氏が参院から推薦を受けた二人をそのまま入れるかどうか、
今後の参院や津島派との関わりにおいて、個人的にはかなり興味がある。>

 あまり表に読まれていないのは、女性閣僚や民間人を何人入れるのか、誰にするのか
ということぐらいだろう。女性もアレコレ名が出ているが、順当なら高市氏か山谷氏
<二人とも、私は個人的にかなり苦手な議員だ>、何故か候補に挙がっている小渕優子
氏・・・それとも思い切ってサプライズで、若手女性議員を登用するか、ここらへんも
注目されるところだ。

あ・・・もし平沼赳夫氏(郵政民営化反対で自民党を離党)を思い切って閣僚に起用したら
やるな~と思うかも知れないけど<安倍氏とは憲法、教育基本法、皇室典範の改正で、
すごく気が合って一緒に活動してたので>。でも、造反組の扱いは、党内でも見解が分かれ
ているので、難しいかな~と思ったりする。


 首相の人事には、その人の姿勢が色々な形で現われるものだ。
 私も政治にすごく詳しいわけではないのだが、何故か組閣人事の時は、時間が許せば
TVをつけっぱなしにして、ウキウキ・ウォッチングしてしまうことが多い。
<実際には「何でこいつが~?」「会見でこんな答え方をうるようじゃ、使えないわ~」など
アレコレ言いながら、見てたりするのだが。>

 アンチ安倍政権ではあるものの、安倍氏が首相fである間は、この人たちが日本の政治の
各分野の責任を負うのであるから<それは私たちの生活にも大きな影響があるのだから
どんな人が大臣になって、どんな方針で臨む気なのか見ておいて損はあるまい。


 また政治記者にとっては、これは大きなイベント<閣僚運動会?>みたいなもので、
首相官邸に報道各社がテントを並べて、閣僚の顔ぶれの予想ごっこをしたり、あちこち
にカメラを構えて、妙にハイテンションで「OO氏が官邸に到着しました。XX大臣に
なったようです!」などとナマ中継を行なったりする。
 そのあとの新閣僚ひとりひとりにの対する記者会見も面白い。かなり堂々と対応する
人、平身低頭気味の人、専門知識に自信がなく官僚が用意した原稿をそのまま読もうと
する人、自分の知識をもとに自分の言葉で話そうとする人、そういうところを見ている
と、今後の参考になるかも知れない。
 また、特定の記者が全員に同じ質問をする(時によっては、やや答えにくい意地悪な
内容の質問を用意する)ことがあり、その反応や答え方を比べてみるのも興味深い。
 
 もし時間があったら、そんなところも少し楽しみながら、安倍内閣の人事中継をチェ
ックして頂きたいとも思う。
 よく見ておけば、あとからツッコめるネタも見つかるかも知れないしね。(・・)

                       THANKS


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【新執行部の横顔】

 中川秀直氏は、衆院広島4区選出で当選9回。自民党森派の重鎮で森内閣で官房長官
を務め、小泉内閣で自民党国会対策委員長に就任。政調会長に転じてからは成長重視の
「上げ潮戦略」を主導し、安倍新総裁の下でも司令塔的役割を果たすとみられていた。
来年夏の参院選の実質的な総責任者としての役割だけでなく、経済政策も含めた「プロ
デューサー」的な幹事長になる可能性があるとみられている。

 総務会長に起用される丹羽氏は、衆院茨城6区選出で当選10回。旧宮沢派から分か
れた丹羽・古賀派の共同代表の1人で社会保障政策に精通している。同派は小泉内閣
では厚遇されてこなかったが、今回の総裁選では安倍氏支持を打ち出し、同派内からは
丹羽氏やその他のメンバーの三役起用か重要閣僚での処遇を求める声が強かった。

 農水相から政調会長に転じる中川昭一氏は、衆院北海道11区選出で当選8回、伊吹
派。故中川一郎・元農水相の長男で早くから要職につき、小泉内閣では経済産業相、
農水相を歴任し、重用されていた。安倍総裁とは安保・外交問題で主張が近く、教科書
問題でも同じ意見を持っており、経済政策でどのような方向性を示すのかが注目される。

 国対委員長に就任する二階氏は、衆院和歌山3区、当選8回。旧新進党時代は小沢
民主党代表の側近で、小沢氏の戦略・戦術のあり方を熟知しており、民主党との激突が
予想される臨時国会や来年の予算審議がメーンの通常国会での活躍が期待されたとみら
れる。

 中川新幹事長を補佐する幹事長代理に就く石原氏は、衆院東京8区選出で当選6回。
石原慎太郎東京都知事の長男で、小泉内閣では国土交通相を務めた。安倍総裁とは当選
回数が少ないころから政策研究などの面で親しく、塩崎恭久外務副大臣らとともに、
安倍新体制で重要なポストに抜てきされる可能性があるとみられていた。

                     <朝日新聞 25日>

「安倍人事」初日の25日、最大のサプライズは皮肉にも、民主党から発信された。

 午後3時25分、東京・芝公園の東京プリンスホテル。2階会見場で民主党代表の小沢一郎の到着を待っていた記者団に、党職員の男性が突然、「会見は取りやめ」と告げた。理由がすぐに「体調不良による入院」であることが判明、会見場は騒然となった。

 「関ケ原の一戦とも言える来年7月の参院選で、野党が過半数を獲得し、自民党政権を崩壊させなければならない」。午後3時前、同ホテルで開かれた臨時党大会で、再選を拍手で承認された小沢は、安倍自民党と厳しく対峙(たいじ)する姿勢を示したばかりだった。

 3時30分、代表代行の菅直人が小沢に代わって記者会見に臨んだ。「検査入院であり、入院は2、3日程度と聞いている」と説明した。

 しかし、小沢は15年前、心臓病で手術を受けたことがある。政治家の病気は内容が隠されるのが常。その容体をめぐる観測が終日、流れた。

 東京プリンスホテルが大騒ぎになっているころ、自民党本部では新幹事長、中川秀直ら新3役が記者会見に臨んでいた。

 「民主党は、古い自民党と古い社会党の連合のような路線を進めている」。中川は10月の衆院統一補選、参院選を見据え、小沢民主党を激しく批判した。だが、会見を中継していたNHKの画面には「小沢入院」を伝えるテロップが流れ、中継は途中で打ち切られ、スタジオから記者が緊急入院を伝える内容のものに切り替わった。

 この日の「主役」は誰か――。その画面が如実に物語っていた。

 「一日も早く回復されることを心よりお祈りいたします」。午後7時すぎに首相官邸を出る際、安倍は小沢の入院について型通りのコメントをしただけだった。

  ■  ■  ■

 小沢入院が大サプライズとすれば、小サプライズは新三役の派閥バランスだった。顔ぶれから、常連の津島派(旧経世会)が外れたからだ。

 「何で中川(昭一)なんかが……。笹川(尭)は……」

 午前11時、同派の片山虎之助(参院幹事長)が国会3階の参院会長室でうめいた。

 元首相、橋本龍太郎が現首相、小泉純一郎に敗れてしばらくは、三役を外れた。しかし、03年からは、額賀福志郎(防衛庁長官)が政調会長に就くなど、三役の座に復帰していた。

 津島派は今回、自主投票にしたが、大半が新総裁の安倍晋三を支持した。そもそも第2派閥(74人)が三役から外れるとの見方は事前に少なく、25日朝刊では、笹川の総務会長起用浮上を伝えた報道もあった。

 同じ津島派の青木幹雄(参院議員会長)が片山に語りかけた。「あっちこっちに推薦人出して衆院はバラバラですよ。参院で何とかせんと」

 午後4時、津島派の衆院幹部7人が国会近くの派閥事務所に集まった。協議は1時間40分にも及んだ。

 終了後、津島は「挙党体制をしっかり確立することを心がけてもらいたい」と、26日の閣僚人事に望みを託す姿勢を示した。副会長の笹川は安倍の再チャレンジ政策に引っかけて、「『再チャレ』と言っているのだから、まさに再チャレンジすればいい」と語った。その口調はさばさばとして、どこか達観した響きもあった。

 津島派の閣僚枠は現在、2ポスト。津島派にさらに厳しい冬が訪れるのか、その結果は26日午後に出る。(敬称略)
                         <毎日新聞 25日>
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by mew-run7 | 2006-09-26 07:59 | 安倍政権に関して | Trackback(17) | Comments(15)

安倍は冴えないまま?+メディアの問題<政治家再現ドラマ+国旗、国歌判決の伝え方>


  先ほど20:45からのNHKのニュースで相撲の千秋楽のことをやってたので、「あ、
そう言えば今日は安倍が表彰するんだっけ」と画面に注目してみた。まずは優勝した朝青龍
が北ノ湖親方から優勝杯を受け取るシーンが映って、場内に挨拶するシーンが映って・・・
さあ安倍氏の登場かと思ったら、何とそこで終わりに。(・o・)utsushite moraenaino ?
 そのあとのスポーツ・ニュースでも一瞬しか映らなかったという。

大相撲の表彰式と言えば、やはり印象深いのは、小泉氏が首相になって間もなくの01年
夏場所。貴乃花が膝の故障を押して決定戦で勝って優勝し、あの「痛みに耐えてよく頑張っ
た。感動した~!」というシーンだろう。あれは、おそらく小泉首相の名シーンTOP3に
はいるのではないだろうか?
 あの時、私は「この人は強運の持ち主なのかも知れないな~」と思ったものだった。だっ
て、あんなに感動的な優勝シーンなんて、何年に一度か十何年に一度ぐらいしかお目にかか
れるものではないのだから。<確か視聴率もかなり高かったのだ。> ふつうの場所だった
ら、あそこまでの注目や感動も、あの名ゼリフも生まれないのである。でも、小泉氏はそう
いう場に居合わせて、あの言葉が言えてしまう・・・そういう人だったのだ。

 けど、安倍氏が表彰に来た今場所はと言えば、横綱に期待された白鵬は不振。朝青龍も
2敗を喫したのだが、3敗の力士が負けたので土曜日に優勝が決まってしまい、あまり盛り
上がらない場所だったのである。きっと表彰式もつまらなく終わってしまったに違いない。
 
 いるんだよね、そういう人って。何か肝心の時に冴えないやつ・・・みたいな感じの人。

<そう言えば、40代で幹事長になって大注目された時も、04年の参院選で負けてしまっ
て、幹事長代理に降格させられちゃったし。総裁選では圧勝かと言われれば、予定より票が
とれずに出鼻がくじかれた感じになっちゃったしね~。>
 

 さて、安倍氏の総裁、首相としての最初の大きなお仕事は、党と内閣の人事を決めること
である。25日に党内人事、26日に臨時国会で首相に決まったあと、内閣(大臣など)の
発表を行なう予定になっている。
 
 人事では、小泉氏と同じように「派閥にこだわらずにリーダーシップを発揮して!」と
張り切っていたと思うのだが。何だかシガラミづくめになっていそうな感じも?!小泉氏
の時と違って、どんどん外に名前が漏れて来る。

 党内人事では、総裁につづく№2の地位になる幹事長に、中川氏か麻生氏の名前が挙が
っている。もし中川氏になった場合には、コチラにも書いたように、かなりの圧政になっ
てしまうおそれがあり、イヤ~なムードが漂う。
 
 内閣の人事については、また明日にでも書きたいが・・・。
 22日には、参院会長の青木氏と会談して、参院枠2名の閣僚入りを承諾。青木氏から
若林氏と溝手氏を推薦されたらしい。
 何分にも、総裁選の最中にいきなり「来年の参院選の候補の見直しもしたい」とか発言
しちゃったために、参院幹部の怒りを買ってまい<コチラ参照>、総裁選の票数が予定
より減ったのはその影響があったからと言われているので、参院とギクシャクするのを
避けたいとすれば、青木氏の意向に沿った方がいいことになる。
 果たしてここで、参院側に譲るのか、突っぱねるのか・・・ちょっと見ものである。

 
 ところで、この何日か、改めて日本のマス・メディアについて考えさせられることが
いくつかあった。
 一つは、先週、日テレ系とテレ朝系のTVの特番で、それぞれ小泉氏と安倍氏に関する
再現ドラマをやっていたことである。私はどちらともチラチラッとしか見ていないのだが、
観ていた人によると、相当リアルな感じの(ノンフィクションっぽい)ドラマになって
いたとのこと。「アレを観たら、本当にああいう会話をしたり、ああいう事実があったと
視聴者は思い込んでしまうのではないか。まだ現役で活動している議員もいるのに、あん
なのやっていいのかな~」と言っていた。<悪者扱いになっている人もいるらしい?!>

 安倍氏の方は、拉致問題に絡んでまさにヒーローのように扱われていた<私もその部分
は少し見た>。私は安倍氏が早くから被害者家族の対応をしていたことは評価しているの
だが、ドラマでのあまりのヨイショぶりには興ざめさせられる部分があった。

 昨日も少し書いたが、安倍氏サイドは9月中旬ぐらいから、急に拉致問題のことを前面
に出すようになって来た。
 もともとプリンスと期待されながら、あまり名が知られていなかった安倍氏が国民の目を
引くようになったのが、02年小泉氏訪朝の時にワイドショーで注目された拉致問題であっ
たわけだが。先日、知人が「安倍って考えたら、政治的には何の実績もないよね。強いて
言えば、拉致問題ぐらいかな~?」と。
 また、たまたま9月15日に、毎日新聞に小泉政権に関する毎日新聞の世論調査が、その
調査でも小泉政権で「良かったもの」は(1)北朝鮮から拉致被害者の一部を帰国させた
51%(2)郵政民営化18%(3)積極的な不良債権処理9%――の順だったのだ。
<拉致問題以外はあまり評価されていないのに、「小泉政権を評価する」が64%もいる
のが不思議だったのだが。^^;>
 
 安倍サイドはその気になれば、ドラマ制作は断れたはずである。<製作を許可したから
には台本をきっちりチェックしたと思うが。>
 自民党宣伝担当の大手広告会社が動いていたのかどうかわからないが<コチラ参照>、
最初からこういうイメージ作りの手法を使ったり、拉致問題を利用してイメージアップ
して、肝心な政策で勝負しようとしない姿勢には、おおいに疑問を覚えてしまった。
 本当にみんな、こんなことに騙されないようにしないと!・・・ですよ。(・・)

 
 もう一つは、ここ2回取り上げている、都教委の国歌、国旗の通達訴訟の判決に関する
報道の仕方についてである。
 この週末、TBを頂いたものも含め、多くのブログを読んだのだが。正直なところ、
判決を批判する記事を見ていて、「何で、何で? 判決はそんなこと言ってないのに」
と思わされることが多かったのである。

 判決は、国旗、国歌を認めないとも言っていない。国歌斉唱や起立は不要だとも言って
いない。<「軍国主義云々」だって、おそらく都教職員側の弁護士が主張したので、それ
を取り上げて判断したものであり、裁判官独自の主張ではないと思われる。>
 前記事にも載せたが、判決では「生徒に日本人としての自覚を養い、国を愛する心を
育てるとともに、国旗・国歌に対する正しい認識を持たせ、それらを尊重する態度を
育てるのは重要なことだ」と言っているのである。<これは都教委側の主張だろうが>

 けど、いくつかのブログに引用されている色々な報道記事や社説を見ていて、「これ
じゃあ、判決の内容が誤解されても仕方ないかも~」と思わされてしまった。
 判決の内容や教職員たちの現状がきちんと説明された記事や社説はほとんどなかった
からである。あとからネットで見られる範囲で、他の新聞記事などもチェックしてみた
のだが、大部分は「国歌斉唱、起立の義務なし」「国歌斉唱、起立の強制は違憲」と
いう点がメインで書かれていて、それだけを読んだら「入学式や卒業式では、教職員は
起立して国歌斉唱をする必要は全くない」という風にとらえられても仕方ないように
思えたからである。

 新聞によっては、紙面の中の方に判決要旨や通達の内容<両方ともコチラの文末に>や
処分の実態などを載せていたようであるが、そこまでしっかり見る人は少ないだろう。
 また、報道記事や社説の中には「もしかして憲法や法律、訴訟なるものなどの知識が
あまりない人が書いているのかも?!」と思わされるものもあった。

 裁判の判決の報道は専門的な事項も多いので、うまく読者に理解してもらえるように
記事を書くのは難しいとは思うが。式典での国歌、国旗の問題は、身近なものでもある
だけに、あまり読者に大きな誤解を与えないように、もう少し伝え方に工夫して欲しい
な~と思った次第である。

                   THANKS

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by mew-run7 | 2006-09-24 23:21 | 安倍政権に関して | Trackback(11) | Comments(16)

安倍、石原には逆風の画期的判決が。「都教委の国旗、国歌の通達は違憲!」


 今日の私は、さらにご機嫌がいい!(~~)

 何故って・・・都教委の国旗、国歌通達に違憲判決が出たからだ。<*1>

 まだ地裁判決で控訴されちゃうと思うけど、なかなか画期的な内容の判決なのである。
 あまり強引に憲法の理念から外れるような行為をすると、司法だって黙っちゃいない
ぞというところを見せてくれたのだから。それも歴史的なことまで踏み込んで。

 安倍氏は20日の記者会見で、26日からの臨時国会では、まず教育基本法の改正
とテロと特措法の延長をしっかりやりたいと言っていたけど。
 この判決は、愛国心教育を強化したいと思っている安倍氏&仲間たちや、石原都知事
などにはあまり面白くないも内容に違いない。<石原jr.は仲間たちの方ね。>

 野党4党も、秋の臨時国会で共闘することに決めて、特に教育基本法や歴史認識、
共謀罪のあたりをツッコンで行きたいと考えているようだ。<*2>
 この判決は、きっと追い風になってくれることだろう。(*_*)

 
 というわけで、今回は都教委の違憲判決についてメインに書きたいと思う。

 私は東京都民なので、この問題にはかなり関心があるし、自分の地域でこういう問題
が起きているのは、本当に情けなく、なげかわしく感じていたりするのだが・・・。

 ここまでの経緯をかなり大雑把に書くなら・・・。
 99年、国会で国旗、国歌法が制定された。これを機に、文科省は全国の自治体に
公立学校で国旗、国歌に関する指導を強化するように指示したのである。
 すでに89年には小学校の学習指導要項にも「国旗、国歌の理解」の指導が盛り込ま
れ、入学式や卒業式などの式典で国旗掲揚、国歌斉唱を行なうように決められていたの
だが、学校や教職員によって扱いがまちまちだった。
 そこで、自治体の中にはそれが守られているか実態調査を行なって、数字を100%
にすることを目標に、式典の国旗、国歌を行なっていない学校には厳しい指導を行なう
ところが出て来た。その中で、東京都が各校の校長あてに通達を出して、教職員に
国旗掲揚、国歌斉唱などに対する態度を強制したことから<守らないと処分などがある>
今回の訴訟になった。>


 先に私の考えを書いておくなら・・・私は「愛国心」なるもの自体や、国旗を掲揚、
国歌を斉唱すること自体は悪くないと思っている。
<国歌は「君」の解釈を「国民」or「国民+天皇」にすればいいと思うが。だって憲法
が主権者を「国民」、象徴を「天皇」と定めているのだから。>

 ただ、愛国心も国旗も国歌も、国や自治体がそれらを強制することはいけないと思う。
たとえ公務員でも、思想・良心の自由が保障されているからである。
<判決では、教育基本法に定められた「教育に対する不当な支配」に当たるとも判断され
た。今度の改正では、この条文を削ろうという案も出している議員もいる。>
 それに、教職員に強制することを許せば、結果的には生徒たちも間接的、実質的に
強制されるのと同じような状況になってしまうおそれが高いからである。


「でも、先生たちも国歌ぐらい一緒に歌ったっていいんじゃないかしら?」って思う人
もいるかも知れない。
 ただ、人によっては、国旗や国歌に快くない思いを持っている人がいるかも知れない。
判決の中にもあったが、日の丸は戦争を思い起こさせるという人もいるし、君が代は
天皇主権を現す歌詞だとされるなら歌いたくはないという人もいるのである。

 そうでなくとも<これは国旗、国歌の尊重には賛成の人も懸念していたことだけど>
都が通達(*3)を出して、ここまでアレコレ細かく決められて、それに従わないと
処分をされたり不利益を受けてしまうというのはいかがなものかと思う部分が大きい。


 たとえば教職員は、司会者が「国歌斉唱」のと発声で起立して、壇上中央に掲揚
された国旗の方を真っ直ぐ向いて斉唱しないといけないと。国歌はピアノ伴奏でないと
ダメとか(テープ等の伴奏ではダメということ)。さらに大きな声で歌っているかとか、
服装までチェックされたりしているのである。
<都の職員が、わざわざメモ帳やビデオカメラを手にして、先生たちが通達を守って
いるかチェックしに来ちゃったりするのだ。>

 そして、それが守られていないと戒告とか減俸とか停職とかの処分を受けたり、反省
を見せないと何度も研修を受けさせられたり、通常は希望すればOKになうはずの
定年後の再雇用を拒否されたり・・・かなり脅迫に近い感じの強制ぶりも見られて、
ちょっと異常な状況になっているのである。


<ちなみに小泉首相は「法律以前の問題じゃないでしょうかね。人間として、国旗や
国歌に敬意を表すというのは」と述べ、疑問を投げかけた。思想・良心の自由について
は「裁判でよく判断していただきたい」と述べるにとどめたそうだ。(毎日21日)

・・・人間として、法律以前と来ちゃうとは?!(・・) これは、憲法の問題なのよ。
けど、靖国参拝は総理大臣云々の前にひとりの国民としての「思想、良心の自由、
こころの問題だ。人からとやかく言われることではない」って盛んに主張してたよね。
だったら、教職員の国旗、国歌に対する姿勢に関しても、それを認めてあげないと
矛盾しちゃうのではないかしらん?> 
 

 そして、一応「生徒たちには強制しない」ということにはなっているのだが。
 学習指導要項の中に「国旗、国歌への理解を深める」ということが盛り込まれて
いるので、生徒がきちんと通達に沿うような行動をしないと、結局、先生が指導力
不足だと判断されることになってしまう。だから、先生たちも生徒にチャントやる
ようにと指導せざるを得ない。義務や強制じゃないけど、やらせようとはするのだ。
 その学校の先生や生徒に問題があると、校長が注意されたり、査定で不利になって
しまったりするので、校長も何とか守らせようとする。

 こういうことを放っておくと、愛国心とかそういうことでも、実質的な強制が行な
われることになりかねない。<すでに内申書にそういう項目を設けていたところも
あったりしたわけだしね。>
 99年に国旗、国歌法ができた時だって、当時の小渕総理は、わざわざ談話の中で
「法制化したからって国民に強制することはありません」と発表したのだ。だけど、
「じゃあ、安心ね」と思ってたら、公立学校ではそうは行かなくなっている。
 もし教育基本法が改正されれば、同じようなことになりかねない。そういうことも
あって、教育基本法の改正に反対している人も多いのである。

・・・・・ここまでで、かなり長くなってしまっているかも~ 。^^;

 とりあえず、今回はここまでにして、また近々、教育基本法改正の話の時に続きを
書きたいと思う。

 もしよかったら、教育基本法改正に関わる記事も読んでみて下さい。
(2)の記事内のリンクから、安倍氏がハチマキをして「愛国心」について力強く演説を
している姿も見られるですよ。(**)

(1) 教育の憲法に「愛国心」は必要なのか? ~自民党のこだわり~
(2) 安倍晋三氏がハチマキ姿で主張する愛国心の中身は?  
(3) 続・安倍晋三氏がハチマキ姿で主張する愛国心の中身は? 
                  THANKS


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*1 

【東京地裁の判決要旨 国旗掲揚、国歌斉唱をめぐる訴訟 判決要旨】


 国旗掲揚や国歌斉唱をめぐる訴訟で、東京地裁が21日言い渡した判決の要旨は次の通り。

 【国旗、国歌をめぐる状況】

 日の丸、君が代は明治時代以降、第2次世界大戦終了まで、皇国思想や軍国主義思想の精神的支柱として用いられてきたことがあるのは否定し難い歴史的事実で、現在も国民の間で価値中立的なものと認められるまでには至っていない。

 このため、公立学校の入学式、卒業式で国旗掲揚、国歌斉唱に反対する者も少なからずおり、こうした人の思想良心の自由も公共の福祉に反しない限り、憲法上保護に値する権利というべきだ。

 【学習指導要領の国旗国歌条項に基づく義務】

 同条項の法的効力は、その内容が教育の自主性尊重、教育における機会均等の確保と全国的な一定水準の維持という目的のために、必要かつ合理的と認められる大綱的な基準を定めるもので、教職員に対し一方的な理論や理念を生徒に教え込むことを強制しないとの解釈の下で認められる。

 同条項がこのような解釈を超えて、教職員に対し、国歌を斉唱しピアノ伴奏をする義務を負わせていると解することは困難だ。

 【都教育長通達に基づく義務】

 通達は国旗掲揚、国歌斉唱の具体的方法について詳細に指示し、各学校の裁量を認める余地はほとんどないほどの一義的な内容で、都立学校の各校長の裁量を許さず、これを強制するものと評価できる。原告ら教職員に対しても、各校長の職務命令を介し、国歌斉唱やピアノ伴奏を強制したものと評価できる。

 そうすると、通達やこれに関する都教育委員会の指導は、教育の自主性を侵害する上、教職員に対し一方的な理論や観念を生徒に教え込むことを強制することに等しく、教育における機会均等の確保と一定の水準の維持という目的のために必要かつ合理的と認められる大綱的な基準を逸脱しているとのそしりを免れない。

 従って、この通達や都教委の指導は、教育基本法が規定する「不当な支配」に該当し違法と解するのが相当だ。

 【校長の職務命令に基づく義務】

 原告ら教職員は国旗国歌法や都教育長通達などで、国歌を斉唱しピアノ伴奏をするまでの義務はなく、思想良心の自由に基づき、これらの行為を拒否する自由を有していると解するのが相当だ。

 原告らが拒否しても、格別式典の進行を妨害することはない上、生徒らに対して国歌斉唱の拒否をことさらあおる恐れがあるとまではいえず、国旗国歌条項の趣旨である入学式、卒業式等の式典における国旗、国歌に対する正しい認識を持たせ、これを尊重する態度を育てるとの教育目標を阻害する恐れもない。

 原告らのうち音楽科担当教員は、授業でピアノ伴奏する義務は負うものの、式典での国歌斉唱の伴奏は授業と異なり、必ずしもピアノ伴奏で行わなければならないものではない。また、伴奏を拒否しても他の代替手段も可能だ。

 そしてこれを拒否した場合に、異なる主義、主張を持つ者に対しある種の不快感を与えることがあるとしても、憲法は相反する主張を持つ者に対しても相互の理解を求めており、このような不快感により、原告らの基本的人権を制約することは相当とは思われない。

 従って、各校長が原告ら教職員に対し、国歌斉唱の際に国旗に向かって起立し、国歌を斉唱せよとの職務命令を発することには、重大かつ明白な瑕疵(かし)がある。

 【小括】

 都教委が通達に基づく職務命令により原告ら教職員を懲戒処分とすることは、裁量権の範囲を超え、その乱用になると認められ、在職中の原告らが上記行為を行う義務がないことの確認のほか、都教委が懲戒処分等をしてはならない旨命ずるのが相当だ。

 【賠償請求】

 原告らは違法な通達などによって、国歌斉唱の際に国旗に向かって起立し、国歌を斉唱するか否か、ピアノ伴奏をするか否かの岐路に立たされたこと、あるいは自らの思想、良心に反して通達および職務命令に従わされたことで、精神的損害を被った。

 損害額は、違法行為の態様、被害の程度等を総合考慮すれば、1人当たり3万円を下らないものと認定するのが相当だ。

 【結論】

 国旗国歌法が施行されている現行法下において、生徒に日本人としての自覚を養い、国を愛する心を育てるとともに、国旗・国歌に対する正しい認識を持たせ、それらを尊重する態度を育てるのは重要なことだ。

 しかし、国旗、国歌に対し、宗教上の信仰に準じた世界観や主義、主張から、国旗掲揚や国歌斉唱に反対する教職員、国歌のピアノ伴奏をしたくない教職員がいることもまた現実である。

 このような場合に、懲戒処分をしてまで起立させ、斉唱させることは、いわば少数者の思想良心の自由を侵害し、行き過ぎた措置である。

 国旗、国歌は、国民に強制するのではなく、自然のうちに定着させるというのが国旗国歌法の制度趣旨であり、学習指導要領の理念と考えられ、都教育長通達や各校長による職務命令は違法であると判断した。





*2 <北海道新聞21日>

『民主、共産、社民、国民新党の野党四党は二十一日、国会内で国対委員長会談を行い、
自民党の安倍晋三総裁が最優先課題とする教育基本法改正案について、臨時国会での
成立を阻止することで合意した。与党側が同案を採決しないことを確約しない限り、
与党提案の八十一日間の臨時国会会期にも応じない方針。これに対し、与党側は国会
召集日の二十六日の本会議で会期の採決に踏み切る構えで、国会冒頭から与野党の対立
が激化しそうだ。

 会談では、共謀罪創設を柱とする組織犯罪処罰法改正案と、憲法改正手続きを定める
国民投票法の与党案についても反対する方針を確認した。
 国民投票法案は、与党と民主党が昨秋の衆院憲法調査特別委設置を受け、共同提出を
目指したが、小沢一郎代表が就任後「与野党が協力するのは国民に分かりにくい」と
方針転換。与党と民主党は投票年齢や投票対象の異なる法案をそれぞれ提出し、いずれ
も継続審議となっている。
 このほか、民主党は党首討論の早期実施を与党に求める考えを示し、他党も同意。
野党共闘強化のため、国対委員長会談は定例化し、国民新党を正式メンバーに加える
ことを決めた。』

  
*3  <東京都教育委員会の通達>
15教指企第569号 平成15年10月23日
 
 都立高等学校長殿 都立盲・ろう・養護学校長殿 
            東京都教育委員会教育長 横 山 洋 吉
 
 
入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について(通達)
 
 
 
 東京都教育委員会は、児童・生徒に国旗及び国歌に対して一層正しい認識をもたせ、
それらを尊重する態度を育てるために、学習指導要領に基づき入学式及び卒業式を適正に
実施するよう各学校を指導してきた。
 これにより、平成12年度卒業式から、すべての都立高等学校及び都立盲・ろう・養護
学校で国旗掲揚及び国歌斉唱が実施されているが、その実施態様には様々な課題がある。
このため、各学校は、国旗掲揚及び国歌斉唱の実施について、より一層の改善・充実を
図る必要がある。
 ついては、下記により、各学校が入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱を
適正に実施するよう通達する。
 なお、「入学式及び卒業式における国旗掲揚及び国歌斉唱の指導について」(平成11年
10月19日付11教指高第203号、平成11年10月19日付11教指心第63号)
並びに「入学式及び卒業式などにおける国旗掲揚及び国歌斉唱の指導の徹底について」
(平成10年11月20日付10教指高第161号)は、平成15年10月22日限り
廃止する。
 

 
1 学習指導要領に基づき、入学式、卒業式等を適正に実施すること。
2 入学式、卒業式等の実施に当たっては、別紙「入学式、卒業式等における国旗掲揚及び
 国歌斉唱に関する実施指針」のとおり行うものとすること。
3 国旗掲揚及び国歌斉唱の実施に当たり、教職員が本通達に基づく校長の職務命令に
 従わない場合は、服務上の責任を問われることを、教職員に周知すること。
 
 
別紙

入学式、卒業式等における国旗掲揚及び国歌斉唱に関する実施指針
 
1 国旗の掲揚について
  入学式、卒業式等における国旗の取扱いは、次のとおりとする。
(1) 国旗は、式典会場の舞台壇上正面に掲揚する。
(2) 国旗とともに都旗を併せて掲揚する。この場合、国旗にあっては舞台壇上正面に
 向かって左、都旗にあっては右に掲揚する。
(3) 屋外における国旗の掲揚については、掲揚塔、校門、玄関等、国旗の掲揚状況が
 児童・生徒、保護者その他来校者が十分認知できる場所に掲揚する。
(4) 国旗を掲揚する時間は、式典当日の児童・生徒の始業時刻から終業時刻とする。
 
2 国歌の斉唱について
  入学式、卒業式等における国歌の取扱いは、次のとおりとする。
(1) 式次第には、「国歌斉唱」と記載する。
(2) 国歌斉唱に当たっては、式典の司会者が、「国歌斉唱」と発声し、起立を促す。
(3) 式典会場において、教職員は、会場の指定された席で国旗に向かって起立し、国歌を
 斉唱する。
(4) 国歌斉唱は、ピアノ伴奏等により行う。
 
3 会場設営等について
  入学式、卒業式等における会場設営等は、次のとおりとする。
(1) 卒業式を体育館で実施する場合には、舞台壇上に演台を置き、卒業証書を授与する。
(2) 卒業式をその他の会場で行う場合には、会場の正面に演台を置き、卒業証書を授与
 する。                    
(3) 入学式、卒業式等における式典会場は、児童・生徒が正面を向いて着席するように
 設営する。
(4) 入学式、卒業式等における教職員の服装は、厳粛かつ清新な雰囲気の中で行われる
 式典にふさわしいものとする。
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by mew-run7 | 2006-09-22 05:33 | 共謀罪、教育基本法改正 | Trackback(46) | Comments(54)

安倍はやや苦戦、谷垣は大健闘・・・ そして、私は民主主義による 逆転を目指す?!

 
 というわけで、20日に安倍晋三氏が自民党総裁に決まったわけだが・・・。

 でも、実は、私はちょこっとご機嫌がいいのだ。(^^♪  

 まず、安倍氏の票数が思ったより伸びず、逆に私が応援していた谷垣氏が議員票
を予想以上にとって、何と100票台に乗せたのが嬉しかった。<ふふふって感じ>

 得票数が発表された時に、気付いた人も少なくないと思うが、安倍氏やその周囲の
人の表情には、ちょっとガッカリしたようなところが見えたのではないだろうか? 
 もちろん安倍氏にとっては初の総裁選だし、祖父や父が総裁選で敗れたことがあった
だけに、緊張をしていた面もあるとは思うが。午前中に「7割確保」との情報も出て
いたこともあって、意外&残念に思ったことは否めないと思う。

 数の上では圧勝であるが、安倍陣営が確保できたと思った票数を下回ったことで、
実質的にはやや苦戦、前途多難の船出となってしまったように思われる。
<それに引き換え、谷垣氏は喜びと安堵の笑みを浮かべて、目がウルウルしてた感じ
も。麻生氏もそこそこ満足げであったように思う。> 

 そして、昨日は、おそらく政治ブログのランキングに登録して過去最多のクリックを
頂いた。数が云々というより、「もしかして、私と同じ思いを抱いている人が多いの
かも~」という気持ちになって、何だかチョット心強くなったところがあったのだ。
 クリック、有難うございました。m(__)m

 <前記事の「安倍総裁誕生前夜に・・・暗闇の危機感の中で、一筋の希望の光も?!」
よろしくです。>

 日本は今、本当に大きな岐路に立たされていると思うし、前記事にも書いたが、私は
今、本当に大きな危機感や恐怖を抱いているところがある。
 でも、前記事の最後にも書いたように、まだ望みがないわけではない。

 ともかく勝負は、来年の参院選である。ここで何とか安倍自民党の議席を減らして、
与党(+公明党)を過半数割れにしなくてはいけない!

 ちょっと大げさかも知れないけど。私は、こういう大事な時にこそ、何とか一般市民
の思いを結集して、民主主義の力を発揮させたい。民主主義の力を信じたいと思うのだ。
 折角、憲法が国民に主権を与えて、60年もそれを守って来たのだから。「こういう
大事な時に、それを行使、発揮できなくてどうする?!」という気持ちもある。
 私自身は無力ではあるけれど、皆さまの知恵と力をお借りして、小さな力をつなげて
行けば、何かできるのではないかと・・・。

 この件については、また改めて書こうと思っているのだが。是非是非、皆さまのお力
を貸して下さい。よろしくお願いいたします。m(__)m
 そして皆で、頑張ってて行きましょう!p(*^-^*)q がんばっ♪

 さて、今回は総裁選の結果の感想を書いてみたい。
 田中真紀子氏への脅迫事件も気になるのだが、できるだけ早くこの件もアップしたい。

* * * * *

 
 今回の総裁選は、以前から言われていた「麻垣康三」の「康」(福田氏)がおりて
しまった7月に、もう結果も順位も見えてしまって、総裁レースという面ではツマラ
ないところはあったけれど。
 ただ、各陣営にとっては、本番で何票とれるかは重要なことなので、かなり必死で
やっていたのではないかと思う。
 また、これは次回に書きたいのだが、私なりには収穫があった部分も大きい。


 安倍氏陣営にとっては、勝利はわかっていたものの、その勝ち方が問題だった。
 早くから党内でも地方でも7割以上の支持があると言われていて、ともかく7割確保
できれば703票注500票以上の圧勝をすることが大きな目標にしていたようだ。
支援議員の中には、議員403票中300票とりたいと豪語していた者もいる。(自民
党総選挙の投票については文末*1に)

 だが、実際にとれたのは、464票(6割6分)。特に党の議員の票は267票しか
なく、後掲*2の記事のように、党内の票固めにかなり力を入れていただけに、それ
なりのショックはあったと思う。<今後の党内の運営にも関わることだし、支持すると
言ってて裏切った者がいるわけで、疑心暗鬼になってしまう面もあるかも。>

 私は総裁選の得票の発表を見ていて、ふと、その朝、目にした小泉氏の言葉を思い
出していた。前夜に小泉氏が森氏と食事(中華めん?!)をしていた時のこと。
<ちなみに小泉氏も安倍氏ももともと森派の所属議員である。>
『森が「7割前後は固まった」と陣営の情勢分析を伝えると、小泉は「もっと慎重に
読まないと。6割を超えてくれたら最高じゃないの」と慎重な見方を示した。(*2)』

 それを読んだ時には、チョット「小泉は3回めのチャレンジでやっと当選したのだし、
自分が最初にかついだとはいえ、安倍が自分(6割)よりあまり票をとって圧勝するのも
イヤだったりして」とか思った部分もあったのだが(笑)。さすが5年半も党の総裁を
やって来て、他派閥&その議員の言動などはいかに信用できないか知っているだけに
、慎重に計算するところがあるんだな~とも思ったりもしたのだった。

 
 他方、私にとって気がかりだったのは、自民党の中では好きな議員の一人である谷垣
氏がどうなるかということだった。<コチラ参照>
 個人的には、谷垣氏に2位になってもらって、安倍氏の次の候補になって欲しかった
のだが・・・もともと谷垣派は15人しかいないし、同じ宏池会(旧:宮沢派)の流れ
の河野グループから麻生氏が出馬したため、推薦人の20名を集めるだけでも楽では
なかったという話もあった。しかも、総裁選では、安倍氏に対抗するような政策を次々と
出して、安倍氏とやり合う場面も多かったので、谷垣氏に投票する議員は下手すると30
人ぐらいしかいないのではないかと(よくても4~50人とか)、かなりの劣勢が伝え
られていたのである。
 彼は地方の組織票も持っていないし、陣営としては3位でもせめて70票は確保したい
と思っていたようなのだが。総裁選で大敗すると、本人の気持ちのダメージも大きいし、
その後の政治活動にも影響があるときくので、私はすごく心配していたのである。

 ところが、フタを開けてみれば、議員票を66票もゲット。地方は36票とはイマイチ
だったが、合計102票もとり<100票を超えるかどうかは大きな意味があるらしい>
谷垣氏にとってはもちろん、彼を支持した加藤紘一氏にも、大きな励みになったと思う。
 今回、安倍氏の票が予定より減ったのは、参院との対立<コチラ参照>も要因になって
いたと言われるが、その票が谷垣氏の方に流れ、麻生氏と3票しか違わない票数をとった
ということも大きい。
 前にも書いたように、自民党の中は、今、東アジア外交(またそれに絡む安保、靖国
などの諸問題)で二極化しているところがある。ここで谷垣氏がこれだけの票をとった
ことは、自民党自体が一方的な方向に持って行かれないようにするために、大きな意味が
あるからだ。


 麻生氏は2回目の総裁選になる。3年かけて準備をして来ただけに、今回の総裁選で、
彼は政策で議論するより先に、安倍氏優勢と決まっていたことに不快感も示していた時
もあった。自分に比べ、議員としても閣僚(大臣)としても、ほとんど実績のない安倍氏
に先に総裁をとられるのは、少しシャクに思う面もあったかも知れない。
 ただ、もともと安倍氏とはあまり考えが違わない部分が大きい上、ここでしっかりと
票数を集めて2位になれば、安倍氏の次を任される可能性も高いだけに、その路線を目指
すことにアタマを切り替えたようだ。
 また、地方票でも健闘し、某所のネット投票でも1位になったのが嬉しかったのか、
「ネットに行くと若者い人にも人気があるな」どの再発見があったことを、まんざらでもなさそう
に語っていた。
 おそらく麻生氏は、安倍内閣でも重要ポストを得ることになる。ちなみに谷垣氏は、
本人が「次(の内閣入り)はないでしょう」とあっさり言っていた。


 いずれにせよ、安倍氏陣営が思い通りの票をとれなかったというのは、アンチ安倍派
の私にはチョットばかり朗報であった。
 安倍氏に票を入れた派閥や議員も、もし人事で思うようなポストがとれなければ、
かなり対応が冷たくなる可能性が高い。参院選をのことを考えれば、とりあえず安倍氏を
支えようとはするだろうが、何でも安倍氏の思うようにはさせないぞという意識が働き、
法案、政策の細かい部分などで、あまり積極的に賛成しないケースも少なからず出て来る
のではないかと思う。

 安倍氏は、今から人事を考えなければならず、秋の臨時国会や補選の対応もあり、もう
今日から大変な日々を送ることになるだろう。

 そして私は、今から張り切って、安倍氏対策を考えたいと思っているのであった。(・・)

                          THANKS

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 *1

 自民党の総裁選は、党の議員と党の地方支部の票の合計で決まる。
 今、自民党に所属している衆参議員はひとり一票ずつ持つ。<今回は403人。>
また全国の地方支部には300票が割り当てられる。まず各都道府県に、基本になる
3票ずつが与えられる。残りの票は党員数の数によって、比例配分される。<東京の
場合は、党員が多いので全部で12票持つことになる。>
 各都道府県では、党友、党員による投票数に基づいて、いわゆるドント方式で、
自分の支部に割り当てられた票を候補者に配分する。
 そして、403票+300票の計703票で、総裁候補を決めることになる。

*2 <毎日新聞20日>

  自民党総裁選の投開票を翌日に控えた19日午後。自民党本部で開かれた官房長官
安倍晋三の総合選対会議で、B4の一枚紙が配布された。
 紙には国会議員の氏名が書かれ、8日の出陣式の出席者は名字の部分に、19日昼の
決起集会の出席者は名前の部分にピンク色のマーカーが引かれていた。秘書が代理出席の
場合は、色が緑などに変えてあった。
 選対事務局長の甘利明(元労相)が「出陣式、決起集会、どちらかに来た人は260人
に上ります」と報告。会議では「国会議員票だけで300は超える」との見方が大勢だった
が、決起集会出席者が237人(代理出席34人を含む)にとどまったため、動向が不透明
な議員が多い参院津島派を中心に、20日朝まで手分けして電話で支持を求めることを確認
した。

 「圧勝」が伝えられる安倍。703票(国会議員403、地方300)のうち7割を固めた
との見方が早くから流れ、これがいつしか相場観になっている。勝敗ではなく勝ち方が焦点で、
それが「安倍政権」の行方を占うカギにもなる。

 だが、過去の総裁選で得票率が7割を超えたのは、95年に元首相橋本龍太郎が首相小泉
純一郎を破ったケースだけ(得票率77.7%)。国民的人気を背景に小泉が再選を果たした
前回03年の総裁選でも、得票率は60.7%にとどまった。

 その小泉は決起集会と同時刻、首相官邸に近いキャピトル東急ホテルの中華レストランで
前首相森喜朗と中華めんを食べていた。森が「7割前後は固まった」と陣営の情勢分析を
伝えると、小泉は「もっと慎重に読まないと。6割を超えてくれたら最高じゃないの」と
慎重な見方を示した。

 安倍は19日午後、党本部に置かれた「再チャレンジ支援議員連盟」の選対であいさつした。
 「実があるなら今月今宵、一夜明くればだれも来る」
 安倍は地元・長州(山口県)出身の高杉晋作が奇兵隊を作った時に詠んだとされる都々逸を
引用し、20日に臨む決意を披露した。創政会を旗揚げするか悩む元首相竹下登に、父晋太郎
(元外相)が色紙にしたためて贈ったという逸話付きの都々逸だ。

 安倍に挑む財務相谷垣禎一、外相麻生太郎は19日、各国会議員に自ら電話を入れ「最後の
お願い」を展開した。森派の政調会長中川秀直、前外相町村信孝、元科学技術担当相尾身幸次
らは19日夜、東京・北青山の料亭「浅田」で対応を協議。「不確定要素が多い」としてぎり
ぎりまで引き締めを図ることで一致した。

 「父は(総裁の座に)2回挑戦して2回敗れた。祖父の岸信介も石橋湛山との戦いで、
2、3位連合でひっくり返されて敗れた。わが一族はどうも厳しい」
 この日、総合選対でこうあいさつした時の安倍の表情はいつになく緊張していた。』

『外相の麻生太郎、財務相の谷垣禎一とも敗者となったが、得票を3けたに乗せたことで、
むしろ高揚感が勝った。特に谷垣陣営がそうだった。

 谷垣陣営は、総裁選管理委員である遠藤利明が、ブロックサインで会場の陣営議員に、
谷垣の得票結果を知らせる手はずになっていた。眼鏡に触れば80以上、頭を片手で
触れば90以上、両手で触れれば100以上――といった具合。
 谷垣はそのことを知らなかったが、隣にいた衆院議員の土井真樹から「かなりいいよう
ですよ」と教えられ、顔をほころばせた。
 壇上を見つめる谷垣の目は潤んでいた。元首相の森喜朗に反旗を翻した「加藤の乱」で
涙したことがあるため、本人は「涙」を否定するが、終了後は「自分が想像していたより
入れてくれた」と喜びを隠さなかった。

 谷垣陣営がこだわったのは、総裁選後をにらみ、「非安倍」勢力の旗頭となれる結果を
残せるかだった。発言権を維持するためには、麻生に敗れたとしても遜色のない結果が
必要だった。
 「私が主張してきたことを少しでも党の主流にできるよう精進していきたい」。選対
本部でこうあいさつした谷垣の表情には、「次」につなげた手応えがうかがえた。

 一方麻生も、終了後、「十分に満足すべき票をいただいたと思います」と記者団に語った。
 官房長官安倍晋三の「圧勝」が伝えられる中で、麻生陣営は安倍政権で重要ポストを占め、
足元を固めて「ポスト安倍」をうかがう――戦略を描いていたとされる。そのためには、
2位が絶対的な目標でもあった。

 新人事への対応を記者団から問われた麻生は「(入閣などを)要請されたら、応えるよう
に努力するのが義務、責務だと思う」と意欲たっぷりに語った。』

『 安倍晋三君267票――。自民党総裁選の投開票が行われた党本部8階のホール。選管
委員長の臼井日出男が最初に安倍の国会議員票を読み上げた瞬間、「ふーん」と低い響き
の反応が会場内に広がった。

 財務相の谷垣禎一の時は「ほー」、外相の麻生太郎は「おー」。この対照的な反応が、「圧勝」が
伝えられながら得票率が目標の7割に届かなかった安倍の微妙な勝利の評価を物語っていた。
 会場中央、前から4列目に座っていた安倍は立ち上がって、後ろ、右、前、左の順に深々と
頭を下げたが、表情は硬いまま。着席してしばらくしてようやく笑みがのぞいたが、満面の笑み
にはほど遠かった。

 安倍陣営は投票前、自民党本部に近い赤坂プリンスホテルで、必勝出陣式を開いた。出陣式を「最後の踏み絵」とする思惑もあり、お知らせの紙に「必ず議員ご本人の出席を」とのただし書きを入れた。陣営幹部は手分けして各議員に出席要請の電話も入れた。
 結局、出席者は議員266人(含む代理出席15人)。選対本部長代理の町村信孝(前外相)は「もうちょっと来ると思ったが」と不安げな表情を見せたが、安倍の議員票はくしくもこの数字とほぼ符合した。

 町村をはじめ、選対本部長の柳沢伯夫(党税調会長)、事務局長の甘利明(元労相)らは
20日夜、東京・赤坂の料亭で慰労会を開いた。
 「あれだけ電話して、入れてくれると言っていたのになあ」。だれかれとなくぼやきが相次ぎ、町村は「森(喜朗前首相)さんに280は下回らないと報告したのに」と肩を落とした。出席者によると、お通夜のようだったという。』

 
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by mew-run7 | 2006-09-21 06:33 | 安倍政権に関して | Trackback(26) | Comments(12)

安倍総裁誕生前夜に・・・暗闇の危機感の中で、一筋の希望の光も?!

次回から、元気に頑張るので、今回だけはちょっとグダグダしていいですか?
<けど、最後には一筋の希望の光も見い出した話も・・・>


 マジメな話、私はこの何日か超ブル~になっている。
 何故って、あの安倍氏が日本の首相になる日が近づいているからだ。
もう「サイテ~~~」という気分なのだ。

「何で、よりによって、あんなネオコン的タカ派の人がすごく支持されて、わが日本の
私の愛する大事な国の首相になってしまうのか」
・・・ 私には、なかなか理解&納得ができずにいる。

 安倍氏が・・・というか、彼のような考え方を持ち、政権構想を公表している人が
私の愛する日本の政府の長(首相)になって、日本の政治を司って行くということが、
現実のこととして、受け入れられずにいるのだ。
 アタマではわかっているのだが、それを拒みたいと思う私のココロが抵抗感を示して、
ミュ~ミュ~(イヤだイヤだ)と言っているのである。

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by mew-run7 | 2006-09-20 05:35 | 安倍政権に関して | Trackback(34) | Comments(10)

安倍氏がこだわる国立大9月入学&ボランティア+「予備自衛官補」で若者集め


 今回は安倍晋三氏がやけにこだわる「国立大学9月入学」論をメインに書きつつ、
ちょっと気になる「自衛隊の予備自衛官補の制度」なるものを紹介してみたい。

<ちなみに「予備自衛官補」というのは、18歳以上の一般国民が計50日間の訓練を
受け、予備自衛官になる資格を得る制度である。(訓練には1日7900円支給)、
システムの概要などは後述。>

* * * * * 


『安倍官房長官は14日、自民党本部で開かれた公開討論会に出席し、国公立大学の
入学時期について「世界の大体の学校は9月だ」と語り、9月入学の導入を検討する
考えを表明した。そのうえで「(入学まで)4月から9月の間に、ボランティア活動を
やってもらうことも考える必要がある」と述べ、奉仕活動を義務づける考えも示した
<朝日新聞 15日> 』<関連報道記事*1>

 
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by mew-run7 | 2006-09-15 12:08 | 安倍政権に関して | Trackback(27) | Comments(58)

自衛隊レバノン派遣?!+ 安倍問題発言 + 自民、広告会社に 5年で74億丸投げ

今回は、時事ネタ+αを書きたい。
  すべてに共通しているのは、「国民主権の国にあって、首相や政府がきちんと国民に説明
しようとしない姿勢を持つことは、よくない」ということである。

 今回、取り上げるのは「自衛隊、レバノン派遣を検討」、「安倍氏の靖国等の発言」「自民党
が政党交付金(国民の税金)を大手広告会社に丸投げ(5年で74億)」の3つを。



<つづきは ↓More をクリック>

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by mew-run7 | 2006-09-14 16:52 | 安倍政権に関して | Trackback(7) | Comments(10)

小沢代表再選 + 安倍氏が自民参院と対立か?! + 総裁選の ハガキ騒動


12日アップの「安倍氏が解釈変更してでも、早く集団的自衛権を認めたいわけ
(重要度☆)もよろしくです。


 今回は小沢氏が民主党代表に再選されたので、そのことをメインに書こうと思って
いたのだが、安倍氏が自民党参院と対立しているニュースの方が面白くて、そちらに
力を注いでしまった。(・・)


☆ 小沢氏が民主党代表に再選・・・目標は一つ、参院選で与党過半数割れ!(~~)/ OH!

12日に小沢一郎氏が、無投票にて民主党の代表に再選することが決まった。

 小沢氏が代表に選ばれた4月の選挙は、前原氏の辞任に伴う臨時のものだったので、
議員の投票だけで決まってしまったものだった。
 だから、本当なら、誰か立候補して<河村たかし氏でもいいから?!>、党員やサポ
ーターに投票してもらう形で、正式に代表を決める方が民主的な感じもしてよかったの
ではないかな~と思う部分もあったのだが。<多少はTVで取り上げられて、党の
アピールにも繋がるし。・・・でも、河村氏は推薦人が集まらなかったらしい。^^;>
 もう党全体が「小沢氏を中心にして、来年の参院選まで頑張ろう」という感じになっ
ているようにも思えるので、とりあえずOKかなとも思う。

<小沢氏の推薦人は、党内の各グループの若手が署名していて、ちょっと興味深かった。
(後掲*2) おそらくグループや当選回数にかかわらず、党内が一致団結している
ことを示すための方法として、考えられたのだろう。> 
 
 私は基本的に無党派層なのだが、コチラなどに書いたように、自民改憲阻止のために
<党や代表の政策に賛同できる限りは>しばらくの間、民主党を応援することにした。
 もちろん当面の最大の目標は、小沢氏の言うように、来夏の参院選で与党を過半数
割れさせることである。

 ただ、私は次の参院選は、解党も賭けて憲法改正を争点に戦って欲しいと思う気持ち
もあったのだが<コチラ>、小沢氏は「共生」をテーマに、「格差是正(社会保障、
雇用対策含む)」「教育再生」をメインの政策としてやって行くようだ。<*4>

 実際、世論調査などを見ても、格差や教育、福祉などの社会政策の問題に関心を持っ
ている人が多いし、安倍氏はこの辺りの政策が十分でない(教育に関してはやや極端)
であることから、これらの方が争点にしやすく、民主党が市民の生活を考える党である
というイメージもつけやすいと考えたのではないか思われる。
<憲法改正はまだ選挙の争点とするほどに国民の関心が高まっていないし、正直なところ
党内でも議員によって意見が大きく異なるので一致団結しにくい面があるのだ。^^;>

 安倍陣営も、小沢氏の政策を研究するチームを作ったり<*3>、参院選までに中韓
首脳との対談を実現させることや、拉致問題でサプライズ的な進展を見せられないか
など、今からアレコレ参院選対策を考えているとの話が出ているが<参院選がすごく
劣勢になりそうな場合は、衆参同時選挙で勝負しようかとか?!>。
 後述するように、早くも自民参院側とギクシャクしているとの報道もあり、その間に
民主党としては亀井氏、平沼氏、田中康夫氏など他の政党の人たちとも連携しながら、
着々と準備を進めて行きたいところである。

* * * * * * 

 ☆ 安倍氏が候補見直し発言で参院側と対立か? <&総裁選はがき騒動>


 安倍晋三氏が『11日、日本記者クラブ主催の自民党総裁選候補者による公開討論会
で新総裁に就任した場合、既に決定済みの来年夏の参院選公認候補予定者を見直す意向
を示し、参院選の態勢づくりに関する質問に「候補者は大切。勝つために見直して決定
しなければいけない。総裁の最終的な判断には従ってもらわなければならない」と言及。
その後の記者会見で、世論調査を参考にすると説明した(スポニチ12日)』ことに
対し、参院幹部や党内の他の議員から批判が相次いでいる。

『片山虎之助参院幹事長は12日午後の記者会見で、安倍晋三官房長官が党総裁になった
場合、決定済みの来年夏の参院選公認候補予定者を見直すと明言したことに対し「何を
言っているのか理解できない。影響を考えて慎重に発言した方がいい」と不快感を示した。
既に決定した候補について「各都道府県連が『勝てる候補』を円満に選び、選対本部で
小泉純一郎総裁ら役員が問題なしと認めた」と指摘。同時に「総裁が何でもできると
いうのは民主主義の否定だ」と強調した。<共同通信 12日>』

『青木参院会長は「(安倍氏は)もっと慎重に言わなければダメだ。衆参の執行部が対立
していると誤解されないようにしてほしい」と不快感を示した。
 片山参院幹事長は「安倍君もあまりいい気になっちゃいかんよ。何でもできるわけじゃ
ない」と周辺に言い放ち、批判。さらに腹の虫がおさまらず、「安倍政権」での官房
副長官候補と目されている世耕弘成参院議員を呼び出し、「あんなこと、君が安倍君に
言わせているんじゃないか。今の段階で勝てない候補はいない」と難詰した。
<毎日新聞 12日 抜粋 <残りは後掲*1>』
 

 アンチ安倍の私であるが、正直なところ、最近の安倍氏は高い支持率に自信を持った
のか、小泉流のリーダーシップに憧れているためなのか、時にかなりタカビーor強気な
発言をすることがあり、「あらら?」と思わされることがある。
 ここで安倍氏がこのような発言をしたのは、小泉氏も手をつけられなかった参院の
青木ー片山体制を壊そうという意図でしたことなのか、それとも不用意な発言だった
のか。一つ間違えると、大きな対立に発展する可能性もある問題になりそうだ。 


 一般に国会では参院より衆院の議員の方が重視されがちなのであるが、自民党の参院
チームはプライドも高く、発言権もかなり大きい。特に参院のドンと呼ばれる青木参院
会長は党内の重要な局面では必ず顔を出して来るし、№2の片山参院幹事長と共に、
完全に参院議員を仕切っているところがある。
 それゆえ、ワンマン総裁であり、他人の言うことには滅多に耳を貸さないと言われた
あの小泉首相でさえ、参院のことでは、選挙や人事(参院枠の大臣)の面も含め、青木
片山両氏の判断を尊重していたという話がある。

 また、実は自民党は04年の参院選の選挙区戦で民主党に49対50と負けてしまい、
その結果、自民党で過半数をとれず、参院ではいまだに公明党に頼らざるを得ない状況
に繋がっている。
 実はこの時の自民党の幹事長(選挙の総責任者)が、03年に小泉首相のごひいき
人事で選ばれた安倍氏だったのだ。安倍氏はそれまで何の要職の経験もなく、候補者
選びにしろ、選挙対策にしろ、ほとんど自分で主導権を握ることはできなかったらしい。
 他方、参院側は、その前の衆院選から上り調子だった民主党に打ち勝つために、若く
拉致問題で注目を集めた安倍氏の活躍に期待したが、ろくな結果が出せず、ある幹部が
(本人に対してか、陰でかはわからないが)「役立たず」よばわりをして「出直して
来い」という発言をしたという話も流れていた。

<しかも、安倍氏は過半数をとれなければ責任をとると明言していたのに、なかなか
辞任をしようとせず、ヒンシュクを買い、党内やマスコミからかなりの非難を受けた。
そして何と、いったん幹事長を勤めながら、勉強のために幹事長代理をさせられること
になったのだ。・・・もしかしたら、彼はその時のことを恨みに思っている部分もある
のかも知れない?!>

 来夏の参院選は、そんなこんながあった3年後、今度は安倍氏が党総裁として迎える
選挙なのであるが・・・。
 何だか、安倍氏vs.小沢民主党の前に、安倍氏vs.青木+片山自民参院の闘いの方が
興味深く思えてウキウキしてしまう私であった。


 最後にオマケで、子供のケンカのようなくだらないイザコザの話を。
 総裁選自体は、結果が見えていてしらけている感じもあるが、バックについている
スタッフ同士はこんなところでアツくなっているらしい。

『自民党総裁選で、安倍官房長官の合同選対の町村信孝本部長代理が12日、総裁選
管理委員会に「谷垣財務相、麻生外相の両陣営が選挙運動の申し合わせ事項に違反して
いる」と抗議を申し入れた。選管委は8月、文書類の郵送など5項目を禁止したが、
町村氏は両陣営が党員にはがきなどを送った、と主張した。
 一方、両陣営からは、安倍陣営も同様の行為をしているとの指摘も。安倍陣営は
「うちは各議員が自主的にはがきを送っただけで、選対が送っている両陣営とは違う」
と反論している。
 選管委の臼井日出男委員長は町村氏の申し入れ後、記者団に3陣営とも「灰色」との
認識を示し、「とにかく金をかけずに、と3陣営にお願いした」<朝日新聞12日>』
 
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 *1

『民党総裁選レースを独走する安倍晋三官房長官と、参院自民党を束ねる青木幹雄参院
議員会長の間にさざ波が立ち始めた。11日の日本記者クラブの討論会で安倍氏は来夏
の参院選について「当然、候補者の見直しをしなければならない」と明言したため、
小泉純一郎首相ですら手をつけられなかった参院自民党という「最後の聖域」に安倍氏
が手を突っ込むのではないか、との見方が広がったのだ。新政権の閣僚人事で従来通り
に参院自民側の推薦を尊重するかも含め、党内は両氏の関係の推移をかたずを飲んで
見守っている。

「(安倍氏は)もっと慎重に言わなければダメだ。衆参の執行部が対立していると誤解
されないようにしてほしい」
 12日の役員連絡会。青木氏の発言は、安倍氏の言動への不快感を示したものだった。
 青木氏の口癖は「参院のことは参院で決める」だ。「参院のドン」と呼ばれて久しい
青木氏には、来年の参院選を指揮する強い自負がある。

 それだけに安倍氏が候補選びについて「総裁が判断したことには従っていただかないと」
と言い切ったことの意味合いは小さくない。自民党は現時点で62人(選挙区40人、
比例22人)の候補を選定したが、青木氏らの意向が大きく働いたのは事実。青木氏の意を
受けた参院自民党のナンバー2、片山虎之助参院幹事長は12日に
 森派以外の派閥を機能不全に陥れた小泉首相でさえ、青木氏率いる参院には配慮し、組閣の
際の人事推薦権も容認した。青木氏にしてみれば、新政権発足前に参院選候補者の見直しを
容認すれば、人事推薦権にまで影響しかねない。現在2の割り当ての参院枠の閣僚ポストが
安倍氏の一本釣りにあえば、青木氏の求心力は一気に揺らぐ。

 一方、揺さぶりを始めた安倍氏にも心に期すものがある。前回04年の参院選で幹事長と
して指揮したが、事前に候補者の半数以上は決まっていて、独自性を出す余地はほとんど
なかった。この選挙で自民党の獲得議席は49と民主党の50議席に達せず敗北した。
「小沢民主」と闘うためには自力で勝ち抜く候補者の選定が大前提だ。小沢氏と青木氏は
旧竹下派時代、同じ釜の飯を食った間柄。小沢氏のことを「(旧竹下派の前身の)旧田中派
全盛時代の人。古い永田町の代表選手」と言い放つ安倍氏には、小沢、青木両氏の姿が
だぶって見える、との指摘もある。世耕氏や山本一太、山谷えり子氏ら「青木体制」に批判的
な安倍氏支持派が参院にも形成されつつある。

 一方、麻生太郎外相と谷垣禎一財務相は、候補見直し論には慎重だ。麻生氏は閣議後の
記者会見で「公認されている人を(選挙まで)1年を切って差し替えるのはなかなか大変」
と指摘、谷垣氏も「公認は地元や県連で議論して決めている。デリケートだ」と語り、
一線を引いた。   <毎日新聞 13日>


*2
『12日に無投票再選を決めた民主党の小沢一郎代表の、立候補届け出の際の推薦人は
次の通り=敬称略、丸数字は当選回数、(参)は参院議員。
 <小沢一郎代表グループ>神風英男(2)山口壮(2)森裕子(参)(1)<菅直人
代表代行グループ>加藤公一(3)津村啓介(2)小川敏夫(参)(2)<鳩山由紀夫
幹事長グループ>大島敦(3)松野頼久(3)尾立源幸(参)(1)<羽田孜最高顧問
グループ>原口一博(4)笠浩史(2)北沢俊美(参)(3)
<旧民社党グループ>伴野豊(3)後藤斎(2)山根隆治(参)(1)
<旧社会党グループ>筒井信隆(4)佐々木隆博(1)水岡俊一(参)(1)
<前原誠司前代表グループ>仙谷由人(5)峰崎直樹(参)(3)
<野田佳彦前国対委員長グループ>長浜博行(4)榛葉賀津也(参)(1)<無派閥>
笹木竜三(3)島田智哉子(参)(1)林久美子(参)(1) <毎日新聞13日>』



*3
『自民党が12日、「民主党政策検証チーム」を発足させた。民主党との政策論争に打ち
勝つため、小沢代表が発表した基本理念・政策の「小沢ビジョン」や過去の発言を分析し、
党首討論などの場で活用する。10月の衆院補選をにらんで、今月中に報告書をまとめる。
 この日の党政調正副会長会議で、中川秀直政調会長が小沢ビジョンについて「無責任さ
が随所に出ている」と指摘。「政府・与党が野党の政策を問いただすのは大人げないと
感じた時代もあったが、野党第1党の政策を検証することは重要な責務だ」と強調した。
 会議では、小沢ビジョンが打ち出した格差是正のための社会保障政策や、農家への戸別
所得補償について「大きな政府型ばらまき財政だ」と批判が集中した。<朝日12日>』

*4

民主党の小沢代表が代表選に向けてまとめた基本理念と基本政策が明らかになった。
「扇動政治」を排して「常識の政治」にするとうたい、義務教育の拡大や社会保障の充実
農家への所得補償など格差社会の是正を前面に出す一方、安全保障面では自衛権の行使を
専守防衛に限定するとしている。外交では「先の戦争に対する反省」を踏まえると明示し
国家間の「共生」を掲げた。「安倍政権」誕生を強く意識した内容で、穏健な保守層の
取り込みを狙うものだ。

 小沢氏は11日夕、これを「小沢ビジョン」として発表する。代表選は12日告示で、
立候補は小沢氏だけとみられており、25日の臨時党大会で再選されるのは確実だ。
小沢ビジョンをたたき台に、民主党としての基本政策を年内にまとめる。

 基本理念は「常識の政治」の実現を掲げた。小泉政権を念頭に「極端で偏向した
『扇動政治』が台頭」していると批判し、「安定感のある信頼される『常識の政治』」
に変えて「普通の国」を実現するとしている。

 新しい国づくりの理念に「共生」を掲げ、雇用、社会保障、食料の3分野で「日本型
セーフティーネット」の構築を主張。外交では「米国と対等な真の同盟関係を築き、中国
韓国をはじめアジア諸国との信頼関係を醸成する」とした。

 基本政策では教育改革を冒頭に据えた。義務教育を高校まで引き上げると同時に就学
年齢を5歳に引き下げ、財政面で国が責任を持つ一方、現行の教育委員会を廃止して地方
自治体が運営する制度に改めるなど地方の自主性を重視する。

 社会保障では子育てに対する「子ども手当」や親と同居している世帯への「親手当」を
創設子育て後の女性や定年退職者の再雇用制度の整備を盛った。社会保障費の財源は消費
税の福祉目的税化で全額まかなう。基本政策には盛り込まない予定だが、税率は5%を
維持できるとの考えだ。

 ただ財政再建については、特殊法人などの廃止・民営化による財政支出の大幅削減と
持続的な経済成長による税収増を主張しているが、具体的な道筋は示されていない。

 農業政策では「国民生活に最低限必要なカロリーを国内ですべて生産する食料自給体制
を確立する」と強調。国内の生産費と市場価格の差額を各農家に支払う「個別(戸別)
所得補償制度」を設けるとしたのが大きな特徴だ。

 一方、安全保障面では「専守防衛に限定する」と明言。「自衛権は、憲法9条にのっとっ
て、個別的であれ集団的であれ、我が国が急迫不正の侵害を受けた場合に限って行使する。
それ以外では武力を行使しない」とし、国連傘下での活動を除いて自衛隊が海外で米軍と
共同行動を取ることは退けている。   <毎日新聞11日>
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by mew-run7 | 2006-09-13 06:26 | 安倍政権に関して | Trackback(14) | Comments(23)