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野田と小沢が再び会談~恩讐を超えて、安倍政権打倒のために選挙協力加速+錦織300勝

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【テニスのバリパ・マスターズ。錦織圭は2回戦で28位のトロイツキ(セルビア)をストレートで破り、ツアー通算300勝で飾った。(*^^)v祝
<300勝は、歴代で153番目。現役では27番目となる。上位の26人全員は、錦織より年上。ちなみに、最多は4大大会8度、ツアー通算最多109回の優勝を誇るコナーズ(米国)で1256勝。現役の最多は、4大大会17度の最多優勝記録を持つフェデラー(スイス)の1080勝だとか。さすがに錦織も「1000勝が死ぬまでにできるか不安になる」と語っていたという。^^;>
 BUT、次の3回戦では11位のツォンガ(仏)に、(6-0、3-6、6-7)で逆転負けすることに。しかも、最終セットに先にブレイクをして、マッチポイントも2回握ったにもかかわらず、2連続でダブルフォルトを出して、勝ち切れず。それが逆転される要因になったことに、思わず「何、やってんだか~」とぼやいてしまったmew。_(。。)_ <錦織の試合に合わせて夜中の3時半に起きて、応援してたので尚更に悔しい思いが。(~_~;)>

 13日からは、いよいよファイナルが始まるので、しっかりとコンディションを調えて、最高のプレーを見せて欲しいと願っているmewなのだった。q(^-^q)】 

* * * * *

 さて、これは『野田が小沢と会談~野党共闘に暗雲?&共産に同党と連合の選択迫られ、民進幹部は』の続報になるのだが・・・。

 民進党の野田幹事長が、10月29日に続いて、11月2日に再び自由党の小沢代表と会談を行なったという。(@@)

『民進党の野田佳彦幹事長は2日夜、自由党の小沢一郎代表と東京都内の日本料理店で会談し、次期衆院選での野党共闘の在り方について協議を続けていくことで一致した。両氏の会談は先月29日に続くもので、国会対応での協力も確認した。

 両氏は会談後、個別に記者団の取材に応じた。野田氏は「野党で協力をしていく時に、一番遠くて冷たい(関係にある)と言われるわれわれが緊密に対話をすることが大事だ」と強調。小沢氏も「過去のいきさつをごちゃごちゃ言っていたら、未来は築けない。折に触れ、また一杯やろうと(呼び掛けた)」と語った。

 小沢氏はこれまで、共産党との共闘に慎重な民進党の姿勢を批判してきた。2日の会談でもこうした点をめぐり意見を交わしたとみられる。(時事通信16年11月2日)』

『民進党の野田佳彦幹事長は2日夜、東京都内で自由党の小沢一郎代表と再び会談し、次期衆院選に向けて選挙区のすみ分けなど、野党候補の調整を急ぐことで一致した。野田氏は自由、社民両党との調整を急ぎ、その後に共産党とも協議する考えを示した。

 会談後、両者は別々に記者団に対応。野田氏は「自由党とはしっかりすみ分けを含めて協力の協議を加速する」と、実務者協議を急ぐ考えを示した。小沢氏も「安倍政権打倒のために候補者調整を加速し、折に触れまた一緒に一杯やろうと話した」と関係改善をアピールした。小沢氏はこれまで、共産党との共闘に否定的な連合や民進執行部の定まらない選挙対応を批判。連合との関係含めて民進が次期衆院選の共闘にどう臨むのか確認のための幹事長・書記局長会談を共産、社民両党と共に求めていた。

 野田氏は「用件はなくても会って小沢氏と様々な議論をしていきたい」と話し、候補者調整は「自由、社民とは特に加速しなければならない。そのうえで共産党とも一生懸命やりたい」と、分けて対応する考えを示した。小沢氏は、連合や共産党については「特別話すことでもない」と会談で触れなかったと明かした。これまで4野党全体で調整してきたやり方が変わる可能性がある。

 野田氏は、1日夜には支持母体の連合の神津里季生会長とも会談。出席者は「お互い色々なものをはき出した」と関係修復を強調。連合幹部は「関係は良好だ」と自信を見せた。(松井望美、関根慎一)(朝日新聞16年11月3日)』

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 先月29日も2人の会談は、終始笑いに包まれていたとか。(・o・)

『29日にあった民進党の野田佳彦幹事長と自由党の小沢一郎共同代表との会談は、小沢氏側近の仲介で実現した。民主党政権時代の消費増税を巡る対応だけでなく、最近は衆院2補選での対応でも確執があった両氏だが、2012年6月以来4年ぶりの対話が実現。会談は終始笑いに包まれ、「雪解け」を迎えたという。両氏は11月2日にも再び会談する。

 関係者によると、補選に民進が敗北した翌24日、小沢氏側近が野田氏に面会を呼びかけ、野田氏は「小沢さんが会うのか」と驚いたが会談を受諾。小沢氏も「恩讐(おんしゅう)を超え、国家国民のために会う」と応じたという。

 会談場所は東京都のホテル内の日本料理店。ビールから始まった会合は小沢氏が勧める形で冷酒、熱燗(あつかん)と続いた。補選で自由党など3党の推薦を固辞した野田氏に批判を展開した小沢氏だが、会談ではそうした話題に触れなかったという。

 野党共闘を巡って共産党と連合の板挟みの野田氏と、民進党との関係強化なしに党勢維持が難しい小沢氏。ともに「打つ手がない」(関係者)状況に陥り、手を結んだ形だ。野田氏は31日の記者会見で「喜んでお会いした。天下の情勢について議論した」と説明した。【葛西大博】(毎日新聞16年11月1日)』

* * * * *

 それにしても、野田氏は今年の3月に、こんな発言をしていたばかりだっただけに、2人の会談がこんな形で実現するとは思いもしなかったのだが。

『民主党の野田佳彦前首相は3日、東京都内で開かれた連合の集会であいさつし、維新の党との合流時に他党との野党結集も目指す党方針について「一番足を引っ張った(小沢一郎)元代表さえ来なければ、後は全部のみ込む」と述べ、生活の党の小沢共同代表の新党参加を容認しない考えを示した。(毎日3.4)』

 前回の記事にも書いたように、mewは、一体誰が2人の間を取り持ったのか、興味深く思っていたのだけど・・・。
 元民主党で、小沢Gの中心的存在だった鈴木克昌氏が、野田氏に会談の話を持ちかけたとのこと。
鈴木氏は、12年に小沢氏と共に民主党を離党し、生活の党まで一緒に活動していたのだが。15年に民主党に戻っていたようだ。(・・) 

 小沢氏は1日に行なわれた鈴木克昌氏のパーティーに出席して、こんな話をしていたという。

『■自由党・小沢一郎代表 先週末、民進党の野田(佳彦)幹事長とお会いした。野田さんと私は、世間では犬猿の仲で絶対に相いれないと思われているが、鈴木(克昌衆院議員)さんの国家と国民を心配する情熱に打たれて、小沢と会うことにしようかと彼(野田氏)が了解して、鈴木さんからお前(小沢氏)もわだかまりを捨てて会ってくれ、という話を頂いた。

 過去のことにとらわれていては未来を築けないという考え方を持っているので、喜んでお会いしたのが経過だ。二人とも酒が好き。私は毎晩、365日飲んでいるが、野田さんも毎晩毎晩飲んでいるそうでして、久しぶりに会って酒飲みを通じて意気投合して、そのうち会ってまた話をすることになった。

 政権を代えるには、野党がしっかり手を握って選挙に臨まなければならない。次の総選挙、いつあっても野党が連携できれば勝てる。政権交代できる。(名古屋市であった鈴木克昌衆院議員のパーティーで)(朝日新聞16年11月1日)』 

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 犬猿の仲だったはずの野田氏と小沢氏が、こんな風に会談を行なって、今後の協力を約束したとなれば、おそらく与党サイドも気になって仕方がないことだろう。
 早速、産経新聞が、(例によって、批判的&意地悪な表現を交えながらも)、この会談について詳しく伝えていたです。(**)

『自由・小沢一郎代表、民進・野田佳彦幹事長と4年4カ月ぶりの和解 双方が抱える厳しい懐事情

 民進党の野田佳彦幹事長と自由党の小沢一郎代表が急接近している。両氏には旧民主党の野田政権時代、消費税増税をめぐって激しく対立し、小沢氏が党を飛び出して政権崩壊につながった過去がある。10月下旬から2度会談し、4年4カ月ぶりの和解をアピールするのは早期の次期衆院選を視野に野党共闘を加速させるのが狙いだが、裏を返せば互いに厳しい事情を抱える現実がある。

 野田氏「先輩幹事長として、いろいろ教えていただきたいことがあります」

 小沢氏「もし私でお役にたてることであれば、何なりとお話ししますよ」

 10月29日夜、国会近くのホテル内の日本料理店で、野田氏と小沢氏が久々に顔を合わせた。

 仲介したのは、小沢氏に近い民進党の鈴木克昌衆院議員だ。鈴木氏は10月24日、野田氏に面会して会談を持ちかけた。野田氏はその場で承諾し、鈴木氏も小沢氏にすぐに報告した。

 「えー、野田くんが俺に会うのか?」

 小沢氏は驚きの声を上げたが、最終的に「恩讐を超えてお目にかかろう」と受諾したという。

 29日の会談では、当初は緊張した雰囲気だったが、野田氏が教えを請う姿勢を見せてからは酒も進んだ。両氏は安倍晋三政権を倒すために連携する重要性を確認し、上機嫌の小沢氏が「酒がうまいな、うまいな」と笑顔を見せた。野田氏もその場で「表で再会談をやりましょう」と提案し、11月2日に2度目の会談が行われた。

 2日の会談は、両氏が報道陣の取材に応じ、選挙協力を加速させることで一致したと「発信」。さらに、この日は「恩讐を乗り越えた」として盛んにアピールしたが、次期衆院選を控えて苦しい立場に置かれているのは同じだ。

 野田氏は9月の党役員人事で幹事長を引き受けたが、旧民主党が政権を失った「戦犯」のイメージが強く、求心力は低い。先月の新潟県知事選や衆院東京10区、福岡6区の両補欠選挙では、中途半端な対応に支持団体の連合や共産党との関係を悪化させ、双方から厳しい批判を浴びた。

 苦しいときに持ち上がったのが小沢氏との会談だった。小沢氏側近は「野田氏には渡りに船だったはず」と指摘。小沢氏は共産党の志位和夫委員長と太いパイプがあり、野田氏がこれに頼った面もある。党中堅は「普段の言動からすると、野田氏は相当我慢して会っているはず」と語る。

 展望が開けないのは小沢氏も同じだ。保守票の取り込みを意識して先月、党名を「自由党」に変更したが、5人の現職議員でぎりぎり政党要件を満たすにすぎない。次期衆院選で党勢を拡大できる見通しはなく、民進党との連携や、最終的には「合併」に活路を見いだすしかなさそうだ。

 ただ、「壊し屋」の異名を持つ小沢氏を民進党が受け入れる機運は皆無に近い。民進党内には小沢氏に近い議員も多いが、「復党すれば『いつか来た道』に必ず戻る」(閣僚経験者)と警戒感の方が勝っている。(山本雄史)(産経新聞16年11月4日)』 

* * * * *  

 mewも、上の記事にあるように「野田氏は相当我慢して会っているはず」だと思うのだが。<小沢氏は、経験豊富&変貌自在ゆえ、かつての敵とも会ったり、協力したりすることができるんだけどね。>
 でも、「小沢元代表さえ来なければ、後は全部のみ込む」と言っていた&頑固で不器用そうな野田氏が、こういう芸当ができるようになったのがわかって、mew的にはチョット安心したところもあったりして。(・・)

 民進党と自由党が合併するかどうかは「???」だけど。これを機に、野田氏がさらに柔軟になって、小沢氏や他党との連携も強めて、野党共闘が進むことを心から願っているmewなのだった。(@@)
 
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by mew-run7 | 2016-11-05 05:12 | 民主党、民進党に関して | Trackback(1)

野田が小沢と会談~野党共闘に暗雲?&共産に同党と連合の選択迫られ、民進幹部は

 これは10月31日2本めの記事です

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 民進党の野田幹事長が、29日に自由党の小沢代表と会談していたことがわかった。(・o・)

『民進党の野田佳彦幹事長と自由党の小沢一郎代表が東京都内で29日に会談していたことがわかった。民進幹部が明らかにした。次期衆院選に向けた野党共闘などについて協議したとみられる。

 民進は新執行部発足後、初の国政選挙になった23日の衆院補選で自由と共産、社民の3党と共闘したものの、一本化した民進候補への推薦を断るなど共闘に足並みの乱れが生じ、小沢氏から「推薦は要りません、一緒に(演説に)立ちたくありません、ということでは国民の支持は得られない」と批判されていた。民進の蓮舫代表は30日、記者団に「野党連携を進めるうえで、幹事長が色々な方とお会いするのは不自然ではない」と語った。

 首相時代の野田氏は消費増税を進め、反対する小沢氏と対立。民主党(当時)分裂に至った経緯もある。(朝日新聞16年10月30日)』

『民進党の野田佳彦幹事長は31日の記者会見で、自由党の小沢一郎共同代表との29日の会談について「私の幹事長(就任)祝いをしたいという申し出があり、喜んでお会いした。天下の情勢について議論した」と説明した。23日投開票の衆院2補選に関し、小沢氏は自由党などの推薦を固辞した野田氏ら民進党執行部を批判していた。野田氏は会見で「認識が一致したものもあったし、これからもっと議論しなければいけないものもある」とし、次期衆院選について小沢氏と協議を続ける考えを示した。(毎日新聞16年10月31日)』
 
* * * * *

 野田氏は民主党時代、アンチ小沢派の代表格で。野田氏が首相だった2012年に、消費税増税+αを強行で小沢Gともめて、小沢Gの集団離党を促すことに。それが民主党政権崩壊の大きな要因になったことは言うまでもない。(~_~;)

<小沢Gにしてみれば、野田が最初の公約に違反しながら、自公と組んで、自分たちを追い出したということになるのだが。いずれにせよ、mewは、とりあえず自民党に政権奪還されないために、小沢Gにはもう少しの間、民主党内に踏みとどまって欲しかった&野田氏にもオトナの対応をして欲しかったんだよね~。・・・結果論とはいえ、あの時、民主党が分裂したことが、今の安倍自民の一強多弱体制を築くことにつながっているわけだから。(ーー)>

 でも、逆に見れば、その野田氏と小沢氏が直接会って協議をしたというのは、よ~っぽどのことだと言えるかも知れない。(誰が間を取り持ったのかしらね。>

* * * * *

 10月16日の新潟知事選では、共産、社民、自由3党主体の野党共闘に、自主投票に決めていた民進党の一部が加わる形で、自公推薦候補に打ち勝つことができたのだが。野党3党は、民進党の曖昧な対応をかなり不快に思った様子。(~_~;) (『新潟知事選で、原発再稼動に慎重な野党候補が勝利。投票率が上がれば、民意は反映できる』)
 
 しかも、23日の「東京10区」「福岡6区」の衆院補選では、共産党が候補者をおろして、野党4党で共闘しようとしたものの、民進党は自党の候補者を共産党が推薦することを拒否した上、共産党がオモテ立って候補者の応援をすることにも、抵抗を示したとのことで。
 これには共産党だけでなく、社民党も自由党も批判の声を上げるに至ったのだ。^^;

<先日、『補選は自民2勝も、民進も健闘。問題は民進保守、特に野田幹事長の野党共闘への姿勢』という記事にも書いたのだけど。
 東京10区で候補者が、4党幹部の合同演説会の場にあらわれず。「東京10区はグチャグチャです。野田幹事長は共産嫌いだし、馬淵澄夫選対委員長も距離を置いている。現場を仕切る都連の松原仁会長や長島昭久幹事長は毛嫌いしている。合同演説の時間帯、鈴木候補は池袋まで電車で10分ほどの場所を回っていた。スケジュール調整がつかないはずがない。都知事選で対立した若狭勝候補の応援に小池知事と安倍首相が並び立つ自民党とは雲泥の差です」。。。って感じだったらしい。^^;>  

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『自由党の小沢一郎代表は25日の定例会見で、23日投開票された衆院東京10区、福岡6区の2補選で、野党共闘が中途半端に終わったことについて、民進党の対応を厳しく批判した。

 「(ほかの野党の)推薦はいらない、一緒に(街頭演説に)立ちたくないというのでは、絶対、国民の支持は得られない」と指摘。「自分たちの使命感を、どう認識するかということに尽きる」と、批判した。

 その上で、「野党が一致して戦えば、小池(百合子都知事)某が何を言おうが、勝てる。数ではない。野党が一体になって、自公に変わる政権をつくるという姿が国民の目に映って初めて、初めて支持される」と指摘。民進党が主導できない、野党の一体感のなさを嘆いた。

 野党共闘に積極的な共産党が、民進党に、4野党での幹事長会談を求めるとしていることについても、「会合をすることはいいが、何を話すか、中身がはっきりしないと。共産党も、パフォーマンスだけではだめだ」と、ピシャリ。「本当に一緒になって政権交代を目指すというなら、みんなもっと真剣にやらないと。自分たちだけ、世間にアピールするなら、やっても仕方ない」と指摘した。(日刊スポーツ16年10月26日)』

『社民党の又市幹事長は、先の衆議院の補欠選挙での野党4党の連携について「最後まで中途半端だった」と指摘し、民進党の対応を批判したうえで、次の衆議院選挙に向けて連携を強化するため協議を急ぎたいという考えを示しました。
23日投票が行われた衆議院東京10区と福岡6区の補欠選挙で、民進党や共産党など野党4党はいずれも民進党の候補者に一本化しましたが、民進党は各党の推薦を受けませんでした。

 これについて社民党の又市幹事長は、記者会見で「野党共闘が最後まで中途半端だったと言わざるをえない。民進党が強い相手に対して、本当に勝とうという姿勢があったのか批判せざるをえない」と述べ、民進党の対応を批判しました。

 そのうえで又市氏は「選挙協力を行うには、一定の政策合意が前提になるしギブアンドテイクは当然のことで、これを踏み外すと実効性のある選挙協力にならない。早急に野党4党の幹事長・書記局長会談を開く必要がある」と述べ、次の衆議院選挙に向けて、野党連携を強化するため協議を急ぎたいという考えを示しました。(NHK16年10月25日)』

* * * * *

 特に共産党は、民進党に対して、強い不信感、不快感を示していて・・・。

『23日に投開票された衆議院の補欠選挙を巡り、共産党の小池書記局長は、野党間で十分な協力態勢がつくれなかったと不快感を示し、民進党に説明を求める考えを示しました。

 共産党・小池書記局長:「協力して選挙に臨むという姿勢とは言えないのではないかと思わざるを得ない。政党間の信義にもかかわる問題にもなってくるので、この間の経過について率直で真剣な検討を行うよう求めていきたい」

 小池氏は、「野党間で協力する合意があったうえで共産党の候補は辞退した」と指摘し、野党合同の演説会に候補者が来ないなど、「約束したことができていなかった」と不快感を示しました。さらに、「衆議院選挙での協力につなげるためにも総括が必要だ」として、野党4党の幹事長・書記局長会談を近く開き、民進党に説明を求める考えを示しました。(ANN16年10月23日)』

 民進党が共産党との野党共闘に消極的な理由の一つは、民進党の最大の支援団体である連合が反対していることにあるのだが。(『連合新会長はプチ保守か?~民進党の野党共闘を阻む共産党嫌い&改憲もOK?』)http://mewrun7.exblog.jp/24757317/

 ついには、志位委員長が、共産党(との野党共闘)と連合(の支援)とどちらを選ぶのかと迫るような発言をしたほどだ。 (゚Д゚)

『共産党の志位和夫委員長は27日の記者会見で、次期衆院選に向けた野党共闘に関し、民進党執行部に連合と一線を画すよう迫った。

 同党最大の支持団体である連合が、共産党との連携に否定的なため。志位氏は「連合の要求に従う道を選ぶのか。野党共闘に真剣に取り組む道を選ぶのか。前向きの決断をしてほしい」と訴えた。(時事通信16年10月27日)』 

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 まあ、共産党と連合とどちらかを選べというのも、やや暴論のような感じがするのだが。<実際、「野党共闘」なるものと「支援団体との協力、応援」と、同列に比べられるものじゃないと思うしね。^^;>

 とりあえず、この志位委員長の言葉に対して、民進党の幹部がどんな反応を示したのか、ここに載せておきたいと思う。<何かチョットずつニュアンスが違って、面白いでしょ。>

『「連合と野党共闘、両方とって仲良く」 民進・安住氏

 ■安住淳・民進党代表代行 (共産党の志位和夫委員長が民進党に対し「連合の『共産と一線を画せ』との要求に従うか、野党共闘に取り組むか決断を」と述べたことについて)両方とらせて、仲良くやっていきたい。

 他の野党との連携は、やるべきだ。乗り越えなければならない課題はたくさんある。政策テーマ(のすりあわせ)と支援団体の関係(を維持するための調整の必要性)はある。一つずつ丁寧にやって解決する。排除主義に陥ることなく、広げていく意思をもって、仲間を増やしていかないとダメだ。党内では、小選挙区で野党がバラバラで戦ったほうがいいと思っている議員はほとんどいない。

 思想や大義がある程度同じゾーンに入ってこないと、国民から選挙目当ての野合だと批判される。そこをちゃんと超えないといけない。政策的に共産の皆さんには願わくば歩みよってもらいたいところもある。

 選挙は、あれがいいとかこれが悪いとか言っている間は、勝てない。私の選挙では、猫の手も借りたいくらいで、かかしにも頭を下げる。「これ以外の人はダメ」などとやっていたら、自民、公明が喜ぶ。そういう選挙をしたらダメだ。(国会内での記者会見で)(朝日新聞16年10月28日)』

『連合との関係「二者択一に違和感」福山・民進幹事長代理

■福山哲郎・民進党幹事長代理 共産党の志位委員長から「連合の要求に従う道を選ぶのか、野党と市民との共闘に真剣に取り組む道を選ぶのか」との発言があった。民進党にとって連合は、政権交代の時も野党になった現在も、ともに戦ってきた大切な支援組織。他党の党首が他党と支援組織との関係について言及をするのは穏やかなことではない。

 民進党はこれからも野党間の連携については、国会内外において信頼感を積み重ねていくべく努力することは変わらない。いま野党間の信頼関係を積み上げているところだし、特に国会のなかでは連携しながら安倍政権に向き合っている。
 連合との関係は民進党との関係であり、そのことに対して(共産党の党首が)二者択一のような言い方をしたのは違和感を覚える。お互いが一定の礼節をもって信頼関係を積み上げていこうということだ。(京都市内で記者団に) (朝日新聞16年29日)』


* * * * *

『民進党の榛葉賀津也国対委員長が共産党の志位和夫委員長を批判「どっちを取るかなど、昼の定食でもあるまいし!」

 民進党の榛葉賀津也参院国対委員長は28日の記者会見で、共産党の志位和夫委員長が民進党執行部に対し、連合の要求を拒否し、共産党との共闘路線を続けるよう求めたことについて批判した。「公党の代表が『(共産党と連合の)どっちを取るか』といわれたわけだが、もう少し慎重に発言してほしい」と述べた。

 さらに「私も今日、ナポリタンを食べるか広東麺を食べるか悩んだが、昼の定食でもあるまいし」と語り、志位氏が「連合指導部」という言葉を使ったことに関しても「連合には『執行部』はあっても『指導部』はない。言葉の使い方も慎重にしてほしい」と苦言を呈した。(産経新聞16年10月28日)』

『連合と野党共闘「二者択一ではない」野田・民進幹事長

 ■野田佳彦・民進党幹事長 参院選で東北地方などで一定の効果はあった。衆院選については、できる限りの協力をする。もちろん共産党だけではない。自由党、社民党を含めてできる限りの協力をする。協力はどういうものかについては、これから協議していきたい。自民と公明がタッグを組むと強い。強い相手に挑む時、野党がバラバラではいけない。一定の野党共闘は必要だ。

 一方で、応援団の人たちにも、いろんな声がある。(共産党の志位和夫委員長は民進党に対し「連合の『共産と一線を画せ』との要求に従うか、野党共闘に取り組むか決断を」と述べているが)二者択一の話ではない。きちっと議論を整理する。(衆院選に向けた)臨戦態勢の準備の中には、そのことも入る。(TBS番組の収録で)(朝日新聞16年10月30日)』

* * * * *

 早ければ、11月にも解散総選挙が行なわれるのではないかというウワサが飛び交って、選挙対策の準備が急がれる中、果たして民進党はどのような決断をするのか。
 12年総選挙では保守純化路線を意識して大惨敗をくらった(&安倍独裁権を作るもとになった)野田氏は、今度は自分の思想と安倍政権打倒(&野党議員増加)とどちらを重視するのかハラハラ・ドキドキで見守っているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2016-10-31 19:42 | 民主党、民進党に関して | Trackback

補選は自民2勝も、民進も健闘。問題は民進保守、特に野田幹事長の野党共闘への姿勢

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 昨日、JRAでは菊花賞が行なわれ、額に白いダイヤの形の流星がついているサトノダイヤモンドwithルメールが優勝した。(*^^)v祝 <馬も強かったし。ルメールの乗り方もうまかったし。圧勝と言えるのでは?(ディマジェスティを振り切ったタイミングが絶妙。) 何か2~5着を含めて、mew的にはそこそこ順当というか、こんなもんかもねと妙に納得行くレースだったです。>

 ルメールはクラシック初勝利だったそうで。(言われてみれば、そうだっけって感じ。でも、もう何個もとっているようなイメージがあったよ。^^;)サトノのセガサミー里見さんは初GI。そして、実はディープ産駒が菊花賞で勝ったのも初めてなんだよね。(・o・)
 
<mewとしては、ステイ孫&ドリジャニの子・ミライヘノツバサが先頭に立って、最後まで頑張って走ったので、嬉しくって。(~~) で、馬券は、菊花はとりがみだったけど、京都12R・7-8-9の80倍をゲットしたので。OK。(^^♪>

 で、11月3日に川崎競馬場で、日本ダート競馬の祭典・JBCが行なわれるのでよろしくお願いしますね~。m(__)m(特別サイトはコチラ)http://www.keiba.go.jp/jbc2016/
 久々に勝手に地方競馬の広報係をやっているmewより

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 さて、昨日は東京10区、福岡6区で衆院補選が行なわれて、自民党の候補が当選した。

 東京10区は、投票率が恐ろしく低くて34.85%。

 ▽若狭勝(自民・前)7万5755票、▽鈴木庸介(民進・新)4万7141票、▽吉井利光(諸派・新)2824票

 福岡6区は、投票率が45,46%。(同区では過去最低なんだって。)

 ▽鳩山二郎(自民・新 10万6531票、▽新井富美子(民進・新)4万0020票、▽藏内謙(無所属・新)2万2253票、▽西原忠弘(諸派・新)2359票

<尚、自民党は鳩山、蔵内の2人の候補のうち、当選した方を追加公認すると決めていたので、鳩山氏が当選直後に自民党公認を名乗れることになった。(~_~;)>

* * * * *

 まあ、案の定、午後8時に投票を締め切った途端に、NHKが2つの選挙区とも自民党の候補の当選確実を報じたようなのだけど・・・。
 自民党内では、受け止め方も様々なな様子。

『自民、公明両党では23日、衆院東京10区、福岡6区両補欠選挙での相次ぐ勝利に「安倍政権が信任を得た」(公明党幹部)として、政権の追い風になるとの受け止めが広がった。ただ東京10区で小池百合子東京都知事の支援を受けたため、自民党内では「勝利とは言えない」(中堅)と、次期衆院選を見据え態勢強化を求める声も出た。(共同16年10月23日)』

<ちなみに東京10区に関する伝聞情報によれば、若狭氏(+自民党関係)の街宣車の周囲には、あまり人がいなかったとのこと。
 小池氏が若狭氏の時には応援に来た時はすごく人も集まって、「百合子コール」みたいなのが起きていたそうなのだが。若狭氏自身&自民党は、さほど人気や支持がないのかもと言っていたです。>

『それでも、自民党の二階俊博幹事長は「国民の期待の表れだ。今後の活動に反映すべく努力しなければならない」と党本部で記者団に強調した。
 公明党の斉藤鉄夫選対委員長は「アベノミクスや環太平洋連携協定への評価が問われたが、信任を得られた」との談話を発表した。(同上)』

* * * * * ☆

 mew的には、民進党候補もそこそこ健闘したかな~という感触もあったりして。(++)

 だって、東京10区は、あの有名な若狭くんに、ダブルスコアでやられるかと思ったら7.5万と4.7万で、思ったほど大差をつけられなかったし。
 福岡6区は、ともかく自民2人ともには負けて欲しくなかった&できれば有名な鳩山くんの半分ぐらいはとって欲しいという思いがあったのだけど。とりあえず、もうひとりの自民系には勝てたのでOKかなと。(・・)

 ただ、今回も、どうも野党共闘による選挙協力がスムーズには行ってなかったらしい。(-"-)
 2つの選挙区とも共産党候補がおりてくれた上、他の政党の党首や幹部クラスの人が選挙応援に来てくれていたというのに、民進党との連携がイマイチで、双方からかなり不満の声が出ていたようなのだ。_(。。)_

* * * * * 
『東京・福岡補選でも…野党共闘の足並み乱す民進幹部の愚
2016年10月22日 日刊ゲンダイ

 これじゃあ不戦敗も同然だ。投開票まで残り2日の衆院東京10区と福岡6区の補選をめぐり、民進党執行部のチグハグ対応が野党共闘の足並みを乱している。いずれも民進候補に一本化したが、支持基盤の連合を気遣って共産、自由、社民の推薦を拒否。そのくせ、票だけせがむダブルスタンダードを平然と続けているのだ。

 投票日が迫る19日、福岡・西鉄久留米駅前でようやく野党4党幹部による合同演説が実現。共産は志位和夫委員長が駆けつけたのに、民進が出したのは蓮舫代表ではなく、安住淳代表代行だった。

「市民団体の呼び掛けで形になったのですが、民進の対応は見苦しかった。連合福岡などの“共産アレルギー”に配慮して、志位委員長と新井富美子候補が並ぶことのないように、登場時間を調整したのです。偶然なのか、志位委員長が予定より早く到着して結局5人が揃ってしまい、民進関係者は冷や汗をかいていた」(地元メディア関係者)

東京・池袋駅前で20日行われた合同演説はさらにお粗末だった。志位委員長に加え自由党の山本太郎代表も足を運んだが、民進は安住氏が再登板。肝心の鈴木庸介候補は不在だった。

「党本部から連絡がなかったので、こちらはこちらで遊説していました」(選対事務所関係者)

 補選を密着取材するジャーナリストの横田一氏は言う。

「東京10区はグチャグチャです。野田幹事長は共産嫌いだし、馬淵澄夫選対委員長も距離を置いている。現場を仕切る都連の松原仁会長や長島昭久幹事長は毛嫌いしている。合同演説の時間帯、鈴木候補は池袋まで電車で10分ほどの場所を回っていた。スケジュール調整がつかないはずがない。都知事選で対立した若狭勝候補の応援に小池知事と安倍首相が並び立つ自民党とは雲泥の差です」


 自由党の小沢一郎代表が「支持母体の連合が言うことを一から十まで聞くなら出先機関になる」とチクリとやるのも当然だ。

「連合にも共産にもいい顔をしたい党執行部は野党共闘を打ち出す場面では蓮舫代表を隠し、安住代表代行に任せている状況なのです」(民進党関係者)

 新潟知事選の勢いはどんどん削がれていく。』

* * * * *

 高野孟氏が、民進党の野党共闘に対する姿勢に関して、苦言を呈している記事を読んだのだが。9割がた、その通りだと思う。(`´)

『永田町の裏を読む ごちゃごちゃ言って民進党の足を引っ張っているのは誰か

 民進党が8日の全国幹事会で、次期衆院選でも野党統一候補の擁立を目指す方針を決めた。野田佳彦幹事長は、昨年末の自分のブログでは「共産党とは思想も政策も全然違うので、共闘することはありえない」と言っていたし、今年春には生活の党を含む野党結集について「一番ごちゃごちゃ言って(自分の政権の)足を引っ張った小沢一郎さえ来なければ、生活の党を受け入れる」と言っていたのだから、これはほとんど“変節”と言えるほどの路線転換である。

 しかしそれは当然で、目前の2つの衆議院補選も新潟知事選も、さらに1月と噂される総選挙も、独力で勝つ可能性が絶無なのだから、野党選挙協力をさらに深化させていくほか民進党の生き残る道はない。ところが、野田の本心である「反共産・反小沢」感情は根深いものがあり、そのためこのせっかくの路線転換もまだいくつもの問題点を残している。

 第1に、自力で勝てないからこそ他党に頭を下げて協力をお願いする立場だというのに、野田は補選に関して「政策協定は結ばない」「推薦は受けない。支援は自由だ」などと偉そうな口をきいている。政治家という以前に社会人としての礼儀を欠いている。

 第2に、参院選の場合には各選挙区ごとに候補者調整をしたり政策協定を結んだりしたのだが、次期衆院選についてはそのような“地方自主権”を認めず、すべて野田幹事長=馬淵澄夫選対委員長が取り仕切るという制約条件をつけた。しかし参院選の多くの1人区では、候補者は単に「野党統一候補」だったのではなく「野党プラス市民の統一候補」だった。地元で安保法制反対のデモ・集会を組織してきた市民団体などが積極的に政策協定の議論に加わり、場合によっては全国レベルの「市民連合」も出かけて行って市民と政党との調整役を果たすことで、それぞれに特徴のある政策協定と選挙体制が出来上がった。中央で仕切ったのではこういう知恵はむしろ圧殺される。

 第3に、野田も蓮舫代表も「共産党とは選挙協力はしても連立政権は組まない」と繰り返し述べている。党内反共派を安心させるためだろうが、思想や基本政策が違う党とも当面の課題で一致する限り、政策協定を結んで政権交代を図るのが連立で、それが違わないのなら1つの党になればいいのである。何を言っているのか分からない。

「一番ごちゃごちゃ言って民進党の足を引っ張っている」のは野田である。(日刊ゲンダイ16年10月13日)』
 
* * * * *

 もしかしたら、年内に解散総選挙が行なわれる可能性があるというウワサまで出始めている中、野党は1日も早く、共闘体制を調えなければならないわけで。先週から、各党の代表や幹部が、選挙協力のあり方に関して、積極的に発言をするようになっている。(・・)

 いまさら言うまでもなく、mewは野田幹事長を支持していないのであるが。幹事長たるもの、選挙で勝つことが一番大事な仕事なわけで。野田氏もそれぐらいのことは、心得ていることだろう。^^;

 この件については、また追々、書いて行きたいと思うけど。もし民進党に少しでも選挙に勝ちたいという気があるなら、まずは、野党共闘のあり方や諸政策(特に脱原発、安保法制、TPP)などに関して、きちんとした方針を示すことが必要なのではないかと思っているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2016-10-24 02:50 | (再び)安倍政権について | Trackback(1)

安倍・野田のヒドイ批判合戦&安倍の衆院定数削減強行に、党内から反発も

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 先週18日、安倍首相が谷垣幹事長を呼んで、自民党として衆院選の定数10削減を早期に実現するように前倒しを指示。そして、19日の午前中、衆院予算委員会で自民党は定数削減を実行に移すと宣言した。(・o・)

 安倍首相が何故、突然、そんな宣言をしたかと言えば、19日の午後に、民主党の野田前首相が質問席に立つことになっていたからだ。
 安倍氏は、TV中継のある国会の場で、野田氏に「12年11月の党首討論で、定数削減すると約束したじゃないか」「ウソつき」と批判されたくなかったのである。(@@)

『首相が、自民党案で20年の大規模国勢調査以降としていた定数削減の実施時期をいったん了承した後、前倒しを決断したのは、野党の「先送り」批判や世論の反発で、夏の参院選への影響を懸念したからだ。ある自民党幹部は「首相はたたかれるのが怖くなった」と解説する。(時事通信16年2月19日)』

 実は、安倍首相自身、もともと早く定数削減をするつもりだったし。(その方が衆院をいつでも解散しやすいので。)公明党からも早く削減を決めた方がいいという要望が出ていたものの、自民党幹部の中に反対論者がいたため、なかなか実行できずにいたようなとこがあって。ある意味では「わたりに船」だったかも知れないのだけど・・・。

 ただ、自民党内には、早期の定数削減を望ましく思わない人たちが少なからずいることから、この安倍首相の独断的な宣言が、党内の求心力を弱めるおそれもある。(@@) 
<特に安倍氏所属の党内最大派閥の長である細田氏が反対しているし(*2)。定数削減で被害を受ける選挙区&周辺の議員からも恨まれそう。(~_~;)>

 他方、安倍首相と久々の討論対決を行なった野田前首相は、安倍首相の言動に「いやー、びっくりぽんですね~」と呆れた様子。
 「後ろ向きだった自民党が各党並みになっただけだ。サプライズでも何でもない。ドヤ顔で言うな」と怒っていたという。( ̄ー ̄)

* * * * *

 自民党内でもトップダウンの独裁的な政権運営をしていると言われる安倍首相(総裁)なのだが。
これまでなかなか自民党議員たちを従わせられないことがあった。
 それは、衆院定数の是正、削減である。(**)

 最高裁は09年の衆院選が、一票の格差において違憲状態にあると判断。また、財政難の解消のため&国民に消費税率アップの負担を要請するには国会議員の定数を削減して身を切る改革が必要だとして、定数の削減を含めた是正を行なうべきだという声が高まっていた。
 そこで、特に11~12年、民主党政権の下、各党の間で衆院定数の是正の協議が何度も行なわれていたのだが。自民党が大幅な定数削減や選挙区是正に強く反対。公明党も比例選の定数の大幅削減に反対していたため、なかなか話がまとまらず。

 野田首相(当時)は、当初、定数是正をしなければ、衆院解散はできないと言っていたのだが。自民党側から、解散すれば、早期に定数是正を実現するとの申し出があったとのこと。
 そこで、12年11月14日の党首討論で、野田首相は「自民党の安倍総裁に、来年の通常国会で定数削減を行なうことを約束するなら、解散する」と語ったのである。(~_~;)

 しかし、もともと選挙区の定数是正に反対している自民党は、政権をとっても、なかなか大幅な削減に動こうとしなかった。(~_~;)
 そこで、安倍首相は大島衆院議長の下に有識者会議を設けて、衆院定数に関する議論を行なうことを決定。ようやく今年1月に、衆院定数を現行の475(小選挙区295、比例選180)から10(小選挙区6、比例選4)削減して戦後最少の465とすることや、都道府県や比例選11ブロックへの議席配分には、これまでより人口比が反映されるアダムズ方式を採用するように求める答申が出された。(・・) (*1)

 でも、この答申を受けた自民党は、すぐに答申を実行に移すことは考えず。15年の国勢調査結果に基づいて都道府県内の区割りを見直し&20年の国勢調査結果に基づいて都道府県単位の定数配分を見直して、同時に定数を小選挙区で6減、比例区で4減すると、定数削減を20年まで先送りする方針を示していたのだ。(@@) 

* * * * *

 これに対して『民主党の枝野幸男幹事長は「わずか10の定数削減すら先送りするのは論外だ」と批判。連立を組む公明党の井上義久幹事長も「定数削減先送りについては、国民の理解を得るのは難しい」との懸念を示していた』とのこと。(読売新聞16年2月20日)

 民主党の野田前首相も「約束違反の落とし前をつけなければ」と思って、国会の質問席に立つことを決意したようなのだが。
 野田前首相から「約束違反」「ウソつき」と指摘されるのがイヤだった安倍首相が、先手を打つ形で野田氏が国会に登場する前に、自民党議員に衆院定数に関する質問をさせて、15年の国勢調査の結果に基づいて早期の定数10削減を明言したのだった。(~_~;) <ただし、安倍首相は、定数削減の方法については何も言っていないんだけどね。^^;>

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 でもって、19日の午後から行なわれた「安倍首相vs.野田前首相」の国会質疑は、お互いに非難し合い、子供のけんかみたいなヒドイ泥仕合になってしまったのであるが・・・。
 その様子を少しごらんいただこう。_(。。)_

『野田氏「首相はうそつき」安倍氏「民主党は負けた」 定数削減「約束」めぐる新旧首相の批判合戦 J-CASTニュース 2月19日

 野田佳彦元首相が2016年2月19日の衆院予算委員会で質疑に立ち、安倍晋三首相と久々に「直接対決」した。野田氏は12年11月、首相として党首討論に立ち、13年の通常国会までに衆院議員定数を削減する確約を、当時、野党・自民党の総裁だった安倍氏から得たことを引き換えに衆院を解散し、総選挙で大敗して下野したという経緯がある。

 野田氏は、13年の通常国会までに定数削減が実現されなかったことを質したが、安倍氏は定数削減に向けた動きが進んでいることを答弁し続け、13年の通常国会で実現できなかった理由については答えなかった。野田氏は「いやー、『びっくりぽん』ですね。本当に驚きますね」「国民にうそをついたことということになりませんか?」と、憤懣やるかたない様子だった。

■13年通常国会で定数削減と選挙制度改正をするはずだった

 野田氏と安倍氏の「直接対決」が実現するのは13年6月24日の衆院本会議以来2年8か月ぶり。12年11月14日の党首討論では、早期解散を求める安倍氏に対して、野田氏は

  「定数削減は来年の通常国会で必ずやり遂げる。それまでの間は議員歳費を削減する」
ことを条件に、
  「私は今週末の16日に解散をしてもいいと思っております」
と表明。これに対して、安倍氏は
  「来年の通常国会において、私たちは既に、私たちの選挙公約において、定数の削減と選挙制度の改正を行っていく、こう約束をしています。今この場で、そのことをしっかりとやっていく、約束しますよ」
と応じていた。

 だが、12年11月の衆院「0増5減」関連法は可決はしたが、違憲状態を解消するための根本的な定数削減は実現されないままで、自民党は現在、2020年の大規模国勢世論調査の結果に基づいて10減する案をまとめている段階だ。これに対し、安倍氏は野田氏と対決する当日の2月19日午前の衆院予算委員会で、10減を5年前倒して15年の簡易国勢調査の結果に基づいて行う方針を示した。野田氏が質問に臨んだのは、この数時間後だ。

 野田氏「約束を覚えているか」安倍氏「実行は簡単ではない」

 野田氏は冒頭、党首討論の内容を引き合いに「約束の中身を覚えていらっしゃいますか」と尋ねた。これに対して、安倍首相は
  「政治は結果。定数削減を言うのは簡単だが実際に実行するのはそう簡単ではない」
などと、午前の答弁に至るまでの経緯を約4分間にわたって答弁。

 野田氏は、質問と直接関係しない内容で時間を引き延ばすような答弁のスタイルに
  「私が聞きたかったのは、約束の本質的な中身。よく聞いていただきたい」
などと再質問した。質問は、衆院が解散された12年11月16日付で民主・自民・公明の3党で
  「衆議院議員の定数削減については、選挙制度の抜本的な見直しについて検討を行い、次期通常国会終了までに結論を得た上で必要な法改正を行うものとする」
という内容の合意文書をかわしたことを踏まえた内容だった。それでも安倍氏は

 「我が党も責任があるが、共同責任。誰かだけに責任があるわけではない」
などと自民党だけに責任があるわけではないなどと主張。解散前に民主党だけでなく自民党も消費税率の引き上げに合意したこと引き合いに、
 「同じ約束をしている私たちは(12年12月の衆院選で)勝って皆さんは負けた。そのこともかみしめていただきたい」
と民主党を攻撃し、議場からブーイングが上がる一幕もあった。

 終始議論はかみ合わず、野田氏は
  「いやー、『びっくりぽん』ですね。本当に驚きますね」「結果的に、天下の総理大臣にこんなことは言いたくないが、2013年の通常国会までにできなかったということは、国民にうそをついたことということになりませんか?うそをついたことになるんですよ?」
と色をなしていた。』

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 ちなみに、野田首相は、質疑が終わった後、このような感想を述べていたという。

『「私なんかが(質問に)立っていいのかな」という思いも持っていたが、(2012年の党首討論で衆院解散と引き換えに、安倍晋三首相と約束した議員の)定数削減が膠着(こうちゃく)状態のまま4年間が経ってしまった。失った仲間もいっぱいいる中で、落とし前をつけないといけない時期だったので、その役割は最大限、果たしていきたいと思った。

 13年の通常国会で合意に基づいて結論を出せなかったということは残念ながらウソをついたこと。(安倍氏は)それをもっと恥じて欲しい。開き直った答弁が多かったが、反省の弁がなく、責任感がないなと痛感した。安倍さんは汚名返上のラストチャンスだ。しっかり(衆院議長の諮問機関の)答申通り、きちっと法案づくりにいけるようにやってもらいたい。

 (当初の自民案より10削減の時期を前倒しすると表明したことも)できるんだったら、最初からやれって。何となく見え透いているんですよ。あまりにも自民党が後ろ向きだったことを普通の政党並みにしただけのことじゃないですか。サプライズでも何でもないですよ。「どや顔で言うな」と思いますよ。

 残念ながら時間がなくてやれませんでしたが、本当は軽減税率の話も(質疑で)やりたかった。総合合算制度をやめて、大間のマグロや霜降り和牛を買う人たちの分も軽減される財源に行くんでしょ? 本末転倒で社会保障と税の一体改革の意味がわかっていない。しかも6千億円の財源の手当てをやらない。選挙が終わってからでしょ。「next election」(次の選挙)しか考えていないということも含めて、言いたいことはいっぱいある。(衆院予算委員会で安倍晋三首相への質問後、記者団に) (朝日新聞16年2月19日)』

* * * * *

 ただ、先述したように、安倍首相は定数10減の方法に関しては、何も言っていない。(~_~;)

『安倍晋三首相は19日の衆院予算委員会の集中審議で、衆院議長の諮問会議の答申に盛り込まれた定数10削減を2015年の簡易国勢調査に基づいて行う考えを表明した。ただ、自民党は、答申が示した各都道府県への定数配分見直しなど抜本改革は20年の大規模国勢調査以降に行う方針だ。公明党や民主党などの野党は答申全体の受け入れを求めており、与野党協議は難航する可能性がある。(中略)

 首相の「10削減の前倒し表明」に対し、野田氏は「前進した。きょう(質問に)立った意味がかろうじてあった」としたうえで、「アダムズ方式を採用するかどうか確定しないようだが、そこに党利党略が出る可能性がある」と述べた。
 「アダムズ方式」は各都道府県の定数配分について現行制度より人口比を反映できるとされ、答申の柱だ。答申は、10年国勢調査に基づき「小選挙区7増13減、比例代表1増5減」での10減を示している。野田氏の質問は、「10削減」の方法に触れない首相に対し、答申に沿った形での実現を求めたものだ。

 しかし、首相は「小選挙区の6減は客観的な一定のルールで決めなければならない。それは私が決めることではなく、各党が集まる場で決めていただきたい」と述べるにとどめ、削減方法については明言しなかった。
 首相の発言に関連し、ある党幹部は「小選挙区は7増13減ではなく0増6減だ」と解説。アダムズ方式を反映した答申全体を実施するのは20年の国勢調査以降に先送りするとの考えを示した。背景には、アダムズ方式では人口の少ない県の定数が少なくなるため、自民党内に反発が根強いことがある。(中略)
 
 自民が抜本改革を避ければ今国会での関連法改正の実現も危ぶまれてくる。野田氏は質問終了後、記者団に対し「十分気をつけて各党協議を進めてほしい」と自民側の動きに警戒感を示した。民主党の岡田克也代表も19日の記者会見で「放っておくと(0増)6減だけやり、比例代表で4減らすのだろうが、そういうことになりかねない」と指摘した。(毎日新聞16年2月19日)』

『自民党は、今国会で定数削減の公職選挙法改正が実現すれば、適用前でも「違憲状態」の解消に道筋は付いたとして、「首相の解散権に制約はなくなる」(幹部)とみている。夏の参院選と同時に衆院選を実施する「衆参ダブル選」が取り沙汰される中、首相が解散戦略でフリーハンドを維持しておく狙いもあるとみられる。
 自民党の二階俊博総務会長は19日の記者会見で、「常にあらゆる事態に対処するのがリーダーの要諦だ。安倍首相も例外ではない」と指摘した。

 ただ、党内の再調整はこれからだ。自民党の当初案が了承されたのは、20年以降の定数削減なら当面の混乱は回避できると「安心」(若手)したからで、大幅な前倒しとなれば事情は異なる。
 中堅議員の一人は「まだ自分の選挙区が対象になるか決まっていない」と語るにとどめた。衆院の答申で定数削減の対象としたのは、自民党が地盤とする地方だった。今後、削減対象県が明らかになれば、関係議員の反発を抑えられるか予断を許さない。(時事通信16年2月20日)』

 ・・・というわけで、安倍首相は、野田前首相との対決にドヤ顔をしたくて&自分の意思に反して動く自民党議員を押さえつけたくて、今回の定数削減宣言を強行したのであるが・・・。
 それが、自民党内からの反発を招くのは必至で。近い将来の「安倍おろし」につながる可能性も否定できないと、ひそかに(期待込みで?)思っているmewなのだった。(@@)

   THANKS

p.s 実はmew個人は、衆院議員の数を必ずしも削減すべきとは考えておらず。また、衆院議員には地域代表の要素があると思っているので、各県から最低ひとりは議員を出していいのではないかと考えている。<身を切る改革は、政党助成金や各議員の歳費、諸経費の削減でも可能だと思うし。てか、中選挙区制に戻すのが一番いいんじゃないかな~。(・・)>
 あと何よりも野田前首相が、民主党議員のことをろくに考えず、自民党側と水面下でアレコレ話し合いをしながら、解散を決めたことに怒りを抱いているので、自分こそ今さら出て来て、ドヤ顔をするんじゃねぇ~とぼやいていたです。(ーー)


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by mew-run7 | 2016-02-21 07:47 | (再び)安倍政権について | Trackback

野田の解散断行&選挙戦略への恨みを解消しないと、民主再生は困難かも


 これは2月24日、2つめの記事です。

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  民主党は、今日24日に党大会を開き、新綱領を発表した上で、海江田新代表らが今後の党再生への意欲を示すという。
 ただ、mewは、正直なところ、今のような姿勢では、民主党が再生できるか懐疑的に思う部分が大きい。(-"-)

 今回は「衆院選の総括」についてメインで書きたいと思うのだが。政権運営の総括も、新綱領作りも同じことだ。

 民主党は昨年末の衆院選で惨敗した後、海江田新代表&細野幹事長で新体制を築き、政権運営や衆院選の総括を行なうと共に、新綱領を作るために、党内で会合を行なったり、幹部が地方行脚をして各地で集会を行なったりして、党の議員(落選議員を含む)や地方支部の関係者、党員、サポーターなどから意見を聴取していたのだが。
 各地の集会では、党の再生を願う人たちから、かなり厳しいものも含めて率直な意見が色々と出され、報告書の文案にも記されていたのだが。党の幹部たちはそれらをきちんと受け止めて反省をすることなく、党内の各グループに配慮して、最終案ではオブラートに包んだような玉虫色の表現に替えてしまったわけで。
 そのような逃げの姿勢では、本当の意味で、党の再生を行なうことは難しいように思われる。(-"-)
<関連記事・『小沢「民主党が何で解散したのかわからない」+傷口なめ合う民主党の総括』>

* * * * *

 衆院選の総括の報告書に関して言えば、当初の予定では、集会での意見を集約して「野田氏は解散時期を見誤った」「野田氏を前面に出す選挙は間違いだった」と記す予定だったのだが。後者は、削除されることになったという。
 でも、実際には、党内では野田首相の解散&選挙戦略に関して、も~っと辛らつな批判が多数出ているのである。
「野田前首相を除名にしてほしい」「野田氏は議員辞職すべきだ」「野田氏らが党を壊した」「野田氏らは(自民党などの)保守勢力の回しものではないか」などなど・・・。
<以下、役職名は12年11月時点でのものを記す。>

 もちろん民主党が大敗したのは、野田首相ばかりのせいではない。
 民主党は、折角、国民の手で政権の座を与えられたにもかかわらず、挙党一致で政権運営に当たれず、3年余りの間、ずっと実権争いや考え方の違いで党内対立を繰り返して、毎年のように代表や政策を替えていた上に、最後は自公と組んで対立するグループを排除する方針をとって党の分裂を招き、国民の信頼や期待を失うに至ったわけで。
 それは、全ての議員に責任があることだと思うし。おそらくそのことは、どの議員もわかっていることだろう。<わかっていない人は、議員辞職した方がいいかも。>

 ただ、野田首相に対して、ここまで辛らつな批判の声が出るのは、同党の議員や関係者、支持者の多くが、野田陣営の解散の判断&選挙戦略に「納得が行かない」という思いを強く抱いているからにほかならない。(-"-)

 というのも、本来、党の代表たる者は、ひとりでも多くの候補者が当選できるようにと考えて、そのためにベストを尽さんとして選挙戦略などを決めるものなのだが。野田首相は、あの時期に解散した場合、党の情勢も悪化していた上、党自体や各候補者が選挙準備が調っておらず、当選者が半減することを予見しながら、党内の意見を無視して、電撃解散に踏み切ったからだ。(@@)

 しかも、<解散の判断に至ったのにはいくつかの理由があったとは思うが>、野田氏らは、衆院選後にまた自分たちが党の実権をとって、自分たちの考えに沿う党に作り替えやすくするために、自分たちの仲間がひとりでも多く当選するようにと考えて解散を断行し、独自の選挙戦略をとっていたのである。(~_~;)

 その結果、党の議員、候補者は、十分な選挙態勢を調えられず、自分の主張を思うように展開できないような状態で選挙戦を戦うことを強いられ、その大半が落選することになったわけで。
 そのために、多くの議員が「仮に落選したとしても、もっとしっかりと準備をして、ベストを尽す形で戦いたかった」「こんな形で落選しては、悔やんでも悔やみきれない。どうしても納得が行かない」という思いを引きずっており、衆院選後から今に至るまで恨み節が絶えない状況にあるわけで。
 mewは、その思いときちんと向き合って、それらを解消をするように努めない限りは、党の再生は難しいように思うところがある。^^;

<「コノウラミハラサデオクベキカ」(魔太郎風?)みたいな怨念や悔恨の情が渦巻いたままでは、また何かにつけて、批判合戦や党内対立が起きるに違いない。(>_<)>

* * * * *

 ちなみに野田首相は、最終的には昨年11月2日に仲間内で協議して、11月16日に解散を行なうことを決めたそうなのだが。<これは藤村官房長官が、衆院選後のインタビューで明かしている。>
 mewが、昨年末からキープしていた記事の中には、野田氏と仲間たちの協議に関して、このように記していたものがあった。

『「どうせ負ける解散なら、主体的な解散にしたい」と野田が明かしたのは副総理・岡田克也、官房長官・藤村修に加えて民主党幹事長代行・安住淳らごく少数の政治家、それに松下政経塾出身の信頼する民間人に限られた。

 安住は「来年に選挙を先送りすれば、いまボーダーラインにいる30人ほどが落選してしまう。この30人は、民主党でもっとも良質な部分だ」と唱えた。「30人」のほとんどが、国家戦略担当相・前原誠司が率いる凌雲会と、野田グループのメンバーだった。野田も安住の主張を是とした。100議席を確保すれば、05年の郵政選挙とほぼ同じ勢力となり、次につながる。
 野田は「純化路線」へ走り出す。(文芸春秋2013年新年特別号「赤坂太郎」より)』

 これは雑誌の記事の一つに過ぎないし。実際の会話での表現がどうだったかのかはわからないのだが。
 ただ、当時、同じような内容の報道をしていたメディアが多数あったし。野田陣営のその後の言動から見て、mewはこの記事はそれなりに信憑性が高いと思っている。(ーー) 

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 このブログを立ち上げた7年余り前から何度も書いていることだが。

 前原&野田Gの議員を中心に、自民党や日本新党などの保守政党or松下政経塾出身の議員の多くは、日本に保守二大政党制を作ることを目指しており、民主党の結党に参加したり、同党に合流したりした後も、いつか民主党を保守政党に作り変えて、二大政党の一翼とすることを目標に活動し続けて来た。(~_~;)
 
 この辺りのことは、過去に何度も書いているので、今回は詳しい経緯はスル~するとして。
 彼らはもう2000年代前半から、目の上のタンコブになっている鳩菅体制or小沢氏も交えたトロイカ体制を1日も早く崩して、自分たちが党の実権を握った上で、「中道民主」の基本理念を変更し、考えの異なる議員を排除して、純化路線をとることを計画して、アレコレと動いていたのだが。(05年に前原誠司氏が代表になった時に、それを実現しかけたのだけど。永田メール事件で失脚したために、実現に至らず。>
 ようやく11年9月になって、野田佳彦氏が代表&首相の座につく機会を得たことから、「今度こそ」の思いで、党の保守(タカ派)化&純化路線を実践しようと考え、「中道」を削除する新綱領の作成、保守的な安保軍事政策の立案を行なうと共に、自民党と組んで「小沢切り」を敢行した。<衆院選前には「鳩山切り」にも成功したのよね。(-"-)>

 そして、夏ごろまでは、谷垣自民党と協議した上で話し合い解散を行ない、議席数を多く得た方が首相を出す形で、自民党と連立を組むことを考えていたのだが。
<その際に、自民党と連立して保守政党としてやって行きたくない中道左派は出て行けばいいと考えていたようだ。>
 しかし、自民党内の強硬派がその計画に反発を示し、谷垣前総裁が失脚することに。石破茂氏が新総裁になっても、同様の計画を実施し得るはずだったのだが。民主党を敵視している安倍晋三氏が新総裁になったことから、予定が狂うことになってしまった。(~_~;)
<前原&野田Gには、基本的に新保守or穏健な保守派の人が多いので、安倍氏らのように戦前回帰を目指す超保守派とは相容れない部分があり、両者の間には太いパイプがない。^^;>

 それゆえ、野田首相&陣営は、9月以降、解散時期や選挙戦略に関して、かなり迷っていたようだ。(@@)

* * * * *

 野田陣営は、とりあえず9月の代表選で野田氏の再選を確実にするために、非衆流派&中道左派陣営の切り崩しや取り込みを行なうことに。
 最大のライバルになりそうな田中真紀子氏や細野豪志氏の出馬を回避させ(支持に回ってくれた人は、後に閣僚、党三役などに起用)、菅Gなどの脱原発を目指す勢力「原発ゼロ実現」を約束するなどして、代表選で圧勝することに成功した。
 
 またずっと早期解散に反対の立場を貫いている&左派系の輿石幹事長を再任し、党内の反野田勢力を抑えようとした。
 党内では、輿石氏が幹事長再任を引き受ける条件として、野田氏から早期解散はしないとの約束を取り付けたという話が広がっていたことから、党の議員たちの中には、輿石幹事長がOKしない限り、年内解散はないと安心(油断?)してしまった人が少なくないようだ。^^;

<小沢一郎氏がよく「常在戦場」という言葉をクチにしているのだが。特に解散のある衆院議員は、常に選挙に備えていないといけないと、小泉元首相の言うように「政界は一寸先は闇」になっちゃうのよね。(>_<)
 ただ、今回は、その小沢氏も選挙準備が間に合わない部分があったわけで。それだけ、サプライズ的な電撃解散だったのだと言えるかも。(@@)>

* * * * *

 実際、民主党自体、10月~11月初めの時点では、まだ選挙準備が調っていない状況にあった。
 民主党では、7月の小沢Gの離党以来、ちょこまかと離党者が出ており、何十もの小選挙区で、正式に候補者が決まっていないような状態だったし。細野政調会長が中心になって、改めて衆院選の公約や選挙の方針を決めるために協議を行ない始めたところだったのだ。<この時は、細野くんは、安倍自民党と対峙するために「中道」路線を行くべきだと唱えていたのよね。>

 また当時は、自民党の安倍総裁が強気の発言を繰り返しており、維新の会も石原太陽との合流話が出て、メディアや国民の注目や期待を集めている時期だったので、そんな中で、解散総選挙を行なうのは、民主党にとって極めて不利だと考えられていた。
<あと数ヶ月も待てば、自民党では解散に追い込めない安倍総裁への不満が高じたり、「安倍vs.石破」「自公」の対立が激化する可能性もあったし。維新の会でも、「石原太陽vs.橋下維新」「国会議員団vs.地方議員団」「維新vs.みんな」などの対立が激化する可能性が大きかったのにな~。(-_-)>

 しかも、野田首相は、11月にオバマ大統領と会談する際にTPP参加表明を行なうことや、12月に予定されていた北朝鮮との協議で拉致問題を前進させたり、ロシアのプーチン大統領との会談で北方領土の返還交渉にメドをつけたりすることで、政府&民主党への支持をアップさせることも考えていたと言われている。

 それもあって、野田内閣&民主党では、年内解散はないことを前提に、来年度の予算編成や年明けの1月に国会に提出する予定だった補正予算作りの準備も行なっていたし。選挙前に違憲判決が出された衆院選の改革法案を成立させるべきだとして、国会対応などを行なっていたのである。(・・)

* * * * *
 
 そのような状況の中、民主党&国民新党の閣僚(副大臣や政務官を含む)や党の役員は、仕事に追われており、選挙準備など全くできない状態にあったわけで。
 その結果、今回の衆院選で、閣僚や党役員の大半が落選することになり、衆院選後の会見では、恨み節が多くきかれることになった。

下地郵政・防災担当相は、「結果を真摯(しんし)に受け止める」と話す一方で解散の時期に不満を漏らした。「普通は来年度予算案を編成した後に解散する。そうすれば、政権が責任を果たそうとしていると感じられたのでは」と語ったという。(毎日新聞12月18日)』

 城島財務大臣は、『衆院解散時期が「私の想定からすると早かった」と述べ、「民主党と民主党マニフェストを理解してもうらう時間が少なかった。年末から年始にやろうと思っていたが、スケジュール感が甘かった」と振り返った。(ロイター2012年12月18日)

 それこそ、田中文科大臣は、真紀子節による野田首相批判が止まらないような感じになっていたのだが。相変わらず政治評論家として、的確な分析&指摘を行なっていたように思う。

『「解散時期が適切ではなかった。独りよがりで周りの意見を聴かず、他人の土俵に乗ってしまった」と述べ、野田佳彦首相を痛烈に批判した。さらに、今回の解散を「自爆テロ解散」と命名していたことを明かし、「惨敗するだろうと思っていたが、その通りになった」と述べた。』

『「自民党から『辞めなさい』『いつ解散するのか』と、単純な二言をずっと言われて、極めて独りよがりに決断した」と指摘。「今まで民主党が発信してきたことを継続するのだったら、党代表を変えるとか、8月の任期いっぱいまでやって成果を出す方法はあったと思う」と述べた』(産経新聞12月18日)

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 mewは、昨春ぐらいから、早期解散を行なえば、民主党の議員が半減して下野するであろうと思っていたし。<ブログにもずっとそう書いていた。>
 おそらく同党の議員の大部分も、その党が大敗するのではないか&自分が落選するかも知れないと覚悟していたのではないかと思うのだが。

 ただ、ほぼ全ての議員は何とか少しでも挽回して、ひとりでも多くの当選者を出せるようにしたい&自分や関係者が落選しないようにベストを尽したいと願っていたのではないかと思うし。そのために何とか党の立て直しをはかりたいと考え、アレコレ動いていたのだが。
 残念ながら、野田首相&仲間たちは、そうではなかったようなのだ。(~_~;)

* * * * *

 野田首相は、財務省から野田内閣が春まで予算成立まで責任を持つ気がないなら、年内解散をして、自民党政権に予算を委ねるように迫られていたという話もある。。
 また、そうした方が景気が回復し、消費税増税の実施を確実に行なえると説得する官僚や関係者もいたとのことで、かなり気持ちが揺れ始めたという。

<ちなみに、衆院選翌日の17日、首相官邸に野田首相を訪れた来客は、野田氏を財務大臣&首相にさせて、消費税増税の実現に導いた藤井元財務大臣ひとりだけだったとのこと。
『首相は昼過ぎに約20分間、藤井氏と執務室で面会。藤井氏が「どの立派な首相も一内閣一仕事なんだ。吉田茂は(サンフランシスコ)講和条約、鳩山一郎だって日ソ共同宣言しか残してない。君はよくやった」と消費増税法の成立を念頭に慰労すると、首相は笑ってうなずいたという。(毎日新聞12月18日)>

 しかも、野田首相が挽回策として考えていたTPP参加表明やプーチン大統領との会談を、米国やロシア側から断られ、かなりガッカリしていたとのこと。
 おまけに野田氏は、とても実直で生真面目な性格のようで、自民党からさんざん「ウソつき」攻撃を受けて、精神的にも追い詰められていたようだ。

 さらに民主党内では、野田首相が突然TPPの参加表明を行なうのではないか、また電撃解散を行なうのではないかとの警戒感が広まり、それを防ぐために本格的に「野田おろし」をしようという動きが出始めていた。^^;

* * * * *

 もし野田首相が辞任することになれば、野田陣営は民主党の実権を失って、折角、強引に自公民で消費税増税を実現したり、小沢切りや保守化を進めたりして来た意味もなくなってしまうわけで。今後、自分たちの党内の立場もどうなるかわからない。
 そうであるなら、たとえ選挙で負けても、自分たちが主導権を握ったまま解散し、少しでも仲間を多く当選させて、衆院選後にまた保守化&純化路線を進めるための布石を作った方がいい。

 そこで野田陣営は11月16日に電撃解散して、年内に総選挙を行なうことを仲間内で決めて、仲間うちで選挙準備を進めることにした。(・・)

<落選予測をされていた手塚前首相補佐官が、あわてて選挙事務所を立ち上げていたりして。尚、藤村官房長官は、維新の会の選挙準備が調わないうちに解散した方がいいと考えたと説明してたのだが。野田&前原Gの中に、大阪&周辺から出馬する議員が何人かいたので、彼らに配慮したのではないかと察する。>

 野田陣営は、「中道リベラル」路線を前面に出そうとしていた選挙方針や衆院選公約を、自分たちの方針や戦略に沿って作ることに。また中道左派を切るために、TPPなどに関して党の(=野田首相の)方針に従わない者は衆院選で公認できないとして、公認申請書に署名を求めた。<このために鳩山元首相は出馬を断念。何人かの議員は、離党せざるを得なくなった。>
   
 候補者たちの多くは、衆院選間際に公認を外されては困るため、署名を余儀なくされたものの、もともとTPPや消費税、その他様々な政策において野田首相と考えが合わない人は、首相のTV討論会などでの主張とくい違いが生じることになった上、野党や自分の支持者からも疑問や批判を呈され、思うように自分の選挙活動が行なえないことに。

 さらに、野田陣営は、党の他の議員(候補者)たちが選挙準備に追われている&知らない間に、野田首相を前面に出して「動かすのは決断」とアピールする新たなポスターやCMを作成。野田氏が真っ赤な背景の前で(エラそ~に?)、自分の実績や決断をアピールするCMは、無党派層からはもちろん、民主党の支持者にも不快感を与えることになった。<当落選上にいたある議員は、あのCMを見て、落選を覚悟したとか。(~_~;)>

* * * * *

 こうして、いわば党内の議員も欺く形で、電撃解散&12月総選挙を行なった結果、11月初めにはまだ100人以上は当選すると予測されていたのが、57人しか当選できず。
 民主党への風によって当選した1回生議員が落選するのは止むを得ないとしても、長い間、党に貢献して来たベテランも含め、200人近い議員が議員バッジを奪われることになった上、民主党は容易には政権奪還をなし得ないほどに壊滅的打撃を受けることに。(-"-)

 しかも、野田首相が最も信頼していた大側近の藤村官房長官や手塚前首相補佐官、前原Gの大番頭だった仙谷元官房長官などの重鎮も含め、結局、野田&前原Gの半数以上も落選し、皮肉なことに、野田首相は結局、身内も崖から突き落とすような解散総選挙を行なってしまった上、党をほぼ壊滅状態に追い込み、その主導権も失うことになった。

 これで野田氏らも落選していれば、まだ落選議員も気が済んだかも知れないのだが。田中真紀子氏は自爆解散と呼んでいたものの、野田氏や幹部クラスの仲間たちの多くはちゃっかりと当選しており、党や他人を爆破しても、自爆はしていないわけだし。
 その上、野田陣営からは、さほどの反省や謝罪の言葉がないばかりか、岡田副総理が「選挙は最終的には自分の責任だ。首相の決断を理由に負けたというのは議員の取るべき態度でない」と発言したり、党内では野田擁護をする議員も少なからずおり、落選議員の傷口に塩を塗るような言動が次々に見られることから、党の集会などでは、2月には行っても尚、「野田氏を除名した方がいい」「野田氏は議員辞職すべき」などという辛らつな意見が出ているような状況が続いているのである。(-_-)

 それゆえ、mewは、先述したように、こんな状態ではとても党再生に向けて、新たなスタートが切れないのではないかと憂慮しているのだが。
 今、民主党に代わって自民党に対抗し得る100人規模の政党は存在しないわけで。何とかここは同党に頑張ってもらうしかないのが実情だ。^^;
 
 ところが、これはまた別の機会に改めて書きたいのだが。最近になって、前原誠司氏がオモテに出て、党の綱領作りや国会での質問で自分の考えを主張したり、堂々と「参院選では10人も当選できない、維新の会と連携すべきだ」などと発言したりするようになっていることから、「おいおいっ」という感じに。(@@)

 もし海江田新代表や細野幹事長が、それでも何とか党をまとめるために頑張ろうとしても、また前原氏のように(エラそうに?)自分たちサイドで主導権をとろうと言動し始める人が出て来ると、党内対立や党分裂の引き金を引くことになりかねないわけで。このままでは「民主党がアブナイ!」→ひいては「日本がアブナイ!」と叫びたい気持ちになっているmewなのだった。(゚Д゚)
  
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by mew-run7 | 2013-02-24 13:48 | 民主党、民進党に関して | Trackback(1)

小沢「民主党が何で解散したのかわからない」+傷口なめ合う民主党の総括

頑張ろう、東日本&ニッポン!今年は、さらなる前進を。o(^-^)o 

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 生活の党の小沢一郎氏が、週刊ポスト(2013年3月1日号)のインタビューに応えた記事がネットに出ていた。
 たぶんインタビューの一部だと思われるのだが。非常に興味深い内容だったので、ここにアップしておきたい。

<mewも「民主党が何で解散したのか、今でもわからない」と思っているので、尚更に。そのうち、自分でもこの件に関する記事を書きたいと考えている。>

* * * * *

『小沢一郎氏「民主党が何で解散したのか、今でもわからない」

 NEWS ポストセブン 2月19日(火)7時6分配信

 昨年12月の総選挙で惨敗を喫した小沢一郎氏だが、改革への情熱が消えたわけではない。『小沢一郎 嫌われる伝説』著者で政治ジャーナリストの渡辺乾介氏が、自民党と解散について小沢氏に聞いた。

──旧体制の政治技術的なしたたかさというのは相当なもので、野党に転落した時の自民党は、徹底的にスキャンダル攻勢をかける。

小沢:日常の選挙活動でも、それはもう民主党なんかよりはるかにやっています。それはやっぱり大事だと思う。自分の目的に対する執念、そのためにはどんなことを我慢してもやるという執念ですね。そして、それが民主主義の原点だと私は思います。

 だから、野党になった自民党は政権を取るために、多少の違いはいいからとにかく皆でまとまろうとする。そこが大人というか、したたかさというか。

 民主党が一生懸命やっていたら、政権党に3年半いながら、こんなに負けるわけがない。僕は(民主党時代に)「大衆の中に、国民の中に入れ」と言ってきた。しかし、そう言えば言うほど煙たがられました。

 だけれども、国民と直接触れ合うことなく、国民が何を求めているのか、何を期待しているのかがわかるはずがない。残念ながら、そうした政治活動が民主党にはほとんどなかった。結局、永田町で会合ばっかりやって、地元で自分を支援してくれた人たちの意見の吸い上げが全然できていない。それがこんなに負けてしまった最大の原因ですね。

──民主党は、総理大臣自身が負けるとわかっていて解散し、江戸城の無血開城のごとく政権を自民党に譲り渡した。

小沢:当時の選挙の担当者、責任者たちが、選挙中や選挙後に、「筋肉質になってすっきりした」「これだけ負けてよかった」なんて言っていたんでしょう。二百何十人も殺したのに、「これでよかった」と言うのは信じられない。どういう精神構造をしているのか。

 それは多分、巷で言われているように、彼らなりの思惑があったんじゃないですか。要するに、自民党も過半数に届かないだろう。自分らもほどほど生き残れば連立を組めるという打算ですね。それを狙って解散したとしか考えようがない。

 自分たちが「自民党ではダメだ」と訴えて政権を取りながら、自民党と結ぶことを前提にして政治行動をするというのは、本当にむちゃくちゃで、邪な考え方です。でも、そうとしか解釈できない。何で解散したのかは、今でもわかりません。

──その民主党は、検証作業と称する党再建論争の最中です。

小沢:へぇ、そんなことをやっているの?

※週刊ポスト2013年3月1日号 』


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 ちなみに、民主党は、落選議員も含め党の議員との会合や地方支部での会合(地方議員や党員、サポーターが対象)を行ない、前政権&衆院選の総括を行なっているのだが。
 関係者からは、かなり厳しく辛らつな意見、批判が出ていた様子。

 今月16日に香川県で行なった会合では、野田前首相の除名を求める声まで出ていたという。

『 民主党の馬淵澄夫幹事長代理が16日、水戸市を訪れ、党員やサポーターとの対話集会に出席した。

 党員らからは「野田前首相を除名にしてほしい」「党の理念が分かりにくい」などと、厳しい意見が相次いだ。

 党の再建に向け、全国の党関係者から意見を聞く行脚の一環で、この日は約140人が参加した。

 党員、サポーターからは「民主党には空理空論を言う人が多く、時代の流れを見誤る。世の中で何が起き、何をすべきかの判断ができない」「野田前首相を代えて衆院選に臨むべきだった」など不平不満が噴出する一方、「経済政策に力を入れてほしい」「前議員が活動できる環境作りをしてほしい」との要望があった。

 集会を終え、記者会見した馬淵氏は「(衆院選で)候補者本人が努力しても、かなわない状況を作った政党の責任は重いと強く感じた。厳しい意見を全て受け止めたい」と語った。(読売新聞2月17日)』

* * * * *

 他の会合や党内でも、野田前首相の解散の判断や選挙戦略への疑問や批判の声が多く出ており、スタッフは当初、それらの意見を率直に反映するような報告書案を作っていたのだが。
 党幹部(特に野田陣営?)から異論が出たため、実際に提出&発表される第一次報告書の内容はかなりトーンダウンにしたものになるという。^^;

『民主党は15日、党改革創生本部(本部長・海江田万里代表)の総会を党本部で開き、政権運営や衆院選の総括などを盛り込んだ第1次報告書案をまとめた。小沢一郎元代表や野田佳彦前首相を名指しで批判した記述は削除され、自己批判はトーンダウンした。
 素案では、小沢氏の実名を挙げ「政治資金規正法違反事案は冤罪(えんざい)だったが、党のクリーンなイメージの損失は甚大だった」としていたが、「党幹部の政治とカネの問題は党のクリーンなイメージを大きく損ねた」に修正した。

 「野田氏は解散時期を見誤った」との一文は「首相の大権である解散を妨げることはできないが、その時期は多くの国会議員にとって納得できないものだった」に変更。「野田氏を前面に出す選挙は間違いだった」とのくだりは削除した。
 野田氏に関する記述についてはこれまでの総会で「われわれが選んだ代表ではないか」などの擁護論が続出。「素案は自虐的すぎる」との批判も出ていた。こうしたことを踏まえ、「政治主導」については「官僚主導を否定しただけで不毛の対立を招いた」と明記した部分も削除した。

 一方、「権謀術数や無責任というイメージを植え付けた幹部たちの行動、影響力の強い議員の鶴の一声を認める風潮も大きなダメージとなった」との表現は「重要な政局での幹部たちのバラバラな行動や発言も大きなダメージとなった」とトーンを大幅に弱めた。
 報告書は微修正した上で24日の党大会で提示する。(産経新聞2月15日)』

『民主党は18日の役員会で、衆院選総括案と党綱領案を了承した。地方の意見などを聴取した上で最終案を24日の党大会に示す。衆院選総括では当初案にあった厳しい表現が後退。野田佳彦前首相と小沢一郎元代表を名指しした部分は削られた。党内からは「世の中は民主党に厳しいのに、表現を和らげるのは逆だ」(閣僚経験者)との批判も出ている。(中略)
 
 13日から3日連続で開いた党改革創生本部総会では「よく厳しく書いてくれた」と評価する声もあったが、「固有名詞を挙げるべきではない」との意見が多く、「客観的な事実として書き改める」(馬淵澄夫幹事長代理)ことになった。(毎日新聞2月18日)』

* * * * *

 政権運営も衆院選の失敗は、個々の代表や幹部だけでなく、党の全ての議員にも責任があることだと思うし。名指しは避けた方がいいという考え方は理解し得る部分もあるのだけど。

 ただ、事実や重要な意見を直視せず、表現をやわらかなものに修正して、傷口をなめあうようなことをしていては、解党的出直しをする覚悟が見えて来ないようにも思えるし。相変わらず、こんなことを続けているようでは、民主党が本当の意味で立て直しを行なうのは難しいのではないかな~と、またチョット危機感が欠如しているのではないかな~と憂慮してしまうところがあるmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2013-02-20 06:57 | 民主党、民進党に関して | Trackback

野田の「自滅解散」のツケ+日本をダメにしたB層+フィギュアGP

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 毎年、めっちゃ楽しみしているフィギュアGPファイナル。(GPシリーズ6戦の結果で選ばれた、世界のTOP6が競う大会。)今年は日本勢が大活躍。(^^)

 女子は、昨年、母の危篤の報せを受け、試合に出場しないままGPファイナルの会場を去ることになった浅田真央が、今年はSP、フリーとも1位で4年ぶりの優勝を。また、鈴木明子が3位と出場した2人とも表彰台に上がった。(*^^)v祝

 何と4人もファイナルの出場した男子は、高橋大輔が7回めの出場にして、ついに念願の初優勝を果たし、日本男子、史上初の快挙を達成!また、羽生結弦もPチャンを押さえて2位にはいり、ワン・ツーを飾ったです。(*^^)v祝 <小塚崇彦は4位、町田樹は6位。>

 書きたいことは山ほどあるのだが。選挙が終わるまで、ぐっと我慢。_(。。)_

 このハイレベルなメンバーが出場する21日からの全日本選手権が、と~っても楽しみだ。(^^♪
<女子は、ここに村上佳菜子が。男子は、織田信成、無良崇人も加わって大混戦に。(@@)>

 ちなみに、今春、復活宣言を行なった韓国のキム・ヨナが8日、ドイツで行なわれた大会に出場。昨年の世界選手権以来、1年8ヶ月ぶりの試合だったのだが、何とSPで今季世界得点を出して1位になっていた。
 映像を見たけど、「今季最高というほどではなかったかな」とは思ったものの(点数がやや甘かったかも)、ジャンプの切れもスケーティングも完全に元に戻っている感じで。来年の世界選手権、さ来年のソチ五輪では、金メダル候補になりそうだ。(++)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~

 この記事では、mewが興味深いと思った雑誌の記事を2本、ご紹介したい。

 まずは、『民主党、「自滅解散」のツケ』から。これは、今、mewの心&アタマにあることを、すっきりと端的にあらわしてくれているな~と感じた記事だった。(・・)
 mewとしては、野田首相が行なった「民主党を自滅させるための解散」と言い換えたいと思うです。

『民主党、「自滅解散」のツケ 東洋経済オンライン 12月8日

塩田 潮

12月6日、総選挙の序盤情勢を探る新聞各社の世論調査が発表された。いずれも「民主党惨敗・自民党大勝」という情勢だ。自民党は単独過半数獲得の勢いだという。

やはり野田首相のこの時期の解散は失敗だったということになりそうだ。「近いうち」の約束の履行、消費税増税勢力の民自公3党による多数確保、第3極の封じ込めなどを狙ったに違いないが、致命的だったのは民主党の総選挙対策の欠如である。

 幹事長人事を含む選挙指導体制、候補者選定、総選挙向けの各種政策の実施や支持率回復策など、どれ一つとっても、不十分どころか無策のまま、首相の専断で総選挙に突っ込んでしまった。

「自滅解散」と言われたが、与党の党首として解散・総選挙のイロハも知らなかったのか、「大敗」後の政界再編を夢想しているのか、それとも「玉砕の美学」に酔ったのか。いずれにしろ、党首なのに、民主党を大切にする気持ちが稀薄だったと言われても仕方がない。

■ 安倍総裁は首相気取り

 有権者は前回の総選挙では「自民党ノー」を鮮明にして「変革」を選択した。3年後、政権交代と民主党政権という実験に対して「失敗」の判定を下す気になっているが、急浮上した第3極に傾斜せず、自民党政権の復活を容認する気配だ。

 おそらく「変革」よりも「安定」を望んでいるのだろう。07年の参院選以後、5年余に及ぶ衆参ねじれ下の「決められない政治」「無力政治」「不安定政治」からの脱却を強く志向していると見られる。

 一方、政権が視野に入った自民党の安倍総裁はすっかり首相気取りで、投票日の2週間以上も前の11月下旬から、早くも新内閣の閣僚人事構想を練っているらしいが、元はといえば「不安定政治」を生み出したのは07年に首相だった安倍氏である。

 「安倍新首相」は5年前の「失敗の教訓」を生かして「安定政治」をつくり出せるかどうか。ねじれが続く来夏の次期参院選までは「安全運転第一」でと考えているようだが、国民の多くが望む「安定政治」が実現できなければ、総選挙大勝でも、あっという間に政権は失速する。』

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 もう一つは、『日本をダメにした“B層"ってなんのこと?』。
 今、注目されている&そのうち読んでみたいと思っている「日本をダメにしたB層の研究」の著者へのインタビュー記事だ。

 この「B層」に関しては、05年12月に記事に書いたことがあるのだけど。<『小泉自民党の選挙戦略に学ぶ、民主党再生法  ~このままでは、民主党はアブナイ!(7)~』・・・ついに民主党は、本当にアブナイ状況になってしまっていたりして。^^;>

 スゴイことに、小泉元首相は、元・博報堂マンが作った広告・企業戦略をなりわいにする会社に分析させて、「小泉内閣支持基盤 主婦層・子供を中心、シルバー層 具体的なことはわからないが、小泉総理のキャラクターを支持する層、内閣閣僚を支持する層」を、郵政民営化を実現するためのターゲットに設定。
 アメリカの選挙動向なども調べて、このタイプには物事を単純化して、「AorB」の二者択一形式が有効だということで、「郵政民営化に賛成か、反対か」という争点に仕立てて、05年9月の郵政解散&総選挙を戦い、圧勝したのである。(~_~;)

 ちなみに、橋下徹氏が、よく「ふわっとした民意」という言葉を使うのだけど。mewは、この表現をきくたびに、「B層」という言葉を思い出してしまうところがある。(@@)

* * * * *
 
『日本をダメにした“B層"ってなんのこと?
週プレNEWS 12月4日

売れ行き好調、書店でも大きく取り上げられている『日本をダメにしたB層の研究』。テーマは現代版“大衆批判”。B層とは、いったいなんのことなのか? 著者の適菜収氏に聞いた。

***

「B層という言葉は、広告会社が作った言葉です。2006年の小泉郵政選挙の前に、自民党がスリードという広告会社に『メディアを使って選挙戦をどう戦うべきか』という分析をさせたんですね。そのときの企画書では国民がA層、B層、C層、D層に分類されています。B層とは、『マスコミ報道に流されやすい、比較的IQが低い人たち』で、『具体的なことはわからないが小泉純一郎を支持する層』のこと。広告会社は、彼らをターゲットに選挙戦を戦うべきだと分析しました」

―このB層が日本をダメにしたと?

「問題は選挙だけじゃないんです。現在流通する商品のほとんどが彼らをターゲットにして作られている。駄菓子みたいな音楽やロクでもないチェーン店が世の中を席巻しています。別にそれは構いませんが、それと一流のものが例えば『コスパ』といった一面的な価値観によって並列に扱われるようになっている。要するに、価値の混乱が発生しているわけですね。アートの対極に位置するジャリタレがアーティストなどと名乗るようになったのも、その一例ですよ(笑)。

A層はB層を相手にしたらお金になるから、マーケティングを駆使して、積極的にB層向け商品を作り続ける。B層はそれにカモられ続けるわけです」

―A層~D層を分類する表では、縦軸は「IQ」ですが、横軸は「構造改革」です。構造改革を支持するかは、現在も有効な指標なんですか?

「有効です。これは『日本固有のシステムを国際標準に合わせることに賛成か』ということで、さらに言えば『グローバリズムに対する姿勢』と読むこともできます。つまり、B層は『近代的諸価値を信仰するバカ』なんです。重要な点は、B層は単なる無知ではないということ。ものを知らないだけではなくて、歴史や社会に対する姿勢、伝統的なものの扱い方がおかしい。彼らは自分たちが合理的で理性的であることに深く満足しながら、『良識』『日常生活のしきたり』『教養』を無視します。
ニーチェもブルクハルトもオルテガも、こうした近代大衆社会のグロテスクな姿を予言していました。現代日本ではそれがB層の暴走という形で顕在化しています」

―世の中にB層向けのコンテンツばかり流通し、B層の人たちも大きな声で発言する。こんな状況に適菜さん自身はかなりイラっときているわけですか?

「まあ、なるべくB層がいないような店で飯を食ったりしています。携帯電話で料理の写真をパシパシ撮るような客のいない店ですね。私は基本的にはC層に向けて本を書いていますが、『何かがおかしい』と洗脳が解け始めているB層の皆さんにもぜひ読んでほしいです。いつまでもB層では人生はつまらないですよ」

■適菜 収(てきな・おさむ)
1975年生まれ、山梨県出身。作家、哲学者。早稲田大学で西洋文学を学ぶ。出版社勤務を経て現職。著書に『バカを治す』(フォレスト出版)など

■『日本をダメにしたB層の研究』
講談社 1365円
広告会社が自民党に提出した「郵政民営化・合意形成コミュニケーション戦略(案)」。この分類に出てくるB層と、B層的価値観の広まりが日本を劣化させている……。気鋭の哲学者が、日本で「くだらない」現象ばかり起きている背景をえぐる

* * * * *

 この著者は、「いつまでもB層では人生はつまらないですよ」と言っているのだが。mewは、実のところ、B層の方が、下手に小難しいことを考えず、楽しい生活&人生が送れるのではないかとチョット羨ましく思っている部分もあるのだ。(・・)

 ただ、政治や社会問題に関しては、話が別だ。B層の(投票)行動が、日本の国全体のあり方や、全ての国民の生活や権利を大きく左右して、非B層の人たちも巻き込むことになるからだ。(-"-)
 それに、B層をターゲットにした選挙を行なってばかりいるようでは、日本の民主主義はいつまで立っても成熟しないし。<その方が政官財米には都合がいいのだろうけど。^^;>
 B層の民意が幅をきかせている状態が続けば、政官財米の好き勝手に日本の国や国民が扱われるようになる可能性が大きいし。<それで損をしても、本人が損しているとは気付かないので、本人的にはOKかも知れないのだけど。ある意味では、尚更に性質が悪いというか。(~_~;)>
 
 というわけで、やっぱ、政治&社会問題などの公的な分野においては、「脱B層」も進めて行かないと、「日本がアブナイ!」と言いたくなってしまうmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2012-12-09 05:12 | 政治・社会一般 | Trackback(2)

米国もTPPの争点化に反対?+党内の合意を得られぬ野田のTPP公約化は問題


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 この記事では、TPP関連の話を・・・。

<本当は、この前にフィギュアと競馬の話を書きかけていたのだけど。ちょっと熱くなって際限がなくなりそうなので、カット。また改めて書きたいと思う。^^;> 

 民主党の野田代表&首相が、党の衆院選公約に、TPP参加を明記する方針を示したという。(-"-)

『野田佳彦首相(民主党代表)は25日のテレビ朝日の番組で、同党の衆院選マニフェスト(政権公約)を27日に発表することを明らかにした。党内に異論がある環太平洋連携協定(TPP)推進も明記する意向を重ねて示した。
 首相は「国益を守りながら、TPP、日中韓自由貿易協定(FTA)、アジアの域内包括的経済連携(RCEP)を同時に推進するという書きぶりを基本として、党内議論を踏まえ出す」と述べた。(時事通信11月25日)』

 ただ、民主党内には、今でもTPP参加に反対、慎重な議員は少なからずいるし。衆院選の公約に明記することへの抵抗も大きい。
 それこそ、野田内閣の閣僚らからも異論が出ているような状況だ。(-"-)

『野田佳彦首相が交渉参加の意向を固めた環太平洋経済連携協定(TPP)をめぐり、小平忠正国家公安委員長は22日の閣議後会見で「現行の関税撤廃の交渉なら私は反対だ」と明言した。田中真紀子文部科学相も「現場の声を聞いて決めるべきことだ」と慎重な姿勢を示し、閣内から異論が噴き出した。

 民主党執行部は総選挙の公認条件として、党議に従うという誓約が盛り込まれた申請書への署名を求めた。小平、田中両氏は署名したことを明らかにしたうえで、小平氏は「申請書にはTPPのことは書いてなかった。党議拘束でいうと、まだ決まっていない」と説明。田中氏は「自分の考えと署名は矛盾するかもしれないが、有権者の考えを総理に伝えることも閣僚の義務だ」と語った。

 TPPの交渉参加については民主党内に慎重論が根強く、マニフェストの書きぶりでも調整が続く。首相の足元の閣内から異論が出たことで、党内の慎重派が勢いづく可能性もある。(朝日新聞11月22日)』

『鹿野道彦・元農林水産相(民主党)

 民主党は今回の総選挙で、TPP(環太平洋経済連携協定)は争点にしません。筋論としてはっきり申し上げます。これは筋論なんです。TPPは、いったいどういうものか。21分野にまたがっていることなんです。だから、いまここで明確に交渉に参加するかしないかを判断する状況にありません。昨年11月、野田佳彦首相が国民に情報を提示してから議論してもらうと言った。このことが非常に大事だが、まったく抜けてしまっている。私が申し上げていることは、まともな正論だということを、改めてご認識していただきたい。(山形市内での自身の事務所開きで)(朝日新聞11月24日)』

* * * * *

 また、民主党の北海道連も、衆院選の際にも「例外なき関税撤廃等のTPP交渉への参加には反対」だとの主張を続けると宣言している。

『民主党道連の岡田篤幹事長は22日、東京都内の党本部で細野豪志政調会長に対し、道連の重点政策中間案に「例外なき関税撤廃等のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)交渉への参加には反対」と盛り込んでいることを説明した上で、党本部が掲げる「国益の確保を大前提としたTPPの推進」と矛盾しないとする見解を伝えた。細野政調会長は道連の意向も踏まえ、来週前半にもマニフェストを発表すると答えたという。

 岡田幹事長は全国政策担当者会議でも、「国益を守れないようなTPPの参加には反対すると、選挙でも主張する」と述べた。

 TPPを巡っては、野田佳彦首相が交渉参加をマニフェストに盛り込む意向を示している。立候補予定者から道連と党本部の方針との整合性について懸念の声が上がっており、岡田幹事長が党本部に道連の見解を伝えた。(毎日新聞、北海道11月23日)』

* * * * *

 野田氏自身は、昨年、代表&首相になった時から、ずっとTPP参加に前向きな姿勢を示しているのだが。mewの知る限り、民主党が党として(議員たちに賛同を得る形で)TPP参加を決めたことはない。
 むしろ党内では、TPPに反対&慎重な姿勢を示す議員が多かったため、野田首相は、結局、今月のオバマ大統領との会談も含め、これまで交渉参加に前向きな姿勢を示してはいるものの、参加するとは明言できずに終わっているのが実情だ。
 そのようなことを代表の一存で公約に明記することには、大きな問題があるだろう。(**)

 北海道連も宣言しているように、地方支部や公認候補者の中には、選挙中もTPPには反対or慎重な見解を訴える人は少なからずいるはずだ。
 そうなれば、党の公約と齟齬(くい違い)が出ることになって好ましくない。

 さりとて、もし野田首相が、党の方針に背くとして公認しないとなれば、それも乱暴な話になる。TPP参加は、決して「党議」として決まったものではなく、議員たちから見れば、野田首相&仲間たちが勝手に唱えていることに過ぎないからだ。(-"-)

 野田陣営としては、TPP参加を公約&争点にすれば、自民党との差別化がはかれる&民主党の純化ができる、米国や経団連にも気に入られるという考えがあるのかも知れないのだけど。
 このような重大なテーマを、そんな個人的な思惑で争点化することは容認すべきではないと思うし。細野政調会長や執行部、党の議員たちは、その点をきちんと主張して、公約化を回避する必要があるのではないかと思う。(・・)

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 ただ、mewは、産経新聞で非常に興味深い記事を見つけたのだ。
 それは、実は、米国もTPPの争点化に反対しているという話だ。(@@)

 チョット長いのだけど、ここに全文をアップしてみたい。

『米政権が「TPP争点化」に「NO」!! 首相の衆院選戦略狂う
産経新聞 11月25日(日)15時11分配信

 来る衆院選で民主党が、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉参加方針を主要な争点に据えようとしていることに対し、米政府が日本側にクレームをつけてきたことが25日、分かった。衆院選での民主党の惨敗が不可避とみられるなか、「TPP参加反対」が日本の民意となり、日本の交渉参加がさらに暗礁に乗りかねないと米側は危惧しているようだ。選挙戦で野田佳彦首相はTPP問題に関してトーンダウンせざるを得なくなった。

 野田首相は10月29日の所信表明演説で、TPPを日中韓自由貿易協定(FTA)や「東南アジア諸国連合(ASEAN)+6」による東アジア包括的経済連携(RCEP)と同時並行的に進める方針を表明し、今月10日には民主党の次期衆院選政権公約(マニフェスト)に盛り込む意向を示した。

 前原誠司国家戦略担当相も9日の記者会見で、「TPPの賛否を公約に掲げ争点化すべきだ」と述べ、政権公約にTPP交渉参加を明記すべきだとの主張をした。

 こうして野田政権は次期衆院選に向け、TPP交渉参加方針を前面に掲げ、TPP交渉参加に慎重論が根強い自民党との差別化を図る戦略で動き出していた。

 ところが、これにオバマ米政権がすかさず「待った」をかけてきた。複数の日本政府関係者によると、米側は非公式ながら外交ルートを通じ、次期衆院選でTPP問題を争点化しないよう日本側に伝えてきたというのだ。

 TPPは交渉参加国の意見対立で交渉妥結は来年以降に持ち越されている。年内の妥結を求めていたオバマ大統領の再選を受け、米側は交渉をさらに加速させたいはずだが、日本の総選挙で争点となれば、選挙の結果次第で日本の交渉参加が袋小路に入りかねない。

 あまつさえ民主党の惨敗は想定内であり、「米側はレームダック(死に体)の野田政権にTPPをみすみす潰されたくないという思いが強い。TPPに関して態度をぼかしている自民党が政権復帰するのをじっと待っている状態だ」(外交筋)ようだ。

 TPP交渉参加の推進役ある枝野幸男経済産業相は13日の記者会見で、TPP交渉参加問題について「少なくとも数日、数週間単位で新たな判断ができる状況ではない」と語り、慎重姿勢を示したのも「衆院選での争点化を避けたい米側の意をくんだ発言」(政府関係者)とみられる。

* * * * *

 案の定、20日のカンボジアの首都プノンペンでの日米首脳会談では、野田首相は、TPP交渉参加表明には踏み込めず、交渉参加に向けた「協議加速」を提案するにとどめた。オバマ大統領も理解を示したものの「米側の従来の立場を踏まえた発言」(首相同行筋)の域を超えず、冷ややかな反応だったという。会談時間も日本側が想定していた半分の約25分で終わった。

 プノンペンでの日米首脳会談でのTPP交渉参加表明で弾みをつけ、オバマ大統領の「支持」を武器にTPPを衆院選の争点化することで自民党を揺さぶるー。首相は当初、そんなシナリオを描いていたが、もくろみは大きく狂ったわけだ。

 「TPPを争点にするなという米国の“圧力”を受け、解散・総選挙は年明け以降になる可能性が大きくなっていた。民主党内で、TPPに固執する野田首相を退陣させ、細野豪志政調会長を4人目の総理として衆院選に臨むという流れが強まったからだ。ところが『野田降ろし』の動きを察知した首相が、先手を打って16日に解散した」(政府関係者)

 なおも首相はTPP推進への同意を衆院選候補の公認条件とする意向を繰り返し、党所属議員に「踏み絵」を迫っているが、小平忠正国家公安委員長や田中真紀子文部科学相ら閣内でも異論がくすぶっっているのが現実だ。

 TPP交渉参加をめぐり一枚岩ではない民主党内でも、「TPPを選挙の争点にするな」という米側からの「圧力」が“福音”となっているかのようで、党が近く発表する政権公約でもTPP交渉参加問題については「交渉参加」明記から大きく後退することは間違いないないようだ。

 永田町関係者はこう言う。

 「3年前の前回衆院選で民主党は米軍普天間飛行場の沖縄県外か国外への移設を公約し、日米関係をズタズタにした。米側は、自国がからむ外交課題を安易に選挙の争点に据え、混乱させる民主党には懲り懲りだろう」

 もはや尾羽打ち枯らす民主党が、衆院選に向け狂瀾(きょうらん)を既倒にめぐらすチャンスは皆無といえよう。』

* * * * *

 まあ、産経新聞は、自民党よりのスタンスをとっているところなので。TPPを争点化したくないという意向もあって、このような記事を載せた可能性もあるのだが。^^;
 もし本当に米国もTPPの争点化に反対しているのなら、超親米派の野田氏や前原氏にも、是非、それを認識して欲しいところ。(・・)

 ただ、正直を言えば、もしこれが本当の話なら、「米国は選挙の争点にまでクチを出して来るのか~」と、ゲンナリしてしまったところもあったmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2012-11-26 11:57 | Trackback

TPPに暴走する野田&TPPに揺れる安倍+米財の圧力&党内の抵抗

  これは11月20日、2本めの記事です。

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 昨日、小沢一郎氏の無罪判決が確定して、チョット安堵感から気が抜けてしまったところがあるmewなのだが。_(。。)_
 でも、衆院選までは、頑張らなくっちゃだわ。o(^-^)o 

 最初に、mewが、問題にしたいことが一つある。
 それは、大手のTV、新聞の大多数が、今回の衆院選の争点を「消費税、TPP、原発」の3つにしぼるような形で、選挙に関する報道を行なっていることだ。(・・)

 次の政権をとる可能性が高い安倍自民党が、本当は最も重視している「戦後レジームからの脱却」=「憲法改正」「集団的自衛権の容認」「教育再生(mew的には教育改悪)」の話が、全くと言っていいほど出て来ないのである。(@@)

 また、各社の世論調査で国民の関心が最も高いとされる「景気対策」や「社会保障の安定」の話も、TVのワイドショーなどでは、ほとんど取り上げられていない。(~_~;)
<この件は、後日に取り上げたいと思うけど。安倍氏の金融政策&建設国債の日銀買取案などは、タブーを犯すようなとこがあるし。ちょっとアブナイかも。>

 mewは、このまま国民が、安倍自民党が行なおうとしている国政の本質を理解or意識しないままに、<集団的自衛権や教育再生の内容など「???」のままに>、自民党に投票するかも知れない人がいるかも知れないことに、大きな危惧感を覚えている。(-"-)

<何分にも安倍元首相は06年に「教育の憲法」と言われる「教育基本法」を改正した時に、前年の小泉総選挙では、「郵政民営化に賛成か反対か」「改革を止めていいのか否か」ばかりが争点となっていて、教育の話なんてほぼ全く出ていなかったにもかかわらず、堂々と国会で「教育基本法の改正は自民党の公約だった」「国民はそれを支持した」と主張して、野党や有識者の反対が多かったにもかかわらず、さっさと議論を打ち切って、改正を強行した実績があるわけで。
 このままだと、安倍氏は衆院選後に、国民は、私が総裁選で強く訴えていた&自民党の重点公約にも載っている「憲法改正」「集団的自衛権」に賛成したと言いかねない。(>_<)>

* * * * * 

 消費税増税や脱原発の政策に関しては、この1年、メディアも頻繁に取り上げたりしていたので、一般国民の多くはそれなりに関心があったと思うし、理解しやすい&考えやすい部分もあるのではないかと思うのだけど。

 TPPに関心のある国民、またその内容を理解している国民が、どれだけいるのかも懸念している。(-"-)

<正直なところ、mewはちょこっと勉強してみたけど、いまだに理解できていないです。TPPというと、つい農産物や自動車、電化製品などの輸出入を思い浮かべる人も多いのではないかと思うと、医療や保険などの分野も含まれるわけで。この規制緩和は、国民生活への影響も大きいし、mewの警戒アンテナが「これはちょっとアブナイかも」とピクピクし始めているです。(@@)>

 TPP参加に熱心な野田首相も、民主党の議員(の一部?)も、その内容について、国民にきちんと説明したことはないし。メディアも、国民にわかりやすく説明しているとは思えない。
 また、野田首相が、TPP参加について、きちんと民主党内の理解と了承をとったとも思えないところがある。(-"-)

* * * * *

 ところが、カンボジア訪問中の野田首相は、今日、オバマ大統領との会談で、TPPの交渉参加に向けて事前協議を加速する考えを表明する予定であるとのこと。

 さすがに、正式表明は見送るようなのだが。国民に信を問わずして、こんな重要なことを勝手に話を進めてもいいのか、mewは大きな疑問を覚える。(ーー)

<消費税増税(社会保障と税の一体改革)は、09年の衆院選では公約になかったものの、10年の参院選で菅前首相が争点として掲げていたので(選挙には惨敗したけど^^;)、とりあえず不意打ちではないと言えるかも知れないし。国民は、早くから消費税増税を主張している自公を勝たせたのだから、ある意味では、増税を容認したと言えるかも知れないのだけど。
 TPPの交渉参加は、まだきちんと国政選挙の争点にしていないでしょ~。(-"-)>

* * * * * 
  
 しかも、野田首相は19日夜、こんな発言を行なっていたという。

『野田佳彦首相は19日夜(日本時間同)、次期衆院選で民主党候補者を公認する基準について「TPP=環太平洋パートナーシップ協定=(交渉への参加)は、私の代表選の公約などから大きく逸脱するのは同じ党としておかしい。どういう重い立場にあった人だろうが、きちんと守ってもらうのが公認の基準だ」と述べ、TPP推進方針に従えない立候補予定者は公認しない考えを表明した。首相は消費増税を柱とした税と社会保障の一体改革についても「法律が成立した。それとまったく真逆の議論は党内であってはならない」と語った。

 首相は消費増税を柱とした税と社会保障の一体改革についても「法律が成立した。それとまったく真逆の議論は党内であってはならない」と語った。(毎日新聞11月19日)』

 確かに、既に政府与党が主体となって、消費税増税の法案を成立した以上、同じ政府与党の議員が法案廃止を主張するのは問題があるかも知れない。<経済状況や国民生活への影響を考えて、景気条項の修正や凍結はOKだと思うけど。>

 ただ、mewの知る限り、野田首相は、9月の代表選の時には、党内のTPP反対派に配慮して、TPP参加は推進する意向を示したものの、参加表明に関しては慎重な表現を用いて、明言を避けていたのである。^^;
 それを自分が代表に再選されたから、党内での反対意見は許容しない、公認しないというのは、<それこそ安倍元首相が教基法改正を強行したのと同様に>大きな問題があるのではないかと思う。(・・)

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 mewは、9日に『野田のTPP参加表明に要警戒~米国の圧力強まる&最後のご奉公』『野田&前原がTPP参加と早期解散を画策か+分裂覚悟で、民主中道を守れ!』という記事を書いたのだけど。

 米オバマ政権は、TPPなどの経済政策を太平洋・アジア地域の安全保障策の一環としてとらえている上、オバマ大統領は、米国が経済&財政状況が低迷する中、日本のTPP参加を一つの挽回策にしたい様子。
 米国は菅前首相の時から、日本側に強く参加交渉を求めており(&圧力をかけており)、超親米っ子の野田首相としては、すぐにでもそれに応じたい気持ちがあったのだが。党内から反対が強く、なかなかそれを実現できずにいた。^^;

 しかし、ここに来て、米国はTPPに関して、安保軍事面での協力も絡めて、かなり圧力を強めている様子。
 また、野田首相の方も、ここでTPP交渉への参加を推進することで、オバマ大統領に野田政権への支持を受けたいと。また、日中間の対立を踏まえて、米国に軍事面での安全保障のさらなるサポートを受けたいと考えているようなのだ。(・・)

 また野田首相には、ここでTPPに積極的な姿勢を示せば、1・TPPに慎重な立場の自民党や維新の会との差別化がはかれる、2・経団連の期待や支持も得られる、3・TPP反対派の多い党内の中道左派を追い出せる、などの思惑もあるのではないかと思われる。(-"-)

* * * * *

 自動車や電化製品、その他様々な機器、製品の輸出で利益を増強したいと考えている経団連をはじめ日本の経済団体も、早くから野田政権に早くTPPに参加表明をするように強い圧力をかけ続けている。^^;

 今月13日にも、『「本当にしゃくにさわる」と米倉経団連会長 TPP問題で経済界から反発相次ぐ』というタイトルで、こんな記事が出ていたほどだ。(゚Д゚)

『枝野幸男経済産業相が13日閣議後の記者会見で、カンボジアで18日から開かれる東アジアサミットで野田佳彦首相が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉への参加を表明するのは難しいとの認識を示したことについて、経済界から強い反発が出ている。

 経団連の米倉弘昌会長は同日、福井市内のホテルで記者団に対し「本当にしゃくにさわる」と不快感を表明。アサヒグループホールディングスの荻田伍会長は「せっかく気運が盛り上がっているのに」と不満を隠さず、三菱商事の小島順彦会長も「タイミングを逸しない方がいい」と語気を強めた。
 三井住友フィナンシャルグループの奥正之会長は民主党内にTPP参加に対する慎重論があることから「党内配慮ではないか」と推察。JR東日本の大塚陸毅相談役は「参加の意思表示をすることが肝心だ。まず参加してから主張すればいい」と指摘し、三菱重工の大宮英明社長も「手足を縛られるわけでない。早く言った方がいい」と同調した。(産経新聞11月13日)』

『米倉弘昌経団連会長は13日、福井市内のホテルで会見し、野田佳彦首相が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉参加を表明するのに時間がかかっている問題で、「民主党内の問題だろう。どれだけスピードを上げて党内を調整していくか野田佳彦首相のリーダーシップに期待したい」と語った。

 これは枝野幸男経済産業相が同日の閣議後会見で、18日からカンボジアで開かれる東アジアサミットで野田佳彦首相がTPP交渉参加を表明するのは難しいとの認識を示したことを受けて話した。米倉氏は「TPPの交渉は来年に終了するといわれている。東アジアサミットがラストチャンスだ」と改めて強調した。(産経新聞11月13日)』

 米国も経済団体も、自民党がTPP参加に慎重な姿勢を示していることを知っているだけに、何とか野田首相が実権を握っている間に、正式にTPP参加表明を行なって欲しいという思いが強いのかも知れないし。野田首相は、TPP参加に積極的な姿勢を示すことで、彼らの期待や支持を得られる可能性があるのだ。(~_~;)

* * * * *

 米国側は、近時行なわれた日米財界の会議や安保系の会議に参加している自民党の議員にも、TPP参加交渉への理解を要望している様子。
 また、経済団体も同様で、先週も、自民党の安倍総裁に働きかけを行ない、安倍総裁も選挙での支援欲しさでか、それに応えようとしているところがあった。

『自民党の安倍晋三総裁は15日、日本商工会議所の岡村正会頭らと都内で会談し、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に前向きな意向を示した。

 加盟各国との交渉に先立つ米国との事前交渉に積極的に取り組む姿勢を示し「われわれは日米同盟関係にふさわしい交渉の仕方ができる。交渉を突破していく力がある」と強調した。

 TPP問題は既に民主党側が衆院選の争点にする構えを見せている。安倍氏の前向き姿勢により、来月投票の選挙戦に影響を与える可能性もある。安倍氏は「民主党に交渉力はない。首相は選挙が近づいたから急にTPPに言及した」と民主党をけん制した。(共同通信11月15日)』

* * * * *

 mewは、上の記事を見た時には、「お~、安倍くんは、TPP参加に方針転換するつもりなのかな~」と、チョット驚いたところがあったのだが。

 しかし、同日には、早速、石破幹事長が『環太平洋経済連携協定(TPP)は、聖域なき、例外なき関税撤廃を前提とするような参加には絶対に賛同できないと言っている。政府がどういう方針を示したかわからない状況で、容認とはならない。他の各国の手続きがあるでしょ。だから、参加が容認されるわけではない。情報の収集、分析と、なによりかにより、米国はじめ各国の信頼ある政権を作らないと、交渉そのものにならない』と発言。

 さらに、自民党内のTPP反対派の幹部たちからも異論が出たようで、安倍総裁は同日中に釈明をせざるを得ない状況になったのだった。(~_~;)

<15日には超党派でTPP反対集会が行なわれたのだが、自民党からも加藤紘一氏や江藤拓氏など少なからずの議員が参加していたとのこと。大島前副総裁をはじめ、長老たちの中にも、絶対反対の立場の人が多いのよね。>

『自民党の安倍晋三総裁は15日午後、党本部で記者団に、衆院選で政権を奪還した場合に環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加する可能性を示唆した自身の発言について「聖域なき関税撤廃を条件とする限り、交渉参加に反対するという姿勢は全く変わっていない。民主党政権には交渉する能力がないと言った(にすぎない)」と釈明した。

 安倍氏は同日午前、日本商工会議所との懇談会で「『聖域なき関税撤廃』を突破する交渉力が自民党にはある」と語ったが、党内に交渉参加への反対論も強いことから、発言を軌道修正したとみられる。(時事通信11月15日)』

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 安倍総裁個人は、米国と経済団体の支援を優先したい気持ちが強いのではないかと思うのだけど。
 自民党には、農業系の団体や個人の支持者が多いため、党としてはそちらを優先したいという考えが強く、安倍自民党はかなり揺れているところがある。

『賛否が渦巻く環太平洋連携協定(TPP)交渉の参加問題は、次期政権誕生後も迷走する可能性がある。民主党では、野田佳彦首相が交渉参加推進を掲げて選挙戦に挑む方針だが、これに反発する山田正彦元農林水産相が離党に動くなど反対派の動揺は収まらない。自民党は「反対」の看板を掲げるが、政権奪取を意識して曖昧さが出始めている。

 「TPP反対を明確にした候補者、政党を推薦する」。全国農業協同組合中央会(JA全中)が15日に都内で開いた集会で、萬歳章会長はこう宣言した。農村票をバックに「踏み絵」を示し、TPPに反対するよう政界に迫った。
 農水省の最新の内部試算によると、日本がTPPに参加した場合、安価な農産物が大量に輸入されるため国内の農林水産業の生産額は3兆1000億円減少する。山田氏は、農業に限らず幅広い分野でTPPは国の形を変えると指摘し、「日本を滅ぼすものだ」と訴えている。(時事通信11月16日)』

* * * * *

 自民党の強力な支援団体であるJAなどがここまで反対している以上、自民党は簡単には、TPP参加に前向きな姿勢は示せないだろうし。
 選挙戦にはいって、党首や幹部同士の討論会が始まったら、野田民主党は、その曖昧な部分を攻撃することが可能になる。 

 しかも、これまで最もTPP参加を積極的な主張していた橋下徹氏&維新の会が、TPP反対の石原慎太郎氏&太陽の会と合流したことで、こちらも慎重な姿勢を示すことになったため、同様に攻撃材料として使いやすいだろう。(~_~;)

 おそらく野田首相は、このような状況を見て、ますます他党との差別化をはかることかできる&米財界の支持を受けやすくなると考え、今週にはいって、これまで以上に強気の姿勢を示しているのではないかと思ったりもする。(-"-)

* * * * *

 ただし、民主党内でも、TPPの公約化や公認条件化とすることには、今でも反対派による抵抗が続いている。

『民主党は19日、衆院選マニフェスト(政権公約)の作成委員会を開き、経済連携分野に関し、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加を推進する方針を盛り込んだ素案を提示した。ただ出席者からは反対意見が相次ぎ、了承は得られなかった。

 素案ではTPPに関し、日中韓の自由貿易協定(FTA)、アジアの広域的FTAである域内包括的経済連携(RCEP)と「同時並行的に進める」と明記。「国益の確保を大前提とし、日本の農業、食の安全は必ず守る」とも強調した。

 これに対し、鹿野道彦前農林水産相らTPP反対派が推進の表現を撤回するよう主張。最終的に細野豪志政調会長が、TPPについては党執行部と鹿野氏が相談した上で決定するとし、TPP以外の表現については執行部に一任するよう求め、議論を打ち切った。執行部は来週中にマニフェストを正式決定する方針だ。(朝日新聞11月19日)』

* * * * *
 
 また、mew的には、是非、民主党内の中でTPP反対派の代表格である山田正彦氏にも党内で頑張って欲しかったのだけど。
 山田氏は、今週、正式に民主党を離党。何と亀井静香氏と組んで、新党を結成にすることになった。しかも、何と新党の名は「反TPP・脱原発・消費増税凍結を実現する党」(略称・反TPP)」に決まったとのこと。

<TVや新聞で同党のことを扱うたびに、「反TPP」という言葉や文字が、世間の耳や目にはいることになるのね。(@@)>

 亀井氏は、以前、維新の会や石原氏らと一線を画して、第4極を目指すと語っていたのだが。
 早速、同じように「反TPP・脱原発・消費増税凍結」の政策を掲げる「生活」や社民党、みどりの党などに連携を呼びかけているようだ。(・・)

* * * * *

 安倍自民党や維新の会に政権をとらせないことを目指しているmewとしては、野田民主党がTPP参加表明の方向に暴走しつつあることは、かなり痛いところなのだが。
 こうなったら、亀井氏らにTPP反対の世論を盛り上げてもらって&民主党内の反対&慎重派にも粘ってもらって、何とか野田首相の暴走を食い止めるしかないかな~と。^^; <近時、中道リベラルを強調している細野政調会長の腕の見せどころよ!(・・)>

 また繰り返しになるが、メディアも国民が正しい判断をできるように、TPPについてできるだけわかりやすく説明をすべきだと思うし。また、ちゃんと憲法改正や集団的自衛権に関しても報じて欲しいと願っているmewなのだった。(@@)

                  THANKS

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by mew-run7 | 2012-11-20 13:49 | 政治・社会一般 | Trackback(5)

野田&前原の独裁的な保守純化路線に怒!+沖縄でまた米兵事件+無良


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 最初に、mewが大好きなフィギュアの話から・・・。

16日、フィギュアの仏GP男子で、何と無良宗人(21)が初優勝を果たした。(*^^)v祝
 無良は、SPもうまくまとめて2位に。そしてフリーでは、4回転を見事におりると、そのまま得意の3アクセルなどをしっかりと決め、「将軍」の曲にマッチしたメリハリのきいた動きで滑り切り、(前半、飛ばした分、最後がキツそうだった&トリプルがシングルになったのは残念だったけど。)自己ベストを大きく上回る150点台をマークして、GPで初表彰台が優勝になった。"^_^"

 年齢がバレそうだけど、無良の場合、コーチを務めるお父さん(隆人)が現役時代から知っているので、2人並んでいるのを見るたびに、自分の歳を感じてしまっていたりして。で、無良も、お父さん同様、それなりに容姿もよく技術もあるのだけど、どこか線が細くビシッとしないとこがあって。このままだと上位に行くのは難しいかな~と思っていたのだが。(カナダGPもイマイチだったしね。)
 本人は、フリーの演技でSPの最初のポーズをとるほど、ガチガチに緊張していたようなのだが。ジュニアの時代から、こんなにたくましくカッコイイ無良は、初めて見たです。(^^)

 後輩の羽生の躍進に加え、今季は町田が大活躍しているのが大きな刺激になった様子。今後もこのレベルで安定した演技を出せるようになれば、五輪出場も狙えそうだ。
 それにしても、日本男子は、これでカナダ五輪に出場した高橋、織田、小塚に加え、羽生、町田、そして無良と世界のTOPを狙える選手が6人もいるわけで。昨日もmewシスと「全盛期のソ連の女子やぺアよりも層が厚いかも~?」と大はしゃぎしてたのだけど。
 日本男子は既に小塚、町田がファイナル進出を決めており、残りはあと1枠のみ。
今週末の日本GP(NHK杯)での高橋、羽生の対決が楽しみだ。"^_^"

 尚、ペアでも川口悠子&Aスミルノフ組(ロシア)がSP1位、フリー2位で総合優勝をして、ファイナル進出を決めた。(*^^)v祝
<高橋成美&トラン組は、高橋が肩と膝を手術したため、今季のGPは欠場している。早くよくなりますように。(・・)>

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 話は変わって・・・。
 沖縄で、また酔った米兵が、県民の住居に侵入する事件が起きた。(ーー)

『酒に酔って他人の住居に侵入したとして、沖縄県警那覇署は18日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の海兵隊中尉トーマス・チャンケット容疑者(24)を住居侵入容疑で現行犯逮捕した。

 「17日夜から酒を飲んでいた」と供述しており、米海軍兵の集団強姦(ごうかん)致傷事件を受け、米軍が10月19日に出した夜間外出禁止令(午後11時~午前5時)を破っていたとみられる。

 発表によると、チャンケット容疑者は18日午前7時35分頃、那覇市牧志の雑居ビル4階の飲食店従業員男性(30)宅に侵入した疑い。
 部屋には当時、男性の知人女性(20歳代)が1人でいたが、チャンケット容疑者は無施錠の玄関から部屋に入ると、女性の見ている前で寝室に入り、床に置いていたマットに寝転がったという。通報を受けた署員が駆けつけた際には、酒に酔った状態で寝ていた。女性にけがはなかった。(読売新聞11月19日)』

* * * * *

 先月、沖縄で米兵による婦女暴行事件が起きたのを受け、在日米軍は全国規模で夜間外出禁止令を出しているのだが。よりによって最も問題が多い&反省を示すべき沖縄で、住居侵入&暴行事件に続いて酔った米兵による事件が起きたわけで。もう何をかいわんやという感じがある。(-"-)
<しかも、オスプレイ配備で反発を受けている普天間基地所属の海兵隊員ゆえ、ますます反発が強まりそうな感じも。>

 ちょうど天皇皇后夫妻が全国豊かな海づくり大会出席のため沖縄を訪問中で。17日には、糸満市の平和祈念堂&国立沖縄戦没者墓苑を訪れ、供花&平和の祈りを捧げていたのだけど・・・。

『沖縄県の仲井真弘多(ひろかず)知事は18日夕、全国豊かな海づくり大会出席のため同県入りされている天皇、皇后両陛下の同行を終え、那覇市内のホテルで記者会見に臨んだ。「せっかく両陛下をお迎えした大会の中、残念というか、何を考えているんだという感じ」とぶぜんとした表情。会見後も報道陣を前に「外出禁止時間中でしょ。あきれてものも言えない。また日米両政府に申し入れ、意味のあることをやってもらわないと」と続けた。

 容疑者が所属する普天間飛行場を抱える宜野湾市の佐喜真(さきま)淳市長も、読売新聞の取材に「言語道断。外出禁止令の中こんなことが頻発すること自体、再発防止策が万全ではないことの証明だ」と怒りを隠さなかった。(読売新聞11月18日)』

* * * * *

 コメント欄でも、ご意見を頂いたのだが。今回の総選挙では、民主党や自民党、維新の会など注目度の高い政党は、(公約のどこかには書いてあるんだろうけど)沖縄の基地問題やオスプレイ配備の問題などには、ほとんど触れていないような状況だ。(-"-)

 しかも、もし安倍自民党が政権をとった場合には、沖縄の基地負担の軽減を行なうことは絶望的なようにも思われる。
 自民党自体が、そうなのだが。特に安倍総裁や石破幹事長にとっては「日米軍事同盟・命」の立場で、中国に対抗するためには、沖縄の基地の存在&軍事強化は特に重要だと考えており、そのために日米軍一体化計画を進めて行こうとしているからだ。<あえて言うなら、お国のためなら、重要拠点である沖縄は犠牲になっても仕方ないと考えているような感じがあるのよね。(-"-)>
 
 実際、2人とも総裁選の際に、オスプレイ配備は必要だと強調していたし。そのためにも、普天間基地の辺野古への移設計画を推進する必要があるとも主張しているわけで。またアメムチ作戦を展開して、実質的に沖縄の県民の負担を増やして行くのではないかと思われる。(-"-)

 そして、どうか日本全国の人たちも、「もし自分たちの町に基地があって、危険なオスプレイや騒しい航空機が毎日、何回も頭上を飛んでいたら」「米兵による事件が頻発したら」と想像をして、投票の際に、沖縄の問題にも心を配って頂けたらな~と願っているmewなのだった。(@@)

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 ところで、mewは、ともかく「安倍自民党や維新の会が政権をとる(or関与する)とアブナイので、何とかそれを阻止したい」、「民主党政権の方がまだずっとマシだ」と考えているので、衆院選中は、アンチ安倍自民党&維新の会に徹しようと決めている。(**)

 今も基本的にはその立場は変わらないし。あまり民主党を批判するのは、マズイかな~と思う部分もあるのだが・・・。(~_~;)

 でも、野田&前原民主党のやり方を見ていると、イラ立つことばかりで。批判せずにはいられないところがある。(`´)

 そもそも、mewは、96年&98年の結党以来、民主党を応援しているものの、民主党の固定支持者ではないし。党全体を支持しているわけではない。<もちろん党員やサポーターでもない。>
 何故なら、民主党には、同党が結党した際に決めた基本理念(民主中道、憲法の基本原則重視など)を守ろうとしない保守タカ派の議員がいるからだ。(-"-)
 その代表格が、前原誠司氏&野田佳彦氏&その仲間たちである。(**)

<だから、7年前にブログを始めた時も、すぐに「民主党代表・前原じゃアブナイ??? 」「民主党がアブナイ?!<前原民主党はどこへ行く?>」などの記事を書いていたし。昨年、野田&前原政権ができた時も「やっぱ野田&前原政権は、アブナイ! 」をアップするなど、7年間ずっと同様の主張を続けていたのよね。(・・)>

 そして、このままだと恐ろしくストレスが溜まりそうなので、とりあえず、1回、野田民主党の批判を書くことにしたい。(・・)

* * * * *

 今月にはいってからも、野田&前原陣営が、民主党の保守化&プチ新自由主義化を進めようとしていることや、純化路線をとろうとしていることについて何回か書いているのだが。
<保守化路線→『 「民自に密約」(早期解散&一部連携)のウワサを邪推&検証してみる』、純化路線→『 野田と自民が小沢&輿石タッグを警戒。TPPと早期解散で、純化路線はかる 』>

 前原氏は、近時「政権交代の試練 ポピュリズム政治を超えて」という著書の中で、こんなことを書いていたという。

『民主党の政権運営については「国民の信頼感を揺るがせたのは統治能力の問題だ。『非自民』の側面が矛盾となった」と総括し、「将来的には今と違う政党の枠組みを模索することもある。『保守の再編』を実現したい」と、政界再編に意欲を示した。(時事通信11月7日)』

『野田と同じ政経塾上がりの前原は、16日の解散当日に出版する著書で「同じ理念のグループを結集し、保守の再編を実現したい」と書いた。安倍には「同じ保守の政治家としてシンパシーを感じる」とエールまで送っているのだ。(日刊ゲンダイ11月15日)』

* * * * * 

 野田&前原氏らは、昔から「民主中道」を目指すという平和&リベラル志向の結党の際に作った基本理念を好んでおらず。
 何とか民主党を保守化して、二大保守政党を作って、自分たちがその一翼を担いたいということを目標に活動して来たのだが。

 ようやく自分たちが民主党の実権をとったのを奇貨として、「ここぞ」とばかりに、いわば民主党の乗っ取りを画策。自分たちの方針に反する人が離党しても構わない(むしろ、離党した方がいい?)と考えて、党内の反対意見を押し切り、消費税増税やTPP参加推進を強行したり、年内解散を行なったりしているのである。(-"-)

 それも、まさに小泉式の非民主的&独裁的な、排斥主義or粛清主義の党運営のやり方を真似て、本来の民主党を解体し、自分たち好みの政党に変えようとしているわけで。
 mewは、改めて「やはり野田&前原はアブナイ!」と大きな声で叫びたい気持ちになっている。(`´)
   
* * * * *

 昨日も早速、こんなニュースが出ていた。

『民主党は18日、12月16日投開票の衆院選に向け、消費増税や環太平洋経済連携協定(TPP)推進など、新たな政権公約(マニフェスト)に盛り込む政策への同意を公認の条件とする方針を固めた。

 党執行部内には、消費増税やTPP推進への反対を明確にしている鳩山元首相が姿勢を変えない場合、公認すべきではないとの声も出ている。

 今回の方針は、重要政策を巡る党内対立や分裂で有権者の信頼を失った反省を踏まえ、政策や投票行動の一致を求める「純化路線」による党再建を強調する狙いがあるとみられる。

 安住淳幹事長代行は18日のNHKの番組で「野田首相の考え方についてこられないのであれば、公認はできない」と述べた。党の公約に従うとする誓約書の提出を公認条件とする方針だ。

 安住氏はこの後、記者団に対し、鳩山氏について「党から公認で出ることを望むなら、党の約束を誰であっても守ってもらわなければならない」とし、例外扱いしない意向を示した。(毎日新聞11月18日)』

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 実は、この前日に、鳩山元首相が公認されないかもという話が出ていたので、「まさか」と思っていたのだが。そのウワサは本当だったようだ。
<ただし、鳩山氏の「我慢します」という表現もどうかと思うけど。(~_~;)>
 
『民主党の鳩山元首相(北海道9区)は17日、北海道室蘭市の室蘭工業大で行われた対談で、離党せずに衆院選では民主党から出馬する意向を表明した。
 鳩山氏は野田首相に反発して離党に含みをもたせていたが、民主党から出馬するか問われて「当然、民主党でしょう。我慢します」と語った。

 ただ、鳩山氏は苫小牧市での後援会会合で、「鳩山を民主党から公認させないという動きがある。かつて(元首相の)小泉さんが、(元首相の)中曽根さん、宮沢さんを公認しないことによって支持率を上げたのと同じことができるのではないかと、執行部でささやかれている」と述べ、党の公認が得られないことへの警戒感を示した。(読売新聞11月17日)』

* * * * * 

 自民党の小泉元首相は、5年半続いた政権の間も、自分のジャマになりそうな人は、色々な手段を使って追い出していたのだが。<中曽根氏らを公認しなかったのも、その一つのあらわれ。小泉おろしを画策した野中広務氏も「毒まんじゅう」事件で排斥されたしね~。(~_~;)>

 特に自分が悲願としていた「郵政民営化」法案を通そうとした時には、党内の7割ぐらいいた反対or慎重派を従わせるために、法案に造反した人は公認しないと脅しをかけることに。それでも造反者が多数出て、参院で法案が否決されると、すぐに衆院を解散。造反者は公認せず、刺客を送って倒すという手段を用いたのだ。
 さらに1年後、復党を希望した議員には、全て党の方針に従うという念書に署名をさせたものだった。(-"-)

 野田&前原陣営は、昔から小泉元首相に憧れていた部分があったようなのだが。 ここに来て、早速、その小泉流のやり方を前面に出して、自分たちの意に沿わない人は追い出し、民主党を自分たちの思うように動かせるようにしているのだ。(ーー)

* * * * *

 mewは、もともと「政党政治」なるものや「日本の政党のあり方」などに大きな疑問を抱いているし。<できれば、近いうちにこのことも書きたい。現に政党数が収斂して二大政党制に近づくはずの小選挙区制の下で、15もの政党が乱立していることが、日本の政党政治に問題が多いことをあらわしていると思うです。>

 世の中が「決める政治」なる言葉やら、政権や政党の運営を民間企業と同様にとらえて「統治能力(orガバナンス)」の重要性をやたらに強調するようになっていることにも、大きな問題を感じているのだが。

 確かに、同じ政党に属するからには、根本的な基本理念は共有している必要があると思うし。<それは綱領or基本精神にしっかりと記して、議員や党員たちも守るべきなのではないかと思う。>
 民主党の場合も、結党以来、根本的な政治理念や方針が異なる人たちがいたことには問題があったと思っている。(・・)

<実のところ、自民党もつい最近までは、非共産・社会主義の人がみんな集まっていたので、超保守から中道リベラル&超ハト派までそろっていたし。同党が長い間、政権与党を続けて来られたのは、より多くの国民の意思を反映できるように、党内バランスをとって、極端な方向に進まないようにしていたからではないかとも思うのだけど。(そんな自民党をぶっ壊したのが、小泉くんなのよね。^^;)>

 ただ、政権与党ともなれば、衆参で400人前後の議員がいるわけで。基本理念は共有していたとしても、個々の政策においては、400人が全く同じ考えを持つはずもないし。党内で様々な意見や対立が出るのは当然のことだと思うし。
 国民の代表として選ばれた議員たちの大半が反対する政策に関しては、たとえ時間がかかったとしても、きちんと党内議論を尽くし、国民世論にも配慮しながらお互いが譲歩し合って、より多くの国民が納得できるような政策を作って行くというのが、民主主義のあるべき姿ではないかと思うのだ。(**)

* * * * *

 ところが、上の記事にもあるように、『安住淳幹事長代行は18日のNHKの番組で「野田首相の考え方についてこられないのであれば、公認はできない」と述べた。党の公約に従うとする誓約書の提出を公認条件とする方針だ』とのこと。

 もし党の公約が、党の基本理念に沿ったもので、しかも議員や党員たちのきちんとした議論を経て民主的に決められたものであれば、mewは、同党の議員は基本的に従う必要があると思うけど。<とはいえ、誓約書を書かせたり、納得行かないという人を排除するのはやり過ぎ。>

 しかし、仮に自分たちが選んだリーダーであるとしても、野田首相&仲間たちでが自分たちの政治理念に沿って何でも勝手に決めていいというものではないし。ましてや、「野田首相の考え方についてこられないのであれば、公認はできない」などという方針は、まさに非民主的&独裁的な党運営にほかなるまい。(-"-)
 
 前原氏は、党の基本理念から「民主中道」の文字を削除した新綱領案を作っていたものの、まだ実現には至らず。
 民主党の基本理念には、今でも『「市場万能主義」と「福祉至上主義」の対立概念を乗り越え、自立した個人が生する社会をめざし、政府の役割をそのためのシステムづくりに限定する、「民主中道」の新しい道を創造します。』と記されているし。
 党の議員たちが守るべきはその基本理念であり、目指すべきはその理念に沿った政策であって。決して、野田首相の考え方についておくことではないのだ。(-"-)

* * * * *

 ただ、実のところ、野田&前原Gのような強硬派は党内では少数派であって。民主党には、今でも、脱原発、平和・リベラル志向の中道路線を目指すべきだと訴える議員が多く存在しているし。この衆院選で彼らの多くが当選して、衆院選後に彼らが本来の民主党のあるべき姿に立て直してくれることに期待して、応援しようと思うのだけど。<アンチ安倍自民党&維新の会&脱原発&平和・リベラル志向の政党や候補者は、全部、応援しているけどね。(・・)>

 絶対に「野田&前原陣営の思うようにはさせないぞ!」と。ましてや、「党内を保守化&純化して、自民党やら維新の会と連携しようなんて思惑は、絶対に許容しないぞ!」と、強く言っておきたいmewなのであった。(**)

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by mew-run7 | 2012-11-19 08:45 | 民主党、民進党に関して | Trackback(1)