核廃絶にYES、WE CAN.+平和を疑う田母神講演、決行+原爆症の和解
2009年 08月 06日
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*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
今日は8月6日、広島に原爆が投下された日だ。
今年は、核兵器に関して、画期的なことがあった。
米国のオバマ大統領が、自国が「核の使用国」として、核廃棄を
目指す責任があるという演説を行なったからだ。
オバマ大統領は、早速、ロシアなどと核軍縮の協議を行っている
ほか、米国で核サミットを開くことも予定している。(・・)
<できれば、今年の広島か長崎の式典にも来て欲しかったけど。
クリントン前大統領が特使でもよかったから。>
広島の秋葉市長も、このオバマ演説を評価して。今年の平和式典
の挨拶で取り上げた。<挨拶の全文は*1に>
『今年4月には米国のオバマ大統領がプラハで、「核兵器を使った
唯一の国として」「核兵器のない世界」実現のために努力する
「道義的責任」があることを明言しました。核兵器の廃絶は、被爆
者のみならず世界の大多数の市民並びに国々の声であり、その声に
オバマ大統領が耳を傾けたことは、「廃絶されることにしか意味の
ない核兵器」の位置付けを確固たるものにしました。
それに応えて私たちには、オバマ大統領を支持し、核兵器廃絶の
ために活動する責任があります。この点を強調するため、世界の
多数派である私たち自身を「オバマジョリティー」と呼び、力を
合わせて2020年までに核兵器の廃絶を実現しようと世界に呼び
掛けます。その思いは、世界的評価が益々(ますます)高まる日本
国憲法に凝縮されています。』
そして、スピーチの最後では、英語で世界に呼びかけた。
『Together,we can abolish
nuclear weapons.Yes,we can.』
<一緒に力を合わせれば、私たちは核兵器を廃絶できます。
そう。きっと、できるはずです。(mew訳)>
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
けど、今日は、mewにとって、め~っちゃイヤだと思う・・・
というか、かなり怒っていることもあるのだ。(`´)
以前、コチラの記事に書いたのだけど。今夜、あの田母神俊夫氏
(前航空幕僚長)が、広島市内で、「8.6田母神講演会・
『ヒロシマの平和を疑う!』」と題する講演会を行うのである。
<コチラにサイト>
よりによって、この平和式典が行われる8月6日に。しかも、
多くの国民、市民が、核兵器の廃絶や平和を祈る記念公園から
徒歩1分というすぐ近くの場所で。(ーー゛)
主催者は、最近、mewがブログでよく取り上げる超保守団体
の「日本会議」の広島支部だという。<コチラにHP>
この講演の話が開催されることがわかって、広島の秋葉市長
が日程変更を求める書簡を送ったのをはじめ、多くの市民団体や
一般国民から、講演の中止or日程変更を求める意見が寄せられた
ようなのだが・・・。<上記リンクのサイトにも記載されている。>
彼らは、今日8月6日に、予定通り、講演会を行なうことに
したのである。(>_<)
* * * * *
しかも、日本会議というのは、今、日本で最大の超保守団体で
あって、政府自民党に対して大きな影響力を持っているところだ。
コチラにリストがあるように、麻生首相、安倍元首相をはじめ、
自民党を中心に2~300人の国会議員が、この団体の議員懇談会
に所属したり、選挙で支持を受けたりしていて。
首相や閣僚、自民党幹部になって、この団体の考えに沿った国政
を行なおうとしているのだ。(**)
<近時だと、愛国心や政府のコントロールを強くした教育基本法
の改正、学習指導要領を保守的な中身に変更を行なっているし。
今は、新憲法制定のために熱心に活動をしている。>
その団体が、あの航空自衛隊TOPの田母神俊夫氏を使って、
あえて、この8月6日に講演会を行なわせているのである。(ーー゛)
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~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
mewは、いつも書くように、世の中、色々な考えがあっていい
と思っているのだが。<むしろ、色々な思想、言論ができない国
の方がアブナイと。^^;>
ただ、彼らは今回の講演会に関して、「思想や言論、集会の自由」
が云々と主張しているけど。
mewは、これは、そんな難しい憲法論的なレベルの問題として
以前に、ひとりの日本人、または、ひとりの人間としての、良心とか
思いやりや気配りとかいうレベルのココロの問題や、日本人としての
モラル、社会通念、常識の問題ではないかと思うしね。(・・)
<彼らは、日本人の伝統的精神やモラルを重んじているはずなのに。
一番、人の道から外れたことをしているんじゃないかな~?(-"-)>
しかも、多くの国民が、平和を誓い、祈る記念日に、わざわざ
「ヒロシマの平和を『疑う』」というタイトルをつけるのは、
まるで死者をムチ打つがごとく、または切り傷に塩を塗るがごとく
残酷な行為のようにも思えて。mewには、広島の被爆者や、全国
の平和を願う人たちに、あえてケンカを売っているとしか思えない
のである。(ーー゛)
もし日本会議が、本当に国民を思い、平和を願う団体なら、その
本部は今回の講演の日程を変更するように、指導すべきだと思うし。
日本会議に所属する議員、特に議員懇談会の長であった麻生首相
や自民党幹部などは、そのように働きかけてもいいのではないかと
さえ思うのに・・・。(・・)
そんなことがわからない団体&その関係議員に、日本の国政を
牛耳られて、国や国民のあり方を決められては、たまったもん
じゃない。(`´)
だから、尚更に、早く政権交代を実現したいと、早く超保守派
の議員や団体にコントロールされている自民党を、政権の座から
おろさなくてはと訴えたいと思うmewなのである。(@@)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
ただ、今日は、もう一つ、いいことがあった。
麻生首相が、広島市内のホテルで「原爆症認定集団訴訟の終結に
関する基本方針に係る確認書」に署名して、和解。裁判を終結して
国が積極的に救済策を講じる形をとったからだ。
『『麻生太郎首相と日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は6日
午前、広島市内のホテルで「原爆症認定集団訴訟の終結に関する
基本方針に係る確認書」に署名した。1審で勝訴した原告について
控訴を取り下げて原爆症と認定するほか、1審敗訴の原告は議員
立法で創設する基金で救済する。03年の提訴から6年余を迎え、
集団訴訟は原告が求めてきた「全員救済」で解決する運びとなった
が、訴訟をせず原爆症の認定を待つ被爆者の救済が今後の課題と
して残りそうだ。
首相はこの後の記者会見で「原告が高齢であり、訴訟が長年に
わたっていることなどを考慮した。司法判断を尊重して救済する
ことを決断した。合意に至ったことは誠に喜ばしい」と述べ、今後
基金の詳細を検討する考えを示した。首相は記者会見に先立ち、
被爆者代表と会って救済策を伝え、要望を聞いた。(中略)
今回の救済策の対象には、認定を待つ被爆者約7700人は
含まれていない。確認書は、訴訟の場で今後争う必要がないように
定期協議の場を設けるとしているが、協議がスムーズに進むか
どうかが焦点となる。<毎日新聞6日>』
* * * * *
実のところ、自民党&厚労省は、これまで原爆被害者に対する
施策には、あまり熱心ではなくて。
市民団体や政党で言えば、共産党、社民党、民主党左派などが、
被害者の救済のために懸命に取り組んで来たという経緯がある。
<政府自民党の中には、原爆被害者の救済活動には、原爆禁止や
反戦、護憲運動を行っている&自分たちが敵視している社共(or
サヨク)が絡んでいるという理由で、被害救済に消極的な人も
いたんだよね。(ーー゛)>
そんなこともあってか、これまで、認定を受けるに当たっては、
係官が、イヤがらせに近いような厳しい質問をしたり、イヤミを
言ったりしていたとの話もあって、つらい思いや憤りを覚えて
いた人も少なくなかったときく。(-"-)
* * * * *
だから、正直なところ、今回の署名も、あまりにも遅い判断
だったとは思うし。<ピンチの総選挙を控えていたからこそ、と
言われていたりもして。^^;>
今後、まだ認定を受けていない人、特に提訴していない人に
対する施策には、課題や問題が残っているのだけど。
それでも、何もしないよりは何倍もマシなことだし。この式典
までに(&選挙前に?)決着を、と考えて英断を下した麻生首相
の判断は評価したいと思う。(・・)
そして、本当に困っている人たちの救済には、右も左もなく、
党派がどうのとか、どっちの手柄になるからどうのとかいう
ことは考えず。
政府&国会全体で協力して、早く解決策を講じられる体制&
心構えができるといいな~と。きっと国民もそうした方が、両方
を評価するし、安心して暮らせるのにな~と思うmewなので
あった。(@@)
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広島原爆の日 広島平和宣言(全文)
8月6日10時5分配信 毎日新聞
人類絶滅兵器・原子爆弾が広島市民の上に投下されてから64年、どんな言葉を使っても言い尽くせない被爆者の苦しみは今でも続いています。64年前の放射線が未(いま)だに身体を蝕(むしば)み、64年前の記憶が昨日のことのように蘇(よみがえ)り続けるからです。
幸いなことに、被爆体験の重みは法的にも支えられています。原爆の人体への影響が未だに解明されていない事実を謙虚に受け止めた勇気ある司法判断がその好例です。日本国政府は、「黒い雨降雨地域」や海外の被爆者も含め高齢化した被爆者の実態に即した援護策を充実すると共に、今こそ省庁の壁を取り払い、「こんな思いを他の誰にもさせてはならぬ」という被爆者たちの悲願を実現するため、2020年までの核兵器廃絶運動の旗手として世界をリードすべきです。
今年4月には米国のオバマ大統領がプラハで、「核兵器を使った唯一の国として」「核兵器のない世界」実現のために努力する「道義的責任」があることを明言しました。核兵器の廃絶は、被爆者のみならず世界の大多数の市民並びに国々の声であり、その声にオバマ大統領が耳を傾けたことは、「廃絶されることにしか意味のない核兵器」の位置付けを確固たるものにしました。
それに応えて私たちには、オバマ大統領を支持し、核兵器廃絶のために活動する責任があります。この点を強調するため、世界の多数派である私たち自身を「オバマジョリティー」と呼び、力を合わせて2020年までに核兵器の廃絶を実現しようと世界に呼び掛けます。その思いは、世界的評価が益々(ますます)高まる日本国憲法に凝縮されています。
全世界からの加盟都市が3000を超えた平和市長会議では、「2020ビジョン」を具体化した「ヒロシマ・ナガサキ議定書」を、来年のNPT再検討会議で採択して貰(もら)うため全力疾走しています。採択後の筋書きは、核実験を強行した北朝鮮等、全(すべ)ての国における核兵器取得・配備の即時停止、核保有国・疑惑国等の首脳の被爆地訪問、国連軍縮特別総会の早期開催、2015年までの核兵器禁止条約締結を目指す交渉開始、そして、2020年までの全ての核兵器廃絶を想定しています。明日から長崎市で開かれる平和市長会議の総会で、さらに詳細な計画を策定します。
2020年が大切なのは、一人でも多くの被爆者と共に核兵器の廃絶される日を迎えたいからですし、また私たちの世代が核兵器を廃絶しなければ、次の世代への最低限の責任さえ果たしたことにはならないからです。
核兵器廃絶を視野に入れ積極的な活動を始めたグローバル・ゼロや核不拡散・核軍縮に関する国際委員会等、世界的影響力を持つ人々にも、2020年を目指す輪に加わって頂きたいと願っています。
対人地雷の禁止、グラミン銀行による貧困からの解放、温暖化の防止等、大多数の世界市民の意思を尊重し市民の力で問題を解決する地球規模の民主主義が今、正に発芽しつつあります。その芽を伸ばし、さらに大きな問題を解決するためには、国連の中にこれら市民の声が直接届く仕組みを創(つく)る必要があります。例えば、これまで戦争等の大きな悲劇を体験してきた都市100、そして、人口の多い都市100、計200都市からなる国連の下院を創設し、現在の国連総会を上院とすることも一案です。
被爆64周年の平和記念式典に当たり、私たちは原爆犠牲者の御霊(みたま)に心から哀悼の誠を捧(ささ)げ、長崎市と共に、また世界の多数派の市民そして国々と共に、核兵器のない世界実現のため渾身(こんしん)の力を振り絞ることをここに誓います。
最後に、英語で世界に呼び掛けます。
We have the power.We have the responsibility.And
we are the Obamajority.
Together,we can abolish
nuclear weapons.Yes,we
can.
2009年(平成21年)8月6日
広島市長 秋葉忠利
(注)英語部分の訳は次のとおりです。
私たちには力があります。私たちには責任があります。そして、私たちはオバマジョリティーです。力を合わせれば核兵器は廃絶できます。絶対にできます。