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天皇会見1ヶ月ルール騒動に思うこと(1)~羽毛田会見の不思議&保守が総攻撃開始?

最新の記事(10個)のコーナーは右欄に。
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。

 昨日、中国の習近平国家副主席が来日。今日15日に天皇陛下と
会見を行なう予定になっている。

 この天皇との会見に関して、マスコミやネットでは、かなりの
騒ぎになっていて、保守系の政治家からも批判が相次いでいる。^^;

<ちなみに、昨日、知人が「何で、天皇が中国の幹部と記者会見
をやる必要があるわけ?」と不思議そうにきいていたのだが。
(ブロガーの中にも、誤解していた人を見かけた。(~_~;)
 TVの多くは、「面会」という言葉を使っているように、ここ
にいう「会見」は、記者会見ではなく、挨拶のために天皇に会う
ことを意味している。>

 その大きなきっかけとなったのが、11日に行なわれた宮内庁の
羽毛田長官の緊急会見だ。
 羽毛田長官は、鳩山内閣が、天皇が外国の要人と会見する際の
「1ヶ月ルール」を守らず、強引に会見を決めさせたことに関して、
その経緯を細かく記者に語ると共に、苦言を呈したからだ。(・・)

* * * * *

 この1ヶ月ルールとは、天皇の公務の負担軽減のために、外国
要人と会う際には、外務省が1ヶ月前までに宮内庁に申し込む
ことを定めたもので。内閣の中での慣行or申し合わせ的な決まり
ごとなのだが。
 今回の習副主席のケースでは、外務省が最初に申し込んだのが、
約20日前の先月26日だったので、宮内庁がいったん拒否した
とのこと。ところが、今月にはいって、平野官房長官が2回に
わたって強く会見の要請を行なったため、最終的に、宮内庁も
特例を容認して、15日の会見が決まったという。<会見要旨*1>

 今回の件には、この1ヶ月ルールの性質、象徴天皇や内閣の
助言と承認のあり方、天皇の政治利用についてなど、若干、憲法
論的な問題も関わっている部分があるのだけど。
 それは、また別の機会に回すとして、まずは一般論的として、
思ったことを書いてみたい。(**)

* * * * *

先に言えば・・・mewは、今回のことは、鳩山内閣の方にも
かなり問題があるのではないかと考えている。(ーー)

 憲法論的に考えれば、この1ヶ月ルールはど~しても守ら
なくてはならないものではないと思うけど。ただ、天皇陛下の
年齢や体調を考慮して、その負担を軽減しようという方針&
このルールの趣旨は理解できるし。内閣としても、できるだけ、
それを尊重して、協力をした方がいいと思うからだ。(・・)
 
<天皇&皇太子夫妻は、外国の要人と会う時には、よりよい交流
ができるように&失礼がないように、事前に相手国や相手のこと
を、きtんと勉強されてから会うようにするなど、それなりに
準備の時間も必要だし。チョット会って挨拶だけしてくれれば
いいから、というような安易な発想で、会見を求めたとすれば、
それも問題なのではないかと思う。>

* * * * *

 その意味では、羽毛田長官が、2度とこんなことをして欲しく
はないと考えて、苦言を呈した気持ちは、わからないではない
のだけど。

 ただ、果たして、この件は、ここまで大騒ぎしたり、問題視
されるべきことかと言えば、そうであるとは思わない!(**)

 むしろ、マスコミがこの件を大きく取り上げたり、羽毛田長官
や政治家などがアレコレ言うことによって、中国側だけでなく、
誰より、天皇陛下が、心やすらかに公務ができなくなることを
懸念するところもある。(-"-)

 そして、実は、このニュースを見た時、真っ先に「あ~あ、
また、何で、ウヨ保守が喜んで攻撃しそうなことを、わざわざ
やってくれちゃったのよ~」と、ぼやいてしまったのだが。
 今回のことで、ここぞとばかりに自民党や保守勢力が、批判を
浴びせて来ていることには、辟易とさせられる部分も大きい。(-"-)

<保守勢力が、この件を利用して、鳩山内閣や小沢幹事長を
アレコレ批判するのは、逆の意味での、天皇の政治利用だと言える
面があるんだけどな~。(・・)>

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 このニュースを見て、mewが、すごく不思議に思ったことは、
何故、羽毛田長官は、11日に緊急会見を開いて、わざわざ、
公の場で、こと細かに経緯を語ったり、鳩山内閣を批判するような
発言をしたりしたのかということだった。(**)

 羽毛田長官が、この件で鳩山内閣を批判したくなる気持ちは
わからなくはないが。
 ただ、もし私が彼の立場であれば、こういう内閣の内部での
問題は、外には出さない可能性が高いと思うし。少なくとも、この
天皇&習副主席の会見が無事に終わるまでは、あえて内情や苦言を
クチにすることはしないだろう。(・・)

 だって、もし事前に、マスコミが大きく取り上げたり、政治家
などが批判したりして来ることは目に見えているし。
 そうなったら、習副主席や中国側に対してだけでなく、天皇陛下
に対しても失礼に当たるのではないかと。また、快く、スムーズに
公務を行なう手助けをすべきところが、逆にその妨げになるおそれ
があるからだ。(ーー゛)

 それに、もし批判が強ければ、相手国が不快に思って、来日や
会見をキャンセルしてしまう危険性だってあるわけで。
 下手すれば、外交関係に大きな支障が生じたり、それによって
天皇陛下や国民にマイナスの影響をもたらすおそれもあるだけに、
宮内庁長官たる立場の者は、発言内容に関して、もっと慎重を
期すべきではないだろうか?(**)

<そもそも羽毛田長官というのは、皇太子一家が皇居に行く回数
が少ないとか、陛下がストレスでどうのとか、自分では陛下を
思いやっているつもりなのかも知れないけど、何か勝手に自分の
意見を会見でクチにして、マスコミを騒がせたり、皇室を当惑
させたりすることがある人なのよね。(@@)>

* * * * *

 そして、案の定、この件に関して、特に保守系のメディアや
政治家などが、次々と批判を呈して来たのを見て、mewは、
ますますため息をつきたくなってしまった。(-"-)

 中でも超保守系の人たちにしてみれば、天皇は国体or国家元首
であるべき最重要な存在であるが。中国は敵視&嫌悪している人
が極めて多いだけに、これは格好の攻撃材料になる。^^;

 しかも、もともと超保守系の人たちは、民主党政権が、中国との
外交関係を重視していることを批判する部分が強いのだけど。
 近時は、外国人参政権への警戒感が強まっている上、たまたま、
羽毛田長官の会見が、民主党の小沢幹事長が、大訪中団と共に、
中国を訪れていた時期と重なったこともあって、まさに「ここぞ」
とばかりに、批判の矛先を向けて来た、(>_<)

 超保守派の代表格である安倍晋三元首相も、素早く反応。(・o・)
 12日には、早速、自分のメルマガに批判を載せ、14日には
安倍氏が新会長になった真・保守政策研究会をはじめとする
超保守系団体のメンバーを集めて、緊急会合を開き。さらに、記者
団の取材に応えて、次のように述べたという。

『安倍元首相は14日朝、「(民主党の)小沢幹事長、あるいは
鳩山首相が自分たちのために、国益ではなく自分たちのために、
今まで守ってきたルールを破った。天皇陛下を政治利用したと、
こう断じざるを得ない」と述べた。
 また、今回の会見は、小沢幹事長が140人以上の国会議員を
率いて中国を訪問したことと「セットだと思わざるを得ない」と
主張した。その上で、「今からでも遅くないから、中国側に会見
を取り下げてもらうべきだ」と述べた。<日テレニュース14日
より>』

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 小沢幹事長の中国訪問は、先日の記事にも書いたように、
もう20年以上も前から続いていて、16回目の訪中となる
交流事業の一環だし。
 確かに人数は多いとはいえ<自由党や民主党は、これまで、
こんなにたくさん議員数がいたことがなかったしね~^^;>、
中国側には、以前からかなりの歓待を受けているので、mewは
この件と小沢訪中は決してセットではないと思うのだけど。(~_~;)

<また、とりあえず、小沢氏自身も、鳩山首相&平野官房長官も、
習副主席の会見に関して、小沢氏の関与は否定している。>

 自民党や超保守系にしてみれば、やはり民主党政権で小沢氏の
力がジャマ&怖いことに加え、小沢氏が韓国で外国人参政権や
天皇訪韓に関して発言したことなどもあって、今回は、特に小沢氏
への攻撃を強めようとしているところがあるように見える。(・・) 

『自民党の谷垣禎一総裁は同日、談話を発表し、「小沢一郎民主党
幹事長が自己の権威を顕示する目的があったとすれば、許し難い
暴挙だ」と批判。鳩山由紀夫首相とともに責任を追及していく考え
を示した。

 また、自民党や無所属議員による神道政治連盟国会議員懇談会
(会長・安倍晋三元首相)など3団体は、国会内で共同記者会見を
開いた。真・保守政策研究会の平沼赳夫最高顧問は「小沢氏の強権
で認めたことが明らかになってきた。国民各界各層が反対を表明
しないといけない」と語った。 

 会見に先立ち、神道懇談会と同研究会は国会内で相次いで会合を
開き、内閣総辞職と陛下と習氏の会見中止を求める決議文をまと
めた。いずれの会合も約20人が出席した。<時事通信14日
より>』
 
* * * * *

 ただ、TVやmew周辺を見る限り、「強引に決めたのは、
よくないけど。そんな大きな問題ではない」という反応を示す人が
多いようにも思えたし。

 mew自身も、決して大事(おおごと)にするような問題では
ないと思っている上、ここから普天間基地移設の問題や、経済・
雇用対策の問題など大変なことがアレコレあるだけに、あまり
保守系の批判は相手にせずに、うまく流して欲しいな~と願って
いたのだけど。

 ところが、昨日、小沢幹事長が記者会見で、羽毛田長官に関して、
『何とかいう宮内庁の役人がどうのこうの言ったようだが」と、
「日本国憲法の精神・理念や民主主義を理解していない発言としか
思えない」「もしどうしても反対なら、辞表を提出したのちに言う
べきだ」と大批判を展開したようで。<TVで目撃>
 それに対して、羽毛田長官が再反論したなどという報道も出て
いたりして・・・。^^;

 何だか、この件は、まだまだ、あとを引きそうな感じがあって、
ちょっとゲンナリしつつあるmewなのだった。(@@)

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作った「【政権交代】を目指すブログ結集!」をご参照下さい。
 


 



天皇陛下と習近平・中国国家副主席の会見が決まったのを受けて記者会見した宮内庁の羽毛田信吾長官の発言要旨は次の通り。

 天皇、皇后両陛下の外国賓客へのご引見は、1カ月以上前に外務省から願い出ていただくのをルールとし、国の大小、政治的重要性によって取り扱いに差をつけず実施してきた。特に2004年以降は、陛下がその前年に前立腺がんの摘出手術を受けられたため、ご負担、ご年齢を考慮しルールを厳格に守ってきた。

 習氏の来日で外務省から宮内庁式部職に、11月26日に内々に打診があった。1カ月を切った申し出は応じかねると答えた。その後官房長官から12月7日に「ルールは理解するが、日中関係の重要性にかんがみ、内閣としてはぜひお願いしたい」と電話があり「政府内で重視されてきたルール。尊重されるべきだ」と申し上げた。

 10日に官房長官から「総理の指示を受けての要請だ」と再度電話があった。宮内庁も内閣の一翼を占める政府機関である以上、直接の上司に当たる官房長官の指示に従うべきなので、誠に心苦しい思いで陛下にお願いした。二度とこういうことがあってほしくないというのが切なる願いだ。

 ―1カ月前までに申請するルールの意味は。

 日にちが迫って新たに日程を入れれば調整に支障が出る。宮内庁が勝手に決めたのではなく外務省と相談して決め、1995年に文書化した。1カ月という期間の是非を議論しても意味がない。大事なのは政府でこのルールを守ってきたこと。それなのに「中国は大事だから、政治的に重要だから会見を」という論理はつらいところだ。

 ―今回の会見設定とルールとの整合性はどう考えるか。

 残念なことをせざるを得なくなった。単なる事務ルールのことではない。陛下の役割は国の外交とは違う。国と国の間に政治的懸案があれば陛下を打開策に、となれば憲法上の陛下のなさりようが大きく狂うことになる。

 ―陛下の政治利用につながるという懸念がある。

 大きく言えばそうでしょう。その意見に対して「何を言ってるんだ」とは言いにくいし、つらい。苦渋の思いだ。陛下の国際親善は政治的な重要性や判断を超えたところにある。天皇陛下の役割について非常に懸念することになるのではないか。政治的判断としてお願いするのはどうなのか。

<共同通信12日>
by mew-run7 | 2009-12-15 06:59 | 民主党~立民党に関して

by mew-run7