民主党・生方副幹事長を解任は、どっちもどっちの困った問題+ドーハの歓喜?
2010年 03月 19日
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
昨夜、ドーハで開催されていたワシントン条約締約国会議の
委員会で、大西洋・地中海クロマグロの国際取引を全面禁止する
提案が否決されて、赤松農水大臣はほっと一息というところだった
のではないだろうか?(・・)
<日本政府が、珍しく(?)しっかり根回しをして、無記名投票
にも持ち込んで、成功したことを評価する声もかなりあるようだ。>
mew個人は、正直なところ、そこまで「クロマグロ」に固執
しているわけではないのだけど。
何か欧米の感覚や意向が主体になる感じで、他国の漁獲量や取引、
ひいては食べるものが大きく影響を受けるのはいかがなものかと
疑問を覚えているとこがあるので、その点はよかったかな~と。
<中東やアフリカ諸国が、反対や棄権に回ったようだけど。やはり
欧米に対する反発心があったのではないかしらん?(・・)>
しかも、会議がドーハで行なわれているということで、サッカー
ファンとしては、ついつい、あの「ドーハの悲劇」を思い出して、
不安な気分になってしまっていたのだけど。
今回は、<ロスタイムに?>大逆転が達成できたようで、マグロ
ファンにとっては「ドーハの歓喜」になるのかも知れない!?(@@)
* * * * *
さて、昨日は、政治の世界では、民主党ファン(?)にとって、
「あちゃ~」と思うような出来事があった。(>_<)
小沢批判を行なっていた生方副幹事長が、執行部から解任された
のである。^^;
先に書いておくなら、どうも、これは小沢幹事長の意向では
なくて、高嶋筆頭副幹事長が主導して決めたことのようなのだ。
『高嶋氏は会談後、生方氏以外の副幹事長を集め、副幹事長会議と
して交代を求める方針を確認。小沢氏と電話で対応を協議した。
小沢氏は「そこまでする必要はないのではないか」と語ったが、
高嶋氏が説得したという。<読売新聞18日より>』
『高嶋氏は生方氏を除く副幹事長約10人で対応を協議し、小沢氏
に電話で生方氏を解任する方針を伝えた。高嶋氏によると、小沢氏
は「何とか円満にできないのか」と語ったが、後任に辻恵衆院議員
を充てる方針を伝えると、「残念だ」とだけ答えたという。<朝日
新聞18日より>』
ただし、鳩山首相は、今回の処分に理解を示したようだ。
『18日夜、首相官邸で記者団に「言論を封じるという話とは
レベルが違う。党の中で話をせず、メディアに(批判を)するのが
潔いのかという議論だ」と、小沢氏の判断を擁護した。<毎日新聞
18日より>』
* * * * *
mewは、この件は、どっちもどっちみたいに思うところも
あるし。
本当は、今後の党内外の反小沢派の反発を強めてしまうことを
考えると、解任までしなくてよかったかな~と思う部分もあるの
だけどね。<小沢幹事長もそれを懸念したのでは?(・・)>
案の定、解任とかすると、マスコミが「粛清」とか書いて、
また小沢独裁とか、小沢&民主党の批判を強めるわけで。そういう
のを見ると、「何だかな~」という感じになっちゃうしね~。^^;
それに、これも案の定、いわゆる反小沢派の議員が、次々と
この件に関する批判の声をあげ始めているので、ますますブル~に
なってしまうところがある。(ーー)
『野田佳彦財務副大臣は18日の記者会見で「耳に痛い話をした人
が辞任を迫られるというのは極めてよろしくない」と指摘。
枝野幸男行政刷新相は会見で「生方さんが最近、何か問題のある
ようなことをおっしゃったとは認識していない」と語った。
安住淳・衆院安全保障委員長も記者団に「反応が異様だ。理解に
苦しむ」と批判。渡部恒三・前最高顧問は「政治家が自由にモノを
言えないならヒトラーの時代に戻ったことになる。大政翼賛会の
戦争中だってまだ自由にモノを言えた」と語った。
小沢氏に近いベテラン議員も「生方氏の言ってることに賛同する
声もあるわけだから、もっとうまく処理しないといけない」と指摘
した。<朝日新聞18日より>』
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ただ、この件でナーバスになった高嶋氏の気持ちもわからない
ではない。(-"-)
生方氏は、今、副幹事長という党の執行部の要職にあって、一応、
小沢幹事長が率いる党執行部を支えて、党内の議員たちをまとめて
行くべき立場にある。
でも、生方氏は、今月初めに作られた、党内の小沢執行部の
やり方に不満を持つ議員たちの会合で、リーダー格を務めて
いたし。<詳細は後述>
それに、mewも、生方氏が産経新聞17日のインタービュー
記事に出ていたのを見た時には、「おいおい」っと。「身内が、
そこまで足を引っ張って、どうする?」ってツッコミたくなって
いたりしたし。(~_~;) <コチラに、その記事が。>
そして、党として、参院選は小沢体制で行こうと決めていたり、
小沢独裁ではないと否定したりしているのに、「小沢氏は不起訴
になったけど、シロじゃない。やめて当たり前」とか、「中央集権
で、権限と財源をどなたか一人が握っている」とか、マスコミや
野党の批判を後押しするような発言をしていたのである。^^;
<しかも、今朝も早速「朝スバッ」に出て、周囲の反小沢派と一緒
になって、小沢氏や党の問題点をアピールしてるし~。(ーー)>
『「事実がないのに、外部に言うのはおかしい」。18日、高嶋氏
は党本部に生方氏を呼び、辞任を迫った。生方氏がインタビュー
などで「民主党は中央集権。権限と財源をどなたか一人が握って
いる」と暗に小沢氏を批判していたことを責めた。
だが、生方氏は「言論の自由がないと言われる」と拒否し、逆に
「党内には秘書が3人も逮捕されても何にもならない人がいるのに、
何で私が役職を解かれるのか」と改めて小沢氏を批判した。<朝日
新聞18日より>』
『高嶋良充筆頭副幹事長は18日、生方氏を党本部に呼んで
副幹事長を辞任するよう求めたが、生方氏は「普通のことを
しゃべっているのに辞めろというのは、党内に言論の自由がない
ということだ。情けない」と反発。高嶋氏は「議論する場が
いっぱいある。なぜそこで言わないのか」と指摘したが、生方氏
は「(処分するなら)正式に倫理委員会にかけてください」と
求め、平行線に終わった。<読売新聞18日より>』
こんな経緯があって、結局は解任になってしまったのだが。
まあ、鳩山氏高嶋氏らの言うように、党内でやるならともかく、
わざわざ外部で批判アピールをするのは、少なくとも執行部の一員
として、望ましい行動だとは言えないだろう。(-"-)
<自民党の園田氏も、与謝野氏の側近として、執行部を批判する
ことになったので、先週、自ら、副幹事長をやめたもんね~。>
* * * * *
いや~、それにしても民主党の議員っていうのは、何で、せめて
あと少し・・・参院選までの間だけでも、賢く、オトナになって、
大人しくしていられないのだろうか?(・・)
まだ、政権をとってから半年しか立っていなくて、新しい体制を
作っている最中なのだし。景気低迷と政治とカネ問題の逆風の中、
参院選も控えていることだし。今は党が一丸となって、一つ一つの
政策を実現をして行って、もう一度、党への期待や支持を取り戻さ
なければいけない時期なのに・・・。
そして、折角、自民党がドタバタし始めて、放っておいても、
自滅しそうな感じになっているだけに。ここは、先に党の結束を
固めることができた方が、断然、優勢になると思うのに。
こんなことをやってたら、アンチ小沢&民主党の政党やマスコミ
や官僚を喜ばせるだけじゃないね~。(ーー゛)
でも、これから、民主党が政権与党と長くやって行くためには、
もう少し党内のあり方というものを、考えて行かなければならない
のかも知れないと思うmewなのだった。
<時間がないので、また、ハンパで申し訳ないのだけど・・・
・・・つづく>
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『 民主党は18日、執行部にいながら小沢一郎幹事長の批判を繰り返しているとして、生方幸夫(うぶかた・ゆきお)副幹事長の解任を決めた。高嶋良充(たかしま・よしみつ)筆頭副幹事長が自発的な辞任を求めたが、生方氏は「辞める理由はまったくない」と拒否した。生方氏の処遇については、党内の非小沢氏系の議員を中心に反発する声が出ている。
高嶋、生方両氏は同日、党本部で会談。報道機関のインタビューで政治資金問題をめぐる小沢氏の対応を批判している生方氏に対し、高嶋氏は「副幹事長でありながら、外に向かって執行部批判をするのはおかしい」と辞任を求めた。
しかし、生方氏は「3人も秘書が逮捕されて何もされない方がいるのに、なぜ私が役職を解かれなければならないのか」。元秘書を含め3人が逮捕された小沢氏を念頭に反論し、辞任要求を拒否した。高嶋氏は生方氏を除く副幹事長約10人で対応を協議し、小沢氏に電話で生方氏を解任する方針を伝えた。高嶋氏によると、小沢氏は「何とか円満にできないのか」と語ったが、後任に辻恵衆院議員を充てる方針を伝えると、「残念だ」とだけ答えたという。
一方、党内では小沢氏に批判的な議員から、生方氏を擁護する声が相次いだ。
野田佳彦財務副大臣は18日の記者会見で「耳に痛い話をした人が辞任を迫られるというのは極めてよろしくない」と指摘。枝野幸男行政刷新相は会見で「生方さんが最近、何か問題のあるようなことをおっしゃったとは認識していない」と語った。安住淳・衆院安全保障委員長も記者団に「反応が異様だ。理解に苦しむ」と批判。渡部恒三・前最高顧問は「政治家が自由にモノを言えないならヒトラーの時代に戻ったことになる。大政翼賛会の戦争中だってまだ自由にモノを言えた」と語った。小沢氏に近いベテラン議員も「生方氏の言ってることに賛同する声もあるわけだから、もっとうまく処理しないといけない」と指摘した。
鳩山由紀夫首相は同日夜、記者団に「執行部に対する批判はあってもいいが、それは党の中でしっかりとなされればいい話で、メディアに向かってされるのが果たして潔いのか」と高嶋氏らの判断を支持した。そのうえで「今、大事なことは、党としてしっかりまとまって行動することだ」と語った。 <朝日新聞18日>』
『 民主党の小沢幹事長を批判した生方幸夫副幹事長が18日、解任に追い込まれたことは、結束を乱す不満分子は許さないという同党執行部の強権的な姿勢を強く印象づけた。
鳩山首相が「民主党らしさ」をキーワードに政権浮揚を図ろうとしていた中での解任劇に、党内からは「言論の自由もない」と批判の声が上がっている。
生方氏の解任について鳩山首相は18日夜、記者団から「言論の自由を封じる形は民主党らしくないとの声がある」と問われると、「レベルが違う議論だ。執行部に対する批判はあっていい。ただ、党の中では一切話をしないで、メディアに向かってされることは潔いのかどうかという議論だ」と述べ、党の対応に理解を示した。
生方氏は衆院千葉6区選出で当選4回。読売新聞記者出身で、経済評論家として著書も多い。党内では横路衆院議長に近い。問題とされたのは、17日付産経新聞のインタビューで、生方氏が党運営を中央集権的と批判し、「鳩山さんは小沢さんを呼んできちんと注意してほしい」などと求めたことだった。
高嶋良充筆頭副幹事長は18日、生方氏を党本部に呼んで副幹事長を辞任するよう求めたが、生方氏は「普通のことをしゃべっているのに辞めろというのは、党内に言論の自由がないということだ。情けない」と反発。高嶋氏は「議論する場がいっぱいある。なぜそこで言わないのか」と指摘したが、生方氏は「(処分するなら)正式に倫理委員会にかけてください」と求め、平行線に終わった。
高嶋氏は会談後、生方氏以外の副幹事長を集め、副幹事長会議として交代を求める方針を確認。小沢氏と電話で対応を協議した。小沢氏は「そこまでする必要はないのではないか」と語ったが、高嶋氏が説得したという。
高嶋氏は記者団に「放置しておくと党の求心力や他の議員の意欲がそがれる。解任ではなく、役職の交代だ」と強調した。
高嶋氏の強硬姿勢の背景について「生方氏が呼びかけた政調復活を求める会合に41人が集まったことで、党運営批判の高まりに焦りを感じたのではないか」との見方がある。生方氏の行動について、輿石東参院議員会長が「幹事長室にいる人が、いかがなものか」と批判するなど党執行部としては、災いの芽を早めに摘もうとする姿勢が見られた。
小沢氏に距離を置く議員からは公然と批判の声が上がっている。
枝野行政刷新相は18日の記者会見で「生方氏が何か問題のあるようなことを言ったことが最近あるとは認識していない」と語った。野田佳彦財務副大臣も記者会見で「耳に痛い話をした人が辞表を迫られるのは極めてよろしくない。もっと自由闊達(かったつ)に感想や意見を述べてしかるべきで、闊達に意見を言う文化を持ってきたのが民主党の魅力だった」と党の対応に疑問を呈した。若手衆院議員は「これでは北朝鮮と同じだ。言論封殺の党と思われる」と語った。
民主党の規約では、副幹事長は幹事長が選任すると規定されているが、解任などの手続きは明記されていない。生方氏は18日夜、党の対応について「幹事長を批判したから更迭というのは民主主義の原則を無視した行為で、国民は納得しない。副幹事長交代は承服しておらず、異議を申し立てたい」と語った。小沢氏の進退についても「国民が納得しなければ、幹事長を辞めるのが当たり前だというのが党内の多数派だ」と指摘した。<読売新聞19日>